JPH068927U - 絹織物製眼鏡拭き - Google Patents

絹織物製眼鏡拭き

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Publication number
JPH068927U
JPH068927U JP5761992U JP5761992U JPH068927U JP H068927 U JPH068927 U JP H068927U JP 5761992 U JP5761992 U JP 5761992U JP 5761992 U JP5761992 U JP 5761992U JP H068927 U JPH068927 U JP H068927U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
silk
yarn
eyeglass
cloth
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Pending
Application number
JP5761992U
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English (en)
Inventor
国博 山上
Original Assignee
国博 山上
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Publication date
Application filed by 国博 山上 filed Critical 国博 山上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファッション化したハンカチーフ様の美麗な
絹織物製の眼鏡拭きを提供することを目的とする。 【構成】 絹織物の織布を作るに際して、経糸又は緯糸
の何れか一方に弱撚糸を又他方に強撚糸を使用しその配
列密度を変化させて製織し、而る後精錬加工処理を施し
て縮み量を増大させて単位面積当たりの表面積と凹凸を
大きくした織布とすることによって眼鏡の表面の汚れを
拭き取る効果を高めたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、眼鏡拭き特にファッション性を具備したハンカチーフ様の絹織物製 眼鏡拭きに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の眼鏡拭きとしては、例えば眼鏡ケース内に眼鏡と共に収納される 布綿様のものとして、1)ビロ−ド地からなるもの、2)スポンジ状極細織維布 からなるもの等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の眼鏡拭きは、表面積の大きな布綿よりなっているので成程レン ズの表面の汚れを拭きとる点では効果を具備するものであるが、手の油、汗等に よる汚れを拭きとるものにつれ、それらの汚れが貯蔵されるとべとつきが生じ、 又湿った状態となる等の欠点がある。又これらの眼鏡拭きは眼鏡ケースの付属品 としてケースと一緒に携帯されており、最近の小物類のファッション化という高 級志向のニーズにそぐはないものとなっている。そこで本考案者は眼鏡拭きのフ ァッション化について種々研究工夫を重ねた結果、単位平面当たりの表面積が大 きく且つ風合に優れた絹織物の布綿、例えばちりめんを用いれば、これらのニー ズに応じられることを知り、本考案を完了するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、任意の組織、例えば平織、朱子織等からなる絹織物において、その 組織を構成する経糸又は緯糸の何れか一方に弱撚糸を使用し、他方に強撚糸を使 用し、その配列密度を変化させて製織したものを強精錬加工を施して縮み量を増 大させてなる布綿とし、この布綿を使用することを特徴とする絹織物製の眼鏡拭 きである。
【0005】 以下図面を示しながら本考案を詳細に説明する。図1は本考案の一実施態様を 示すもので絹織物が平織の組織からなるものである。1は経糸であり矢印の方向 は糸の長さ方向を示す。2は緯糸であり同じく矢印の方向はその糸の長さ方向で ある。該図1に示した平織的組織を側面からみると図2に示すような組織となる 即ちこの場合は、経糸1に対して緯糸2が配列密度を変化させて製織された構成 よりなっている。ここで使用する経糸1としては通常10cm当たり200〜3 00回程度の撚り回数からなる弱撚糸を使用し、一方緯糸2は同じく2000〜 3000回程度の強撚糸を使用する。
【0006】 従ってこのような構成からなる織布を精錬加工すれば、図3に示すように経糸 と緯糸の撚り回数の差異によって精錬後の縮み量に大きな変化が生じ、それによ って織布の表面が糸のよじれによって大きな凹凸面を形成し、従来の絹織物より は一段と単位面積当たりの表面積の大きな織布が得られるものである。
【0007】 又図4、図5に示すように通称朱子地と称する織布に適用した場合、経糸10 と緯糸20の交差が平織の場合よりも複雑となって、織布を精錬加工すれば図6 に示すように、更に一段と変化に富んだ縮みに伴う凹凸表面を形成し、それによ って更に凹凸表面積の大きな織布が得られることになる。
【0008】 このようにして得られた単位面積当たりの表面積の大きな絹の織布を任意に縫 製してハンカチーフ様とすることにより本考案による絹織物眼鏡拭きとなる。
【0009】 以下に実施例を示すが、本考案はこれらの実施例のみに限定を受けるものでは ない。
【0010】 実施例1.平織組織からなる絹織物において、経糸として太さ27デニール の3本合わせ絹糸の撚り回数2800回/10cmの強撚糸を使用し、糸数48 00本として92cm巾にセット、又緯糸として太さ27デニールの3本合わせ 絹糸の撚り回数200回/10cmの弱撚糸を使用し、打ち込み120/曲寸に よって織布を形成した後、強精錬加工を5時間行って風合のよい且つ縮みの量の 大きな絹布を得、これを縫製加工してハンカチーフ状の絹織物製眼鏡拭きを得た 。
【0011】 実施例2.朱子地を構成する絹織物において、経糸として太さ27デニールの 3本合わせ絹糸の撚り回数200回/10cmの弱撚糸を使用し、糸数4800 本として92cm巾にセット、又緯糸として太さ27デニールの3本合わせ絹糸 の撚り回数2800回/10cmの強撚糸を使用し、打ち込み140/曲寸によ って織布を形成した後、実施例1と同様にして一段と縮みの量の大きい織布から なる絹織物製眼鏡拭きを得た。
【0012】
【作用】
本考案によって得た織布を例えばハンカチーフに加工する場合、染色加工を施 すことがあるが、この場合は通常の絹の染着処理を施せばよく、絹布を織るに先 だって先染め糸や後染め糸を組合せ使用することにより、各種の光沢、色調のも のも得られる。
【0013】
【考案の効果】
本考案による絹織物製眼鏡拭きは、使用する織布が、その単位面積当たりの表 面積が極めて大きな凹凸に富んだものであるので、眼鏡レンズ表面の汚れを拭き とる効果は抜群で寿命も永く、又ハンカチーフ状の形をしているためファッショ ン性も具備した美麗な製品として、眼鏡拭きとしては勿論、ハンカチーフとして も兼用できる便利なものでありその利用価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に使用する絹織物の平織物の場合の平面
組織説明図である。
【図2】図1の断面説明図である。
【図3】図1及び2に示した織布を精錬加工した後の拡
大断面説明図である。
【図4】本考案に使用する絹織物の別の実施態様である
朱子地織物の場合の平面組織説明図である。
【図5】図4の断面説明図である。
【図6】図4及び図5に示した織布を精錬加工した後の
拡大断面説明図である。
【符号の説明】
1.経糸 2.緯糸 10経糸 20緯糸

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の組織からなる絹織物において、経糸
    又は緯糸の何れか一方に弱撚糸を、他方に強撚糸を使用
    し、製織後強精錬加工を施して縮み量を増大させてなる
    布綿を用いることを特徴とする絹織物製眼鏡拭き。
  2. 【請求項2】 請求項1の任意の組織からなる絹織物が
    平織物からなり且つ緯糸の配列の密度変化させた組織か
    らなるものであることを特徴とする請求項1の絹織物製
    眼鏡拭き。
  3. 【請求項3】 請求項1の任意の組織からなる絹織物が
    朱子地を構成するものであることを特徴とする請求項1
    の絹織物製眼鏡拭き。
  4. 【請求項4】 請求項1の布綿を、任意の図柄に着色を
    施し、裁断、縫製してハンカチーフとしたことを特徴と
    する請求項1の絹織物製眼鏡拭き。
JP5761992U 1992-07-06 1992-07-06 絹織物製眼鏡拭き Pending JPH068927U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180077996A (ko) * 2016-12-29 2018-07-09 경북대학교 산학협력단 주름 문양의 탄력성이 있는 실크 직물 및 그의 제조방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180077996A (ko) * 2016-12-29 2018-07-09 경북대학교 산학협력단 주름 문양의 탄력성이 있는 실크 직물 및 그의 제조방법

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