JPH068886A - 短縮自在の脚部を有する起立自在の着陸装置 - Google Patents

短縮自在の脚部を有する起立自在の着陸装置

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JPH068886A
JPH068886A JP5050418A JP5041893A JPH068886A JP H068886 A JPH068886 A JP H068886A JP 5050418 A JP5050418 A JP 5050418A JP 5041893 A JP5041893 A JP 5041893A JP H068886 A JPH068886 A JP H068886A
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JP
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landing gear
arm
shock absorber
strut
legs
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Application number
JP5050418A
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English (en)
Inventor
Daniel Robin
ロビン ダニエル
Alain Poiret
ポアレ アレン
Pierre Woerner
ベルナール ピエール
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Safran Landing Systems SAS
Original Assignee
Messier Bugatti SA
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C25/00Alighting gear
    • B64C25/02Undercarriages
    • B64C25/08Undercarriages non-fixed, e.g. jettisonable
    • B64C25/10Undercarriages non-fixed, e.g. jettisonable retractable, foldable, or the like
    • B64C25/18Operating mechanisms
    • B64C25/20Operating mechanisms mechanical

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スレッシュホールドを有する弾力性連結ロッ
ドの故障時において安全に作動し得る短縮自在な脚部を
有する起立自在の着陸装置を実現する。 【構成】 連鎖230は、整列を形成する2つのアーム
240,250を含み、第1のアーム240は、飛行機
構造に一体的な固定カム260とその自由端部246が
協働し得る側部付属体245を有し、且つショックアブ
ソーバ205のプランジャロッド上にヒンジ結合され、
第2のアーム250は、ストラット203にヒンジ結合
され、レバー251は、スレッシュホールド連結ロッド
225に連結され且つ該第2アーム250と共に回転す
るように強制され、該側部付属体及び該固定カムは、シ
ョックアブソーバが延長されること及び該ショックアブ
ソーバが着陸装置下降位置でロックされることを保証す
るために緊急時に作動するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機用着陸装置に関
し、更に詳細には、短縮自在な脚部を有するタイプの着
陸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飛行機の構造にヒンジ結合された脚部を
有する短縮自在の起立自在の着陸装置が公知であり、該
脚部は、主としてスライディングロッド及びショックア
ブソーバプランジャロッドによって構成されるショック
アブソーバを収容するストラット、並びに、該プランジ
ャロッドをストラットに連結する連鎖により、脚部が起
こされる間はショックアブソーバを引くように且つ脚部
が下げられる間はショックアブソーバを押すように飛行
機構造に固定されると共にスレッシュホールドを有する
弾力性連結ロッドの制御の下で構築される。
【0003】このような構造は、着陸装置上昇位置にお
いて短く且つ着陸装置下降位置において長いような着陸
装置を得ることを可能にする(従って、飛行機の関連す
るハウジングの内部に着陸装置を組み込むことを可能に
する)。同一の結果を得る別の可能なアプローチは、飛
行機が地上で静止している間にその静止負荷に等しい力
を出し得る、従ってスライディングロッドに対してショ
ックアブソーバのストラットを起こし得るような構造の
大規模な着陸装置を用いることにある。
【0004】本発明によって採用されるアプローチであ
る第1のアプローチは、短縮自在の脚部を有する上記タ
イプの着陸装置を用いることにあり、連鎖は、車輪が地
上に接触する前において着陸装置が下げられる間に脚部
を長くするように構成される。長くすることは、パイロ
ットが伸縮自在の着陸装置と対照的に機構を操作するこ
とを要求されないような構造によって本質的に制御され
る。
【0005】図7及び8は、上記定義に従う、短縮自在
の脚部を有する従来の着陸装置を示す。従って、図7の
軸方向部分は、飛行機の構造に対して軸102の周りで
ヒンジ結合された脚部101を有する起立自在の着陸装
置100を示し、この着陸装置100は、ストラットの
軸線Xの周りに同軸的に配置された(ショックアブソー
バ)プランジャロッド105と嵌合されたスライディン
グロッド104及びストラット103を包含する。スト
ラット103の上部は、車輪を操縦するための2つのア
クチュエータ107にヒンジ結合されたフォーク106
を有し、該アクチュエータのロッドは、ストラットと同
軸的なロータリースリーブ109に連結されている。ス
ライディングロッド104の下部は、(軸109によっ
て独占的に示された)一連の車輪を支持し、それは、2
つのアーム110及び111を有するはさみ形式の連鎖
によってストラット103に連結されている。スライデ
ィングロッド104は、ダイアフラムを介してプランジ
ャロッド105の内側の上部液圧チャンバ114と連通
する下部液圧チャンバ113を画成する中間の仕切りを
構成する横断壁を有する。プランジャロッド105の下
部は、(上記ダイアフラムの機能を奏するために)穴1
16が適合された端部115を有し、また、その中央を
貫通するスライディングロッド104の仕切り112に
取着されたロッド117を有する。プランジャロッド1
05及びスライディングロッド104にそれぞれ取着さ
れた対応するヘリカルカムのシステム118は、特に角
度的な配置関係にある割り込み及び再中心出しを提供す
る。
【0006】連鎖130は、着陸装置の脚部が起こされ
る間におけるプランジャロッド105が(脚部のヒンジ
軸に向かって)引かれる時にそれを圧縮することなくシ
ョックアブソーバを引くのに役立つか、あるいは、図7
に示された位置によって代表されるような(着陸装置の
脚部が降ろされる間における)該連鎖によってプランジ
ャロッド105が再度押圧される間に脚部を短くするの
に役立つ。プランジャロッド105は、ストラット10
3の上部部分に形成された支持部119を摺動し、その
上端部120は、連鎖130に連結されている。
【0007】連鎖130は、その下端部が、プランジャ
ロッド105にヒンジ結合され、その上端部が、ガセッ
トプレート124によってストラットに支持されたピン
にそれ自体が123でヒンジ結合されているレバー12
2の一端にヒンジ結合されているアーム121を有す
る。レバー122の他端は、飛行機の構造126にヒン
ジ結合されているスレッシュホールド(『スプリングロ
ッド』)125を有する弾力性連結ロッドにヒンジ結合
されている。連鎖130のロック位置は、僅かに整列し
ていないが着陸装置の起立時に近付く側から死点を僅か
に越えるような、(アーム121と関係するラグ127
によって)2つの整列アームを当接位置に保持するスレ
ッシュホールドを有する弾力性連結ロッド125によっ
て提供される。
【0008】図8は、拡大されており、上記着陸装置1
00の上部を示し、特にそれは、着陸装置下降で長くさ
れる脚部に対応する位置を示す連続線と、連鎖に本質的
であるように着陸装置上昇で短くされる脚部に対応する
位置を示す点線とを用いて、を示している。得られる長
くするストローク又は短くするストロークは、cで示さ
れる。
【0009】そのような着陸装置は、正常な作動状態の
下で十分な満足を与える。しかしながら、もしスレッシ
ュホールドを有する弾力性連続ロッドが失敗すると、正
常な作動が影響される。もし、着陸装置が上昇位置にあ
る間、あるいはそれが下降されている間に連結ロッドが
破損すると、着陸装置の下降は、脚部が正常に長くなら
ないように影響される。更に、着陸装置下降位置におい
て、連鎖の整列の実際的なロックは無く、該整列は、車
輪が地上に接触する時の、垂直に着陸装置を破壊させる
ような衝撃に基づき、破壊し得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は特に、スレッ
シュホールドを有する弾力性連結ロッドの故障時におい
て安全に作動し得る短縮自在な脚部を有する着陸装置を
設計することによって問題を解決することを探求する。
従って、本発明は、構造が上記欠点を避けるようなもの
であり、特に破損するスレッシュホールドを有する弾力
性連結ロッドの事情に対処し得るものである、短縮自在
な脚部を有する着陸装置を提供することを探求する。
【0011】
【課題を解決するための手段】更に詳細には、本発明
は、飛行機構造にヒンジ結合された脚部を含む、短縮自
在の脚部を有する起立自在の着陸装置であって、該脚部
は、主としてスライディングロッド及びショックアブソ
ーバプランジャロッドによって構成されるショックアブ
ソーバを収容するストラット、並びに、該プランジャロ
ッドをストラットに連結する連鎖により、脚部が起こさ
れる間はショックアブソーバを引くように且つ脚部が下
げられる間はショックアブソーバを押すように、飛行機
構造に固定されると共にスレッシュホールドを有する弾
力性連結ロッドの制御の下で構築される着陸装置におい
て、連鎖は、整列を形成する2つのアームを含み、第1
のアームは、飛行機構造に一体的な固定カムとその自由
端部が協働し得る側部付属体を有し、且つショックアブ
ソーバのプランジャロッド上にヒンジ結合され、第2の
アームは、ストラットにヒンジ結合され、レバーは、ス
レッシュホールド連結ロッドに連結され且つ該第2アー
ムと共に回転するように強制され、該側部付属体及び該
固定カムは、ショックアブソーバが延長されること及び
該ショックアブソーバが着陸装置下降位置でロックされ
ることを保証するために緊急時に作動するように構成さ
れていることを特徴とする着陸装置を提供する。
【0012】特定の実施態様においては、上記第1アー
ムの側部付属体は、2つのアームの間のヒンジ部分の近
傍に配置され、上記側部付属体は、第1アームの一般的
方向に実質的に垂直な方向に、2つのアームによって形
成される整列面に延びる。有益的には、上記第1アーム
の側部付属体の自由端部は、緊急作動中に固定カムを超
過する車輪を具備する。
【0013】別の特定の実施態様においては、固定カム
は、ショックアブソーバが延長され始めるのを保証する
のに役立つ第1の部分と、地上に接触する着陸装置の下
降位置のショックアブソーバをロックするための実際的
な当接・係合を形成する第2の部分、とを連続的に有す
る。特に、上記固定カムの第1部分は、通常凹形状を有
し、他方、該カムの第2部分は、通常凸形状を有する。
【0014】別の可能的な特徴によれば、上記第2アー
ム及びそれに連結されているレバーは、該ストラット上
のヒンジ部分と関係するストラット側部付属体の反対側
に配置されている。特に、上記第2アーム及び関係する
レバーは共に、それらのヒンジ軸線の同一側から延びて
いる。
【0015】
【実施例】本発明の上記又は他の特徴及び利点は、図1
乃至図6に関連して記載される、本発明の実施例に関係
する添付図面及び以下の記載によって明確になろう。図
1及び2は、着陸装置下降位置の本発明の短縮自在な着
陸装置200を示し、図面は、該着陸装置の上部に限定
されず、その下部が図7及び8に関して上述された着陸
装置100の下部と同様であり得るか又は類似であり得
る、ということが理解されよう。
【0016】飛行機の構造Sに対して軸線202の周り
にヒンジ結合された脚部201を示している。脚部20
1は、ショックアブソーバプランジャロッド205及び
(それらの図面に描かれない)スライディングロッドを
主として有するショックアブソーバを収容するストラッ
ト203によって構成されている。プランジャロッド2
05は、ストラット203に取着された支持部219に
スライドし、この場合においては、該支持部は、図3に
示され得るように、締結ピン219.1によってストラ
ットに設けられる。ショックアブソーバストラット20
3は、アーム203.1によって上方側に延び、アーム
203.1は、伝統的構造を採用する、着陸装置脚部の
ヒンジ軸線202と関係するヒンジ部で終端する。
【0017】本発明の本質的な態様に従い、着陸装置2
00は、整列を形成する2つのアーム240,250に
よって構成される連鎖230を含み、飛行機構造Sに取
着された固定カム260とその自由端部246が協働し
得る側部付属体245を有し且つショックアブソーバ2
05のプランジャロッド上にヒンジ結合された第1のア
ーム240と、ストラット203上にヒンジ結合された
第2のアーム250、とから成り、レバー251は、ス
レッシュホールド連結ロッド225に連結され且つ第2
アーム250と共に回転するように強制され、側部付属
体245及び固定カム260は、図3から図6に関して
より詳細に後述されるように、着陸装置の下降時にショ
ックアブソーバが延長され且つ延長位置でロックされる
ことを保証することによって緊急時に安全を提供するよ
うに構成されている。第1アーム240は、この場合に
プランジャロッド上の2つの付属物243の間に保持さ
れる、プランジャロッド205に対して242でその下
端部がヒンジ結合される整列アーム241を含む。この
整列アーム241は、244で第2アーム250とヒン
ジ結合され、該整列アーム241の上端部は、この場
合、該第2アーム250の2つの下部付属物255の間
に受容される。整列の第2アーム250は、ストラット
203の2つの関係する付属物224上に223でヒン
ジ結合される。
【0018】第2アーム250及びそれに連結されたレ
バー251は、その形状が当然には本質的でないが、特
にコンパクトである構造を得ることを可能ならしめる、
それらのヒンジ部223の同一側から延びる、ストラッ
ト203の付属物224の1つの両側に、この場合は、
配置される(図7及び図8に示された従来の着陸装置の
それと類似の構造を用いることは、可能であろう)。レ
バー251の自由端部は、スレッシュホールド連結ロッ
ド225の端部253の1つを受容する2つの枝部25
2によって終端する。スレッシュホールドを有する弾力
性連結ロッド225の他端部は、226で飛行機構造に
ヒンジ結合されている。スレッシュホールドロッド22
5は、図3において点線のみで示され、簡明さのため
に、本発明の短縮自在脚部の着陸装置の関連する3つの
位置を示す図4から図6は、スレッシュホールド連結ロ
ッド及び関係するレバーを示していない、ということが
理解されるべきである。
【0019】第1アーム240の側部付属体245は、
整列の2つのアーム240及び250の間のヒンジ部2
44の近傍に、この場合は、配置されるが、通常それは
1つの特別な態様にすぎない。より詳細には、側部付属
体245は、(平面Pは、図2でより明瞭に視認され
る)2つのアーム240及び250によって形成される
整列の面に延び、また、それは、図3から図6により明
瞭に理解され得るように、第1アーム240の一般的方
向に実質的に垂直な方向に延びている。上記付属物25
5は、面Pの側部付属体の方向を決定し、これにより、
該付属体の端部は、固定カム260に対して常に適当に
位置決めされる。従って、第1アーム240は、クラン
クレバーの形状を有し、脚部短縮システムの整列の部分
を構成する1つの枝部を有する。側部付属体245は、
2つの枝部245.1によってその自由端部で好ましく
は終端し、その間において、車輪246は、配置され、
且つ以下の記載のように、緊急作動の間に固定カム26
0を越えていき得る。
【0020】図3から図6に関連して、着陸装置200
の作動、先ず、それが平常時に何のように作動するの
か、次いで、引張及び圧縮時に作動するように2つのス
レッシュホールドを有するように好ましくは連結ロッド
が設計されるような、スレッシュホールド故障を有する
弾力性連結ロッドの緊急状態にそれが何のように作動す
るのかにつき、以下記載されよう。
【0021】図3は、興味ある3つの位置にある短縮自
在の着陸装置200を示している。すなわち、(連続線
で示された)着陸装置上昇に対応するIで示された位
置、(同様に連続線で示された)着陸装置下降に対応す
るIII で示された位置、及び(点線で示された)IIで示
された位置である。また、着陸装置下降位置は、故障の
スレッシュホールドを有する弾力性連結ロッドの場合に
ロックが何のように得られるのかを示すために、第1ア
ームの点線による図示を含む。
【0022】図4から図6は、興味あるI,II、及びII
I という上記3つの位置を示すが、スレッシュホールド
連結ロッド及び第2アームに連結されたレバーは、除か
れている。位置Iにおいて、着陸装置は、起立され且つ
ハウジングL内に収容される。次いで、ショックアブソ
ーバは、そのプランジャロッド205に付与される最大
引張を有し、整列アーム241及び第2アーム250に
よって形成される連鎖は、完全に閉じられる。この位置
において、側部付属体245の車輪246はカム260
の近傍に配置されるが、それに接触しない。
【0023】図5の矢印300で示されているように、
着陸装置の通常の下降中において、着陸装置は、位置II
に移動し、脚部は、プランジャロッド205の連鎖23
0から駆動下で長くなり始める。通常作動時において、
スレッシュホールド225を有する弾力性連結ロッド
は、着陸装置の脚部を累進的に長くする目的のために連
鎖230を正確に展開させることを可能ならしめる。側
部付属体245の車輪246がそれに接触することなく
カム260面を通過し続ける、ということが理解される
べきである。
【0024】着陸装置が図8の矢印301で示されたよ
うに移動し続けるとき、それは、III で示された着陸装
置下降位置に最終的に近付く。アーム241及び250
は、(例えば整列アーム241に設けられる関係するラ
グを有し、従来の着陸装置のように、起立側から僅かに
死点を越えて離れた、僅かに整列していないように成り
得る)整列を形成する、実質的に相互に一列になる。側
部付属体245の車輪246は、カム260の面の別の
部分と同じレベルに至るが、それとまだ接触しない。
【0025】通常状態の下で、着陸装置が起立されると
き、それは、中間位置IIを通過して、位置III から位置
Iに進み、連鎖230は、下降中と同様に変形し、これ
により、着陸装置が上昇されるときにできる限り短くさ
れるまで、脚部は、前進的に短縮される。上記作動は、
スレッシュホールドを有する弾力性連結ロッド225が
その機能を標準的に奏する、ということを本来的に引き
受ける。スレッシュホールド連結ロッドの場合、本発明
の着陸装置は、先ず第1にショックアブソーバが展開さ
れ得るように、第2に、該ショックアブソーバが着陸装
置下降位置でロックされ得るようにするのに役立つ緊急
作動を提供する。
【0026】着陸装置上昇位置でスレッシュホールドの
故障を有する弾力性連結ロッド225の場合、着陸装置
に関係するアクチュエータが着陸装置を展開し始めると
き、車輪246は、固定カム260に、より詳細には、
その第1の部分260.1に直ちに接触する。その結
果、着陸装置は、通常形式で位置Iから位置IIに進み、
車輪246は、カムの該部分260.1を越えて進み、
これにより、車輪が(車輪格納所として知られた)ハウ
ジングLから出てくるまで適当な軌道が従属されるのが
確実となる。カム面及び車輪の間のスラストは、通常の
軌道からの極めて僅かな離脱を伴って、正確に連鎖を展
開させるのに役立つ。対応する角度は、20度を占め
る。この位置の後、車輪246は、連鎖を展開させなが
ら、すなわちショックアブソーバが展開され続けるよう
に、カム260の面の別の部分260.2を越えてい
く。約45度の角度に対応する、位置IIに達すると、シ
ョックアブソーバの質量は、駆動力になり、車輪246
は、カム260を離れ、これは、ヒンジ部242,24
4及び243が整列されているような、位置III が達す
るまで連続する。
【0027】固定カム260の部分260.1及び26
0.2と側部付属体245との間の協働は、スレッシュ
ホールドを有する弾力性連結ロッド225の故障の場合
においてもショックアブソーバが平常的に展開され得る
ことを保証する。着陸装置が下降位置にあるとき、及び
車輪が地上に接触するとき、整列241,250には、
圧縮力が付加される。この整列の不安定な平衡は、(関
係するアームの1つに当接ラグが設けられないことを引
き受ける)ストラット203の壁203.1に向かって
移動するヒンジ部244によって破壊され得るが、この
場合、(当接ラグの有無にかかわらず)ロックが当然に
得られる。これに対して、もしヒンジ部244が別のよ
うに移動するならば、車輪246は、カム面260の部
分260.3と接触し、これにより、それが極めて僅か
だけ押圧された後にショックアブソーバをロックする確
実な当接が形成され、これにより、緩衝エネルギのため
の有効なストロークの総てを実質的に保持することが可
能となる。従って、着陸装置下降位置で長くされた脚部
のショックアブソーバを完全に安全にロックすることが
可能である。
【0028】固定カム260は、ショックアブソーバが
延長され始めるのを保証するのに役立つ第1の部分26
0.1,260.2と、地上に着陸装置が接触するとき
に着陸装置下降位置で圧縮されたショックアブソーバが
ロックされるのを保証するための確実な当接・係合を形
成する第2の部分260.3、とを連続的に有する。こ
の場合、第1部分は、一般的に凹形状であり、例えば、
丸い部分を介して相互につながる2つの矩形長さ26
0.1及び260.2によって構成され、第2部分26
0.3は、一般的に凸形状であり、例えば、円形又は角
形である。カム260の面の正確な形状は、スレッシュ
ホールドを有する弾力性連結ロッドの故障の場合でさ
え、正常な軌道のそれに近い軌道を得ることができるよ
うに、所望の軌道の機能として、実際的に決定されよ
う。ショックアブソーバの駆動質量が着陸装置の車輪を
展開させるのを阻止するような過剰の摩擦の場合におい
ても、カムフォロワ車輪は、完全な案内によって中間位
置IIを達成ならしめるカムと接触し続ける、ということ
が理解されるべきである。従って、このことは、それに
もかかわらず着陸装置が展開されることを確実にする。
【0029】本発明は、上記実施例に限定されず、他
方、上記特定の本質的特徴を再現するために均等な手段
を用いる他の変更例に及ぶ。特に、短縮自在の脚部を有
する着陸装置は、総ての着陸装置に応用自在であり、特
に前輪の着陸装置及び主着陸装置の両方に応用自在であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、着陸装置下部が図7及び8に関して記
載された従来の着陸装置のそれと同一又は同様であり得
る、(着陸装置下降位置にある)本発明に係る短縮自在
な脚部を有する着陸装置の上部の立面図である。
【図2】図2は、着陸装置下部が図7及び8に関して記
載された従来の着陸装置のそれと同一又は同様であり得
る、(着陸装置下降位置にある)本発明に係る短縮自在
な脚部を有する着陸装置の上部の平面図である。
【図3】図3は、関係する3つの位置、すなわち着陸装
置上昇位置、着陸装置下降位置、及び正常作動中の中間
位置にある短縮自在な脚部を有する本発明の着陸装置を
示す図であって、スレッシュホールドを有する弾力性連
結ロッドの故障の場合に着陸装置下降位置が何のように
ロックされるかを示すために点線を用いている図であ
る。
【図4】図4は、関係する3つの位置の1つを示す図で
ある。
【図5】図5は、関係する3つの位置の別の1つを示す
図である。
【図6】図6は、関係する3つの位置の残りの1つを示
す図である。
【図7】図7は、短縮自在の脚部を有する従来の着陸装
置を示す図である。
【図8】図8は、短縮自在の脚部を有する従来の着陸装
置を示す図である。
【符号の説明】
203…ストラット 240,250…アーム 245…側部付属体 246…車輪 251…レバー 260…固定カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピエール ベルナール フランス国,92260 フォンテネイ オウ ロゼ,アブニュ レイモン クロラン 30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛行機構造にヒンジ結合された脚部を含
    む、短縮自在の脚部を有する起立自在の着陸装置であっ
    て、該脚部は、主としてスライディングロッド及びショ
    ックアブソーバプランジャロッドによって構成されるシ
    ョックアブソーバを収容するストラット、並びに、該プ
    ランジャロッドをストラットに連結する連鎖により、脚
    部が起こされる間はショックアブソーバを引くように且
    つ脚部が下げられる間はショックアブソーバを押すよう
    に、飛行機構造に固定されると共にスレッシュホールド
    を有する弾力性連結ロッドの制御の下で構築される着陸
    装置において、 連鎖(230)は、整列を形成する2つのアーム(24
    0,250)を含み、 第1のアーム(240)は、飛行機構造に一体的な固定
    カム(260)とその自由端部(246)が協働し得る
    側部付属体(245)を有し、且つショックアブソーバ
    (205)のプランジャロッド上にヒンジ結合され、 第2のアーム(250)は、ストラット(203)にヒ
    ンジ結合され、 レバー(251)は、スレッシュホールド連結ロッド
    (225)に連結され且つ該第2アーム(250)と共
    に回転するように強制され、 該側部付属体及び該固定カムは、ショックアブソーバが
    延長されること及び該ショックアブソーバが着陸装置下
    降位置でロックされることを保証するために緊急時に作
    動するように構成されていることを特徴とする着陸装
    置。
  2. 【請求項2】 上記第1アーム(240)の側部付属体
    (245)は、2つのアーム(240,250)の間の
    ヒンジ部分の近傍に配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載の着陸装置。
  3. 【請求項3】 上記側部付属体(245)は、第1アー
    ム(240)の一般的方向に実質的に垂直な方向に、2
    つのアーム(240,250)によって形成される整列
    面に延びることを特徴とする請求項2に記載の着陸装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1アーム(240)の側部付属体
    (245)の自由端部は、緊急作動中に固定カム(26
    0)を超過する車輪(246)を具備することを特徴と
    する請求項1から3のいずれか1つに記載の着陸装置。
  5. 【請求項5】 固定カム(260)は、ショックアブソ
    ーバが延長され始めるのを保証するのに役立つ第1の部
    分(260.1,260.2)と、地上に接触する着陸
    装置の下降位置のショックアブソーバをロックするため
    の実際的な当接・係合を形成する第2の部分(260.
    3)、とを連続的に有することを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれか1つに記載の着陸装置。
  6. 【請求項6】 上記固定カム(260)の第1部分(2
    60.1,260.2)は、通常凹形状を有し、他方、
    該カムの第2部分(260.1)は、通常凸形状を有す
    ることを特徴とする請求項5に記載の着陸装置。
  7. 【請求項7】 上記第2アーム(250)及びそれに連
    結されているレバー(251)は、該ストラット上のヒ
    ンジ部分と関係するストラット側部付属体(224)の
    反対側に配置されていることを特徴とする請求項1から
    6のいずれか1つに記載の着陸装置。
  8. 【請求項8】 上記第2アーム(250)及び関係する
    レバー(251)は共に、それらのヒンジ軸線の同一側
    から延びていることを特徴とする請求項7に記載の着陸
    装置。
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