JPH0688840A - 電界測定装置 - Google Patents

電界測定装置

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JPH0688840A
JPH0688840A JP5142363A JP14236393A JPH0688840A JP H0688840 A JPH0688840 A JP H0688840A JP 5142363 A JP5142363 A JP 5142363A JP 14236393 A JP14236393 A JP 14236393A JP H0688840 A JPH0688840 A JP H0688840A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気光学材料を備えた光プローブを、半導体
集積回路装置などの被測定物に対向させることにより、
被測定物の対向部分の電圧を光学的に測定する電界測定
装置において、測定感度の向上と操作性の向上を簡易な
機構で実現する電界測定装置を提供する。 【構成】 電界強度に応じて光学的特性が変化する電気
光学材料が設けられた電気光学部材を、被測定物の対向
方向へ所定のストローク範囲内で進退移動自在に支持す
るガイド機構に支持させ、更に、ガイド機構を被測定物
の対向方向へ進退移動させることにより、電気光学材料
と被測定物との距離の制御を行うようにした。そして、
測定時には、電界強度に応じて変更特性が変化した電気
光学材料へ光を入射させて、その反射光の所定偏光の光
強度を検出することによって、被写体の電界強度及び電
圧を測定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気光学材料を備えた
光プローブを、半導体集積回路装置などの被測定物に対
向させることにより、被測定物の対向部分の電圧を光学
的に測定する電界測定装置に関し、特に、測定感度の向
上と操作性の向上を簡易な機構で実現した電界測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる電界測定装置にあっては、被測定
物に対向させるためのLiTaO3 結晶などの電気光学
材料を有する光プローブが用いられる。そして、被測定
物と電気光学材料が極めて近接するように光プローブの
位置を調節した状態で、被測定物とは反対側から電気光
学材料に、直線偏光または円偏光若しくは楕円偏光等の
特定の偏光状態の光ビームを入射し、更に、電気光学材
料の対向端面(被測定物に対向する端面)で反射された
光ビームは検光子を通過し、光検出器がこの光ビームを
測定する。
【0003】ここで、電気光学材料は外部電界の強度に
応じて入射した光ビームの偏光状態を変える電気光学特
性を有しているので、電気光学材料の上記対向端面で反
射された光ビームは被測定物からの電界の強度に応じて
その偏光状態が変化させられて検光子に入射することと
なる。ここで偏光状態の変化は、光強度変化に変換さ
れ、光検出器の出力レベルは被測定物の電圧レベルに比
例する。
【0004】したがって、電界測定装置は、被測定物に
直接接触することなく間接的にその電圧を測定すること
ができるという優れた機能を有するので、例えば、半導
体集積回路装置を実際に動作ささたままで、その動作に
影響を与えることなく、回路内部の配線の各部分の電圧
等を測定して、その電圧分布を調べることにより、回路
の異常箇所を発見する等の応用に供することができる。
尚、このような電界測定装置としては、米国特許第46
18819号に開示されたものがある。
【0005】更に、電界測定装置の検出感度を向上させ
るためには、光プローブに設けられている上記電気光学
材料の対向端面と被測定物との間の対向間隔を十分に小
さくすることが望ましい。即ち、この対向間隔を小さく
するほど、電気光学材料が被測定物からの電界を受けや
すくなるので、微弱な電界強度を検出することができ、
検出感度が上がることとなる。そこで、電気光学材料が
被測定物と接触してその時の押圧力で破壊等を招来しな
いように配慮しつつ、この対向間隔を十分に小さくする
ための手段が従来から講じられてきた。
【0006】特開平3−18780号に開示された手段
によれば、光プローブの一端に所定の長さのスプリング
を設けておき、電気光学材料が被測定物と接触する時
に、スプリングが接触時の圧力を吸収するように構成さ
れている。したがって、電気光学材料と被測定物との当
接による相互破壊を、未然に防止しようとするものであ
る。しかしながら、反力の大きなスプリングを適用する
と、その反力よりも低強度の被測定物を測定する場合に
は、被測定物の破壊を招くこととなり、適用すべきスプ
リングの選定等に問題が残ることとなるので、汎用性の
ある手段とは言えない。
【0007】一方、上記スプリング等の保護用部材を用
いずに、電気光学材料と被測定物との対向間隔を高精度
で計測し、常に、電気光学材料と被測定物とを接触させ
ないように対向間隔を制御する非接触型の電界測定装置
が提案されている(文献; J.Apple,Phys. 66(9),1989
, p.4001〜p.4009)。
【0008】この非接触型の電界測定装置の構成を図3
0に基づいて説明する。
【0009】まず、ハーフミラー2と、2種類の焦点を
有する多重(2重)焦点レンズ4と、電気光学材料10
が同一光軸上に配置され、更に、被測定物18を電気光
学材料10に対向して配置するためのサンプルステージ
22が備えられている。
【0010】電気光学材料10は支持体6に固定された
光プローブヘッド8の開口先端に固定されており、支持
体6がピエゾ駆動装置14によって、上又は下側に変位
されると、焦点レンズ4と電気光学材料10との隙間間
隔が変化するように構成されている。
【0011】そして、2波長λ1 ,λ2 の成分を含む光
ビームLが、ハーフミラー2を介して多重(2重)焦点
レンズ4に入射される。ここで、多重焦点レンズ4が波
長λ1 ,λ2 に対して夫々異なる焦点距離f1 ,f2
有しているので、光ビームLは夫々異なる焦点位置で合
焦すると共に、夫々の焦点位置で反射してハーフミラー
2へ戻ることとなる。この反射した光ビームは、テレビ
カメラ24で撮像され、更に、モニタ26で映像化され
ると共に、ビデオ信号分析器28で分析される。
【0012】ビデオ信号分析器28は、反射した光ビー
ムのデータを解析することにより、入射光ビームLが電
気光学材料10の底面および被測定物18の表面で合焦
しているか否かの判断処理を行う。波長λ2 の光が焦点
2 の位置で合焦していない(即ち、前ピンまたは後ピ
ン)と判断すると、コントローラ12に指令してピエゾ
駆動装置14を駆動させることにより、支持体6を矢印
のように上又は下側に変位させて、合焦状態が得られる
ように自動調整を行う。
【0013】一方、波長λ1 の光が焦点f1 の位置で合
焦していないときは、ビデオ信号分析器28がステージ
コントローラ20に指令して、サンプルステージ22を
矢印のように上又は下側に変位させ、波長λ1 の光が電
気光学材料10の表面で合焦するように自動調整制御す
る。
【0014】このように、波長λ1 とλ2 が合焦状態と
なるときは、電気光学材料10と被測定物18との間の
測定距離h0 は焦点距離の差(f1 −f2 )となるの
で、この焦点距離の差(f1 −f2 )を予め基準の距離
と決める。そして、被測定物18の電界強度を実測する
ときには、光変位センサ16が、支持体6の位置を、基
準の距離(f1 −f2 )からの変位量として逐一計測す
ることによって、実際の測定距離h0 を知ることができ
るようになっている。更に、実際の測定距離h0を測定
できるので、電気光学材料10と被測定物18とが接触
しないように対向間隔を微調整することができるように
なっている。
【0015】更に、測定距離h0 を計測し且つ制御する
非接触型の電界測定装置として、文献(信学技報Vol.91
No.234 p.33)に開示されたものもある。これは、天秤
機構を用いて光プローブの実効重量を軽減させ、更に、
光変位センサにより光プローブの変位を測定するもので
ある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の非接
触型の電界測定装置にあっては、電気光学材料と被測定
物との対向間隔を高精度で計測して、常に、電気光学材
料と被測定物とを接触させないように対向間隔を制御す
るので、被測定物を破壊することなく、極めて狭い対向
間隔を設定して、電界測定感度の向上を図ることを可能
にする。
【0017】しかし、原理的には優れているが、ピエゾ
駆動装置14及びサンプルステージ22の上下駆動を極
めて高い機械精度で制御しなければならないので、高精
度・高精密の構成部品が必要となるので、実際の装置化
が困難となる問題があった。又、電気制御系統も極めて
複雑であり、装置の小形化等を実現することが困難であ
った。
【0018】更に、光変位センサ16は、光プローブヘ
ッド8と被測定物18との対向間隔を直接計測するので
はなく、予め決められた基準距離(f1 −f2 )に基づ
いて間接的な変位量として測定するので、予め基準距離
(f1 −f2 )の設定操作を必要とする。したがって、
操作者にとって操作が煩雑となる問題があった。
【0019】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みて成されたものであり、より簡素な機構を適用して、
測定精度の向上と操作性の向上を図ることができる電界
測定装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、電界強度に応じて光学的特性が変化
する電気光学材料を被測定物に対向させ、上記光学的特
性の変化を検出することにより上記被測定物の電界強度
を測定する電界測定装置において、前記電気光学材料を
有する電気光学部材と、上記電気光学部材を、被測定物
の対向方向へ所定のストローク範囲内で進退移動自在に
支持するガイド機構と、上記ガイド機構を被測定物の対
向方向へ進退移動させる駆動手段とを具備する構成とし
た。
【0021】又、前記ガイド機構は、前記電気光学部材
を摺動自在に嵌挿して支持する筒状体を有する構成とし
た。
【0022】又、前記ガイド機構には、前記電気光学部
材と前記筒状体の間に潤滑手段を有する構成とした。
【0023】又、前記潤滑手段は、前記筒状体と前記電
気光学部材の間に充填された潤滑油や、前記筒状体の内
壁と前記電気光学部材の側壁の少なくとも一方に施した
テフロン加工層や、前記筒状体の内壁と前記電気光学部
材の間に介在されたベアリングで実現した。
【0024】又、前記筒状体の内壁と前記電気光学部材
の側壁の少なくとも一方に設けられて前記筒状体の内壁
と前記電気光学部材の側壁との接触面を小さくする1又
は2以上の突部を設けることによって、筒状体の内壁と
前記電気光学部材の側壁の摺動性を良くする構造とし
た。
【0025】又、前記ガイド機構には、前記被測定物と
該ガイド機構との間隔を計測する距離測定手段を設け
た。
【0026】又、前記電気光学部材は、光透過性を有す
る基部と、該基部の前記被測定物側の端部に固着された
電気光学材料で構成した。
【0027】更に又、前記電気光学部材の前記被測定物
側の端部には、先端が滑らかな小突部を設けることとし
た。
【0028】
【作用】このような構成を有する電界測定装置によれ
ば、測定のために、上記ガイド機構を被測定物の対向方
向へ近付けたときに、電気光学材料が被測定物と当接し
ても、電気光学材料がガイド機構によって所定ストロー
クの範囲内で相対的に移動自在となるので、被測定物に
過大な力が掛かることがなく、被測定物の損傷や破壊を
未然に防止することができる。更に、この接触状態で被
測定物の電界強度を測定することにより、電気光学材料
が被測定物からの電界を受けやすくなるので、測定感度
の向上が図られる。又、光プローブヘッドは極めて簡素
な構造であるので、保守・調整等が簡易となる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。尚、電気−光学(E−O)サンプリング測定法を適
用して、例えば半導体集積回路装置等の被測定物が発生
する電界を検出することによって、例えば回路配線の電
圧分布等を測定する、電界測定装置について説明するも
のとする。但し、本発明は、半導体集積回路装置の測定
用に限定されるものではない。
【0030】図1は実施例の要部構成を示し、この電界
測定装置は、光学機構と、測定制御機構を具備してい
る。
【0031】まず、光学機構の構成を説明する。光学機
構は、レーザーダイオードを用いたLDパルス光源10
0と、偏光子110と、ハーフミラー120と、対物レ
ンズ130と、電界強度に応じて偏光が変化する電気光
学結晶を有する光プローブヘッド140と、ソレイユ・
バビネ補償板150と、光検出部160で構成されてい
る。
【0032】ここで、光プローブヘッド140は、図2
ないし図11に示されるような各種の構造のものが適用
されている。
【0033】図2に示す光プローブヘッド140は、支
持体140cの先端部分に一体に形成された四角筒状の
有底筒部140bと、有底筒部140b内に摺動可能に
嵌込まれた矩形状の電気光学変換部材140aを具備し
ている。尚、図2は光プローブヘッド140を一部分破
断して示す斜視図である。
【0034】そして、有底筒部140bの底端の中央部
分に小貫通孔140dが穿設されており、電気光学変換
部材140aの底端部に一体に加工・成型されている小
突部140eが、小貫通孔140dに摺動可能に嵌挿さ
れている。小突部140eの底端面には、電気光学変換
部材140aの上側から入射されて内部を伝搬してきた
光を内部へ反射する小面積の絶縁性材料から成る反射部
140fが固着されている。即ち、反射部140fの反
射面(鏡面)は小突部140eの底端に向けて密着さ
れ、誘電体多層膜をコーティングすることによって実現
されている。
【0035】更に、電気光学変換部材140aの体積
は、1mm3 程度であり、有底筒部140bの収容体積
も電気光学変換部材140aの体積に応じて設計されて
いる。電気光学変換部材140aと有底筒部140bの
収容部の形状は相互に嵌まり合う矩形状であるので、電
気光学変換部材140aは、有底筒部140b内での回
転と横方向への移動が禁止され、小突部140eが形成
されている方向(図1中に矢印Zで示す方向、以下、上
下方向Zという)にのみ摺動可能に進退移動することが
できるようになっている。即ち、有底筒部140bは電
気光学変換部材140aを上下方向Zへのみ移動可能に
するガイド手段としての機能を有する。
【0036】更に、電気光学変換部材140aは、有底
筒部140bの収容部に嵌挿される基部とその基部に突
設された小突部140eとを含めて、全体が電気光学結
晶で一体形成されたり、又は、基部を、光透過性を有す
るガラスと電気光学結晶との2層構造に形成して、電気
光学結晶の底端に電気光学結晶の小突部140eを一体
に形成する構造となっている。
【0037】尚、基部を、光透過性を有するガラスと電
気光学結晶との2層構造に形成して、電気光学結晶の底
端に電気光学結晶の小突部140eを一体に形成する構
造の一例を図11に示す。即ち、光透過性を有するガラ
スブロックの底端に、10μm×10μm×10μm〜
100μm×100μm×50μm程度の大きさの矩形
状の電気光学結晶(例えば、LiNbO3 )が固着さ
れ、ガラスブロックの一側端にITOの透明電極が固着
されている。
【0038】更に、図2には示されていないが、電気光
学変換部材140aと有底筒部140bとが相互に対向
する内部端面の間には、後述する接触スイッチが設けら
れることもある。
【0039】次に、図3に示す光プローブヘッド140
は、支持体140cの先端部分に一体に形成された円筒
状の有底筒部140bと、有底筒部140b内に摺動可
能に嵌込まれた円柱状の電気光学変換部材140aを具
備している。尚、図3は光プローブヘッド140を一部
分破断して示す斜視図である。
【0040】そして、有底筒部140bの底端の中央部
分に小貫通孔140dが穿設されており、電気光学変換
部材140aの底端部に一体に加工・成型されている小
突部140eが、小貫通孔140dに摺動可能に嵌挿さ
れている。小突部140eの底端面には、電気光学変換
部材140aの上側から入射されて内部を伝搬してきた
光を内部へ反射する小面積の絶縁性材料から成る反射部
140fが固着されている。即ち、反射部140fの反
射面(鏡面)は小突部140eの底端に向けて密着され
ている。
【0041】更に、電気光学変換部材140aの体積
は、1mm3 程度であり、有底筒部140bの収容体積
も電気光学変換部材140aの体積に応じて設計されて
いる。
【0042】ここで、有底筒部140bの収容部の内側
面には、少なくとも1以上のガイド溝142が形成され
ており、電気光学変換部材140aに形成されている1
以上の突条部144がかかるガイド溝に係止することに
よって、電気光学変換部材140aの回転と横方向への
移動が禁止される構造となっている。尚、図3には、一
対のガイド溝142と突条部144を設けた場合を示
す。したがって、電気光学変換部材140aは、有底筒
部140b内において、上下方向Zにのみ摺動可能に進
退移動することができるようになっている。このよう
に、有底筒部140bは電気光学変換部材140aを上
下方向Zへのみ移動可能にするガイド手段としての機能
を有する。又、図3には、有底筒部140bの収容部の
内側面に形成されたガイド溝142に、電気光学変換部
材140aに形成された突条部144が係止する構造と
なっているが、逆に、電気光学変換部材140aにガイ
ド溝を、有底筒部140bの収容部の内側面に突条部を
夫々形成して、このガイド溝に突条部を係止させる構造
としてもよい。
【0043】次に、図4及び図5に示す光プローブヘッ
ド140は、支持体140cの先端部分に一体に形成さ
れた円筒状の有底筒部140bと、有底筒部140b内
に摺動可能に嵌込まれた円柱状の電気光学変換部材14
0aを具備している。尚、図4は光プローブヘッド14
0を一部分破断して示す斜視図、図5は電気光学変換部
材140aを除いた状態での有底筒部140b及び支持
体140cの斜視図である。
【0044】まず、図5において、有底筒部140bの
周端には、周方向に沿って形成された開口部140gが
形成され、更に、有底筒部140bの底端の中央部分に
小貫通孔140dが穿設されている。
【0045】そして、図4に示すように、電気光学変換
部材140aが有底筒部140bの収容部に嵌挿される
と共に、電気光学変換部材140aの底端部に一体に加
工・成型されている小突部140eが、小貫通孔140
dに摺動可能に嵌挿されている。更に、小突部140e
の底端面には、電気光学変換部材140aの上側から入
射されて内部を伝搬してきた光を内部へ反射する小面積
の絶縁材料から成る反射部140fが固着されている。
即ち、反射部140fの反射面(鏡面)は小突部140
eの底端に向けて密着されている。
【0046】更に、電気光学変換部材140aの体積
は、1mm3 程度であり、有底筒部140bの収容体積
も電気光学変換部材140aの体積に応じて設計されて
いる。
【0047】ここで、電気光学変換部材140aの周端
には、開口部140gの両端に係合する2の小突起14
6が形成されており、かかる突起146が開口部140
gの両端に当接することによって電気光学変換部材14
0aの回転と横方向への移動が禁止されている。又、電
気光学変換部材140aは、開口部140gの上下方向
Zの開口幅Wの範囲内において進退移動可能となってい
る。したがって、有底筒部140bは電気光学変換部材
140aを上下方向Zへのみ移動可能にするガイド手段
としての機能を有する。
【0048】次に、図6及び図7に示す光プローブヘッ
ド140は、支持体140cの先端部分に一体に形成さ
れた円筒状の有底筒部140bと、有底筒部140b内
に摺動可能に嵌込まれた円柱状の電気光学変換部材14
0aを具備している。尚、図6は光プローブヘッド14
0の斜視図、図7は電気光学変換部材140aを除いた
状態での有底筒部140b及び支持体140cの斜視図
である。
【0049】まず、図7において、有底筒部140bの
周端及び底端には、扇状の欠損部140hが形成され、
更に、有底筒部140bの底端の中央部分には、欠損部
140hに連なる小貫通部140iが形成されている。
【0050】そして、図6に示すように、電気光学変換
部材140aが有底筒部140bの収容部に嵌挿される
と共に、電気光学変換部材140aの底端部に一体に加
工・成型されている小突部140e(図6には示してい
ない)が、小貫通部140iに摺動可能に嵌挿されてい
る。更に、小突部140eの底端面には、電気光学変換
部材140aの上側から入射されて内部を伝搬してきた
光を内部へ反射する小面積の反射部140f(図6には
示していない)が固着されている。即ち、図2,図3,
図4に示したのと同様に、反射部140fの反射面(鏡
面)は小突部140eの底端に向けて密着されている。
【0051】更に、電気光学変換部材140aの体積
は、1mm3 程度であり、有底筒部140bの収容体積
も電気光学変換部材140aの体積に応じて設計されて
いる。
【0052】ここで、電気光学変換部材140aの周端
には、欠損部140hの一端に係合する2の突起148
が形成されており、かかる突起148が欠損部140h
の両端に当接することによって電気光学変換部材140
aの回転と横方向への移動が禁止されている。又、電気
光学変換部材140aは、上下方向Zへの移動範囲は規
制されていない。したがって、有底筒部140は電気光
学変換部材140aを上下方向Zへのみ移動可能にする
ガイド手段としての機能を有する。
【0053】次に、図8及び図9に示す光プローブヘッ
ド140は、支持体140cの先端部分に一体に形成さ
れた円筒状の有底筒部140bと、球形の電気光学変換
部材140aを具備している。尚、図8は光プローブヘ
ッド140の斜視図、図9は図8の要部縦断面図であ
る。
【0054】これらの図において、有底筒部140bの
底端には、球形の電気光学変換部材140aの直径より
も小さな内径の円形貫通孔140dが穿設されており、
電気光学変換部材140aが円形貫通孔140dに乗る
ようにして嵌められている。したがって、下側から何等
の力も付与されなければ、電気光学変換部材140aは
単に円形貫通孔140dに乗っている状態となり、更
に、電気光学変換部材140aの底端が円形貫通孔14
0dを通して有底筒部140bの外側まで突出する。
【0055】更に、電気光学変換部材140aの底端面
には、電気光学変換部材140aの上側から入射されて
内部を伝搬してきた光を内部へ反射する小面積の反射部
140fが固着されている。
【0056】更に、電気光学変換部材140aの体積
は、1mm3 程度であり、有底筒部140bの収容体積
も電気光学変換部材140aの体積に応じて設計されて
いる。
【0057】尚、電気光学変換部材140aは球形に加
工・成形された電気光学結晶が適用されている。
【0058】そして、電気光学変換部材140aは、上
下方向Zへの移動と、円形貫通孔140dの中心を回転
中心として回転することができるが、円形貫通孔140
dの縁部との当接によって横方向への移動が規制されて
いる。電気光学変換部材140aの貫通孔140dを中
心とした回転は、適当な突部(図示せず)により制限さ
れる。
【0059】次に、図10に示す光プローブヘッド14
0は、支持体140cの先端部分に一体に形成された有
底筒部140b内に、支持部140nに固定された電気
光学変換部材140aが上下移動可能に収容され、更
に、電気光学変換部材140aが、支持体140cに設
けられた天秤機構149に吊り下げられている。尚、同
図は、光プローブヘッド140の要部縦断面図であり、
四角状の有底筒部140b内に矩形の電気光学変換部材
140aが収容されたり、円筒状の有底筒部140b内
に円柱状の電気光学変換部材140aが収容されたりす
るのは、図2ないし図7に示すのと同様である。
【0060】即ち、図10に示す光プローブヘッド14
0の特徴は、有底筒部140bの一端(支点P)に天秤
機構149の天秤棒149bが揺動可能に支持され、天
秤棒149bの一端には、支持部140nと電気光学変
換部材140aと小突部140e及び反射部140fを
含む重量と等しい重さの重り149aが固定され、天秤
棒149bの他端にワイヤー等を介して電気光学変換部
材140aが吊されている。尚、小突部140eは有底
筒部140bの底端に穿設されている貫通孔に摺動可能
に嵌挿されている。
【0061】このような構造によれば、光プローブヘッ
ド140が,後述する被測定物260側へ下がって、小
突部140eが被測定物260に接触した場合でも、電
気光学変換部材140aの重量が殆ど被測定物260に
掛からない。したがって、被測定物260の損傷あるい
は破損を防止することができる。
【0062】次に、再び図1において、光検出部160
の構成を説明する。
【0063】光検出部160は、2個のPINフォトダ
イオード160a,160bと、検光子(例えば偏光ビ
ームスプリッター)160cを具備し、光プローブヘッ
ド140に設けられている反射部140fで反射され
て、対物レンズ130とハーフミラー120及び検光子
150を介して入射されてくる反射光の直交偏光成分の
相互の位相差を差動的に検出する。ソレイユ・バビネ補
償板150は、反射光の直交偏光部分にバイアス的な位
相差を与え、この位相差が1/4波長になるように調整
されている。
【0064】次に、測定・制御機構の構成を図1に基づ
いて説明する。測定・制御機構は、装置制御部170
と、駆動部180と、計測制御部190と、計測部20
0と、表示部210と、位置制御部220を具備すると
共に、マンマシンインターフェイスとしてのディスプレ
イ230とキーボード240が装置制御部170に接続
されている。
【0065】又、サンプルステージ250は、ステージ
コントローラ(図示せず)の駆動制御に従って、被測定
物260を乗せたままで上下方向Zへ移動する。
【0066】プローブ用アクチュエータ270は、前述
の従来例のピエゾ駆動装置と同等のものであり、位置制
御部220からの制御信号または手動によりピエゾ素子
が圧電効果を発揮するので、光プローブヘッド140を
上下方向Zへ移動させることができる構成となってい
る。
【0067】駆動部180は、被測定デバイス260
へ、パルス電気信号、正弦波電気信号、ロジック信号等
を与える。一例としてコムジェネレータ(HP社330
02A)が適用され、図12に示すようなインパルス状
の測定用の信号を被測定デバイス260へ供給する。
【0068】更に、計測制御部190は、駆動部180
とLDパルス光源100とを同期して駆動制御し、LD
パルス光源100に例えば図13のようなインパルス状
のストローブ光PS を出力させる。また、計測制御部1
90は、ストローブ光PS が出力されるタイミングに同
期して、参照信号を計測部200へ供給する。計測部2
00は、ロックインアンプを内蔵しており、2個のフォ
トダイオード160a,160bからの電気信号を、差
動増幅すると共に計測制御部190からの参照信号によ
りロックイン増幅して出力する。
【0069】次に、このような構造を有する電界測定装
置の動作を説明する。
【0070】まず、装置全体の動作の制御は、装置制御
部170によって行われる。
【0071】まず、操作者がキーボード240を操作し
て、位置制御部220の制御下でサンプルステージ25
0を動かすことにより、光プローブヘッド140の直下
に被測定デバイス260が来るように位置合わせをす
る。更に、位置制御部220の制御下でプローブ用アク
チュエータ270を駆動させることにより、光プローブ
ヘッド140と被測定デバイス260との対向間隔を調
整させる(図14参照)。
【0072】尚、光プローブヘッド140内の電気光学
部材140aの小突部140e(図8及び図9の球形の
場合には、底端)が被測定デバイス260に当接して更
に光プローブヘッド140がより下方に移動したとき
は、電気光学部材140aが有底筒部140b内でガイ
ドされて上方へ移動するので、小突部140eの底面
は、常に水平に保たれる(図15参照)。即ち、反射部
140fの反射面は、常に光学機構の光軸に対して直角
に保たれる。
【0073】又、プローブ用アクチュエータ270は、
光プローブヘッド140や対物レンズ130などを移動
させるために、かなり大きな駆動力を有しているのであ
るが、光プローブヘッド140内の電気光学部材140
aの小突部140e(図8及び図9の球形の場合には、
底端)が被測定デバイス260に当接した場合には、電
気光学部材140aが上方へ移動して、この駆動力が被
測定デバイス260に直接加わることがないので、被測
定デバイス260に破損を生じさせることがない。即
ち、被測定デバイス260へ加わる力は、電気光学部材
140aの重量及び摺動の際の摩擦力(ゆっくり動かす
ので非常に小さい)だけであり、これらの力は極めて微
弱であるので、被測定デバイス260が破損等されるこ
とはない。
【0074】又、光プローブヘッド140が移動し得る
範囲は、電気光学部材140aが被測定デバイス260
に接触してから、有底筒部140bが接触するまでのス
トロークとなる。したがって、この範囲内での光プロー
ブヘッド140の上下移動が許容されることとなり、光
プローブヘッド140の位置制御に精密制御等を必要と
しない。また、前述の従来例と比較して被測定デバイス
260と光プローブヘッド140との距離を検出し制御
する部分も簡素なものでよい。距離の検出部分は、簡単
な光変位センサー、エンコーダー、接触スイッチなどで
よい。
【0075】光プローブヘッド140からの反射光の強
度変化を利用して、プローブ位置を制御する為に必要な
プローブの構造と制御法を図16ないし図18に示す。
光プローブの上面に、小さな開口をもつ遮蔽物が設けら
れている。遮蔽物は蒸着膜、薄板などでよい。この開口
径は、対物レンズ130で集光されたストローブ光PS
が光プローブヘッド140の反射部140fの反射面で
合焦するときに、その合焦像の径がちょうどストローブ
光PS のビーム径と等しくなるように設計されている
(図16参照)。
【0076】従って、もし、光プローブヘッド140が
上下して、ストローブ光PS が反射部140fの反射面
上で合焦しない場合には、その開口への入射時(図17
参照)、又は、反射部140fで反射された後の出射時
(図18参照)に、その反射光の一部が遮蔽されるた
め、光検出部160の受光強度が減少する。この受光強
度の変化をディスプレイ230でモニターしつつ、光検
出部160の受光強度が最大になるように光プローブヘ
ッド140を上下させることによって、電気光学部材1
40aと対物レンズ130の位置関係を正確に制御する
ことができる。即ち、合焦状態が得られるように制御す
ることで、電気光学部材140aと対物レンズ130の
位置関係を正確に設定することができる。
【0077】次に、接触スイッチの一例を図19ないし
図21に基づいて説明する。
【0078】図19は、電気光学部材140aと有底筒
部140bの間に機械式のマイクロスイッチ140jを
介在させた構造となっている。電気光学部材140aが
被測定デバイス260に接触して、更に光プローブヘッ
ド140が下方へ移動した場合には、電気光学部材14
0aと有底筒部140bとの間隔が開いて、マイクロス
イッチ140jが非導通(遮断)状態となるので、この
遮断時点で電気光学部材140aが被測定デバイス26
0に接触したことを検出することができるようになって
いる。
【0079】図20は、有底筒部140bの底端面と電
気光学部材140aの底端面とに、相互に対向する金属
から成る、金属スイッチ140kを設けた構造となって
いる。電気光学部材140aが被測定デバイス260に
接触して、電気光学部材140aが上方へ移動すると、
金属同志が離れて遮断状態となる。したがって、導通か
非導通かを検出することで、電気光学部材140aが被
測定デバイス260に接触しているか否かを知ることが
できるようになっている。
【0080】図21は、ピエゾ素子を適用したものであ
る。電気光学部材140aが被測定デバイス260に接
触していないときには、電気光学部材140aの重さに
よりピエゾ素子140mが歪むため、所定の電圧出力が
発生する。一方、電気光学部材140aが被測定デバイ
ス260に接触すると、この電圧出力が変化するので、
この電圧変化を検出することによって、電気光学部材1
40aが被測定デバイス260に接触しているか否かを
知ることができるようになっている。又、この接触状態
を検出することにより、プローブ用アクチュエーター2
70による光プローブヘッド140の上下移動速度を調
節することができる。
【0081】尚、図21に示す構成によれば、ピエゾ素
子140mに電圧を印加すると、電気光学部材140a
を微小距離だけ上下に変位させることができるので、光
プローブヘッド140の上下移動を制御するだけでな
く、更に微妙且つ精度よく距離を制御することができ
る。又、対物レンズ130の位置は、ディスプレイ23
0を見ながらストローブ光PS が電気光学部材140a
の反射部140fの反射面で合焦するように調整するこ
とによって、調整される。
【0082】このように、電気光学部材140aを被測
定デバイス260に接触させた後、被測定デバイス26
0から生じる電界を測定する。
【0083】まず、計測制御部190からLDパルス光
源100へ駆動パルスを供給することによって、ストロ
ーブ光PS を出力させる。LDパルス光源100から出
射されるストローブ光PS は、偏光子110とハーフミ
ラー120及び対物レンズ130を介して電気光学部材
140aに入射され、電気光学変換部材140aの底端
に設けられている反射部140fの反射面で反射され
る。したがって、反射光は、逆に対物レンズ130ない
しハーフミラー120及びソレイユ・バビネ補償板15
0を介して光検出部140へ入射される。
【0084】電気光学変換部材140aの電気光学結晶
は、被測定デバイス260の電気配線等の電圧による電
界に応じて屈折率が変化し、その結果、ストローブ光P
S の偏光状態が変化する。そして、偏光された上記の反
射光が、ソレイユバビネ補償板150を通過し光検出部
160に入射し、電気光学結晶の偏光状態の変化が光強
度の変化として検出される(光変調)ると共に、電気信
号に変換される。そして、計測部200がこの電気信号
をロックイン増幅することによって、被測定デバイス2
60の電界強度を測定する。又、被測定デバイス260
の配線の電圧波形を計測する場合には、被測定デバイス
260上の電気信号に対して、ストローブ光PS のタイ
ミングを少しずつずらすことによって行う。
【0085】このように、電気光学変換部材140aの
小突部140eの先端が被測定デバイス260に接触し
た状態で測定を行うということは、電気光学結晶と被測
定デバイス260との間隔が殆ど零の状態になることと
等価であり、電気光学結晶が被測定デバイス260の電
界を受けやすい状態になる。この結果、電界強度が微弱
でも電気光学結晶の屈折率が大きく変化することとなる
ので、測定感度の向上が達成されることとなる。
【0086】なお、この実施例においては、光源100
にレーザダイオードを用いて電気的に点灯させているこ
とから、点灯タイミングは電気的に制御されており、光
遅延のための光学系が不要となる結果、光学機構の簡素
化が実現されている。この装置で測定された電気信号波
形の時間分解能はストローブ光PS のパルス幅程度であ
る。
【0087】次に、第2の実施例を図22に基づいて説
明する。上述した実施例(第1の実施例)は、被測定デ
バイス260に外部から電気信号を与えて測定を行うも
のであるが、被測定デバイス260に光入射により電気
信号を発生する手段があれば、ストローブ光PS を分岐
してトリガパルスとして用いれば、電気信号の発生を光
で行うことが可能になる。第2の実施例は、かかる原理
に基づいて成されたものである。尚、説明の都合上、第
1の実施例と同一または同等の構成要素については説明
を簡略化し若しくは省略するものとする。
【0088】この装置は、光検出のための手段として、
被測定デバイス260上の予め所定の電圧(グランド電
位を含む)が与えられた電極260bと被測定対象の電
極260cとを半導体のもつ光電効果で短絡させること
を利用したものである。
【0089】この装置では、光パルスに同期して、被測
定電気信号が発生するので、光パルスを電気信号に同期
させるためにLDを用いた前述の方法と異なり、より短
パルスのレーザーを用いることが出来る。そのためLD
パルス光源100に代えてモード同期レーザ300(例
えばCPMリング色素レーザ、CPMーLD、カーレン
ズモード同期Ti:サファイアレーザー、LD励起のカ
ーレンズモード同期Cr:LiSAFレーザー等)が用
いられ、例えばCPMレーザ300からは、超短パルス
光(例えば、繰り返しレート100MHz,パルス幅7
0fs)が出力される。ハーフミラー310は、CPM
レーザ300の超短パルス光をストローブ光PS とトリ
ガ光Ptとに分離するもので、光ディレイ320はトリ
ガ光Ptの遅延時間を光路差にて調節する。計測部33
0に新たに設けられた遅延量制御回路340は光ディレ
イ320の光路差を調節するものである。これらがこの
装置の特徴的な点である。差動増幅器350、ロックイ
ンアンプ360は、第1の実施例同様、計測部160に
設けられているもので、信号平均化回路370は、S/
N比を向上させるのに必要に応じて設けられるものであ
る。
【0090】この装置の動作は、トリガ光Ptによって
電極260bと被測定対象の電極260cとが短絡して
被測定電気信号が発生する点が前述の実施例と動作の異
なる所であるが、そのほかの動作は略同じである。この
装置においても,第1の実施例と同様の光プローブヘッ
ド140を用いることで同等の効果が得られる。
【0091】次に、第3の実施例を図23に基づいて説
明する。この第3の実施例は、第1の実施例の光検出部
160を、高速のPINフォトダイオードやストリーク
カメラ等の高速光検出器を用いて構成している。即ち、
LDパルス光源100に代えて、CWレーザ光源400
(例えば、He−Neレーザ,レーザダイオード,N
d:YAGレーザ、Cr:LiSAFレーザ等)を用
い、光検出部410に、ストリークカメラ420を用い
たものである。計測部430は,ロックイン増幅が不要
で、ストリークカメラ410からの波形がそのまま表示
部440に表示される、という簡単なものになってい
る。そのほかの動作は略同じであり、この装置において
も、同じ光プローブヘッド140を用いることで同等の
効果が得られる。
【0092】更に、本発明は、以上に説明した実施例に
限定されず、種々の変形が可能である。例えば、光プロ
ーブヘッド140の電気光学変換部材140aの構成
を、図24の断面図に示すように、全てを電気光学結晶
K(斜線部)で形成したり、ガラスブロックG及び電気
光学結晶K(斜線部)を組み合わせた構成としてもよ
い。
【0093】又、電気光学変換部材140aの断面形状
を、図25に示すように、設計仕様等に応じて、種々の
形状にしてもよい。
【0094】又、有底筒部140bと電気光学変換部材
140aとの摩擦は、小さいほど望ましいので、次に示
す様な方法で摩擦を減少させる手段を講じると効果的で
ある。例えば、有底筒部140bと電気光学変換部材1
40aとの接触面に潤滑油を塗布したり、テフロン加工
などの表面処理を施す等の手段を講じてもよい。又、図
26と図27に示すように、有底筒部140b又は電気
光学変換部材140aのいずれか一方に突起を設けるこ
とにより接触面積を減らしたり、図28に示すように、
有底筒部140bと電気光学変換部材140aとの間に
ベアリングBを介在させる等の手段も効果的である。
【0095】更に、被測定物と光プローブヘッドの電気
光学変換部材との距離を精密に制御したいときは、従来
例と同様に被測定物とプローブとの距離を検出し、その
検出結果に応じて距離を制御するようにしても良い。従
来例のもの以外に、例えば、同一出願人による「特願平
3−226267」にあるように、ストローブ光PS
加えて位置検出用のコヒーレント光を与えて被測定物と
プローブとの距離を精密に測定するようにしても良い
(図29を参照)。
【0096】又、電気光学結晶には、LiNbO3 に限
られず、LiTaO3 ,GaAs,BSO,ZnTe,
KDPなどももちいることができ、電気光学結晶に代え
て有機分子膜や分子薄膜などの電気光学材料を用いても
よい。
【0097】又、上述した実施例では、光プローブヘッ
ド140を、有底筒部140b内に電気光学変換部材1
40aを挿入する構造にしたが、本発明は、このような
有底筒部140bに限定されるものではない。即ち、有
底筒部140bは、本来的機能として、電気光学変換部
材140aを上下方向Zへ進退移動可能に支持してガイ
ドするために設けられている。したがって、これらの実
施例で示した円筒状に限定されず、電気光学変換部材1
40aを上下方向Zへ進退移動可能に支持してガイドす
るガイド機構を有する手段は、本発明に含まれる。
【0098】尚、図29に示す電界測定装置の構成及び
機能は次の通りである。即ち、パルス光源500から波
長λ1 の光パルスLが出射される。偏光子510は出射
された光パルスLの特定の偏光成分だけを透過する。こ
の偏光された光パルスをL1とする。透過した光パルス
L1はハーフミラー520およびダイクロイックミラー
530を通過する。このダイクロイックミラー530は
波長λ1 の光に対して透明である。ダイクロイックミラ
ー530を通過した光パルスL1は、対物レンズ540
により、ガラス支持体550aおよびこれに支持された
電気光学材料550bを透過して多層膜ミラー550c
上に集光される。
【0099】光プローブ550は、これらガラス支持体
550a,電気光学材料550b,および多層膜ミラー
550cを含んで構成されている。この光プローブ55
0は集積回路などの被測定物560から測定距離dの位
置にある。被測定物560は被測定物制御回路570か
ら電源や信号を供給されて動作する。また、被測定物制
御回路570は制御部580に制御信号を送出し、制御
部580はこの制御信号を受けてパルス光源500の点
燈タイミングを制御する。また、制御部580はこれと
同時に計測部610へ制御信号を送出する。
【0100】多層膜ミラー550cに集光された光パル
スL1はこの多層膜ミラー550cで反射され、再び電
気光学材料550bを透過する。ここで、光パルスL1
が透過する電気光学材料550bの屈折率は、被測定物
560の表面で発生する電圧変化に対応して変化する。
したがって、光プローブ550に入力した光パルスL1
の偏光成分は、上記被測定物560の電圧変化に対応し
た変化を与えられ、光プローブ550から入力時とは逆
の方向に出力される。光プローブ550から逆方向に出
力された光パルスL1は、ハーフミラー520で反射さ
れて検光子590に入力される。この検光子590を光
パルスL1が通過することによって、光パルスL1の特
定の偏光成分のみが取り出されて光検出器600に与え
られる。この光検出器600に与えられる光パルスをL
2とする。光検出器600は、与えられた光パルスL2
の強度に応じた検出信号を計測部610に出力する。計
測部610は、制御部580からの制御信号に基づき、
この検出信号を増幅,検波することによって被測定物5
60の電圧を検出する。表示部620は、検出された電
圧のデータを受け取ってこれを表示する。尚、波長λ1
の光を出射する光源はパルス光源だけに限定されず、連
続光源でもよい。
【0101】次に、光プローブ550と被測定物560
との間の測定距離dの計測および制御の原理について説
明する。第2の光源630からは、上記の第1のパルス
光源500から出射される波長λ1 の光パルスLとは異
なる波長λ2 の光Pが出力される。この光Pは、ハーフ
ミラー58を通過して、ダイクロイックミラー530で
反射される。ここで、ダイクロイックミラー530は波
長λ2 の光Pを直角に反射するようにできている。反射
された光Pは対物レンズ540によって多層膜ミラー5
50c上に集光される。この多層膜ミラー550cは波
長λ2 の光Pの一部を反射し、残りを透過する。多層膜
ミラー550cで反射された光(第1反射光)を反射光
P1とし、多層膜ミラー550cを透過して被測定物5
60表面で反射され、再び多層膜ミラー550cを通過
する光(第2反射光)を反射光P2とする。この反射光
P1,P2は、ダイクロイックミラー530およびハー
フミラー640で反射されて第2の光検出手段である干
渉光検出器650に与えられる。この干渉光検出器65
0は、2つの反射光によって生じる干渉光の強度を干渉
出力Iとして検出する。この干渉出力Iは上記測定距離
dと一定の関係にあり、sin2 (2d/λ2 )に比例
する。処理部670は、干渉光検出器650から干渉出
力Iを受け、上記関係に基づいて測定距離dを演算す
る。
【0102】光プローブ550および被測定物560
は、それぞれ支持体700および70によって支持され
ている。また、これら2つの支持体700,710は光
プローブ駆動部680および被測定物駆動部690によ
って駆動される。両駆動部680,690は、モータや
ピエゾ素子などによって構成されている。処理部670
は、算出した測定距離dに基づいて、光プローブ駆動部
680および被測定物駆動部690にそれぞれ制御信号
を与えることによって、光プローブ550および被測定
物560を駆動して測定距離dを制御する。すなわち、
処理部670,光プローブ駆動部680、および被測定
物駆動部690によって測定距離制御手段660が構成
されている。
【0103】このように、この実施例によれば光プロー
ブ550と被測定物560との間の測定距離dを直接測
定できるため、従来と違って、予め基準距離を設定する
必要がなく、測定距離を制御する動作が単純となる利点
がある。また、測定距離を制御するときの精度は、光の
干渉を利用するため、光の波長に基づいた高い精度を得
ることができる。したがって、従来よりも測定距離を短
くすることができるので、より高い検出感度を得られ、
しかも、測定距離の再現性にすぐれた制御をすることが
できる。
【0104】又、処理部670で算出された測定距離d
に関する情報は、計測部610に与えられる。この計測
部610は光検出器600から得た検出信号の補正を上
記情報に基づいて行い、測定電圧の補正を行う。被測定
物560の測定電圧はこのように得られた正確な測定距
離に基づいて補正されるため、より正確な電圧を求める
ことが可能となる。
【0105】又、距離測定は対物レンズ540の視野幅
内で行われるため、従来のように外部に光変位センサを
取り付ける必要はない。さらに、従来と違って高価な多
重焦点レンズが不要になる。従って、装置を安価に構成
できる。
【0106】尚、上述の実施例では、光源630から出
力された光は、対物レンズ540によって多層膜ミラー
550cに集光されており、被測定物560の表面には
集光されていない。すなわち、被測定物560の表面に
は一定の範囲に光束が照射されることになる。したがっ
て、計測される測定距離は、光プローブ550と被測定
物560表面の上記一定範囲との間の平均距離となる。
しかし、これとは別に、被測定物560の表面のごく狭
い範囲で測定距離を計測,制御したい場合がある。この
場合には、被測定物560の表面に光を集光させること
により、集光されたごく狭い範囲での測定距離を算出す
ることができる。逆に、広い範囲での平均的測定距離を
求めたい場合には、光源630から出力された光は集光
せず、一定範囲を照射するようにすればよい。
【0107】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、被測定物と
電気光学材料とが接触しても、電気光学材料がガイド機
構によってガイドされて、被測定物に過大な力が掛から
ないので、被測定物の損傷や破壊を未然に防止すること
ができる。更に、この接触状態で被測定物の電界強度を
測定するので、測定感度の向上が図られる。又、光プロ
ーブヘッドは極めて簡素な構造であるので、保守・調整
等が簡易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の電界測定装置の構
成を示すプロック図である。
【図2】光プローブヘッドの構成を部分的に破断して示
した要部斜視図である。
【図3】他の光プローブヘッドの構成を部分的に破断し
て示した要部斜視図である。
【図4】更に他の光プローブヘッドの構成を部分的に破
断して示した要部斜視図である。
【図5】図4に示す光プローブヘッドから電気光学部材
を除いた状態を示す要部斜視図である。
【図6】更に他の光プローブヘッドの構成を部分的に破
断して示した要部斜視図である。
【図7】図6に示す光プローブヘッドから電気光学部材
を除いた状態を示す要部斜視図である。
【図8】更に他の光プローブヘッドの構成を示す要部斜
視図である。
【図9】図8に示す光プローブヘッドの縦断面構造を示
す要部断面図である。態を示す要部斜視図である。
【図10】更に他の光プローブヘッドの構成を示す要部
縦断面図である。
【図11】電気光学部材の変形例の構造を示す斜視図で
ある。
【図12】駆動パルスの波形例を示す説明図である。
【図13】ストローブ光の波形例を示す説明図である。
【図14】被測定デバイスと光プローブヘッドとが接触
する様子を示す説明図である。
【図15】更に被測定デバイスと光プローブヘッドとが
接触する様子を示す説明図である。
【図16】入射光が電気光学部材で合焦した様子を示す
説明図である。
【図17】更に、入射光が電気光学部材で合焦した様子
を示す説明図である。
【図18】更に、入射光が電気光学部材で合焦して反射
された様子を示す説明図である。
【図19】接触スイッチの構成を説明するための説明図
である。
【図20】他の接触スイッチの構成を説明するための説
明図である。
【図21】更に他の接触スイッチの構成を説明するため
の説明図である。
【図22】第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図23】第3実施例の構成を示すブロック図である。
【図24】電気光学部材の変形例の断面形状を示す説明
図である。
【図25】電気光学部材の更に他の変形例の断面形状を
示す説明図である。
【図26】光プローブヘッドの変形例の断面形状を示す
説明図である。
【図27】光プローブヘッドの他の変形例の断面形状を
示す説明図である。
【図28】光プローブヘッドの更に他の変形例の断面形
状を示す説明図である。
【図29】被測定物と電気光学部材との距離を精密に制
御するための装置構成例を示すブロック図である。
【図30】従来の電界測定装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
140…光プローブヘッド、140a…電気光学部材、
140b…有底筒体、140c…支持体、140d…貫
通孔、140e…小突部、140f…反射部、140g
…開口部、140h…欠損部、140i…小貫通部、1
49…天秤機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 C 7377−4M

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界強度に応じて光学的特性が変化する
    電気光学材料を被測定物に対向させ、上記光学的特性の
    変化を検出することにより上記被測定物の電界強度を測
    定する電界測定装置において、 前記電気光学材料を有する電気光学部材と、 上記電気光学部材を、被測定物の対向方向へ所定のスト
    ローク範囲内で進退移動自在に支持するガイド機構と、 上記ガイド機構を被測定物の対向方向へ進退移動させる
    駆動手段と、を具備することを特徴とする電界測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド機構は、前記電気光学部材を
    摺動自在に嵌挿して支持する筒状体を有することを特徴
    とする請求項1に記載の電界測定装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド機構は、前記電気光学部材と
    前記筒状体の間に潤滑手段を有することを特徴とする請
    求項2に記載の電界測定装置。
  4. 【請求項4】 前記潤滑手段は、前記筒状体と前記電気
    光学部材の間に充填された潤滑油であることを特徴とす
    る請求項3に記載の電界測定装置。
  5. 【請求項5】 前記潤滑手段は、前記筒状体の内壁と前
    記電気光学部材の側壁の少なくとも一方に施したテフロ
    ン加工層から成ることを特徴とする請求項3に記載の電
    界測定装置。
  6. 【請求項6】 前記潤滑手段は、前記筒状体の内壁と前
    記電気光学部材の間に介在されたベアリングであること
    を特徴とする請求項3に記載の電界測定装置。
  7. 【請求項7】 前記潤滑手段は、前記筒状体の内壁と前
    記電気光学部材の側壁の少なくとも一方に設けられて前
    記筒状体の内壁と前記電気光学部材の側壁との接触面を
    小さくする1又は2以上の突部を有することを特徴とす
    る請求項3に記載の電界測定装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド機構には、前記被測定物と該
    ガイド機構との間隔を計測する距離測定手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の電界測定装
    置。
  9. 【請求項9】 前記電気光学部材は、光透過性を有する
    基部と、該基部の前記被測定物側の端部に固着された電
    気光学材料で構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の電界測定装置。
  10. 【請求項10】 前記電気光学部材の前記被測定物側の
    端部には、先端が滑らかな小突部が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の電界測定装置。
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