JPH0688791A - 蛍光x線分析装置 - Google Patents
蛍光x線分析装置Info
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- JPH0688791A JPH0688791A JP23750692A JP23750692A JPH0688791A JP H0688791 A JPH0688791 A JP H0688791A JP 23750692 A JP23750692 A JP 23750692A JP 23750692 A JP23750692 A JP 23750692A JP H0688791 A JPH0688791 A JP H0688791A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 全反射蛍光X線分析装置に関し,広い水平放
射角を有するSOR光を水平に偏光する垂直帯状のX線
ビームに変形することを目的とする。 【構成】 水平面内に発散して放射されるSOR光1を
励起用X線ビーム源とし,X線ビーム4を試料3の垂直
に置かれた表面に全反射する角度で入射する蛍光X線分
析装置において,水平面内に発散する該SOR光1を反
射して該試料3表面又はその近傍において垂直に発散す
る該X線ビーム4に変換するための,光軸を該SOR光
1の発光源からずらして水平に配設されたトロイダル鏡
2を有するように構成する。
射角を有するSOR光を水平に偏光する垂直帯状のX線
ビームに変形することを目的とする。 【構成】 水平面内に発散して放射されるSOR光1を
励起用X線ビーム源とし,X線ビーム4を試料3の垂直
に置かれた表面に全反射する角度で入射する蛍光X線分
析装置において,水平面内に発散する該SOR光1を反
射して該試料3表面又はその近傍において垂直に発散す
る該X線ビーム4に変換するための,光軸を該SOR光
1の発光源からずらして水平に配設されたトロイダル鏡
2を有するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,シンクロトロン軌道放
射光(以下SOR光という。)を励起用X線源とする全
反射蛍光X線分析装置に関し,特に試料表面と略垂直に
偏向しかつ強度の大きい励起用X線源を作成する手段に
関する。
射光(以下SOR光という。)を励起用X線源とする全
反射蛍光X線分析装置に関し,特に試料表面と略垂直に
偏向しかつ強度の大きい励起用X線源を作成する手段に
関する。
【0002】全反射蛍光X線分析装置は,励起用のX線
を臨界角より小角度で試料表面に入射し全反射させる蛍
光X線分析装置であり,入射角が小さいため励起用X線
の侵入深さが浅くノイズとなる試料深部からの散乱が少
ないことから,とくに表面層の分析に適するものとして
広く利用されつつある。
を臨界角より小角度で試料表面に入射し全反射させる蛍
光X線分析装置であり,入射角が小さいため励起用X線
の侵入深さが浅くノイズとなる試料深部からの散乱が少
ないことから,とくに表面層の分析に適するものとして
広く利用されつつある。
【0003】しかし,通常の電子線励起のX線源は輝度
が小さいため,入射角が小さく極めて薄い入射ビームを
必要とする全反射X線分析装置には適していない。他
方,高い輝度を有するSOR光は,試料面に平行に偏光
するためノイズが多いという問題がある。
が小さいため,入射角が小さく極めて薄い入射ビームを
必要とする全反射X線分析装置には適していない。他
方,高い輝度を有するSOR光は,試料面に平行に偏光
するためノイズが多いという問題がある。
【0004】このため,SOR光を励起用X線ビームと
して適するように,偏光状態及び形状を変換する手段を
備えた全反射蛍光X線分析装置が必要とされている。
して適するように,偏光状態及び形状を変換する手段を
備えた全反射蛍光X線分析装置が必要とされている。
【0005】
【従来の技術】図5は従来例竪型蛍光X線分析装置構成
図であり,SOR光を利用する装置の主要部分の配置
を,図5(a)は平面図,図5(b)は縦断面図で表し
ている。
図であり,SOR光を利用する装置の主要部分の配置
を,図5(a)は平面図,図5(b)は縦断面図で表し
ている。
【0006】従来,SOR光を励起用X線源とする全反
射蛍光X線分析装置は,図5を参照して,X線を垂直面
内で反射,回折させる竪型蛍光X線分析装置が用いられ
ていた。
射蛍光X線分析装置は,図5を参照して,X線を垂直面
内で反射,回折させる竪型蛍光X線分析装置が用いられ
ていた。
【0007】例えば,図5を参照して,SOR光50
を,不必要な波長域を除きかつビーム方向を定めるため
に対向する2つの反射鏡(51b)間で反射させるビー
ムラインフイルタ51を通したのち,スリット52によ
り略水平面内に在る薄い帯状のX線ビーム56に成形
し,分光結晶53で回折し,続いて試料54表面に照射
して全反射させる。このとき試料54表面から励起され
る蛍光X線を,試料54表面直上に配設されたX線検知
器55により検出し分析する。
を,不必要な波長域を除きかつビーム方向を定めるため
に対向する2つの反射鏡(51b)間で反射させるビー
ムラインフイルタ51を通したのち,スリット52によ
り略水平面内に在る薄い帯状のX線ビーム56に成形
し,分光結晶53で回折し,続いて試料54表面に照射
して全反射させる。このとき試料54表面から励起され
る蛍光X線を,試料54表面直上に配設されたX線検知
器55により検出し分析する。
【0008】竪型蛍光X線分析装置では,このビームラ
インフイルタ51を通過したSOR光50はその後,分
光結晶53から試料54表面での反射に至るまで全て垂
直面内で回折,反射するように配置される。
インフイルタ51を通過したSOR光50はその後,分
光結晶53から試料54表面での反射に至るまで全て垂
直面内で回折,反射するように配置される。
【0009】かかる配置は,SOR光の如く水平面内に
広い幅を有し,かつ垂直方向に薄い形状のビームを入射
X線ビームとして用いる場合に適している。即ち,試料
面には全反射角以下の小角,通常は0.1°以下の角度
で励起X線を入射しなければならず,利用できる入射ビ
ームの厚さは極めて薄い。例えば,入射角0.1°で6
0mmの範囲を照射するとき利用される入射ビームの厚さ
は,0.1mmに過ぎない。他方ビームの幅方向の利用で
きる範囲は,試料と同じ大きさに制限されるだけで,厚
さ方向の如き厳しい制限はない。
広い幅を有し,かつ垂直方向に薄い形状のビームを入射
X線ビームとして用いる場合に適している。即ち,試料
面には全反射角以下の小角,通常は0.1°以下の角度
で励起X線を入射しなければならず,利用できる入射ビ
ームの厚さは極めて薄い。例えば,入射角0.1°で6
0mmの範囲を照射するとき利用される入射ビームの厚さ
は,0.1mmに過ぎない。他方ビームの幅方向の利用で
きる範囲は,試料と同じ大きさに制限されるだけで,厚
さ方向の如き厳しい制限はない。
【0010】このため,入射X線ビームのうち利用され
る範囲は,水平方向に試料と略同じ幅を有し,かつ極め
て薄い例えば0.1mmの厚さの部分に過ぎない。言い換
えれば,かかる水平面内に広がる幅広で薄い入射X線ビ
ームの全体を利用することができる。
る範囲は,水平方向に試料と略同じ幅を有し,かつ極め
て薄い例えば0.1mmの厚さの部分に過ぎない。言い換
えれば,かかる水平面内に広がる幅広で薄い入射X線ビ
ームの全体を利用することができる。
【0011】従来,SOR光を利用するとき竪型蛍光X
線分析装置を用いるのは,上述したように竪型の装置は
水平面内で幅広のX線ビームを利用するに適しており,
一方,SOR光は以下に述べるように,かかるX線ビー
ムの取り出しに適するからである。
線分析装置を用いるのは,上述したように竪型の装置は
水平面内で幅広のX線ビームを利用するに適しており,
一方,SOR光は以下に述べるように,かかるX線ビー
ムの取り出しに適するからである。
【0012】図4はSOR光利用説明斜視図であり,図
(a)は水平面内に在る帯状のビームを取り出す場合
を,図4(b)は垂直面内に在る帯状のビームを取り出
す場合を表している。
(a)は水平面内に在る帯状のビームを取り出す場合
を,図4(b)は垂直面内に在る帯状のビームを取り出
す場合を表している。
【0013】図4を参照して,SOR光50は,通常は
水平に設けられた蓄積リングから放射されるため,水平
面内に在る薄い発散ビームとして放射される。なお,そ
の偏光状態は,ビーム面内にあり進行方向と直交する偏
光方向50を有する直線偏光である。
水平に設けられた蓄積リングから放射されるため,水平
面内に在る薄い発散ビームとして放射される。なお,そ
の偏光状態は,ビーム面内にあり進行方向と直交する偏
光方向50を有する直線偏光である。
【0014】従って,水平なスリットを用いて水平面に
ある適当な幅の帯状のビームを取り出すことができる。
かかる如く,SOR光から効率よく竪型蛍光X線分析装
置に必要な水平な帯状のX線ビームを取り出すことがで
きる。
ある適当な幅の帯状のビームを取り出すことができる。
かかる如く,SOR光から効率よく竪型蛍光X線分析装
置に必要な水平な帯状のX線ビームを取り出すことがで
きる。
【0015】しかし,X線は水平面内で直線偏光してい
るために,図5(a)を参照して,竪型蛍光X線分析装
置では試料54表面と励起用X線ビーム56の偏光方向
56aとが平行になる。
るために,図5(a)を参照して,竪型蛍光X線分析装
置では試料54表面と励起用X線ビーム56の偏光方向
56aとが平行になる。
【0016】このため,試料54表面と略垂直に偏光す
るX線を励起光として用いることにより試料面と垂直方
向への散乱X線を減少させS/N比を向上するという常
用手段を適用することができない。
るX線を励起光として用いることにより試料面と垂直方
向への散乱X線を減少させS/N比を向上するという常
用手段を適用することができない。
【0017】従って,従来のSOR光から取り出した水
平なビームを用いる竪型蛍光X線分析装置では,X線ビ
ームの偏光方向が試料面と平行になるためS/N比が劣
るのである。
平なビームを用いる竪型蛍光X線分析装置では,X線ビ
ームの偏光方向が試料面と平行になるためS/N比が劣
るのである。
【0018】上述した偏光方向に基づくS/N比の悪化
を避けるため,水平面内でX線を反射,回折する水平型
蛍光X線分析装置が用いられた。図6は従来例水平型蛍
光X線分析装置構成図であり,主要部分の配置を,図6
(a)は平面図,図6(b)は縦断面図で表している。
を避けるため,水平面内でX線を反射,回折する水平型
蛍光X線分析装置が用いられた。図6は従来例水平型蛍
光X線分析装置構成図であり,主要部分の配置を,図6
(a)は平面図,図6(b)は縦断面図で表している。
【0019】この装置では,図4(b)を参照して,S
OR光50から垂直面内に幅を持つ薄い帯状のX線ビー
ム56を取り出す。従って,X線ビーム56の偏光状態
は,ビームの厚さ方向,即ち帯状のビーム面の垂直方向
に偏光している。
OR光50から垂直面内に幅を持つ薄い帯状のX線ビー
ム56を取り出す。従って,X線ビーム56の偏光状態
は,ビームの厚さ方向,即ち帯状のビーム面の垂直方向
に偏光している。
【0020】このため,図6を参照して,試料54に入
射するX線ビームは試料54表面に略垂直に偏光するた
め,試料54表面の垂直方向に設置されたX線検知器5
5に散乱されるX線は弱く,バックグラウンドが小さ
い。
射するX線ビームは試料54表面に略垂直に偏光するた
め,試料54表面の垂直方向に設置されたX線検知器5
5に散乱されるX線は弱く,バックグラウンドが小さ
い。
【0021】従って,高いS/N比を実現することがで
きる。しかし,水平型蛍光X線分析装置は,水平に放射
されるSOR光50を垂直のスリットを通してX線ビー
ムを取り出すため,X線ビームの幅はSOR光の高さで
制限され,試料全面を照射するに十分な幅を得ることが
できない。
きる。しかし,水平型蛍光X線分析装置は,水平に放射
されるSOR光50を垂直のスリットを通してX線ビー
ムを取り出すため,X線ビームの幅はSOR光の高さで
制限され,試料全面を照射するに十分な幅を得ることが
できない。
【0022】このため,照射面積が小さく蛍光X線強度
が弱いという問題がある。
が弱いという問題がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述したように,SO
R光を励起X線として利用する従来の全反射蛍光X線分
析装置は,竪型の装置にあっては入射X線ビームの偏光
方向が試料表面に平行であるため試料表面から垂直に放
射される散乱X線が強くS/N比が悪いという欠点があ
り,また水平型の装置にあっては入射X線ビームの幅,
即ち高さが小さいため照射面積が小さく優れたS/Nを
得ることができないという欠点がある。
R光を励起X線として利用する従来の全反射蛍光X線分
析装置は,竪型の装置にあっては入射X線ビームの偏光
方向が試料表面に平行であるため試料表面から垂直に放
射される散乱X線が強くS/N比が悪いという欠点があ
り,また水平型の装置にあっては入射X線ビームの幅,
即ち高さが小さいため照射面積が小さく優れたS/Nを
得ることができないという欠点がある。
【0024】本発明は,光軸をX線ビームの光軸からず
らせたトロイダル鏡をビームラインフイルタの反射鏡と
して用い,広い水平放射角を有するSOR光を垂直な幅
をもつ帯状のX線ビームに変形するもので,かかるX線
ビームを幅の広いかつ試料表面に略垂直に偏光する励起
X線として用いることにより,高いS/N比を有する全
反射蛍光X線分析装置を提供することを目的としてい
る。
らせたトロイダル鏡をビームラインフイルタの反射鏡と
して用い,広い水平放射角を有するSOR光を垂直な幅
をもつ帯状のX線ビームに変形するもので,かかるX線
ビームを幅の広いかつ試料表面に略垂直に偏光する励起
X線として用いることにより,高いS/N比を有する全
反射蛍光X線分析装置を提供することを目的としてい
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり,水平帯状のSOR光がトロイダル鏡により反
射され垂直帯状のX線ビームに変換される様子を表して
いる。
図であり,水平帯状のSOR光がトロイダル鏡により反
射され垂直帯状のX線ビームに変換される様子を表して
いる。
【0026】図2は本発明の実施例平面図であり,主要
な部分の配置とX線の進行状態を,図3は本発明の実施
例説明図であり,トロイダル鏡の光軸調整機能とX線ビ
ームの変形の様子を表している。
な部分の配置とX線の進行状態を,図3は本発明の実施
例説明図であり,トロイダル鏡の光軸調整機能とX線ビ
ームの変形の様子を表している。
【0027】上記課題を解決するために,本発明の第一
の構成は,図1を参照して,水平面内に発散して放射さ
れるSOR光1を励起用X線ビーム源とし,該X線ビー
ム4を試料3の垂直に置かれた表面に全反射する角度で
入射する蛍光X線分析装置において,水平面内に発散す
る該SOR光1を反射して該試料3表面又はその近傍に
おいて垂直に発散する該X線ビーム4に変換するため
の,光軸を該SOR光1の発光源からずらして水平に配
設されたトロイダル鏡2を有することを特徴として構成
し,及び,第二の構成は,図2及び図3を参照して,第
一の構成の蛍光X線分析装置において,該トロイダル鏡
2との間で該SOR光1を各々一回以上反射する,平面
鏡,他のトロイダル鏡及びトロイダル形状の湾曲結晶の
何れか一つからなる反射面を該トロイダル鏡2に対向し
て配設したことを特徴として構成する。
の構成は,図1を参照して,水平面内に発散して放射さ
れるSOR光1を励起用X線ビーム源とし,該X線ビー
ム4を試料3の垂直に置かれた表面に全反射する角度で
入射する蛍光X線分析装置において,水平面内に発散す
る該SOR光1を反射して該試料3表面又はその近傍に
おいて垂直に発散する該X線ビーム4に変換するため
の,光軸を該SOR光1の発光源からずらして水平に配
設されたトロイダル鏡2を有することを特徴として構成
し,及び,第二の構成は,図2及び図3を参照して,第
一の構成の蛍光X線分析装置において,該トロイダル鏡
2との間で該SOR光1を各々一回以上反射する,平面
鏡,他のトロイダル鏡及びトロイダル形状の湾曲結晶の
何れか一つからなる反射面を該トロイダル鏡2に対向し
て配設したことを特徴として構成する。
【0028】
【作用】本発明に係る蛍光X線分析装置では,水平帯状
のSOR光を光軸をずらせたトロイダル鏡に反射させて
垂直帯状に変換したX線ビームを,試料表面が垂直に設
定され,X線ビームが水平に回折又は反射される水平型
の全反射蛍光X線分析装置の励起用X線ビームとして使
用する。以下その作用を詳細に説明する。
のSOR光を光軸をずらせたトロイダル鏡に反射させて
垂直帯状に変換したX線ビームを,試料表面が垂直に設
定され,X線ビームが水平に回折又は反射される水平型
の全反射蛍光X線分析装置の励起用X線ビームとして使
用する。以下その作用を詳細に説明する。
【0029】初めに,本発明の第一の構成の作用を,図
1を参照して説明する。本構成では,水平面内に発散す
る水平帯状のSOR光1を反射するトロイダル鏡2が,
その光軸をSOR光1の光源からずらされて,水平に置
かれている。
1を参照して説明する。本構成では,水平面内に発散す
る水平帯状のSOR光1を反射するトロイダル鏡2が,
その光軸をSOR光1の光源からずらされて,水平に置
かれている。
【0030】光軸がSOR光1の光源を含み水平に置か
れたトロイダル鏡は,集光用のレンズとして,水平帯状
のSOR光1を縮小または点状に収束するために常用さ
れている。
れたトロイダル鏡は,集光用のレンズとして,水平帯状
のSOR光1を縮小または点状に収束するために常用さ
れている。
【0031】しかし,かかるトロイダル鏡の光軸を本構
成の如く水平面内で回転してずらすことにより,水平帯
状のSOR光1を試料3近傍において垂直帯状のX線ビ
ーム4に変形することができる。
成の如く水平面内で回転してずらすことにより,水平帯
状のSOR光1を試料3近傍において垂直帯状のX線ビ
ーム4に変形することができる。
【0032】このトロイダル鏡の曲率半径は極めて大き
く,反射光の偏光に対する効果は実質的に平面鏡と変わ
らない。この結果,水平に偏光するSOR光は,トロイ
ダル鏡の反射により垂直帯状のX線ビームに変形された
後も,その偏光面は反射前のSOR光の偏光方向と同じ
く水平に偏光している。
く,反射光の偏光に対する効果は実質的に平面鏡と変わ
らない。この結果,水平に偏光するSOR光は,トロイ
ダル鏡の反射により垂直帯状のX線ビームに変形された
後も,その偏光面は反射前のSOR光の偏光方向と同じ
く水平に偏光している。
【0033】従って,本構成のトロイダル鏡での反射に
より,水平偏光する水平帯状のSOR光が水平偏光する
垂直帯状のX線ビームに変換されるのである。この垂直
帯状のX線ビーム全体の強度は,トロイダル鏡が受光す
るSOR光全体の強度で決まる。これはトロイダル鏡で
集光する竪型蛍光X線分析装置に於ける強度と同じであ
る。
より,水平偏光する水平帯状のSOR光が水平偏光する
垂直帯状のX線ビームに変換されるのである。この垂直
帯状のX線ビーム全体の強度は,トロイダル鏡が受光す
るSOR光全体の強度で決まる。これはトロイダル鏡で
集光する竪型蛍光X線分析装置に於ける強度と同じであ
る。
【0034】かかるX線ビーム全体の強度に寄与するS
OR光は,例えばSOR光光源から10mの位置に置か
れた幅15cmのトロイダル鏡を用いた場合,水平取込み
角5×10-2mradの範囲のSOR光である。この水平取
込み角は既述した従来の水平型蛍光X線分析装置におけ
るものより10倍大きい。
OR光は,例えばSOR光光源から10mの位置に置か
れた幅15cmのトロイダル鏡を用いた場合,水平取込み
角5×10-2mradの範囲のSOR光である。この水平取
込み角は既述した従来の水平型蛍光X線分析装置におけ
るものより10倍大きい。
【0035】なお,X線ビームの厚さ方向の集光能力は
竪型蛍光X線分析装置に用いられている従来のトロイダ
ル鏡と変わりなく,X線ビームの強度に特に影響を及ぼ
すことはない。
竪型蛍光X線分析装置に用いられている従来のトロイダ
ル鏡と変わりなく,X線ビームの強度に特に影響を及ぼ
すことはない。
【0036】上述したように,本構成に係るトロイダル
鏡により,水平に放射されるSOR光から,全体の強度
が大きく,水平に偏光しかつ垂直帯状のX線ビームを形
成することができる。
鏡により,水平に放射されるSOR光から,全体の強度
が大きく,水平に偏光しかつ垂直帯状のX線ビームを形
成することができる。
【0037】従って,このX線ビームを励起用X線とす
る水平型蛍光X線分析装置は,励起用X線が水平偏光で
あることから試料に垂直に散乱されるX線が少なく,S
/N比が良いのである。
る水平型蛍光X線分析装置は,励起用X線が水平偏光で
あることから試料に垂直に散乱されるX線が少なく,S
/N比が良いのである。
【0038】また,SOR光の取込み角はX線ビームの
厚さに直接には寄与しないから,取込み角を大きく採っ
て励起X線の強度を強くすることができ,S/N比の良
い蛍光X線分析を実現できる。
厚さに直接には寄与しないから,取込み角を大きく採っ
て励起X線の強度を強くすることができ,S/N比の良
い蛍光X線分析を実現できる。
【0039】さらに,集光されたSOR光は薄い帯状の
X線ビームとなり,試料表面を広範囲に照射するから,
全X線強度が同じならば面積当たりの強度は小さく,照
射による試料の損傷が少ない。
X線ビームとなり,試料表面を広範囲に照射するから,
全X線強度が同じならば面積当たりの強度は小さく,照
射による試料の損傷が少ない。
【0040】次に,本発明の第二の構成では,図2及び
図3を参照して,第一の構成に係るトロイダル鏡を,平
面鏡,トロイダル鏡,又はトロイダル形状の結晶と対向
して配置するもので,SOR光を対向面間で複数回反射
させる。
図3を参照して,第一の構成に係るトロイダル鏡を,平
面鏡,トロイダル鏡,又はトロイダル形状の結晶と対向
して配置するもので,SOR光を対向面間で複数回反射
させる。
【0041】かかる対向する2面を有する装置は,SO
R光をシンクロトロン軌道から導出する真空のラインビ
ームと蛍光X線分析装置との間にビームラインフィルタ
として設けられ,不要な波長帯をカットし又は集光する
ために通常用いられている。
R光をシンクロトロン軌道から導出する真空のラインビ
ームと蛍光X線分析装置との間にビームラインフィルタ
として設けられ,不要な波長帯をカットし又は集光する
ために通常用いられている。
【0042】従って,本構成によれば,トロイダル鏡を
用いた従来のビームラインフィルタにトロイダル鏡の水
平面内での回転を付加するだけで他に特別の装置を用い
ることなく,水平型蛍光X線分析装置と結合して本発明
を容易に適用することができる。
用いた従来のビームラインフィルタにトロイダル鏡の水
平面内での回転を付加するだけで他に特別の装置を用い
ることなく,水平型蛍光X線分析装置と結合して本発明
を容易に適用することができる。
【0043】
【実施例】本発明の詳細を実施例を参照して説明する。
先ず,図2を参照して,水平なシンクロトロン軌道から
放射され真空のビームライン9中を直進したSOR光1
は,ビームラインフィルタで反射され垂直帯状のX線ビ
ーム4に変形され,ビームライン9の終端面から出射さ
れる。
先ず,図2を参照して,水平なシンクロトロン軌道から
放射され真空のビームライン9中を直進したSOR光1
は,ビームラインフィルタで反射され垂直帯状のX線ビ
ーム4に変形され,ビームライン9の終端面から出射さ
れる。
【0044】このビームラインフィルタ8は,図2を参
照して,2個のトロイダル鏡6,2が対向して水平に置
かれている。なお,これらの対向面はSOR光1の反射
角度と対向面間の距離により,全面が重なることも,又
は一部若しくは全部が重ならないこともあるのは当然で
ある。
照して,2個のトロイダル鏡6,2が対向して水平に置
かれている。なお,これらの対向面はSOR光1の反射
角度と対向面間の距離により,全面が重なることも,又
は一部若しくは全部が重ならないこともあるのは当然で
ある。
【0045】トロイダル鏡6,2は,例えば石英又は表
面に白金を蒸着した石英からなり,例えば長さ50cm,
受光面の幅12cmの大きさであり,入射及び反射X線を
含む面内で曲率半径500m,それと直交する面内で曲
率半径50cmのトロイダル鏡面に研磨され,試料3とS
OR光1光源とをつなぐ長さ略20mのビームライン9
の略中央に設置される。
面に白金を蒸着した石英からなり,例えば長さ50cm,
受光面の幅12cmの大きさであり,入射及び反射X線を
含む面内で曲率半径500m,それと直交する面内で曲
率半径50cmのトロイダル鏡面に研磨され,試料3とS
OR光1光源とをつなぐ長さ略20mのビームライン9
の略中央に設置される。
【0046】この光源に近いトロイダル鏡6は,水平面
内で5×10-2mradの発散角を有し,水平な線状のビー
ム断面1aを有するSOR光1を対向するトロイダル鏡
2面に全反射する。
内で5×10-2mradの発散角を有し,水平な線状のビー
ム断面1aを有するSOR光1を対向するトロイダル鏡
2面に全反射する。
【0047】このトロイダル鏡2は光軸をX線進行方向
から水平面内でずらせて設定されている。このトロイダ
ル鏡2で全反射されたX線は,出射位置近くで水平線状
のビーム断面4aであるが,試料近くで収束したのち垂
直線状の断面形状を有するX線ビームになる。
から水平面内でずらせて設定されている。このトロイダ
ル鏡2で全反射されたX線は,出射位置近くで水平線状
のビーム断面4aであるが,試料近くで収束したのち垂
直線状の断面形状を有するX線ビームになる。
【0048】上記トロイダル鏡6,2の組み合わせによ
り,水平面内の発散角5×10-2mrad,厚さ10mmのS
OR光を,試料3面において高さ1cm,厚さ0.1mmの
X線ビームに変換することができる。
り,水平面内の発散角5×10-2mrad,厚さ10mmのS
OR光を,試料3面において高さ1cm,厚さ0.1mmの
X線ビームに変換することができる。
【0049】この形状のX線ビームに利用されるSOR
光は,発散角及び厚さが竪型の分析装置で利用できるも
のと略おなじであり,従来のトロイダル鏡を用いた水平
型の分析装置で利用できる発散角1×10-5mrad,厚さ
10mmの場合の略5倍に相当する。
光は,発散角及び厚さが竪型の分析装置で利用できるも
のと略おなじであり,従来のトロイダル鏡を用いた水平
型の分析装置で利用できる発散角1×10-5mrad,厚さ
10mmの場合の略5倍に相当する。
【0050】これらのトロイダル鏡6,2はX線ビーム
4の進行方向を含む垂直面内で水平な軸廻りの回転機
構,及び垂線を回転軸2aとする水平面内での回転機構
を有するステージに載置され調整される。
4の進行方向を含む垂直面内で水平な軸廻りの回転機
構,及び垂線を回転軸2aとする水平面内での回転機構
を有するステージに載置され調整される。
【0051】トロイダル鏡6,2の調整は,先ず通常の
集光装置としてなされる通常の調整手順に従い,2つの
トロイダル鏡の光軸をSOR光源の垂線と交わる水平線
となるように調整する。このとき,X線ビームは水平線
状または点状に収束する。
集光装置としてなされる通常の調整手順に従い,2つの
トロイダル鏡の光軸をSOR光源の垂線と交わる水平線
となるように調整する。このとき,X線ビームは水平線
状または点状に収束する。
【0052】次いで,トロイダル鏡2を垂直な回転軸2
a廻りに回転し,試料近くのX線ビームが垂直なビーム
断面4bとなる回転位置にもちきたすことによりトロイ
ダル鏡の光軸調整がなされる。
a廻りに回転し,試料近くのX線ビームが垂直なビーム
断面4bとなる回転位置にもちきたすことによりトロイ
ダル鏡の光軸調整がなされる。
【0053】次に,ビームライン9の終端面には,図2
を参照して,真空チャンバ10内に分光結晶7及び試料
3が設定され,X線検知器5が設置された水平型の蛍光
X線の分析装置が配置される。
を参照して,真空チャンバ10内に分光結晶7及び試料
3が設定され,X線検知器5が設置された水平型の蛍光
X線の分析装置が配置される。
【0054】分光結晶7及び試料3は,X線の照射面を
垂直にして,垂直線を回転軸とするそれぞれのステージ
(図示されていない。)上に設置される。分光結晶7
は,S/N比を低減するために励起X線の波長域を選択
して不要な蛍光X線の励起を避けるために使用され,例
えば高さ10cm,幅10cm,面方位(111)のシリコ
ン単結晶板を用い,(111)面の回折を利用すること
ができる。このとき厚さ0.1mmのX線ビームは,分光
結晶7に12度で入射し回折され,厚さ0.1mmのX線
ビームとして出射角12度で出射され,試料3表面に入
射する。
垂直にして,垂直線を回転軸とするそれぞれのステージ
(図示されていない。)上に設置される。分光結晶7
は,S/N比を低減するために励起X線の波長域を選択
して不要な蛍光X線の励起を避けるために使用され,例
えば高さ10cm,幅10cm,面方位(111)のシリコ
ン単結晶板を用い,(111)面の回折を利用すること
ができる。このとき厚さ0.1mmのX線ビームは,分光
結晶7に12度で入射し回折され,厚さ0.1mmのX線
ビームとして出射角12度で出射され,試料3表面に入
射する。
【0055】試料3は,例えばSi結晶であるとき,入
射角を全反射の臨界角略0.1°以下に設定する。この
とき被測定面の大きさは例えば高さ1cm,幅6cmとな
る。X線検知器5は,入射X線で照射された試料3表面
から発生する蛍光X線を検出するためのもので,例えば
例えば半導体検出器が用いられ,試料3の被測定面に垂
直に,即ち入射角と略直角に配置される。このとき,入
射X線ビーム4の偏光面は試料3表面と略直交するから
偏光因子は略零となり,ノイズとなる散乱X線を少なく
することができる。
射角を全反射の臨界角略0.1°以下に設定する。この
とき被測定面の大きさは例えば高さ1cm,幅6cmとな
る。X線検知器5は,入射X線で照射された試料3表面
から発生する蛍光X線を検出するためのもので,例えば
例えば半導体検出器が用いられ,試料3の被測定面に垂
直に,即ち入射角と略直角に配置される。このとき,入
射X線ビーム4の偏光面は試料3表面と略直交するから
偏光因子は略零となり,ノイズとなる散乱X線を少なく
することができる。
【0056】X線検知器5で蛍光X線を検知した信号
は,増幅器5aを通し,パルスハイトアナライザ5bに
よりスペクトルに分解され,例えば不純物元素の特定,
定量に利用される。
は,増幅器5aを通し,パルスハイトアナライザ5bに
よりスペクトルに分解され,例えば不純物元素の特定,
定量に利用される。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば,広い水平放射角を有す
るSOR光を水平偏光した垂直帯状の励起用X線ビーム
に変形することができるから,水平型全反射蛍光X線分
析装置において広く試料表面を照射しかつ試料表面に略
垂直に偏光する励起X線ビームを提供することができ,
高いS/N比を有する蛍光X線分析装置を実現すること
ができ,また,従来の設備の些細な改造又は再調整によ
るだけで容易に本発明を実施することができるから,表
面分析装置の性能向上に寄与するところが大きい。
るSOR光を水平偏光した垂直帯状の励起用X線ビーム
に変形することができるから,水平型全反射蛍光X線分
析装置において広く試料表面を照射しかつ試料表面に略
垂直に偏光する励起X線ビームを提供することができ,
高いS/N比を有する蛍光X線分析装置を実現すること
ができ,また,従来の設備の些細な改造又は再調整によ
るだけで容易に本発明を実施することができるから,表
面分析装置の性能向上に寄与するところが大きい。
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の実施例平面図
【図3】 本発明の実施例説明図
【図4】 SOR光利用説明斜視図
【図5】 従来例竪型蛍光X線分析装置構成図
【図6】 従来例水平型蛍光X線分析装置構成図
1,50 SOR光 1a,4a,4b ビーム断面 2,6 トロイダル鏡 2a 回転軸 3,54 試料 4,56 X線ビーム 5,55 X線検知器 5a 増幅器 5b パルスハイトアナライザ 7,53 分光結晶 8,51 ビームラインフィルタ 9 ビームライン 10 真空チャンバ 50a,56a 偏光方向 52,62 スリット 51a,51b 反射鏡
Claims (2)
- 【請求項1】 水平面内に発散して放射されるSOR光
(1)(シンクロトロン軌道放射光)を励起用X線ビー
ム源とし,該X線ビーム(4)を試料(3)の垂直に置
かれた表面に全反射する角度で入射する蛍光X線分析装
置において,水平面内に発散する該SOR光(1)を反
射して該試料(3)表面又はその近傍において垂直に発
散する該X線ビーム(4)に変換するための,光軸を該
SOR光(1)の発光源からずらして水平に配設された
トロイダル鏡(2)を有することを特徴とする蛍光X線
分析装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の蛍光X線分析装置におい
て,該トロイダル鏡(2)との間で該SOR光(1)を
各々一回以上反射する,平面鏡,他のトロイダル鏡及び
トロイダル形状の湾曲結晶の何れか一つからなる反射面
を該トロイダル鏡(2)に対向して配設したことを特徴
とする蛍光X線分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23750692A JPH0688791A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 蛍光x線分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23750692A JPH0688791A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 蛍光x線分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688791A true JPH0688791A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17016333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23750692A Withdrawn JPH0688791A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 蛍光x線分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688791A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0961379A (ja) * | 1995-08-25 | 1997-03-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 軟x線断層撮影法 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP23750692A patent/JPH0688791A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0961379A (ja) * | 1995-08-25 | 1997-03-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 軟x線断層撮影法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |