JPH0688722A - ねじ山形状測定器 - Google Patents
ねじ山形状測定器Info
- Publication number
- JPH0688722A JPH0688722A JP23845492A JP23845492A JPH0688722A JP H0688722 A JPH0688722 A JP H0688722A JP 23845492 A JP23845492 A JP 23845492A JP 23845492 A JP23845492 A JP 23845492A JP H0688722 A JPH0688722 A JP H0688722A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measuring instrument
- screw
- parallel
- movable plate
- bolt hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 信頼性が高く、遠距離操作が可能なねじ山形
状測定器を提供することにある。 【構成】 被検出体のネジ部20aの中心軸に平行に可
動プレート59を移動するように構成した送り機構と、
可動プレート59の移動量を計測する検出器67と、可
動プレート59に取り付けたネジ面の凹凸を検出する検
出器63を設けたことを特徴とするものである。
状測定器を提供することにある。 【構成】 被検出体のネジ部20aの中心軸に平行に可
動プレート59を移動するように構成した送り機構と、
可動プレート59の移動量を計測する検出器67と、可
動プレート59に取り付けたネジ面の凹凸を検出する検
出器63を設けたことを特徴とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば圧力容器の鏡板
フランジ等の締め付けに使用されるスタッドボルトの植
え込み側のボルト穴のねじ山形状の計測、評価を行うの
に好適なねじ山形状測定器に関する。
フランジ等の締め付けに使用されるスタッドボルトの植
え込み側のボルト穴のねじ山形状の計測、評価を行うの
に好適なねじ山形状測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器は、図9に示すように上
鏡1と胴体2をスタッドボルト3及びナット4により接
続し、圧力容器全体を密閉するような構造となってい
る。
鏡1と胴体2をスタッドボルト3及びナット4により接
続し、圧力容器全体を密閉するような構造となってい
る。
【0003】図9は、スタッドボルト3による接続状態
の詳細を示す。スタッドボルト3は胴体2のフランジ5
とスタッドボルト3のネジ部6により接続し、その上面
より突き出しネジを切っていないシャンク部7が上鏡フ
ランジ部8に形成した貫通穴9を貫通して他端のネジ部
10にワッシャ11及びナット4を取り付け、その締め
付け力によりスタッドボルト3で上鏡1と胴体2を接続
している。
の詳細を示す。スタッドボルト3は胴体2のフランジ5
とスタッドボルト3のネジ部6により接続し、その上面
より突き出しネジを切っていないシャンク部7が上鏡フ
ランジ部8に形成した貫通穴9を貫通して他端のネジ部
10にワッシャ11及びナット4を取り付け、その締め
付け力によりスタッドボルト3で上鏡1と胴体2を接続
している。
【0004】発電用原子炉は、年に1回の定期検査が法
令で義務付けられている。この定期検査期間中に上鏡1
は胴体2から取り外され、原子炉圧力容器内の核燃料は
その一部を新しい燃料と取り替える作業が行われる。こ
のとき、使用済燃料からの放射線を遮蔽するために図1
0に示すようにプール12に水を張って取換え作業を行
なうが、スタッドボルト3はこのプール12内の水の中
に水没する。また、ISI(供用期間中検査)、燃料交
換の通路等のため一部のスタッドボルト3が胴体2のフ
ランジ5から抜き取られ、フランジ5のボルト穴20
(図11参照)も定期検査期間中は水没する。
令で義務付けられている。この定期検査期間中に上鏡1
は胴体2から取り外され、原子炉圧力容器内の核燃料は
その一部を新しい燃料と取り替える作業が行われる。こ
のとき、使用済燃料からの放射線を遮蔽するために図1
0に示すようにプール12に水を張って取換え作業を行
なうが、スタッドボルト3はこのプール12内の水の中
に水没する。また、ISI(供用期間中検査)、燃料交
換の通路等のため一部のスタッドボルト3が胴体2のフ
ランジ5から抜き取られ、フランジ5のボルト穴20
(図11参照)も定期検査期間中は水没する。
【0005】燃料の交換が終了するとプール12の水は
抜かれ、原子炉圧力容器は復旧されるが、プール12の
水を抜いた後スタッドボルト3やボルト穴20に付着し
た水が乾燥すると、スタッドボルト3及びボルト穴20
等に錆が発生する。特に、スタッドボルト3のネジ部
6,10及びボルト穴20のネジ部20aはスタッドボ
ルト3の取り付け及びナット4の取り付けの際に、ネジ
が損傷しないようにワイヤブラシ等を使用して錆の除去
が行われる。
抜かれ、原子炉圧力容器は復旧されるが、プール12の
水を抜いた後スタッドボルト3やボルト穴20に付着し
た水が乾燥すると、スタッドボルト3及びボルト穴20
等に錆が発生する。特に、スタッドボルト3のネジ部
6,10及びボルト穴20のネジ部20aはスタッドボ
ルト3の取り付け及びナット4の取り付けの際に、ネジ
が損傷しないようにワイヤブラシ等を使用して錆の除去
が行われる。
【0006】燃料交換時にスタッドボルト3及びボルト
穴20が水に触れないようにボルトキャップ或いはボル
ト穴プラグでシールされるが、上記の錆の発生・除去を
長年にわたり繰り返し行うと、スタッドボルト3のネジ
部6,10が摩耗して上鏡1の締め付け力に耐えられな
くなる可能性が生じてくる。これを避けるためスタッド
ボルト3やボルト穴20、ネジ部6,10,20aの計
測及び評価を行い、スタッドボルト3の交換或いはボル
ト穴20のネジ部20aの加工等対策を行う必要が生じ
る可能性がある。
穴20が水に触れないようにボルトキャップ或いはボル
ト穴プラグでシールされるが、上記の錆の発生・除去を
長年にわたり繰り返し行うと、スタッドボルト3のネジ
部6,10が摩耗して上鏡1の締め付け力に耐えられな
くなる可能性が生じてくる。これを避けるためスタッド
ボルト3やボルト穴20、ネジ部6,10,20aの計
測及び評価を行い、スタッドボルト3の交換或いはボル
ト穴20のネジ部20aの加工等対策を行う必要が生じ
る可能性がある。
【0007】従来ネジ山形状の計測はまず石膏によって
ネジ山の型を採取し、それを必要な形状に切断し、投影
器等により拡大して形状を計測する手法がよく使用され
る。更に評価は計測した形状と元の形状(設計寸法等)
とを比較することでおこなわれる。
ネジ山の型を採取し、それを必要な形状に切断し、投影
器等により拡大して形状を計測する手法がよく使用され
る。更に評価は計測した形状と元の形状(設計寸法等)
とを比較することでおこなわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術の場合
全て手作業であり、多大な労力と時間を要する。特に、
原子炉圧力容器周辺が放射線管理区域であるため、ねじ
山形状の計測は放射線雰囲気での作業となり、作業員の
被曝低減及び作業の効率化が要望されるところである。
全て手作業であり、多大な労力と時間を要する。特に、
原子炉圧力容器周辺が放射線管理区域であるため、ねじ
山形状の計測は放射線雰囲気での作業となり、作業員の
被曝低減及び作業の効率化が要望されるところである。
【0009】また、上記の如く型取りした石膏を投影器
で拡大する場合、観測面をネジ山に垂直に切断すること
が難しく、計測結果の信頼性を上げることが難しい。更
に、同じ場所を計測することが難しく、経年変化を観測
することが出来ないことも問題である。
で拡大する場合、観測面をネジ山に垂直に切断すること
が難しく、計測結果の信頼性を上げることが難しい。更
に、同じ場所を計測することが難しく、経年変化を観測
することが出来ないことも問題である。
【0010】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、信頼性が高く、遠隔操作が可能ななじ山形
状測定器を提供することにある。
点を解消し、信頼性が高く、遠隔操作が可能ななじ山形
状測定器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、測定対象となるボルト穴或いはスタッド
ボルトのネジ軸に平行に輪郭測定器或いはレーザー変位
計等の測定器を移動させ、測定器の移動量と測定器の計
測データを電気的に取り出すようにする。
め、本発明は、測定対象となるボルト穴或いはスタッド
ボルトのネジ軸に平行に輪郭測定器或いはレーザー変位
計等の測定器を移動させ、測定器の移動量と測定器の計
測データを電気的に取り出すようにする。
【0012】即ち、ボルト穴の中心軸に対して測定器を
平行に移動させるための駆動機構を取り付け、測定器を
ボルト穴の中心軸に平行に移動させ、測定器による被検
面(ネジ面)の凹凸のデータと測定器の位置のデータと
を同時に電気的に取り出すことにより、上記の目的を達
成することができる。
平行に移動させるための駆動機構を取り付け、測定器を
ボルト穴の中心軸に平行に移動させ、測定器による被検
面(ネジ面)の凹凸のデータと測定器の位置のデータと
を同時に電気的に取り出すことにより、上記の目的を達
成することができる。
【0013】
【作用】測定器の位置のデータと被検出体の凹凸のデー
タを電気的に取り出し組み合わせることにより、プロッ
ター等でネジ山の形状を紙面に出力したり、ブラウン管
に描かしたりすることができる。また、測定器の駆動機
構を遠隔操作可能なものにすることにより、作業者の被
曝低減及び作業の効率化が可能となり、また、同じ場所
を計測する場合でもケガキ線等の目印を付すことにより
簡単に行うことができる。
タを電気的に取り出し組み合わせることにより、プロッ
ター等でネジ山の形状を紙面に出力したり、ブラウン管
に描かしたりすることができる。また、測定器の駆動機
構を遠隔操作可能なものにすることにより、作業者の被
曝低減及び作業の効率化が可能となり、また、同じ場所
を計測する場合でもケガキ線等の目印を付すことにより
簡単に行うことができる。
【0014】更に、初期のネジ山形状を同様に計測して
おけば、初期状態或いは設計寸法等との比較及び評価も
容易に行うことが可能となる。
おけば、初期状態或いは設計寸法等との比較及び評価も
容易に行うことが可能となる。
【0015】
【実施例】図1に本発明にかかわるネジ山形状測定器を
原子炉圧力容器のボルト穴に装着した時の状態を示し、
図2及び図3に図1のC−C線断面及びB−B線断面図
を各々示す。
原子炉圧力容器のボルト穴に装着した時の状態を示し、
図2及び図3に図1のC−C線断面及びB−B線断面図
を各々示す。
【0016】図中の51は下部サポートで、中央に下部
芯合せピース52を有している。下部サポート51と上
部サポート53は、ブレース54により一体的に連結さ
れている。送り軸55は、下部サポート51及び上部サ
ポート53に各々ベアリング57,58で回転自在に且
つボルト穴20のネジ面20aに平行になるように支持
され、その一端が上部サポート53を貫通している。ガ
イド軸56は、下部サポート51及び上部サポート53
に動かないようにかつ送り軸55に平行に固定されてい
る。可動プレート59には送りナット60及びスライド
ブッシュ61が取り付けられ、各々送り軸55及びガイ
ド軸56が貫通している。また、可動プレート59には
測定器62が被検出体のネジ部20aに対峙するように
取り付けられる。
芯合せピース52を有している。下部サポート51と上
部サポート53は、ブレース54により一体的に連結さ
れている。送り軸55は、下部サポート51及び上部サ
ポート53に各々ベアリング57,58で回転自在に且
つボルト穴20のネジ面20aに平行になるように支持
され、その一端が上部サポート53を貫通している。ガ
イド軸56は、下部サポート51及び上部サポート53
に動かないようにかつ送り軸55に平行に固定されてい
る。可動プレート59には送りナット60及びスライド
ブッシュ61が取り付けられ、各々送り軸55及びガイ
ド軸56が貫通している。また、可動プレート59には
測定器62が被検出体のネジ部20aに対峙するように
取り付けられる。
【0017】一方、上部サポート53を貫通した送り軸
55の先端には歯車A63が取り付けられ、減速機67
を介してモータ66に取り付けられた歯車B64とエン
コーダ68に取り付けられた歯車C65が噛み合うよう
構成されている(図2参照)。モータ66及び減速機6
7は、上部サポート53とベアリングハウス70を介し
て一体的に構成されたモータ取り付け板69に固定さ
れ、エンコーダ68は上部サポート53に固定されてい
る。
55の先端には歯車A63が取り付けられ、減速機67
を介してモータ66に取り付けられた歯車B64とエン
コーダ68に取り付けられた歯車C65が噛み合うよう
構成されている(図2参照)。モータ66及び減速機6
7は、上部サポート53とベアリングハウス70を介し
て一体的に構成されたモータ取り付け板69に固定さ
れ、エンコーダ68は上部サポート53に固定されてい
る。
【0018】更に、上部サポート53は上部芯合せピー
ス71により、ボルト穴20の上部の平行部20cに対
して位置決めされるよう構成されている。
ス71により、ボルト穴20の上部の平行部20cに対
して位置決めされるよう構成されている。
【0019】測定器62、モータ66及びエンコーダ6
8には電気ケーブル72が接続され、その他端は別置き
の制御装置73に接続される。測定器62およびエンコ
ーダ68の検出信号は、更に記録装置74に取り込まれ
るよう構成されている。
8には電気ケーブル72が接続され、その他端は別置き
の制御装置73に接続される。測定器62およびエンコ
ーダ68の検出信号は、更に記録装置74に取り込まれ
るよう構成されている。
【0020】以上のように構成したネジ山形状測定器の
使用方法を以下に説明する。
使用方法を以下に説明する。
【0021】先ず図4に示すように、上部サポート53
から上部芯合せピース71を外した状態で測定器62を
ボルト穴20に挿入し、下部芯合せピース52がボルト
穴20のセンタ穴20bに合うように着座させることに
より、測定器62の下部とボルト穴20の芯合せを行
う。
から上部芯合せピース71を外した状態で測定器62を
ボルト穴20に挿入し、下部芯合せピース52がボルト
穴20のセンタ穴20bに合うように着座させることに
より、測定器62の下部とボルト穴20の芯合せを行
う。
【0022】次に上部芯合せピース71を測定器62の
上部から挿入し、ボルト穴20の上部の平行部20cを
ガイドして上部サポート53に取り付けることにより、
測定器62の上部とボルト穴20の芯合せを行う。これ
により、送り軸55及びガイド軸56がボルト穴20の
ネジ部20aに対して平行に保持され、測定器62を取
り付けた可動プレート59をボルト穴20のネジ部20
aに対して平行に上、下へ移動させることができる。
上部から挿入し、ボルト穴20の上部の平行部20cを
ガイドして上部サポート53に取り付けることにより、
測定器62の上部とボルト穴20の芯合せを行う。これ
により、送り軸55及びガイド軸56がボルト穴20の
ネジ部20aに対して平行に保持され、測定器62を取
り付けた可動プレート59をボルト穴20のネジ部20
aに対して平行に上、下へ移動させることができる。
【0023】次に、電気ケーブル72を制御装置73に
接続し、モータ66を駆動させる。モータ66の回転駆
動力は歯車B64、歯車A63を介して送り軸55に伝
達され、送り軸55が回転する。送り軸55の回転によ
り、送りナット60と一体に構成された可動プレート5
9、スライドブッシュ61及び測定器62がガイド軸5
6に沿って送り軸55の軸方向に移動する。この時、測
定器62からはレーザー光62aを発射し、ネジ部20
aに反射したレーザー光(反射光)62bを検出して検
出器62とねじ部20aの距離を測定し、電気信号に変
換される。
接続し、モータ66を駆動させる。モータ66の回転駆
動力は歯車B64、歯車A63を介して送り軸55に伝
達され、送り軸55が回転する。送り軸55の回転によ
り、送りナット60と一体に構成された可動プレート5
9、スライドブッシュ61及び測定器62がガイド軸5
6に沿って送り軸55の軸方向に移動する。この時、測
定器62からはレーザー光62aを発射し、ネジ部20
aに反射したレーザー光(反射光)62bを検出して検
出器62とねじ部20aの距離を測定し、電気信号に変
換される。
【0024】一方、送り軸55の回転は歯車A63から
歯車C65を介してエンコーダ68に伝達される。この
時、エンコーダ68の内部では送り軸55の回転量が電
気信号に変換される。
歯車C65を介してエンコーダ68に伝達される。この
時、エンコーダ68の内部では送り軸55の回転量が電
気信号に変換される。
【0025】上記の測定器62及びエンコーダ68の電
気信号を記録装置74に記録することによりネジ山形状
の測定ができる。
気信号を記録装置74に記録することによりネジ山形状
の測定ができる。
【0026】図5及び図6に本発明をスタッドボルト3
のネジ部6に対して適用した例を示す。スタッドボルト
3は圧力容器(胴体2のフランジ5)から取り外された
後、横に寝かせて保管される。この場合、石膏による形
取りの作業はボルト穴20の場合に比べ容易であるが、
石膏の切断、観察及びネジ山の評価等の作業はボルト穴
20の場合と同様、労力を要するとともに信頼性に欠け
るものである。
のネジ部6に対して適用した例を示す。スタッドボルト
3は圧力容器(胴体2のフランジ5)から取り外された
後、横に寝かせて保管される。この場合、石膏による形
取りの作業はボルト穴20の場合に比べ容易であるが、
石膏の切断、観察及びネジ山の評価等の作業はボルト穴
20の場合と同様、労力を要するとともに信頼性に欠け
るものである。
【0027】図5に示すように、スタッドボルト3のシ
ャンク部7及び平行部3aにサポート治具75を取り付
け、下部サポート51の芯合せピース52及び上部サポ
ート53をサポート部76の上に乗せて、スタッドボル
ト3の中心軸と測定器62の中心軸が平行になるように
調整ボルト77で固定することにより、容易にネジ山の
測定が可能となる。
ャンク部7及び平行部3aにサポート治具75を取り付
け、下部サポート51の芯合せピース52及び上部サポ
ート53をサポート部76の上に乗せて、スタッドボル
ト3の中心軸と測定器62の中心軸が平行になるように
調整ボルト77で固定することにより、容易にネジ山の
測定が可能となる。
【0028】また、図7に他の実施例を示す。図1の測
定器の可動プレート59に補助板78を取り付け、それ
に接触形測定器79を固定する。可動プレート59を上
下に移動させることにより、接触形測定器79から突き
出した針状検出器によりネジ部20aの凹凸を検出し、
接触形測定器79の内部で電気信号に変換され、記録装
置74に送信、記録される。
定器の可動プレート59に補助板78を取り付け、それ
に接触形測定器79を固定する。可動プレート59を上
下に移動させることにより、接触形測定器79から突き
出した針状検出器によりネジ部20aの凹凸を検出し、
接触形測定器79の内部で電気信号に変換され、記録装
置74に送信、記録される。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、従来手作業により行っ
ていた石膏による型取り、投影機によるネジ山の観察等
の作業が、測定器をネジ穴にセットし、遠隔操作により
測定器を駆動させることによりネジ山形状のデータを容
易に採取することができ、作業員の労力低減、被曝低減
を行うことができる。
ていた石膏による型取り、投影機によるネジ山の観察等
の作業が、測定器をネジ穴にセットし、遠隔操作により
測定器を駆動させることによりネジ山形状のデータを容
易に採取することができ、作業員の労力低減、被曝低減
を行うことができる。
【0030】また、手作業による測定精度の不確実要素
も機械で測定することにより、精度が向上するととも
に、マーキングにより同一箇所の繰り返し測定も可能と
なり、測定結果の信頼性向上及び経年変化を測定するこ
とができる。
も機械で測定することにより、精度が向上するととも
に、マーキングにより同一箇所の繰り返し測定も可能と
なり、測定結果の信頼性向上及び経年変化を測定するこ
とができる。
【0031】更に、記録したデータをX−Yプロッター
等で出力したり、別途測定した基準となるネジ山形状と
比較することにより、ネジ山の摩耗等の評価を容易に行
うことができるようになる。
等で出力したり、別途測定した基準となるネジ山形状と
比較することにより、ネジ山の摩耗等の評価を容易に行
うことができるようになる。
【図1】本発明の実施例に係るねじ山形状測定器を圧力
容器のスタッドボルト用ねじ穴に装着した状態を示す縦
断面図である。
容器のスタッドボルト用ねじ穴に装着した状態を示す縦
断面図である。
【図2】図1のC−C線上の断面図である。
【図3】図1のB−B線上の断面図である。
【図4】本発明の実施例に係るねじ山形状測定器をねじ
穴に装着する途中の状態を示す縦断面図である。
穴に装着する途中の状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の実施例に係るねじ山形状測定器を圧力
容器のスタッドボルトのねじ部に装着した状態を示す断
面図である。
容器のスタッドボルトのねじ部に装着した状態を示す断
面図である。
【図6】図5のD−D線上の断面図である。
【図7】本発明の実施例に係るねじ山形状測定器におい
て、接触型検出器を使用した例を示す縦断面図である。
て、接触型検出器を使用した例を示す縦断面図である。
【図8】圧力容器の縦断面図である。
【図9】図8のA部の拡大詳細図である。
【図10】原子力圧力容器内の燃料交換時の状況を示す
図である。
図である。
【図11】圧力容器のスタッドボルト用ねじ穴の縦断面
図である。
図である。
3 スタッドボルト 6,10 ネジ部 20 ボルト穴 20a ネジ部 55 送り軸 56 ガイド軸 59 可動プレート 60 送りナット 62 測定器 62a,62b レーザー光 73 制御装置 74 記録装置 79 接触形測定器
Claims (2)
- 【請求項1】 被検出体のネジ部の中心軸に平行に可動
プレートを移動するように構成した送り機構と、可動プ
レートの移動量を計測する検出器と、可動プレートに取
り付けたネジ面の凹凸を検出する検出器を設けたことを
特徴とするねじ山形状測定器。 - 【請求項2】 請求項1記載において、前記送り機構が
上下に一体に連結されたサポートプレートと、上下のサ
ポートプレート間に中心軸に平行に且つ回転自在に固定
された送り軸と、送り軸に平行に固定されたガイド軸
と、各々の軸に係合し、可動プレートと一体的に構成さ
れたナット及びスライドブッシュを有し、前記送り軸を
回転伝達機構を介して回転させることにより可動プレー
トを中心軸に平行に移動させるよう構成したことを特徴
とするねじ山形状測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23845492A JPH0688722A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | ねじ山形状測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23845492A JPH0688722A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | ねじ山形状測定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688722A true JPH0688722A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17030468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23845492A Pending JPH0688722A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | ねじ山形状測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688722A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101535872B1 (ko) * | 2015-01-26 | 2015-07-27 | 한라정공 주식회사 | 스터드 볼트 세척 및 표면 검사장치 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP23845492A patent/JPH0688722A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101535872B1 (ko) * | 2015-01-26 | 2015-07-27 | 한라정공 주식회사 | 스터드 볼트 세척 및 표면 검사장치 |
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