JPH068869U - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

Info

Publication number
JPH068869U
JPH068869U JP4806992U JP4806992U JPH068869U JP H068869 U JPH068869 U JP H068869U JP 4806992 U JP4806992 U JP 4806992U JP 4806992 U JP4806992 U JP 4806992U JP H068869 U JPH068869 U JP H068869U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jacket
shaft sealing
liquid
cooling
heat exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4806992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH083767Y2 (ja
Inventor
満 下里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority to JP1992048069U priority Critical patent/JPH083767Y2/ja
Publication of JPH068869U publication Critical patent/JPH068869U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH083767Y2 publication Critical patent/JPH083767Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸封液を、外部設置型の冷却装置に依存する
ことなく、ジャケット冷却液を有効に利用して冷却でき
るようにして、小スペース化および配管構造の簡素化を
図り、低コスト化を図れるようにする。 【構成】 メカニカルシール5の周辺部を経た後の軸封
液Qをジャケット用冷却液Lが通されるジャケット9に
設けた熱交換用配管18を通して、この軸封液Qをジャ
ケット用冷却液Lとの間で熱交換させて冷却させるよう
に構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばボイラ給水ブースタポンプなどのように100〜200℃ 位の高温水を取り扱い、1,500〜3,600rpm程度の中高速で回転する 機器のシール機構として使用される軸封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、この種の従来一般の軸封装置を示すものであり、同図において、10 1はケーシング、102はケーシング101を貫通する回転軸であり、この回転 軸102側と上記ケーシング101側との間の軸封空間109内には、静止密封 環104や回転密封環103などを備えたメカニカルシール105が配置されて いる。
【0003】 上記ケーシング101には、メカニカルシール105に対する軸封液(フラッ シング液)Qを上記軸封空間109内に供給する入口106が設けられている。 107はケーシング101の外部に設置されて上記軸封液Qを冷却水Wとの熱交 換により冷却させて供給するための冷却装置(クーラ)である。108は上記メ カニカールシール105の周辺部に対応して上記ケーシング101に形成された ジャケットであり、ここにはジャケット用冷却液Lが供給循環される。
【0004】 上記軸封液Qは、冷却装置107において冷却水Wとの熱交換によって70° C以下に冷却された後、3〜4リットル/分が入口ポート106から軸封空間1 09内に供給されてメカニカルシール105の周辺部での軸封作用に寄与して帰 環される。一方、高温流体の使用によってケーシング101などが高温になるの で、ジャケット用冷却液Lをジャケット108に流通し循環させることで、ケー シング101などが冷却されることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 上記したような構成の従来の軸封装置では、軸封液Qの冷却を、外部の冷却装 置107に委ねているので、その設置スペースを確保する必要がある。しかも、 ジャケット冷却液Lの配管とは別に、冷却装置107で使用する熱媒体としての 冷却水Wの配管を設けねばならないので、配管構造などの複雑化を招き、設備コ ストが高くつくという問題があった。
【0006】 本考案は上記のような従来の問題点を解消するためになされたもので、軸封液 に対する冷却構造をジャケット内に設定することにより、構成の簡素化およびコ ンパクト化が図れ、低コスト化を図ることができる軸封装置を提供することを目 的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る軸封装置は、ケーシング側とこのケー シングを貫通する回転軸側との間に配置されたメカニカルシールの周辺部に軸封 液を供給・循環させる一方、上記ケーシングの軸心周りに形成された環状のジャ ケットに冷却液を流通させるように構成された軸封装置において、上記メカニカ ルシールの周辺部を経た後の軸封液を上記ジャケット用冷却液と熱交換させて冷 却させる熱交換用配管を上記ジヤケット内に配設したものである。
【0008】 特に、上記熱交換用配管を軸心周りのスパイラル状に形成することが好ましい 。
【0009】
【作用】
本考案によれば、メカニカルシールの周辺部を経て温度上昇した後の軸封液が ジャケット内の熱交換用配管内を流通するとき、ジャケット内を流れるジャケッ ト用冷却液と熱交換されて冷却される。したがって、この軸封液を冷却させるた めの軸封液冷却専用の冷却装置を外部に設置する必要がなくなって、スペースの 有効利用が図れるとともに、外部の配管構造も簡素になり、施工費用の低減化を 図ることが可能となる。
【0010】 特に、上記熱交換用配管をスパイラル状に形成した場合は、熱交換実効表面積 を大きくとることができて、軸封液に対する冷却効果の向上が図れる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例による軸封装置を、軸封液の流れを基準にして示す縦 断面図、図2は同軸封装置のジャケット用冷却液の流れを基準にして示す縦断面 図である。
【0012】 図1および図2において、1はケーシングであり、シールケース2やジャケッ トカバー3などからなる。4は上記ケーシング1を貫通して回転自在に設けられ た回転軸である。5は上記ケーシング1側と回転軸4側との間に配置されたメカ ニカルシールであり、たとえば静止密封環7、回転密封環6およびスプリング8 などから構成されている。なお、軸封液は機内側に存在していて、シールケース 2の内周面とスリーブ23の外周面との間を通ってグランド室13に入り込むよ うになっている。
【0013】 上記ケーシング1には、メカニカルシール5に対応して軸心周りに環状のジャ ケット9が形成されている。10は上記ジャケットカバー3に形成されてジャケ ット用冷却液Lを供給するための入口、11は冷却液入口10とジャケット9と の間の流入路、12は上記ケーシング1に形成されたジャケット用冷却液Lの出 口である。
【0014】 上記ジャケットカバー3は、メカニカルシール5を取り囲む状態に形成され、 軸封液Qを封入したグランド室13からエアーを排出するベント孔14が形成さ れており、このベント孔14とグランド室13との間には、複数個の流入路15 が周方向に等間隔を隔てて形成されている。16は上記グランド室13、つまり メカニカルシール5を経た後に、上記回転軸4と一体回転するスリーブ23に形 成した溝型の羽根24およびシールケース2に固定した堰17を通して軸封液Q を上記ジャケット9内に配設された熱交換用配管18へ導く導入路である。
【0015】 上記ジャケット9内に配設された熱交換用配管18は、上記軸封液Qをジャケ ット用冷却液Lに対して熱交換させるためのものであり、この実施例では、この 熱交換用配管18を回転軸4の軸心周りのスパイラル状に形成している。20は 上記シールケース2の一端部において円周方向に沿って形成された環状空間で、 上記複数個の流入路15の一端が開口接続されており、この環状空間20は上記 熱交換用配管18とベント孔14と流入路15との間の交流点となる。21,2 2は上記熱交換用配管18の両端を支持するソケットである。
【0016】 次に、上記構成の動作について説明する。 回転軸4の回転時にグランド室13内から導入路16を経て熱交換用配管18 の一端部に供給される軸封液Qは、図1の白抜き矢印で示すように、熱交換用配 管18の他端部からこの他端部と連通させた交流点たる環状空間20へ入り、複 数個の流入路15を通ってグランド室13内に戻り、ここでメカニカルシール5 の冷却を行なう。一方、ジャケット用冷却液Lは、図2の黒塗り矢印で示すよう に、冷却液入口10から供給され、流入路11を経てジャケット9内を流動した 後、冷却液出口12から排出されて循環する。これにより、シールケース2やジ ャケットカバー3などからなるケーシング1の高温流体による熱的影響が抑制さ れる。
【0017】 ところで、上記グランド室13を経た後の軸封液Qは、スリーブ23に形成し た溝型の羽根24および堰17を介して導入路16を経てジャケット9内の熱交 換用配管18内に送り込まれて、この配管18内をスパイラル状に流れながら通 過する。この間に、軸封液Qと上記ジャケット9内を流動するジャケット用冷却 液Lとの間で液々間接熱交換が行なわれて、軸封液Qが冷却され、上記交流点で ある環状空間20を経て流入路15からグランド室13に戻るといったように循 環する。
【0018】 このように、上記軸封液Qがジャケット9内においてジャケット用冷却液Lと の間接熱交換により冷却されるので、この軸封液Qを外部で冷却するための専用 冷却装置(クーラ)が不要となり、その設置スペース分だけコンパクトに構成で きることになる。とくに、上記冷却装置の熱媒体として用いる冷却水の配管施工 の必要がなくなって、配管構造の簡素化が達成される。
【0019】 なお、上記ジャケット9内の熱交換用配管18は軸心方向へ沿うような直線状 のものなどで、種々の形態が考えられるが、上記実施例のように、スパイラル状 に形成しておくことにより、有効熱交換面積を大きくとれて、軸封液Qを効果的 に冷却させることが可能となる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案の請求項1によれば、メカニカルシールの周辺部を経た 後の軸封液をジャケット内に配設された熱交換用配管内を通してジャケット用冷 却液と熱交換させて冷却させるようにしたので、軸封液を冷却させるための軸封 液冷却専用の冷却装置を外部に設置する必要がなくなり、スペースの有効利用を 図ることができるとともに、冷却装置で使用する熱媒体としての冷却水の配管も 不要となり、配管構造全体を簡素化して、施工費用の著しい低減を図ることがで きるという実用効果を奏する。
【0021】 また、本考案の請求項2によれば、熱交換用配管をスパイラル状としたので、 ジャケット内での軸封液との熱交換面積を大きくして、軸封液に対する冷却効果 を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による軸封装置を、軸封液の
流れを基準にして示す縦断面図である。
【図2】同実施例における軸封装置を、ジャケット冷却
液の流れを基準にして示す断面図である。
【図3】従来の軸封装置を示す要部の断面構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 回転軸 5 メカニカルシール 9 ジャケット 18 熱交換用配管 L ジャケット用冷却液 Q 軸封液

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング側とこのケーシングを貫通す
    る回転軸側との間に配置されたメカニカルシールの周辺
    部に軸封液を供給・循環させる一方、上記ケーシングの
    軸心周りに形成された環状のジャケットに冷却液を流通
    させるように構成された軸封装置において、上記メカニ
    カルシールの周辺部を経た後の軸封液を上記ジャケット
    用冷却液と熱交換させて冷却させる熱交換用配管を上記
    ジヤケット内に配設したことを特徴とする軸封装置。
  2. 【請求項2】 上記熱交換用配管が軸心周りのスパイラ
    ル状に形成されている請求項1の軸封装置。
JP1992048069U 1992-07-09 1992-07-09 軸封装置 Expired - Lifetime JPH083767Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992048069U JPH083767Y2 (ja) 1992-07-09 1992-07-09 軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992048069U JPH083767Y2 (ja) 1992-07-09 1992-07-09 軸封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH068869U true JPH068869U (ja) 1994-02-04
JPH083767Y2 JPH083767Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=12793065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992048069U Expired - Lifetime JPH083767Y2 (ja) 1992-07-09 1992-07-09 軸封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH083767Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010216491A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Eagle Ind Co Ltd 高温用デッドエンドシール
JP2015166611A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 株式会社酉島製作所 メカニカルシール

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5727169B2 (ja) * 2010-07-29 2015-06-03 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール冷却用クーラー

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124560A (ja) * 1984-07-06 1986-02-03 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 硫化過塩基サリチル酸塩の製造方法
JPS6441865A (en) * 1987-08-08 1989-02-14 Fujitsu Ltd Acceleration sensor unit

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124560A (ja) * 1984-07-06 1986-02-03 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 硫化過塩基サリチル酸塩の製造方法
JPS6441865A (en) * 1987-08-08 1989-02-14 Fujitsu Ltd Acceleration sensor unit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010216491A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Eagle Ind Co Ltd 高温用デッドエンドシール
JP2015166611A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 株式会社酉島製作所 メカニカルシール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH083767Y2 (ja) 1996-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4740711A (en) Pipeline built-in electric power generating set
EP0163552B1 (en) Mechanical seal assembly with coolant circulation structure
WO2018153001A1 (zh) 电机冷却结构、动力电机及电驱动系统
WO2022016950A1 (zh) 电机及离心空压机
US4005747A (en) Multi-flow, multi-path heat exchanger for pump-mechanical seal assembly
JP3631861B2 (ja) 冷却装置
JPH068869U (ja) 軸封装置
JPS5983557A (ja) 車輌用発電機における冷却構造
JPS6019949Y2 (ja) 回転式オイルク−ラ
US3960467A (en) Cooling device for a pump motor
CN211630024U (zh) 一种屏蔽电机冷却系统
JPS60257738A (ja) 液中形回転電機の冷却構造
JPH0428204Y2 (ja)
WO2019165523A1 (pt) Máquina elétrica girante com canais trocadores de calor para ar e para líquido
JPH06237554A (ja) バルブ水車発電機
JPH0135560Y2 (ja)
JPS62262633A (ja) 立軸回転電機の冷却装置
US1032892A (en) Centrifugal hydraulic engine.
JPS60259711A (ja) 高温流体機械の均熱装置
CN211487948U (zh) 一种具有循环冷却功能的砂磨机
JP2548824Y2 (ja) 流体機械
CN217984744U (zh) 一种混合冷却电机
JPH0664183B2 (ja) 高温ポンプの熱疲労防止装置
JPS582129Y2 (ja) 水中形回転電機の冷却構造
JP3173620B2 (ja) ロータリージョイント