JPH0688663B2 - コンクリート供給配管装置 - Google Patents
コンクリート供給配管装置Info
- Publication number
- JPH0688663B2 JPH0688663B2 JP62092050A JP9205087A JPH0688663B2 JP H0688663 B2 JPH0688663 B2 JP H0688663B2 JP 62092050 A JP62092050 A JP 62092050A JP 9205087 A JP9205087 A JP 9205087A JP H0688663 B2 JPH0688663 B2 JP H0688663B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- concrete
- pipe
- branch
- supply piping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Valves (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はモルタルやコンクリート(以下「コンクリー
ト」という)を広範囲に亘って圧送して打設できる、コ
ンクリート供給配管装置に関するものである。
ト」という)を広範囲に亘って圧送して打設できる、コ
ンクリート供給配管装置に関するものである。
<従来の技術> 現在、コンクリートなどの圧送物を移送するには、圧送
ポンプによるポンプ圧送が広く採用されている。
ポンプによるポンプ圧送が広く採用されている。
ところで圧送物がコンクリートの場合、コンクリートの
流動性を考慮すると、一台の圧送ポンプで圧送できる輸
送管の本数は単一配管とすることが多い。
流動性を考慮すると、一台の圧送ポンプで圧送できる輸
送管の本数は単一配管とすることが多い。
したがって、大型コンクリート構造物のように打設範囲
が広い場合には、つぎの二つの打設方法が採用されてい
る。
が広い場合には、つぎの二つの打設方法が採用されてい
る。
(a)単一配管で分割施工する方法 この方法は、全体の打設範囲を仕切板などで複数のブロ
ックに区画し、一台の圧送ポンプに接続する単一配管か
らなる輸送管の切継によって、分割して施工する方法で
ある。
ックに区画し、一台の圧送ポンプに接続する単一配管か
らなる輸送管の切継によって、分割して施工する方法で
ある。
(b)複数組の単一配管で全体を同時に施工する方法一
台の圧送ポンプと単一配管からなる輸送管とを一組とす
る打設装置を、全体の打設範囲に応じて複数組み配置し
て打設する方法である。
台の圧送ポンプと単一配管からなる輸送管とを一組とす
る打設装置を、全体の打設範囲に応じて複数組み配置し
て打設する方法である。
<本発明が解決しようとする問題点> 上記のような打設方法には、次のような問題点が存在す
る。
る。
(イ)単一の配管で施工する方法にあっては、各隣接す
るブロック間の仕切板の構造や打継目の処理に高度な技
術が要求される。
るブロック間の仕切板の構造や打継目の処理に高度な技
術が要求される。
また、頻繁に輸送管の切継を行わなければならず、多大
な労力と作業時間を必要とする。
な労力と作業時間を必要とする。
(ロ)複数組の打設装置を用いる方法の場合には、多数
の圧送機材の設置や撤去に多大の労力がかかる。
の圧送機材の設置や撤去に多大の労力がかかる。
そのうえ、高額な圧送機材を多数使用するから、施工コ
ストが圧迫される。
ストが圧迫される。
(ハ)前記した二つのいずれの施工方法の場合にあって
も、圧送中に当初の圧送圧を維持できず輸送管の内圧が
吐出口に近付くほど徐々に低下していく。
も、圧送中に当初の圧送圧を維持できず輸送管の内圧が
吐出口に近付くほど徐々に低下していく。
そのため、輸送距離が長距離化するほど、あるいは輸送
管の屈曲が激しいほど、輸送管内の圧力の低下量が大き
くなり、一組の圧送装置による圧送性が低い。
管の屈曲が激しいほど、輸送管内の圧力の低下量が大き
くなり、一組の圧送装置による圧送性が低い。
<本発明の目的> 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、一台の圧送ポンプによる圧送性能を改善でき、
しかも圧送物の高品質を維持して圧送できる。圧送物供
給配管装置を提供することを目的とする。
もので、一台の圧送ポンプによる圧送性能を改善でき、
しかも圧送物の高品質を維持して圧送できる。圧送物供
給配管装置を提供することを目的とする。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
明する。
<イ>圧送物供給配管装置の構成 本発明に係る圧送物供給配管装置は、第1図に示すよう
に一台の圧送ポンプPに接続する本管1と、本管1の開
口端に接続する一本の主管2と、この主管2の途上に接
続する複数の分岐管3と、各分岐管3の途上に介在する
圧力調整装置4とからなる。
に一台の圧送ポンプPに接続する本管1と、本管1の開
口端に接続する一本の主管2と、この主管2の途上に接
続する複数の分岐管3と、各分岐管3の途上に介在する
圧力調整装置4とからなる。
以下、各部材について説明する。
<ロ>配管構造 [本管] 本管1は、圧送ポンプPと主管2間を連絡する中空管で
ある。
ある。
[主管] 主管2は、打設範囲の全長にわたる全長で、その管径は
本管1と等しいか、本管1以上のものを使用する。
本管1と等しいか、本管1以上のものを使用する。
本実施例では主管2を本管1にT字状に接続した場合に
ついて説明するが、主管2または本管1のいずれかを他
方の管体に代用することも可能である。
ついて説明するが、主管2または本管1のいずれかを他
方の管体に代用することも可能である。
[分岐管] 分岐管3は、主管2の周面途上に一定間隔を介して分岐
する管体である。
する管体である。
分岐管3を主管2に接続するに際しては、第2〜7図に
示すように、真下向き、真上向き、水平向きなどが考え
られる。
示すように、真下向き、真上向き、水平向きなどが考え
られる。
あるいは、第8図に示すように主管2の左右両側のずれ
た位置に各分岐管3を接続することも可能である。
た位置に各分岐管3を接続することも可能である。
要は、主管2内の圧送方向に対して、直交する方向であ
って、かつ、主管2に対し左右対称形に位置させて分岐
管3の基端を接続してあれば良い。
って、かつ、主管2に対し左右対称形に位置させて分岐
管3の基端を接続してあれば良い。
この分岐管3は、施工現場等の状況によって、長さの相
違する複数の管体を使用する場合もある。
違する複数の管体を使用する場合もある。
(ハ)圧力調整装置 各分岐管3の途上には、圧力調整装置4を介在する。
圧力調整装置4は、分岐管3の内径より狭小に流路を絞
ってある例えば公知のオリフッイスまたはレジューサー
などを使用できる。
ってある例えば公知のオリフッイスまたはレジューサー
などを使用できる。
圧力調整装置4は、各分岐管3からのコンクリートの吐
出量を一定にすることを目的として設置する。
出量を一定にすることを目的として設置する。
したがって、圧力低下が予想される直前箇所であれば、
分岐管3に限らず主管2や本管1の途上に複数設けるこ
とも考えられる。
分岐管3に限らず主管2や本管1の途上に複数設けるこ
とも考えられる。
また、例えば圧力調整装置4にオリフィスまたはレジュ
ーサーを用いる場合は、主管2上で本管1の接続位置か
ら離れるにしたがって、オリフィスまたはレジューサー
の内径が大径のものを使用することが考えられる。
ーサーを用いる場合は、主管2上で本管1の接続位置か
ら離れるにしたがって、オリフィスまたはレジューサー
の内径が大径のものを使用することが考えられる。
また、圧力調整装置4を構成するオリフィスまたはレジ
ューサーの内径が同一の場合には、第8図に示すように
各分岐管3の先端部に、この圧力調整装置4を複数配列
することも可能である。
ューサーの内径が同一の場合には、第8図に示すように
各分岐管3の先端部に、この圧力調整装置4を複数配列
することも可能である。
この場合、本管1から離れるにしたがって、各分岐管3
に設ける圧力調整装置4の設置数を少なくする必要があ
る。
に設ける圧力調整装置4の設置数を少なくする必要があ
る。
あるいはまた、圧力調整装置4の先端を同一線上に揃え
て配管しても良い。
て配管しても良い。
次に、広範囲にわたってコンクリートを打設する、コン
クリートの打設方法について説明する。
クリートの打設方法について説明する。
<1>準備段階 コンクリートの打設範囲の全体に行きわたるよう、前述
した各種の配管を配設する。
した各種の配管を配設する。
<2>コンクリートのポンプ圧送 圧送ポンプPを作動すると本管1に送りこまれたコンク
リートは、まず主管2に分岐する。
リートは、まず主管2に分岐する。
さらに、コンクリートは主管2から各分岐管3内に分岐
して送り込まれる。
して送り込まれる。
<3>コンクリートの圧送圧の上昇 圧力調整装置4が分岐管3の途上で流路が狭小に絞られ
ているため、コンクリートは圧力損失が加えられ、分岐
管3での内圧が上昇する。
ているため、コンクリートは圧力損失が加えられ、分岐
管3での内圧が上昇する。
<4>コンクリートの吐出 すべての分岐管3の流量が一定値に達すると、各分岐管
3の吐出口からコンクリートが一斉に吐出される。
3の吐出口からコンクリートが一斉に吐出される。
このとき各吐出管3の吐出口から吐出されるコンクリー
トの吐出量は等しくなる。
トの吐出量は等しくなる。
したがって、打設範囲の全体にわたって均等にコンクリ
ートが打設される。
ートが打設される。
[実験例] 前述した圧送方法によるコンクリートの材能試験を行っ
た結果、各分岐管3から吐出されたコンクリートの品質
はほぼ一定に保たれ、実用上まったく問題がないことが
確認された。
た結果、各分岐管3から吐出されたコンクリートの品質
はほぼ一定に保たれ、実用上まったく問題がないことが
確認された。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるから、次のような効果
を得ることができる。
を得ることができる。
(イ) 分岐管に圧力調整装置を設け、各分岐管におけ
るコンクリートの吐出圧力を均等に設定した。
るコンクリートの吐出圧力を均等に設定した。
そのため一台の圧送ポンプで以てコンクリートを広範囲
に亘って圧送できると共に、複数地点でコンクリートを
均等に打設できる。
に亘って圧送できると共に、複数地点でコンクリートを
均等に打設できる。
(ロ) コンクリートを広範の打設範囲に亘り、均等に
打設できるので、コンクリートの打継目の問題を回避で
きる。
打設できるので、コンクリートの打継目の問題を回避で
きる。
(ハ) 輸送管の切継の回数を低減できると共に、多く
の圧送ポンプ等の圧送設備を必要としなから、工費及び
労力を大幅に削減できる。
の圧送ポンプ等の圧送設備を必要としなから、工費及び
労力を大幅に削減できる。
第1図:本発明の一実施例の説明図 第2〜5図:圧力調整装置にオリフィスを用いたときの
配管例の説明図 第6、7図:圧力調整装置にレジューサーを用いたとき
の配管例の説明図 第8図:圧力調整装置の他の取り付け例の説明図
配管例の説明図 第6、7図:圧力調整装置にレジューサーを用いたとき
の配管例の説明図 第8図:圧力調整装置の他の取り付け例の説明図
Claims (2)
- 【請求項1】圧送ポンプに輸送管を接続し、輸送管を介
してコンクリートを圧送する、コンクリート供給配管装
置において、 輸送管の長手方向に沿って複数の分岐管を接続すると共
に、 各分岐管の途上に絞り流路で構成される圧力調整装置を
設け、 各分岐管におけるコンクリートの吐出圧力が均等になる
ように圧送源から離れるにしたがって絞り流路を大径に
設定したことを特徴とする、 コンクリート供給配管装置。 - 【請求項2】圧送ポンプに輸送管を接続し、輸送管を介
してコンクリートを圧送する、コンクリート供給配管装
置において、 輸送管の長手方向に沿って複数の分岐管を接続すると共
に、 各分岐管の途上に均一径の絞り流路で構成される圧力調
整装置を設け、 各分岐管におけるコンクリートの吐出圧力が均等になる
ように圧送源から離れるにしたがって各分岐管に設ける
圧力調整装置の設置数を少なく設定したことを特徴とす
る、 コンクリート供給配管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62092050A JPH0688663B2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | コンクリート供給配管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62092050A JPH0688663B2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | コンクリート供給配管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63258319A JPS63258319A (ja) | 1988-10-25 |
JPH0688663B2 true JPH0688663B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=14043684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62092050A Expired - Lifetime JPH0688663B2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | コンクリート供給配管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688663B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0833078B2 (ja) * | 1989-12-11 | 1996-03-29 | 株式会社フジタ | コンクリートの圧送圧変動防止方法及びその装置 |
JP2602719Y2 (ja) * | 1992-07-07 | 2000-01-24 | 大成建設株式会社 | コンクリート配管構造 |
JP2842506B2 (ja) * | 1994-03-09 | 1999-01-06 | 鹿島建設株式会社 | コンクリートの複数ノズル同時配管打設工法およびその装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5736222A (ja) * | 1980-08-14 | 1982-02-27 | Ibiden Kogyo Kk | Norimennosokiryokukahoho |
-
1987
- 1987-04-16 JP JP62092050A patent/JPH0688663B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63258319A (ja) | 1988-10-25 |
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