JPH0688082B2 - 折曲げ加工装置 - Google Patents

折曲げ加工装置

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JPH0688082B2
JPH0688082B2 JP61091233A JP9123386A JPH0688082B2 JP H0688082 B2 JPH0688082 B2 JP H0688082B2 JP 61091233 A JP61091233 A JP 61091233A JP 9123386 A JP9123386 A JP 9123386A JP H0688082 B2 JPH0688082 B2 JP H0688082B2
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rotary shaft
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pressure chamber
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英明 高橋
康広 原島
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、例えばプレスブレーキのごとき折曲げ加工装
置に係り、さらに詳細には、プレスブレーキにおける可
動テーブルを上下動するためのクランク軸(偏心軸)等
の回転軸を油圧モータにより回転する構成の折曲げ加工
装置に関する。
[発明の技術的背景及び従来技術の問題点] 従来、板材を折曲げる折曲げ加工装置としてはいわゆる
油圧式プレスブレーキが主流であって、固定型に対して
可動型の両端に設けた下降駆動油圧シリンダで固定型に
平行させた姿勢のままで可動型を接近・離反させる構造
を採っている。
上記の方式のプレスブレーキは下死点がないために、所
望の折曲げ角度をスプリングバックを含めて折曲げる最
終の可動型高さを高精度に予め設定することがむづかし
いので、熟練者の視認による作業を試し曲げを繰り返し
て行なわざるを得ない不都合があったのである。
上記方式のプレスブレーキに対し、偏心装置を回転軸の
両端に設けたいわゆるクランク方式のプレスブレーキは
構造が比較的簡単で、可動型が固定型に対して平行を維
持しながら一定位置の下死点まで接近させられる長所が
あるが、可動型の移動速度は偏心装置の上死点と下死点
付近で微小量移動となるいわゆるサインカーブに制限さ
れる不都合があったのである。
[発明の目的とその概要] 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、折曲げ加
工装置における上部テーブルを上下動するための回転軸
を油圧サーボモータに連動連結して設け、上記油圧サー
ボモータへ圧油を供給するための油圧ポンプを、圧力室
の圧力制御により吐出量を調整自在の吐出量可変ポンプ
により構成し、前記油圧サーボモータからタンクへの排
油管に排油の流量を制御自在の流量制御部を設け、前記
圧力室内の圧力を制御すべく上記流量制御部の前側と前
記圧力室とを接続遮断自在に構成してなるものである。
[発明の実施例] 第1図〜第4図を参照するに、板材のワークピースWの
折曲げ加工を行うための折曲げ加工装置1は、概略的に
は下型3を支承する箱状の機台5を備えており、この機
台5の左右両側部に設けたガイド部材7R,7Lにはそれぞ
れガイドポスト9R,9Lが垂直方向に上下動自在に支承さ
れている。前記下型3と協仂してワークピースWの折曲
げ加工を行う上型11を支承した上部テーブル(ラム)13
の左右両側部は、左右の各ガイドポスト9R,9Lの上部に
支承されている。上記各ガイドポスト9R,9Lの下部は、
機台5に回転自在に支承された回転軸15の偏心部15Eに
コネクティングロット17R,17Lを介して適宜に連結され
ている。
上記構成により、回転軸15を適宜に回転することにより
ガイドポスト9R,9Lを介して上部テーブル13が上下動さ
れることとなる。したがって、下型3上にワークピース
Wを位置せしめた後、回転軸15を回転して上部テーブル
13を下降せしめ、下型3に上型11を係合することによ
り、ワークピースWの折曲げ加工が行なわれ得る。
上述のごとくワークピースWの折曲げ加工を行うに際し
て、ワークピースWの位置決め状態を検知するために、
後で詳述するように、上部テーブル13の後面には、ワー
クピースWに描かれた罫書線等の加工位置を光学的に検
知する罫書線読取装置19(第3図参照)が装着されてい
る。また、この罫書線読取装置19の読取結果に基いてワ
ークピースWの位置決めを正確に行なうために、前記下
型3の後方(第2図においては右方)位置には、バック
ゲージ装置21が設けられている。さらに折曲げ加工装置
1には、折曲げ加工装置1の各作動部を制御するため
に、例えばCRTのごとき表示装置(図示省略)や数値制
御装置(以下、NC装置と略称する)を備えた制御盤23が
備えられていると共に、加工すべきワークピースWの板
厚を検知して、そのデータを前記NC装置へ出力する板厚
検知装置25が備えられている。
より詳細には、前記機台5は左右の側板5R、5Lと、側板
5R,5Lの前側上部に左右両側部を支承された水平な上部
板5Uとにより大略箱状に構成してあり、上部板5Uにおけ
る下面の前後部にはそれぞれ補強板5rが取付けてある。
前記回転軸15は、機台5における上部板5Uの下方に位置
しており、その左右の両端部は軸承装置27を介して側板
5R,5Lに回転自在に支承されている。回転軸15の一端部
にはキーやナットを介して従動ギヤ29が一体的に取付け
られており、この従動ギヤ29に駆動ギヤ31が噛合してあ
る。駆動ギヤ31は、前記側板5Rに取付けられたサーボモ
ータ33(第3図参照)の出力軸に取付けられている。し
たがって前記制御装置23の制御の下にサーボモータ33を
適宜に回転,停止することにより、前記上部テーブル13
の降下速度や停止位置を適宜に制御できるものである。
前記回転軸15の軸承部分の微小間隙を除去するために、
前記軸承装置27は特別の構成にしてある。すなわち、第
5図に示されるように、一方の側板5Rには環状の軸承ホ
ルダ35が一体的に取付けてあり、この環状の軸承ホルダ
35には、軸承37の外輪37Aが密着的に嵌合してある。
上記軸承37における内輪37Bの内周面は、前記回転軸15
に密着嵌合したブッシュ39の外周面のテーパー部と対応
するテーパー孔に形成してある。上記ブッシュ39の一端
部には螺子部が形成してあり、この螺子部には前記内輪
37Bの端面に当接するナット部材41が螺着してある。詳
細な図示は省略するけれども、ブッシュ39の他端部から
軸方向のスリットが適宜長さに亘って形成してあり、径
の拡縮が行なわれ得るように構成してある。
上記構成により、ナット部材41を締め付けることによ
り、軸承37の内輪37Bとブッシュ39との嵌合が密着状態
となり、かつテーパー部の作用によってブッシュ39と回
転軸15との間も密着状態となる。したがって、回転軸15
の軸承部分の微小間隙が除去されることとなる。
なお、他方の側板5Lに対する回転軸15の軸承部分、及び
回転軸15の偏心部15Eとをコネクティングロッド17R,17L
との連結部並びにコネクティングロッド17R,17Lとガイ
ドポスト9R,9Lとの連結部の構成も同様の構成によって
微小間隙を除去しているものであるから、同様の機能を
奏する構成部材には同一符号を付することとして詳細な
説明は省略する。
以上のごとき説明より理解されるように、回転軸15の軸
承部分等の回転部分の微小間隙を除去しているので、本
実施例によれば、回転軸15を適宜に回転,停止して上部
テーブル13の位置制御を行なうとき、精度の良い位置制
御が可能である。
回転軸15の上死点および下死点を検出するために、回転
軸15には、第1図に示されるように、二対のドグ43A,43
B;43C,43Dが取付けてあり、機台5に各ドグ43A〜43Dに
対応する二対のセンサ45A,45B;45C,45Dが取付けられて
いる。これらドグ及びセンサについては第8図で詳述す
る。
再度第1図〜第4図を参照するに、前記ガイドポスト9
R,9Lを上下に案内する前記ガイド部材7R,7Lは円筒状に
形成してあり、各ガイド部材7R,7Lは、回転軸15の軸心
を通る垂直面に軸心をほぼ一致した状態に配置してあ
る。各ガイド部材7R,7Lと各ガイドポスト9R,9Lとはガタ
のないように嵌合してあり、各ガイド部材7R,7Lの上部
には、各ガイドポスト9R,9Lに支承されるリング部材47
R,47Lが上下動自在に設けられている。
各リング部材47R,47Lは、上部テーブル13の降下よって
上型11が下型3に係合する前に上部テーブル13と当接す
るように設けられており、かつ各リング部材47R,47L
は、ガイド部材7R,7Lとの間に弾装した弾性部材49R,49L
によって常に上方向へ付勢されている。上記弾性部材49
R,49Lは、上部テーブル13やガイドポスト9R,9L等の総重
量を押上げるに充分な強度を有するものである。
上記構成により、上部テーブル13を降下せしめてワーク
ピースWの折曲げ加工を行なおうとするとき、まず上部
テーブル13がリング部材47に当接し、弾性部材49R,49L
の作用によって相対的に押上げられ勝ちとなり、各連結
部等のガタが一方向へ寄せられ、下死点付近における上
部テーブル13の位置決めを行なう場合、精度の良い位置
決めがが行なわれ得ることとなる。
上下の金型11,3の高さの変化やワークピースWの厚さの
変化に対応して上部テーブル13の高さ位置を調節するた
めに、上部テーブル13の左右両側部は、前記ガイドポス
ト9R,9Lに上下位置調節自在に装着されている。
より詳細には、各ガイドポスト9R,9Lの上端部には、螺
子部51Sを下部側に備えた円筒形状の回転体51R,51Lが回
転のみ自在に支承されている。各回転体51R,51Lには互
に同期回転するようにそれぞれチェンスプロケット55R,
55Lが一体的に取付けてあり、各チェンスプロケット55
R,55Lに掛回したエンドレス状のチェン53は、上部テー
ブル13に適宜に取付けたテンションスプロケット57(第
4図参照)によって張られている。又、一方の回転体51
Rには従動ギヤ51Gが一体的に設けてあり、この従動ギヤ
51Gには駆動ギヤ59が噛合している。上記駆動ギヤ59
は、ブラケット61を介し前記上部テーブル13に支承され
た調整用モータ63(第6図参照)の出力軸に取付けられ
ている。各回転体51R,51Lの螺子部51Sには、上部テーブ
ル13の両側部に取付けたナット部材65R,65Lが螺合して
ある。調整用モータ63は電流制御され、定トルクで駆動
されるようになっている。
したがって、調整用モータ63を回転駆動すると、各チェ
ンスプロケット55R,55Lはチェン53を介して同期回転す
る。よって、各回転体51R,51Lを同期回転させることに
より、上部テーブル13はガイドポスト9R,9Lに対し上下
方向に位置調節されることとなる。調整制御の方式につ
いては第10図で詳述する。
各回転体51R,51Lの螺子部51Sと各ナット部材65R,65Lと
の間のバックラッシュを除去して上部テーブル13の上下
位置調節を精度よく行なうために、各ガイドポスト9R,9
Lと上部テーブル13との間にバックラッシュ除去装置が
設けられている。
より詳細には、第6図に示されるように、ガイドポスト
9Rの上部には大径部分9RLと小径部分9RSとの段付部9RR
が形成してある。上記段付部9RRをとり囲んで設けたシ
リンダ部材67は小径部分9RSと大径部分9RLとに股がって
嵌合しており、段付部9RRに対応した部分には流体圧室6
9が形成してある。上記シリンダ部材67は前記ナット部
材67Rと上部テーブル13との間に一体的に保持されてい
る。
上記構成において、流体圧室69に作動流体を供給する
と、流体圧はガイドポスト9Rの段付部9RRに作用すると
共に、シリンダ部材67の内面に作用するとこととなる。
したがって、シリンダ部材67の上下の受圧面積は、ガイ
ドポスト9Rの大径部分9RLと小径部分9RSとの差に相当す
る分だけ上側の方が大きいので、シリンダ部材67は、ガ
イドポスト9Rに対して相対的に上側は移動し、ナット部
材65Rを上方向へ移動する。よってナット部材65Rと回転
体51Rの螺子部51Sの間のバックラッシュが除去されるこ
ととなる。
既に理解されるように、下型3と上型11とを係合してワ
ークピースWの折曲げ加工を行なうとき、各連結部分の
ガタが除去されると共に螺合部のバックラッシュが除去
された状態において加工が行なわれることとなり、下型
3に対する上型11の位置制御を高精度に行なうことが可
能となり、高精度の折曲げ加工が行なわれ得る。
ワークピースWの折曲げ加工時における抗力や反力によ
って各ガイドポスト9R,9Lに前後方向の撓みを生じない
ように、前記下型3は、前記ガイド部材7R,7Lの軸心を
通る垂直面にほぼ一致して、各ガイド部材7R,7Lの間に
配置され、上型11は上型ホルダ71を介して上部テーブル
の下端面に、下型3は下型ホルダ73を介して前記機台5
に支持されている。
したがって、上下の金型11,3によってワークピースWの
折曲げ加工を行なうときの反力は、各ガイドポスト9R,9
Lに対して垂直に作用することとなり、ガイドポスト9R,
9Lを前後に撓ませるようなことがない。よって、上下の
金型11,3の整合が正確に行なわれ、精度の良い折曲げ加
工が行なわれ得る。
前述のごとく、上部テーブル13を下降せしめてワークピ
ースWの折曲げ加工を行なうとき、上部テーブル13の下
降位置や速度を検出するために、第3図に示されるよう
に、上部テーブル13には上下方向に延伸したラック75が
取付けてある。また機台5の1部には、ラック75に噛合
したピニオン77を備えたパルスエンコーダ79が装着され
ている。したがって、上部テーブル13を上死点から下降
せしめるとき、パルスエンコーダ79から出力されるパル
ス数を計数し、適宜に演算処理することにより、降下速
度や位置を検出できるものである。
第2図〜第4図を参照するに、前記罫書線読取装置19
は、ワークピースWの折曲げ加工に先立ってワークピー
スWの罫書線を光学的に検知するもので、本実施例にお
いては、上部テーブル13の背面の左右両側部にセンサ81
R,81Lを備えている。各センサ81R,81Lは、計測面に光ビ
ームを照射し前記計測面上に円状軌跡を描かせるビーム
軌跡形成手段と、前記計測面からの反射光の強度を検出
する反射光検出手段と、該手段で検出された反射光の有
無ないし強度を前記軌跡と対応させ前記軌跡と被検出線
との交差位置を演算する交差位置演算手段と、を備えて
構成され、センサ直下の罫書線位置を有効に検出するこ
とができるものであるが、ここでは、その詳細は割愛す
る。
前記罫書線読取装置19は、上部テーブル13の背面に水平
に備えたガイドレール83に支承されて左右方向に位置調
節自在な支持部材85R,85Lを備えてなり、各支持部材85
R,85Lには、各支持部材85R,85Lをガイドレール83に固定
自在な固定ボルトが設けられており、固定ボルトの端部
にはそれぞれ締付ノブ87R,87Lが設けられている。また
各支持部材85R,85Lには昇降部材89R,89Lが上下動自在に
設けられていると共に、各昇降部材89R,89Lを昇降する
ための昇降用シリンダ91R,91Lが設けられている。そし
て前記各昇降部材89R,89Lの下部に前記各センサ81R,81L
が装着されている。
上記構成により、各支持部材85R,85Lをガイドレール83
に沿って適宜に位置決めすることができ、各種幅のワー
クピースWに対応できるものである。また、昇降部材89
R,89Lを下降せしめることにより、ワークピースWセン
サ81R,81Rを近接せしめた状態においてワークピースW
に加工された罫書線位置を検知でき、かつ上昇せしめる
ことにより、ワークピースWとセンサ81R,81Rとの干渉
を回避できるものである。
各センサ81R,81Lの検出データはバックゲージ装置21の
位置決め制御に使用され、罫書線を基準として位置決め
されたバックゲージにワークピースWの端縁を押し付け
固定することにより、精度良好な折曲げ加工を行うこと
ができる。
ワークピースWの位置決めを行なうための前記バックゲ
ージ装置21は、第2図〜第4図に示されるように、機台
5に支承されて前後方向に延伸した一対のガイドベース
93R,93Lを備えてなり、各ガイドベース93R,93Lにはそれ
ぞれ移動部材としてのキャリッジ95R,95Lが前後動自在
に支承されている。上記各キャリッジ95R,95Lを前後動
するために、各ガイドベース93R,93Lには各キャリッジ9
5R,95Lに備えたナット部材(図示省略)と螺合した一般
的なボールねじ97R,97L及び各ボールねじ97R,97Lを個別
に回転するサーボモータ99R,99Lが備えられている。
前記キャリッジ95R,95Lにはそれぞれ操作ハンドル101R,
101Lが備えられており、かつ操作ハンドル101R,101Lの
回転操作により上下位置調節自在な昇降部材103R,103L
が設けられており、各昇降部材103R,103Lの下部には、
キャリッジ95R,95Lの移動方向に対し直交する左右方向
へ水平に延伸したゲージホルダ105R,105Lが左右方向へ
位置調節かつ固定自在に支承されている。各ゲージホル
ダ105R,105Lには、ワークピースWを突き当てるための
突当位置決め部材107R,107Lがそれぞれ左右方向へ位置
調節かつ固定自在に支承されている。突当位置決め部材
107R,107Lの側面にはワークピースWの突当完了を知る
ためのセンサ109R,109Lが設けられている。
上記構成により、各サーボモータ99R,99Lを個別に駆動
することにより、各キャリッジ95R,95Lを個別に前後に
移動調節することができる。したがって、ワークピース
Wの後端縁が左右方向に対して傾斜している場合に対応
できると共に、例えばワークピースWの加工位置が傾斜
している場合にも一方のキャリッジを前後動して補正す
ることができるのである。
第7図に前記サーボモータ33を駆動すると共に前記液体
圧室69に圧油を供給する油圧回路を示した。
油圧回路は、基本的には油圧ポンプ111と、4つの4ポ
ート位置切換弁SOL1,SOL2,SOL3,SOL4と、2ポート2位
置の切換弁SOL5とを備えて構成されている。
前記油圧ポンプ111は、斜板111aと、該斜板111aの傾角
を調整するバランサ111b及び圧力室111cとを有し、圧力
室111cの圧力を調整することによりその吐出量を調整す
ることが可能である。吐出量は圧力室111cの圧力が大の
とき小となり、圧力室111cの圧力が小のとき大となる。
前記切換弁SOL1は、前記油圧ポンプ111から吐出された
圧油を前記サーボモータと接続される並列油路OL1,OL2
のいずれか一方に供給すると共に、他方の油路OL2,OL1
を前記切換弁SOL2とSOL3との接続点P1に返すべく切換制
御されるものである。
前記油路OL1,OL2には、逆止弁付シーケンス弁SQV1,SQV2
がそれぞれ設けられ、各弁SQV1,SQV2と前記切換弁SOL1
との間の油路OL1,OL2には、リリーフ弁RV1,RV2が図示の
如くに架け渡されている。
前記切換弁SOL1を介して圧油が油路OL1側に供給される
場合には、リリーフ弁RV1で設定される圧力を背圧とし
て、サーボモータ33に圧油が供給され、サーボモータ33
からの排油は切換弁SOL1を介して前記点P1に返されるも
のである。切換弁SOL1が切換えられ、油路OL2側に圧油
が供給される場合には、サーボモータ33からの排油は油
路OL1,切換弁SOL1を介して前記点P1側に返されることと
なる。
前記切換弁SOL2,SOL3の出力側は接続点P2で接続されて
いる。点P2はフイルタFILを介してタンクTNKに向う排油
管に接続されている。前記切換弁SOL2の出力ポートに
は、固定絞り弁ORF1,ORF2がそれぞれ接続されている。
又、前記切換弁SOL3の出力ポートの1つにも固定絞り弁
ORF3が接続されている。絞り弁ORF1,ORF2,ORF3の流量
は、例えば、1:2:4の如くそれぞれ異なる値に設定され
ており、点P1と点P2間に流れる流量を両切換弁SOL2,SOL
3,の切換制御によって、ゼロ及び直結を含めて7段に変
更することが可能である。よって、切換弁SOL2,SOL3を
多段に切換制御することにより、点P1の圧力を多段に変
化させることが可能である。
前記2ポート2位置の切換弁SOL5の一入力ポートには、
前記点P1の圧力が入力されている。切換弁SOL5はサーボ
モータ33をフィードバック制御するとき作動され、前記
点P1の圧力を前記圧力室111cに与えるものである。
以上の構成の油圧回路では、切換弁SOL2,SOL3を適宜に
切換制御することにより、サーボモータ33を所定速度で
回転駆動することが可能である。
即ち、例えば、切換弁SOL2,SOL3が所定のものに切換制
御され、ポンプ111の斜板が所定の傾角となっていると
仮定すると共に、ここで、サーボモータ33に負荷がかか
り、点P1に返る油量が減少したとする。このとき、点P1
の圧力は低下するので斜板111aの傾角が大となり、油圧
ポンプ111はより大量の圧油を吐出するようになる。よ
って、この回路は、サーボモータ33を所望の一定速度で
回転させるように作用する。
一方、前期切換弁SOL2及びSOL3を切換制御することによ
り、点P1の圧力を所望のものにすることができるので、
サーボモータ33の回転速度を所望のものに制御すること
が可能である。
前記切換弁SOL4は、ポンプ111の吐出圧を前記液体圧室6
9(第6図参照)に供給するためのものである。油路上
にはパイロット付逆止弁CVが設けられると共に、蓄圧室
ACTが設けられ、常時最大圧値を保持することができる
ように構成されている。なお、切換弁SOL4は、折曲げ加
工中、図において右位置が使用されるものである。左位
置は加工作業の休止中等液体圧室69の圧力を低下させた
いとき使用するものである。
第8図に示すように、前記ドグ43(43A,43B,43C,43D)
は、回転軸15の回りに固定されている。
図示の如く、ドグ43C,43Dは上死点側及び下死点側にお
いてそれぞれ重畳される態様で対向配設されている。両
ドグ43C,43Dの下死点側における重畳角は、回転軸15の
原点復帰動作において、回転軸15が微速動作されて後停
止するときの停止角の2倍に相当する角度である。上死
点側の重畳角は、これにより十分大きい量で良い。ドグ
43Aは、下死点側において前記ドグ43C,43Dの下死点側重
畳部分を覆う角度に配置されている。ドグ43Bは、ドグ4
3Aより、より大きな角度で配設されている。
前記ドグ43C,43Dは回転軸15の現在領域を判断するもの
である。即ち、これらドグ43C,43Dをセンサ45C,45Dでそ
れぞれ検出することにより、例えば回転軸の下死点P
が第8図において、右方向にあるか或いは左方向にある
かが判明でき、回転軸15をどの方向に回せば、目的位置
に向けて直接到達させることができるかが判明できるも
のである。もっとも、上死点側及び下死点側における重
畳部分では、その判明はできないので、この部分では回
転方向の判定は行われない。
前記ドグ43Bは回転軸15を下死点に原点復帰させる場
合、回転軸15の回転速度を強制的に減速させるためのも
のである。ドグ43Aは、工程進行状態を検出するための
ものである。ドグ43Aは、例えば、回転軸15が加工作業
を終えて下死点側から上死点方向に向うとき、その速度
を上昇させるときに用いられる。
第9図は回転軸15の原点復帰における状態説明図であ
る。(a)図は回転軸15の回転速度を、(b)図はドグ
43Cの検出信号を示している。第8図において、回転軸1
5がCW方向に回転し、原点復帰操作が行われているとす
る。回転軸15がCW方向に回転し、センサ45Bによってド
グ43Bの一端P3が検出されると、回転軸15は減速され
る。その後、回転軸15は更に回転し、ドグ43Cの他端P4
が検出されると、比較的大きな惰走を伴って停止する。
そこで、回転軸15は、停止位置から微速で逆回転し、再
度前記P4を検出したとき、所定の小さな惰走角△θを伴
って停止する。これにより、回転軸15は、各ドグ43が第
8図の状態から反転する態様で原点復帰される。
第6図に示した調整装置の原点は、ガイドポスト9R,9L
に対し、ラム(上部テーブル)13が最上端位置となると
きの位置で規定されている。
第10図に示すように金型原点は次の如く定められる。
まず、(b),(e)図に示すように、金型原点の設定
は、回転軸15と、調整位置とが共に原点復帰されたこと
を条件として開始される。
(a)図に示すように、今、金型原点設定図スイッチが
時刻t1で操作されたとすると、(c)図に示すようにラ
ンプが点滅し、原点復帰中であることを報知する。と同
時に(f)図に示すように前記調整装置の調整用モータ
63が(−)方向に駆動されラム13を下降させてゆく。
(b)図に示すように時刻t2でストップスイッチが操作
されると、ここで一時停止されるが、この位置を任意の
原点に設定することも可能である。
次に再度金型点設定用スイッチが操作されると、上記と
同時に、ランプが点滅し、調整用モータ63が駆動され、
ラム13は更に下降する。そこで、時刻t4で上型11と下型
3とが当接したとすると、時刻t4においてラム13の動作
が阻止される。NC装置はこのようなラム13の停止状態を
時間△tの間検出し、その後、この位置を金型原点に設
定する。この位置は、第3図に示したエンコーダ79によ
って検出されるものである。
調整用モータ63は、電流制御により定トルク制御するよ
うにしているので、時刻t4から時刻t5において金型破損
する心配はなく、又、トルク値は任意に設定できるの
で、金型原点設定における押圧力は金型に合わせて最適
値に設定できるものである。
第11図に示すように、NC装置の制御回路113は、指令部1
15と、主制御部117とを有している。指令部115はCRTや
キーボード等備えて構成され、これには指令値記憶部11
9が接続されている。
主制御部117は、シーケンサ121とサーボモータ制御部12
3と接続され、シーケンサ121は、回転軸原点設定部125,
調整軸原点設定部127,並びに金型原点設定部129と接続
されている。これら原点設定部125,127,129における制
御内容は第8図及び第9図において示した通りである。
指令値記憶部119の記憶内容を第12図に示した。図示の
通り、指令値記憶部119には、位置に関し、上限(作業
開始)位置Zu,スローベンド位置Z2,バックゲージのプル
バック位置、Z3下限(曲げ終了)位置Zが記憶され、
又、サーボモータ33の速度値として、速度V1,V2,V3,V4
(V1>V2>V3>V4)が記憶され、その他スローベンドを
実行するための停止時間△T等が記憶されている。スロ
ーベンド位置Z2はプルバック位置より所定量だけ大きい
値として設定されるものである。
主制御部117においては、前記指令値記憶部119の記憶内
容を第13図に示すように位置づけする。第13図(a)
は、回転軸15上における位置づけを、第3図(b)は、
ラム13のストローク動作における位置づけを示してい
る。図において、Z0は下死点を、Zmは上死点を示してい
る。又、Z1は、第8図に示したドグ43Bの検出位置を、
又、Z4はドグ43Aの検出位置を、Z5はドグ43C又はドグ43
Dの上死端点の検出位置を示している。
第14図は、回転軸15の回転速度(実線で示す)V1,V2,
V3,V4とラム13の実際速度(破線で示す)との相関を示
すものである。
第13図と第14図を参照し、ラム13が上限位置Zuから下限
位置Zに向って下降し、ワークピースWを折曲下降す
る例について説明する。
まず、ラム13は高速度(回転軸15の速度V1)で下降し、
位置Z1でドグ43Bを検出して、中速度(回転軸15の速度V
2)となる。次いで、スローベンド位置Z2で所定時間△
Tだけ停止して後再度下降する。
上型11は、位置Z3でワークピースWに接触し、ここで、
バックゲージが後退する。と同時にラム13は微速(回転
軸15の速度V4)とされ折曲終了位置Zに向う。
位置Zで折曲加工が終了すると、ラム13は中速(回転
軸15の速度V2)で後退開始し、ドグ43Aの端点の検出に
よる位置Z4で高速(回転軸15の速度V1)化され、ドグ43
C、又は43Dの端点の検出による位置Z5で低速(回転軸の
速度V3)とされ、上限位置Zuで停止する。
第13図に示されるように、回転軸15の速度Vと、ラム13
の速度υとの関係は、 υ=V・sinθ …… の関係にあるので、ラム13の加工位置付近における速度
は、回転軸15の速度を第7図に示した切換弁SOL2,SOL3
の選択制御で大まかに記整しているにもかかわらず相当
精密に記整することができるので、曲げ精度の向上が図
られる。又、上記式との関連において曲げ終了位置に
おける回転軸15側の回転力が小さくともラム13の加圧力
を大とすることができるので、サーボモータ33の容量を
小さいものとすることが可能である。
又、第13図に示したように、上限位置Zuは任意に定める
ことができるので、回転軸15の回転によってラム13を制
御するにもかかわらず、折曲げ加工におけるストローク
を最小限に押えることができ、加工を迅速に行うことが
可能である。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本発明は、折曲げ加工装置における上部テーブル
(13)を上下動するための回転軸(15)を油圧サーボモ
ータ(33)に連動連結して設け、上記油圧サーボモータ
(33)へ圧油を供給するための油圧ポンプ(111)を、
圧力室(111c)の圧力制御により吐出量を調整自在の吐
出量可変ポンプにより構成し、前記油圧サーボモータ
(33)からタンク(TNK)への排油管に排油の流量を制
御自在の流量制御部(ORF1,ORF2,ORF3)を設け、前記圧
力室(111c)内の圧力を制御すべく上記流量制御部の前
側と前記圧力室(111c)とを接続遮断自在に構成してな
るものである。
上記構成より明らかなように、本発明においては、折曲
げ加工装置における上部テーブル13を上下動するための
回転軸15を油圧サーボモータ33と連動連結してあり、こ
のサーボモータ33へ圧油を供給するための油圧ポンプ11
1は、圧力室111cの圧力制御を行うことにより吐出量を
調整自在の吐出量可変ポンプである。
そして、前記油圧サーボモータ33からタンクへの排油管
には排油量を制御自在の流量制御部が設けてあり、前記
圧力室111cの圧力制御を行うべく前記流量制御部の前側
と前記圧力室とは接続遮断自在に構成してある。
したがって、本発明によれば、流量制御部で流量を制御
することによりサーボモータ33の回転を制御することが
できることは勿論であるが、上記流量制御部の前側を油
圧ポンプ111の圧力室111cに接続しておくことにより、
例えばサーボモータ33に負荷が作用して前記接続部の圧
力が低下すると、その圧力低下により前記圧力室111c内
の圧力が低下し、油圧ポンプ111の吐出量が大量になる
ように制御され、サーボモータ33を一定速度で回転させ
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は折曲加工装置の正面図、第2図はその右側面
図、第3図はその背面図、第4図はその平面図、第5図
は第2図のV−V矢視拡大断面図、第6図は第2図のVI
−VI矢視拡大断面図、第7図は油圧回路図、第8図はド
グの取付説明図、第9図は回転軸の原点復帰動作の説明
図、第10図は金型原点合せの説明図、第11図はNC装置の
制御回路のブロック図、第12図は指令値記憶部の記憶内
容を示す説明図、第13図は回転軸の動作説明図、第14図
は回転軸とラムの速度の相関を示す説明図である。 1……折曲げ加工装置,3……下型,11……上型,13……ラ
ム,15……回転軸,33……サーボモータ,43……ドグ,45…
…センサ,63……調整用モータ,79……エンコーダ,125…
…回転軸原点設定部,127……記整軸原点設定部,129……
金型原点設定部,Z……エンコーダで検出されるラム位置 V……回転軸速度、υ……ラムの速度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折曲げ加工装置における上部テーブル(1
    3)を上下動するための回転軸(15)を油圧サーボモー
    タ(33)に連動連結して設け、上記油圧サーボモータ
    (33)へ圧油を供給するための油圧ポンプ(111)を、
    圧力室(111c)の圧力制御により吐出量を調整自在の吐
    出量可変ポンプにより構成し、前記油圧サーボモータ
    (33)からタンク(TNK)への排油管に排油の流量を制
    御自在の流量制御部(ORF1,ORF2,ORF3)を設け、前記圧
    力室(111c)内の圧力を制御すべく上記流量制御部の前
    側と前記圧力室(111c)とを接続遮断自在に構成してな
    ることを特徴とする折曲げ加工装置。
JP61091233A 1986-04-22 1986-04-22 折曲げ加工装置 Expired - Lifetime JPH0688082B2 (ja)

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