JPH0688000U - 動吸振部材 - Google Patents

動吸振部材

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Publication number
JPH0688000U
JPH0688000U JP2822593U JP2822593U JPH0688000U JP H0688000 U JPH0688000 U JP H0688000U JP 2822593 U JP2822593 U JP 2822593U JP 2822593 U JP2822593 U JP 2822593U JP H0688000 U JPH0688000 U JP H0688000U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration absorbing
absorbing member
dynamic vibration
spring element
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2822593U
Other languages
English (en)
Inventor
広 苅田
俊之 宇山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2822593U priority Critical patent/JPH0688000U/ja
Publication of JPH0688000U publication Critical patent/JPH0688000U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸振部材の厚みや形状を大きく変更すること
なく、簡単な構成でバネ定数が容易変更できる動吸振部
材を構成する。 【構成】 吸音材を用いた動吸振構造において、動吸振
部材Aを構成するバネ要素11の表面を凹凸形状とし、
該凹凸の大きさを変更して剛性を調節可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は吸音部材を組み合わせて動吸振部材を構成し、例えば、内燃機関、コ ンプレッサー、ポンプ等の振動発生装置や、スピーカ、楽器等の発音体を収容す る空室の内壁に貼付けて空室内の音が空室外へ漏れないようにする技術に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から電動機や内燃機関等の振動体とその振動体を支持する基台との間や、 機関や振動体を収容する部屋の内面や、その機関からの取出部や接続部等に動吸 振部材を配置することは公知となっており、その動吸振部材の構成も公知となっ ている。一般に動吸振部材は図6に示すように、バネ要素1と質量要素2を組み 合わせて構成して外板3に固定しており、バネ要素1は一様な厚さの吸音材が使 用されていたのである。しかし、吸振させる周波数が異なると、その特性に合わ せて変更する必要があり、材料の使用量に変更をしたり、厚みを変更したりする のでコスト高となり取付場所の制約が生じたりする。そこで、例えば、特開昭6 0−132148号公報の技術の如く、被吸振物上に錘りと吸振材を接合し、該 吸振材に切り込みまたは切欠を構成して、吸振材の厚みを変更することなく特性 を変更できるようにしていたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の吸振部材を用いて振動の吸振を行った場合であっても、全体 としてのバネ定数を下げることはできても、局部的にはその吸振にバラツキが生 じていて、空洞部分を伝達した時に共振や共鳴が生じて吸振できない部分ができ ていたのである。よって、簡単な構成でバネ定数が容易に変更できる部材が求め られていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記のような課題を解決するために次のように構成したものである。 即ち、吸音材を用いた動吸振構造において、吸音材の表面を凹凸形状とし、該凹 凸の大きさを変更して剛性を調節可能としたものである。
【0005】
【作用】
このような手段を用いることによって、吸音材の表面に形成された凸部又は凹 部を削ることによりその凹凸の大きさを変更して、吸音材のバネ要素のバネ定数 を変更することができて、振動体側から発生する振動をその周波数に合わせて吸 振することができるようになる。また、凸部11aを接着部とすることにより、 バネ要素11の本来の吸音効果も、同時に得られるようになる。
【0006】
【実施例】
本考案の解決しようとする課題及び解決手段は以上の如くであり、添付した図 面に従い実施例の構成について説明する。図1の(a)及び(b)は本考案の動 吸振部材のバネ要素と質量要素を組み合わせた側面断面図、図2はバネ要素の大 きさを変更した側面図、図3はバネ要素の凸部先端を削除した側面図、図4はバ ネ定数を変更する他の実施例におけるバネ座の平面図、図5は同じくバネ座にバ ネを装着した側面断面図である。
【0007】 本考案の動吸振部材Aはウレタン等の発砲材からなるバネ要素11と適宜大き さの質量と少なくとも空気流通性を備えた吸音性質量要素12を接着したもので あってそれぞれ吸音する性質を有しており、バネ要素11の表面には凹部11a ・11a・・・と凹部11b・11b・・・が規則的に形成されて、この凹凸は 本実施例では断面視で波形としているが、方形波や三角波の如く構成することも 可能であって限定されるものではない。
【0008】 そして、前記バネ要素11の凹凸のサイズは吸振部材Aを適用する対象物によ って変更されるものであって、バネ要素11の製造時に凹凸を形成して、振動す る対象物13に合わせてもよく、対象物13に対して付設する時に、振動の度合 によって図3のように凸部11a先端を削り、その高さhを変更することによっ て剛性の調整をすることもでき、また、平板状のバネ要素11を縦横に溝状に削 ることによって凹凸を形成し、その溝幅や溝の深さを変更することによって剛性 を調整するように構成することもできる。図1の(b)にこの構成の動吸振部材 Aを示す。
【0009】 このような構成において、振動する対象物13に本考案の動吸振部材Aを接着 すると、振動を防止し、その吸振レベル(周波数)が所望の値でない場合には、 凸部11a先端を削り或いは凹部を削り、バネ要素11の剛性を変更し、振動対 象物13に適した吸振部材Aを構成できるのである。図7にこの考案の動吸振部 材Aをエンジンルーム(空室)20の内壁21に貼付けて使用した例を示す。ま た、エンジン22は振動体の一例であり、振動体は他に、コンプレッサー、ポン プ、スピーカー等の発音体等であってもよい。
【0010】 また、図4、図5に示すように、スプリングを組み合わせてバネ要素11’と することも可能であり、二つのスプリング14・15の直径を異なる大きさとし て、該スプリング14・15をバネ座16に固定するようにし、該バネ座16は 中央にパイプ状の嵌合部16aを突設し、該嵌合部16aの内側にスプリング1 4を嵌合し、該嵌合部16aの外側にスプリング15を嵌合して、振動対象物1 3と質量要素12の間に配置して防振できるようにする。よって、二つのスプリ ング自体を交換したり、短く切断したり、二つのスプリングの一つだけ使用した りして吸振特性を変更するのである。このような構成とすることで、外形寸法は 殆ど大きくならず、この二つのスプリングは互いに干渉することがなく、コスト 低減化が図れるのである。
【0011】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成したので次のような効果を奏するものである。即ち 、バネ要素の表面に形成した凹凸のサイズを変更することにより、任意の剛性に 調整できるようになり、振動対象物に対して適切な動吸振部材が得られるように なり、吸音材の材質を変更したり、外形面積を変更することもなく、剛性の調整 ができるようになったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本考案の吸振部材のバネ要素
と質量要素を組み合わせた側面断面図である。
【図2】バネ要素の大きさを変更した側面図である。
【図3】バネ要素の凸部先端を削除した側面図である。
【図4】バネ定数を変更する他の実施例におけるバネ座
の平面図である。
【図5】同じくバネ座にバネを装着した側面断面図であ
る。
【図6】従来の吸振部材の側面断面図である。
【図7】本考案の動吸振部材Aを振動体収容の空室の内
壁に使用した場合の空室断面図である。
【符号の説明】
A 吸振部材 11 バネ要素 11a 凸部 11b 凹部 12 吸音性質量要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16M 1/00 Q 7049−3G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸音材を用いた動吸振構造において、吸
    音材の表面を凹凸形状とし、該凹凸の大きさを変更して
    剛性を調節可能としたことを特徴とする動吸振部材。
JP2822593U 1993-05-28 1993-05-28 動吸振部材 Pending JPH0688000U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2822593U JPH0688000U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 動吸振部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2822593U JPH0688000U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 動吸振部材

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Publication Number Publication Date
JPH0688000U true JPH0688000U (ja) 1994-12-22

Family

ID=12242676

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2822593U Pending JPH0688000U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 動吸振部材

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JP (1) JPH0688000U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10274988A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Tokai Rubber Ind Ltd 共鳴型消音器
KR101384666B1 (ko) * 2013-01-25 2014-04-14 김용균 탄성로프를 이용한 제진대

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JPH10274988A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Tokai Rubber Ind Ltd 共鳴型消音器
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