JPH0687880B2 - サウナ設備 - Google Patents

サウナ設備

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JPH0687880B2
JPH0687880B2 JP3007666A JP766691A JPH0687880B2 JP H0687880 B2 JPH0687880 B2 JP H0687880B2 JP 3007666 A JP3007666 A JP 3007666A JP 766691 A JP766691 A JP 766691A JP H0687880 B2 JPH0687880 B2 JP H0687880B2
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JP
Japan
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warm air
bathroom
sauna
heat
air
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JP3007666A
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JPH04240450A (ja
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富徳 佐藤
健一 杉山
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サウナ設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサウナ設備の構成が、図3、図4
に示されている。図3には、輻射式サウナと呼ばれるサ
ウナ設備を示し、図4には、対流式サウナと呼ばれてい
るサウナ設備を示している。先ず、図3に示す輻射式サ
ウナについて説明すると、このサウナは、人体に対向し
てセラミックヒータ等の輻射加熱装置がサウナ室壁面に
設けられ、これにより輻射される輻射線により人体を加
熱するものである。一方、図4に示す対流式サウナにつ
いて説明すると、これは、サウナ室内に設けられるスト
ーブ等の加熱装置によりサウナ室内の空気が加温され、
サウナ室内の空気の対流によりサウナ室全体を暖めてサ
ウナとして使用されるものである。この形式のサウナと
しては、自然対流式、強制対流式等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、輻射式サウナの構成を採用すると以下の問題が生じ
る。 (イ)輻射加熱装置として一般に有限の大きさのヒータ
等が使用されるため、体の一部側面のみが加熱されるこ
ととなり、その裏側が冷たく、体表面を均等に加熱する
ことが困難である。従って体に与える熱段差が大きい。
【0004】(ロ)輻射加熱装置自体の設備コストが高
い。
【0005】一方対流式サウナを採用すると、以下の問
題が生じる。 (イ)サウナ室内の空気を暖めるため、比較的均一に体
表面を加熱することが可能であるが、温度上昇に時間を
要し、人体に高温風が当たる可能性があるため対流を起
こす温風の温度を所定温度より高くすることができな
い。 (ロ)対流源である加熱装置が、小さい場合は、サウナ
室内に大きな温度段差を生じることとなり、例えば頭部
付近の強烈な熱気による息苦しさを生じる。
【0006】従って本発明の目的は、サウナ室内に入っ
ている人の体表面を比較的均一に加熱することができる
とともに、人体に対する安全性を確保しながらも充分に
高温の温風をサウナ室の加熱に使用してサウナ室内の温
度を速く立ち上げることができ、しかも、設備コストの
低いサウナ設備を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明によるサウナ設備の特徴構成は、温風を生成す
る温風生成手段と、前記温風生成手段により生成された
前記温風をサウナ室の周壁面の上方側部位に向けて吹き
付ける温風吹き付け手段と、前記温風吹き付け手段によ
り吹き付けられ、前記周壁面に沿って上方から下方に流
れる前記温風を、前記周壁面の下方側部位で吸引する温
風吸引手段と、前記温風吸引手段により吸引された前記
温風を前記周壁面の裏面を通して前記温風生成手段に循
環させる温風帰還路とを備えたことにあり、その作用・
効果は次の通りである。
【0008】
【作用】つまり、本願のサウナ設備においては、温風生
成手段により生成される温風が、サウナ室の周壁面の上
方側部位に向けて吹き付けられて、これがこの周壁面に
沿って上方から下方に流れて移動しながらサウナ室壁面
と熱交換をおこない周壁面温度を上昇させる。
【0009】そして、この温風の下流側、即ち、前記周
壁面の下方側部位に配置されている温風吸引手段により
この温風が吸引される。ここで、温風の一部はサウナ室
内の空気と熱交換され、さらに温風の一部はサウナ室内
に残って室内空気が昇温されるさらに、前記温風吸引
手段により吸引された前記温風を前記温風生成手段に循
環させる温風帰還路を、前記周壁面の裏面を通して配置
してあるので、周壁面の裏面からの熱放出を阻止しなが
ら温風が循環される。
【0010】ここで、加熱状態となっているサウナ室周
壁面からは熱輻射がおこり、人体を暖めるとともに、サ
ウナ室内の空気によってもサウナ効果が生じる。即ち、
このサウナ設備は、従来の輻射式、及び対流式の中間の
形式のサウナとなっているのである。さらに、温風の吹
き出し、吸引の構成から直接温風が人体にあたることは
ない。
【0011】
【発明の効果】結果、本願のサウナ設備においては、温
風によってサウナ室の周壁部位の空気及び周壁面が暖め
られるため、人体をその周囲から均等に暖めることがで
きる。さらに、温風が浴室内の中央部に居る人体に直接
当たることなく周壁面を加熱する目的で主に使用される
ため、この温風の温度を十分に高く設定しても温風によ
るやけど等の問題を生じることの無い状態で、室内の温
度を速く立ち上げることができるしかも、前記温風吸
引手段により吸引された前記温風を前記周壁面の裏面を
通して前記温風生成手段に循環させる温風帰還路を設け
ることにより、前記周壁面の裏側からの熱放出を阻止す
る保温効果を発揮して生成した熱を効率的に利用するこ
とができる。さらに本願のサウナ設備を採用する場合
は、温風生成手段としては従来の加熱装置を利用するこ
とが可能であるため、セラミックヒータを使用するよう
な場合と比較してコストを低く抑えることが可能とな
る。
【0012】
【実施例】本願の実施例を図面に基づいて説明する。図
1は建屋1内に設備されている浴室2の状態を示してお
り、この浴室2は、本願のサウナ設備としても働くよう
に構成されている。浴室2を示す図面内には、この浴室
2内に於ける高温風の吹き出し状態が示されている。
【0013】以下に、図1に基づいて説明する。この浴
室2は、浴室空間を区切る周壁部3を有し、この浴室内
に浴槽4、この浴槽4に湯を供給する給湯蛇口5及び、
シャワー設備6を備えている。そして、これらの給湯蛇
口5及び、シャワー設備6には、屋外に配設されている
給湯器7から湯が供給配管を介して供給される構成が採
用されている。さらに、浴室2に対して温水循環系とし
ての温水配管8が設けられている。これらの、構造は従
来の給湯暖房機におけるものと同一であり、既設の場
合、および新設の場合等様々な状況が考えられる。
【0014】つぎに、こういった浴室2をサウナをして
作動するための機器について説明する。本願において
は、前述の温水循環系として設けられている温水配管8
の一部に第一熱交換機9が配設される。さらに、浴室2
の天井部位10に第二熱交換器11が備えられている。
そして、この第一、第二熱交換器9、11とともに、こ
れらの熱交換器間に循環路12を設け、この循環路12
に圧縮器13及び絞り弁14を備えてヒートポンプPが
構成されている。
【0015】ここで、第一熱交換器9において、ヒート
ポンプP内の熱媒体cは温水配管内の温水wより熱を受
け、第二熱交換器11においては、この熱媒体cが浴室
内の空気aと熱交換をおこなってこれを加温する。
【0016】以下に浴室2内の熱移動について説明す
る。図1に示すように、浴室2の天井部位10には温風
生成手段としての高温風発生装置15が備えられてい
る。この装置15は、前述の第二熱交換器11と浴室2
内の空気aをこの装置15内に吸引するとともに、これ
より送り出して浴室2内で循環させるファン16とを備
えている。この構成を採用することにより、浴室外周部
に設けられた温風帰還路L1を介して高温風発生装置1
5に吸引される浴室内の空気aは、第二熱交換器11に
おいてヒートポンプPの熱媒体cから熱を受取り、高温
風とされて浴室2内に送り出される。
【0017】この高温風の送り出し構成について説明す
る。同図に示すように高温風発生装置15により発生せ
られた温風は、この高温風が浴室2の周壁面17に沿っ
て流れるように、高温風の流れを制御する温風吹き付け
手段としての壁面温風吹き付け装置18を備えている。
即ち、この装置18により高温風は、天井側から周壁
面17に沿って送出され、周壁面17に沿って浴室2の
下方に流れて行く。そして、浴室の下方部部位で、且つ
周壁面17の下方部位に設けられ、前述の温風帰還路L
1に接続されている温風吸引手段をなす吸引孔17aよ
り吸引される。そして、温風はサウナ室として働いてい
る浴室2と温風帰還路L1に亘って循環するのである。
ここで、高温風は浴室中央部にいる人19には直接作用
することなく、周壁面17を加温する。そして、このよ
うにして加温されて周壁面17から、輻射される輻射熱
によって人体19が暖められるのである。
【0018】この浴室2におけるシステム構成例を以下
に説明する。 (イ)システム構成例 第一熱交換器9における熱交換条件 供給される温水の温度 80度C ヒートポンプPの熱媒体の温度 70度C、第二熱交換
器11における熱交換条件 ヒートポンプPの熱媒体の温度 140度C 高温風発生手段15から送り出される空気の温度 12
0度C 供給熱量 3000Kcal/h 熱交換係数CA(これは現在浴室に使用されている浴室
乾燥器と同じ熱交換能力を有するものとする。)
40kcal/°Ch ヒートポンプPの暖房機としての条件 成績係数COPは COP=Q2/AL=3 ここで、Q2は第二熱交換器11において放出される熱
量 ALは圧縮器13によって加えられる動力 hは時間 又、熱媒体としては例えばR11,R104あるいは水等
(代替品)を使用するものとする。浴室の熱負荷CA’
条件 40kcal/°Ch (前述の第二熱交換器11におけると同様に浴室乾燥器
における実績を参考として決定したものである。) (ロ)浴室内温度 このような設備を設けた場合の浴室内に実現可能な温度
は、70度Cとなり、湿式サウナ(45〜60度C)と
しては十分である。なお、乾式サウナとしては、機具の
熱交換器を大きくする(すなわちCAを大きくする。)
又は浴室の断熱性能をよくする(すなわちCA’を小さ
くする。) ことによって実現可能となる。この場合の浴室内温度は
以下のようになる。第二熱交換器の熱交換係数の倍率
浴室内温度T(°C) (断熱性能の増加倍率) 1.5倍 84度C 2 倍 93度C (ハ)浴室内温度立上り特性 現在販売されている浴室条件 浴室内空気重量 G=9.44Kg、(浴室面積 1.2
畳、浴室高さ 2.2m、浴室容積 7.26m3、空
気の比重量1.3Kg/m3の条件で求めた。) 空気の定圧比熱 Cp =0.24Kcal/Kg°Cとすれ
ば、浴室内温度を5度Cから43.7度Cまで立上げる
ものとした場合の浴室内温度立上がり特性dT/dt
(°C/h)は以下のようになる。浴室乾燥器の場合 供給熱量を2200Kcal/hとした場合 971°
C/h 本願の浴室の場合 供給熱量を3000Kcal/hとした場合 1324
°C/hとなる。図2には従来の浴室乾燥器と本願の浴
室の場合の浴室温度の変化が示されている。〔別実施
例〕 前述の実施例においては、第二熱交換器における熱媒体
温度を140度Cとしたが、これは浴室内温度との関係
から100度C程度以上であればいかなる温度でもよ
い。前述の説明においては浴室2がサウナ室としても働
く構成を示したが、これは単独にサウナとして働く部屋
を用いるものであってもよい。従って本願のサウナ設備
に採用される部屋をサウナ室と呼ぶ。
【0019】さらに、高温風のあたる壁面をセラミック
で構成し、この壁面より遠赤外線を多く副射できるもの
とすることも可能である。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願のサウナ室として働く浴室の構成を示す概
略図
【図2】本願の浴室と従来の浴室乾燥器における立ち上
がり温度の比較を示す図
【図3】従来の副射式サウナを示す概略図
【図4】従来の対流式サウナを示す図
【符号の説明】
2 サウナ室 15 温風生成手段 16 温風吹き付け手段 17 周壁面 17a 温風吸引手段 a 温風

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風(a)を生成する温風生成手段(1
    5)と、前記温風生成手段(15)により生成された前
    記温風(a)をサウナ室(2)の周壁面(17)の上方
    側部位に向けて吹き付ける温風吹き付け手段(16)
    と、前記温風吹き付け手段(16)により吹き付けら
    れ、前記周壁面(17)に沿って上方から下方に流れる
    前記温風(a)を、前記周壁面(17)の下方側部位で
    吸引する温風吸引手段(17a)と、前記温風吸引手段
    (17a)により吸引された前記温風(a)を前記周壁
    面(17)の裏面を通して前記温風生成手段(15)に
    循環させる温風帰還路(L1)とを備えたサウナ設備。
JP3007666A 1991-01-25 1991-01-25 サウナ設備 Expired - Lifetime JPH0687880B2 (ja)

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JPH04240450A JPH04240450A (ja) 1992-08-27
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JPH01244758A (ja) * 1988-03-25 1989-09-29 Hiroshi Saito 公衆浴場用サウナ装置

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