JPH068784U - 多段式オイルフリー容積型圧縮機 - Google Patents

多段式オイルフリー容積型圧縮機

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Publication number
JPH068784U
JPH068784U JP4651992U JP4651992U JPH068784U JP H068784 U JPH068784 U JP H068784U JP 4651992 U JP4651992 U JP 4651992U JP 4651992 U JP4651992 U JP 4651992U JP H068784 U JPH068784 U JP H068784U
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JP
Japan
Prior art keywords
compressor
flow path
cooler
suction
desiccant
Prior art date
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Pending
Application number
JP4651992U
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English (en)
Inventor
惠一 尾崎
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新たな動力源を必要とすることなく、中間流
路に続く圧縮機本体の軸動力を低減し、中間流路におけ
る圧縮ガス温度の管理,およびドレン分離器,除湿器を
不要とした多段式オイルフリー容積型圧縮機を提供す
る。 【構成】 ガス中の水分を吸着するとともに、加熱によ
り再生可能な乾燥材を内蔵し、第1圧縮機本体11の吸
込流路2に位置する吸込ガス乾燥器1と、第1,第2圧
縮機本体11,12間の中間流路3に設けた中間冷却器
18、および第2圧縮機本体12の吐出流路4に設けた
後方冷却器22と、後方冷却器18と第2圧縮機本体1
2との間の吐出流路4の部分から分岐して、吸込ガス乾
燥器1内の乾燥材に対して加熱可能に吸込ガス乾燥器1
を通過し、バイパス冷却器5を経由して、後方冷却器2
2の下流側の吐出流路4の部分に合流するバイパス流路
6とを設けて形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、2段以上に直列配置した圧縮機本体を備えた多段式オイルフリー容 積型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図2に示す2段式オイルフリースクリュ圧縮機が公知である。 この圧縮機は、2段直列配置した第1圧縮機本体11,第2圧縮機本体12を 備えている。また、第1圧縮機本体11の吸込流路13には、吸込消音器14, 吸込フィルタ15,吸気調節弁16が、両圧縮機本体間の中間流路17には、水 冷式の中間冷却器18,第1ドレン分離器19が、第2圧縮機本体12の吐出流 路20には、吐出消音器21,水冷式の後方冷却器22,第2ドレン分離器23 ,除湿器24が設けてある。
【0003】 そして、吸込消音器14,吸込フィルタ15,吸気調節弁16を介して第1圧 縮機本体11により吸込まれた空気は圧縮され、所定の圧力まで昇圧されて高温 となり、圧縮機本体11から吐出され、昇温した圧縮空気は中間冷却器18にて 大気温度プラス約15〜20°Cまで冷却される。この圧縮空気中の水分は、中 間冷却器18にて過飽和状態となり、ドレン水が発生する。このドレン水は第1 ドレン分離器19にて圧縮空気から分離され、機外に排出される。なお、中間冷 却器18にて圧縮空気を過冷却すると、第2圧縮機本体12内でドレン水を発生 させ、第2圧縮機本体12の腐食や性能低下を招くことになる。このため、この ドレン水を発生させない目的で、この圧縮機では、第2圧縮機本体12の吸込空 気の温度を上記温度、即ち大気温度プラス約15〜20°Cとするように管理す る運転を行っている。
【0004】 第1ドレン分離器19を出た圧縮空気は、第2圧縮本体12にてさらに圧縮さ れ、ここから吐出消音器21を経て、後方冷却器22にて冷却される。この際、 昇圧下で冷却された圧縮空気中の水分は過飽和状態となり、ドレン水となる。上 記同様、このドレン水は、第2ドレン分離器23にて圧縮空気から分離、排出さ れる。この第2ドレン分離器23にて、圧縮空気から完全に水分を分離できず、 過飽和状態となっており、この過飽和の状態下では、圧縮空気中の水分は下流側 (消費先)で低温となることにより、ドレン水となる。そこで、この圧縮機では 、第2ドレン分離器23の出側に除湿器24を設けて、ここで圧縮空気中の水分 を除去した後、この圧縮空気をユーザ側に送るように形成してある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装置では、第2圧縮機本体12でドレン水を発生させず、ユーザ側 に乾燥空気を送る目的で、第2圧縮機本体12の吸込温度を上記温度になるよう にし、かつ第1,第2ドレン分離器19,除湿器24を設けているが、上記温度 より低くしてもドレン水が発生しない場合には、中間冷却器18で圧縮空気を上 記温度より低くなるように冷却して、第2圧縮機本体12の軸動力の低減,第2 圧縮機本体12の吸込温度、即ち中間流路17内の圧縮空気温度の管理の手間の 省略、さらに第1,第2ドレン分離器19,23、および除湿器24の省略が可 能になる。逆に言えば、この場合には、上記装置では、軸動力を増大させ、上記 圧縮空気温度を管理する手間、および第1,第2ドレン分離器19,23、およ び除湿器24が必要になるという問題がある。
【0006】 また、上記装置では、除湿器24を用いているため、除湿に当たっては、新た な動力源を必要とし、除湿器24内の再生の手間も必要となるという問題がある 。 本考案は、斯る従来の問題点を課題としてなされたもので、中間流路に続く圧 縮機本体の軸動力を低減し、中間流路における圧縮ガス温度の管理,およびドレ ン分離器,除湿器を不要とした多段式オイルフリー容積型圧縮機を提供しようと するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案は、2段以上に直列配置した圧縮機本体を 備えた多段式オイルフリー容積型圧縮機において、ガス中の水分を吸着するとと もに、加熱により再生可能な乾燥材を内蔵し、第1段圧縮機本体の吸込流路に位 置する吸込ガス乾燥器と、各圧縮機本体間の中間流路、および最終段圧縮機本体 の吐出流路の各々に設けた冷却器と、上記冷却器の内の一冷却器とこの上流側の 圧縮機本体との間の流路から分岐して、上記乾燥材に対して加熱可能に上記吸込 ガス乾燥器を通過し、冷却器を経由して、上記一冷却器の下流側の流路に合流す るバイパス流路とを備えた構成とした。
【0008】
【作用】
上記考案のように構成することにより、新たな動力源を必要とすることなく、 第1段目の圧縮機本体の吸込ガスの除湿を行うことができ、この圧縮機本体の下 流側においてドレン水が発生しないようになる。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。 図1は、本考案に係る2段式オイルフリースクリュ圧縮機を示し、図2に示す 圧縮機と互いに共通する部分については、同一番号を付して説明を省略する。 本実施例では、吸込ガス乾燥器1,吸込フィルタ15、および吸気調節弁16 を設けた吸込流路2と、中間冷却器18を設けた中間流路3と、後方冷却器22 を設けた吐出流路4と、第2圧縮機本体12と後方冷却器22との間の吐出流路 4の部分から分岐して吸込ガス乾燥器1、およびバイパス冷却器5を経由して、 後方冷却器22の下流側の吐出流路4の部分に合流するバイパス流路6とが設け てある。 吸込ガス乾燥器1は、ガス中の水分を吸着するとともに、加熱により再生可能 な乾燥材を内蔵している。 また、図1中※印同志は連続していることを表している。
【0010】 そして、第1圧縮機本体11の吸込ガスを吸込ガス乾燥器1により、大気圧下 で除湿し、除湿後、吸込フィルタ15,吸気調節弁16を介して第1圧縮機本体 11に導くようになっている。また、第2圧縮機本体12より吐出された高温空 気の一部をバイパス流路6により吸込ガス乾燥器1に導いて、ここで高温空気に より上記乾燥材の再生を行い、吸込ガス乾燥器1を出たガスをバイパス冷却器5 にて冷却して、吐出流路4に戻すようにしてある。 このように、本実施例では、第2圧縮機本体12での圧縮の際に昇温した高温 ガスの排熱を利用することにより、新たな動力源を用いることなく第1圧縮機本 体11の吸込ガスの除湿を行うとともに、乾燥材の再生を行なうように形成して ある。
【0011】 また、スクリュ圧縮機も含め、容積型圧縮機の場合、乾燥したガスを吸込んだ 場合、水分を含んだガスを吸込んだ場合のようにドレン水を発生させないため、 同一条件で圧縮機を運転した場合には、吐出容量(乾燥した吐出ガス量)が増大 し、中間冷却器18での冷却に制限はなく、第2圧縮機本体12の軸動力も低減 する。さらに、本実施例では、中間冷却器18,後方冷却器22にてドレン水が 発生しない故、中間流路3のドレン分離器,吐出流路4のドレン分離器,除湿器 は不要となり、中間流路における圧縮ガス温度の管理も不要となっている。
【0012】 なお、上記実施例では、スクリュ圧縮機について説明したが、本発明は、この タイプの圧縮機に限定するものでなく、オイルフリータイプで、かつ容積型であ れば他のタイプの圧縮機も含むものである。 また、本発明は、2段式の圧縮機に限定するものでなく、3段以上に直列配置 した圧縮機本体を備えた圧縮機も含むものである。 さらに、バイパス流路6に流量調節弁を設けてもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案によれば、2段以上に直列配置した圧 縮機本体を備えた多段式オイルフリー容積型圧縮機において、ガス中の水分を吸 着するとともに、加熱により再生可能な乾燥材を内蔵し、第1段圧縮機本体の吸 込流路に位置する吸込ガス乾燥器と、各圧縮機本体間の中間流路、および最終段 圧縮機本体の吐出流路の各々に設けた冷却器と、上記冷却器の内の一冷却器とこ の上流側の圧縮機本体との間の流路から分岐して、上記乾燥材に対して加熱可能 に上記吸込ガス乾燥器を通過し、冷却器を経由して、上記一冷却器の下流側の流 路に合流するバイパス流路とを備えた構成としてある。 このため、新たな動力源を必要とすることなく、第1段目の圧縮機本体の吸込 ガスの除湿を行うことができ、この圧縮機本体の下流側においてドレン水が発生 しないようになり、中間流路に続く圧縮機本体の軸動力を低減し、中間流路にお ける圧縮ガス温度の管理,およびドレン分離器,除湿器を不要になる等の効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多段式オイルフリー容積型圧縮
機の全体構成図である。
【図2】 従来の多段式オイルフリー容積型圧縮機の全
体構成図である。
【符号の説明】
1 吸込ガス乾燥器 2 吸込流路 3 中間流路 4 吐出流路 5 バイパス冷却器 6 バイパス流路 11,12 第1,第2圧縮機本体 18 中間冷却器 22 後方冷却器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2段以上に直列配置した圧縮機本体を備
    えた多段式オイルフリー容積型圧縮機において、ガス中
    の水分を吸着するとともに、加熱により再生可能な乾燥
    材を内蔵し、第1段圧縮機本体の吸込流路に位置する吸
    込ガス乾燥器と、各圧縮機本体間の中間流路、および最
    終段圧縮機本体の吐出流路の各々に設けた冷却器と、上
    記冷却器の内の一冷却器とこの上流側の圧縮機本体との
    間の流路から分岐して、上記乾燥材に対して加熱可能に
    上記吸込ガス乾燥器を通過し、冷却器を経由して、上記
    一冷却器の下流側の流路に合流するバイパス流路とを備
    えたことを特徴とする多段式オイルフリー容積型圧縮
    機。
JP4651992U 1992-07-03 1992-07-03 多段式オイルフリー容積型圧縮機 Pending JPH068784U (ja)

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