JPH0687840A - アメリン系化合物及び自己消炎性ポリマー組成物に於けるその使用 - Google Patents

アメリン系化合物及び自己消炎性ポリマー組成物に於けるその使用

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JPH0687840A
JPH0687840A JP3232040A JP23204091A JPH0687840A JP H0687840 A JPH0687840 A JP H0687840A JP 3232040 A JP3232040 A JP 3232040A JP 23204091 A JP23204091 A JP 23204091A JP H0687840 A JPH0687840 A JP H0687840A
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JP3232040A
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Roberto Cipolli
チッポリ ロベルト
Gilberto Nucida
ヌチーダ ジルベルト
Enrico Masarati
マサラッティ エンリコ
Roberto Oriani
オリアーニ ロベルト
Mario Pirozzi
ピロッツィ マリオ
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MINI RICERCA SCIENT TECNOLOG
MINISUTERO DER UNIV E DERA RICHIERUKA SHIENTEIFUIKA E TEKUNOROJIKA
Ministero dell Universita e della Ricerca Scientifica e Tecnologica (MURST)
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MINI RICERCA SCIENT TECNOLOG
MINISUTERO DER UNIV E DERA RICHIERUKA SHIENTEIFUIKA E TEKUNOROJIKA
Ministero dell Universita e della Ricerca Scientifica e Tecnologica (MURST)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防炎添加剤として有益なアメリン系化合物及
びこれを含む自己消炎性組成物を提供することにある。 【構成】 一般式(I) : 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2,4−ジアミノ−6
−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジン(アメリン)か
ら誘導された重縮合化合物に関する。更に詳細には、本
発明は、アメリン誘導体に関するものであり、またアン
モニウムもしくはアミンのリン酸塩及び/またはホスホ
ン酸塩と組み合わせて、熱可塑性ポリマーまたは弾性が
付与されたポリマー、特にオレフィン系のポリマー及び
コポリマーをベースとする自己消炎性ポリマー組成物の
製造のためのその使用に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】当業界
では、ポリマーの可燃性を減少または除去するための異
なる解決法が知られている。これらの解決法の幾つか
は、部分ハロゲン化され熱的に不安定な有機化合物、例
えば塩素化パラフィン系ワックスと組み合わせた金属化
合物、特にアンチモン化合物、ビスマス化合物またはヒ
素化合物の使用に基く。
【0003】その他の解決法は、泡沸を生じ得る物質の
使用に基く。発泡性防炎型の配合物は、一般にポリマー
と少なくとも三つの主添加剤:実質的にリン酸塩処理さ
れた第一添加剤(その目的は燃焼中に実質的にポリリン
酸からなる不透過性の半固体のガラス質の層を形成し、
且つ泡沸の形成プロセスを活性化することである)、窒
素を含む第二添加剤(これは発泡剤として作用する)及
び炭素を含む第三添加剤(これはポリマーと炎の間に断
熱性の気泡炭素層(チャー)を形成するための炭素供与
体として作用する)からなる。
【0004】この種の発泡性防炎配合物の例は、メラミ
ン、ペンタエリスリトール及びポリリン酸アンモニウム
からなる米国特許第3,810,862 号( フィリップス・ペト
ロレウム・カンパニィ(Phillips Petroleum Co.)) 、イ
ソシアヌル酸及びポリリン酸アンモニウムからなる米国
特許第4,727,102 号( バンプ(Vamp)s.r.l.) 、幾つかの
リン化合物及び窒素化合物( 中でも特に、リン酸メラミ
ン、ペンタエリスリトール及びポリリン酸アンモニウム
の組み合わせ) からなる国際公開された国際特許出願85
/05626( プラスコート(Plascoat)U.K.リミテッド) に記
載された発泡性防炎配合物である。
【0005】更に最近の配合物では、有機もしくは無機
のリン化合物の使用と一緒に、窒素を含む有機化合物、
一般に尿素、メラミンまたはジシアンジアミドをホルム
アルデヒドと縮合することにより得られたアミノプラス
チック樹脂が使用されていた。二つの添加剤からなる配
合物の例は、1,3,5−トリアジンのオリゴマー誘導
体及びポリリン酸アンモニウムをベースとする米国特許
第4,504,610 号( モンテエジソン(Montedison)S.p.A)、
並びにベンジルグアナミン及びアルデヒドと幾つかの窒
素含有環状化合物との反応生成物から選ばれた有機化合
物、特にベンジルグアナミン−ホルムアルデヒドコポリ
マー、及びポリリン酸アンモニウムをベースとする欧州
特許第14,463号( モンテエジソンS.p.A)に記載された配
合物である。
【0006】また、米国特許第4,201,705 号( ボルグ-
ワーナー(Borg-Warner) 社) に記載されたように、有機
分子中に窒素及びリンの両方を含む一成分添加剤を使用
して自己消炎性組成物を得ることが可能である。これら
の発泡性防炎の遅延系は、火災または炎の適用により、
炭素残渣の形成を生じる性質をそれらを含むポリマーに
与える。この種の遅延系は多くの利点:ポリマーが処理
される装置に腐食現象のないこと、金属化合物及びハロ
ゲン化炭化水素を含む系に較べて煙の放出が少ないこ
と、及び、全般に、少量の全添加剤を使用して、それ故
ポリマーそのものの機械的性質の過度の崩壊を生じない
でポリマーに満足な防炎性を与えることができることを
示す。
【0007】
【課題を解決するための手段】本件出願人は、2,4−
ジアミノ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンか
ら誘導された重縮合化合物の類を使用することによりポ
リマーに高い防炎性を与えることが可能であり、それら
の化合物が当業界で知られている製品よりも有効である
ことを見出した。
【0008】更に、新規添加剤は、それらを含むポリマ
ー組成物の熱処理プロセスによりまた難燃剤の高活性を
維持しながら、良好な熱安定性を示す。更に、本発明の
生成物が添加されたポリマー組成物は、火災の際に、煙
の非常に少なく暗くない放出を生じるという利点を有す
る。それ故、本発明の対象は一般式(I) の化合物であ
る。
【0009】
【化17】
【0010】[式中、 R=H;─[Cn 2n]─Y {式中、nは1〜8、好ましくは1〜4の範囲の整数で
あり;YはH;CN;−O−(C1 −C4 ) −アルキ
ル;−O−(C2 −C4 ) −アルケニル;(C6
12)−シクロアルキルまたは−アルキルシクロアルキ
ル;−O−(C6 −C12)−アリール; −N(R4)(R4) (式中、R4(同一またはそれらの間で異なる) は(C1
−C4 ) −アルキルまたは(C3 −C4 ) −アルケニル
である)であり;または基:−N(R4)(R4)は窒素原
子を介してアルキル鎖に結合され必要によりその他のヘ
テロ原子(O、S、Nから選ばれることが好ましい)を
含む複素環基により置換される};(C2 −C6 ) −ア
ルケニル;(C6 −C12)−シクロアルキルまたは−ア
ルキルシクロアルキル;(C6 −C12)−アリールまた
は−アラルキル;基R1 及び基R2 (同一またはそれら
の間で異なり、夫々のトリアジン環で異なる意味を有し
てもよい)は、H;(C1 −C18)−アルキル;(C2
−C8 )−アルケニル;(C6 −C16)−シクロアルキ
ルまたは−アルキルシクロアルキル; ─[Cm 2m]─O−R5 ; ─[Cp 2p]─N(R6)(R6) (式中、 m=2〜8、好ましくは2〜4の範囲の整数; p=2〜6の範囲の整数; R5 =H;(C1 −C8 ) −アルキル、好ましくはHま
たは(C1 −C4 )−アルキル;(C2 −C6 )−アル
ケニル;─[Cq 2q]─O−R7 (式中、qは1〜4
の範囲の整数であり、且つR7 は水素または(C1 −C
4 )−アルキルである);(C6 −C12)−シクロアル
キルまたはアルキルシクロアルキル;基R6 ( 同一また
はそれらの間で異なる) はH;(C1 −C8 )−アルキ
ル;(C2 −C6 ) −アルケニル;(C6 −C12)−シ
クロアルキルもしくは−アルキルシクロアルキル;(C
1 −C4 ) −ヒドロキシアルキルであり;または基:─
N(R6)(R6)は窒素原子を介してアルキル鎖に結合さ
れ必要によりその他のヘテロ原子(O、S、Nから選ば
れることが好ましい)を含む複素環基により置換され
る)であり、または一般式(I) に於いて、基: ─N(R1)(R2) は窒素原子を介してトリアジン環に結合され必要により
その他のヘテロ原子(O、S、Nから選ばれることが好
ましい)を含む複素環基により置換され;aは0または
1であり;bは0または1〜5の範囲の整数であり;R
3 は水素または
【0011】
【化18】
【0012】であり、その意味は夫々の反復単位中で変
わってもよく;bが0である場合、Zは下記の式の一つ
に含まれる2価の基である;
【0013】
【化19】
【0014】(式中、基R8(同一またはそれらの間で異
なる) は水素または( C1 −C4 ) −アルキルであ
る); −N(R9 )−[Cr 2r]−N(R9 )−; (III) −N(R9 )−[Cr 2r-2]−N(R9 )−; (IV) (式中、rは2〜14の範囲の整数であり;R9 は水素;
( C1 −C4 ) −アルキル;(C2 −C6 ) −アルケニ
ル;(C1 −C4 ) −ヒドロキシアルキルである); −NH−(CH2)s −O−(CH2)s −NH− (V) −NH−[(CH2)s −O−]t −(CH2)s −NH− (VI) (式中、sは2〜5の範囲の整数であり、tは1〜3の
範囲の整数である)
【0015】
【化20】
【0016】(式中、Xは直接結合C−C;O;S;S
−S;SO;SO2 ;NH;NHSO 2 ;NHCO;N
=N;CH2 であり、R10は水素;ヒドロキシル;( C
1 −C 4 ) −アルキル;( C1 −C4 ) −アルコキシで
ある);
【0017】
【化21】
【0018】(式中、Aは飽和環または不飽和環であっ
てもよい)
【0019】
【化22】
【0020】(式中、sは前記の意味を有する);一
方、bが1〜5の範囲の整数である場合、基:
【0021】
【化23】
【0022】は下記の式の一つに含まれる多価の基であ
る;
【0023】
【化24】
【0024】(式中、R11は水素または( C1 −C4 )
−アルキルであり;cは1〜5の範囲の整数であり;記
号s(同一またはそれらの間で異なる)は前記の意味を
有する);
【0025】
【化25】
【0026】(式中、R11は前記の意味を有し;wは2
〜4の範囲の整数であり;dは1または2である)]基
R及びR1 が夫々のトリアジン環で異なる意味を有し得
る非対称構造を有する誘導体がまた一般式(I) に属す
る。
【0027】一般式(I) 中の基Rの例は、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、ter-ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘ
キシル、ter-ヘキシル、オクチル、ter-オクチル、エテ
ニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ヘキセニ
ル、シクロヘキシル、プロピルシクロヘキシル、ブチル
シクロヘキシル、フェニル、ベンジル、2−フェニルエ
チル、シアノメチル、2−シアノエチル、2−メトキシ
エチル、2−メトキシプロピル、4−メトキシブチル、
5−メトキシペンチル、6−メトキシヘキシル、7−メ
トキシヘプチル、7−メトキシオクチル、2−エトキシ
エチル、3−エトキシプロピル、4−エトキシブチル、
5−エトキシペンチル、3−プロポキシプロピル、3−
ブトキシプロピル、4−ブトキシブチル、4−イソブト
キシブチル、5−プロポキシペンチル、2−シクロヘキ
シルオキシエチル、2−エテニルオキシエチル、2−フ
ェノキシエチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチ
ル、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル、4−
(N,N−ジメチルアミノ)ブチル、5−(N,N−ジ
メチルアミノ)ペンチル、6−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ヘキシル、4−(N,N−ジエチルアミノ)ブチ
ル、5−(N,N−ジエチルアミノ)ペンチル、2−
(N,N−ジイソプロピルアミノ)エチル、4−(N,
N−ジプロピルアミノ)ブチル、2−(N,N−ジイソ
プロピルアミノ)エチル、2−(N−メチル−N−1−
プロペニルアミノ)エチル、2−(N,N−ジ−1−プ
ロペニルアミノ)エチル、4−(N,N−ジ−1−プロ
ペニルアミノ)ブチル、等である。
【0028】基R1 及びR2 の例は、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、te
r-ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシ
ル、ter-ヘキシル、オクチル、ter-オクチル、デシル、
ドデシル、オクタデシル、エテニル、プロペニル、ブテ
ニル、イソブテニル、ヘキセニル、オクテニル、シクロ
ヘキシル、プロピルシクロヘキシル、ブチルシクロヘキ
シル、デシルシクロヘキシル、ヒドロキシシクロヘキシ
ル、ヒドロキシエチルシクロヘキシル、2−ヒドロキシ
エチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロ
ピル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、
3−ヒドロキシペンチル、5−ヒドロキシペンチル、6
−ヒドロキシヘキシル、3−ヒドロキシ−2,5−ジメ
チルヘキシル、7−ヒドロキシヘプチル、7−ヒドロキ
シオクチル、2−メトキシエチル、2−メトキシプロピ
ル、3−メトキシプロピル、4−メトキシブチル、6−
メトキシヘキシル、7−メトキシヘプチル、7−メトキ
シオクチル、2−エトキシエチル、3−エトキシプロピ
ル、4−エトキシブチル、3−プロポキシプロピル、3
−ブトキシプロピル、4−ブトキシブチル、4−イソブ
トキシブチル、5−プロポキシペンチル、2−シクロヘ
キシルオキシエチル、2−エテニルオキシエチル、2−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル、3−(N,N−ジ
メチルアミノ)プロピル、4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ブチル、5−(N,N−ジメチルアミノ)ペンチ
ル、4−(N,N−ジエチルアミノ)ブチル、5−
(N,N−ジエチルアミノ)ペンチル、5−(N,N−
ジイソプロピルアミノ)ペンチル、3−(N−エチルア
ミノ)プロピル、4−(N−メチルアミノ)ブチル、4
−(N,N−ジプロピルアミノ)ブチル、2−(N,N
−ジイソプロピルアミノ)エチル、6−(N−ヘキセニ
ルアミノ)ヘキシル、2−(N−エテニルアミノ)エチ
ル、2−(N−シクロヘキシルアミノ)エチル、2−
(N−2−ヒドロキシエチルアミノ)エチル、2−(2
−ヒドロキシエトキシ)エチル、2−(2−メトキシエ
トキシ)エチル、6−(N−プロピルアミノ)ヘキシ
ル、等である。
【0029】一般式(I) 中の基; ─N(R1)(R2) を置換し得る複素環基の例は、アジリジン;ピロリジ
ン;ピペリジン;モルホリン;チオモルホリン;ピペラ
ジン;4−メチルピペラジン;4−エチルピペラジン;
2−メチルピペラジン;2,5−ジメチルピペラジン;
2,3,5,6−テトラメチルピペラジン;2,2,
5,5−テトラメチルピペラジン;2−エチルピペラジ
ン;2,5−ジエチルピペラジン;等である。
【0030】基; ─N(R4)(R4) を置換し得る複素環基の例は、ピロリジン;ピペリジ
ン;モルホリン;チオモルホリン;ピペラジン;4−メ
チルピペラジン;4−エチルピペラジン;等である。
【0031】基; ─N(R6)(R6) を置換し得る複素環基の例は、アジリジン;ピロリジ
ン;ピペリジン;モルホリン;チオモルホリン;ピペラ
ジン;4−メチルピペラジン;4−エチルピペラジン;
等である。
【0032】2価の基−Z−の例は、下記のジアミノ化
合物から水素を夫々のアミノ基から除去することにより
誘導される基である。ピペラジン、2−メチルピペラジ
ン、2,5−ジメチルピペラジン、2,3,5,6−テ
トラメチルピペラジン、2−エチルピペラジン、2,5
−ジエチルピペラジン、1,2−ジアミノエタン、1,
3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,
5−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサン、
1,8−ジアミノオクタン、1,10−ジアミノデカン、
1,12−ジアミノドデカン、N,N’−ジメチル−1,
2−ジアミノエタン、N−メチル−1,3−ジアミノプ
ロパン、N−エチル−1,2−ジアミノエタン、N−イ
ソプロピル−1,2−ジアミノエタン、N−(2−ヒド
ロキシエチル)−1,2−ジアミノエタン、N,N’−
ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,2−ジアミノエタ
ン、N−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノ
プロパン、N−ヘキセニル−1,6−ジアミノヘキサ
ン、N,N’−ジエチル−1,4−ジアミノ−2−ブテ
ン、2,5−ジアミノ−3−ヘキセン、2−アミノエチ
ルエーテル、(2−アミノエトキシ)メチルエーテル、
1,2−ビス(2−アミノエトキシ)エタン、1,3−
ジアミノベンゼン、1,4−ジアミノベンゼン、2,4
−ジアミノトルエン、2,4−ジアミノアニソール、
2,4−ジアミノフェノール、4−アミノフェニルエー
テル、4,4’−メチレンジアニリン、4,4’−ジア
ミノベンズアニリド、3−アミノ−フェニルスルホン、
4−アミノ−フェニルスルホン、4−アミノフェニルス
ルホキシド、4−アミノフェニルジスルフィド、1,3
−ビス(アミノメチル)ベンゼン、1,4−ビス(アミ
ノメチル)ベンゼン、1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン、1,8−ジアミノ−p−メタン、1,4
−ビス(2−アミノエチル)ピペラジン、1,4−ビス
(3−アミノプロピル)ピペラジン、1,4−ビス(4
−アミノブチル)ピペラジン、1,4−ビス(5−アミ
ノペンチル)ピペラジン、等。
【0033】多価の基:
【0034】
【化26】
【0035】の例は、下記のポリアミノ化合物から水素
を夫々の反応アミノ基から除去することにより誘導され
る基である。ビス(2−アミノエチル)アミン、ビス
(3−アミノプロピル)アミン、ビス(4−アミノブチ
ル)アミン、ビス(5−アミノペンチル)アミン、ビス
[2−(N−メチルアミノ)エチル]アミン、2−N−
ブチルビス(2−アミノエチル)アミン、ビス[3−
(N−メチルアミノ)プロピル]アミン、N−(3−ア
ミノプロピル)−1,4−ジアミノブタン、N−(3−
アミノプロピル)−1,5−ジアミノペンタン、N−
(4−アミノブチル)−1,5−ジアミノペンタン、ト
リス(2−アミノエチル)アミン、トリス(3−アミノ
プロピル)アミン、トリス(4−アミノブチル)アミ
ン、トリス[2−(N−エチルアミノ)エチル]アミ
ン、N,N’−ビス(2−アミノエチル)−1,2−ジ
アミノエタン、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)
−1,3−ジアミノプロパン、N,N’−ビス(2−ア
ミノエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N,N’−
ビス(3−アミノプロピル)−1,2−ジアミノエタ
ン、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,4−
ジアミノブタン、ビス[2−(2−アミノエチル)アミ
ノエチル]アミン、N,N’−ビス[2−(2−アミノ
エチル)アミノエチル]−1,2−ジアミノエタン、
N,N’−ビス[3−(2−アミノエチル)アミノプロ
ピル]−1,2−ジアミノエタン、N,N,N’,N’
−テトラキス(2−アミノエチル)−1,2−ジアミノ
エタン、等。
【0036】一般式(I) に含まれる特別な化合物は、下
記の実施例及び表1に示される。一般式(I) の化合物
は、下記の方法に従って一般式(XIV) :
【0037】
【化27】
【0038】(式中、置換基R1 及びR2 、基:
【0039】
【化28】
【0040】は前記の意味を有し、R12は水素または
【0041】
【化29】
【0042】であり、その意味は夫々の反復単位中で変
わってもよい)の中間体から製造し得る。 a)Rが水素である場合、60〜100 ℃の範囲の温度に於け
る酸( 例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、等)
による加水分解反応、または100 〜180 ℃の範囲の温度
に於ける塩基( 例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、等) による加水分解反応による; b)Rが水素と異なる場合、60〜150 ℃の範囲の温度で塩
基( 例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、金属
ナトリウム等) の存在下に於ける好適な溶媒(例えば、
トルエン、キシレン、オルトジクロロベンゼン、等) 中
の一般式(XV); R−OH (XV) ( 式中、Rは前記の意味を有する)の試薬との縮合反
応、またはその試薬が溶媒として作用し得る場合(例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、等)過剰の
試薬(XV)中のその縮合反応による。
【0043】生成された生成物は、濾過により反応物質
から容易に分離し得る。一般に、更に精製しないで自己
消炎性ポリマー組成物に使用し得る白色の結晶性粉末の
形態の良好な品質を示す一般式(I) の生成物が得られ
る。一般式(XIV) の中間体は、好適な溶媒( 例えば、ア
セトン、水、塩化メチレン、等) 中で(2+b) 以下のモル
数のシアヌル酸ハロゲン化物、例えば塩化物を、0〜10
℃の範囲の温度で5〜7の範囲のpHで一般式(II)〜(XII
I)に含まれる構造の一つに相当する一般式(XVI) :
【0044】
【化30】
【0045】のポリアミン1モルと反応させて一般式(X
VII):
【0046】
【化31】
【0047】(式中、R13は水素または
【0048】
【化32】
【0049】であり、その意味は夫々の反復単位中で変
わってもよい)の中間体を得ることにより容易に合成し
得る。この中間体(分離されてもよく、また分離されな
くてもよい)は、再度、先の条件に似ているが、10〜60
℃の範囲の温度の条件で、(2+b) 以下のモル数の一般式
(XVIII) : HN(R1 )(R2 ) (XVIII) (式中、R1 及びR2 は前記の意味を有する)と反応さ
れられる。
【0050】明らかに、合成の別法は、試薬の添加の順
序を逆にすること、即ち、まずシアヌル酸ハロゲン化
物、例えば塩化物を、先の条件と同様の条件で、0〜10
℃の範囲の温度で一般式(XVIII) のアミンと反応させて
一般式(XIX):
【0051】
【化33】
【0052】の中間体を得、次いで(2+b) 以下のモル数
のこの中間体(分離されてもよく、また分離されなくて
もよい)を先の条件に似ているが、10〜60℃の範囲の温
度の条件で、一般式(XVI) のポリアミン1モルと反応さ
せることからなる。Rが水素と異なる一般式(I) の化合
物を得る別法は、シアヌル酸のハロゲン化物、例えばそ
の塩化物を酸受容体(例えば、NaHCO3、NaOH、Na2CO3
トリエチルアミン、コリジン、等) の存在下で好適な溶
媒( 例えば、アセトン、塩化メチレン、トルエン、キシ
レン等) 中、または過剰の一般式(XV)の反応性試薬それ
自体( それが溶媒として作用する場合、例えばメチルア
ルコール、エチルアルコール、等) 中で10〜110 ℃の範
囲の温度で一般式(XV)の試薬と反応させ、こうして一般
式(XX):
【0053】
【化34】
【0054】(式中、Rは前記の意味を有する)の中間
体を得ることからなる。この中間体(分離されてもよ
く、また分離されなくてもよい)は、先の条件に似てい
るが、-5〜30℃の範囲の温度の条件下で、一般式(XVII
I) のアミンと反応させられて一般式(XXI) :
【0055】
【化35】
【0056】(式中、R、R1 及びR2 は前記の意味を
有する)の中間体を得る。この中間体(分離されてもよ
く、また分離されなくてもよい)は、再度、先の条件に
似ているが、40〜140 ℃の範囲の温度で処理する条件
で、(2+b) 以下のモル数で、一般式(XVI) のポリアミン
1モルと反応させられる。Rが水素と異なり、好ましく
は(C1 −C4 )−アルキルである一般式(I) の化合物
から、一般式(XIV) の中間体の加水分解に示されたのと
同じ反応性試薬を使用して、酸を使用して80〜140 ℃の
範囲の温度で処理することにより、または塩基を使用し
て100 〜180 ℃の範囲の温度で処理することにより、加
水分解反応によりRが水素である相当する化合物を得る
ことができる。
【0057】更に、本発明の対象は、 a)熱可塑性ポリマーまたは弾性が付与されたポリマー90
〜40重量部; b)一種以上のアンモニウムもしくはアミンのリン酸塩及
び/またはホスホン酸塩6〜33重量部、好ましくは8〜
30重量部; c)一般式(I) :
【0058】
【化36】
【0059】(式中、R〜R3 の置換基及び基:
【0060】
【化37】
【0061】は先に定義された意味を有する)を有す
る、2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−1,3,5−
トリアジンから誘導された一種以上の重縮合化合物3〜
27重量部、好ましくは4〜20重量部を含む自己消炎性ポ
リマー組成物である。Rが水素である一般式(I) の化合
物が特に好ましい。
【0062】リン酸塩の中で、一般式(NH4) n+2Pn O
3n+1(式中、nは2以上の整数を表す)に含まれるポリ
リン酸アンモニウムが好ましい。ポリリン酸塩の分子量
は低い水溶解性を確保するのに充分高いことが好まし
い。例として、nは2〜500 の間で変化することが好ま
しい。上記の式( 式中、nは充分大きい数であり、好ま
しくは5〜500 の範囲である) を有するポリリン酸塩の
組成は、実際にはメタリン酸塩(NH4PO3)n の式に相当す
る組成である。
【0063】これらのポリリン酸塩の例は、商品名”エ
クソリット(Exolit)422 ”( ヘキスト(Hoechst) により
製造、販売される) として知られ組成(NH4PO3)n ( nは
50より大きい) を有するものである。その他の例は、商
品名”ホス−チェク(Phos-Chek)P/30 ”(モンサント・
ケミカル)として知られ同様の組成を有する製品であ
る。
【0064】特に、減少された水溶解性のため有利に使
用し得るその他のポリリン酸塩は、商品名”エクソリッ
ト462 ”( ヘキストにより製造、販売される) として知
られ、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂中に微小封入さ
れた(microincapsulated) エクソリット422 に相当する
ポリリン酸塩である。その他の使用し得るリン酸塩は、
アミンから誘導されるリン酸塩、例えばリン酸ジメチル
アンモニウムもしくはリン酸ジエチルアンモニウム、リ
ン酸エチレンジアミン、オルトリン酸メラミンまたはピ
ロリン酸メラミンである。
【0065】ホスホン酸塩の中で、モノホスホン酸また
はポリホスホン酸から誘導されたホスホン酸アンモニウ
ム(一置換または多置換されたもの)を使用して非常に
良好な結果が得られた。これらのホスホン酸の例は、エ
タン−1,1,2−トリホスホン酸、2−ヒドロキシエ
タン−1,1,2−トリホスホン酸、プロパン−1,
2,3−トリホスホン酸、メチルホスホン酸、エチルホ
スホン酸、n−プロピルホスホン酸、n−ブチルホスホ
ン酸、フェニルホスホン酸、1−アミノエタン−1,1
−ジホスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホ
スホン酸、1−ヒドロキシドデカン−1,1−ジホスホ
ン酸、ホスホノ酢酸、2−ホスホノプロピオン酸、3−
ホスホノプロピオン酸、2−ホスホノ酪酸、4−ホスホ
ノ酪酸、アミノトリス(メチレンホスホン酸)、エチレ
ンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチ
レンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレ
ントリアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、等であ
る。
【0066】本発明の組成物に使用し得るポリマーの中
で、一般式R−CH=CH2(式中、Rは水素原子または
(C1 −C8)- アルキル基もしくは(C1 −C8)- アリ
ール基である) を有するオレフィンのポリマーまたはコ
ポリマー、特に 1)アイソタクチックポリプロピレンまたは主にアイソタ
クチックのポリプロピレン; 2)HDPE、LLDPE 、LDPEポリエチレン; 3)低比率のエチレン及び/またはその他のα−オレフィ
ン、例えばブテン−1;ヘキセン−1;オクテン−1;
4−メチル−ペンテン−1とのプロピレンの結晶性コポ
リマー; 4)(A) プロピレンのホモポリマー部分または(3) で特定
されたコポリマーの一つ、及び(B) 必要により低比率の
ジエンを含むエチレンとα−オレフィン( α−オレフィ
ンはプロピレン及びブテン−1から選ばれることが好ま
しい)の弾性コポリマーから形成されるコポリマー部分
を含む異相組成物; 5)必要により低比率のジエンを含むエチレンとα−オレ
フィンの弾性コポリマーが好ましい。
【0067】上記の弾性コポリマー中に普通存在するも
のの中でジエンの例はブタジエン、エチリデン−ノルボ
ルネン、ヘキサジエン−1,4である。一般式R−CH
=CH2(式中、Rはアリール基である) のオレフィンの
ポリマーの中で、”結晶”ポリスチレン及び耐衝撃性ポ
リスチレンが好ましい。普通使用し得るポリマーのその
他の例は、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン
(ABS)コポリマー及びスチレン/アクリロニトリル(SA
N) コポリマー;ポリウレタン(ポリエステル及びポリ
エーテル);ポリエチレンテレフタレート;ポリブチレ
ンテレフタレート;ポリアミド;等である。
【0068】本発明の自己消炎性組成物は既知の方法に
より製造し得る。例えば、アンモニウムまたはアミンの
リン酸塩及び/またはホスホン酸塩が最初に微細に粉砕
された一般式(I) の一種以上の窒素含有化合物(70 ミク
ロンより小さい粒径を有することが好ましい) と緊密に
混合され、こうして得られた混合物がターボミキサー中
でポリマーに添加されて均一なブレンドを形成し、これ
が押出されグラニュールにされる。こうして得られたグ
ラニュールにされた生成物は既知の成形技術のいずれか
一つにより幾つかの製品に変形し得る。
【0069】本発明の防炎添加剤はまた防炎塗料の分野
で使用し得る。実施例に記載されていないが、本発明の
自己消炎性ポリマー組成物に同等に有利に使用し得る、
一般式(I) に含まれるアメリン系化合物は、表1に示さ
れる化合物であり、そこで存在する場合のR3 は式:
【0070】
【化38】
【0071】のトリアジン環により置換される。
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】以下の実施例は本発明の特徴を説明するも
のであり、それらを限定するものではない。
【0075】
【実施例】実施例1 攪拌機、温度計、供給ロート、冷却器及び冷却浴を備え
た2リットルの反応器に、アセトン600cc 及びシアヌル
酸クロリド184.5gを導入する。外部から0〜5℃の温度
に冷却しながら、アセトン400cc に溶解したピペラジン
42.6g を1時間以内に添加する。
【0076】水200cc 中の水酸化ナトリウム40g を常に
0〜5℃で約2時間以内に添加する。全体を更に4時間
5℃で攪拌下に保ち、次いで冷水400cc を添加し、生成
した沈澱を濾過し、フィルター上で水洗する。そのケー
クを100 ℃の炉中で乾燥した後、中間体(XXII):
【0077】
【化39】
【0078】177.4gを、300 ℃より高い融点及び37.35
%に等しい塩素含量( 理論値:37.17%) を有する白色の
結晶性粉末の形態で得る。加熱浴を備えた以外は同じ2
リットルの反応器に、キシレン800cc 及び中間体(XXII)
152.8gを導入する。その混合物を50℃の温度に加熱し、
その後、4時間以内にまず2−ヒドロキシエチルアミン
48.8g を添加し、次いで水100cc 中の水酸化ナトリウム
32g を添加する。
【0079】全体を更に4時間50〜55℃で攪拌下に保
ち、次いで室温に冷却し、生成した生成物を濾過し、フ
ィルター上で充分水洗する。そのケークを100 ℃の炉中
で乾燥した後、中間体(XXIII):
【0080】
【化40】
【0081】146.7gを、300 ℃より高い融点及び16.62
%に等しい塩素含量( 理論値:16.47%) を有する白色の
結晶性粉末の形態で得る。中間体(XXII)及び(XXIII) の
構造をIR分光分析により確認した。先の反応器のように
装備した1リットルの反応器に、水500cc 、中間体(XXI
II) 86.2g 及び37重量%の塩酸溶液79.0g を導入する。
【0082】その物質を95℃に加熱し、この温度で6時
間保つ。その後、その物質を80℃に冷却し、水100cc に
溶解した水酸化ナトリウム40gを添加する。全体を室温
に冷却し、生成した生成物を濾過し、フィルター上で水
洗する。そのケークを100 ℃の炉中で乾燥することによ
り、生成物:
【0083】
【化41】
【0084】70.2g を、300 ℃より高い融点を有する白
色の結晶性粉末の形態で得る。実施例2 実施例1と同じ2リットルの反応器に、アセトン500cc
及び水300cc を導入する。0〜5℃に冷却した後、シア
ヌル酸クロリド92.2g を導入し、その後、2時間以内
に、温度を3〜5℃に保つことにより、水100cc に溶解
したエチレンジアミン15g を供給する。
【0085】その混合物を更に1時間5℃に保ち、次い
で、1時間以内に、温度を5〜7℃に保って重炭酸ナト
リウム42g を導入する。全体を2時間にわたって7〜10
℃で攪拌下に保ち、次いでその物質を35℃で加熱し、こ
の温度で、1時間以内に、水100cc に溶解した2−メト
キシエチルアミン37.5g を供給する。再度、温度を40〜
45℃に上げ、2時間以内に、水50ccに溶解した水酸化ナ
トリウム20g を添加する。更に1時間全体を攪拌下に保
った後、アセトンを蒸留して除く。
【0086】続いてその物質を80℃に加熱し、37重量%
の塩酸溶液54.2g を導入する。全体を沸騰するまで加熱
し、還流下に6時間保つ。その後、全体を80℃に冷却
し、水100cc に溶解した水酸化ナトリウム42g を導入す
る。50℃に冷却した後、生成した生成物を濾過し、フィ
ルター上で50℃で水洗する。
【0087】そのケークを100 ℃の炉中で乾燥すること
により、生成物:
【0088】
【化42】
【0089】71.5g を、300 ℃より高い融点を有する白
色の結晶性粉末の形態で得る。実施例3 実施例1と同じ2リットルの装置に、メチルアルコール
600cc 、水80cc及び重炭酸ナトリウム100.8gを導入す
る。その混合物を10℃に冷却し、シアヌル酸クロリド11
0.7gを導入する。温度を30℃まで上げ、二酸化炭素放出
が完結されるまでこの温度に約1時間保つ。
【0090】その反応の発熱は所望の温度を維持するの
に充分である。全体を5℃に冷却し、次いで冷水700cc
を添加する。生成した生成物を濾過し、フィルター上で
冷水で洗浄する。そのケークを50℃の炉中で減圧で乾燥
することにより、中間体(XXIV):
【0091】
【化43】
【0092】92.1g を、白色の結晶性粉末の形態で得
る。融点90〜92℃、39.27 %に等しい塩素含量( 理論
値:39.44%) 。先の反応器のように装備した1リットル
の反応器に、塩化メチレン500cc 及び中間体(XXIV)90g
を導入する。その混合物を外部から0〜2℃に冷却し、
2時間以内にモルホリン43.2g を導入する。
【0093】続いて、3時間以内に、水70ccに溶解した
水酸化ナトリウム20g を常に0〜2℃で導入する。その
混合物を更に1時間攪拌下に保った後、水相を分離す
る。塩化メチレンを蒸留することにより、中間体(XXV):
【0094】
【化44】
【0095】112.8gを、白色の結晶性粉末の形態で得
る。融点107 〜108 ℃、塩素含量15.28%( 理論値:15.4
0%) 。中間体(XXIV)及び(XXV) の構造を更にIR分光分
析により確認した。同じ1リットルの反応器に、アセト
ニトリル500cc 、中間体(XXV) 69.2g 及びジエチレント
リアミン10.3g を導入する。
【0096】その物質を80℃に加熱し、約4時間以内
に、水100cc に溶解した炭酸ナトリウム31.8g を導入す
る。全体を還流下に8時間保ち、その後、溶媒を蒸発さ
せ、水500cc を添加する。攪拌下に30分間保った後、生
成した生成物を濾過し、フィルター上で水洗する。
【0097】そのケークを100 ℃の炉中で乾燥すること
により、生成物:
【0098】
【化45】
【0099】61.2g を、白色の結晶性粉末の形態で得
る。融点212 〜214 ℃。実施例4 先の実施例のように装備した0.5 リットルの反応器に、
水250cc 、実施例3の生成物54.8g 及び37重量%の塩酸
溶液47.3g を導入する。沸騰するまで加熱した後、全体
を還流下に15時間保つ。
【0100】全体を室温に冷却し、重炭酸ナトリウム4
0.3g を添加する。その後、生成した生成物を濾過し、
フィルター上で水洗する。そのケークを100 ℃の炉中で
乾燥することにより、生成物:
【0101】
【化46】
【0102】46.9g を、融点284 〜286 ℃を有する白色
の結晶性粉末の形態で得る。実施例5 先の実施例のように装備した1リットルの反応器に、ア
セトニトリル600cc 及び中間体(XXIV)108gを導入する。
その混合物を5℃に冷却し、2時間以内に、30重量%の
アンモニア溶液102gを供給する。
【0103】全体を更に1時間攪拌下に保ち、次いで生
成した生成物を濾過し、フィルター上で水洗する。100
℃の炉中で乾燥した後、中間体(XXVI):
【0104】
【化47】
【0105】84.2g を、300 ℃より高い融点及び21.96
%に等しい塩素含量( 理論値:22.12%) を有する白色の
結晶性粉末の形態で得る。中間体(XXVI)の構造をIR分光
分析により確認した。攪拌機、温度計、供給ロート、冷
却器及び加熱浴を備えた2リットルの反応器に、アセト
ニトリル700cc 、中間体(XXVI)80.3g 及びピペラジン2
1.5g を導入する。
【0106】その物質を沸騰するまで加熱し、4時間以
内に、水200cc 中の炭酸ナトリウム53g の溶液を添加す
る。全体を更に5時間還流下に保ち、次いで水350cc を
添加して室温に冷却する。生成した生成物を濾過し、フ
ィルター上で水洗する。そのケークを100 ℃の炉中で乾
燥することにより、生成物:
【0107】
【化48】
【0108】83.2g を、300 ℃より高い融点を有する白
色の結晶性粉末の形態で得る。実施例6 実施例1と同じ2リットルの装置に、シアヌル酸クロリ
ド184.5g及び塩化メチレン1300ccを導入する。外部から
冷却しながら、モルホリン87.2g 及び水150gに溶解した
水酸化ナトリウム40g を3時間以内に同時に供給し、そ
の間5〜7の範囲のpH及び0〜3℃の範囲の温度に保
つ。
【0109】全体を更に3時間0〜3℃の温度に保ち、
その後、水相を分離する。塩化メチレンを蒸留すること
により、中間体(XXVII):
【0110】
【化49】
【0111】230gを、白色の結晶性粉末の形態で得る。
融点155 〜157 ℃、塩素含量30.12 %( 理論値:30.21
%) 。加熱浴を装備した以外は同じ2リットルの反応器
に、キシレン800cc 、中間体(XXVII) 141g及びピペラジ
ン25.8g を導入する。その混合物を60℃で加熱し、3時
間以内に、水100cc 中の水酸化ナトリウム24g を添加す
る。
【0112】その混合物を更に3時間60℃で攪拌下に保
ち、その後、室温に冷却する。生成した生成物を濾過
し、そのケークを充分水洗する。そのケークを100 ℃の
炉中で乾燥することにより、中間体(XXVIII):
【0113】
【化50】
【0114】126.4gを、300 ℃より高い融点及び14.56
%に等しい塩素含量( 理論値:14.7 %) を有する白色の
結晶性粉末の形態で得る。中間体(XXVII) 及び中間体(X
XVIII)の構造を更にIR分光分析により確認した。上記の
ように装備した1リットルの反応器に、メチルアルコー
ル500cc を導入し、温度を15〜20℃に保ちながら水酸化
ナトリウム17.6g をも導入する。
【0115】その混合物を、溶解が完結されるまで、攪
拌下に保ち、その後、中間体(XXVIII)96.6g を導入す
る。その混合物を沸騰するまで加熱し、還流下に約10時
間保つ。次いで溶媒の大部分( 約400cc)を蒸留して除
き、蒸留の残渣を水300cc で処理する。
【0116】生成した生成物を濾過し、フィルター上で
水洗する。そのケークを100 ℃の炉中で乾燥することに
より、生成物:
【0117】
【化51】
【0118】87.4g を、白色の結晶性粉末の形態で得
る。融点268 〜270 ℃。実施例7 先の実施例と同じ2リットルの反応器に、アセトン500c
c 及び水300cc を導入する。外部から0〜5℃の温度に
冷却することにより、まずシアヌル酸クロリド110.7gを
供給し、その後、2時間以内に、水100cc に溶解したト
リス( 2−アミノエチル)アミン29.2g を供給する。
【0119】その混合物を更に1時間5℃に保ち、その
後、1時間以内に、温度を5〜7℃に保ちながら、重炭
酸ナトリウム50.4g を供給する。全体を更に3時間7〜
10℃で攪拌下に保ち、次いでその物質を35℃で加熱し、
この温度で、水100cc に溶解したチオモルホリン61.8g
を1時間以内に供給する。
【0120】再度、温度を40〜45℃に上げ、水50cc中の
水酸化ナトリウム24g からなる溶液を約2時間以内に添
加する。全体を更に2時間攪拌下に保ち、次いでアセト
ンを蒸留して除く。溶媒の蒸留後に残る物質を1リット
ルの鋼反応器に移し、水酸化ナトリウム26.4g を添加す
る。
【0121】次いでその物質を140 ℃に加熱し、この温
度で約12時間保つ。最後に、その物質を室温に冷却し、
生成した生成物を濾過し、フィルター上で水洗する。そ
のケークを100 ℃の炉中で乾燥することにより、生成
物:
【0122】
【化52】
【0123】132.8gを、白色の結晶性粉末の形態で得
る。融点237 〜239 ℃。実施例8〜34 実施例1〜7に記載した条件と同様の条件で処理するこ
とにより、表2に示した一般式(I) の生成物を製造す
る。これらの構造中、存在する場合のR3 は式:
【0124】
【化53】
【0125】のトリアジン環により置換される。
【0126】
【表3】
【0127】
【表4】
【0128】
【表5】
【0129】
【表6】
【0130】
【表7】
【0131】表3及び表4 上記の表に示した試験は、先の実施例により製造された
一般式(I) の生成物を含むポリマー組成物に関する。グ
ラニュールにしたポリマーと添加剤の混合物をモーア(M
OORE) プレートプレス中で成形し40kg/cm2の圧力で7分
間加工することにより厚さ約3mmを有する小さいプレー
トの形態の試験片を調製した。
【0132】こうして得られたプレートに関して、自己
消炎性のレベルを、酸素指数(ASTMD-2863/77 によるL.
O.I.) をスタントン・レッドクロフト(Stanton Redcrof
t)装置で測定し、" 垂直燃焼試験"(これはその材料をル
ールUL 94("Underwriters Laboratories"USAにより編集
される) に従って三つのレベル、94V-0 、94V-1 及び94
V-2 で分類する) を適用することにより測定した。
【0133】表3中に、12に等しいメルトフローインデ
ックス及び96重量%に等しい沸騰n−ヘプタン中の不溶
分を有するフレーク中のアイソタクチックポリプロピレ
ンを使用して得られた値を示す。表4中に、7に等しい
メルトフローインデックスを有する、グラニュール中の
低密度ポリエチレン;5重量%のブタジエンゴムを含
み、9に等しいメルトフローインデックスを有する、グ
ラニュールにされたポリスチレン;夫々1.19及び1.10g/
cm3 に等しい比重を有するグラニュール中のポリエステ
ル系熱可塑性ポリウレタン( エスタン(ESTANE)54600
R 、グッドリッチ(Goodrich)により販売) 及びポリエ
ーテル系熱可塑性ポリウレタン( エスタン58300 R 、グ
ッドリッチにより販売) ;45に等しいプロピレン含量(
重量%) を有する弾性エチレン−プロピレンコポリマ
ー;1.06g/cm3 に等しい比重、1.6 に等しいメルトフロ
ーインデックスを有し、約40%のアクリロニトリル、ス
チレン及び20%のブタジエンを含むアクリロニトリル−
ブタジエン−スチレンターポリマーを使用して得られた
値を示す。
【0134】
【表8】
【0135】表中、 (1)PP=ポリプロピレン APP= ポリリン酸アンモニウム エクソリット422 R ( ヘキスト) *APP=メラミン−ホルムアルデヒド樹脂で微小封入され
たもの エクソリット462 R ( ヘキスト) (2)AO=酸化防止剤 ジラウリルチオプロピオネート2部及びペンタエリスリ
トールのテトラ[3−(3,5−ジ−ter ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]1部からなる混
合物 (3) 1−アミノエタン−1,1−ジホスホン酸からのア
ンモニウム塩 (4) 1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸から
のアンモニウム塩
【0136】
【表9】
【0137】表中、 (1)APP= ポリリン酸アンモニウム−エクソリット422 R
( ヘキスト) LDPE=低密度ポリエチレン HIPS=5%のブタジエンを含むポリスチレン PU(エステル)=ポリウレタンポリエステル PU(エーテル)=ポリウレタンポリエーテル PP/PE= プロピレン−エチレンコポリマー ABS= アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンターポ
リマー (2)AO=酸化防止剤 ジラウリルチオプロピオネート2部及びペンタエリスリ
トールのテトラ[3−(3,5−ジ−ter ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]1部からなる混
合物例81( 比較例) 窒素含有化合物として2,4−ジアミノ−6−ヒドロキ
シ−1,3,5−トリアジンを使用する以外は、実施例
35〜63に使用した方法により処理することにより、下記
の組成物を製造する。
【0138】 ポリプロピレン: 72 重量部 酸化防止剤: 1 重量部 ポリリン酸アンモニウム: 19.3重量部 2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジン: 7.7重量部 上記の組成物を使用して、試験片を調製し、これらを前
記の方法による自己消炎性試験にかけた。
【0139】下記の結果を得た。 L.O.I. =23.8 UL 94(3mm): クラスB(試験片は燃焼する)。
フロントページの続き (72)発明者 ジルベルト ヌチーダ イタリア 20098 ミラノ サン ジュリ アーノ ミラネーゼ ヴィア マッツィー ニ 14 (72)発明者 エンリコ マサラッティ イタリア 29010 ピアチェンツァ カス テルヌオーヴォ ヴァルチドーネ ヴィア ピアネロ 321 (72)発明者 ロベルト オリアーニ イタリア 20137 ミラノ ヴィア モン テ オルティガーラ 22 (72)発明者 マリオ ピロッツィ イタリア 20097 ミラノ サン ドナー ト ミラネーゼ ヴィア ジ ディ ヴィ ットリオ 15

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) により表されるアメリン系化
    合物。 【化1】 [式中、 R=H;─[Cn 2n]─Y {式中、 nは1〜8の範囲の整数であり;YはH;CN;−O−
    (C1 −C4 ) −アルキル;−O−(C2 −C4 ) −ア
    ルケニル;(C6 −C12)−シクロアルキルまたは−ア
    ルキルシクロアルキル;−O−(C6 −C12)−アリー
    ル; −N(R4)(R4) (式中、R4(同一またはそれらの間で異なる) は(C1
    −C4 ) −アルキルまたは(C3 −C4 ) −アルケニル
    である)であり;または基:−N(R4)(R4)は窒素原
    子を介してアルキル鎖に結合され必要によりその他のヘ
    テロ原子を含む複素環基により置換される};(C2
    6 ) −アルケニル;(C6 −C12)−シクロアルキル
    または−アルキルシクロアルキル;(C6 −C12)−ア
    リールまたは−アラルキル;基R1 及び基R2 (同一ま
    たはそれらの間で異なり、夫々のトリアジン環で異なる
    意味を有してもよい)は、H;(C1 −C18)−アルキ
    ル;(C2 −C8 )−アルケニル;(C6 −C16)−シ
    クロアルキルまたは−アルキルシクロアルキル; ─[Cm 2m]─O−R5 ; ─[Cp 2p]─N(R6)(R6) (式中、 m=2〜8の範囲の整数; p=2〜6の範囲の整数; R5 =H;(C1 −C8 ) −アルキル;(C2 −C6
    −アルケニル;─[C q 2q]─O−R7 (式中、qは
    1〜4の範囲の整数であり、且つR7 は水素または(C
    1 −C4 )−アルキルである);(C6 −C12)−シク
    ロアルキルまたはアルキルシクロアルキル;基R6 ( 同
    一またはそれらの間で異なる) はH;(C1 −C8 )−
    アルキル;(C2 −C6 ) −アルケニル;(C6
    12)−シクロアルキルもしくは−アルキルシクロアル
    キル;(C1 −C4 ) −ヒドロキシアルキルであり;ま
    たは基:─N(R6)(R6)は窒素原子を介してアルキル
    鎖に結合され必要によりその他のヘテロ原子を含む複素
    環基により置換される)であり、 または一般式(I) に於いて、基: ─N(R1)(R2) は窒素原子を介してトリアジン環に結合され必要により
    その他のヘテロ原子を含む複素環基により置換され;a
    は0または1であり;bは0または1〜5の範囲の整数
    であり;R3 は水素または 【化2】 であり、その意味は夫々の反復単位中で変わってもよ
    く;bが0である場合、Zは下記の式の一つに含まれる
    2価の基である; 【化3】 (式中、基R8(同一またはそれらの間で異なる) は水素
    または( C1 −C4 ) −アルキルである); −N(R9 )−[Cr 2r]−N(R9 )−; (III) −N(R9 )−[Cr 2r-2]−N(R9 )−; (IV) (式中、rは2〜14の範囲の整数であり;R9 は水素;
    ( C1 −C4 ) −アルキル;(C2 −C6 ) −アルケニ
    ル;(C1 −C4 ) −ヒドロキシアルキルである); −NH−(CH2)s −O−(CH2)s −NH− (V) −NH−[(CH2)s −O−]t −(CH2)s −NH− (VI) (式中、sは2〜5の範囲の整数であり、tは1〜3の
    範囲の整数である) 【化4】 (式中、Xは直接結合C−C;O;S;S−S;SO;
    SO2 ;NH;NHSO 2 ;NHCO;N=N;CH2
    であり、R10は水素;ヒドロキシル;( C1 −C 4 ) −
    アルキル;( C1 −C4 ) −アルコキシである); 【化5】 (式中、Aは飽和環または不飽和環であってもよい) 【化6】 (式中、sは前記の意味を有する);一方、bが1〜5
    の範囲の整数である場合、基: 【化7】 は下記の式の一つに含まれる多価の基である; 【化8】 (式中、 R11は水素または( C1 −C4 ) −アルキルであり;c
    は1〜5の範囲の整数であり;記号s(同一またはそれ
    らの間で異なる)は前記の意味を有する); 【化9】 (式中、 R11は前記の意味を有し;wは2〜4の範囲の整数であ
    り;dは1または2である)]
  2. 【請求項2】 一般式(I) 中の基: ─N(R1)(R2) がアジリジン;ピロリジン;ピペリジン;モルホリン;
    チオモルホリン;ピペラジン;4−メチルピペラジン;
    4−エチルピペラジン;2−メチルピペラジン;2,5
    −ジメチルピペラジン;2,3,5,6−テトラメチル
    ピペラジン;2,2,5,5−テトラメチルピペラジ
    ン;2−エチルピペラジン;2,5−ジエチルピペラジ
    ンから選ばれた複素環基により置換される請求項1に記
    載のアメリン系化合物。
  3. 【請求項3】 基: −N(R4)(R4) がピロリジン;ピペリジン;モルホリン;チオモルホリ
    ン;ピペラジン;4−メチルピペラジン;4−エチルピ
    ペラジンから選ばれた複素環基により置換される請求項
    1または2に記載のアメリン系化合物。
  4. 【請求項4】 基: ─N(R6)(R6) がアジリジン;ピロリジン;ピペリジン;モルホリン;
    チオモルホリン;ピペラジン;4−メチルピペラジン;
    4−エチルピペラジンから選ばれた複素環基により置換
    される請求項1または3に記載のアメリン系化合物。
  5. 【請求項5】 一般式(XIV) : 【化10】 (式中、置換基R1 及びR2 、基: 【化11】 は請求項1に定義された意味を有し、且つR12は水素ま
    たは 【化12】 であり、その意味は夫々の反復単位中で変わってもよ
    い)の中間体から、加水分解により、または一般式(X
    V): R−OH (XV) (式中、Rは水素と異なり、請求項1に定義された意味
    を有する)の試薬との縮合反応により得られることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の一般式
    (I) のアメリン系化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 加水分解反応が、酸の存在下で60〜100
    ℃の範囲の温度で、または塩基の存在下で100 〜180 ℃
    の範囲の温度で行われる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 一般式(XV)の試薬との縮合反応が塩基の
    存在下で60〜150 ℃の範囲の温度で溶媒中または過剰の
    試薬それ自体中で行われる請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の一般式(I) 〜(XIII)の
    一つに相当する一般式(XVI) : 【化13】 のポリアミン1モルを(2+b)以下のモル数の中間体
    (XXI) : 【化14】 (式中、R(水素と異なる)、R1 及びR2 は請求項1
    に定義された意味を有する)と反応させることにより得
    られることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に
    記載の一般式(I)(式中、Rは水素と異なり請求項1に定
    義された意味を有する)のアメリン系化合物の製造方
    法。
  9. 【請求項9】a)熱可塑性ポリマーまたは弾性を示すポリ
    マー90〜40重量部; b)一種以上のアンモニウムもしくはアミンのリン酸塩及
    び/またはホスホン酸塩6〜33重量部; c)一般式(I) : 【化15】 (式中、R〜R3 の置換基及び基: 【化16】 は請求項1に定義された意味を有する)を有する、2,
    4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジ
    ンから誘導された一種以上の重縮合化合物3〜27重量部
    を含むことを特徴とする自己消炎性ポリマー組成物。
  10. 【請求項10】 一般式(I) 中の基: ─N(R1)(R2) がアジリジン;ピロリジン;ピペリジン;モルホリン;
    チオモルホリン;ピペラジン;4−メチルピペラジン;
    4−エチルピペラジン;2−メチルピペラジン;2,5
    −ジメチルピペラジン;2,3,5,6−テトラメチル
    ピペラジン;2,2,5,5−テトラメチルピペラジ
    ン;2−エチルピペラジン;2,5−ジエチルピペラジ
    ンから選ばれた複素環基により置換される請求項9に記
    載の自己消炎性ポリマー組成物。
  11. 【請求項11】 一般式(I) 中の基R1 またはR2 の少
    なくとも一つが基: ─[Cm 2m]─O−R5 ; (式中、 mは2〜4の範囲の整数であり、 R5 は水素または(C1 −C4 ) −アルキルである)に
    より置換される請求項9に記載の自己消炎性ポリマー組
    成物。
  12. 【請求項12】 基: −N(R4)(R4) がピロリジン;ピペリジン;モルホリン;チオモルホリ
    ン;ピペラジン;4−メチルピペラジン;4−エチルピ
    ペラジンから選ばれた複素環基により置換される請求項
    9〜11のいずれか一項に記載の自己消炎性ポリマー組成
    物。
  13. 【請求項13】 基: ─N(R6)(R6) がアジリジン;ピロリジン;ピペリジン;モルホリン;
    チオモルホリン;ピペラジン;4−メチルピペラジン;
    4−エチルピペラジンから選ばれた複素環基により置換
    される請求項9、11または12に記載の自己消炎性ポリマ
    ー組成物。
  14. 【請求項14】 一般式(I) 中のRが水素である請求項
    9、10、11または13に記載の自己消炎性ポリマー組成
    物。
  15. 【請求項15】 一般式(I) 中のRが基: ─[Cn 2n]─Y (式中、 nは1〜4の範囲の整数であり;Yは水素である)によ
    り置換される請求項9、10、11または13に記載の自己消
    炎性ポリマー組成物。
  16. 【請求項16】 一種以上のリン酸アンモニウム(b) が
    一般式(NH4) n+2PnO3n+1(式中、nは2以上の整数であ
    る)を有する請求項9〜15のいずれか一項に記載の自己
    消炎性ポリマー組成物。
  17. 【請求項17】 一種以上のリン酸アンモニウム(b) が
    一般式(NH4PO3)n (式中、nは50〜500 の範囲の整数で
    ある)を有する請求項9〜15のいずれか一項に記載の自
    己消炎性ポリマー組成物。
  18. 【請求項18】 一種以上のアミンのリン酸塩(b) がリ
    ン酸ジメチルアンモニウムまたはリン酸ジエチルアンモ
    ニウム;リン酸エチレンジアミン;オルトリン酸メラミ
    ンまたはピロリン酸メラミンから選ばれる請求項9〜15
    のいずれか一項に記載の自己消炎性ポリマー組成物。
  19. 【請求項19】 一種以上のホスホン酸アンモニウム
    (b) がモノホスホン酸及びポリホスホン酸から誘導され
    た塩から選ばれた一置換及び多置換されたホスホン酸ア
    ンモニウムである請求項9〜15のいずれか一項に記載の
    自己消炎性ポリマー組成物。
  20. 【請求項20】 ポリマー(a) が一般式R−CH=CH
    2(式中、Rは水素原子または(C1 −C8)−アルキルも
    しくは−アリール基である) のオレフィンのポリマー及
    びコポリマー;アクリロニトリル/ブタジエン/スチレ
    ン(ABS) コポリマー;スチレン/アクリロニトリル(SA
    N) コポリマー;ポリウレタン;ポリエチレンテレフタ
    レート;ポリブチレンテレフタレート;ポリアミドから
    選ばれる請求項9〜19のいずれか一項に記載の自己消炎
    性ポリマー組成物。
  21. 【請求項21】 オレフィンのポリマー及びコポリマー
    が 1)アイソタクチックポリプロピレンまたは主にアイソタ
    クチックのポリプロピレン; 2)HDPE、LLDPE 、LDPEポリエチレン; 3)低比率のエチレン及び/またはその他のα−オレフィ
    ン、例えばブテン−1;ヘキセン−1;オクテン−1;
    4−メチル−ペンテン−1とのプロピレンの結晶性コポ
    リマー; 4)(A) プロピレンのホモポリマー部分または(3) に示さ
    れたコポリマーの一つ及び(B) 必要により低比率のジエ
    ンを含むエチレンとα−オレフィン( α−オレフィンは
    プロピレン及びブテン−1から選ばれることが好まし
    い)の弾性コポリマーからなるコポリマー部分を含む異
    相組成物; 5)必要により低比率のジエンを含むエチレンとα−オレ
    フィンの弾性コポリマー から選ばれる請求項20に記載の自己消炎性ポリマー組成
    物。
  22. 【請求項22】 請求項9〜21に記載の組成物から得ら
    れた成形製品。
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