JPH0687722U - 転がり軸受用の保持器 - Google Patents

転がり軸受用の保持器

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JPH0687722U
JPH0687722U JP029135U JP2913593U JPH0687722U JP H0687722 U JPH0687722 U JP H0687722U JP 029135 U JP029135 U JP 029135U JP 2913593 U JP2913593 U JP 2913593U JP H0687722 U JPH0687722 U JP H0687722U
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善久 川上
継雄 松下
能行 森田
浩 関本
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/3837Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages
    • F16C33/3862Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the balls, e.g. machined window cages comprising two annular parts joined together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一対の環状体11,12の突き合わせ端面11
a,12aに、凹溝11f,12fを形成し、この凹溝
11f,12fの外周側端部を、環状体12の突部12
eによって閉塞して潤滑剤を溜めるようにした。 【効果】給油系統が故障してドライラン状態になった場
合に、凹溝11f,12fに溜めた潤滑剤を軸受の軌道
部に供給することができる。このため、転がり軸受が早
期に焼き付くのを確実に防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、転がり軸受用の保持器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘリコプター等の航空機のエンジンやギヤボックス等に使用される転がり軸受 については、たとえ給油系統が故障して転がり軸受に潤滑剤が供給されなくなっ た場合でも、航空機が着陸可能な個所まで飛行できるように、しばらくの間(3 0〜60分程度)焼付を起こすことなく回転できること、つまりドライラン性能 を有することが要求される。
【0003】 このようなドライラン性能を確保するために、従来より、転がり軸受の軌道面 や転動体の表面、或いは保持器の転動体との摺動面に金、銀、四フッ化エチレン 樹脂、グラファイト等の固体潤滑剤をコーティングすることが行なわれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記固体潤滑剤をコーティングした転がり軸受については、特に過酷な使用条 件下において、固体潤滑剤が極度に摩耗したり、剥離したりすることがあり、こ の場合には、ドライラン状態において所望の潤滑性能を発揮することができない という問題があった。
【0005】 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ドライラン性能を確実 に発揮することができる転がり軸受用の保持器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の転がり軸受用の保持器は、一対の環状体 を、その端面どうしを突き合わせた状態で印籠結合にて継ぎ合わせているととも に、各環状体に跨がって、転動体を保持するポケットを複数個形成している転が り軸受用の保持器において、 一方の環状体の突き合わせ端面又は当該端面の近傍に、環状体の径方向に沿っ て延びるとともに内周側端部が環状体の内周面に開口する潤滑剤貯留部を形成し 、この潤滑剤貯留部の外周側端部を、他方の環状体の印籠合わせ面によって閉塞 していることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
上記の構成の転がり軸受用の保持器によれば、転がり軸受に対して潤滑剤が正 常に供給されている状態において、当該保持器や内輪の回転に伴う遠心力の作用 によって、潤滑剤貯留部に潤滑剤を導入して溜めておくことができる。そして、 ドライラン状態が生じた場合には、転がり軸受の温度が上昇するので、上記潤滑 剤貯留部に溜めた潤滑剤を、蒸気若しくは飛沫として、或いは滲出により、転が り軸受の軌道部に供給することができる。
【0008】 また、上記一方の環状体に形成した潤滑剤貯留部の外周側端部を、他方の環状 体の印籠合わせ面よって閉塞しているので、当該潤滑剤貯留部に潤滑剤を確実に 溜めておくことができる。 なお、潤滑剤貯留部に溜まった潤滑剤は攪拌されないので、軸受の温度上昇や 回転トルクの増大等、攪拌抵抗に起因する弊害が生じる虞がない。
【0009】
【実施例】
以下、実施例を示す添付図面により詳細に説明する。 図1は、この考案の転がり軸受用の保持器1を、玉軸受2に組み込んだ状態を 示す断面図である。上記玉軸受2は、ヘリコプターのギヤボックス等に組み込ま れるものであり、内輪21の軌道部21aと外輪22の軌道部22aとの間に、 転動体としての球23が複数個介在されており、これら各球23が、保持器1に よって所定間隔に保持されている。
【0010】 図2も参照して、上記保持器1は、金属又は合成樹脂からなる一対の環状体1 1,12を、その端面11a,12aどうしを突き合わせた状態で、軸方向に継 ぎ合わせたものであり、各環状体11,12に跨がって、玉23を保持するため のポケット13が周方向に沿って所定間隔毎に形成されている。 上記各環状体11,12の各ポケット13を仕切る隔壁11c,12c部分に は、軸方向に延びる貫通孔11d,12dが形成されており、この各貫通孔11 d,12dを挿通するリベット14によって各環状体11,12どうしが一体化 されている。また、一方の環状体11の隔壁11cの端部外周には、縮径部11 eが形成されているとともに、他方の環状体12の隔壁12cの端部には、当該 縮径部11e側に延びる突部12eが形成されており、各環状体11,12は、 これら縮径部11eと突部12eとを印籠結合させた状態で、互いに継ぎ合わさ れている。
【0011】 さらに、環状体11,12の各隔壁11c,12c部分の突き合わせ端面11 a,12aには、各環状体11,12の径方向に沿って延びる潤滑剤貯留部とし ての凹溝11f,12fが形成されている。これら各凹溝11f,12fの内周 側の端部は、環状体11,12の内周面に開口しており、外周側の端部は、一方 の環状体12の印籠合わせ面である突部12eによって閉塞されている。なお、 上記各凹溝11f,12fは、リベット14を挿通する貫通孔11d,12dを 挟んだ両側部分に形成されている。
【0012】 以上の構成であれば、玉軸受1に対して潤滑剤が正常に供給されている状態に おいて、保持器1や内輪21の回転に伴う遠心力の作用によって、各環状体11 ,12のそれぞれの凹溝11f,12f内に、供給された潤滑剤の一部を導入し て溜めておくことができる。そして、給油系統が故障してドライラン状態になっ た場合、潤滑不足によって玉軸受2の温度が上昇するので、この温度上昇に伴っ て、各凹溝11f,12fに溜まった潤滑剤が、蒸気若しくは飛沫として、或い は滲出により、玉軸受2の軌道部21a,22aに供給される。従って、給油系 統が故障した後、所定時間、玉軸受2が焼き付くのを確実に防止することができ る。
【0013】 また、各凹溝11f,12fの外周側の端部が、環状体12の突部12eによ って閉塞されているので、各凹溝11f,12f内に潤滑剤を確実に溜めておく ことができるとともに、一方の環状体11の凹溝11fについては、その外周側 の端部を閉塞するための手段を講ずる必要がないので、その分、環状体11を容 易に製造することができる。
【0014】 なお、潤滑剤を溜める凹溝の個数は、要求されるドライラン性能に応じて増減 して実施される。また、上記凹溝は、少なくとも一方の環状体11の突き合わせ 端面に形成されていればよい。 さらに、図3に示すように、一方の環状体11の縮径部11eの突き合わせ端 面11a近傍に、径方向に延びる孔11gを貫通形成し、この孔11gの外周側 の端部を他方の環状体12の突部12eによって閉塞することによって潤滑剤貯 留部を構成してもよく、この場合には、金属素材から環状体11を削り出しによ って製作する場合において、上記孔11gを環状体11の外周側からドリルによ って形成することができるので、潤滑剤貯留部を容易に形成することができる。
【0015】 この他、環状体12の突部12eを、当該環状体12と別形成して両環状体1 1,12間に支持固定すること、保持器をワンピースで構成し、内周面に開口を 有する孔を放射状に形成すること等、種々の設計変更を施すことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、この考案の転がり軸受用の保持器によれば、転がり軸受に対し て潤滑剤が正常に供給されている状態において、潤滑剤貯留部に潤滑剤を導入し て確実に溜めておくことができるとともに、給油系統が故障してドライラン状態 が生じた場合に、潤滑剤貯留部に溜めた潤滑剤を転がり軸受の軌道部に供給する ことができるので、ドライラン性能を確実に発揮することができるという特有の 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の保持器を玉軸受に組み込んだ状態を
示す要部断面図である。
【図2】この考案の保持器の要部分解斜視図である。
【図3】他の実施例を示す要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 保持器 11 環状体 11a 端面(突き合わせ端面) 11f 凹溝(潤滑剤貯留部) 11g 孔(潤滑剤貯留部) 12 環状体 12a 端面(突き合わせ端面) 12f 凹溝(潤滑剤貯留部) 13 ポケット
フロントページの続き (72)考案者 関本 浩 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の環状体を、その端面どうしを突き合
    わせた状態で印籠結合にて継ぎ合わせているとともに、
    各環状体に跨がって、転動体を保持するポケットを複数
    個形成している転がり軸受用の保持器において、 一方の環状体の突き合わせ端面又は当該端面の近傍に、
    環状体の径方向に沿って延びるとともに内周側端部が環
    状体の内周面に開口する潤滑剤貯留部を形成し、この潤
    滑剤貯留部の外周側端部を、他方の環状体の印籠合わせ
    面によって閉塞していることを特徴とする軸受用の保持
    器。
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