JPH068744Y2 - 書見台 - Google Patents

書見台

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JPH068744Y2
JPH068744Y2 JP2968789U JP2968789U JPH068744Y2 JP H068744 Y2 JPH068744 Y2 JP H068744Y2 JP 2968789 U JP2968789 U JP 2968789U JP 2968789 U JP2968789 U JP 2968789U JP H068744 Y2 JPH068744 Y2 JP H068744Y2
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JP2968789U
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Inventor
俊巳 内藤
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内藤 俊已
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、書見台の改良に関し、従来のものに比べて
使い勝手を良好にしたものである。
〔従来の技術〕
書見台は、本を寝ながら読む場合等に、手で持たずに読
めるようにするものである。本を寝ながら読む目的で使
用される書見台は、例えば第2図に示すように、ベッド
10の頭部に折曲可能なアーム11を立てて、その先端
に斜め下方に向けて書見台12を取付けて構成され、書
見台12に本を載せてその四隅をクリップで止めて使用
される。
従来の書見台12は、第3図に示すように平板22の中
央部上部にひも18の一端部18aを固定し、中央部下
部にひも18の他端部18bをくくり付ける切欠部2
0,21を形成している。クリップ14は平板22の裏
面に設けられたばねにより付勢されて、本の四隅を平板
22に押し付ける。
第4図は、第3図の書見台12に本16をセットした状
態を示すものである。本16をその中央部付近で開き、
ひも18をページ間に渡してひも18の端部18bを強
く引いて切欠20,21にくくり付けるとともに、本1
6の四隅にクリップ14を押し当てている。ページをめ
くるときは、左側クリップ14,14を外して1枚めく
り、左側クリップ14,14を元に戻した後に右側クリ
ップ14,14を外して左側からめくられたページを右
側に重ね、右側クリップ14,14を元に戻す。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の書見台12によれば、ひも18を強く引いて
切欠20,21にくくり付けることにより、本16を下
向配置した場合の落下を防止しているが、このようにす
ると第5図に示すように、本16の背表紙16aは平板
22に強く押し当てられるため、同図に示すように本1
6の始めの部分または終りの部分では片側のページに凸
状部24を生じ、ページ間の境界部分26が拡がりにく
くなって読みにくくなる欠点があった。また、凸状部2
4の発生を防止するためにひも18を弱く張ると、安定
感が悪く、本16が落下するおそれがあった。
この考案は、前記従来の技術における問題点を解決し
て、本をどのページでも常に見易い状態に開くことがで
きるとともに、本を安定に保持することができる書見台
を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、本の背表紙をこれに略々平行に設けられた
回転軸を中心に回動自在に支持する背表紙支持手段と、
本を任意のページで開いた状態に保持するページ保持手
段とを具備してなるものである。
〔作用〕
この考案によれば、本の背表紙を背表紙支持手段により
回動自在に支持したので、本を開く位置に応じて本の背
表紙が回動して、どのページでも常に見易い状態に開く
ことができる。また、本の背表紙を背表紙支持手段で支
持するようにしたので、本を安定に支持することができ
る。
〔実施例〕
(実施例1) この考案の一実施例を第1図に示す。これは、前記従来
の書見台12と同様に、第2図のアーム11の先端に取
り付けて、寝て読むのに利用することができる。書見台
30は、平板32の中央部上下に軸受34,36が取り
付けられ、これに背表紙支持手段38が両端38A,3
8Bを軸支されて、回動軸lを中心に回動自在に支持さ
れている。
背表紙支持手段38は、B−B矢視断面図に示すよう
に、半円状の断面を有し、その平面部38aに本の背表
紙が載置される。背表示支持手段38には、調整部材4
0が背表紙支持手段38に沿って摺動自在にかつ背表紙
支持手段38に対して回転不能にはめ込まれている。こ
の調整部材40は本の高さ寸法に応じて背表紙支持手段
38上をスライドして、調整部材40と背表紙支持手段
端部38Bとの間の距離dを調整して、この間に本を収
容して支持する。調整が終了したら、ちょうねじ42を
締めれば、ちょうねじ42の下端部が背表紙支持手段3
8の平面部38aに押し当てられて調整部材40は摺動
不能になる(A−A矢視断面図参照)。
調整部材40と背表紙支持手段端部38Bの対向面に
は、突片42,44が形成されている。この突片42,
44は本のページ間に差し込まれて本の背表紙を背表紙
支持手段平面部38aに押し当てる作用をする。突片4
2,44の先端部はA−A矢視断面図に示すようにテー
パ面42a,44aに形成され、ページ間に差し込み易
くされている。この突片42,44に代えて平面部38
a方向に付勢されたピン状のばね等を用いることもでき
る。
平板32の左右には、ページ保持手段46,48として
透明のプラスチック板50,52がポール54,56上
に回転自在に支持されている(D−D矢視図断面図参
照)。プラスチック板50,52はちょうナット58,
60を締め付けることにより回転不能になる。
第1図の書見台30に本をセットする場合は、第6図に
示すように、調整部材40を上方に移動させて本62の
背表紙62aを平面部38aに載せる。そして、本62
の中央部付近のページを開き、調整部材40を摺動させ
て、突片44,46を本62のページ間に差し込み、ち
ょうねじ42を締め付ける。これで本62の背表紙62
aは平面部38aに押し当てられて支持される。この状
態で任意のページを開いてページ保持手段46,48の
プラスチック板50,52を第6図の状態に回動させ
て、左右のページをプラスチック板50,52と平板3
2との間にそれぞれ保持して、ちょうナット58,60
を締め付ける。この状態で本62を寝ながら読むことが
できる。
第7図は、第6図のように本62をセットした状態でペ
ージを順次めくっていった場合の動作を示すものであ
る。本62の始めのほうでは背表紙支持手段38は
(a)に示すように平面部38aが左方向に傾いた状態
に回動している。ページを順次めくっていくと、背表紙
支持手段38は徐々に反時計回り方向に回動し、本62
の中央部付近のページでは(b)に示すように背表紙支
持手段平面部38aは略々水平になっている。更にペー
ジをめくっていくと背表紙支持手段38はさらに反時計
回り方向に回動し、本62の終りのほうでは(c)に示
すように平面部38bが右方向に傾いた状態になる。
このように、この書見台30によれば、ページをめくる
に従って、左右のページがプラスチック板50,52に
作用する力がつり合うように背表紙支持手段38が回動
するから、前記第5図のような凸状部24の発生は防止
される。したがって、どのページでも常に見易い状態に
開くことができる。また、本62の背表紙62aを背表
紙支持手段38で安定に支持しているので、ページ保持
手段46,48によるページ保持は下から軽く支えるだ
けでよく、平板32に押し付ける必要がない。したがっ
て、ページ保持をしたままで1枚ずつページをめくるこ
とができ、前記従来装置のようにページをめくるたびに
クリップ14(第4図)を外すような手間は不要とな
る。
(実施例2) この発明の他の実施例を第8図に示す。この書見台70
は、平板72上に軸受け74,76を設けて、この軸受
74,76に背表紙支持部材78を回転軸lを中心に回
動自在に支持している背表紙支持部材78には長孔80
が形成され、これに調整部材82が摺動自在に取り付け
られている。調整部材82にはつまみ84が取り付けら
れている。また、調整部材84と背表紙支持部材78の
下方端部78Bとの対向面には突片86,88が設けら
れている。
平板72の左右には透明プラスチック製等の保持手段9
0,92が設けられている。左側のページ保持手段90
の板90aには長孔94が形成され、ねじ96がこの長
孔94を通して平板72の裏面にねじ込まれている。ペ
ージ保持手段90の板90aは両側部が平板72の裏面
に取り付けられたガイド98,100により支持されて
おり、ねじ96をゆるめることによりページ保持手段9
0は矢印F方向にスライド可能になる。
ページ保持手段90にはページ支持用に2枚の板90
b,90cが設けられている。これは本102を左から
右にめくっていく場合に、はじめは左側のページ保持手
段90側で多くのページを支持するので、板90cだけ
で支持すると、板90cに荷重がかかり過ぎてページ保
持手段90からページをめくり出しにくくなる。そこ
で、板90bを設けてこれに一部を負担させることによ
り、板90cにかかる荷重が減少してページ保持手段9
0からのめくり出しが容易になる。
右側のページ保持手段93の板92aには長孔104が
形成され、ねじ106がこの長孔104を通して平板7
2の裏面にねじ込まれている。ページ保持手段92の板
92aは両側部が平板72の裏面に取り付けられたガイ
ド108,110により支持されており、ねじ106を
ゆるめることによりページ保持手段92は矢印G方向に
スライド可能になる。ページ保持手段92にはページ支
持用に板92bが設けられている。
第8図の書見台70に本をセットする場合は、調整部材
82を上方に移動させて本102の背表紙102aを平
面部78aに載せる。そして、本102の中央部付近の
ページを開き、調整部材82を摺動させて、突片86,
88を本102のページ間に差し込む。これで本102
の背表紙102aは平面部78aに押し当てられて支持
される。この状態で任意のページを開いてページ保持手
段90,92にそれぞれ支持し(左側ページは板90
b,90cに分担して支持する)、ページ保持手段9
0,92を中心方向にスライドさせてねじ96,106
を締め付ける。これで本102を寝ながら読むことがで
きる。
この実施例においても前記第7図と同様に本102を開
く位置に応じて本の背表紙102aが回動して、どのペ
ージでも常に見易い状態に開くことができる。
〔変更例〕
前記実施例では、この考案を寝たまま本を読むために使
用する書見台に適用した場合について説明したが、机上
に置いて使用する書見台等各種形式の書見台に適用する
ことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、本の背表紙を
背表紙支持手段により回動自在に支持したので、本を開
く位置に応じて本の背表紙が回動して、どのページでも
常に見易い状態に開くことができる。また、本の背表紙
を背表紙支持手段で支持するようにしたので、本を安定
に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す正面図および各部
断面図である。 第2図は、寝たまま本を読むのに使用される書見台の概
略構成を示す斜視図である。 第3図は、従来の書見台を示す正面図である。 第4図は、第3図の書見台の使用状態を示す正面図であ
る。 第5図は、第3図の書見台の使用状態を示す平面図であ
る。 第6図は、第1図の書見台の使用状態を示す平面図およ
びE−E矢視断面図である。 第7図は、第1図の書見台の使用状態を示す一部断面平
面図である。 第8図は、この考案の他の実施例を示す斜視図である。 38,78……背表紙支持手段、46,48,90,9
2……ページ保持手段、62,102……本、62a,
102a……背表紙、……回転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本の背表紙をこれに略々平行に設けられた
    回転軸を中心に回動自在に支持する背表紙支持手段と、
    本を任意のページで開いた状態に保持するページ保持手
    段とを具備してなる書見台。
JP2968789U 1989-03-15 1989-03-15 書見台 Expired - Lifetime JPH068744Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2968789U JPH068744Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15 書見台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2968789U JPH068744Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15 書見台

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Publication Number Publication Date
JPH02121827U JPH02121827U (ja) 1990-10-04
JPH068744Y2 true JPH068744Y2 (ja) 1994-03-09

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ID=31254113

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JP2968789U Expired - Lifetime JPH068744Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15 書見台

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