JPH0687336A - オイル循環式電気自動車駆動装置 - Google Patents

オイル循環式電気自動車駆動装置

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JPH0687336A
JPH0687336A JP26050992A JP26050992A JPH0687336A JP H0687336 A JPH0687336 A JP H0687336A JP 26050992 A JP26050992 A JP 26050992A JP 26050992 A JP26050992 A JP 26050992A JP H0687336 A JPH0687336 A JP H0687336A
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JP
Japan
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case
oil
gear
shaft
driving device
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JP26050992A
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Kenji Kato
賢次 加藤
Tomohiro Hosono
智宏 細野
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気自動車駆動装置において、回転要素のオ
イル攪拌による動力ロスを防ぐ。 【構成】 駆動装置ケース9内に電動モータ1a,1b
を収容し、それらの回転動力をディファレンシャル装置
3と減速装置2を経て駆動装置ケース9外に導出して車
両の左右両輪を差動回転駆動する。駆動装置ケース9内
でその下方部をオイル溜めとしてオイルを循環させる。
ポンプ駆動ギヤ44及びセンサギヤ81を専用ケース4
2に収容して駆動装置ケース9内に配設し、これらギヤ
の回転によるオイル攪拌を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動モータを動力とす
る電気自動車の駆動装置に関し、特に、内部でオイル循
環を行なわせる駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動モータを駆動装置とする電気自動車
においては、バッテリー容量の制約下で走向距離を如何
に延ばすかが実用化のための目下の課題となっている。
そのために、従来、定格容量の小さな電動モータを用い
て通常走行時の電力消費を少なくし、冷却により重負荷
走行時のコイルの発熱を押さえた過負荷運転を可能とし
て、全走行を通じて電力消費を削減する提案が成されて
いる。こうした構成を採る場合、電動モータをケース内
に収容し、ケース内でオイル等の流体を循環させてコイ
ルを冷却する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動モータ
をケース内に収容してオイル循環状態で運転する場合、
電動モータのロータやその補機の回転要素によるオイル
攪拌抵抗が動力ロス要因となる。このような動力ロスを
防ぐには、これら回転要素を全て駆動装置ケースのオイ
ルレベル上に配設すればよいが、そのようにすると、駆
動装置の全高が高くなり、車両への搭載性を損ねるた
め、電動モータと補機の回転要素とはほぼ同一のレベル
に配設しなければなず、少なくとも一部はオイルに漬か
った状態とせざるを得ない。
【0004】このような事情に鑑み、本発明は、電動モ
ータを駆動装置ケース内に収容して潤滑状態とした電気
自動車駆動装置において、駆動装置ケース内に配設され
た補機の回転要素によるオイル攪拌をなくして、それに
よる動力ロスの発生を極力押さえたオイル循環式電気自
動車駆動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、駆動装置ケースと、該駆動装置ケース内
に収容された電動モータと、該電動モータの回転動力を
前記駆動装置ケース外に導出する伝動機構と、前記駆動
装置ケース内でその下方部をオイル溜めとしてオイルを
循環させるオイル循環系と、前記電動モータに被動ギヤ
を介して駆動連結された補機とから成り、前記被動ギヤ
は、それを専用ケースに収容して前記駆動装置ケース内
に配設されたことを構成とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】このような構成を採った本発明
では、専用ケースが該ケース内へのオイルの流入を阻止
する機能を果たすため、その内部の被動ギヤの回転によ
るオイル攪拌を防ぐことができる。したがって、本発明
によれば、駆動装置ケース内におけるオイル攪拌をなく
して、動力ロスの発生を極力押さえたオイル循環式電気
自動車駆動装置を提供することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づき説
明する。図1は、本発明の電気自動車駆動装置の全体構
成を軸方向断面(ただし、一部は展開断面)で示す。こ
の駆動装置は、駆動装置ケース9と、そのケース内に収
容され互いに同軸上に配設された左右一対の電動モータ
1a,1bと、それらの回転動力を駆動装置ケース外に
導出して図示しない車両の左右両輪に分配して伝達すべ
く電動モータ1a,1bに連結されたディファレンシャ
ル装置3と、その差動回転を減速してトルク増幅すべく
ディファレンシャル装置3に連結された一対の減速装置
2a,2bとからなる伝動機構と、駆動装置ケース9内
でその下方部をオイル溜めとしてオイルを循環させるオ
イル循環系4と、電動モータ1a,1bに被動ギヤ即ち
ポンプ駆動ギヤ44及びセンサギヤ81を介して駆動連
結された補機即ちオイルポンプ40及びレゾルバ8とか
ら構成されている。ポンプ駆動ギヤ44及びセンサギヤ
81は、それらを専用ケース42に収容して駆動装置ケ
ース9内に配設されている。
【0008】この駆動装置は、ディファレンシャル装置
3を挟んで、その余の構成要素が実質上左右対称に配設
されているので、特に区別する必要がある場合を除き、
図面において左右を区別する意味で付されている添字英
符号の付記を省略し、以下それらのうちの何れか一方の
説明をもって両者の説明に代える。
【0009】さらに各部の詳細について説明すると、駆
動装置ケース9は、それぞれ両端が開いた円筒状の一対
のセンタケース91a,91bを有し、それらの互いに
対向する端面を合わせてボルト締め結合されている。セ
ンタケース91a,91bの非結合側開口部にはそれぞ
れカップ状のサイドケース92a,92bがいんろう接
合されてボルト締めされている。両センタケース91
a,91bにはそれらの周壁から中心方向に延びる隔壁
93a,93bが形成され、これら隔壁の間にディファ
レンシャル装置室90が画定され、そこにディファレン
シャル装置3が収容されている。
【0010】隔壁93とサイドケース92の径方向壁9
4との間には電動機室95が画定され、その中に電動モ
ータ1が収容されている。電動モータ1のステータ11
は、センタケース91の内周壁に固定されている。すな
わち、ステータ11は、電機子鉄心12と、コイル13
からなり、電機子鉄心12は、センタケース91の内周
壁に形成された段部96に内端(以下、センタケース9
1a,91bの合わせ部を内側として内外関係を説明す
る)を当接させてセンタケース91の周壁内側に回り止
め嵌合支持されている。
【0011】一方、電動モータ1のロータ14は、その
ロータドラム15をディファレンシャル装置3に支持さ
れている。すなわち、ディファレンシャル装置3は、十
分な剛性を有する材料で形成されて互いにボルト締め一
体化された一対のディファレンシャルケース31a,3
1b、それらの合わせ部に配設されたピニオンシャフト
30、ピニオンシャフト30に対して回転自在に配設さ
れたピニオン32、ピニオン32と噛合するサイドギヤ
33から成っている。
【0012】サイドギヤ33は、ディファレンシャルケ
ース31にロータ14から伝達される回転を差動して、
車両の左右に延びる駆動軸34に伝達する。そして、デ
ィファレンシャルケース31は、それらの本体部35か
ら駆動軸34を包囲して延びる筒状部36を有してお
り、筒状部36によってロータドラム15を支持してい
る。
【0013】筒状部36の外周面とロータドラム15の
内周面はスプライン係合し、また、筒状部36の根元部
分の外周面と隔壁93間にはベアリング61が配設さ
れ、それらにデファレンシャル装置3が回転自在に支持
されて軸方向位置決めされている。そして、筒状部36
と駆動軸34は、その内外周間に適宜量のクリアランス
を保って相対回転自在とされている。したがって、ディ
ファレンシャル装置3が差動回転する際には、筒状部3
6に対して駆動軸34が相対回転する。なお、一方のデ
ィファレンシャルケース31bの本体部35b外周に
は、パーキングギヤ37bが形成されている。
【0014】駆動軸34の外端近傍には、スラストカラ
ー38が軸方向移動不能に嵌合され、それがスラストベ
アリングを介して筒状部36に当接し、駆動軸34の外
端は、スラストベアリングを介して後記する伝動軸21
の内端に当接している。したがって、駆動軸34は、内
方への移動をディファレンシャルケース31を介してベ
アリング61で支持され、外方への移動を伝動軸21を
介して、ベアリング64により支持されて位置決めされ
る。
【0015】また、スラストカラー38の外側即ちホイ
ール側には、減速装置2のプラネタリギヤユニット20
が配設されている。プラネタリギヤユニット20は、サ
ンギヤS、サンギヤSと噛合するピニオンP、ピニオン
Pを支持するキャリヤCR、ピニオンPと噛合するリン
グギヤRから成り、サンギヤSが駆動軸34と一体形成
され、リングギヤRがサイドケース92に止めリング6
5を介してボルト止めされている。
【0016】そして、キャリヤCRの軸方向におけるホ
イール側には、伝動軸21が連設され、伝動軸21の外
周にはサイドケース92にベアリング64を介して回転
自在に支持されたホイールシャフト5がスプライン嵌合
され、伝動軸21とホイールシャフト5とはナット締め
によりベアリング64を挟持してサイドケース92に軸
方向位置決めされている。このプラネタリギヤユニット
20においては、駆動軸34からサンギヤSに回転が入
力され、キャリヤCRから伝動軸21及びホイールシャ
フト5に減速された回転が出力される。
【0017】この駆動装置において、オイル循環系4の
オイルポンプ40は、駆動装置の軸方向中央部に配設さ
れている。すなわち、センタケース91a,91bの合
わせ部において、ディファレンシャル装置室90に連接
してその一側に張り出し形成された室97内にオイルポ
ンプケースとセンササポートを兼ねる専用ケース42が
収容されており、このケース42内にオイルポンプ40
が配設されている。このオイルポンプ40のポンプギヤ
43は、ポンプ駆動ギヤ44を介してディファレンシャ
ルケース31の本体部35a外周に形成されたギヤ39
に駆動連結されている。
【0018】図2に展開断面を拡大して示すように、こ
の専用ケース42は、ポンプケースを構成する図示左側
のケース半分42bと、センササポートを構成する図示
右側のケース半分42aとからなり、これらの合わせ部
空間内にポンプ駆動ギヤ44とセンサギヤ81を収納し
て相互にボルト締め結合れている。ポンプ駆動ギヤ44
は、それぞれのケース半分にベアリング45a,45b
を介して支持され、ポンプ駆動ギヤ44に該ギヤ逆転時
のオイル逆流を防ぐワンウェイクラッチ46を介して連
結されたポンプ軸47の端部にポンプギヤ43が取付け
られている。
【0019】ポンプ駆動ギヤ44に噛み合うセンサギヤ
81は、それと一体のセンサ軸82を一対のベアリング
62a,62bを介してケース半分42aの円筒状のサ
ポート48の軸孔49に片持ち支持されており、センサ
軸82の外方にはレゾルバ8が配設されている。なお、
レゾルバ8は、センサ軸82にスリーブを介して固定さ
れたセンサロータ83と、レゾルバ本体80に固定され
たレゾルバステータ84とを備えており、センササポー
ト48の外周にはOリングが54嵌装され、駆動装置ケ
ース9におけるセンササポート挿通孔部をシールしてい
る。
【0020】図3ないし図5は、専用ケース42の実際
の形状を示しており、図6はその駆動装置ケース9への
組み付け状況を示す。このケースは、その上部のポンプ
駆動ギヤ44の噛み合いのための開口、上面開口及びス
トレーナ50が取付けられたオイル吸入油路55を除い
て四囲を閉鎖されている。したがって、センササポート
48より下方において、ポンプ駆動ギヤ44とセンサギ
ヤ81を収納する合わせ部に外部からオイルが直接流入
することはない。
【0021】図1に示すように、オイルポンプ40とホ
イールシャフト5の潤滑油供給部とをつなぐ供給油路4
1は、センタケース91からサイドケース92にかけて
形成されており、それらの終端がホイールシャフト5の
周面に開口している。潤滑油供給部は、スウィベルジョ
イント式に構成されており、ホイールシャフト5の外周
には外周溝52が形成され、外周溝52は、その軸方向
両側をシールリングで軸周シールされている。これらの
構成により、サイドケース92の油路開口から回転する
ホイールシャフト5に連続的な潤滑油の供給がなされ
る。
【0022】ホイールシャフト5には、外周溝52から
軸端に達する潤滑油供給孔51が形成されている。潤滑
油供給孔51は、軸端面に開口する一方、端面よりやや
手前で内周溝53に連通して分岐潤滑油路を構成してい
る。そして内周溝53は、伝動軸21内の油孔22を経
て駆動軸34の油孔70に接続し、潤滑油供給孔51が
開口する空間Cは、ベアリング64のインナレース内周
と伝動軸21の外周及びホイールシャフト5の内端と伝
動軸21と一体のキャリアCRの外端面とに囲まれて画
定されている。この空間CはキャリアCRの潤滑油孔に
接続している。なお、油孔70は、駆動軸34を全通し
てディファレンシャルケース31内に開口しており、油
孔70の途中からは、ギヤユニット20のサンギヤS歯
面、駆動軸34とディファレンシャルケース31の筒状
部36の重合部に通じる径方向油孔71,72も分岐し
ている。
【0023】この駆動装置では、上記供給油路41の他
に、センタケース91の上部に形成された電動モータ1
冷却用の油路98も設けられており、この油路98は、
電動モータ1の各コイル13上方で電動機室95に開口
しており、開口から流下する潤滑油でコイル13を冷却
することができる。
【0024】かくして、オイルポンプ40を油圧源とす
るオイル循環系4のオイルは、一方で伝動機構各部を潤
滑し、他方で電動モータ1を冷却して駆動装置ケース9
の下方部に回収され、そこで図7に示すオイルレベルL
を形成する。オイルポンプ40へのオイルの吸い込み
は、オイルレベル下にあるストレーナ50(図3ないし
図6参照)、専用ケース42の半分42bに設けられた
吸入油路55、半分42aの吸入油路56及びセンタケ
ース91aの吸入油路57を経て行なわれ、オイルポン
プ40で加圧された吐き出されるオイルは、センタケー
ス91aの吐き出し油路58から供給油路に導かれて循
環を継続する。
【0025】ところで、この駆動装置では、補機の構成
に関して種々の工夫が施されている。先ず第1に、図1
及び図8に示すように、レゾルバ保護カバー85内にレ
ゾルバ8のリード線86とコネクタ87をセンサ軸82
端部との干渉を避けつつ収納した点である。このような
構成に伴い、コネクタ87を信号ケーブル側のコネクタ
100と接続後に保護カバー85を閉じた際に、保護カ
バー85内において、回転するセンサ軸82とリード線
86との干渉が懸念されるが、この例では、保護カバー
85から軸線方向に突出してセンサ軸82の周囲を覆う
環状のフランジ850を一体的に形成してこの問題を解
決している。なお、図8において、符号101は、信号
ケーブルの保護カバー挿通部のシール材を示す。
【0026】第2に、レゾルバ保護カバー85をセンサ
軸82に対して偏心位置に配置し、駆動軸34とセンサ
軸82との軸間距離を短縮し、全体のコンパクト化を図
った点である。すなわち、図8に示すように、レゾルバ
軸82は、サポート48の外周に嵌合するレゾルバ保護
カバー85の中心Qより駆動軸34に接近した軸心O位
置に配置されている。したがって、この構成によれば、
レゾルバ8をセンタケース91の外周に接する位置まで
近接配置することが可能となり、駆動装置の車両前後方
向寸法を短縮することができる。
【0027】第3に、センサ軸82を支持するベアリン
グ62a,62bの位置決めを精密化し、レゾルバ8の
検出精度を向上させた点である。すなわち、図2に示す
ように、センササポート48の軸孔49は、その外側
(図示右側)から削設加工され、センサ軸82を支持す
る一対のベアリング62a,62bは、スペーサ88を
介して軸孔49内に嵌装されている。したがって、レゾ
ルバ8を支持する拡径孔89と軸孔49とは、ケース半
部42aに対して一方側からの加工により精密な心合わ
せが可能となる。この結果、レゾルバ8のロータ83と
ステータ84とは精密な心合わせ状態でセンササポート
48に組付けられ、それらの間のギャップが全周にわた
り均一化するため、回転位相の検出誤差が減少し、電動
モータ1の制御の適性化が可能となる。なお、スペーサ
88には放射方向に突出するつば880が設けられ、組
付時の心だしの効率化が図られている。
【0028】以上のように構成された駆動装置は、図8
にその車両への搭載態様を例示するように、車両のアン
ダパネルUPの下部にサスペンションメンバMF,MR
を介して懸吊される。そして、図1に示す電動モータ1
a,1bの何れか一方又は双方が駆動されると、それら
のロータ13a,13bの回転がそれらにスプライン係
合するディファレンシャルケース31a,31bに伝わ
り、この回転がディファレンシャル装置3において差動
させられて、それぞれサイドギヤ33a,33bを介し
て駆動軸34a,34bに伝達される。さらに、この回
転は、両プラネタリギヤユニット20のサンギヤSに入
力され、そこで減速されて、キャリヤCRから出力され
る。キャリヤCRの出力回転は、両伝動軸21から両ホ
イールシャフト5を経てそれらに連結される図示しない
ホイールに伝達される。このようなホイールの回転によ
って車両が走行する。なお、電動モータ1の回転は、レ
ゾルバ8の回転位相検出に基づく電流指令信号により制
御される。
【0029】上記実施例に係る駆動装置では、電動モー
タ1a,1bの運転中にその回転により、図7に示すよ
うに、ディファレンシャルケース31を介してポンプ駆
動ギヤ44とセンサギヤ81が被動回転するが、専用ケ
ース42がこれらの回転部へのオイル溜めからのオイル
流入を阻止する機能を果たすため、特にセンサギヤ81
の回転によるオイル攪拌を防ぐことができる。したがっ
て、駆動装置ケース91内におけるオイル攪拌をなくし
て、動力ロスの発生を極力押さえることができる。
【0030】以上、本発明を実施例に基づいて詳説した
が、本発明は、この実施例に限定されることなく特許請
求の範囲の記載内で適宜各部の具体的構成を変更して実
施可能なものであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動装置の一実施例の軸方向断面図で
ある。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】専用ケース部の側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図3のV−V矢視図である。
【図6】図5のVI−VI断面を駆動装置ケースへの組
み込み状態で示す軸方向断面図である。
【図7】図1のVII−VII断面図である。
【図8】図1のIIX−IIX矢視図である。
【符号の説明】
1 電動モータ 2 減速装置(伝動機構) 3 ディファレンシャル装置(伝動機構) 4 オイル循環系 8 レゾルバ(補機) 9 駆動装置ケース 40 オイルポンプ(補機) 42 専用ケース 44 ポンプ駆動ギヤ(被動ギヤ) 81 センサギヤ(被動ギヤ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置ケースと、該駆動装置ケース内
    に収容された電動モータと、該電動モータの回転動力を
    前記駆動装置ケース外に導出する伝動機構と、前記駆動
    装置ケース内でその下方部をオイル溜めとしてオイルを
    循環させるオイル循環系と、前記電動モータに被動ギヤ
    を介して駆動連結された補機とから成り、前記被動ギヤ
    は、それを専用ケースに収容して前記駆動装置ケース内
    に配設されたことを特徴とするオイル循環式電気自動車
    駆動装置。
JP26050992A 1992-09-04 1992-09-04 オイル循環式電気自動車駆動装置 Pending JPH0687336A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012219984A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動装置
US8967306B2 (en) 2011-04-06 2015-03-03 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle driving apparatus

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