JPH0686897A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents
ドラム式洗濯乾燥機Info
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- JPH0686897A JPH0686897A JP4240311A JP24031192A JPH0686897A JP H0686897 A JPH0686897 A JP H0686897A JP 4240311 A JP4240311 A JP 4240311A JP 24031192 A JP24031192 A JP 24031192A JP H0686897 A JPH0686897 A JP H0686897A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- drying
- water tank
- main body
- water
- Prior art date
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- Pending
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は正確な乾燥検知が出来るドラム式洗
濯乾燥機を提供することを目的としているものである。 【構成】 水槽２０と、ドラム２６と、このドラム２６
に収容した衣類の乾燥状態を検知する乾燥検知手段と、
前記ドラム内に温風を送り込む送風手段と、この温風に
含まれる湿気を除湿する除湿手段とを備え、この乾燥検
知部は一極をドラム２６に、他極をドラム２６と電気的
に絶縁したドラムの奥内面に設けた異種の電極とし、こ
の一極は強制的に乾燥制御部と接点によって接触導通し
ており、ドラムが所定の回転数以上になるとその遠心力
によって接点が離れる構成としたものである。
濯乾燥機を提供することを目的としているものである。 【構成】 水槽２０と、ドラム２６と、このドラム２６
に収容した衣類の乾燥状態を検知する乾燥検知手段と、
前記ドラム内に温風を送り込む送風手段と、この温風に
含まれる湿気を除湿する除湿手段とを備え、この乾燥検
知部は一極をドラム２６に、他極をドラム２６と電気的
に絶縁したドラムの奥内面に設けた異種の電極とし、こ
の一極は強制的に乾燥制御部と接点によって接触導通し
ており、ドラムが所定の回転数以上になるとその遠心力
によって接点が離れる構成としたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭で用いられ、衣
類の洗浄をドラム内の転動によって行ない、脱水をドラ
ムの高速回転によって行ない、さらに温風を転動するド
ラム内の衣類にあて、熱交換器によって除湿を行い衣類
を乾燥させるドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
類の洗浄をドラム内の転動によって行ない、脱水をドラ
ムの高速回転によって行ない、さらに温風を転動するド
ラム内の衣類にあて、熱交換器によって除湿を行い衣類
を乾燥させるドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のドラム式洗濯乾燥機は、図５に示
すような構成であった。１は本体で、この本体１内には
バネ２によって支持された水槽３と、前面を開口し後面
に回転軸４を備え側面に通水孔５を設けたドラム６を設
けている。また前記回転軸４は、水槽３の後面に設けた
軸受け７によって支持されている。回転軸４端部には、
洗濯モータ８の回転をベルト９によって伝達されるプー
リ１０を取り付けている。１１は蓋１２に取り付けた電
極で、前記ドラム６が他極となっており電極１１とドラ
ム６との間で電位差を生じるようになっている。１３
は、これらの電位差を検知し適切な乾燥状態で乾燥行程
を終えるよう制御する制御部である。１４は送風用の送
風ファンで、ヒータ１５・水槽３・熱交換器１６・ダク
ト１７とともに一連の温風循環経路を構成している。ま
た水槽３前面には本体１との間に水密性を保持するベロ
ーズ１８を備え、前記テーパ状の蓋１２と嵌合するよう
になっている。なお１９は水槽３と本体１との間に設け
たダンパーで、洗濯中の水槽３の振動が本体１に伝達さ
れることを防止している。
すような構成であった。１は本体で、この本体１内には
バネ２によって支持された水槽３と、前面を開口し後面
に回転軸４を備え側面に通水孔５を設けたドラム６を設
けている。また前記回転軸４は、水槽３の後面に設けた
軸受け７によって支持されている。回転軸４端部には、
洗濯モータ８の回転をベルト９によって伝達されるプー
リ１０を取り付けている。１１は蓋１２に取り付けた電
極で、前記ドラム６が他極となっており電極１１とドラ
ム６との間で電位差を生じるようになっている。１３
は、これらの電位差を検知し適切な乾燥状態で乾燥行程
を終えるよう制御する制御部である。１４は送風用の送
風ファンで、ヒータ１５・水槽３・熱交換器１６・ダク
ト１７とともに一連の温風循環経路を構成している。ま
た水槽３前面には本体１との間に水密性を保持するベロ
ーズ１８を備え、前記テーパ状の蓋１２と嵌合するよう
になっている。なお１９は水槽３と本体１との間に設け
たダンパーで、洗濯中の水槽３の振動が本体１に伝達さ
れることを防止している。
【０００３】以上の構成で、洗濯・すすぎ・脱水・乾燥
を一連の行程として実行するものである。この乾燥行程
の終了は、電極１１とドラム６との間の電位差が所定値
以下に達したことを検知して行っているものである。つ
まり、ドラム６内の衣類が湿っていると、衣類を介して
電極１１とドラム６間の電位差はは所定値以上を示すも
のである。乾燥が進んで衣類に含まれている水分が少な
くなるにつれて、この電位差は減少するものである。
を一連の行程として実行するものである。この乾燥行程
の終了は、電極１１とドラム６との間の電位差が所定値
以下に達したことを検知して行っているものである。つ
まり、ドラム６内の衣類が湿っていると、衣類を介して
電極１１とドラム６間の電位差はは所定値以上を示すも
のである。乾燥が進んで衣類に含まれている水分が少な
くなるにつれて、この電位差は減少するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの種の洗濯乾
燥機の場合、ドラム６と水槽３が２重構造になっている
ため、送風ファン１４から吹き出した温風は、ドラム６
や衣類に遮られて十分ドラム６の奥の衣類にまで浸透す
ること無く循環している。このためドラム６内の衣類
は、乾燥むらが生ずるものである。つまり前部のものは
短時間で乾燥するが、奥の衣類は乾燥しにくいものであ
る。前部に位置している衣類は電極１１近傍となってお
り、電極１１近傍の衣類の乾燥が速く進行するため、乾
燥終了検知基準となっている電極１１とドラム６との電
位差は、早く所定の値を越えることになるわけである。
燥機の場合、ドラム６と水槽３が２重構造になっている
ため、送風ファン１４から吹き出した温風は、ドラム６
や衣類に遮られて十分ドラム６の奥の衣類にまで浸透す
ること無く循環している。このためドラム６内の衣類
は、乾燥むらが生ずるものである。つまり前部のものは
短時間で乾燥するが、奥の衣類は乾燥しにくいものであ
る。前部に位置している衣類は電極１１近傍となってお
り、電極１１近傍の衣類の乾燥が速く進行するため、乾
燥終了検知基準となっている電極１１とドラム６との電
位差は、早く所定の値を越えることになるわけである。
【０００５】つまり従来の構成のドラム式洗濯乾燥機
は、正確な乾燥終了時間を検知できないという課題を有
している。
は、正確な乾燥終了時間を検知できないという課題を有
している。
【０００６】また脱水行程中に、衣類が遠心力によって
ドラム６内壁に張り付くことがある。この状態で乾燥を
行うと、衣類がこのままの状態で乾燥し、衣類にしわや
焦げ付きが生ずるという課題も有している。
ドラム６内壁に張り付くことがある。この状態で乾燥を
行うと、衣類がこのままの状態で乾燥し、衣類にしわや
焦げ付きが生ずるという課題も有している。
【０００７】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決しようとするもので、簡単な構成で正確な
乾燥検知を行うことができるドラム式洗濯乾燥機をを提
供することを第一の目的としている。
る課題を解決しようとするもので、簡単な構成で正確な
乾燥検知を行うことができるドラム式洗濯乾燥機をを提
供することを第一の目的としている。
【０００８】また前記第一の目的を達成する第二の手段
を提供することを、第二の目的としている。
を提供することを、第二の目的としている。
【０００９】さらに、乾燥衣類にしわや焦げ付きが発生
することのないドラム式洗濯乾燥機をを提供することを
第二の目的としている。
することのないドラム式洗濯乾燥機をを提供することを
第二の目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、本体と、本体内にサスペン
ションによって支持され、側面に軸受けを設けた水槽
と、側面に回転軸を有し、この回転軸を中心に回転する
ドラムと、前記回転軸に取り付けられ前記水槽の外側に
配設したプーリと、このプーリとベルトによって連動す
る洗濯モータと、前記水槽に取り付けられ前記ドラムの
開口部を開閉する蓋と、前記水槽下部と本体との間に設
けたダンパーと、前記水槽内に温風を送り込む送風手段
と、この温風に含まれる湿気を除湿する除湿手段と、前
記ドラム内の被乾燥物が乾燥したことを検知する乾燥検
知部と、この乾燥検知部と乾燥制御部からなる乾燥検知
手段を備え、この乾燥検知部は一極をドラムに他極をド
ラムと電気的に絶縁したドラムの奥内面に設けた異種の
電極とを有し、この一極はバネ材によって強制的に乾燥
制御部と接点によって接触導通しており、ドラムが所定
の回転数以上になるとその遠心力によって接点が離れる
構成としたドラム式洗濯乾燥機とするものである。 ま
た第二の目的を達成するための本発明の第二の手段は、
本体と、本体内にサスペンションによって支持され、側
面に軸受けを設けた水槽と、側面に回転軸を有し、この
回転軸を中心に回転するドラムと、前記回転軸に取り付
けられ前記水槽の外側に配設したプーリと、このプーリ
とベルトによって連動する洗濯モータと、前記水槽に取
り付けられ前記ドラムの開口部を開閉する蓋と、前記水
槽下部と本体との間に設けられたダンパーと、前記水槽
内に温風を送り込む送風手段と、この温風に含まれる湿
気を除湿する除湿手段と、前記ドラム内の被乾燥物が乾
燥したことを検知する乾燥検知部と、この乾燥検知部と
乾燥制御部からなる乾燥検知手段を備え、この乾燥検知
部は一極をドラムに他極をドラムと電気的に絶縁したド
ラムの奥内面に設けた異種の電極とを有し、この一極は
前記ドラムと絶縁した導体によってドラム前部に導か
れ、さらにこのドラム前部には給水手段とノズルを設
け、前記電極の一端がノズルに、他端がこのノズルと対
向した位置に設置され、乾燥行程時の所定の時間に放水
することによって前記電極が乾燥制御部と導通する構成
としたドラム式洗濯乾燥機とするものである。
めの本発明の第一の手段は、本体と、本体内にサスペン
ションによって支持され、側面に軸受けを設けた水槽
と、側面に回転軸を有し、この回転軸を中心に回転する
ドラムと、前記回転軸に取り付けられ前記水槽の外側に
配設したプーリと、このプーリとベルトによって連動す
る洗濯モータと、前記水槽に取り付けられ前記ドラムの
開口部を開閉する蓋と、前記水槽下部と本体との間に設
けたダンパーと、前記水槽内に温風を送り込む送風手段
と、この温風に含まれる湿気を除湿する除湿手段と、前
記ドラム内の被乾燥物が乾燥したことを検知する乾燥検
知部と、この乾燥検知部と乾燥制御部からなる乾燥検知
手段を備え、この乾燥検知部は一極をドラムに他極をド
ラムと電気的に絶縁したドラムの奥内面に設けた異種の
電極とを有し、この一極はバネ材によって強制的に乾燥
制御部と接点によって接触導通しており、ドラムが所定
の回転数以上になるとその遠心力によって接点が離れる
構成としたドラム式洗濯乾燥機とするものである。 ま
た第二の目的を達成するための本発明の第二の手段は、
本体と、本体内にサスペンションによって支持され、側
面に軸受けを設けた水槽と、側面に回転軸を有し、この
回転軸を中心に回転するドラムと、前記回転軸に取り付
けられ前記水槽の外側に配設したプーリと、このプーリ
とベルトによって連動する洗濯モータと、前記水槽に取
り付けられ前記ドラムの開口部を開閉する蓋と、前記水
槽下部と本体との間に設けられたダンパーと、前記水槽
内に温風を送り込む送風手段と、この温風に含まれる湿
気を除湿する除湿手段と、前記ドラム内の被乾燥物が乾
燥したことを検知する乾燥検知部と、この乾燥検知部と
乾燥制御部からなる乾燥検知手段を備え、この乾燥検知
部は一極をドラムに他極をドラムと電気的に絶縁したド
ラムの奥内面に設けた異種の電極とを有し、この一極は
前記ドラムと絶縁した導体によってドラム前部に導か
れ、さらにこのドラム前部には給水手段とノズルを設
け、前記電極の一端がノズルに、他端がこのノズルと対
向した位置に設置され、乾燥行程時の所定の時間に放水
することによって前記電極が乾燥制御部と導通する構成
としたドラム式洗濯乾燥機とするものである。
【００１１】さらに第三の目的を達成するための本発明
の第三の手段は、本体と、本体内にサスペンションによ
って支持され、側面に軸受けを設けた水槽と、側面に回
転軸を有し、この回転軸を中心に回転するドラムと、こ
のドラムに適宜設けた通水孔と、前記回転軸に取り付け
られ前記水槽の外側に配設したプーリと、このプーリと
ベルトによって連動された洗濯モータと、前記水槽に取
り付けられ前記ドラムの開口部を開閉する蓋と、前記水
槽下部と本体との間に設けたダンパーと、前記水槽内に
温風を送り込む送風手段と、この温風に含まれる湿気を
除湿する除湿手段と、乾燥時間を任意に設定できる制御
部とを備え、前記水槽内壁には前記ドラムの通水孔を介
して光が連通する箇所に、それぞれ発光部と受光部を取
り付けた構成としたドラム式洗濯乾燥機とするものであ
る。
の第三の手段は、本体と、本体内にサスペンションによ
って支持され、側面に軸受けを設けた水槽と、側面に回
転軸を有し、この回転軸を中心に回転するドラムと、こ
のドラムに適宜設けた通水孔と、前記回転軸に取り付け
られ前記水槽の外側に配設したプーリと、このプーリと
ベルトによって連動された洗濯モータと、前記水槽に取
り付けられ前記ドラムの開口部を開閉する蓋と、前記水
槽下部と本体との間に設けたダンパーと、前記水槽内に
温風を送り込む送風手段と、この温風に含まれる湿気を
除湿する除湿手段と、乾燥時間を任意に設定できる制御
部とを備え、前記水槽内壁には前記ドラムの通水孔を介
して光が連通する箇所に、それぞれ発光部と受光部を取
り付けた構成としたドラム式洗濯乾燥機とするものであ
る。
【００１２】
【作用】本発明の第一の手段は、ドラムの奥内面に設け
た電極が、直接乾きの遅い衣類の乾燥を検知し、さらに
脱水時の高速回転による遠心力を利用して、乾燥制御部
との接触を放して、接点の摩耗を防ぐように作用するも
のである。
た電極が、直接乾きの遅い衣類の乾燥を検知し、さらに
脱水時の高速回転による遠心力を利用して、乾燥制御部
との接触を放して、接点の摩耗を防ぐように作用するも
のである。
【００１３】また本発明の第二の手段は、電極の一端を
ノズルに、他端をこのノズルと対向する位置に設け、乾
燥行程時の所定の時間にノズルから放水することによっ
て、電極が乾燥制御部と導通する構成となっている。こ
のため、乾燥行程中の任意の時間に電極の電位差を検知
でき、接点の耐久性を向上できるものである。
ノズルに、他端をこのノズルと対向する位置に設け、乾
燥行程時の所定の時間にノズルから放水することによっ
て、電極が乾燥制御部と導通する構成となっている。こ
のため、乾燥行程中の任意の時間に電極の電位差を検知
でき、接点の耐久性を向上できるものである。
【００１４】さらに本発明の第三の手段は、ドラムに設
けた発光部と受光部とが衣類の貼り付きを検知し、この
場合はドラムを適度に正逆回転させたり、再注水して脱
水する等して、信頼性の高い乾燥を行うよう作用するも
のである。
けた発光部と受光部とが衣類の貼り付きを検知し、この
場合はドラムを適度に正逆回転させたり、再注水して脱
水する等して、信頼性の高い乾燥を行うよう作用するも
のである。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の第一の手段の実施例を図１・
図２に基づいて説明する。２０は、本体２１に複数のサ
スペンション２２によって半拘束的に吊り下げられた水
槽である。水槽２０は側面に軸受け２７を有しており、
回転軸２３を側面に有しているドラム２６が前記軸受け
２７に軸支されている。このドラム２６は、側面に通水
孔２４を前面には開口部２５を備えている。また前記水
槽２０は、軸受２７を介してドラムプーリ２８を有して
いる。このドラムプーリ２８と、洗濯モータ２９のシャ
フト３０に取り付けたモータプーリ３１との間には、ベ
ルト３２が張り渡してある。また３３は前記ドラム２６
の衣類投入口３４を開閉する外蓋であり、一端を水槽２
０、他端を本体２１に固定したベローズ３５と当接して
いる。さらに前記水槽２０下部と本体２１との間には、
洗濯時・脱水時のドラム２６・水槽２０の振動が本体２
１に伝達されることを防止するためのダンパー３６を取
り付けている。３７は前記ドラム２６の奥内面にドラム
２６と電気的に絶縁して取り付けた電極で、接点部３８
によって乾燥制御部３９と導通するようになっている。
さらに接点部３８は、バネ材４０と接点軸４１、および
アーム４２と接点４３、カウンター４４から成ってお
り、バネ材４０によって強制的に乾燥制御部接点４５と
接触導通させられている。４６は送風用の送風ファン
で、ヒータ４７・水槽２０・熱交換器４８・ダクト４９
と共に一連の温風循環経路を構成している。
図２に基づいて説明する。２０は、本体２１に複数のサ
スペンション２２によって半拘束的に吊り下げられた水
槽である。水槽２０は側面に軸受け２７を有しており、
回転軸２３を側面に有しているドラム２６が前記軸受け
２７に軸支されている。このドラム２６は、側面に通水
孔２４を前面には開口部２５を備えている。また前記水
槽２０は、軸受２７を介してドラムプーリ２８を有して
いる。このドラムプーリ２８と、洗濯モータ２９のシャ
フト３０に取り付けたモータプーリ３１との間には、ベ
ルト３２が張り渡してある。また３３は前記ドラム２６
の衣類投入口３４を開閉する外蓋であり、一端を水槽２
０、他端を本体２１に固定したベローズ３５と当接して
いる。さらに前記水槽２０下部と本体２１との間には、
洗濯時・脱水時のドラム２６・水槽２０の振動が本体２
１に伝達されることを防止するためのダンパー３６を取
り付けている。３７は前記ドラム２６の奥内面にドラム
２６と電気的に絶縁して取り付けた電極で、接点部３８
によって乾燥制御部３９と導通するようになっている。
さらに接点部３８は、バネ材４０と接点軸４１、および
アーム４２と接点４３、カウンター４４から成ってお
り、バネ材４０によって強制的に乾燥制御部接点４５と
接触導通させられている。４６は送風用の送風ファン
で、ヒータ４７・水槽２０・熱交換器４８・ダクト４９
と共に一連の温風循環経路を構成している。
【００１６】以下本実施例の動作を説明する。図示して
いないスイッチをオンして、洗濯・すすぎ・脱水を終え
て乾燥行程に入ったとする。このとき、ドラム２６内の
衣類がまだ湿っていると、衣類を介して電極３７とドラ
ム２６間で所定値以上の電位差が生じている。さらに乾
燥が進んで衣類中の水分が減少して来ると、電極３７と
ドラム２６との電位差は所定値以下となる。乾燥制御部
３９は、この情報を検知して、乾燥行程の終了を検出す
る。
いないスイッチをオンして、洗濯・すすぎ・脱水を終え
て乾燥行程に入ったとする。このとき、ドラム２６内の
衣類がまだ湿っていると、衣類を介して電極３７とドラ
ム２６間で所定値以上の電位差が生じている。さらに乾
燥が進んで衣類中の水分が減少して来ると、電極３７と
ドラム２６との電位差は所定値以下となる。乾燥制御部
３９は、この情報を検知して、乾燥行程の終了を検出す
る。
【００１７】このとき本実施例では、電極３７をドラム
２６の奥内面に設けており、最も乾燥しにくいドラム２
６の奥内面に収容した乾きの遅い衣類の乾燥状態を直接
検知している。従って、本実施例では衣類の乾燥検知を
確実に行うことが出来るものである。さらに電極３７は
常時は乾燥制御部接点４５と接触導通しているが、脱水
行程を実行している間は、脱水時のの高速回転による遠
心力がカウンター４４に作用し、アーム４２がバネ材４
０の強制力に打ち勝ち接点４３を開放するものである。
これによって脱水時の高速回転時には、接点部３８は乾
燥制御部接点４５から外れていることになる。このため
接点部３８は、接点の摩耗を防ぐことが出来、振動によ
る騒音の発生の無いものである。
２６の奥内面に設けており、最も乾燥しにくいドラム２
６の奥内面に収容した乾きの遅い衣類の乾燥状態を直接
検知している。従って、本実施例では衣類の乾燥検知を
確実に行うことが出来るものである。さらに電極３７は
常時は乾燥制御部接点４５と接触導通しているが、脱水
行程を実行している間は、脱水時のの高速回転による遠
心力がカウンター４４に作用し、アーム４２がバネ材４
０の強制力に打ち勝ち接点４３を開放するものである。
これによって脱水時の高速回転時には、接点部３８は乾
燥制御部接点４５から外れていることになる。このため
接点部３８は、接点の摩耗を防ぐことが出来、振動によ
る騒音の発生の無いものである。
【００１８】次に本発明の第二の手段の実施例につい
て、図３に基づいて説明する。本実施例のドラム式洗濯
乾燥機の全体構成は、図１と同様であり説明を省略す
る。以下、相違点を中心に説明する。本実施例では、接
点部５０は以下の構成となっている。電極ａをドラム２
６に、電極ｂはドラム２６と電気的に絶縁したドラム２
６の奥内面に設けている。この電極ｂは、前記ドラム２
６と絶縁した導体５１によってドラム２６前部の接点５
２まで導かれている。さらにこのドラム２６前部には、
給水手段５３とノズル５４を設けており、前記電極ａの
一端はノズル５４と電気的に導通している。さらにまた
電極ｂは、一定の間隔をおいてこのノズル５４と対向し
た位置に設置されている。
て、図３に基づいて説明する。本実施例のドラム式洗濯
乾燥機の全体構成は、図１と同様であり説明を省略す
る。以下、相違点を中心に説明する。本実施例では、接
点部５０は以下の構成となっている。電極ａをドラム２
６に、電極ｂはドラム２６と電気的に絶縁したドラム２
６の奥内面に設けている。この電極ｂは、前記ドラム２
６と絶縁した導体５１によってドラム２６前部の接点５
２まで導かれている。さらにこのドラム２６前部には、
給水手段５３とノズル５４を設けており、前記電極ａの
一端はノズル５４と電気的に導通している。さらにまた
電極ｂは、一定の間隔をおいてこのノズル５４と対向し
た位置に設置されている。
【００１９】以下本実施例の動作について説明する。乾
燥行程時の所定の時間に、ノズル５４から放水すると、
電極ａと電極ｂは水を介し電気的に導通される。従って
このとき、乾燥制御部３９は衣類の乾燥を示す電位差を
検知することができる。この電位差が所定の値以上であ
る場合は、衣類が乾燥したと判断し乾燥行程を終了す
る。またこの電位差が所定の値未満である場合は、衣類
の乾燥を検知するまで適切な時間間隔で前記放水を繰り
返す。
燥行程時の所定の時間に、ノズル５４から放水すると、
電極ａと電極ｂは水を介し電気的に導通される。従って
このとき、乾燥制御部３９は衣類の乾燥を示す電位差を
検知することができる。この電位差が所定の値以上であ
る場合は、衣類が乾燥したと判断し乾燥行程を終了す
る。またこの電位差が所定の値未満である場合は、衣類
の乾燥を検知するまで適切な時間間隔で前記放水を繰り
返す。
【００２０】以上のように本実施例によっても、衣類の
乾燥検知を確実に行うことが出来るものである。また脱
水行程での高速回転時には、電極ａと電極ｂは所定の間
隔をおいて非接触となっており、摩耗による劣化や騒音
の発生が無いものである。
乾燥検知を確実に行うことが出来るものである。また脱
水行程での高速回転時には、電極ａと電極ｂは所定の間
隔をおいて非接触となっており、摩耗による劣化や騒音
の発生が無いものである。
【００２１】さらに本発明の第三の手段の実施例につい
て、図４に基づいて説明する。本実施例においても、ド
ラム式洗濯乾燥機の全体構成は図１と同様である。本実
施例では水槽２０の内壁に、発光部５５と受光部５６を
設けている。この発光部５５と受光部５６の設置位置
は、ドラム２６の通水孔２４を介して光が連通する箇所
としている。
て、図４に基づいて説明する。本実施例においても、ド
ラム式洗濯乾燥機の全体構成は図１と同様である。本実
施例では水槽２０の内壁に、発光部５５と受光部５６を
設けている。この発光部５５と受光部５６の設置位置
は、ドラム２６の通水孔２４を介して光が連通する箇所
としている。
【００２２】以下本実施例の動作について説明する。洗
濯・すすぎを終了して脱水行程に入った場合、本実施例
では、発光部５５と受光部５６を作動させている。つま
り、衣類の量が少なかったり薄い布だったりした場合、
脱水行程での遠心力によって脱水衣類がドラム２６内壁
に張り付くことがある。この状態で乾燥を行うと、衣類
がこのままの状態で乾燥し、乾燥衣類にしわや焦げ付き
が発生するものであった。本実施例はこの問題を解決す
るもので、もし衣類がドラム２６の内壁に張り付いてい
ると前記通水孔２４を塞ぎ光が遮断されるため、発光部
５５が発した光を受光部５６が受光しないことを利用す
るものである。
濯・すすぎを終了して脱水行程に入った場合、本実施例
では、発光部５５と受光部５６を作動させている。つま
り、衣類の量が少なかったり薄い布だったりした場合、
脱水行程での遠心力によって脱水衣類がドラム２６内壁
に張り付くことがある。この状態で乾燥を行うと、衣類
がこのままの状態で乾燥し、乾燥衣類にしわや焦げ付き
が発生するものであった。本実施例はこの問題を解決す
るもので、もし衣類がドラム２６の内壁に張り付いてい
ると前記通水孔２４を塞ぎ光が遮断されるため、発光部
５５が発した光を受光部５６が受光しないことを利用す
るものである。
【００２３】この場合本実施例では、ドラム２６を適度
に正逆回転させたり、再注水して脱水を繰り返す等して
ドラム２６の内壁に張り付いた衣類を落とした上で、乾
燥に行程に入るものである。このため信頼性の高い乾燥
を行うことができるものである。
に正逆回転させたり、再注水して脱水を繰り返す等して
ドラム２６の内壁に張り付いた衣類を落とした上で、乾
燥に行程に入るものである。このため信頼性の高い乾燥
を行うことができるものである。
【００２４】
【発明の効果】本発明の第一の手段によれば、特に電極
をドラムの奥内面に設け、脱水時の高速回転の遠心力を
受けて乾燥制御部の接点と離れる構成としたことによっ
て、衣類の乾燥を正確に検知でき、また接点の摩耗を防
いで、振動による騒音の発生がないドラム式洗濯乾燥機
を提供できるものである。
をドラムの奥内面に設け、脱水時の高速回転の遠心力を
受けて乾燥制御部の接点と離れる構成としたことによっ
て、衣類の乾燥を正確に検知でき、また接点の摩耗を防
いで、振動による騒音の発生がないドラム式洗濯乾燥機
を提供できるものである。
【００２５】本発明の第二の手段によれば、電極をドラ
ムの奥内面に設け、さらにこの電極を導体によってドラ
ム前部に導いて、ドラム前部に設けた給水手段とノズル
が所定の時間に動作する構成としたことによって、乾燥
行程時の任意の時間に乾燥の進捗状況を検知でき、かつ
接点の耐久性の問題のないドラム式洗濯乾燥機を提供で
きるものである。
ムの奥内面に設け、さらにこの電極を導体によってドラ
ム前部に導いて、ドラム前部に設けた給水手段とノズル
が所定の時間に動作する構成としたことによって、乾燥
行程時の任意の時間に乾燥の進捗状況を検知でき、かつ
接点の耐久性の問題のないドラム式洗濯乾燥機を提供で
きるものである。
【００２６】また本発明の第三の手段によれば、主とし
て、水槽内壁にドラムの通水孔を介して光が連通する箇
所に発光部と受光部を取り付けて、脱水行程でのドラム
内壁への衣類の張り付きを検知し、衣類の張り付きが生
じているときは、ドラムを適度に正逆回転させたり再注
水して衣類の張り付きを落とす構成として、信頼性の高
い乾燥を行うことができるドラム式洗濯乾燥機を提供で
きるものである。
て、水槽内壁にドラムの通水孔を介して光が連通する箇
所に発光部と受光部を取り付けて、脱水行程でのドラム
内壁への衣類の張り付きを検知し、衣類の張り付きが生
じているときは、ドラムを適度に正逆回転させたり再注
水して衣類の張り付きを落とす構成として、信頼性の高
い乾燥を行うことができるドラム式洗濯乾燥機を提供で
きるものである。
【図１】本発明の第一の手段の実施例を示すドラム式洗
濯乾燥機の縦断面図
濯乾燥機の縦断面図
【図２】同乾燥検知部を示す縦断面図
【図３】本発明の第二の手段の実施例における乾燥検知
部の縦断面図
部の縦断面図
【図４】同第三の手段の実施例における乾燥検知部の縦
断面図
断面図
【図５】従来例におけるドラム式洗濯乾燥機の縦断面図
２０ 水槽 ２１ 本体 ２２ サスペンション ２６ ドラム ３６ ダンパー ３７ 電極 ３８ 接点部 ３９ 乾燥制御部 ４０ バネ材 ４１ 接点軸 ４２ アーム ４３ 接点 ４４ カウンター ４５ 乾燥制御接点 ４６ 送風ファン ４７ ヒータ ４８ 熱交換器 ４９ ダクト ５０ 接点部 ５１ 導体 ５２ 接点 ５３ 給水手段 ５４ ノズル ５５ 発光部 ５６ 受光部
Claims (3)
- 【請求項１】 本体と、本体内にサスペンションによっ
て支持され、側面に軸受けを設けた水槽と、側面に回転
軸を有し、この回転軸を中心に回転するドラムと、前記
回転軸に取り付けられ前記水槽の外側に配設したプーリ
と、このプーリとベルトによって連動する洗濯モータ
と、前記水槽に取り付けられ前記ドラムの開口部を開閉
する蓋と、前記水槽下部と本体との間に設けたダンパー
と、前記水槽内に温風を送り込む送風手段と、この温風
に含まれる湿気を除湿する除湿手段と、前記ドラム内の
被乾燥物が乾燥したことを検知する乾燥検知部と、この
乾燥検知部と乾燥制御部からなる乾燥検知手段を備え、
この乾燥検知部は一極をドラムに他極をドラムと電気的
に絶縁したドラムの奥内面に設けた異種の電極とを有
し、この一極はバネ材によって強制的に乾燥制御部と接
点によって接触導通しており、ドラムが所定の回転数以
上になるとその遠心力によって接点が離れる構成とした
ドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項２】 本体と、本体内にサスペンションによっ
て支持され、側面に軸受けを設けた水槽と、側面に回転
軸を有し、この回転軸を中心に回転するドラムと、前記
回転軸に取り付けられ前記水槽の外側に配設したプーリ
と、このプーリとベルトによって連動する洗濯モータ
と、前記水槽に取り付けられ前記ドラムの開口部を開閉
する蓋と、前記水槽下部と本体との間に設けられたダン
パーと、前記水槽内に温風を送り込む送風手段と、この
温風に含まれる湿気を除湿する除湿手段と、前記ドラム
内の被乾燥物が乾燥したことを検知する乾燥検知部と、
この乾燥検知部と乾燥制御部からなる乾燥検知手段を備
え、この乾燥検知部は一極をドラムに他極をドラムと電
気的に絶縁したドラムの奥内面に設けた異種の電極とを
有し、この一極は前記ドラムと絶縁した導体によってド
ラム前部に導かれ、さらにこのドラム前部には給水手段
とノズルを設け、前記電極の一端がノズルに、他端がこ
のノズルと対向した位置に設置され、乾燥行程時の所定
の時間に放水することによって前記電極が乾燥制御部と
導通する構成としたドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項３】 本体と、本体内にサスペンションによっ
て支持され、側面に軸受けを設けた水槽と、側面に回転
軸を有し、この回転軸を中心に回転するドラムと、この
ドラムに適宜設けた通水孔と、前記回転軸に取り付けら
れ前記水槽の外側に配設したプーリと、このプーリとベ
ルトによって連動された洗濯モータと、前記水槽に取り
付けられ前記ドラムの開口部を開閉する蓋と、前記水槽
下部と本体との間に設けたダンパーと、前記水槽内に温
風を送り込む送風手段と、この温風に含まれる湿気を除
湿する除湿手段と、乾燥時間を任意に設定できる制御部
とを備え、前記水槽内壁には前記ドラムの通水孔を介し
て光が連通する箇所に、それぞれ発光部と受光部を取り
付けた構成としたドラム式洗濯乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240311A JPH0686897A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ドラム式洗濯乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240311A JPH0686897A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ドラム式洗濯乾燥機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0686897A true JPH0686897A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17057575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4240311A Pending JPH0686897A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ドラム式洗濯乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686897A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1666657A1 (en) * | 2004-12-01 | 2006-06-07 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Low-noise household clothes drying machine |
| JP2013202069A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Panasonic Corp | ドラム式洗濯乾燥機 |
| JP2014057768A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Panasonic Corp | 衣類乾燥機 |
| JP2014057767A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Panasonic Corp | ドラム式洗濯乾燥機 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP4240311A patent/JPH0686897A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1666657A1 (en) * | 2004-12-01 | 2006-06-07 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Low-noise household clothes drying machine |
| JP2013202069A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Panasonic Corp | ドラム式洗濯乾燥機 |
| JP2014057768A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Panasonic Corp | 衣類乾燥機 |
| JP2014057767A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Panasonic Corp | ドラム式洗濯乾燥機 |
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