JPH0686829A - 薬剤を長期搬送するための方法およびデバイス - Google Patents

薬剤を長期搬送するための方法およびデバイス

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JPH0686829A
JPH0686829A JP5152616A JP15261693A JPH0686829A JP H0686829 A JPH0686829 A JP H0686829A JP 5152616 A JP5152616 A JP 5152616A JP 15261693 A JP15261693 A JP 15261693A JP H0686829 A JPH0686829 A JP H0686829A
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therapeutic agent
cylinder
tissue
tissues
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JP5152616A
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Clarence C Lee
クラレンス・シー・リー
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CR Bard Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 治療剤を長期に渡って組織または器官に搬送
し得る移植可能デバイスを提供する。 【構成】 蛋白質および細胞の如き巨大分子に浸透性を
示さない壁20を含んでいるシリンダー10である。シ
リンダー壁20は、医学グレードのシリコン、ステンレ
ス鋼、チタンまたはプラスチックで作られていてもよ
い。シリンダー10に、生分解性マトリックス30とそ
れと混和させた治療剤を充填する。シリンダー10の末
端15、17は、組織に向かって開放されている。 【効果】 この移植可能デバイスは、平滑筋で構成され
ている組織および器官を治療するに特に適切である。こ
の移植可能デバイスは、単一の治療剤か或は多数の治療
剤を組織または器官にゼロ次速度で搬送することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、治療剤を組織または器官に搬
送(delivery)するための方法およびデバイスに関する
ものである。より詳細には、本発明は、1つの薬剤もし
くは多数の薬剤を直接標的の平滑筋組織または器官に長
期搬送するための方法およびデバイスに関する。
【0002】
【発明の背景】体の中の数多くの器官および腺は、随意
制御下でない点でそして光顕微鏡下で見て筋状もしくは
帯状外観を有していない点で、骨格筋とは異なった筋を
含んでいる。これらの平滑筋は、列になった規則正しい
配列状態で組織化されていないことから筋が無い。平滑
筋は、通常、長くてゆっくりした収縮を生じるように発
達している。これらは、中枢神経中の細胞体と一緒に運
動ニューロンからの指示を得るのではなく、自律神経系
の神経繊維および循環しているホルモン類によって制御
されている。
【0003】平滑筋は幅広い種類の機能を果している。
これらは、小動脈の直径を調節し、従って圧力調整の助
けとなっている。これらは、血管木の枝に筋肉括約筋を
形成しており、従って血液を異なる毛細管床に分配する
のを決定している。胃腸括約筋は、腸の内容物をこの消
化管の1つの部分から次の部分に移すのを調節してい
る。平滑筋は、膀胱および子宮の如き中空器官の大きさ
および内圧を調節している。平滑筋は、電気的活性、自
動度、神経支配、循環ホルモン類および薬剤に対する応
答、並びに細胞対細胞カップリングの度合などに関して
大きく変化している(平滑筋に関する論評に関しては、
Stephens, N.L.著「平滑筋収縮」(SmoothMuscle Contr
action)、New York. M. Dekker (1984)を参照のこ
と)。
【0004】単一の平滑筋では、この筋肉が一単位とし
て作用する結果として全ての繊維が収縮もしくは休息す
るように、収縮が同時進行する。単一の筋肉は、自発的
活性を示し、電気的ペースメーカー活性を表し、そして
活性が上昇するにつれて伸びに応答する。この神経支配
密度は低く、そしてこれらの細胞は、ギャップジャンク
ションを通して電気的に密に対になっており、その結果
として、一度開始された活性が迅速に細胞から細胞へと
広がる。この多細胞筋肉は単一単位として作用する。従
って、単一平滑筋は、横紋筋よりもずっと心筋に類似し
ている。その例は、消化管および子宮、即ちそれら自身
がゆっくりとしたリズミカルな動きを発生して伝播する
器官である。
【0005】薬剤を組織または器官に長期投与すること
が必要な場合、薬剤を平滑筋組織または器官に徐放(ti
me release delivery)することが望まれている。更
に、治療する必要がある部位に直接薬剤を搬送すること
が可能なこと、それによって全身的な薬剤投与を回避す
ることがしばしば有利である。これは特に、この薬剤を
全身投与すると特定の組織または器官に有害である可能
性がある場合真実である。局所的な搬送は、体の特定領
域に所望薬剤を高濃度で搬送しても他の組織および器官
には無害であることを可能にしている。
【0006】薬剤を特定組織もしくは器官に徐放するに
適した用途の1つは、機械的に動的な器官として分類さ
れ得る内蔵用である。機械的に動的な器官の例には、こ
れに限定されるものではないが、胃、腸類、心臓、膀
胱、尿管、尿道、種々の括約筋および食道が含まれる。
これらの器官の機能は、それらが示す正常なそして適時
の機械的収縮によって維持されている。この機械的特性
が失われたならば、これらの器官の意図した機能が完全
もしくは部分的に損失する。
【0007】この機械的収縮は、この構成要素である平
滑筋およびそれに伴う神経系の状態に依存している。こ
れらの器官の収縮に影響を与える因子には、心配、生化
学もしくはホルモンの不均衡もしくは平滑筋の病気また
は機能不全、および中枢もしくは末梢神経の障害が含ま
れる。ストレスが最終的にヒトの胃の収縮に影響を与え
る結果として何人かの個人に潰瘍が生じる原因となり得
る時、特定の例を見ることができる。女性における子宮
痙攣は、心配、生化学および/またはホルモンの不均衡
によって生じ得る。末梢神経障害は切迫尿失禁の原因と
成り得る。
【0008】内蔵の収縮を外部で調節するように設計さ
れている現在利用できる治療は、病気になった特定の器
官を電気的に刺激しそして/または筋向剤および/また
は神経化学品を全身投与することに限定されている。永
久的な電気刺激装置の移植は、主要な外科手術と一般的
な麻酔に関連した潜在的危険に患者をさらすことにな
る。この電気刺激移植片の機能不全または感染は、更に
これらの患者の予後を複雑にするか或は後戻りさせる可
能性がある。神経化学品および/または筋向剤の全身的
投与は、病気になっていない他の器官および組織に悪影
響を与えることはよく知られている。この起こり得る副
作用には、乾口、視覚がぼんやりすること、瞳孔拡大、
頻拍、うとうと状態および便秘が含まれる。一般に、緑
内障または心臓状態に関する患者は、これらの種類の薬
剤の全身投与から排除されている。従って、神経化学品
および/または筋向剤の局所的制御投与は、他の器官ま
たは神経系に有意な影響を与えることなく、標的器官に
対するそれらの効果を最適にする。
【0009】いくつかの特許に短期搬送組成物およびデ
バイスが記述されている。米国特許番号4,913,903に
は、治療剤と混和することが可能でありそして体の中に
移植することで短期の治療剤放出を可能にする生分解性
ポリマーが開示されている。このポリマーは2種のポリ
オルトエステル類を基にしているものであり固体状ポリ
マーを生じる。この'903特許に開示されているポリマー
は、手術後回復期間の如き比較的短い期間に渡って化学
治療剤を放出するように設計されている。この'903特許
に開示されている生分解性ポリマーは、長期投与、即ち
1から2年が必要とされている場合には有効でない。
【0010】米国特許番号4,871,542には、膀胱の内部
および尿道に治療剤を搬送するための方法および装置が
開示されている。この'542特許に開示されているデバイ
スは、治療剤のための貯蔵場所として作用する多孔質の
ミニ細胞様ポリマー容器である。このミニ細胞様孔の大
きさが、該治療剤の拡散率を調節している。この'542特
許に記述されているデバイスは、治療剤を長期投与する
目的で組織に移植するには不適切である。
【0011】米国特許番号4,775,659には、治療剤、オ
イルおよび適切なグリセリド放出改質剤を含んでいる、
注射可能な徐放調剤が開示されている。この組成物は筋
肉内注射され、そしてこの治療剤が数日間かけて放出さ
れる。この'659特許に開示されている調剤は、治療剤を
組織もしくは器官に長期搬送するには不適切である。最
後に、米国特許番号4,725,442には、水に不溶な薬剤が
含まれている注射可能微小液滴が開示されている。この
微小液滴の好適な使用は麻酔薬の局所的徐放である。再
び、この微小液滴からの、水に不溶な薬剤の放出は数日
間に渡るものである。この'442特許に開示されている微
小液滴は、数カ月から数年に渡って生物活性剤を放出す
るには不適切である。
【0012】必要とされているものは、標的組織に直接
移植可能であると共に数カ月もしくは数年間かけて生物
活性剤を好適にはゼロ次速度で放出することが可能な、
注射可能デバイスである。このような注射可能デバイス
は、特に、膀胱不安定病因を有する患者を治療するに有
効である。
【0013】
【発明の要約】本発明は、治療剤を組織もしくは器官に
長期局所搬送するためのデバイスおよび方法である。本
発明には、その中に生分解性マトリックスが入っている
容器を含んでいるデバイスが含まれる。この生分解性マ
トリックスと治療剤とを混和する。この容器を組織の中
に移植することができ、この組織は、この治療剤が長期
投与されることによる利益を受ける。
【0014】より詳細には、本発明は、組織または器官
の中に移植するための容器、該容器の中に含まれている
治療剤、および少なくとも3カ月の期間に渡って約0.
1μgから約12mg/日の率で該治療剤が放出される
ように、該治療剤が該容器から該組織または器官の中に
放出される率を調節するための、該容器および該治療剤
の少なくとも1つに関連した手段、を含んでいる、治療
剤を組織または器官に長期搬送するための移植デバイス
である。
【0015】好適な具体例において、この容器はシリン
ダーであり、そしてこれには、このシリンダーを移植す
る組織に向かう少なくとも1つの開口部が備わってい
る。このシリンダーは、シリコン、ステンレス鋼、チタ
ン、または他の種類の医学/外科グレードのプラスチッ
クまたは金属から製造されていてもよい。本発明を構成
するに使用され得るプラスチックには、これに限定され
るものではないが、ポリエチレン、ポリプロピレンおよ
びパリレン(parylene)が含まれる。このシリンダーの
壁は、酵素または他の巨大分子に浸透性を示さず、そし
て任意に、水に対して浸透性を示さない。巨大分子は、
ここでは、10,000ダルトン以上の分子量を有する
分子として定義する。
【0016】本発明は、1つの面において、特に、筋向
剤または神経化学品を平滑筋組織に投与するに適切であ
る。本発明で利益を受け得る組織および器官には、これ
に限定されるものではないが、胃、腸類、心臓、子宮、
膀胱、尿管、尿道、括約筋および食道が含まれる。
【0017】本発明は、純粋な排尿筋不安定に関する
か、或は上位運動ニューロン損傷無しのストレス尿失禁
と排尿筋不安定との組み合わせに関する、失禁頻度を低
くするか或は無くするように設計されている。このデバ
イスは、少なくとも6カ月に渡って治療剤を有効に搬送
することが可能であり、そして再移植可能である。この
移植は、医者のオフィスの中か或は外来を基にして行わ
れ得る。
【0018】従って、本発明の1つの目的は、治療剤を
特別な組織または器官に局所長期投与するためのデバイ
スおよび方法を提供することにある。
【0019】本発明の別の目的は、筋向剤または神経化
学品を平滑筋組織に長期搬送するためのデバイスおよび
方法を提供することにある。
【0020】本発明の別の目的は、膀胱不安定病因を有
する失禁患者にデバイスおよび方法を供給することにあ
る。
【0021】上記および他の目的、特徴および利点は、
以下に示す開示具体例および添付請求の範囲の詳述を再
吟味することで明らかになるであろう。
【0022】
【詳細な説明】本発明は、組織または器官の局所的長期
治療のための装置および方法から成る。本発明は、特
に、平滑筋組織および器官の長期治療に適切である。
【0023】本発明は、1つの具体例において、物理的
に捕捉されているか或は共有結合的もしくはイオン的に
生分解性マトリックスの中に固定されている治療剤が入
っている容器を含んでいる装置である。これらの治療剤
は、混合によって該マトリックスの中に物理的に捕捉さ
れており、該マトリックス上にイオン結合しており、そ
して/または照射によるか或はこれに限定されるもので
はないがグルタルアルデヒド、ポリエチレングリコール
エポキサイドまたはエチレンオキサイドを含む架橋剤の
使用を通して共有結合的に結合していてもよい。好適な
具体例において、この生分解性マトリックスはシリンダ
ーの形態である。このシリンダーの側面は、好適には不
浸透性コーティング物である。このシリンダーが有する
一つの末端または両方の末端が該組織に開放されている
か、或はこのシリンダーの末端は、水浸透性膜で覆われ
ていてもよい。
【0024】図1に示すように、本発明の1つの具体例
は、好適には蛋白質および細胞の如き巨大分子に浸透性
を示さない壁20を含んでいるシリンダー10である。
このシリンダー壁20は、医学グレードのシリコン、ス
テンレス鋼、チタンまたはプラスチックで作られていて
もよい。このシリンダー10に、生分解性マトリックス
30とそれと混和させた治療剤を充填する。このシリン
ダー10の末端15、17は、好適には組織に向かって
開放されている。二者択一的に、このシリンダーの末端
15、17は、水、巨大分子および任意の細胞に浸透性
を示す膜で覆われていてもよい。本発明の別の具体例に
おいて、このシリンダー10の1つの末端15が、酵素
および細胞に浸透性を示さない材料で密封されており、
そしてこのシリンダーのもう1つの末端が組織に開放さ
れていてもよい。図2は、シリンダー壁20とその中の
生分解性マトリックス30を示しているシリンダー10
の断面図である。
【0025】本発明の好適な具体例において、このデバ
イスの長さは好適には0.1cmから3.0cmであ
り、そして直径は好適には0.1cmから3.0cmで
ある。本発明として意図するこのデバイスの好適な形状
はシリンダーであるが、このデバイスは、これに限定さ
れるものではないが、盤状もしくは環状を含む他の如何
なる形状であってもよい。
【0026】このシリンダーの中に入れる生分解性マト
リックスは、生適合性を示す材料、例えばリポソーム
類、ポリラクチド類(ポリ乳酸)、ポリグリコリッド
(グリコール酸のポリマー)、ポリ(ラクチド コ−グ
リコリッド)(乳酸とグリコール酸のコポリマー類)、
ポリ無水物、ポリペプチド類、ヒアルロン酸、コラーゲ
ン、硫酸コンドロイチン、カルボン酸、脂肪酸、燐脂
質、多糖類、核酸、フェニルアラニン、チロシンおよび
イソロイシンの如きアミノ酸、ポリヌクレオチド類、ポ
リビニルプロピレン、ポリビニルピロリドンおよびシリ
コンなどから選択されるマトリックスであってもよい。
【0027】該治療剤は、生物活性を示すと共に最大の
効果を得る目的で組織もしくは器官に長期投与すること
が必要とされている、如何なる化合物であってもよい。
本発明に従って用いられ得る治療剤には、これに限定さ
れるものではないが、抗ムスカリン剤、抗コリン作動
剤、抗痙攣剤、カルシウム拮抗剤、カリウムチャンネル
開放剤、筋向性弛緩薬、抗腫瘍剤、多シナプス阻害剤お
よびベータ−アドレナリン作動性刺激薬が含まれる。抗
コリン作動剤の例は、臭化プロパンテリン、イミプラミ
ン、臭化メペンゾレート、ヨウ化イソプロパミド、臭化
クリジニウム、臭化メチルアニソトロピン、塩酸スコポ
ラミンおよびそれらの誘導体が含まれる。抗ムスカリン
剤の例には、これに限定されるものではないが、硫酸ヒ
オスシアミン、アトロピン、臭化メタンテリン、臭化エ
メプロニウム、臭化メチルアニソトロピンおよびそれら
の誘導体が含まれる。多シナプス阻害剤の例は、バクロ
フェンおよびその誘導体である。β−アドレナリン作動
性刺激薬の例はテルブタリンおよびそれの誘導体であ
る。カルシウム拮抗剤の例はテロジリンおよびそれの誘
導体である。筋向性弛緩薬の例には、これに限定される
ものではないが、塩酸ジシクロミン、塩酸フラボキセー
ト、塩酸パパベリン、塩化オキシブチニンおよびそれら
の誘導体が含まれる。抗腫瘍剤の例には、これに限定さ
れるものではないが、塩酸カルムスチンレバミソール、
フルタミド、(w−メチル−N−[4−ニトロ−3−
(トリフルオロメチル)フェニル])、アドリアマイシ
ン、塩酸ドキソルビシン、イダマイシン、フルオロウラ
シル、シトキサン、ムタマイシン、ムスタルゲンおよび
ロイコボリンカルシウムが含まれる。
【0028】これらの治療剤の放出速度はゼロ次速度で
あるか或はゼロ次速度に近いことが重要である。この治
療剤の放出率は、標的組織もしくは器官および搬送すべ
き治療剤もしくは治療剤類に応じて変化する。この治療
剤の放出率は、異なる溶解度および生分解性マトリック
スを有する活性材料の選択、該治療剤を該生分解性マト
リックスの中に物理的に捕捉するか或は化学的に固定す
る方法、該容器内の開口部の面積を調節することによっ
てその組織に暴露される生分解性マトリックスの面積を
変化させること、そして/または壁の浸透度および/ま
たは該治療剤に対する開口度を調節すること、によって
調節され得る。
【0029】筋向性弛緩薬は、平滑筋を直接抑制するよ
うに働き、そしてコリン作動レセプタに対する遠方部位
で該平滑筋に直接作用する。β−アドレナリン作動性刺
激剤は、平滑筋中の弛緩仲介ベータレセプタを刺激す
る。カルシウム拮抗薬は、数多くの種類の平滑筋の弛緩
をもたらす。このカルシウム拮抗薬は、カルシウムイオ
ンが平滑筋に流入するのを低くするか或は抑制し、そし
て/またはカルシウムイオンを平滑筋から細胞外流体に
輸送するカルシウムポンプを活性化する。全ての種類の
平滑筋は、カルシウムイオンを貯蔵するための筋小胞体
をほとんど発達させていないことから、平滑筋弛緩のた
めのカルシウム源は常に細胞外流体である。抗ムスカリ
ン阻害剤は、ニューロエフェクター連結における副交感
神経刺激の影響を防止する。これらの抗ムスカリン剤
は、ニューロエフェクター連結における副交感神経刺激
をもたらす。多シナプス阻害剤は、シナプス的に連結し
ている数多くの神経細胞の鎖によって生じる神経伝導路
中の神経細胞に作用することにより、平滑筋の弛緩を生
じさせる。
【0030】ポリグリコリッド/塩化オキシブチニンお
よびポリラクチド/塩化オキシブチニンで作られている
繊維(直径0.2mm)を、コーティング用シリコン室
温加硫(RTV)の中に押した後、それから取り出す。
このコートした繊維を0.5mmの断片に切断する。こ
れらのポリグリコリッド/塩化オキシブチニン繊維断片
およびポリラクチド/塩化オキシブチニン繊維断片を、
USPグレードのグリセロール中で混合する。次に、こ
の懸濁させた材料を、16ゲージの経尿道カテーテル針
を用いて内視鏡的に膀胱粘膜下組織の中に注入する。
【0031】如何なる方法でも本発明の範囲に対する制
限として解釈されるべきでない下記の実施例を用いて本
発明を更に説明する。それとは逆に、これは、本文中の
記述を読んだ後の本分野の技術者に示唆を与え得る、本
発明の精神および/または添付請求の範囲から逸脱する
ことのない、本発明の種々の具体例、修飾および同等物
に頼っている可能性があると明らかに理解される。
【0032】
【実施例】
実施例I 機械的撹拌を用いてポリラクチドと塩化オキシブチニン
粉末(5:1重量)をブレンドした後、約140℃で押
し出すことにより、長いケーブル(直径3mm)を生じ
させる。このケーブルを1インチのペレットに切断す
る。これらのペレットの1つの端を生適合性シリコン
(RTV)接着剤で遮断する。この遮断した末端を外側
に向けながら、これらのペレットを真空チャンバ中のタ
ーンテーブルの上に置く。所望の真空度(約10-10
リバール)に到達した後、DC電流を入れ、そして24
K金ワイヤー電極に火花が生じるまで電圧を上昇させ
る。この金ワイヤー電極は、該ペレットの上でそれらに
角度を付けるように位置している必要がある。最小で1
00Åの厚さの金がコーティングされるまで、その回転
しているロッドの表面にその金を振り掛ける。次に、こ
の接着性を示すトップを、引きはがすか或は機械的摩耗
で取り除く。
【0033】実施例II 撹拌を用いてポリグリコリッドと硫酸ヒオスシアミン粉
末(20:1重量)をブレンドした後、約160℃で押
し出すことにより、5インチのロッド(直径1mm)を
生じさせる。このロッドをその軸の回りで回転させなが
ら、真空蒸着で純粋なプラチナをそれにコートして、厚
さを10ミクロンに到達させる。次に、このロッドを1
/2インチ断片に切断する。スタイレットが備わってい
る18ゲージの3.5インチ針を用いて、このペレット
を直接、女性患者の膀胱首部組織の中に搬送する。適当
な位置にスタイレットが付いているこの針を、会陰的に
そしてその挿入した膀胱鏡と平行になるように挿入す
る。この膀胱鏡の助けで、これをその膀胱首部に向かっ
て進めながら、この針の先端を位置させる。この先端が
その膀胱首部から約1インチの所に来た時、この針が動
かないように保持しながら、該スタイレットを取り外
す。この針の管腔の中に、USPグレードのグリセロー
ルを約0.3cc注入する。次に、この針の管腔の中に
該1/2インチロッドを挿入し、続いて該スタイレット
を用いて、このロッドを該膀胱首部組織の中に押し込
む。該ロッドを該膀胱首部組織の中に挿入する間、該グ
リセロールが潤滑剤および保護層として機能する。
【0034】実施例III ポリ無水物、即ち比率が20:80のビス(p−カルボ
キシフェノキシ)プロパンとセバシン酸のコポリマー
を、テロジリン((N−1,1−ジメチルエチル)−α
−メチル−γ−フェニルベンゼンプロパンアミン)と混
合する。次に、この混合物を成形して10mmx3mm
のペレットを生じさせる。実施例Iに記述したのと同様
にして、これらのペレットに金をコートする。1つの末
端を遮断しない。トロカール−スリーブシステムを用い
て、このペレットを尿道周囲組織に搬送する。このコー
トされているペレットからテロジリンが≧1.7μg/
時のゼロ次速度率で搬送される。
【0035】実施例IV ポリ無水物コポリマーを、抗腫瘍剤であるカルムスチン
(N,N−ビス(2−クロロエチル)−N−ニトロソ−
尿素)およびアトロピンと混合する。寸法が10mm
(L)x4mm(D)のペレットを生じさせる。これら
のペレットの側面と1つの末端を金でコートする。1つ
の末端を開放したままにする。癌患者の前立腺腫瘍を取
り出した後、縫合するに先立って、この外科部位に1個
のペレットを残す。このペレットから該カルムスチンと
アトロピンが消費されたら、必要に応じて、内視鏡の作
業チャンネルを通して第二ペレットを搬送することがで
きる。
【0036】実施例V それぞれ内部および外部直径が1.5cm(L)x1.
0cm(内部寸法)x1.7cm(L)x1.4cm
(外側寸法)のステンレス鋼製筒状容器に、プロパンテ
リンとポリ乳酸(1:50)を充填した後、加圧下で圧
縮する。その開放末端をニトロセルロース膜で閉じる。
次に、この筒状デバイスを、外科手術によるか或は内視
鏡を用いて、慢性嘔吐で苦しんでいるウシの胃壁に移植
する。
【0037】実施例VI ポリグリコリッド/プロパンテリン(80:20)およ
びポリラクチド/メトスコポラミン(50:50)から
作成した繊維(直径0.2mm)を、コーティング用シ
リコン(RTV)の中に押し出す。次に、これらの2種
のコートした繊維を1.0mm断片に切断する。USP
グレードのグリセロールの中で、これらのポリグリコリ
ッド/プロパンテリン繊維断片とポリラクチド/メトス
コポラミン繊維断片を混合する。次に、この懸濁してい
る材料を、14ゲージのカテーテル針を用いて内視鏡的
に、嘔吐を有するウシの胃壁の中に注入する。
【0038】勿論、上記は本発明の好適な具体例にのみ
に関するものであり、添付請求の範囲の中に列挙する本
発明の精神および範囲から逸脱しない限り、数多くの修
飾および変更をそれに関して行い得る、と理解すべきで
ある。
【0039】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0040】1. 組織または器官の中に移植するため
の容器、該容器の中に含まれている治療剤、および少な
くとも約3カ月の期間に渡って少なくとも約0.1μg
/日の率で該治療剤が放出されるように、該治療剤が該
容器から該組織または器官の中に放出される率を調節す
るための、該容器および該治療剤の少なくとも1つに関
連した手段、を含んでいる、治療剤を組織または器官に
長期搬送するための移植デバイス。
【0041】2. 該治療剤が放出される率を調節する
ための、該容器および該治療剤の少なくとも1つに関連
した該手段が、該治療剤に浸透性を示す容器の一部を含
んでいる、第1項の移植デバイス。
【0042】3. 該浸透性部分の浸透率を調節するこ
とによって該治療剤の放出率を調節する第2項の移植デ
バイス。
【0043】4. 該浸透性部分の寸法を調節すること
によって該治療剤の放出率を調節する第2項の移植デバ
イス。
【0044】5. 該治療剤が放出される率を調節する
ための、該容器および該治療剤の少なくとも1つに関連
した該手段が、該治療剤がその中に固定されている生分
解性マトリックスを含んでいる、第1項の移植デバイ
ス。
【0045】6. 該生分解性マトリックスの生分解率
を調節することによって該放出率を調節する第5項の移
植デバイス。
【0046】7. 該容器が、巨大分子に浸透性を示さ
ない材料で構成されている第1項の移植デバイス。
【0047】8. 該治療剤が抗ムスカリン剤、抗コリ
ン作動剤、抗痙攣剤、カルシウム拮抗剤、カリウムチャ
ンネル開放剤、筋向性弛緩薬、多シナプス阻害剤、ベー
タ−アドレナリン作動性刺激薬および抗腫瘍剤から成る
群から選択される第1項の移植デバイス。
【0048】9. 該治療剤が臭化プロパンテリン、イ
ミプラミン、硫酸ヒオスシアミン、塩化オキシブチニ
ン、カルムスチン、ジシクロミンおよびテロジリンから
成る群から選択される第1項の移植デバイス。
【0049】10. 該生分解性マトリックスがポリラ
クチド、ポリ無水物、ポリグリコリッド、ポリペプチド
類、ヒアルロン酸、コラーゲン、硫酸コンドロイチン、
カルボン酸、燐脂質、多糖類、核酸、フェニルアラニ
ン、チロシン、イソロイシン、ポリヌクレオチド類、ポ
リエチレングリコールおよび蜜ろうから成る群から選択
される第5項の移植デバイス。
【0050】11. 該容器がシリンダーである第1項
の移植デバイス。
【0051】12. 巨大分子に浸透性を示さない該材
料がステンレス鋼、金、チタンおよびプラスチックから
成る群から選択される第7項の移植デバイス。
【0052】13. 該プラスチックがポリエチレン、
ポリプロピレンおよびパリレンから成る群から選択され
る第12項の移植デバイス。
【0053】14. 組織または器官の中に移植するた
めの容器、該容器の中に含まれている治療剤、および少
なくとも約3カ月の期間に渡って少なくとも約0.1μ
g/日の率で該治療剤が放出されるように、該治療剤が
該容器から該組織または器官の中に放出される率を調節
するための、該容器および該治療剤の少なくとも1つに
関連した手段、を含んでいる移植デバイスを、組織また
は器官の中に移植する段階を含む、組織または器官を治
療する方法。
【0054】15. 該治療剤が放出される率を調節す
るための、該容器および該治療剤の少なくとも1つに関
連した該手段が、該治療剤に浸透性を示す容器の一部を
含んでいる、第14項の移植方法。
【0055】16. 該浸透性部分の浸透率を調節する
ことによって該治療剤の放出率を調節する第15項の移
植方法。
【0056】17. 該浸透性部分の寸法を調節するこ
とによって該治療剤の放出率を調節する第16項の移植
方法。
【0057】18. 該治療剤が放出される率を調節す
るための、該容器および該治療剤の少なくとも1つに関
連した該手段が、該治療剤がその中に固定されている生
分解性マトリックスを含んでいる、第15項の移植方
法。
【0058】19. 該生分解性マトリックスの生分解
率を調節することによって該放出率を調節する第18項
の移植方法。
【0059】20. 該容器が、巨大分子に浸透性を示
さない材料で構成されている第14項の移植方法。
【0060】21. 該治療剤が抗ムスカリン剤、抗コ
リン作動剤、抗痙攣剤、カルシウム拮抗剤、カリウムチ
ャンネル開放剤、筋向性弛緩薬、多シナプス阻害剤、ベ
ータ−アドレナリン作動性刺激薬および抗腫瘍剤から成
る群から選択される第14項の移植方法。
【0061】22. 該治療剤が臭化プロパンテリン、
イミプラミン、硫酸ヒオスシアミン、カルムスチン、塩
化オキシブチニン、ジシクロミンおよびテロジリンから
成る群から選択される第21項の移植方法。
【0062】23. 該生分解性マトリックスがポリラ
クチド、ポリ無水物、ポリグリコリッド、ポリペプチド
類、ヒアルロン酸、コラーゲン、硫酸コンドロイチン、
カルボン酸、燐脂質、多糖類、核酸、アミノ酸、ポリヌ
クレオチド類、ポリエチレングリコールおよび蜜ろうか
ら成る群から選択される第18項の移植方法。
【0063】24. 該容器がシリンダーである第14
項の移植方法。
【0064】25. 巨大分子に浸透性を示さない該材
料がステンレス鋼、金、チタンおよびプラスチックから
成る群から選択される第20項の移植方法。
【0065】26. 該プラスチックがポリエチレン、
ポリプロピレンおよびパリレンから成る群から選択され
る第25項の移植方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、治療剤を組織もしくは器官に長期搬送
するに有効な装置の側面図である。
【図2】図2は、図1に示す装置の断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組織または器官の中に移植するための容
    器、 該容器の中に含まれている治療剤、および少なくとも約
    3カ月の期間に渡って少なくとも約0.1μg/日の率
    で該治療剤が放出されるように、該治療剤が該容器から
    該組織または器官の中に放出される率を調節するため
    の、該容器および該治療剤の少なくとも1つに関連した
    手段、を含んでいる、治療剤を組織または器官に長期搬
    送するための移植デバイス。
  2. 【請求項2】組織または器官の中に移植するための容
    器、 該容器の中に含まれている治療剤、および少なくとも約
    3カ月の期間に渡って少なくとも約0.1μg/日の率
    で該治療剤が放出されるように、該治療剤が該容器から
    該組織または器官の中に放出される率を調節するため
    の、該容器および該治療剤の少なくとも1つに関連した
    手段、を含んでいる移植デバイスを、組織または器官の
    中に移植する段階を含む、組織または器官を治療する方
    法。
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