JPH0686720A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JPH0686720A
JPH0686720A JP19069292A JP19069292A JPH0686720A JP H0686720 A JPH0686720 A JP H0686720A JP 19069292 A JP19069292 A JP 19069292A JP 19069292 A JP19069292 A JP 19069292A JP H0686720 A JPH0686720 A JP H0686720A
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Katsunori Hama
克典 濱
Masaru Nakasako
勝 中迫
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Itoki Crebio Corp
Itoki Co Ltd
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ITOOKI KK
Itoki Crebio Corp
Itoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】座体10と背もたれ部5とが梃杆3の後傾時に
連動するような椅子において、座体10に着座者の上半
身が起立状態から後傾状態に移行するとき、着座者のワ
イシャツや上衣が接する背もたれ部5にて捲り上げられ
たり、座体10に接するズボンの上部が引っ張られる等
の不都合を無くし、且つ座り心地も良好とする。 【構成】座体10の下方に位置する支持基枠2に、支軸
4にて側面視L字状の梃杆3を枢支し、付勢手段9にて
支柱部3bを起立方向に付勢する。座体10の前部を支
持基枠2の上面に支持させ、座体の後部を支持する後座
受体12を梃杆3の後支持板13に前後動自在に支持さ
せる。支持基枠2と梃杆3とに関連させた第1リンク2
0〜第4リンク32等からなる第1連動機構15にて転
子点Tを中心として背もたれ部5を回動させる。それに
連動する第5リンク39を介して、後傾時の着座者の座
骨の回動に応じて後座受体12を後支持板13に沿わせ
て前方に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間工学的にみて座り
心地の良い椅子の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開平3−60607
号公報において、椅子の支持枠体上に配置する座体を、
前座受体とこれに屈曲及び伸縮可能に連結した後座受体
とよにり構成し、前座受体と後座受体とを側面視X字状
に交叉させた一対のリンクを介して前記支持枠体に連結
し、支持枠体と前記前後座受体との間に、当該各座受体
をそれぞれ上向き付勢するバネを設け、また、後座受体
と支持枠体の後部とに円弧状のガイド溝をそれぞれ穿設
し、この両ガイド溝に背もたれ支持杆の下部を沿わせて
移動可能にピン連結する構成を提案した。
【0003】この構成によれば、座体に座る着座者のヒ
ップポイントを中心にして背もたれ部が後傾回動するよ
うに、背もたれ支持杆を後傾回動させると同時に、後座
受体も連動して後傾動させることを意図するものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、座り心地が
良い椅子を人間工学的に考察すると、椅子の座体に着座
した人の上半身が起立状態であるときと、後傾したとき
とで、背もたれ部及び座体に対する前記ヒップポイント
(転子点)の位置がずれないことであるといわれてい
る。
【0005】即ち、図1に示すように、ヒップポイント
は、大腿骨102上端の大転子の位置(転子点:T)で
あって、着座者Mの上半身が背もたれ部100にもたれ
掛かるとき、この転子点Tを中心に、当該着座者Mの骨
盤101は、その下部が前方に移動する方向に回動する
といわれている。しかしながら、着座者Mの骨盤101
のうち座骨の下端Kは座体(座のクッション)103の
上面後部に接触しているため、上半身の起立状態から後
傾状態に移るとき、前記骨盤101の回動にて臀部下面
側と座体103のクッションとの間で相対的移動が起こ
ると、座体102に接するズボンの上部が引っ張られる
等の不都合が起こる。
【0006】また、前記座体103が前方に移動しない
ときには、着座者Mの骨盤101のうち座骨の下端Kが
座体(座のクッション)103の上面後部に接触してい
ると、当該座骨の下端K点を中心にして骨盤101が回
動することになり、前記転子点Tは、上半身の起立状態
から後傾状態に移るのに応じて後方に移動することにな
り、座り心地が悪くなる。
【0007】一方、ヒップポイント(転子点:T)の位
置が、背もたれ部100及び座体103の両者に対して
ずれないとき、換言すると、背もたれ部100及び座体
103の両者が後傾する前と後とで転子点Tの位置が変
位しないときには、上半身が起立状態から後傾状態に移
行するとき、着座者のワイシャツや上衣が接する背もた
れ部により捲り上げられたり、座体に接するズボンの上
部が引っ張られる等の不都合がなくなり、且つ座り心地
も良好となる。
【0008】そこで、本発明は、座体と背もたれ部とが
後傾時に連動するような椅子において、座り心地の良
い、且つ着座者の衣服に対するずれ等も生じないよう
な、人間工学的に優れた椅子を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、椅子における座体の下方に位置する支
持基枠と、該支持基枠に上下回動可能に枢支されて後方
に延び、且つ背もたれ部の背面側に延びる側面視略L字
状の梃杆と、前記梃杆を起立方向に付勢する弾力付勢手
段とからなり、前記座体の前部を支持基枠の上面に支持
させ、座体の後部を支持する後座受体を前記梃杆の支持
部に前後動自在に支持させ、前記背もたれ部へもたれ掛
ける荷重により梃杆が後傾するとき、座体上の着座者に
おける転子点を中心として前記背もたれ部を回動させる
第1連動機構を、前記梃杆と支持基枠とに関連させて設
ける一方、後傾時の着座者の座骨の回動に応じて前記後
座受体を前記梃杆の支持部に沿わせて前方に移動させる
第2連動機構を、前記第1連動機構または梃杆に、その
動きと連動するように連結したものである。
【0010】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例について説明
する。図2〜図5は第1実施例の椅子を示し、椅子の脚
体1上端には、上面及び後方を開放した箱状の支持基枠
2を固定する。側面視L字状の左右一対の梃杆3,3
は、その各水平部3aの前部を支持基枠2に支軸4を介
して上下回動可能に枢支し、水平部3aの後部を前記支
持基枠2の後方に延長し、水平部3aの後端から上向き
に延びる支柱部3bの前方には、後述する背もたれ部5
を配置する。
【0011】前記支持基枠2の前部内側には、ピン6を
中心に上下回動する押圧レバー7を後向きに設け、該押
圧レバー7の先端を、前記一対の梃杆3,3の前部上面
の接当部8に接当させ、且つコイルバネ、またはガスス
プリング等からなる付勢力強弱調節可能な付勢手段9に
て、押圧レバー7を介して梃杆3の支柱部3bが略垂直
状の起立状態となるように付勢する。
【0012】図2の一点鎖線で示すクッション性を有す
る座体10の前部は、支持基枠2の上面前部の前支持板
11にて支持される。該座体10の後部は、後座受体1
2に取付く。そして、前記一対の梃杆3,3の水平部3
a,3aにわたって立設する後支持板13にスライダ1
4を介して前後移動のみ可能に装着されている。背もた
れ部5は、本実施例では着座者Mの背中及び腰椎を支持
するようなシェル状に形成されている。
【0013】次に、前記背もたれ部5へもたれ掛ける荷
重により梃杆3が後傾するとき、座体10上の着座者M
における転子点Tを中心として前記背もたれ部5を回動
させる第1連動機構15と、後傾時の着座者の座骨の回
動に応じて前記後座受体12を前記梃杆3の後支持板1
3に沿わせて前方に移動させる第2連動機構16につい
て説明する。
【0014】まず、第1連動機構16において、背もた
れ部5に後向きに取付く左右一対の上ブラケット17,
17には、上下に長い円弧状の第1案内溝18を有し、
左右梃杆3,3の支柱部3b,3b上端部に横向きに突
出する第1ピン19,19を前記第1案内溝18,18
に嵌挿する。側面視L字状の左右一対の第1リンク20
の中途部を梃杆3,3の支柱部3bの下部に固定した第
2ピン21に回動自在に枢着させる。
【0015】この左右対の第1リンク20,20の先端
部と中途とに上下一対の上下長穴22,23を穿設し、
これらの長穴22,23に挿通する第3ピン24,第4
ピン25は第2リンク26に取付いて一体的に移動でき
るものである。そして、背もたれ部5の下部に後向きに
取付く左右一対の下ブラケット27,27に、前記第3
ピン24の左右両端部を回動自在に枢支する。前記第4
ピン25の左右両端部は、左右両梃杆3,3における支
柱部3b,3bから前向きにそれぞれ突出する側面視三
角状の支持ブラケット28に穿設した下向き凸円弧状の
第2案内溝29に挿通させる。
【0016】前記左右両第1リンク20,20の下端に
横向きに突出させた第5ピン30に短い第3リンク31
を連結し、この第3リンクの下端と、左右対の長い第4
リンク32,32の上端とを第6ピン33にて連結す
る。一対の第4リンク32,32の上下中途部は、左右
両梃杆3,3の水平部に枢支した枢支軸34に回動自在
に支持されており、一対の第4リンク32,32の下端
を前記支持基枠2に後向きに突出するブラケット35に
前後長手に形成した第3案内溝36に摺動ピン37を介
して前後摺動自在に軸支する。なお、補助ばね38は、
梃杆3の支柱部3bと第3ピン24等との間に装架し、
支柱部3bが起立状態に復帰するとき、背もたれ部5も
起立状態(元の姿勢)に復帰させるためのものである
が、前記各リンクが機械的ロスが少なく円滑に動く場合
には不要である。
【0017】この第1連動機構15にて、座体10に着
座者Mが背もたれ部5にもたれ掛けることにより、付勢
手段9の付勢力に抗して梃杆3の支柱部3bが支軸4を
中心に後傾回動すると、この動きに応じて、背もたれ部
5は、着座者Mの転子点Tを中心にして回動する。即
ち、図5に示すように、左右一対の梃杆3,3の水平部
3a,3aの後部が下向きに回動すると、第4リンク3
2の下端の摺動ピン37は支持基枠2における第3案内
溝36に沿って椅子の前方向に移動する。この動きに応
じて第4リンク32、第3リンク31を介して第1リン
ク20は、第2ピン21を中心にして前向きに回動す
る。
【0018】このとき、梃杆3の支柱部3bに設けたブ
ラケット35における下向き凸円弧状の第2案内溝29
に沿うように第4ピン25が移動する。背もたれ部5に
おける下ブラケット27を、第2リンク26にて連結さ
れて第4ピン25と一体的に動く第3ピン24を介し
て、下向きに引き寄せる。背もたれ部5の上ブラケット
17は支柱部3bの第2ピン19は第1案内溝18とに
より所定の軌跡を描いて下降する。
【0019】これにより、梃杆3は姿勢固定的な支持基
枠2の支軸4を中心に後傾回動するが、第1連動機構1
5における前記第2案内溝29の形状にて修正されて、
背もたれ部5は着座者Mの転子点Tを中心にして回動す
ることができる。次に、第2連動機構16について説明
する。前記左右一対の梃杆3,3における水平部a,3
aに取付く枢支軸34に、側面視「く」字状の左右一対
の第5リンク39,39のそれぞれの下端を回動自在に
枢支する。各第5リンク39の上部側に長手の第4案内
溝40を形成し、該第4案内溝40に、前記左右一対の
第1リンク20の中途部に枢着した第7ピン41を挿通
する一方、左右両第5リンク39の中途部に横向きに連
結した第8ピン42を、後座受体12の後端に取付く左
右一対のブラケット43,43の各上下長穴44,44
に挿通する。
【0020】このように構成すると、梃杆3における水
平部3bが下向きに回動するとき、前記第1リンク20
の上部側が前方向に回動する動きに連動して第5リンク
39の上部が前方向に回動し、この動きにて、後座受体
12は後支持板13に沿って前方に移動する。前記後座
受体12の前移動と梃杆3の水平部3b自体の下向き移
動との総和により、実施例では、梃杆3が支軸4を中心
に略30度後傾回動すると、後座受体12は略30ミリ
メートル前方に移動すると共に、前記座骨の下端Kと座
体10との接当点箇所で略10ミリメートル下降するこ
とになる。好ましい実施例では、背もたれ部5の後傾動
(ロッキング)に応じて、後座受体12が前方に20〜
30ミリメートル移動し、且つ下方に略10ミリメート
ル下降動しつつ後傾するように構成する。また、実施例
では、背もたれ部5の角度2度の後傾に応じて後座受体
12を角度1度後傾させるように設計してある。
【0021】図6から図9は第2実施例を示し、支持基
枠2に対する左右一対の梃杆3,3の支軸4関係及び梃
杆3の支柱部3bを起立状態に付勢する付勢手段9、ピ
ン6を中心に上下回動する押圧レバー7等は前記第1実
施例と略同じであるので詳細な説明は省略する。本実施
例における前記背もたれ部5へもたれ掛ける荷重により
梃杆3が後傾するとき、座体10上の着座者Mにおける
転子点Tを中心として前記背もたれ部5を回動させる第
1連動機構50と、後傾時の着座者の座骨の回動に応じ
て前記後座受体12を前記梃杆3の後支持板13に沿わ
せて前方に移動させる第2連動機構51とについて説明
する。
【0022】第1連動機構50は、5つの左右対のリン
クからなる。即ち、左右一対の梃杆3,3における支柱
部3b,3bの上部に第1ピン52にて枢支された側面
視L字状の第1リンク53の上部は、着座者Mの背中の
曲面に略沿うように形成されたシェル状の背もたれ部5
の後面上部に取付く上ブラケット54と第2ピン55に
て枢着されている。
【0023】背もたれ部5の後面下部に取付く下ブラケ
ット56の上下長手の第1案内溝57を介して側面視略
L字状の第2リンク58の上端の第3ピン59に挿通さ
せる。第2リンク58の下端を支柱部3b,3bの下部
寄り部位に第4ピン60にて枢支する。また、前記第1
リンク53と第2リンク58とを、連結リンク61と第
5ピン62、第6ピン63を介して連動連結する。この
場合、第3ピン59から第4ピン60までの長さと、第
5ピン62から第6ピン63までの長さが等しく、且つ
第3ピン59から第5ピン62までの長さと、第4ピン
60から第6ピン63までの長さが等しい側面視平行四
辺形のリンク機構を構成する。
【0024】次いで、前記第6ピン63箇所に枢支され
た短い長さの第3リンク64の下端を上下長手の第4リ
ンク65と第7ピン66で枢支する。第4リンク65の
上下中途部を、第8ピン67を介して、梃杆3の水平部
3aの後部寄り部位に枢支する。第4リンク65の下端
は、支持基枠2の左右側面後部に前後長手に穿設された
第2案内溝69に対して前後摺動自在に挿通させた摺動
ピン68にて軸支する。
【0025】この構成にて、前記背もたれ部5へもたれ
掛ける荷重により、梃杆3が前方の枢支軸4を中心に後
傾回動すると、前記第1連動機構50における第4リン
ク65の下端の摺動ピン68は第2案内溝69に沿って
前移動し、第4リンク65の上部側が第8ピン67を中
心にして後向き回動する。この動きを、第3リンク6
4、連結リンク61を介して第2リンク58及び第1リ
ンク53の回動運動に変換する。そして、これら第2リ
ンク58及び第1リンク53の回動にて背もたれ部5
を、座体10上の着座者Mにおける転子点Tを中心とし
て回動させるのである。
【0026】第2連動機構51における左右一対の第5
リンク71、71は、梃杆3の水平部3a箇所の枢支軸
70を中心に回動自在に枢支し、該各第5リンク71の
下端の第9ピン73を支持基枠2の中途部側面に穿設し
た第3案内溝72に前後摺動自在に挿通する。前記左右
一対の梃杆3,3の水平部3a,3aに立設した後支持
板13に沿わせてスライダ14を介して前後動自在に支
持された後座受体12には、左右一対の下向きブラケッ
ト74,74を突設し、各下向きブラケット74に穿設
した上下長手の第4案内溝75に第10ピン76を挿通
させる。
【0027】この構成により、左右一対の梃杆3,3が
その前部で支軸4を中心にして後傾下向き回動すると、
これと一体的に動く後支持板13に前後移動可能に支持
された後座受体12は、第2連動機構51における第5
リンク71の下端が第4案内溝75に沿って動き、この
動きは第5リンク71と下向きブラケット74とを介し
て後座受体12が前方向に移動する動きに伝達される。
【0028】従って、この実施例においても、前記後座
受体12の前移動と梃杆3の水平部3b自体の下向き移
動との総和により、梃杆3が支軸4を中心に後傾回動す
ると、後座受体12は前方に所定距離だけ移動すると共
に、前記座骨の下端Kと座体10との接当点箇所で所定
値だけ下降することになる。これらの値は、前記第1実
施例と同様に設定している。
【0029】なお、前記第2実施例では、後座受体12
の前端を前座受体77の後端に屈曲自在に連設し、後座
受体12の動きを吸収すべく、前支持板11に対して前
座受体77を前後動自在に支持せしめているが、前座受
体77と後座受体12とを分離させても良いことはいう
までもない。
【0030】
【発明の作用・効果】以上説明したように、本発明で
は、椅子における座体の下方に位置する支持基枠と、該
支持基枠に上下回動可能に枢支されて後方に延び、且つ
背もたれ部の背面側に延びる側面視略L字状の梃杆と、
前記梃杆を起立方向に付勢する弾力付勢手段とからな
り、前記座体の前部を支持基枠の上面に支持させ、座体
の後部を支持する後座受体を前記梃杆の支持部に前後動
自在に支持させ、前記背もたれ部へもたれ掛ける荷重に
より梃杆が後傾するとき、座体上の着座者における転子
点を中心として前記背もたれ部を回動させる第1連動機
構を、前記梃杆と支持基枠とに関連させて設ける一方、
後傾時の着座者の座骨の回動に応じて前記後座受体を前
記梃杆の支持部に沿わせて前方に移動させる第2連動機
構を、前記第1連動機構または梃杆に、その動きと連動
するように連結したもので、これにより、前記転子点の
位置が、背もたれ部及び座体の両者に対してずれない。
換言すると、背もたれ部及び座体の両者が後傾する前と
後とで転子点の位置が変位しない。
【0031】従って、本発明では、座体と背もたれ部と
が後傾時に連動するような椅子においても、椅子の座体
に着座する人の上半身が起立状態から後傾状態に移行す
るとき、着座者のワイシャツや上衣が接する背もたれ部
により捲り上げられたり、座体に接するズボンの上部が
引っ張られる等の不都合がなくなり、且つ座り心地も良
好となる、という人間工学的に優れた椅子を提供するこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】着座者の上半身の起立状態と後傾状態とで、着
座者の骨盤と、椅子の座体及び背もたれ部とに対する位
置関係の変化を示す側面説明図である。
【図2】第1実施例の椅子の側断面図である。
【図3】図2の III−III 矢視背面図である。
【図4】第1実施例の部品の斜視図である。
【図5】後傾状態の側面図である。
【図6】図7のVI−VI矢視で示す第2実施例の椅子の側
断面図である。
【図7】図6のVII −VII 矢視背面図である。
【図8】各部品の斜視図である。
【図9】後傾状態の側断面図である。
【符号の説明】
2 支持基枠 3,3 梃杆 3a 水平部 3b 支柱部 4 支軸 5 背もたれ部 9 付勢手段 10 座体 12 後座受体 13 後支持板 15,50 第1連動機構 16,51 第2連動機構 39,71 第5リンク 77 前座受体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子における座体の下方に位置する支持
    基枠と、該支持基枠に上下回動可能に枢支されて後方に
    延び、且つ背もたれ部の背面側に延びる側面視略L字状
    の梃杆と、前記梃杆を起立方向に付勢する弾力付勢手段
    とからなり、前記座体の前部を支持基枠の上面に支持さ
    せ、座体の後部を支持する後座受体を前記梃杆の支持部
    に前後動自在に支持させ、前記背もたれ部へもたれ掛け
    る荷重により梃杆が後傾するとき、座体上の着座者にお
    ける転子点を中心として前記背もたれ部を回動させる第
    1連動機構を、前記梃杆と支持基枠とに関連させて設け
    る一方、後傾時の着座者の座骨の回動に応じて前記後座
    受体を前記梃杆の支持部に沿わせて前方に移動させる第
    2連動機構を、前記第1連動機構または梃杆に、その動
    きと連動するように連結したことを特徴とする椅子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001064080A1 (fr) * 2000-02-29 2001-09-07 Takano Co., Ltd. Dispositif de verrouillage d'une chaise
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