JPH0686497U - 合成樹脂製灰皿 - Google Patents

合成樹脂製灰皿

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JPH0686497U
JPH0686497U JP3315993U JP3315993U JPH0686497U JP H0686497 U JPH0686497 U JP H0686497U JP 3315993 U JP3315993 U JP 3315993U JP 3315993 U JP3315993 U JP 3315993U JP H0686497 U JPH0686497 U JP H0686497U
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JP
Japan
Prior art keywords
ashtray
resin
outer member
synthetic resin
inner member
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Pending
Application number
JP3315993U
Other languages
English (en)
Inventor
大橋和男
Original Assignee
関東プラスチック工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 関東プラスチック工業株式会社 filed Critical 関東プラスチック工業株式会社
Priority to JP3315993U priority Critical patent/JPH0686497U/ja
Publication of JPH0686497U publication Critical patent/JPH0686497U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 難燃性樹脂と熱可塑性樹脂とから灰皿を構成
することによって、半永久的な名入れやマーク入り、さ
らには絵付けが可能な灰皿を得る。 【構成】 灰皿の外観を形成する外側部材1と、灰皿の
内面を形成する内側部材2とからなる。外側部材1は熱
可塑性樹脂により内側部材2は難燃性樹脂によりそれぞ
れ形成する。その両方はインサート成形による外側部材
1の射出成形時に一体に結合されている。またそれら部
材の接合面に絵付け、表示等を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、合成樹脂による喫煙用の灰皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の合成樹脂を用いた灰皿としては、全体をメラミン樹脂などの熱硬化性樹 脂により成形した灰皿、熱硬化性樹脂とステンレスとの複合体による灰皿などが 知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような合成樹脂製の灰皿は、機能的に特に問題はなく、また着色も自由に 行えることから室内などの装飾物としても、それなりの効果を奏するものである が、ギフト用や業務用として希望される名入れやマーク入れ、絵付けなどでは、 その殆どが表面に施されることから、摩擦によって消え易く、その部分が汚れと して残るようなことが多い。
【0004】 またステンレスとの複合体では、主体が成形性を有する合成樹脂であっても加 工性の問題から形状に制限を受け易く、全体を合成樹脂により成形した場合のよ うに形成することができないなどの課題を有する。
【0005】 この考案は、上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その 目的は難燃性樹脂と熱可塑性樹脂とから灰皿を構成することによって、希望によ り名入れやマーク入り、さらには絵付けなどができ、しかもそれらが途中で消え ることなく半永久的に残る新たな合成樹脂製の灰皿を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの考案は、灰皿の外観を形成する外側部材を熱可塑性樹脂に より形成し、また灰皿の内面を形成する内側部材を難燃性樹脂により形成し、そ れら両方をインサート成形による外側部材の射出成形時に一体に結合して灰皿を 構成してなるものである。
【0007】 またこの考案では、外側部材と内側部材のいずれか一方または両方を透明樹脂 により形成し、これによりそれら部材の接合面に施した表示や絵付け等の表出を 可能とするものでもある。
【0008】
【作 用】
上記構成の灰皿では、全体が成形可能な合成樹脂により構成されているので、 灰皿の外観形状に制限を受けず自由にデザインすることができる。また灰皿の内 面が難燃性樹脂により形成されるので、合成樹脂製であっても煙草の火により溶 融することがなく、外側部材と内側部材の樹脂が異なっていても、外側部材の射 出成形により両方を一体に結合するので、衝撃にも強く使用中に分離するような ことがない。
【0009】 さらにまた外側部材と内側部材との接合面に施された表示や絵付け等は、灰皿 内に封入された状態にあって外部に露出することが無いので、清掃時の摩擦によ り消え去ることがなく、初期の状態を長く維持して広告、宣伝などに役立つ。
【0010】
【実施例】
図中1は灰皿の外観を形成する外側部材で、アクリル樹脂などの透明な熱可塑 性樹脂を射出成形したものからなる。
【0011】 2は灰皿の内面を形成する内側部材で、メラミン樹脂、ガラス繊維強化プラス チック等の透明な難燃性樹脂を圧縮成形、接触圧成形等により成形したものから なる。
【0012】 3は絵付け用の模様、4はネームなどで、内側部材2の接合面となる外面にフ ォイル、パッド印刷、転写等により施されている。
【0013】 上記外側部材1と内側部材2との複合体からなる灰皿の成形は、予め圧縮成形 した内側部材2を外側部材成形用の金型にインサートして行う。このインサート は、図面では省略したが、内側部材2を金型のコア側に減圧吸着するか、または 両面テープにより貼着するかして行う。しかるのちに型閉じを行って内側部材2 が型面の一部をなすキャビティを形成し、そのキャビティに熱可塑性樹脂を射出 充填して外側部材1を成形する。この成形により内側部材2とそこに射出成形さ れた外側部材1とは一体化され、分離困難な単一の灰皿となる。
【0014】 また絵付け等を行う場合には、そこに用いる材料樹脂を透明なものとし、成形 された内側部材2の接合面となる外面の所要箇所に、模様3やネーム4等を印刷 しておく、外側部材1の射出成形に当たっては、それらを施した外面によって金 型のキャビティの型面が形成されることから、外側部材1の射出成形により模様 3やネーム4は外側部材1の内側に隠蔽された状態で位置することになり、その 外側部材1が透明樹脂による場合には灰皿の外側面に表出し、また内側部材2が 透明樹脂によるときには、図示のように内側に透いて見えるようになる。
【0015】
【考案の効果】
この考案は上述のように、灰皿の外観を形成する外側部材1と、灰皿の内面を 形成する内側部材2とからなり、上記外側部材1は熱可塑性樹脂により内側部材 2は難燃性樹脂によりそれぞれ形成し、その両方をインサート成形による外側部 材1の射出成形時に一体に結合して合成樹脂製灰皿を構成し、それら部材の接合 面に絵付け、表示等を可能としたことから下記効果を有する。
【0016】 ・灰皿全体が合成樹脂であっても内面が難燃性樹脂により形成されるので、消防 法に定められた灰皿としての規定を充分に満たし、長期にわたる使用にも安全で ある。
【0017】 ・形状の成形に制限を受けないので室内の装飾物としてのデザインがし易く、着 色も自由にできるのでカラフルな製品とすることができ、そこに用いる合成樹脂 によってはガラスと同じような審美観を持たせることができる。
【0018】 ・透明樹脂の採用により部材内に施した名入れや絵付けを灰皿の内外面に表出す ることができ、また摩擦によりそれらは消えることなく半永久的に初期の状態を 維持するので、ギフト用或は業務用に頗る具合がよく、灰皿による広告、宣伝効 果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る合成樹脂製灰皿の縦断面図で
ある。
【図2】 同じく平面図である。
【符号の説明】
1 外側部材 2 内側部材 3 絵付け用の模様 4 マーク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灰皿の外観を形成する外側部材と、灰皿
    の内面を形成する内側部材とからなり、上記外側部材は
    熱可塑性樹脂により内側部材は難燃性樹脂によりそれぞ
    れ形成され、かつその両方はインサート成形による外側
    部材の射出成形時に一体に結合されていることを特徴と
    する合成樹脂製灰皿。
  2. 【請求項2】 外側部材と内側部材のいずれか一方また
    は両方は透明樹脂により形成され、それら部材の接合面
    に絵付け、表示等を有することを特徴とする請求項1記
    載の合成樹脂製灰皿。
JP3315993U 1993-05-28 1993-05-28 合成樹脂製灰皿 Pending JPH0686497U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57791U (ja) * 1980-05-30 1982-01-05
JPS6437435U (ja) * 1987-08-31 1989-03-07
JP4135834B2 (ja) * 1998-12-25 2008-08-20 株式会社フジシールインターナショナル 包装体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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