JPH0685982B2 - 水平連続鋳造におけるタンディッシュとモールドの接続方法 - Google Patents
水平連続鋳造におけるタンディッシュとモールドの接続方法Info
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- JPH0685982B2 JPH0685982B2 JP2211497A JP21149790A JPH0685982B2 JP H0685982 B2 JPH0685982 B2 JP H0685982B2 JP 2211497 A JP2211497 A JP 2211497A JP 21149790 A JP21149790 A JP 21149790A JP H0685982 B2 JPH0685982 B2 JP H0685982B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、水平連続鋳造におけるタンディッシュとモ
ールドの接続方法に関する。
ールドの接続方法に関する。
この発明は炭素鋼、ステンレス鋼、その他金属の水平連
続鋳造に利用される。
続鋳造に利用される。
[従来の技術] 水平連続鋳造装置は設備費、設置面積が垂直連続鋳造装
置に比べて少なくてすみ、また溶鋼静鉄圧による応力発
生が小さく、かつ鋳造方向に対して均一等の特徴があ
る。したがって、近年、ビレットなどの鋳造に水平連続
鋳造装置が実用化されている。
置に比べて少なくてすみ、また溶鋼静鉄圧による応力発
生が小さく、かつ鋳造方向に対して均一等の特徴があ
る。したがって、近年、ビレットなどの鋳造に水平連続
鋳造装置が実用化されている。
第5図は、一般的な水平連続鋳造装置の主要部の縦断面
を示している。図面に示すように、水平連続鋳造装置は
タンディッシュ11とモールド18とはタンディッシュノズ
ル12、スライディングノズル13およびフィールドノズル
15を介して連結している。タンディッシュ11、タンディ
ッシュノズル12、スライディングノズル13およびフィー
ルドノズル15は、それぞれジルコン質やアルミナ質等の
通常の耐火物で作られている。モールド18は銅製であっ
て、冷却水流路19を貫流する冷却水Wによって冷却され
ている。モールド18の入側にはブレークリング16が装着
されている。ブレークリング16は、窒化ほう素、窒化け
い素などの耐熱性セラミックスで作られている。モール
ド18の入口とブレークリング16とはテーパーが付いてお
り、タンディッシュ11とモールド18とが連結される際
に、ブレークリング16はモールド入口に圧入される。く
さび作用によってモールド18とブレークリング16との接
合面に面圧が発生し、両者間のシールを保持する。な
お、銅製モールド18に続いて配置されたモールド21はグ
ラファイト製である。また、装置によっては、上記スラ
イディングノズル13およびグラファイト製モールド21を
備えていないものもある。
を示している。図面に示すように、水平連続鋳造装置は
タンディッシュ11とモールド18とはタンディッシュノズ
ル12、スライディングノズル13およびフィールドノズル
15を介して連結している。タンディッシュ11、タンディ
ッシュノズル12、スライディングノズル13およびフィー
ルドノズル15は、それぞれジルコン質やアルミナ質等の
通常の耐火物で作られている。モールド18は銅製であっ
て、冷却水流路19を貫流する冷却水Wによって冷却され
ている。モールド18の入側にはブレークリング16が装着
されている。ブレークリング16は、窒化ほう素、窒化け
い素などの耐熱性セラミックスで作られている。モール
ド18の入口とブレークリング16とはテーパーが付いてお
り、タンディッシュ11とモールド18とが連結される際
に、ブレークリング16はモールド入口に圧入される。く
さび作用によってモールド18とブレークリング16との接
合面に面圧が発生し、両者間のシールを保持する。な
お、銅製モールド18に続いて配置されたモールド21はグ
ラファイト製である。また、装置によっては、上記スラ
イディングノズル13およびグラファイト製モールド21を
備えていないものもある。
モールド18内に供給された溶湯Mはモールド内周面によ
り冷却され、凝固殻Sを形成する。凝固殻Sの形成は、
ブレークリング16より開始する。溶湯Mが凝固して形成
された鋳片Kは、モールド18出側からピンチロールなど
の引抜き装置(図示しない)により間欠的に引き抜かれ
る。鋳片Kを間欠的に引き抜くと、ブレークリング16と
凝固殻Sの端との間に空隙が生じ、その空隙に新たに溶
湯Mが流れ込み、新たな凝固殻Sを生成する。
り冷却され、凝固殻Sを形成する。凝固殻Sの形成は、
ブレークリング16より開始する。溶湯Mが凝固して形成
された鋳片Kは、モールド18出側からピンチロールなど
の引抜き装置(図示しない)により間欠的に引き抜かれ
る。鋳片Kを間欠的に引き抜くと、ブレークリング16と
凝固殻Sの端との間に空隙が生じ、その空隙に新たに溶
湯Mが流れ込み、新たな凝固殻Sを生成する。
また、ノズル、ブレークリングあるいはモールドの交
換、保守などを容易とするために、タンディッシュおよ
びモールドが相対的に可動できる装置を備えている。こ
のような装置では、可動側が油圧シリンダなどにより前
進駆動されて固定側に連結される。たとえば、特開昭58
−168457公報で開示された水平連続鋳造装置では、モー
ルドが固定された台車に連結シリンダが取り付けられて
おり、連結シリンダのピストンロッドはタンディッシュ
側に連結されている。連結シリンダを駆動すると、モー
ルドはタンディッシュ側に引き寄せられ、ノズルを介し
てモールドはタンディッシュに連結される。
換、保守などを容易とするために、タンディッシュおよ
びモールドが相対的に可動できる装置を備えている。こ
のような装置では、可動側が油圧シリンダなどにより前
進駆動されて固定側に連結される。たとえば、特開昭58
−168457公報で開示された水平連続鋳造装置では、モー
ルドが固定された台車に連結シリンダが取り付けられて
おり、連結シリンダのピストンロッドはタンディッシュ
側に連結されている。連結シリンダを駆動すると、モー
ルドはタンディッシュ側に引き寄せられ、ノズルを介し
てモールドはタンディッシュに連結される。
上記のような水平連続鋳造装置では、タンディッシュと
モールドとを接続する際、適切な接合力で接続しなけれ
ばならない。つまり、ノズルどうし、ノズルとブレーク
リング、またはブレークリングとモールドとの接合面に
適切な面圧が生じるように接続しなければならない。こ
れらの接合面圧が低くすぎると溶湯が漏れ、高かすぎる
とノズルまたはブレークリングが破損する虞れがある。
特に、モールドとはめ合うブレークリングは、強度が2
〜10kg/mm2程度と低いため破損または小亀裂を生じやす
い。
モールドとを接続する際、適切な接合力で接続しなけれ
ばならない。つまり、ノズルどうし、ノズルとブレーク
リング、またはブレークリングとモールドとの接合面に
適切な面圧が生じるように接続しなければならない。こ
れらの接合面圧が低くすぎると溶湯が漏れ、高かすぎる
とノズルまたはブレークリングが破損する虞れがある。
特に、モールドとはめ合うブレークリングは、強度が2
〜10kg/mm2程度と低いため破損または小亀裂を生じやす
い。
上記従来の水平連続鋳造装置では、連結シリンダの駆動
力を適宜に設定することによって、連結管(フィードノ
ズルに相当する)とスライディングノズルの接合力を調
整する。
力を適宜に設定することによって、連結管(フィードノ
ズルに相当する)とスライディングノズルの接合力を調
整する。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の水平連続鋳造装置では、連結シリンダにより
台車すなわちモールドを移動する。したがって、連結シ
リンダの出力およびストロークを大きくせねばならず、
連結シリンダによる接合時ブレークリングの破損を生じ
る。一方台車上にタンディッシュを載せタンディッシュ
を移動する場合も、その出力はブレークリングの強度を
上回ることが多く、同様に破損の恐れが高い。特にスト
ランドが複数の場合、移動するための出力はさらに高く
なり、ノズルどうし、ノズルとブレークリング、または
ブレークリングとモールドとの接合面の適切な面圧を保
つことは困難であった。
台車すなわちモールドを移動する。したがって、連結シ
リンダの出力およびストロークを大きくせねばならず、
連結シリンダによる接合時ブレークリングの破損を生じ
る。一方台車上にタンディッシュを載せタンディッシュ
を移動する場合も、その出力はブレークリングの強度を
上回ることが多く、同様に破損の恐れが高い。特にスト
ランドが複数の場合、移動するための出力はさらに高く
なり、ノズルどうし、ノズルとブレークリング、または
ブレークリングとモールドとの接合面の適切な面圧を保
つことは困難であった。
そこで、この発明は、適切な接続力でタンディッシュと
モールドとを接続することができる接続方法を提供しよ
うとするものである。
モールドとを接続することができる接続方法を提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] この発明の水平連続鋳造におけるタンディッシュとモー
ルドとの接続方法は、タンディッシュとモールドとの相
対的位置決めをするストッパを設ける。ついで、ノズル
およびブレークリングのタンディッシュまたはモールド
からの露出長さを実測し、接合力が実質的に0で接合し
た状態におけるタンディッシュとモールドとの間隔を上
記実測値に基づいて求める。求めた間隔となるように、
上記ストッパを設定する。つぎに、タンディッシュまた
はモールドを鋳造方向に垂直な面でのずれを修正する力
を含む比較的大きな駆動力で前進させてストッパに突き
当った位置で停止させる。そして、前進駆動力を消勢し
た状態でストッパを解除し、所期の接合力を得るべく設
定された駆動圧力でタンディッシュまたはモールドをブ
レークリングを破損せず、かつ連結管とスライディング
ノズル間で湯洩れを生じない面圧に相当する比較的小さ
な駆動力で再び前進させてタンディッシュとモールドと
の間の接合力を調整する。
ルドとの接続方法は、タンディッシュとモールドとの相
対的位置決めをするストッパを設ける。ついで、ノズル
およびブレークリングのタンディッシュまたはモールド
からの露出長さを実測し、接合力が実質的に0で接合し
た状態におけるタンディッシュとモールドとの間隔を上
記実測値に基づいて求める。求めた間隔となるように、
上記ストッパを設定する。つぎに、タンディッシュまた
はモールドを鋳造方向に垂直な面でのずれを修正する力
を含む比較的大きな駆動力で前進させてストッパに突き
当った位置で停止させる。そして、前進駆動力を消勢し
た状態でストッパを解除し、所期の接合力を得るべく設
定された駆動圧力でタンディッシュまたはモールドをブ
レークリングを破損せず、かつ連結管とスライディング
ノズル間で湯洩れを生じない面圧に相当する比較的小さ
な駆動力で再び前進させてタンディッシュとモールドと
の間の接合力を調整する。
ストッパは、たとえばタンディッシュに対して出入可能
なようにしてモールド側にロッドが取り付けられてお
り、ロッドの先端にタンディッシュ側が突き当たるよう
になっている。ロッドの長さを調整して、タンディッシ
ュとモールドとの間の間隔を調整する。ストッパは、タ
ンディッシュまたはモールドのいずれの側に取り付けて
もよい。
なようにしてモールド側にロッドが取り付けられてお
り、ロッドの先端にタンディッシュ側が突き当たるよう
になっている。ロッドの長さを調整して、タンディッシ
ュとモールドとの間の間隔を調整する。ストッパは、タ
ンディッシュまたはモールドのいずれの側に取り付けて
もよい。
タンディッシュを前進させるには、たとえばタンディッ
シュに連結された油圧シリンダを用いる。ストッパを解
除するには、ストッパを取り外すか、あるいはストッパ
を後退させる。
シュに連結された油圧シリンダを用いる。ストッパを解
除するには、ストッパを取り外すか、あるいはストッパ
を後退させる。
タンディッシュとモールドとの間の接合力を調整するに
は、タンディッシュまたはモールドに取り付けられた油
圧あるいは空圧シリンダの供給圧力を調整する。タンデ
ィッシュの位置決め用駆動装置と接合力調整用駆動装置
とは、互いに独立した装置であることが望ましい。
は、タンディッシュまたはモールドに取り付けられた油
圧あるいは空圧シリンダの供給圧力を調整する。タンデ
ィッシュの位置決め用駆動装置と接合力調整用駆動装置
とは、互いに独立した装置であることが望ましい。
ストランドが複数の鋳造装置では、接合力の調整はスト
ランドごとに行なう。したがって、ストッパおよび接合
力調整用駆動装置は、ストランドごとに設ける。なお、
ストランドが複数であっても、タンディッシュは1基で
あるのが普通である。この場合も同様の操作で迅速に、
かつ適切な接続力でタンディッシュとモールドを接続す
ることができる。
ランドごとに行なう。したがって、ストッパおよび接合
力調整用駆動装置は、ストランドごとに設ける。なお、
ストランドが複数であっても、タンディッシュは1基で
あるのが普通である。この場合も同様の操作で迅速に、
かつ適切な接続力でタンディッシュとモールドを接続す
ることができる。
[作用] タンディッシュとモールドとがほぼ接合した状態で、タ
ンディッシュとモールドとの接合力を調整する。したが
って、接合力を与えるためにタンディッシュまたはモー
ルドを変位させる量は小さくてすむので、接合力を高い
精度で調整することができる。
ンディッシュとモールドとの接合力を調整する。したが
って、接合力を与えるためにタンディッシュまたはモー
ルドを変位させる量は小さくてすむので、接合力を高い
精度で調整することができる。
[実施例] (実施例1) 第1図はこの発明を実施する装置の一例を示す平面図で
あり、第2図は上記装置の側面図である。以下、これら
図面を参照して実施例を説明する。
あり、第2図は上記装置の側面図である。以下、これら
図面を参照して実施例を説明する。
タンディッシュ11は、横行用シリンダ27により前進、後
退される台車25に載置されている。
退される台車25に載置されている。
スライディングノズル13はタンディッシュ11に、フィー
ドノズル15およびブレークリング16はモールド18に、そ
れぞれケーシングや保持金具など(いずれも図示しな
い)によりあらかじめ取り付けられている。また、モー
ルド18側にストッパ31が取り付けられている。ストッパ
31はストッパロッド32の後端部にねじが切られており、
モールドフレーム23に設けられたブラケット35にナット
33により固定される。
ドノズル15およびブレークリング16はモールド18に、そ
れぞれケーシングや保持金具など(いずれも図示しな
い)によりあらかじめ取り付けられている。また、モー
ルド18側にストッパ31が取り付けられている。ストッパ
31はストッパロッド32の後端部にねじが切られており、
モールドフレーム23に設けられたブラケット35にナット
33により固定される。
このような状態で、タンディッシュ11からスライディン
グノズル13先端までの距離a、不定形耐火物14の厚みc
およびブラケット35からフィードノズル15先端までの距
離(ブレークリング16の長さを含む)bを実測する。実
測値(a+b+c)となるよにストッパ31の長さを設定
する。なお、タンディッシュ11とモールド18との間隔
は、タンディッシュ11側面鉄皮の変形スライディングノ
ズル13、フィードノズル15、ブレークリング16などの製
作、取付寸法誤差により、設計寸法に対して数〜十数mm
ばらつくのが普通である。
グノズル13先端までの距離a、不定形耐火物14の厚みc
およびブラケット35からフィードノズル15先端までの距
離(ブレークリング16の長さを含む)bを実測する。実
測値(a+b+c)となるよにストッパ31の長さを設定
する。なお、タンディッシュ11とモールド18との間隔
は、タンディッシュ11側面鉄皮の変形スライディングノ
ズル13、フィードノズル15、ブレークリング16などの製
作、取付寸法誤差により、設計寸法に対して数〜十数mm
ばらつくのが普通である。
ついで、横行用シリンダ27を駆動して台車25を前進さ
せ、タンディッシュ11がストッパロッド32の先端にに突
き当たった位置で、台車25を停止する。このとき、接合
力は実質的に0となるとともに鋳造方向に垂直方向のタ
ンディッシュ11の位置ずれも修正されている。ここで、
横行用シリンダ27の油圧を0にし、ストッパロッド32を
ブラケット35から取り外す。
せ、タンディッシュ11がストッパロッド32の先端にに突
き当たった位置で、台車25を停止する。このとき、接合
力は実質的に0となるとともに鋳造方向に垂直方向のタ
ンディッシュ11の位置ずれも修正されている。ここで、
横行用シリンダ27の油圧を0にし、ストッパロッド32を
ブラケット35から取り外す。
つぎに、モールドフレーム23に取り付けられたシリンダ
ー37のピストンロッド38がタンディッシュ11に連結され
たクランプ用シリンダ37を駆動して、タンディッシュ11
を前進させる。クランプ用シリンダ37の油圧を調整し
て、タンディッシュ11、不定形耐火物14、フィードノズ
ル15、ブレークリング16およびモールド18のそれぞれの
間の接合面圧を調整する。なお、油圧と接合面圧の間の
関係は、計算により求めることができる。
ー37のピストンロッド38がタンディッシュ11に連結され
たクランプ用シリンダ37を駆動して、タンディッシュ11
を前進させる。クランプ用シリンダ37の油圧を調整し
て、タンディッシュ11、不定形耐火物14、フィードノズ
ル15、ブレークリング16およびモールド18のそれぞれの
間の接合面圧を調整する。なお、油圧と接合面圧の間の
関係は、計算により求めることができる。
(実施例2) 第3図は、第2の実施例を実施する装置の側面図であ
る。
る。
この実施例は、クランプ用シリンダがストッパ位置決め
を兼ねている点で第1実施例のものと異なっているが、
接続方法は両者とも基本的には同じである。
を兼ねている点で第1実施例のものと異なっているが、
接続方法は両者とも基本的には同じである。
ストッパ41は、モールドフレーム23に取り付けられたガ
イド42を備えており、ストッパロッド43がガイド42に支
持されている。ストッパロッド43の先端部にクランプ爪
昇降用シリンダ45が、垂直姿勢で取り付けられている。
クランプ爪昇降用シリンダ45は、ストッパ41の当て止め
を兼ねている。クランプ爪昇降用シリンダ45のピストン
ロッドの先端には、昇降爪47が取り付けられている。ク
ランプ爪昇降用シリンダ45にはクランプ用シリンダ37の
ピストンロッド38の先端部が連結されている。一方、タ
ンディッシュ11には上記昇降爪47に引っ掛かる固定爪49
が取り付けられている。なお、クランプ用シリンダ37は
複動シリンダであって、ロッキング回路(図示しない)
が接続されている。ロッキング回路として、たとえば切
換弁およびパイロット操作逆止弁を備えた装置が用いら
れる。
イド42を備えており、ストッパロッド43がガイド42に支
持されている。ストッパロッド43の先端部にクランプ爪
昇降用シリンダ45が、垂直姿勢で取り付けられている。
クランプ爪昇降用シリンダ45は、ストッパ41の当て止め
を兼ねている。クランプ爪昇降用シリンダ45のピストン
ロッドの先端には、昇降爪47が取り付けられている。ク
ランプ爪昇降用シリンダ45にはクランプ用シリンダ37の
ピストンロッド38の先端部が連結されている。一方、タ
ンディッシュ11には上記昇降爪47に引っ掛かる固定爪49
が取り付けられている。なお、クランプ用シリンダ37は
複動シリンダであって、ロッキング回路(図示しない)
が接続されている。ロッキング回路として、たとえば切
換弁およびパイロット操作逆止弁を備えた装置が用いら
れる。
上記のように構成された装置において、第1の実施例と
同様にタンディッシュ11からスライディングノズル13先
端までの距離などを実測する。そして、クランプ用シリ
ンダ37を駆動して、実測結果となるようにストッパ41の
長さを設定する。
同様にタンディッシュ11からスライディングノズル13先
端までの距離などを実測する。そして、クランプ用シリ
ンダ37を駆動して、実測結果となるようにストッパ41の
長さを設定する。
ついで、横行用シリンダ27(第1図)を駆動して台車25
(第1図)を前進させ、タンディッシュ11がストッパロ
ッド43の先端のクランプ爪昇降用シリンダ45に突き当た
った位置で、台車25を停止する。このとき、クランプ用
シリンダ37はロッキング回路によりロックされているの
で、タンディッシュ11の突き当たりによってストッパロ
ッド43が後退することはない。そして、横行用シリンダ
27の油圧を0にし、クランプ爪昇降用シリンダ45を駆動
して、昇降爪47を固定爪49に引っ掛ける。
(第1図)を前進させ、タンディッシュ11がストッパロ
ッド43の先端のクランプ爪昇降用シリンダ45に突き当た
った位置で、台車25を停止する。このとき、クランプ用
シリンダ37はロッキング回路によりロックされているの
で、タンディッシュ11の突き当たりによってストッパロ
ッド43が後退することはない。そして、横行用シリンダ
27の油圧を0にし、クランプ爪昇降用シリンダ45を駆動
して、昇降爪47を固定爪49に引っ掛ける。
つぎに、クランプ用シリンダ37を駆動して、タンディッ
シュ11を前進させる。クランプ用シリンダ37の油圧を調
整て、タンディッシュ11、不定形耐火物14、フィードノ
ズル15、ブレークリング16およびモールド18のそれぞれ
の間の接合面圧を調整する。
シュ11を前進させる。クランプ用シリンダ37の油圧を調
整て、タンディッシュ11、不定形耐火物14、フィードノ
ズル15、ブレークリング16およびモールド18のそれぞれ
の間の接合面圧を調整する。
第4図は、押付け力と修正量との関係をストッパがある
場合とない場合とを比較して示している。修正量とは鋳
造方向に対して垂直方向でのタンディッシュ11の位置ず
れ(傾き)であり、タンディッシュ11を台車25にセット
する時常に生じる。そしてこの位置ずれはノズルとブレ
ークリング、ノズルどうしの面圧を均等にするため必ず
修正しなければならない。このための駆動力はかなり大
きく、本実施例では2.5mm以上の修正量でブレークリン
グの破損限界をこえる。
場合とない場合とを比較して示している。修正量とは鋳
造方向に対して垂直方向でのタンディッシュ11の位置ず
れ(傾き)であり、タンディッシュ11を台車25にセット
する時常に生じる。そしてこの位置ずれはノズルとブレ
ークリング、ノズルどうしの面圧を均等にするため必ず
修正しなければならない。このための駆動力はかなり大
きく、本実施例では2.5mm以上の修正量でブレークリン
グの破損限界をこえる。
ストッパがある場合には、ブレークリングの破損につい
ては制約がなく、充分な駆動力でタンディッシュを前進
させることができる。
ては制約がなく、充分な駆動力でタンディッシュを前進
させることができる。
[発明の効果] この発明によれば、タンディッシュとモールドとがほぼ
接合した状態で、タンディッシュとモールドとの接合力
を調整するので、接合力を高い精度で調整することがで
きる。この結果、適切な接続力でタンディッシュとモー
ルドとを接続することができる。
接合した状態で、タンディッシュとモールドとの接合力
を調整するので、接合力を高い精度で調整することがで
きる。この結果、適切な接続力でタンディッシュとモー
ルドとを接続することができる。
第1図はこの発明を実施する装置の一例を示す平面図、
第2図は上記装置の側面図、第3図は第2の実施例を実
施する装置の側面図、第4図は押付け力と修正量との関
係をこの発明の方法と従来法とを比較して示す線図、お
よび第5図は一般的な水平連続鋳造装置の主要部の縦断
面である。 11……タンディッシュ、12……タンディッシュノズル、
13……スライディングノズル、14……不定形耐火物、15
……フィードノズル、16……ブレークリング、18……銅
製モールド、21……グラファイト製モールド、23……モ
ールドフレーム、25……台車、27……横行用シリンダ、
31……ストッパ、32……ストッパロッド、37……クラン
プ用シリンダ、41……ストッパ、43……ストッパロッ
ド、45……クランプ爪昇降用シリンダ、47……昇降爪、
49……固定爪、K……鋳片、M……溶湯、S……凝固
殻、W……冷却水。
第2図は上記装置の側面図、第3図は第2の実施例を実
施する装置の側面図、第4図は押付け力と修正量との関
係をこの発明の方法と従来法とを比較して示す線図、お
よび第5図は一般的な水平連続鋳造装置の主要部の縦断
面である。 11……タンディッシュ、12……タンディッシュノズル、
13……スライディングノズル、14……不定形耐火物、15
……フィードノズル、16……ブレークリング、18……銅
製モールド、21……グラファイト製モールド、23……モ
ールドフレーム、25……台車、27……横行用シリンダ、
31……ストッパ、32……ストッパロッド、37……クラン
プ用シリンダ、41……ストッパ、43……ストッパロッ
ド、45……クランプ爪昇降用シリンダ、47……昇降爪、
49……固定爪、K……鋳片、M……溶湯、S……凝固
殻、W……冷却水。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辰田 聡 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 清輔 泰三 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (56)参考文献 特開 昭53−88630(JP,A) 実開 昭62−183947(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】タンディッシュおよびモールドのうちの少
くとも一方を前進させ、ノズルおよびブレークリングを
介してタンディッシュとモールドとを接続する方法にお
いて、タンディッシュとモールドとの相対的位置決めを
するストッパを設け、ノズルおよびブレークリングのタ
ンディッシュまたはモールドからの露出長さを実測し、
接合力が実質的に0で接合した状態におけるタンディッ
シュとモールドとの間隔を前記実測値に基づいて求め、
該タンディッシュとモールドとの間隔が求めた間隔とな
るように前記ストッパを設定し、タンディッシュまたは
モールドを前進させてストッパに突き当った位置で停止
させ、前進駆動力を消勢した状態でストッパを解除し、
タンディッシュまたはモールドを再び前進させてタンデ
ィッシュとモールドとの間の接合力を調整することを特
徴とする水平連続鋳造におけるタンディッシュとモール
ドの接続方法。
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JP2211497A JPH0685982B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 水平連続鋳造におけるタンディッシュとモールドの接続方法 |
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JP2211497A JPH0685982B2 (ja) | 1990-08-13 | 1990-08-13 | 水平連続鋳造におけるタンディッシュとモールドの接続方法 |
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JPH0494842A JPH0494842A (ja) | 1992-03-26 |
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Publication number | Publication date |
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