JPH0685444A - 半田付け方法及びその装置、並びに半田付け用の基板収納ケ−ス - Google Patents

半田付け方法及びその装置、並びに半田付け用の基板収納ケ−ス

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JPH0685444A
JPH0685444A JP23227192A JP23227192A JPH0685444A JP H0685444 A JPH0685444 A JP H0685444A JP 23227192 A JP23227192 A JP 23227192A JP 23227192 A JP23227192 A JP 23227192A JP H0685444 A JPH0685444 A JP H0685444A
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JP
Japan
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case
soldering
heating furnace
circuit board
main body
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Application number
JP23227192A
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English (en)
Inventor
Taro Yasuda
太郎 安田
Hiroshi Hamana
博 浜名
Kiyoshi Murase
潔 村瀬
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の半田付けを良好に行なえる半田付
け方法及びその装置、並びに半田付け用の基板収納ケ−
スを提供すること。 【構成】 電子部品Pがクリ−ム状半田を介して搭載さ
れた回路基板4を、所定温度に加熱維持された加熱炉1
内に通過させることにより半田付けを行なう半田付け方
法において、上記回路基板4を、内部温度を均一化する
均熱手段を備えたケ−ス3内に収納し、該ケ−ス3を加
熱炉1に通過させるようにしているので、ケ−ス3が加
熱炉1の出口から出る際に生じる局部的な温度低下を防
止して、ケ−ス3の内部温度の均一化を図って半田固化
時期のばらつきを解消し、電子部品の起き上がりや離反
を確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路基板に対する電子
部品の半田付けに有用な半田付け方法及びその装置、並
びに半田付け用の基板収納ケ−スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3にはリフロ−式半田付け装置の概略
構成を示してある。同図において、21は加熱炉、22
は搬送手段、23は回路基板である。
【0003】加熱炉21は入口21a及び出口21bを
端部に有し、また内部上下面に電熱ヒ−タ21cを備え
ている。図示を省略したが、加熱炉21内には電源回路
に通じる温度センサが配置されており、該センサの検知
信号に基づく電熱ヒ−タ21cのオン・オフ制御によっ
て加熱炉21内が所定温度に加熱維持されるようになっ
ている。
【0004】搬送手段22はチェ−ン或いはロ−ラ等か
ら成り、入口21a及び出口21bを通じ加熱炉21内
に貫通して配設されている。この搬送手段22は、その
上に置かれた回路基板23を入口21aから出口21b
に向かって搬送できるようになっている。
【0005】回路基板23は半田付け前のもので、図4
にも示すようにそのランド23a上にはクリ−ム状半田
Hを介してコンデンサ等の電子部品Pがクリ−ム状半田
を介して搭載されている。
【0006】上記の半田付け装置における半田付けは、
搬送手段22上に置かれた回路基板23を、所定温度に
加熱維持された加熱炉21内を通過させることによって
行なわれている。尚、加熱炉21内の温度及び搬送速度
は、半田の種類及び部品搭載量等を考慮して適宜決定さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一部品に複
数のランドが対応し、しかもこれらランドが回路基板2
3の進行方向で異なる位置に存在する場合、例えば図4
に示すように一部品Pに進行方向に間隔をおく一対のラ
ンド23aが対応する場合では、加熱炉21の出口21
bから先に出る図中左側のランド23aの半田Hが図中
右側のランド23aの半田Hよりも早く冷却されて固ま
り、この結果、固化時の収縮作用によって電子部品Pが
左側に起き上がり、最悪の場合で部品Pがランド23a
から離れてしまう難点がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、電子部品の半田付けを良
好に行なえる半田付け方法及びその装置、並びに半田付
け用の基板収納ケ−スを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1では、電子部品がクリ−ム状半田を介して
搭載された回路基板を、所定温度に加熱維持された加熱
炉内に通過させることにより半田付けを行なう半田付け
方法において、上記回路基板を、内部温度を均一化する
均熱手段を備えたケ−ス内に収納し、該ケ−スを加熱炉
に通過させるようにしている。
【0010】請求項2では、入口及び出口とヒ−タを備
え、内部を所定温度に加熱維持する加熱炉と、入口及び
出口を通じ加熱炉内に貫通して配設された搬送手段と、
内部温度を均一化する均熱手段を備えた基板収納ケ−ス
とから、半田付け装置を構成している。
【0011】請求項3では、回路基板を所定の姿勢で支
持する手段と、内部温度を均一化する均熱手段とを設け
て、半田付け用の基板収納ケ−スを構成している。
【0012】
【作用】請求項1に係る半田付け方法では、電子部品を
搭載された回路基板はケ−ス内に収納され、該収納状態
のまま加熱炉内を通過する。ケ−スは加熱炉の出口から
出る際にその露出部分から冷却されることになるが、ケ
−スの内部温度は均熱手段によって均一化されるのでケ
−ス進行方向で半田固化時期にばらつきを生じることが
ない。請求項2に係る半田付け装置では上記の方法を好
適に実施することができる。また、請求項3に係る基板
収納ケ−スは、加熱炉を用いて半田付けを行なう方法及
び装置に好適に使用できる。
【0013】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はケ−スの斜視図、図2は図1のケ−スを利用
したリフロ−式半田付け装置の概略構成図である。
【0014】図2において、1は加熱炉、1aは入口、
1bは出口、1cは電熱ヒ−タ、2は搬送手段、3はケ
−ス、4は回路基板である。加熱炉1,搬送手段2及び
回路基板4の構成は従来例と同様であるため、ここでは
詳細説明を省略する。
【0015】ケ−ス3は図1にも示すように、耐熱ガラ
ス等から成る有底角筒状のケ−ス本体3aと、金属等か
ら成りケ−ス本体3aの開口に着脱自在に嵌合される蓋
3bとから構成されている。ケ−ス本体3aの上面後部
には逆止弁(図示省略)を内蔵した脱気口3cが設けら
れ、また左右内側面には一対の突条から成る支持レ−ル
3dが対向して設けられている。一方、蓋3bの嵌合部
分には、蓋取り付け時の密封性を確保するために耐熱ゴ
ム等から成るパッキン(図示省略)が設けられている。
【0016】ここで、上記半田付け装置の使用方法及び
半田付け作用について説明する。まず、回路基板4の両
側端を支持レ−ル3dの溝部に差し込み、該回路基板4
をケ−ス本体3a内に収納する。収納後は蓋3bをケ−
ス本体3aの開口に嵌合し、真空ポンプの吸気パイプ
(図示省略)を脱気口3cに接続してケ−ス3内の空気
を抜き真空状態にする。脱気口3c内の逆止弁はこの吸
気パイプの接続で開放し、また吸気パイプの取り外しで
脱気口3cを所定のバネ圧下で閉じるように作用するの
で、脱気後のケ−ス3内に空気が逆戻りすることはな
い。
【0017】脱気後はケ−ス3を搬送手段4の上に間隔
をおいて順次載置する。ケ−ス3は搬送手段4によって
所定温度に加熱維持されている加熱炉1内を入口1aか
ら出口1bに向かって通過する。回路基板4のランドと
電子部品Pに介在するクリ−ム状半田はこの通過過程で
溶解する。
【0018】ケ−ス3は加熱炉1の出口1bから出る際
にその露出部分から冷却されることになるが、ケ−ス3
内が真空状態であることから空気分子による熱伝導の弊
害を抑制して局部的な温度低下を防止することができ、
ケ−ス3の内部温度の均一化を図って半田固化時期のば
らつきを解消することができる。
【0019】つまり、図4に示すように一部品Pに進行
方向に間隔をおく一対のランド23aが対応する場合で
も、両ランド23aの半田Hをほぼ同時に冷却して固化
することが可能となり、電子部品Pの起き上がりや離反
を防止することができる。
【0020】冷却後は脱気口3c内の逆止弁を治具を用
いて開き、ケ−ス3内に空気を導入してから蓋3bを開
け、半田付けを完了した回路基板4を抜き出す。
【0021】図5はケ−スの他の実施例を示すもので、
同図において13はケ−ス、13aはケ−ス本体,13
bは一対の突条から成る支持レ−ルである。ケ−ス本体
13aは金属等の良伝熱材料から角筒状に形成されてお
り、その肉厚は一方の開口端から他方の開口端に向かっ
て徐々に大きくなっている。
【0022】半田付けに際しては、上述のケ−ス3と同
様に回路基板4の両側端を支持レ−ル13bの溝部に差
し込み、該回路基板4をケ−ス本体13a内に収納す
る。収納後はケ−ス13を厚肉側を前にして搬送手段4
の上に間隔をおいて順次載置する。ケ−ス13は搬送手
段4によって所定温度に加熱維持されている加熱炉1内
を入口1aから出口1bに向かって通過する。回路基板
4のランドと電子部品Pに介在するクリ−ム状半田はこ
の通過過程で溶解する。
【0023】この場合もケ−ス13は加熱炉1の出口1
bから出る際にその露出部分から冷却されることになる
が、ケ−ス本体13aの肉厚が進行方向に沿って徐々に
大きくなっていることから、肉厚に対応して確保されて
いる熱量によって冷却作用を緩和して局部的な温度低下
を防止することができ、ケ−ス13の内部温度の均一化
を図って半田固化時期のばらつきを生じることがない。
得られる効果は上述のケ−ス3と同様である。
【0024】尚、図1及び図2で例示したケ−ス内に空
気の代わりに窒素ガス等を充填するようにしても同様の
作用,効果を得ることができる。また、ケ−スは実施例
で例示したもの以外にも同様の均熱作用を発揮できるも
の、例えば密閉可能なケ−ス内に撹拌ファンを設けたも
のや、両端開口のケ−スの内壁に進行方向に沿って肉厚
が大きくなる断熱材を付設したもの等が利用できる。
【0025】また、ケ−ス内面に設けた支持レ−ルは、
内面に刻設された溝や線材から構成された台枠等であっ
てもよく、またレ−ル及び溝の場合には寸法の異なる回
路基板に対応できるようにスライド可能な部位を設けて
その間隔を調整できるようにするとよい。
【0026】さらに、本発明は半田付けよりも温度帯域
の高いろう付けにも適用できることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係る半
田付け方法によれば、ケ−スが加熱炉の出口から出る際
に生じる局部的な温度低下を防止して、ケ−スの内部温
度の均一化を図って半田固化時期のばらつきを解消し、
電子部品の起き上がりや離反を確実に防止することがで
きる。
【0028】請求項2に係る半田付け装置によれば、上
記の方法を好適に実施して電子部品の半田付けを良好に
行なうことができる。
【0029】請求項3に係る基板収納ケ−スによれば、
加熱炉を用いて半田付けを行なう方法及び装置に好適に
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケ−スの斜視図
【図2】本発明に係るリフロ−式半田付け装置の概略構
成図
【図3】従来例を示すリフロ−式半田付け装置の概略構
成図
【図4】部品起き上がり現象の説明図
【図5】本発明に係るケ−スの断面図
【符号の説明】
1…加熱炉、1a…入口、1b…出口、1c…ヒ−タ、
2…搬送手段、3…ケ−ス、3a…ケ−ス本体、3b…
蓋、3d…支持レ−ル、4…回路基板、P…電子部品、
13…ケ−ス本体、13b…支持レ−ル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品がクリ−ム状半田を介して搭載
    された回路基板を、所定温度に加熱維持された加熱炉内
    に通過させることにより半田付けを行なう半田付け方法
    において、 上記回路基板を、内部温度を均一化する均熱手段を備え
    たケ−ス内に収納し、該ケ−スを加熱炉に通過させるよ
    うにした、 ことを特徴とする半田付け方法。
  2. 【請求項2】 入口及び出口とヒ−タを備え、内部を所
    定温度に加熱維持する加熱炉と、 入口及び出口を通じ加熱炉内に貫通して配設された搬送
    手段と、 内部温度を均一化する均熱手段を備えた基板収納ケ−ス
    とを具備した、 ことを特徴とする半田付け装置。
  3. 【請求項3】 回路基板を所定の姿勢で支持する手段
    と、 内部温度を均一化する均熱手段とを具備した、 ことを特徴とする半田付け用の基板収納ケ−ス。
JP23227192A 1992-08-31 1992-08-31 半田付け方法及びその装置、並びに半田付け用の基板収納ケ−ス Pending JPH0685444A (ja)

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Effective date: 20010206