JPH0685395U - 駆動リール軸封機構を備えた液流処理装置 - Google Patents

駆動リール軸封機構を備えた液流処理装置

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JPH0685395U
JPH0685395U JP2709193U JP2709193U JPH0685395U JP H0685395 U JPH0685395 U JP H0685395U JP 2709193 U JP2709193 U JP 2709193U JP 2709193 U JP2709193 U JP 2709193U JP H0685395 U JPH0685395 U JP H0685395U
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drive reel
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JP2709193U
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Inventor
英樹 中山
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Hisaka Works Ltd
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Hisaka Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液漏れのない駆動リール軸封機構を備えた液
流処理装置を提供する。 【構成】 ヘッダ部5に内蔵された布帛引き上げ用の駆
動リール11が回転自在に軸支されているとともに、上
記駆動リール11のシャフト11a片端部外周に略円筒
形内側マグネット15が取り付けられ、上記内側マグネ
ット15から所定距離だけ離れた周囲に、上記内側マグ
ネット15と同軸的に略円筒形外側マグネット16が取
り付けられ、上記両マグネットの間隙部に、開口縁部が
上記ヘッダ部5に密封状態で取り付けられた有底筒状の
隔壁17が配され、上記外側マグネット16取付部の回
転によって上記両マグネット間に磁力の吸引、反発力が
生じて内側マグネット15が回転し、駆動リール11に
回転駆動が付与されるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、布帛等の繊維製品を処理液の液流によって循環させながら染色そ の他の処理を行う駆動リール軸封機構を備えた液流処理装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
布帛等の繊維製品を処理液の液流によって循環させながら染色その他の処理を 行う液流処理装置としては、例えば、図3に示すものがよく知られている。この 装置は、ループ状に形成された布帛等(以下単に「布帛」という)2を蛇行状に 移送しながら処理液3と接触させる滞留槽4と、この滞留槽4の一端側に接続さ れたヘッダ部5と、このヘッダ部5から処理液噴射部6を介して滞留槽他端側に 接続される移送通路7とで構成された環状処理通路と、上記滞留槽4の底部吸い 込み部からポンプ8,熱交換器9を介して上記処理液噴射部6に処理液3を循環 させる処理液循環路とで構成されている。この液流処理装置1では、ヘッダ部5 内に駆動リール11を設けて、滞留槽4内に滞留する布帛2を処理液3中から引 き上げて、処理液噴射部6へ移送させている。
【0003】 上記駆動リール11のシャフト11aは、図3のA−A′断面図である図4に 示すように、ヘッダ部5の壁面を横切って、ヘッダ部5の外部に取付けられた軸 受け部12に回転自在に軸支されている。そして、その一方の端部は上記軸受け 部12からさらに突出して、その突出部に駆動プーリ13が取り付けられている 。この駆動プーリ13は外部に設けられた駆動モータ(図示せず)によりベルト を介して回転運動を与えられるようになっている。なお、11bは、駆動リール 11を構成する左右一対の円板、11cはこの左右の円板11bの間に所定間隔 で平行に取り付けられる中空棒である。また、上記シャフト11aは、上記ヘッ ダ部5側壁部において、メカニカルシール等の軸封機構によってシールされてお り、容器内の密封状態が保持されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記メカニカルシール機構は、容器内の圧力上昇や、異物の堆 積、シールパッキンの劣化等の要因によって、シール性能が低下し、処理液がシ ール部より容器外へ漏出しやすいという問題がある。そして、処理液が漏出する と、容器内の圧力が低下し、処理液濃度が変化するため、染色品位がバッチ毎に ばらつき、また、液漏れにより軸受け部12周辺が汚染される等の不具合が生じ る。
【0005】 この考案は,このような事情に鑑みなされたもので、駆動リール取り付け部か ら液漏れを生じることのない駆動リール軸封機構を備えた液流処理装置の提供を その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この考案の駆動リール軸封機構を備えた液流処理 装置は、ループ状に形成された布帛等を蛇行状に移送しながら一時滞留させる滞 留槽と、この滞留槽の一端側に接続されたヘッダ部と、このヘッダ部から処理液 噴射部を介して滞留槽他端側に接続される移送通路とで構成された環状処理通路 を備えるとともに、上記滞留槽底部の吸い込み部からポンプ,熱交換器を介して 上記処理液噴射部に処理液を循環させる処理液循環路を備えた液流処理装置にお いて、上記ヘッダ部に内蔵された布帛引き上げ用の駆動リールが回転自在に軸支 されているとともに、上記駆動リールのシャフト片端部外周に略円筒形内側マグ ネットが取り付けられ、上記内側マグネットから所定距離だけ離れた周囲に、上 記内側マグネットと同軸的に略円筒形外側マグネットが取り付けられ、上記両マ グネットの間隙部に、開口縁部が上記ヘッダ部に密封状態で取り付けられた有底 筒状の隔壁が配され、上記外側マグネット取付部の回転によって上記両マグネッ ト間に磁力の吸引、反発力が生じて内側マグネットが回転し、駆動リールに回転 駆動が付与されるようになっているという構成をとる。
【0007】
【作用】
すなわち、この考案は、密閉容器内に取り付けられた上記駆動リールのシャフ トに内側マグネットを取り付け、隔壁を介してその外側に非接触で外側マグネッ トを取り付け、上記両マグネットの磁力を利用して、完全に容器内に隔絶された 上記シャフトを容器外側から回転させるようにしたものである。この方式によれ ば、液流処理装置の容器内が圧力容器として完全に密閉状態になるため、従来の ように、容器壁面を貫通したシャフトのシール部から処理液が漏出することがな くなり、容器内の圧力が一定に保たれる。したがって、処理製品の品質を安定し て高品位に保つことができる。
【0008】 つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例の要部を示し、図3のA−A′断面図に相当する 。他の構成は図3の液流処理装置と同様であり、その説明を省略する。図1にお いて、11は駆動リールで、左右一対の円板11bと、この円板11bの円周に 沿って所定間隔で互いに平行に取り付けられる中空棒11cと、上記円板11b 中心から外側に向かって同軸的に延設された左右一対のシャフト11aとで構成 されている。上記駆動リール11のシャフト11aは、ヘッダ部壁面5aの内部 に取付けられた軸受け部14に回転自在に軸支されている。なお、上記軸受け部 14は、ヘッダ部壁面5a内側に溶接固定された座板14aと、この座板14a にボルト止めされた軸受け14bと、カーボン14cとで構成されている。そし て、上記シャフト11aの一方の端部は、上記軸受け部14からさらに側方に突 出し、その突出部外周に略円筒形の内側マグネット15が取り付けられている。 そして、上記内側マグネット15から所定距離だけ離れた周囲に、上記内側マグ ネット15と同軸的に略円筒形の外側マグネット16が取り付けられている。こ の外側マグネット16は、モータ18の回転によって回転する椀状の外側マグネ ットケース16a内側に一体的に取り付けられている。また、上記両マグネット の隙間部には、有底筒状の隔壁17が配されており、その開口縁部は上記ヘッダ 部壁面5aに密封状態で溶接固定されている。
【0010】 上記の構成において、モータ18を作動させると、外側マグネットケース16 aの回転に伴い外側マグネット16が回転する。そして、上記外側マグネット1 6と内側マグネット15との間に作用する磁力の吸引、反発力によって、内側マ グネット15が追従回転し、駆動リール11がスムーズに回転する。したがって 、上記液流処理装置を用いれば、ヘッダ部5内に取り付けられた駆動リール11 が大気側と隔絶された状態で回転駆動するため、従来のようにシャフト貫通部の シール部からの液漏れが生じることがなく、容器内の圧力低下や、処理液濃度の 変化による染色品位のばらつき、液漏れによる軸受け部周辺の汚染等の問題を解 消することができる。
【0011】 なお、上記実施例では、隔壁17をヘッダ部壁面5aに直接溶接固定している ため、組み付け作業の便宜上、駆動リール11のシャフト11aを2分割して短 く設定しているが、例えば図2に示す構造にすれば、1本のシャフト11aを貫 通させることができる。すなわち、図2の装置では、上記実施例と同様の隔壁1 7が、上記ヘッダ部壁面5a開口部から外側に突出した軸受け部14の座板14 aに、シールパッキン17aを介して密封状態でボルト止めされている。これに より、上記ボルト止めを外すだけで駆動リール11のシャフト11aを、側方か ら挿入し、取り外すことができる。
【0012】 このように、上記の構成においても、上記実施例と同様の効果が得られる。し かも、隔壁17が取り外しできることにより、駆動リール11の取り外し、組み 立て等のメンテナンスが容易になる。また、駆動リール11のシャフト11aが 2分割されていないので軸芯ずれを生じることがなく、駆動リール11の回転が よりスムーズになる。
【0013】 なお、多くの永久磁石は高温高圧雰囲気下ではその磁力が低下するため、運転 時において高温高圧となる上記液流処理装置に使用すると回転効率が悪くなる。 そこで、上記内側マグネット15および外側マグネット16としては、このよう な磁力低下を生じない希土類マグネットを用いられることが好適である。
【0014】 また、上記内側マグネット15および外側マグネット16の形状は、厳密な略 円筒状に限らず、例えば、棒状体のマグネットを複数個、環状に配して全体とし て略円筒状になっているものであっても差し支えはない。
【0015】
【考案の効果】
以上のように、この考案の駆動リール軸封機構を備えた液流処理装置は、密閉 容器内に取り付けられた上記駆動リールのシャフトに内側マグネットを取り付け 、隔壁を介してその外側に非接触で外側マグネットを取り付け、上記両マグネッ トの磁力を利用して、完全に容器内に隔絶された上記シャフトを容器外側から回 転させるようにしたものである。この方式によれば、液流処理装置の容器内が圧 力容器として完全に密閉状態になるため、従来のように、容器壁面を貫通したシ ャフトのシール部から処理液が漏出することがなくなり、容器内の圧力低下や、 処理液濃度の変化による染色品位のバッチ毎のばらつき、あるいは、液漏れによ る軸受け部周辺の汚染等の問題を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の要部断面図である。
【図2】この考案の他の実施例の要部断面図である。
【図3】液流処理装置の一般的な構成の説明図である。
【図4】図3のA−A′断面図である。
【符号の説明】
5a ヘッダ部壁面 11 駆動リール 11a シャフト 14 軸受け部 15 内側マグネット 16 外側マグネット 16a 外側マグネットケース 17 隔壁 18 モータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状に形成された布帛等を蛇行状に
    移送しながら一時滞留させる滞留槽と、この滞留槽の一
    端側に接続されたヘッダ部と、このヘッダ部から処理液
    噴射部を介して滞留槽他端側に接続される移送通路とで
    構成された環状処理通路を備えるとともに、上記滞留槽
    底部の吸い込み部からポンプ,熱交換器を介して上記処
    理液噴射部に処理液を循環させる処理液循環路を備えた
    液流処理装置において、 上記ヘッダ部に内蔵された布帛引き上げ用の駆動リール
    が回転自在に軸支されているとともに、上記駆動リール
    のシャフト片端部外周に略円筒形内側マグネットが取り
    付けられ、上記内側マグネットから所定距離だけ離れた
    周囲に、上記内側マグネットと同軸的に略円筒形外側マ
    グネットが取り付けられ、上記両マグネットの間隙部
    に、開口縁部が上記ヘッダ部に密封状態で取り付けられ
    た有底筒状の隔壁が配され、 上記外側マグネット取付部の回転によって上記両マグネ
    ット間に磁力の吸引、反発力が生じて内側マグネットが
    回転し、駆動リールに回転駆動が付与されるようになっ
    ていることを特徴とする駆動リール軸封機構を備えた液
    流処理装置。
  2. 【請求項2】 上記内側マグネットおよび外側マグネッ
    トが、ともに希土類マグネットで構成されている請求項
    1記載の駆動リール軸封機構を備えた液流処理装置。
JP2709193U 1993-05-24 1993-05-24 駆動リール軸封機構を備えた液流処理装置 Withdrawn JPH0685395U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018465U (ja) * 1983-07-14 1985-02-07 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JPH0579491A (ja) * 1991-06-25 1993-03-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電動ポンプ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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