JPH068533Y2 - 特殊コンクリートのスランプフロー測定装置 - Google Patents

特殊コンクリートのスランプフロー測定装置

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JPH068533Y2
JPH068533Y2 JP1988029711U JP2971188U JPH068533Y2 JP H068533 Y2 JPH068533 Y2 JP H068533Y2 JP 1988029711 U JP1988029711 U JP 1988029711U JP 2971188 U JP2971188 U JP 2971188U JP H068533 Y2 JPH068533 Y2 JP H068533Y2
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JP
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concrete
measuring device
slump flow
flow measuring
substrate
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JP1988029711U
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淳 中平
義博 八重田
伸治 遠藤
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は特殊水中コンクリートや特殊水中モルタル等の
特殊コンクリートのスランプフローを容易に測定でき
る、特殊コンクリートのスランプフロー測定装置に関す
る。
〈従来の技術〉 海中工事や河川工事等に用いられる特殊コンクリート
は、水中で分離しないよう水中不分離剤が混和されてい
るため、現存する大気中で打設する一般コンクリート用
のスランプ試験方法(JIS A1101)をそのまま
適用することはできない。このような特殊水中コンクリ
ートの品質管理、品質基準、試験方法については未だ法
定化されていないのが現状である。そのため、特殊水中
コンクリートの品質管理については、「JIS A11
01コンクリートのスランプ試験」に準じた財団法人沿
岸開発技術研究センター及び財団法人漁港漁村建設技術
研究所による「特殊水中コンクリート・マニュアル」に
基づいて行われている。
この試験は定形のスランプコーン内に取り込んだ定量の
特殊水中コンクリートを平面上に盛り上げてから5分経
過した後における、コンクリートの裾部の広がりを計測
することによりスランプフローを求めるものである。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 実際にはその都度メジャーを当てて特殊水中コンクリー
トの長さを計測している。特殊水中コンクリートが裾部
の広さを増している途中でその寸法を正確に図ることは
困難であり、また、計り型によっては測定値に誤差を生
じることが多い。
しかも測定の都度、一々メジャーを当てる動作は計測が
し難く時間がかかるという不都合もある。
〈本考案の目的〉 本考案は以上の点に鑑み成されたもので、計測を速やか
に行え、しかも高精度に計測できる、特殊コンクリート
のスランプフロー測定装置を提供することを目的とす
る。
〈本考案の構成〉 以下、第1図を参照しながら本考案の一実施例について
説明する。
(イ)装置の全体構成 第1図に本考案に係るスランプフロー測定装置1の1例
を示す。このスランプフロー測定装置1は基本的に平ら
な計測基板2と、この計測基板2の上面に表示された目
盛と、定量のコンクリート試料を収容するスランプコー
ン8と、コンクリート試料の裾部周縁の位置を代替する
補助ゲージ10とよりなる。
(ロ)計測基板 計測基板2は、例えば金属製、樹脂製、木製等の撓み難
い素材からなる板体である。その上面は凹凸のない良好
な平面が形成されている。本実施例では計測基板2を例
えば一辺が80cm程度の方形に形成する場合について説
明するが、特に板体の輪郭形に限定されない。計測基板
2の周縁部には持ち運びのための取手3が設けられてい
る。さらに、計測基板2の隅部には複数の調整脚4と水
準器5が設けられ、水準器5を見ながら調整脚4の長さ
を調節して計測基板2の水平を微調整できるよう構成さ
れている。本実施例ではボルトを利用した調整脚4の場
合について説明するが、公知の調整手段を採用できるこ
とは勿論である。
(ハ)目盛 計測基板2の上面には2種類の目盛が表示されている。
その1つは計測基板2の中心から計測基板2の周縁部へ
向けて一定間隔で表示された同心円状の円目盛6と、こ
の円目盛6の中心点を通り放射線状に表示された放射目
盛7である。最小径の円目盛6は、後述するスランプコ
ーン8の大径側の内口径と等しい寸法とし(直径20c
m)、この最小径の円目盛6の外方に直径を5cm又は1
0cmづつ大きくした円目盛6を表示する。また、直線状
の各放射目盛7にも円目盛6の中心点からの距離を0.
5cm間隔で表示する。これらの円目盛6及び放射目盛7
の読み取り最小単位は、本実施例に限定されず適宜決定
するものとする。なお、円目盛6及び放射目盛7の表示
手段として例えば、0.2mm程度の深さにけがき、この
けがき線内に着色材を埋め込んで表面を平らにしておく
方法を採用すると、コンクリートの流動に悪影響を及ぼ
すことがない。
(ニ)スランプコーン スランプコーン8は、例えば第1図に示すように上端内
径10cm、下端内径20cm、高さ30cmの寸法の上下端
開放形の筒体であり、その上部外周に取手を有するとと
もに、下部外周に足押さえを有する。スランプコーン8
は定量のコンクリート試料を収容することを目的とした
収容体であるから、上記に例示した各部の寸法に限定さ
れることはなく、例えばJIS A1101に準じたも
のを使用できることは勿論である。
(ホ)補助ゲージ コンクリートのスランプフローを計測する場合、第4図
に示すような補助ゲージ10を用いる。
この補助ゲージ10は、平板を直角に配して垂直面11
と水平面12を有し、その内側につまみ13を有する。
使い方は、補助ゲージ10の水平面12を計測基板2上
に載置し、垂直面11をコンクリートの裾部周縁に当接
させ、垂直面11の下部に位置する各目盛6,7を読み
取る。
なお、補助ゲージ10は、透明材で形成することが望ま
しい。
〈本考案の作用〉 次に第2,3図を基に特殊水中コンクリートのスランプ
を試験する方法について説明する。
(イ)計測準備 水準器5で確認しながら調整脚4を調節して計測基板2
の水平度を出しておく。
(ロ)コンクリートのコーン詰め 次に計測基板2の上面中央にスランプコーン8の大径部
を下にして載置する。このとき、スランプコーン8の軸
心を円目盛6及び放射目盛7の共通する始点に一致させ
て載置する必要がある。続いてスランプコーン8内に特
殊水中コンクリート9の試料を取り込む。特殊水中コン
クリート9の詰め方は、複数回に分けて詰め、突棒等で
一定回数を突く従来方法を採用する。
(ハ)コーンの引き上げ 次に特殊水中コンクリート9を取り込んだスランプコー
ン8を静かに鉛直方向に引き上げる。
(ニ)計測 計測基板2の中央に残置された特殊水中コンクリート9
は、経時的に崩れてその裾部の径を増していく。所定の
時間例えば5分を経過したとき、補助ゲージ10の水平
面12を計測基板2上に載置し、垂直面11をコンクリ
ートの裾部周縁に当接させ、垂直面11の下部に位置す
る各目盛6,7を読み取り、コンクリート9の外径を計
測する。円目盛6又は放射目盛7で読み取った値が特殊
水中コンクリート9のスランプフローとなる。なお特殊
水中コンクリート9は均等に広がっていくとは限らず、
その広がりが場所により異なる。このような場合は、複
数地点で計測した特殊水中コンクリート9の値から外径
の平均値を求める。以上の要領で特殊水中コンクリート
9のスランプフローを求める。
〈本考案の効果〉 本考案は以上説明したようになるからつぎのような効果
を期待することができる。
(イ)メジャーを使用することなく、コンクリートの径
を速やかに測定できる。
(ロ)測定者が異なっても誤差が発生ぜず高精度に計測
できる。
(ハ)スランプコーンの引き抜き直後からのスランプフ
ローの変化が一目瞭然であるから、品質の早期判断の目
安になる。
(ニ)コンクリートの粘性によって、コンクリート試料
の裾部周縁が、基板に接触する部分よりもその上部が外
側に膨らんだ状態となったり、凹凸が発生することがあ
る。
そのため、目視では正確な裾部周縁の位置を計測するこ
とが困難である。
しかし本発明は、補助ゲージの水平面を計測基板上に載
置し、垂直面をコンクリート試料の裾部周縁に当接させ
ることにより、コンクリート試料の裾部周縁の位置を補
助ゲージの位置に代替させて計測するものである。
従って、目視で直接コンクリート試料の裾部周縁の位置
を計測するのではなく、補助ゲージの位置を計測すれば
よいため、正確な計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係るスランプフロー測定装置の斜視図 第2図:スランプコーンの引き上げ時におけるスランプ
フロー測定装置の断面図 第3図:コンクリートのスランプフローの計測時におけ
るスランプフロー測定装置の断面図 第4図:補助ゲージの説明図

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に目盛を表示した計測基板と、定量の
    コンクリート試料を収容するコーンとからなる特殊コン
    クリートのスランプフロー測定装置において、 前記計測基板上面に載置する水平面と、 この水平面の一端縁より垂直に立ち上げ、計測基板上の
    コンクリート試料に当接させる垂直面とにより、 L字形に構成した補助ゲージを用いることを特徴とし
    た、 特殊コンクリートのスランプフロー測定装置。
  2. 【請求項2】計測基板の周縁に高さ調整機能を有する脚
    と水準器とを備えた、実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の特殊コンクリートのスランプフロー測定装置。
  3. 【請求項3】計測基板の上面に、計測基板の中心から周
    縁部へ向けて一定間隔で表示された同心円状の円目盛
    と、この円目盛の中心点を通り放射線状に表示された放
    射目盛を備えた、実用新案登録請求の範囲第1項又は第
    2項記載の特殊コンクリートのスランプフロー測定装
    置。
JP1988029711U 1988-03-08 1988-03-08 特殊コンクリートのスランプフロー測定装置 Expired - Lifetime JPH068533Y2 (ja)

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JPH01134243U JPH01134243U (ja) 1989-09-13
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