JPH0685225A - イメ−ジセンサ - Google Patents

イメ−ジセンサ

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Publication number
JPH0685225A
JPH0685225A JP4251920A JP25192092A JPH0685225A JP H0685225 A JPH0685225 A JP H0685225A JP 4251920 A JP4251920 A JP 4251920A JP 25192092 A JP25192092 A JP 25192092A JP H0685225 A JPH0685225 A JP H0685225A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
transmitting layer
layer
light receiving
image sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4251920A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Funada
雅夫 舟田
Junji Okada
純二 岡田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4251920A priority Critical patent/JPH0685225A/ja
Publication of JPH0685225A publication Critical patent/JPH0685225A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロレンズを用いることなく効率よく集
光でき開口率の向上を図る。 【構成】 受光素子1の間に設けられた突状共通電極4
と、この突状共通電極4を覆う第1の透光層5と、各受
光素子1よりやや大きめの矩形を有し且つ各受光素子1
の間に間隙が生じて第1の透光層5が臨まれるようにこ
の第1の透光層5を覆う第2の透光層6とから導光路が
形成され、第1の透光層5に入射した光は、第1の透光
層5と第2の透光層6との境界面及び第1の透光層5と
突状共通電極4との境界面で反射を繰り返しながら第1
の透光層5内を受光素子1側へ伝搬してゆき、最終的に
は受光素子1へ入射することとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、電子複
写機等の画像読取り部に使用されるイメ−ジセンサに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のイメ−ジセンサとして
は、シリコン・ウェハ−を用いたものがあるが、このよ
うなイメ−ジセンサにおいては、画像信号の垂直及び水
平方向の走査を行う走査回路を形成するアルミ配線等の
占有面積によりフォトダイオ−ドの設置面積が制約され
る関係から、イメ−ジセンサの開口率を光学的に向上さ
せることが行われている。例えば、特開昭59−944
56号公報には、イメ−ジセンサの基板上に、有機材料
からなるレンズ形成用薄膜を着膜し、フォトリソグラフ
ィ法により各受光部上に集光用のマイクロレンズを形成
し、このマイクロレンズにより原稿からの反射光を効率
よく集光して開口率の向上を図ったものが示されてい
る。
【0003】上述のように集光レンズを用いる場合、例
えば、イメ−ジセンサを構成する受光素子一つ当りの受
光面積を10×10μm2 程度に設定し、この上部に2
μmの膜厚で半球状のマイクロレンズを形成したとする
と、見掛け上の開口率は約1.5倍程度に向上すること
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一次元
のイメ−ジセンサにこのようなマイクロレンズを用いる
場合、例えば、400dpi密着イメ−ジセンサを例に
採ると、受光部面積は50×50μm2 程度の大きさと
なるので、半球状のレンズの膜厚としては、10μm程
度が望ましいが、上述のマイクロレンズを形成する際に
用いられるフォトリソエッチング等従来の成形技術で
は、10μm程の膜厚でしかも半径方向の曲率が一定の
マイクロレンズを再現性よく製造することは困難である
という問題があった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、マイクロレンズを用いることなく受光素子へ効率よ
く集光ができ、実質的に開口率を向上することが可能な
イメ−ジセンサを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明に係るイメ−ジセンサは、複数の受光素子を有
してなるイメ−ジセンサにおいて、前記複数の受光素子
の間に入射する原稿からの反射光を受光素子へ導く導光
路を前記受光素子の間に配してなるものである。
【0007】
【作用】原稿からの反射光の内、受光素子から逸れて、
受光素子の間に進入してきた光は、導光路を介して受光
素子へ導かれるので、受光素子における集光効率が向上
することとなるものである。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照しつつ、本発明に
係るイメ−ジセンサについて説明する。ここで、図1は
本発明に係るイメ−ジセンサの縦断面図、図2は図1に
示されたイメ−ジセンサの平面図、図3は図1に示され
たイメ−ジセンサにおける導光路の作用を説明する説明
図である。このイメ−ジセンサは、例えば、フォトダイ
オ−ド等の受光素子1をマトリクス状に複数配設してな
るもので(図2参照)、受光素子1はガラス基板2の上
に設けられている。また、この受光素子1を覆うように
層間絶縁膜3が設けられ、さらに、この層間絶縁膜3上
には受光素子1と受光素子1との間に位置するように突
状共通電極4が設けられている。さらに、この層間絶縁
膜3及び突状共通電極4を覆うようにパシベ−ション膜
としての第1の透光層5が設けられ、この第1の透光層
5の上には第2の透光層6が、隣接する第2の透光層6
との間に生ずる間隙が丁度先の突状共通電極4に位置す
るように設けられている。そして、本実施例において
は、上述した突状共通電極4、第1の透光層5及び第2
の透光層6により導光路が形成されている。
【0009】次に、このイメ−ジセンサの製造プロセス
について説明する。先ず、ガラス基板2の上面に、スパ
ッタリング法によりクロム(Cr)を着膜し、フォトリ
ソエッチングにより受光素子1の下部電極7を形成す
る。次に、この下部電極7の上面にCVD法によりa−
Si(アモルファスシリコン)からなるn+層8を着
膜、形成し、続いてi層9を着膜形成する。
【0010】次に、ITO(酸化インジウム・スズ)電
極10を着膜、形成し、フォトリソエッチングによって
パタ−ニングを行うことによって受光素子1が完成す
る。続いて、ITO電極10の上に例えばポリイミドを
着膜して層間絶縁膜3を形成し、さらに、このITO電
極10上に例えば、アルミニウムを着膜し、受光素子1
のITO電極10が臨まれるようにフォトリソエッチン
グによりパタ−ニングを行い、図1に示されるように各
受光素子1の間において、その断面が上方向(図1にお
いて紙面上方向)に突状の突状共通電極4を形成する。
このパタ−ニングは、フォトレジストの露光時にパタ−
ンエッジがぼけるようにマスクを僅かに浮かせながらギ
ャップ露光することによって、突状のレジストパタ−ン
が形成され、その後、このレジストパタ−ンをマスクと
してエッチングすることにより既述したように断面形状
が突状の突状共通電極4が得られる。
【0011】続いて層間絶縁膜3及び突状共通電極4を
覆うように透明部材(詳細は後述)を着膜、パタ−ニン
グして第1の透光層5を形成する。そして、この第1の
透光層5上には、第1の透光層5をなす透明部材より屈
折率が小さな透明部材(詳細は後述)を着膜、パタ−ニ
ングして第2の透光層6を形成する。この第2の透光層
6のパタ−ニングは、受光素子1よりやや大きめの矩形
に形成し(図2参照)且つその周縁部分が第1の透光層
5を介して突状共通電極4の斜面に沿った部位を覆うよ
うに行う。
【0012】ここで、上述した第1及び第2の透光層
5,6を形成する透明部材としては、例えば、poly
−Si(3.4 )、SiO2 (1.4 )、SiNx(2.0
)、ポリイミド(1.7 )、シリコン(1.4 )、アクリ
ル(1.6 )、Cr3 O3 (2.3 )、TiO2 (2.3 )等
が好適である。尚、括弧内の数値は、その部材が有する
屈折率を示している。そして、第1の透光層5の屈折率
をn1、第2の屈折率をn2と、それぞれ定義すると、
第1及び第2の透光層5,6をなす部材は、n1>n2
となるように選定される必要がある。
【0013】尚、有機材料(例えば、ポリエチレン、ア
クリル樹脂、ノボラック樹脂、ポリエチレン、メタクリ
ル酸メチル等)にハロゲン化アルキル基を加えたもの、
イオウ原子を加えたもの、芳香族環を加えたもの、無機
化合物を加えたもの、あるいは、単体で高屈折率を有す
るポリエチレンテレフタレ−ト、ナフタリン・ホルムア
ルデヒド樹脂、ポリエ−テルアミド等の屈折率は1.5
乃至1.9であり、これらは、特に、第2の透光層6を
なすものとして用いることができる。
【0014】次に、上記構成における入射光の伝搬、特
に、隣接する第2の透光層6の間から第1の透光層5に
入射した光の伝搬について図1及び図3を参照しつつ説
明する。先ず、原稿(図示せず)からの反射光の内、大
半は受光素子1に直接入射するが、反射光の一部には、
第2の透光層6の間に臨まれる第1の透光層5に図1に
実線矢印で示されるように入射してくるものがある。こ
の第1の透光層5に入射した光は、第1の透光層5と第
2の透光層6との境界面及び第1の透光層5と突状共通
電極4との境界面のそれぞれにおいて後述するような条
件下で全反射され、第1の透光層5内部を受光素子1側
へ(図1においては紙面左側の受光素子1側へ)伝搬さ
れてゆき、第2の透光層6の屈曲部6aにおいて第1の
透光層5側へ反射された光は、第1の透光層5から層間
絶縁膜3へ透過し、受光素子1へ入射することとなる。
ここで、第1の透光層5と層間絶縁膜3との境界面で反
射が生じることなく層間絶縁膜3へそのまま光が入射す
るのは、層間絶縁膜3の屈折率が第1の透光層5の屈折
率n1より小さく設定されているためである。
【0015】ここで、図3を参照しつつ第1の透光層5
と第2の透光層6との境界面における全反射について発
生条件について説明する。先ず、図3において、左右方
向に伸びる実線で示された水平線の上部を第1の透光層
5と、また、水平線の下部を第2の透光層6とする。ま
た、図3において第1の透光層5と第2の透光層6との
境界面へ入射した光(図3において符号イが付された実
線)の入射光をΘ1、反射角をφ(φ=Θ1)、屈折角
をΘ2とすると、光学における屈折の原理に基づいてn
1・sinΘ1=n2・sinΘ2の関係式(式1とす
る。)が成立する。そして、第1の透光層5と第2の透
光層6との境界面で全反射が生ずる際の全反射角をΘc
とすると、全反射はΘ1>Θc の条件の下で生じ、その
際の全反射角Θc は式1からΘc =sin-1(n2/n
1)として求められる(式2とする。)。
【0016】そして全反射でない場合、即ち、図3にお
いて言えば、第1の透光層5と第2の透光層6との境界
面において反射されると共に、第2の透光層6へも光が
進行する(図3において点線で表示)いわゆる表面反射
の状態において、平行偏光と垂直偏光のそれぞれについ
ての強度反射率Rp及びRsは、次のように求められ
る。すなわち、Rp=(tan2 (Θ1−Θ2))/
(tan2 (Θ1+Θ2))、Rs=(sin2 (Θ1
−Θ2))/(sin2 (Θ1+Θ2))と、それぞれ
求められる。そして、表面反射であって垂直入射光線の
場合の強度反射率Rは、R=(n1−n2)2 /(n1
+n2)2 と求められる。
【0017】尚、上述の実施例においては、各ITO電
極10への共通電極となる突状共通電極4を第1の透光
層5が第2の透光層6と接する面と反対側に配し、第1
の透光層5と第2の透光層6との境界面で反射されてこ
の突状共通電極4と第1の透光層5との境界面へ進入し
てきた光を反射するようにしたが、この突状共通電極4
に代えて第1の透光層5より屈折率が小さな透光性部材
を配し、丁度第1の透光層5と第2の透光層6との光学
的関係と同様の状態としてもよい。また、上述の実施例
においては、2次元のイメ−ジセンサについて説明した
が、必ずしも2次元である必要はなく、1次元のイメ−
ジセンサにも適用できることはもちろんである。
【0018】さらに、本発明は本実施例のようないわゆ
る密着型イメ−ジセンサに限られず、例えば、CCD等
の受光部の寸法がより小さなものにも適用可能であり、
この場合、マイクロレンズと併用するようにすればより
効果的である。またさらに、本実施例においては、第2
の透光層6の上に何も着膜されない構造としたが、カラ
−フィルタを積層したり、また、カラ−フィルタを別個
の基板に設け、この別個の基板を接着剤等の接着手段に
よって第2の透光層6の上に設けるようにしてもよい。
【0019】そのうえ、突状共通電極4の突状部分の曲
面の曲率や受光素子1に対する反射面の角度、すなわ
ち、図1に示された実施例で言えば、第1の透光層5と
第2の透光層6との境界面及び第1の透光層5と突状共
通電極4との境界面の受光素子1に対する角度、イメ−
ジセンサ全体の大きさ、さらには、イメ−ジセンサ内の
配線等の本発明の本質に直接に影響を及ぼすことのない
事項については、本実施例に示されたものに限定される
ことなく種々な変形を加えてもよいことは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
原稿からの反射光であって受光素子の間に入射してきた
反射光を受光素子へ導くよう導光路を構成することによ
り、マイクロレンズを設けることができないような受光
面積が比較的大きな簡易な受光素子における集光効率を
簡易な構造によりマイクロレンズを設けたと同等に向上
することができる、その結果、実質的に開口率を向上さ
せ感度のよいイメ−ジセンサを提供することができると
いう効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るイメ−ジセンサの一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】 図1に示されたイメ−ジセンサの平面図であ
る。
【図3】 図1に示されたイメ−ジセンサにおける光の
伝搬を説明する説明図である。
【符号の説明】
1…受光素子、 4…突状共通電極、 5…第1の透光
層、 6…第2の透光層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光素子を有してなるイメ−ジセ
    ンサにおいて、前記複数の受光素子の間に入射する原稿
    からの反射光を受光素子へ導く導光路を前記受光素子の
    間に配したことを特徴とするイメ−ジセンサ。
JP4251920A 1992-08-28 1992-08-28 イメ−ジセンサ Pending JPH0685225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4251920A JPH0685225A (ja) 1992-08-28 1992-08-28 イメ−ジセンサ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4251920A JPH0685225A (ja) 1992-08-28 1992-08-28 イメ−ジセンサ

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JPH0685225A true JPH0685225A (ja) 1994-03-25

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ID=17229937

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JP4251920A Pending JPH0685225A (ja) 1992-08-28 1992-08-28 イメ−ジセンサ

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