JPH068509A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH068509A
JPH068509A JP17105292A JP17105292A JPH068509A JP H068509 A JPH068509 A JP H068509A JP 17105292 A JP17105292 A JP 17105292A JP 17105292 A JP17105292 A JP 17105292A JP H068509 A JPH068509 A JP H068509A
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JP
Japan
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electrode
electrodes
line
screen
finger
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Withdrawn
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JP17105292A
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English (en)
Inventor
Masanobu Okumura
正信 奥村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は構成簡易で、かつ、高ドット密度のド
ット潜像を形成することができるようにすることを目的
とする。 【構成】荷電粒子を発生させる複数の開孔を有すると共
に、この開孔内の荷電粒子の外部への出射を制御するス
クリーン電極71を備えた記録ヘッドと、この記録ヘッ
ドに近接配置された移動する像坦持体8とからなり、上
記記録ヘッドの開孔より出射される荷電粒子により像坦
持体上にドット潜像を形成する画像形成装置おいて、上
記記録ヘッドのスクリーン電極71は分割して複数の独
立構造に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイオン等の荷電粒子を電
界により制御して画像坦持体に蓄積させ、潜像を形成さ
せる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】像坦持体上に静電潜像を形成し、これを
トナーを含んだ現像剤により、現像することによりトナ
ー像にすると共に、このトナー像を記録紙等に定着する
ことによりハードコピーを得るようにした静電記録方式
の記録装置は広く実用に供されている。像坦持体は光導
電ドラムを使用したり、誘電体ドラムを使用したり、ま
た、記録紙そのものを直接使用する形態をとるものなど
種々の方式がある。
【0003】ところで、このような方式の記録装置にお
いて、像坦持体に直接、静電潜像を形成してゆく方式に
使用される記録ヘッドとして、イオン等の荷電粒子を電
界により制御して像坦持体に蓄積させ、潜像を形成させ
る記録ヘッドがある。この種の記録ヘッドとしては、特
開昭57-501348 号公報に示されている如きものなどが知
られている。
【0004】これは、荷電粒子の流れを記録信号に従っ
て電界により制御して像坦持体に選択的に蓄積させ、潜
像を形成させるものであるが、この技術は誘電物質によ
り分離された2つの電極間に高周波交流を印加して放電
を生じさせ、その放電により発生したイオンを画像信号
に従って抽出し、誘電体ドラム上に潜像を形成させるも
のである。
【0005】以下、かかる方式の記録ヘッドの概要につ
いてその動作を含め、説明する。この記録ヘッドはイオ
ンヘッドと呼ばれるものであり、図13および図14に
示す如き構成となっている。
【0006】図13はイオンヘッドのイオンヘッド支持
基板をイオン放出面側から見た平面図であり、図14は
そのA‐A断面における部分拡大断面図である。これら
の図において、1はイオンヘッド支持基板であり、この
イオンヘッド支持基板1にはその長手方向中央部分に、
並列的に複数本の帯状のライン電極2が例えば、絶縁層
3に埋設され、表面のみが露出するように設けられてい
る。なお、この図ではライン電極2は6本構成とした例
を示してある。
【0007】これらのライン電極2上には透明なマイカ
板4が配され、さらにこのマイカ板4上には当該ライン
電極2と所定の角度をなして交差する帯状の多数のフィ
ンガ電極15が所定ピッチで設けられている。
【0008】そして、このライン電極2とフィンガ電極
15の交差部において、イオン発生部を形成するよう
に、フィンガ電極15のライン電極2との交差部には、
それぞれ所定の径を有する孔15hが形成されている。
【0009】フィンガ電極15上には孔15hの対応部
分に当該孔15hより大径の孔部6hを形成した合成樹
脂等による絶縁層6が配置され、当該絶縁層6上に各フ
ィンガ電極15の孔15hに対応した孔7hが形成され
た帯状のスクリーン電極7がライン電極2とフィンガ電
極15の全ての交差部を覆うように配置されている。
【0010】また、ライン電極2にはそれぞれ給電ライ
ン2tがあり、各給電ライン2tは図に示す構成例では
絶縁層3に埋め込まれ、表面のみが現れるように設けら
れている。
【0011】このように、ライン電極2上に透明なマイ
カ板4が配され、さらにその上には当該ライン電極2と
所定の角度をなして交差する多数のフィンガ電極15が
設けられ、そして、このライン電極2とフィンガ電極1
5の交差部において、イオン発生部を形成するようにフ
ィンガ電極15のライン電極3との交差部にはそれぞれ
所定の径の孔15hが設けられている。
【0012】ここに示した構成例ではライン電極2の各
供給ライン2tは、3本ずつイオンヘッド支持基板1の
短手方向両側縁に向けて配されており、また、フィンガ
電極15の各給電ライン15tは交互にイオンヘッド支
持基板1の短手方向両側縁に向けて引き出され、形成さ
れている。
【0013】そして、このように構成されたイオンヘッ
ド支持基板1のイオン放出面となるスクリーン電極7に
対向して、所定の微小間隔をおいて像坦持体である誘電
体ドラム8が配置される。この誘電体ドラム8はアルミ
ニウム等による円筒状支持体9上に誘電体層10を形成
して構成してあり、回転軸を中心に一定速度で回転する
ように構成されている。
【0014】次に静電潜像形成動作について説明する
と、まず上記構成のイオンヘッド基板1のライン電極2
とフィンガ電極15との間に、図14に示すように高周
波の高圧交流電源11から高圧交流電圧、例えば、1M
Hzで2500V程度電圧を印加する。また、フィンガ
電極15には切り替えスイッチ12を介して接地電位ま
たは負電圧−VA が印加できるようになっており、ま
た、スクリーン電極7にはフィンガ電極15に印加され
る負電圧−VA より絶対値の小さい負電圧−VB が印加
されるようになっている。
【0015】この状態で、今、ライン電極2とフィンガ
電極15との間に高圧交流電圧を印加することにより、
フィンガ電極15の孔15h部分において放電が生じ、
その近傍の雰囲気がイオン化される。
【0016】図14に示すように、切り替えスイッチ1
2の切り替え接点がa側にある場合には、スクリーン電
極7には負電圧−VB が印加されており、フィンガ電極
15は接地電位となっているために、電位勾配はフィン
ガ電極15側からスクリーン電極7側へと向かってい
る。従って、フィンガ電極15の近傍に発生したイオン
のうち、負イオンはフィンガ電極15の近傍に溜まった
状態となっている。
【0017】切り替えスイッチ12をb側に切り替える
と、フィンガ電極15には負電圧−VA が印加される。
負電圧−VA と負電圧−VB は絶対値がVA >VB の関
係となっているため、電位勾配はスクリーン電極7側か
らフィンガ電極15側へと向かう。
【0018】従って、フィンガ電極15の近傍に溜まっ
ていた負イオンは、この電位勾配によってスクリーン電
極7に向けて加速され、スクリーン電極7の孔7hから
誘電体ドラム8側へと放出されることになる。このよう
にして放出された負イオンは誘電体ドラム8に到達し、
この誘電体ドラム8の誘電体層10上に保持されること
によって、画像1ドットの潜像が形成される。
【0019】すなわち、スクリーン電極7の孔7hから
イオンを放出するか否かを、電圧バイアスの切り替えに
よってスイッチング制御することにより、画像形成のた
めの1ドットの単位画素の潜像を形成するものである。
次にこのようなドット状の単位画素潜像から所定の画像
に対応する潜像を形成する方法を図15および図16を
用いて説明する。
【0020】図15は図13からスクリーン電極7を取
り除いてその一部を拡大して示す図である。この図15
においては、複数の各ライン電極2を区別するために添
字を付して2-0,2-1,2-2… として示してあり、
また、フィンガ電極15もフィンガ電極15a,15
b,15c… として示してあり、さらにまた、フィ
ンガ電極15とライン電極2の交差部に形成されている
イオン発生部(孔15h)もそれぞれ添字を付して13
a0,13b0,13c0,… 13a5,13b5,13c5のよ
うに表示してある。
【0021】そして、作像方法を簡単に説明するため
に、イオンヘッド支持基板1は図示のように3本のフィ
ンガ電極15a,15b,15cと、6本のライン電極
2a,2b,2c…2fで構成されているものとして説
明することとする。
【0022】図15に示すように構成されているイオン
ヘッド支持基板1において、例えば、イオン発生部13
b4からのみ、イオンを発生させるためには、ライン電極
2-4を駆動させ、フィンガ電極15bを信号を加えて負
電圧(−VA )が印加されるオン状態にし、他のフィン
ガ電極15a,15cは信号を加えず、接地電位が印加
されたオフ状態のままにしておく。
【0023】ライン電極2-4が駆動されると、前述のよ
うに、イオン発生部13a4,13b4,13c4の内部にイ
オンが発生する。しかし、フィンガ電極15a,15c
はオフ状態なので、イオン発生部13a4,13c4の内部
に発生したイオンは内部に溜まった状態となり、一方、
フィンガ電極15bは信号によりオン状態になるので、
イオン発生部13b4で発生したイオンは内部(イオン発
生部13b4)から外部へと放出され、誘電体ドラム8上
の当該イオン発生部13b4に対応する位置に1ドットの
潜像が形成される。
【0024】イオン発生部13a0,13b0,…13c5は
マトリックス状に配列して形成されているため、ライン
電極2-0,…2-5およびフィンガ電極15a,15b,
15cへの給電を、信号に基づいてそれぞれ切り替え印
加することにより、選択的にイオン発生部13a0,13
b0,…13c5よりイオンを放出させることができ、これ
によって、誘電体ドラム8上に1ドットの単位画素の潜
像を形成することができる。そして、このような動作を
繰り返すことにより、誘電体ドラム8上に所望の画像に
対応したドット状の静電潜像を形成することができる。
【0025】誘電体ドラム8上に静電潜像が形成されて
ゆく過程をさらに説明すると、図15に示すような構成
のイオンヘッド支持基板1を有するイオンヘッドにおい
て、横方向にライン状の潜像を形成する場合は、まずラ
イン電極2-0を駆動させ、フィンガ電極15a,15
b,15cをオン状態にする。すると、図16(A)に
示すように、誘電体ドラム8上のイオン発生部13a0,
13b0,13c0に対応する位置に、イオンが放出されて
ドット状の静電潜像14a0,14b0,14c0が形成され
る。
【0026】次にこの潜像が形成されている誘電体ドラ
ム8が図14においてX方向に回転移動して、当該潜像
部分がライン電極2-1に対応する位置に到達したとき、
ライン電極2-1を駆動させ、同様にフィンガ電極15
a,15b,15cをオン状態にする。すると、図16
(B)に示すように、先にイオン発生部13a0,13b
0,13c0からの放出イオンにより形成された静電潜像
14a0,14b0,14c0に一部重なった状態で、イオン
発生部13a1,13b1,13c1から放出されたイオンに
よる潜像14a1,14b1,14c1が形成される。
【0027】以下、同様にして誘電体ドラム8の回転と
同期してライン電極2-2,2-3,…2-5を順次駆動し
て、次々にイオン放出による潜像を形成すると、図16
(C)に示すように、ライン状の静電潜像が形成され
る。また、ライン電極2-2,2-3,…2-5とフィンガ電
極15a,15b,15cの選択駆動により、例えば、
図16(D)のように文字“A”もドット状の潜像で形
成することができる。
【0028】なお、このようにして形成された誘電体ド
ラム8上の静電潜像には、所定の現像、転写、定着の各
プロセスが実行されることによって、記録紙上に画像が
形成され、ハードコピーとして得ることができる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成のイオンヘッドを使用して像坦持体に静電潜像を形成
する場合、達成可能な主走査方向(記録紙の移動と直交
する方向)の記録ドット密度はイオンヘッドの構造によ
り決まってしまう。すなわち、主走査方向から見た開孔
のピッチ(イオン発生部のピッチ)により一義的に決ま
ってしまう。
【0030】このことは前述したドット潜像の形成過程
より明らかである。従って、線画または文字の滑らかさ
を向上させるためには、記録ドット密度を増加させる必
要があり、そのためには開孔のピッチ(すなわち、イオ
ン発生部のピッチ)を小さくする以外に方法はない。し
かしながら、そのためにはイオンヘッドの精度を大幅に
向上させる必要があり、製造が極めて困難となり、ま
た、大幅なコストアップを招いてしまう。
【0031】そこで、この発明の目的とするところは、
イオンヘッドの開孔ピッチは変更を加えず、また、層構
成も変えずに済み、従って、製造容易で、しかも、記録
ドットの密度の向上を図ることができるようにした画像
形成装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、荷電粒子
を発生させる複数の開孔を有すると共に、この開孔内の
荷電粒子の外部への出射を制御するスクリーン電極を備
えた記録ヘッドと、この記録ヘッドに近接配置された移
動する像坦持体とからなり、上記記録ヘッドの開孔より
出射される荷電粒子により像坦持体上にドット潜像を形
成する画像形成装置おいて、上記記録ヘッドのスクリー
ン電極は分割して複数の独立構造に構成した。
【0033】
【作用】上記の構成において、記録ヘッドの像坦持体側
のスクリーン電極を、複数に分割して構成されており、
従って、これらの分割されたスクリーン電極には特定の
スクリーン電極とこれに隣接するスクリーン電極を単位
に、これらスクリーン電極に与える電圧を制御できるよ
うになる。そのため、上記単位毎に全てを同一電圧にし
たり、異ならせたりすると、荷電粒子を像坦持体に向け
直進させて放出させたり、偏向させて放出させたりする
ことができる。従って、この放出荷電粒子により像坦持
体に形成されるドット潜像の密度を制御できるようにな
る。
【0034】このように、スクリーン電極を分割したこ
とにより、スクリーン電極相互間の印加電圧制御のみ
で、荷電粒子の方向を制御でき、これによってドット潜
像の密度制御を行うようにしたから、記録ヘッドの開孔
ピッチは変更を加えずに済み、また、層構成も変えずに
済み、従って、製造容易で、しかも、記録ドットの密度
の向上を図ることができるようにした画像形成装置を提
供できる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0036】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
にかかるイオンヘッドの構造を示す平面図であり、図2
はそのA‐A断面における部分拡大断面図(特定のライ
ン電極に属する開孔の中心を結んだ線で切断した部分拡
大断面図)であって、基本的構造は図13および図14
で説明した従来技術と同じであるが、スクリーン電極を
フィンガ電極15と同様の形態に分割した点が異なる。
【0037】構成を説明すると、これらの図において、
1はイオンヘッド支持基板であり、このイオンヘッド支
持基板1にはその長手方向中央部分に、並列的に複数本
の帯状のライン電極2が例えば、絶縁層3に埋設され、
表面のみが露出するように設けられている。なお、この
図ではライン電極2は6本構成とした例を示してある。
【0038】これらのライン電極2上には透明なマイカ
板4が配され、さらにこのマイカ板4上には当該ライン
電極2と所定の角度をなして交差する帯状の多数のフィ
ンガ電極15が所定ピッチで設けられている。
【0039】そして、このライン電極2とフィンガ電極
15の交差部において、イオン発生部を形成するよう
に、フィンガ電極15のライン電極2との交差部には、
それぞれ所定の径を有する孔15hが形成されている。
【0040】フィンガ電極15上には孔15hの対応部
分に当該孔15hより大径の孔部を6hを形成した合成
樹脂等による絶縁層6が配置され、当該絶縁層6上に各
フィンガ電極15の孔15hに対応した孔71hが形成
された帯状のスクリーン電極71が対応するフィンガ電
極15に重なるように配置されている。すなわち、スク
リーン電極71は従来と異なり、フィンガ電極15とほ
ぼ同じ幅で同じ形態をしており、各フィンガ電極15上
にそれぞれ一つずつ、スクリーン電極71を配置してあ
り、対をなすフィンガ電極15とスクリーン電極71と
は互いに重なり合うように配列されている。
【0041】また、ライン電極2にはそれぞれ給電ライ
ン2tがあり、各給電ライン2tは図に示す構成例では
絶縁層3に埋め込まれ、表面のみが現れるように設けら
れている。
【0042】このように、基板1上にライン電極2が配
され、このライン電極2上に透明なマイカ板4が配さ
れ、さらにその上には当該ライン電極2と所定の角度を
なして交差する多数のフィンガ電極15が設けられ、そ
して、さらに絶縁層6を介して各フィンガ電極15上
に、それぞれスクリーン電極71が配される。
【0043】ここに示した構成例ではライン電極2の各
給電ライン2tは、3本ずつ支持基板1の短手方向両側
縁に向けて配されており、また、フィンガ電極15の各
給電ライン15tは交互に支持基板1の短手方向両側縁
に向けて振り分けて配設されている。
【0044】そして、このように構成されたイオンヘッ
ド支持基板1のイオン放出面となるスクリーン電極71
配置側に対向して、所定の微小間隔をおいて像坦持体で
ある誘電体ドラム8が配置される。この誘電体ドラム8
はアルミニウム等による円筒状支持体9上に誘電体層1
0を形成して構成してあり、回転軸を中心に一定速度で
回転するように構成されている。
【0045】イオンヘッドの構造はこのようなものであ
る。このようなイオンヘッドの動作原理をここで説明し
ておく。まず上記構成のイオンヘッド支持基板1のライ
ン電極2とフィンガ電極15との間に、図2に示すよう
に高周波の高圧交流電源11から高圧交流電圧、例え
ば、1MHzで2500V程度電圧を印加する。また、
フィンガ電極15には切り替えスイッチ12を介して接
地電位または負電圧−VA が印加できるようになってお
り、また、スクリーン電極71にはフィンガ電極15に
印加される負電圧−VA より絶対値の小さい負電圧−V
B が印加されるようになっている。
【0046】この状態で、今、ライン電極2とフィンガ
電極15との間に高圧交流電圧を印加することにより、
フィンガ電極15の孔15h部分において放電が生じ、
その近傍の雰囲気がイオン化される。
【0047】図2に示すように、切り替えスイッチ12
の切り替え接点がa側にある場合には、スクリーン電極
71には負電圧−VB が印加されており、フィンガ電極
15は接地電位となっているために、電位勾配はフィン
ガ電極15側からスクリーン電極71側へと向かってい
る。従って、フィンガ電極15の近傍に発生したイオン
のうち、負イオンはフィンガ電極15の近傍に溜まった
状態となっている。
【0048】切り替えスイッチ12をb側に切り替える
と、フィンガ電極15には負電圧−VA が印加される。
負電圧−VA と負電圧−VB は絶対値がVA >VB の関
係となっているため、電位勾配はスクリーン電極71側
からフィンガ電極15側へと向かう。
【0049】従って、フィンガ電極15の近傍に溜まっ
ていた負イオンは、この電位勾配によってスクリーン電
極71に向けて加速され、孔71aから誘電体ドラム8
側へと放出されることになる。このようにして放出され
た負イオンは誘電体ドラム8に到達し、この誘電体ドラ
ム8上に保持されることによって、画像1ドットの潜像
が形成される。
【0050】すなわち、スクリーン電極71の孔71h
からイオンを放出するか否かを、スイッチング制御する
ことにより、画像形成のための1ドットの単位画素の潜
像を形成する。以上は動作の基本原理であり、本装置で
はスクリーンバイアス値の組み合わせで種々の記録ドッ
ト密度を得ることができるので、その手法を説明する。
【0051】初めに2倍の記録ドット密度を得る手法を
説明する。今、図3(a)に示すように、スクリーン電
極71-0,71-1,71-2のうち、中央のスクリーン電
極71-1の開孔71hから抽出されるイオンについて考
える。スクリーン電極71のバイアス電圧値はVB とV
B ´(但し、絶対値でVB>VB ´)の2値をとり得る
ものとすると、スクリーン電極7-0,7-1,7-2に印加
されるバイアス電圧値の関係が順に、VB ‐VB ‐VB
,VB ´‐VB ´‐VB ´,VB ´‐VB ‐VB ´お
よびVB ‐VB ´‐VB の信号のいずれかであった場合
には、イオンは直進する。これは電界分布が中央開孔7
1hの中心軸に関して軸対称なためである。
【0052】一方、スクリーン電極71-0,7-1,7-2
に印加されるバイアス電圧の関係が順にVB ‐VB ‐V
B ´,VB ‐VB ´‐VB ´であった場合には、電界の
非対称性により、例えば図3(b)に示す如くイオンは
右側へ、また、VB ´‐VB‐VB ,VB ´‐VB ´‐
VB であった場合には、図3(b)に示す如くイオンは
左側へそれぞれシフトする。
【0053】図3(a)〜(c)は上記各々の場合のス
クリーン電極‐像坦持体間の等電位線を示したものであ
るが、イオンは等電位線に直交して移動することから、
上記のようなイオンの偏向は理論的に説明できる。
【0054】以上のような関係により、イオン発生部で
のイオンを偏向制御できるようにした本発明を用いて、
高記録ドット密度の横ライン潜像が形成される過程を以
下、詳細に説明する。図4(a)はライン電極、図4
(b)はフィンガ電極、図4(c)はスクリーン電極の
動作を示すタイミングチャートであり、横ライン潜像形
成の場合のタイミング例である。
【0055】図4(a)に示すように、6本のライン電
極2は順に2-0,2-1、… 2-5と添字を付して示すと
すると、第1ライン電極2-0 -->第2ライン電極2-1 -
->…… -->第6ライン電極2-5 -->第1ライン電極2-0
-->… と時間Δt,ピッチt,周期Tを以て循環
駆動され、駆動されたライン電極2に対応する開孔内
(イオン発生部)でイオンを発生する。
【0056】一方、3本のフィンガ電極15a〜15c
は記録信号に従って、図4(b)の如く駆動される。ま
た、これら3本のフィンガ電極15a〜15cに対応す
るスクリーン電極71-0,71-1,71-2は図4(c)
の如く駆動される。
【0057】次にドット潜像により横ライン潜像が形成
される過程を順を追って説明する。フィンガ電極駆動パ
ルス幅Δtを図5のようにA,B,Cの3区間に分けて
考えると、A区間ではスクリーン電極71-0,71-1,
71-2はバイアス電圧が共にVB で同電位であるから、
イオンはスクリーン電極71の開孔71hを通過後、直
進し、誘電体ドラム8の誘電体層10上に図6(a)の
ような潜像を形成する。
【0058】また、フィンガ電極駆動パルス幅Δtにお
けるB区間ではスクリーン電極71-0,71-1はそのバ
イアス電圧がVB ´で同電位であるが、スクリーン電極
71-2はVB であり、また、C区間ではスクリーン電極
71-0,71-1はそのバイアス電圧がVB で同電位であ
るが、スクリーン電極71-2はVB ´であり、従って、
イオンは前述した理由によりそれぞれ左側、右側にシフ
トし、図6(b)、(c)のようなドット潜像が形成さ
れる。ここでB区間、C区間の幅は共にA区間の幅の1
/2であるから、形成されるドットの径および電位はA
区間で形成されるドットのそれよりも小さくなる。
【0059】従って、フィンガ電極15が1パルス駆動
された後には、図6(d)のような潜像が形成されるこ
とになる。記録信号に従って、この過程が繰り返される
と、最終的には(e)のような横ライン潜像が形成され
ることになるが、この場合の記録ドット密度は上述のよ
うな偏向によって明らかに従来の2倍になっている。
【0060】以上記録密度を2倍にする場合について、
その実施例を述べてたが、スクリーン電極71の駆動の
仕方、バイアス電圧値VB とVB ´の関係を変更するこ
とにより、記録ドット密度を3倍以上にすることも可能
である。そして、このことにより、イオンヘッドの開孔
密度そのものについては何等変更を加えずに、記録ドッ
ト密度をいくらでも大きくすることが可能で、線画や文
字等の記録にあたってその輪郭線の滑らかさ向上に絶大
なる効果を発揮する。
【0061】次に別の実施例について述べる。 (第2実施例)第1実施例において図4(b)に示すフ
ィンガ電極駆動パルスのタイミングおよびパルス幅を種
々異ならせた場合と、その時に形成されるドット潜像の
形状を図7(a)〜(e)に示す。
【0062】第1実施例においてはドットのシフト量が
本来のドットピッチの1/2になるように、VB /VB
´の絶対値を設定したが、第2実施例ではVB /VB ´
の絶対値を第1実施例より小さく設定してあるために、
ドットのシフト量はわずかである。従って、本来のドッ
トとシフトしたドットは一体となって見掛け上、区別は
つかず、そのため、図に示したように、異なる形状、サ
イズを有するドットが形成される。これら種々のドット
を画像の特徴に応じて使い分ければ、形状、サイズの均
一なドットのみで画像を形成する場合では得られない、
よりリアルな表現が可能になる。
【0063】以上はスクリーン電極をフィンガ電極に沿
って分割し、主走査方向の記録ドット密度の向上を図る
ようにしたものであった。スクリーン電極をライン電極
に沿って分割することもでき、これによって副走査方向
の記録ドット密度の向上と解像度および階調性向上を図
ることができる。この例を次に述べる。
【0064】(第3実施例)従来のイオンヘッドでは全
てのドット潜像は同一の形状、サイズを有することにな
り、解像度はヘッドの開孔の密度によって一義的に決ま
り、階調は2階調であった。そして、副走査方向の解像
度を増やす方法としてはヘッド開孔密度を増加させる方
法、プロセススピードを減少させる方法などが考えられ
るが、前者ではイオンヘッドの精度を向上させる必要が
ある上、両者とも階調を増やすことはできない。
【0065】第3実施例ではイオンヘッドの開孔ピッチ
(イオン発生部)や層構成を全く変えずに、見掛上の解
像度と階調性をともに向上させることができ、かつ、画
像の特徴に応じて解像度と階調性のいずれをより優先さ
せるかを選択できる。
【0066】第3実施例を説明すると、ここでは図8に
示すような構成のイオンヘッドを用いる。このイオンヘ
ッドの特徴は図に示す如くスクリーン電極72をライン
電極2と同様な形態に分割した点にある。
【0067】図8は本発明の第3実施例にかかるイオン
ヘッドの構造を示す平面図であり、図9はそのA‐A断
面における部分拡大断面図(特定のライン電極に属する
開孔の中心を結んだ線で切断した部分拡大断面図)であ
って、基本的構造は図13および図14で説明した従来
技術と同じであるが、スクリーン電極をライン電極2と
同様の形態に分割した点が異なる。
【0068】構成を説明すると、これらの図において、
1はイオンヘッド支持基板であり、このイオンヘッド支
持基板1にはその長手方向中央部分に、並列的に複数本
の帯状のライン電極2が例えば、絶縁層3に埋設され、
表面のみが露出するように設けられている。なお、この
図ではライン電極2は6本構成とした例を示してある。
【0069】これらのライン電極2上には透明なマイカ
板4が配され、さらにこのマイカ板4上には当該ライン
電極2と所定の角度をなして交差する帯状の多数のフィ
ンガ電極15が所定ピッチで設けられている。
【0070】そして、このライン電極2とフィンガ電極
15の交差部において、イオン発生部を形成するよう
に、フィンガ電極15のライン電極2との交差部には、
それぞれ所定の径を有する孔15aが形成されている。
【0071】フィンガ電極15上には孔15hの対応部
分に当該孔15hより大径の孔部を6hを形成した合成
樹脂等による絶縁層6が配置され、当該絶縁層6上に各
フィンガ電極15の孔15hに対応した孔72hが形成
された帯状のスクリーン電極72が各ライン電極2にそ
れぞれ1対1で対応させて配置されている。
【0072】すなわち、スクリーン電極72は従来と異
なり、ライン電極2とほぼ同じ幅で同じ形態をしてお
り、各ライン電極2上にそれぞれ一つずつ、スクリーン
電極72を配置してあり、対をなすライン電極2とスク
リーン電極72とは互いに重なり合うように配列されて
いる。
【0073】また、ライン電極2にはそれぞれ給電ライ
ン2aがあり、各給電ライン2aは図に示す構成例では
絶縁層3に埋め込まれ、表面のみが現れるように設けら
れている。
【0074】このように、基板1上にライン電極2が配
され、このライン電極2上に透明なマイカ板4が配さ
れ、さらにその上には当該ライン電極2と所定の角度を
なして交差する多数のフィンガ電極15が設けられ、そ
して、さらに絶縁層6を介して各フィンガ電極15上
に、それぞれスクリーン電極72が配される。
【0075】ここに示した構成例ではライン電極2の各
給電ライン2tは、3本ずつ支持基板1の短手方向両側
縁に向けて配されており、また、フィンガ電極15の各
給電ライン15tは交互に支持基板1の短手方向両側縁
に向けて配置されている。
【0076】そして、このように構成されたイオンヘッ
ド基板1のイオン放出面となるスクリーン電極72配置
側に対向して、所定の微小間隔をおいて像坦持体である
誘電体ドラム8が配置される。この誘電体ドラム8はア
ルミニウム等による円筒状支持体9上に誘電体層10を
形成して構成してあり、回転軸を中心に一定速度で回転
するように構成されている。イオンヘッドの構造はこの
ようなものである。このイオンヘッドにより如何にして
本発明が達成されるかについて、図9の概念図を用いて
説明する。
【0077】図9は本イオンヘッドを特定のフィンガ電
極15に属する開孔15hの中心を結んだ線で切断した
一部拡大図である。今、中央の開孔72‐1hから抽出
されたイオンについて考える。スクリーンバイアスの電
圧値はVB とVB ´(但し、絶対値比較でVB >VB
´)の2値をとり得るものとすると、スクリーン電極7
2-0,72-1,72-2に印加されるバイアス電圧が順に
VB ‐VB ‐VB ,VB ´‐VB ´‐VB ´,VB ´‐
VB ‐VB ´およびVB ‐VB ´‐VB のいずれかをと
る場合にはイオンは直進する。これは電界分布が中央開
孔72‐1hの中心軸に関して軸対称なためである。
【0078】一方、スクリーン電極72‐0 ,72‐1
,72‐2 に印加されるバイアス電圧が順にVB ‐VB
‐VB ´,VB ‐VB ´‐VB ´のいずれかをとる場
合には電界の非対称性より、イオンは右側へ、また、V
B ´‐VB ‐VB ,VB ´‐VB ´‐VB のいずれかを
とる場合にはイオンは左側へそれぞれシフトする。
【0079】この関係を利用して本発明において、縦ラ
イン潜像が形成される過程を以下、詳細に説明する。図
10(a)はライン電極、図10(b)はフィンガ電
極、図10(c)はスクリーン電極の動作を示すタイミ
ングチャートであり、縦ライン潜像形成の場合のタイミ
ング例である。
【0080】図10(a)に示すように、ここではライ
ン電極は2-0 -->2-1 -->… … -->2-5 -->2-0 -->
… と時間Δt,ピッチt,周期Tを以て高周波電圧
により循環駆動され、駆動されたライン電極に対応する
開孔内でイオンを発生する。
【0081】一方、フィンガ電極15a,〜15cは記
録信号に従って、ここでは図10(b)の如く駆動され
る。また、スクリーン電極7-0,7-1 〜 7-5は図1
0(c)の如く駆動される。このような制御により、縦
ライン潜像が形成できる。
【0082】次に縦ライン潜像がドット潜像から形成さ
れる過程を順を追って説明する。フィンガ電極駆動パル
スのパルス幅Δtを図5のようにA,B,Cの3区間に
分けて考えると、A区間ではスクリーン電極72-0,7
2-1,72-2はバイアス電圧が共にVB で同電位である
から、イオンは開孔を通過後、直進し、図11(a)の
ような潜像を形成する。また、フィンガ電極駆動パルス
幅ΔtにおけるB区間ではスクリーン電極71-1,71
-2はそのバイアス電圧がVB で同電位であるが、スクリ
ーン電極71-0はVB ´であり、また、C区間ではスク
リーン電極71-1,71-2はそのバイアス電圧がVB ´
で同電位であるが、スクリーン電極71-0はVB であ
り、従って、イオンは前述した理由によりそれぞれスク
リーン電極72-0側、スクリーン電極72-2側にシフト
し、その結果、フィンガ電極が1パルス駆動された後に
は図11(b)のような潜像が形成されることになる。
【0083】この場合、ドットのシフト量dがヘッドの
開孔ピッチPの1/2となるように、VB /VB ´の絶
対値を設定してある。記録信号に従ってこの過程が繰り
返されると、最終的に(c)のような縦ライン潜像が形
成されることになるが、記録ドット密度は明らかに従来
の2倍になっている。
【0084】以上、記録密度を2倍にする場合について
その実施例を述べたが、スクリーン電極の駆動の仕方、
VB /VB ´の絶対値を変更することにより、記録ドッ
ト密度を3倍に以上にすることも可能で、高精細画像を
得ることができる。
【0085】次に別の実施例について述べる。(第4実
施例)第3実施例において図10(b)に示すフィンガ
電極駆動パルスのタイミングおよびパルス幅を種々異な
らせた場合と、その時に形成されるドット潜像の形状を
図12に示す。
【0086】本実施例においてはVB /VB ´の絶対値
が、第3実施例よりも小さくなるように設定する。従っ
て、それがためにドットのシフト量はわずかとなる。従
って、本来のドットと、シフトしたドットは一体となっ
て、見掛け上、区別はつかず、その代わりに図に示した
ような異なる形状サイズを有するドットが形成されるこ
とになる。これらドットの形状、サイズは、VB /VB
´の絶対値、フィンガ電極駆動パルスのタイミング、お
よびパルス幅を変えることで図12(a)〜(e)に示
した如き種々の形状を得ることができ、さらにこれらの
パラメータをさまざに選択することで、この例以外の無
数のバリエーションをとることができ、解像度、階調性
をともに従来より向上させることができる。また、これ
より、画像の特徴に応じて各ドットの形状、サイズを変
えれば、よりリアルな表現が可能になる。
【0087】以上、本発明の種々の実施例を説明した
が、要するに本発明はイオン(荷電粒子)を発生させる
複数の開孔を有すると共に、この開孔内の荷電粒子の外
部への出射を制御するスクリーン電極を備えた記録ヘッ
ドと、この記録ヘッドに近接配置された移動する像坦持
体とからなり、上記記録ヘッドの開孔より出射される荷
電粒子により像坦持体上にドット潜像を形成する画像形
成装置おいて、上記記録ヘッドのスクリーン電極は分割
して複数の独立構造に構成したものである。
【0088】そして、上記の構成において、記録ヘッド
の像坦持体側のスクリーン電極を、複数に分割して構成
されており、従って、これらの分割されたスクリーン電
極には特定のスクリーン電極とこれに隣接するスクリー
ン電極を単位に、これらスクリーン電極に与える電圧を
制御できるようになることから、上記単位毎に全てを同
一電圧にしたり、異ならせたりすると、荷電粒子を像坦
持体に向け直進させて放出させたり、偏向させて放出さ
せたりすることができるようになり、従って、この放出
荷電粒子により像坦持体に形成されるドット潜像の密度
を制御できるようになると言うものである。
【0089】このように、スクリーン電極を分割したこ
とにより、スクリーン電極相互間の印加電圧制御のみ
で、荷電粒子の方向を制御でき、これによってドット潜
像の密度制御を行うようにしたから、記録ヘッドの開孔
ピッチは変更を加えずに済み、また、層構成も変えずに
済み、従って、製造容易で、しかも、記録ドットの密度
の向上を図ることができるように
【発明の効果】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるイオンヘッドの構
造を示す平面図。
【図2】図1のA‐A断面における部分拡大断面図。
【図3】図3はスクリーン電極とそのバイアス電圧によ
るイオンの放出状態を説明するための図。
【図4】ライン電極、フィンガ電極、スクリーン電極の
動作を示すタイミングチャート図。
【図5】フィンガ電極駆動パルスを示す図。
【図6】本発明による潜像形成例を示す図。
【図7】フィンガ電極駆動パルスのタイミングおよびパ
ルス幅を種々異ならせた場合と、その時に形成されるド
ット潜像の形状を示す図。
【図8】本発明の第3実施例にかかるイオンヘッドの構
造を示す平面図。
【図9】図8のA‐A断面における部分拡大断面図。
【図10】ライン電極、フィンガ電極、スクリーン電極
の動作を示すタイミングチャート。
【図11】本発明による潜像形成例を示す図。
【図12】フィンガ電極駆動パルスのタイミングおよび
パルス幅を種々異ならせた場合と、その時に形成される
ドット潜像の形状を示す図。
【図13】イオンヘッドのイオンヘッド支持基板をイオ
ン放出面側から見た平面図。
【図14】図図13のA‐A断面における部分拡大断面
図。
【図15】図13からのスクリーン電極7を取り除いて
その一部を拡大して示す図。
【図16】ドット状の単位画素潜像から所定の画像に対
応する潜像を形成する過程を説明するための図。
【符号の説明】
1…イオンヘッド支持基板、2,2-0,〜2-5…ライン
電極、3…絶縁層、4…マイカ板、8…誘電体ドラム
(像坦持体)、11…高圧交流電源、12…切り替えス
イッチ、15,15a,15b,15c…フィンガ電
極、15h…イオン発生部(孔)、71h,72h…ス
クリーン電極の孔、71、71-0,71-1,71-2,7
2,72-0,72-1,72-2…スクリーン電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子を発生させる複数の開孔を有す
    ると共に、この開孔内の荷電粒子の外部への出射を制御
    するスクリーン電極を備えた記録ヘッドと、この記録ヘ
    ッドに近接配置された移動する像坦持体とからなり、上
    記記録ヘッドの開孔より出射される荷電粒子により像坦
    持体上にドット潜像を形成する画像形成装置おいて、 上記記録ヘッドのスクリーン電極は分割して複数の独立
    構造に構成し、該分割された特定のスクリーン電極およ
    びこれに隣接するスクリーン電極を単位にこれらスクリ
    ーン電極の印加電圧を制御することにより荷電粒子の出
    射および方向を制御可能にしたことを特徴とする画像形
    成装置。
JP17105292A 1992-06-29 1992-06-29 画像形成装置 Withdrawn JPH068509A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10238187B2 (en) 2014-08-27 2019-03-26 Ykk Corporation Fastener stringer and slide fastener provided with same
US10590557B2 (en) 2014-11-14 2020-03-17 Ykk Corporation Method for surface electrolytic treatment of garment accessory part and method for producing a garment accessory part
US10626515B2 (en) 2014-11-14 2020-04-21 Ykk Corporation Surface electrolytic treatment apparatus for garment accessory part

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