JPH0684444A - 回路遮断器のロック可能な回転式ハンドル遠隔操作組立体 - Google Patents

回路遮断器のロック可能な回転式ハンドル遠隔操作組立体

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JPH0684444A
JPH0684444A JP5092410A JP9241093A JPH0684444A JP H0684444 A JPH0684444 A JP H0684444A JP 5092410 A JP5092410 A JP 5092410A JP 9241093 A JP9241093 A JP 9241093A JP H0684444 A JPH0684444 A JP H0684444A
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handle
housing
circuit breaker
assembly
shaft
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JP5092410A
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Kurt A Grunert
アルバート グルナート カート
Gerald J Leary
ジョセフ レアリイ ジェラルド
Joseph M Kline
マイケル クライン ジョセフ
Ronald D Smiddle
デール スミドル ロナルド
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 トグル機構のばねに新たな負荷を加えず、ま
た偏倚ばねの接続なしに作用する回路遮断器ハンドル遠
隔操作手段を提供する。 【構成】 ラック付き摺動部材５８がハンドルと係合
し、ピニオン歯車６８がこのラックと係合している。ピ
ニオン歯車に固定されたハウジングシャフト７０は結合
部材８４とリンク機構１００により遠隔配置の回転式操
作ハンドル１２４と連結される。リンク機構は２つの双
方向運動変換手段１０２，１０４よりなり、ハンジング
シャフトと回転式操作ハンドルのシャフト１２２にそれ
ぞれ１つ取付けられる。変換手段は、回転式操作ハンド
ルを回路遮断器に関して種々の位置に取付けることがで
きるように幅調整用ロッド１１２，１１４により互いに
連結されている。回転式操作ハンドルの掛け金１６６に
は伸張位置に引き出された状態で錠前のシャックルを受
容する開口２３２が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビネットのパネル
ドアの背後に取付けた回路遮断器のハンドルと回路遮断
器を操作する人間との間のインターフェイスを構成し、
さらにそれらの間の電気的隔離を行なうハンドル操作手
段に関する。本発明はまた、回路遮断器から離れたとこ
ろに配置されるが、ハンドル操作手段の回転運動を回路
遮断器の枢動ハンドルの制御に必要な直線運動に変換
し、且つ回路遮断器のオフ位置でロック可能なハンドル
操作手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】典型的な回路遮断器は、オン位置とオフ
位置との間を直線運動する枢動ハンドルを備えている。
この枢動ハンドルは、回路遮断器組立体内部の可動接点
とばねにより付勢されたオーバーセンタートグル機構に
より連結されている。ハンドルをオン位置へ移動させる
と、可動接点が閉じて電気的接続を行なう。ハンドルを
オフ位置へ移動させると、可動接点は開離して電気的接
続を遮断する。ある特定の過電流状態が生じると、接点
は自動的に開離しハンドルが中間位置へ移動する。
【０００３】回路遮断器は、その設置場所によってキャ
ビネットのドアの背後に取付ける場合がある。その場
合、回路遮断器の枢動ハンドルは直接操作できるように
ドアの開口から突出した状態にあるのが普通である。し
かしながら、これには回路遮断器が外部環境に曝される
という欠点がある。また、ハンドルと回路遮断器を操作
する人間との間にインターフェイスを設けるのが望まし
い場合がある。このインターフェイスはフランジに取付
けた直線運動可能な枢動ハンドル操作手段であることが
多い。通常、これらの枢動ハンドル操作手段はばねによ
りオフ位置に偏倚されており、このばねは回路遮断器の
ハンドルと枢動ハンドル遠隔操作手段との間を駆動的に
接続している。
【０００４】これらのインターフェイスの性能はいつも
満足なものとはいえない。それらは回路遮断器のオーバ
ーセンタートグル機構に負荷を与える実質的な質量を持
つのが普通である。トグル機構のばね力は通常、トリッ
プ位置において最も弱く、枢動ハンドル操作機構により
さらに負荷が加わるとトリップ発生時ハンドルをそのト
リップ位置に移動させるのが困難である。回路遮断器の
トリップ動作に悪影響が及ぶことはないが、回路遮断器
のトリップ状態を可視表示するためハンドルを正確にそ
の位置に移動させることが必要である。
【０００５】公知のハンドル遠隔操作機構には、それが
オフ位置にロックされた状態で別の問題が生じる可能性
がある。即ち、このロックは回路遮断器の接点が閉位置
で溶着した状態であってもかけることができる。このロ
ックは回路遮断器によってはその内部機構により可能と
なるが、かかる遮断器は接点が閉位置で溶着した場合オ
フ位置にならないように設計が変更されている場合が多
い。これらの設計変更にも拘らず、公知のハンドル操作
機構はオフ位置へ移動させた状態でロックすることが可
能であり、このため接点が閉位置で溶着すると回路遮断
器の状態が誤表示される。これはハンドル操作手段と回
路遮断器のハンドルとを連結するばねに原因がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フラ
ンジに取付ける改良型回路遮断器ハンドル遠隔操作手段
を提供することにある。
【０００７】本発明の別の目的は、直線運動可能な枢動
ハンドル遠隔操作手段を回転式ハンドル遠隔操作手段に
置き換えることである。
【０００８】本発明のさらに別の目的は、トグル機構の
ばねに新たな負荷を加えずに、また偏倚ばねの接続なし
に作用する改良型ハンドル操作手段を提供することにあ
る。この改良型ハンドル操作手段は、オフ位置にロック
可能であるが回路遮断器の状態を誤表示することがな
く、キャビネット内の回路遮断器にほこりや湿気から隔
離された環境を与え、また回路遮断器を取付けたキャビ
ネットのドアにインターロックを組み込むことができ、
さらにその結合手段に弛み、不整列またドアの閉鎖を妨
げるというような問題のないものである。
【０００９】上記目的に鑑みて、本発明は、回路遮断器
の前部の直線運動可能な枢動ハンドル上に取付けられる
ハウジングを備えた回転式ハンドル操作手段にある。こ
のハウジング内では、ラック付きの摺動部材が回路遮断
器のハンドルと係合し、同じ直線経路に沿って運動可能
である。ピニオン歯車よりなる回転部材もまた回転運動
自在にハウジング内に取付けられており、ラックと係合
することによって摺動部材と連結している。この回転部
材にはシャフトが連結されるが、それは回路遮断器のハ
ンドルが（回路遮断器のトリップ時）直線運動するとシ
ャフトに対応の回転運動が生じるように連結される。同
様に、このシャフトを回転させると回路遮断器のハンド
ルが直線運動する。
【００１０】回路遮断器は回転ハンドル遠隔操作手段と
リンクにより接続されるが、この回転ハンドル遠隔操作
手段は遮断器を取付けたキャビネットのフランジに取付
けられる。このリンクは２つの双方向回転−直線運動変
換手段よりなり、ハンジングシャフトと回転ハンドル遠
隔操作手段にそれぞれ１つ取付けられている。これらの
変換手段は、回転式ハンドル操作手段を回路遮断器に関
して種々の位置に取付けることができるように幅調整用
ロッドにより互いに連結されている。このためばねによ
る接続手段が不要となる。さらに、変換手段とハウジン
グシャフトとの間の接続部は支持組立体により支持され
る。この支持組立体により不整列がなくなると共に回転
ハウジングに衝撃が加わることがなく、さらに種々の深
さの調整が可能となる。
【００１１】最後に、ハンドル操作手段には引っ張り掛
け金が設けられている。この掛け金には伸張位置に引き
出された状態でロックのシャックルを受容する開口が設
けられている。掛け金がこの伸張位置にロックされる
と、回転式ハンドル操作手段の回転が妨げられる。この
機構により回路遮断器の回転式ハンドル操作手段がオフ
位置にロックされる。回転式ハンドル操作手段はインタ
ーロックを備えているた、これは背後に回路遮断器を取
付けたキャビネットのドアを開く前に作動しなければな
らない。回転式ハンドル操作手段は工業用及び化学用の
ダイカスト及びプラスチック材料の両方で構成すること
が可能であり、さらに船用として且つ高湿度状態のもと
で耐水性を備えるように構成される。
【００１２】以下、添付図面を参照して本発明を実施例
につき詳細に説明する。
【００１３】
【実施例】本発明は回路遮断器と種々のキャビネット内
の回転式ハンドル遠隔操作手段とを連結するために用い
られるが、以下の説明では好ましい実施例としてフラン
ジに取付けた回転式ハンドル操作手段について説明す
る。
【００１４】図１は本発明を利用する成型ケース形回路
遮断器２０を示す。この回路遮断器２０は三相遮断器で
あるが、本発明は直線運動可能な枢動ハンドル２２を備
えた任意の遮断器に利用できる。このハンドル２２が上
方のオン位置に移動されると、回路遮断器２０の内部機
構が電気接点を閉じて遮断器の三相ライン端子２４と遮
断器の反対側にある三相負荷端子との間の電気的接続を
完成させる。ハンドル２２が下方のオフ位置に移動され
ると、回路遮断器の電気接点が開離してライン端子２４
と負荷端子との間の電気回路が遮断される。ある特定の
電流過負荷状態が発生すると、回路遮断器２０はトリッ
プして内部の接点を開離させる。トリップが起こると、
ハンドル２２は上方のオン位置からそのオン位置と下方
のオフ位置との間の中間位置へ移動する。トリップ状態
にある遮断器をリセットするには、ハンドル２２を下方
のオフ位置へ押し下げた後上方のオン位置へ戻して接点
を再び閉じる。
【００１５】回路遮断器２０のハンドル２２の上には、
双方向運動変換手段２６が配置されるが、この手段は本
出願人に譲渡された米国特許出願第７２９，０８４号
（発明の名称：Lockable Rotary Handle Operator For
Circuit Breaker ）に開示されている。運動変換手段２
６は回路遮断器の枢動ハンドル２２の直線運動と後述す
るリンク機構が利用する回転運動との間の変換を行な
う。図１乃至４及び図７にはこのハウジング２６が示さ
れている。
【００１６】図１に示すように、ハウジング２６は一方
の側に環状フランジ３０を形成した円筒状成型基部２８
を有する。このフランジ３０からは取付けフランジ３
２，３４が半径方向に延びており、これらの基部２８は
フランジの両側にある。フランジ３２，３４にはそれぞ
れ一対の開口３６が形成されているが、これらはハウジ
ング２６がハンドル２２上に配置されると回路遮断器２
０に予め形成した開口３８と整列する。４つの取付け用
ボルト４０がこの開口３６，３８を貫通してハウジング
２６を回路遮断器２０に固定する。フランジ３２，３４
はさらに軸方向に半径方向フランジ３０よりも先に延び
て、それらの間に横方向スロットを形成する。ハウジン
グ２６を回路遮断器２０のハンドル２２上の中央位置に
取付けると、外方に延びるフランジ３２，３４により形
成される横方向スロットが回路遮断器２０の水平方向の
中央浮出部４２と嵌合する。ハンドル２２がハウジング
２６により遮蔽されるため、回路遮断器２０の内部機構
は工業的及び化学的環境へ露出されず保護される。
【００１７】図２を参照して、ハウジングの基部２８に
はフランジ３０の反対側に円形の壁４４が形成されてい
る。この壁４４と２つの対向する軸方向弦壁４６，４８
はハウジング２６の内部にほぼ矩形のチェンバ４９を形
成する。この弦壁４６には、チェンバ４９の長さ及び高
さ方向のほぼ中間点に位置しチェンバ４９内に横方向に
突出するフランジ５０が形成してある。このフランジ５
０には開口５１が形成してある。図３は壁５２により一
部が閉じられているが細長い開口５４を備えたチェンバ
４９を示す。この開口５４は横方向延長部５６を有する
が、これはチェンバ４９内の突出フランジの位置と整列
するため基部２８の形成時突出フランジの成型を行なう
ことが可能である。開口５４は回路遮断器のハンドルを
受容し、ハウジング２６が遮断器の上に取付けられた状
態でハンドルは完全な運動自由度を有する。
【００１８】図２にかえって、チェンバ４９は摺動部材
５８を収容するために形成したものである。この摺動部
材５８は、ほぼ矩形の形状を有し横方向スロット６２を
備えたベース６０とそのベースにより支持され側部に沿
って延びるラック６４とよりなる。摺動部材５８は、チ
ェンバ４９内に収容すると、ラック６４がフランジ５０
とは反対側に位置した状態でフランジ５０の下方の壁５
２上に納まり、またチャンバ４９の内部において縦方向
に摺動可能である。ハウジング２６を回路遮断器のハン
ドル上におくと、そのハンドルは摺動部材５８とその横
方向スロット６２内で係合する。ハウジング２６の構成
及びチェンバ４９の長さによりハンドルはその全運動範
囲を移動できる。
【００１９】チェンバ４９内において回転部材６６が摺
動部材５８と係合するが、この回転部材は同軸の角形シ
ャフト７０備えたピニオン歯車６８よりなる。このピニ
オン歯車６８の角形シャフト７０とは反対の側には枢動
ピンが同軸的に取付けられており、このピンはフランジ
５０の開口５１に回転自在に受容される。回転部材６６
がチェンバ４９内のフランジ５０上におかれると、ピニ
オン歯車６８は摺動部材５８のラック６４と係合する。
摺動部材５８及び回転部材６６をハウジング２６のチェ
ンバ４９内に配置した後、カバー７２を基部２８上に固
定する。カバー７２には、基部２８に固定すると回転部
材６６の角形シャフト７０が突出する中央開口７４が設
けられている。このカバー７２にはさらに４つのねじ穴
７６があるが、これらは基部２８の壁４４に設けたねじ
穴７８と整列する。これらの４つのねじ穴にはカバー７
２を基部２８に固定する４つのねじ８０を挿入する。
【００２０】図４を参照して、組立てを完了したハウジ
ング２６のカバー７２の開口７４からは角形シャフト７
０が突出している。ハウジング２６を回路遮断器上に取
付ける前に、ハンドルシャフト支持組立体８２をハウジ
ング２６上に配置する。角形シャフト７０へは円筒状結
合部材８４を回転しないように入り子式に連結する。こ
の結合部材８４の内壁は角形シャフト７０を挿入するた
め角形に形成してある。さらにハウジング２６にはＵ字
形支持ブラケット８５が固定される。このブラケット８
５はＵ字の各端部において２つのフランジ８６，８７を
有し、これらに２つの開口８８，８９が形成されてい
る。これらの開口８８，８９は軸方向フランジ３２，３
４の２つの開口９０と整列し、その開口にはねじ９１が
貫通してブラケット８５をハウジング２６に固定する。
ブラケット８５にはさらに結合部材８４が貫通する中央
開口９２が設けられている。結合部材８４には外径が異
なる２つの部分があり、大径部分は結合部材８４の長さ
方向においてブラケット８５の開口９２を通過する点ま
で延びる。ブラケット８５の開口９２は結合部材８４の
小径部分とマッチするため結合部材８４をブラケット８
５とハウジング２６の間に挟むことによってシャフト７
０に固定できる。
【００２１】ブラケット８５よりもさらに先に延びる結
合部材８４の小径部分は止めねじ９６を受容する横方向
開口９４を有する。この止めねじ９６は後述するリンク
機構をハンドルシャフト支持組立体８２へ連結した後カ
ラー９８を結合部材８４上に固定するために用いる。結
合部材８４は止めねじ９６への最小トルクの印加を可能
にする合成材料で形成され、この必要な最小値を超える
トルクがかかると結合部材８４を構成するプラスチック
材料のねじ山が崩れる傾向がある。結合部材８４は圧縮
状態で固定されるため、必要な値以上のトルクをかける
必要はない。
【００２２】図５を参照して、リンク機構１００はハン
ドルシャフト支持組立体８２上におかれる。このリンク
機構１００は２つの双方向運動変換手段１０２，１０４
と、それらの間の２つのレールリンク１０６よりなる。
２つの運動変換手段は同一構成であり、角形の開口を形
成した円筒状スリーブ１０８を有する。円筒状スリーブ
１０８の一端にはフランジ１１０が軸方向に固着され
る。このフランジ１１０はスリーブ１０８に互いに回転
しないように取付けられ、フランジ１１０の端部が半径
方向外側に垂直方向に延びる。フランジ１１０の一方の
垂直部分にはレール１１２が、またフランジ１１０のも
う一方の垂直部分にはレール１１４が回転自在に取付け
られる。さらに、円筒状スリーブ１０８には止めねじを
受容する横方向の開口１１５が形成されている。
【００２３】運動変換手段１０２はハンドルシャフト支
持組立体８２に取付けられる。さらに詳しく説明する
と、運動変換手段１０２はハンドルシャフト支持組立体
の結合部材８４に互いに回転しないように固定される。
スリーブ１０８とフランジ１１０が接合する箇所で円筒
スリーブ１０８内に角形の棒状部材が挿入されるが、こ
の棒状部材は開口１１５を貫通する止めねじにより定位
置にロックされる。角形棒状部材の非固定部分は結合部
材８４上のカラー９８を貫通して結合部材８４それ自体
の角形内壁内に延びる。角形棒状部材及び運動変換手段
１０２はカラー９８の止めねじ９６を閉めると結合部材
８４上に固定される。
【００２４】２つの運動変換手段１０２、１０４は、一
方のレール１１２を他方のレール１１４に固定すること
により連結される。これらのレールはレールリンク１０
６を用いて連結する。レールリンク１０６は矩形の中実
体で、その幅に沿って平行に延びる２つの開口１１８、
１１９を備えている。各開口１１８、１１９は止めねじ
を受容するための横方向ねじ穴１２０と互いに直角に延
びている。開口１１８へはレール１１４または１１２が
挿入され、開口１１９にはもう一方の変換手段からのレ
ールが挿入される。これらのレールは開口１２０内の止
めねじを締めることによって定位置に固定される。レー
ルリンク１０６によりレールを互いに異なる位置関係に
置くことが可能であり、従って運動変換手段自体も相互
の距離を種々変えることができる。
【００２５】図６はリンク機構１００をハンドルシャフ
ト支持組立体８２に取付けた状態で示すが、このリンク
機構は回転式ハウジング２６上に取付け可能であり、こ
の取付けを行った後でハウジングを回路遮断器２０上の
定位置に取付ける。リンク機構１００の運動変換手段１
０４を説明すると、スリーブ１０８の角形の内壁に角形
のハンドル操作用シャフト１２２を挿入する。このシャ
フトは開口１１５の止めねじにより定位置にロックされ
る。ハンドル操作用シャフト１２２の反対端には後述す
る回転式遠隔操作用ハンドル１２４が配置される。図６
はさらにシャフト支持用壁１２８、ロック支持用壁１３
０、ハンドル支持用壁１３２を備えたフランジ付きキャ
ビネット１２６の取付け部分を示す。シャフト支持用壁
１２８は角形ハンドル操作用シャフト１２２を貫通支持
する円形開口１３４を有する。ロック支持用壁１３０に
はカバーロック機構１３６が枢着されている。カバーロ
ック機構１３６はキャビネットドアが開いている間ユー
ザーが回路遮断器２０を制御できないようにする。
【００２６】このカバーロック機構１３６はＺ字形であ
り、１つの脚部１３７はシャフト支持用壁１２８の背後
を平行に、もう１つの脚部１３８はロック支持用壁１３
０に沿って平行に（この支持用壁１３０に枢着されてい
る）、さらにもう１つの脚部１３９はこの組立体が配置
されるキャビネットドアの前面に沿って平行に延びてい
る。脚部１３７は角形ノッチ１４０を有し、このノッチ
内に角形ハンドル操作用シャフト１２２を配置できる。
脚部１３８にはその枢動点とは反対側の支持用壁１３０
との間にばね１４２が取付けられており、このばねは脚
部１３９を上方へまた脚部１３７を角形シャフト１２２
上の下方へ移動させるように作用する。脚部１３９には
縦方向に延びるフランジ１４４が剛性的に固着してあ
る。脚部１３９との接合部分とは反対のフランジ１４４
の部分はキャビネットドアに向って内方に僅かに湾曲し
ている。キャビネットドアが閉位置にあるとき、フラン
ジ１４４は下方に押された状態にあり、このためばね１
４２の作用に抗して脚部１３９が下方にまた枢動点とは
反対側にある脚部１３７が上方へ回転してシャフト１２
２をノッチ１４０から解放する。ドアを開くと、フラン
ジ１４４へかかっていた圧力が取り除かれ、ばね１４２
の作用によって脚部１３７の角形ノッチ１４０が角形シ
ャフト１２２上に押し下げられてその回転を阻止する。
【００２７】図６はまたキャビネットドアの望ましくな
い開放を阻止するドアロック機構１４６を示す。ドアロ
ック機構には壁１３２に沿って平行に延びそれに回転自
在に連結されたフランジ１４８が設けられている。この
フランジ１４８を壁１３２と連結するのはばね１５１で
あり、このばねはフランジ１４８を水平位置の方へ引く
ように作用する。フランジ１４８は壁１３２から先へ延
び、そこでキャビネットドアに鉛直に設けたフック付き
フランジと係合する。ドアが閉位置にある場合、フック
付きドアフランジはロックフランジ１４８と係合してド
アの開放を阻止する。ドアを開放するためロックフラン
ジ１４８をフック付きフランジとの係合関係から離脱さ
せるには、フランジ１４８の枢動取付け部を越えた所に
回転しないように取付けたねじ１５２を回転してフラン
ジ１４８を上昇させ、それによりフランジ１４８がドア
フランジのフックに引っ掛からにようにする。
【００２８】シャフト１２２に固着されるハンドル組立
体１２４は、取付け用穴１５２を貫通するボルトにより
ハンドル支持用壁１３２の開口１５０上に取付けられ
る。図７を参照して、ハンドル組立体１２４は円筒状成
型ハウジング１５４内に収容される。このハウジング１
５４はハンドル支持用壁の取付け用開口にボルトを通す
前にハウジング１５４の外側に固定した支持用脚部１５
８の開口１５６に取付け用ボルトを通すことによってハ
ンドル支持用壁に取付けられる。詳しく説明すると、円
筒状ハウジング１５４にはその中間部の周りに環状フラ
ンジ１６０が形成されており、このフランジ１６０は取
付け用開口１５６が貫通するハウジング１５４の下半分
の円形の成型支持用脚部１５８をカバーする半円の突起
１６２を有する。ハウジング上半分の外側表面にはねじ
山１６４が形成されている。
【００２９】ハウジング１５４には矩形の掛け金１６６
と接合される角形のハンドルシャフトが通される。掛け
金１６６は、このシャフトを掛け金１６６の下部に切り
込んだ角形ノッチ１６８に挿入することによりこの角形
ハンドルに取付ける。掛け金１６６をハウジング１５４
内のハンドルシャフトに連結した後、円形スリーブ１７
０をハウジング１５４内に配置する。この円形スリーブ
１７０は環状の成型リップ１７２を有するが、このリッ
プはスリーブの下部よりも大きな直径を有する上部によ
り形成されたものであり、ハウジング１５４の内壁に形
成された環状フランジ１７４上に収まる。さらに、スリ
ーブ１７２に形成したノッチ１７５はハウジング１５４
内に形成した突起と係合するため、スリーブ１７０がハ
ウジング１５４内で回転しない状態で係合する。内側の
環状フランジ１７６はハウジング１７０の上方リム１７
７の直ぐ下方に形成されており、スポンジガスケットま
たはばねガスケット１７８を支持するために用いられ
る。
【００３０】ハンドルシャフトとそれに取付けた掛け金
１６６はスリーブ１７０の開口１７９を貫通するが、そ
の上にはさらに回転駆動部材１８０が取付けられる。回
転駆動部材１８０は円筒状基部１８２を有し、この基部
の中央部分に掛け金１６６を受容する矩形の開口１８４
が形成されている。回転駆動部材１８０は、取付けた状
態でハウジング１５４の上部内に嵌合し、ハウジング１
５４内に前もって挿入されているスリーブ１７０の上方
リム１７７上におさまって、スポンジガスケットまたは
ばねガスケット１７８を環状フランジ１７６上で拘束す
る。基部１８２の底部にはスナップフィンガー１８８が
連結されており、回転駆動部材１８０を掛け金１６６上
でハウジング１５４内に挿入すると、掛け金１６６を基
部１８２の矩形開口１８４に嵌合する際スナップフィン
ガー１８８間の開口は掛け金１６６の収容に必要なサイ
ズよりも小さいためスナップフィンガーが外方に押し拡
げられる。
【００３１】スナップフィンガー１８８の端部には成型
リップ１９０があるため、回転駆動部材１８０をハウジ
ング１５４内の掛け金１６６の上方に挿入し終わると挿
入した掛け金１６６によりスナップフィンガー１８８に
外方の圧力が加わるためリップ１９０がハウジング１５
４のリム１９２と係合する。このため回転駆動部材１８
０がハウジング１５４内で固定されるが、この回転駆動
部材１８０はハウジング１５４内に挿入された状態で回
転方向の運動自由度を維持する。円筒状基部１８０上に
は円形の支持用基部１９４が連結され、前述した矩形開
口１８４が延びる。支持用基部１９４上の中央部には横
長のハンドルタブ１９６があり、このタブから矩形の開
口１８４がのぞいている。
【００３２】掛け金１６６、スリーブ１７０、ガスケッ
ト１７８及び回転駆動部材１８０をハウジング１５４内
の定位置に配置した後、ハウジング１５４のねじ山１６
４とクランプリングの上方部分の円形開口２０４内の対
応するねじ山２０２とを係合させてクランプリング２０
０をハウジング１５４上に捩じ込む。クランプリング２
００の基部２０８は上部２０６とつながっており、外方
に広がって八面体の端部２１０を形成する。この部分は
ハウジング１５４上にクランプリング２００を堅締する
ためこのクランプリングを把持する手段として用いるこ
とができる。クランプリング２００をハウジング１５４
上に堅締すると、基部２０８がフランジ１６０上でこの
組立体を密封する。
【００３３】クランプカラー２００の開口２０４を貫通
するハンドルタブ１９６上にはハンドル２１２が配置さ
れる。ハンドル２１２は円形基部２１４を有し、この基
部には支持部から延びるスナップフィンガー２１６が設
けられている。これらのスナップフィンガー２１６には
リップ２１８があって、クランプリング２００の内側頂
部２０６から離れる方向に広がると基部２０８の膨径部
内に拘束されるため、ハンドル２１２が組立体上の定位
置で回転自在に拘束される。基部２１４上にはシャフト
２２０が半径方向に延びるように取付けられ、このため
シャフト２２０の一端は基部２１４の中央部上に、また
シャフト２２０の他端はハウジング１５４の周面より先
に延びる。基部２１４にはさらにそれを貫通する横長の
中央開口が設けられ、この開口には横長のハンドルタブ
１９６が挿入されるため、ハンドル２１２と回転駆動部
材１８０が回転自在に連結される。シャフト２１２は基
部２１４に取付けられる箇所で横長の開口をカバーする
が、シャフト２１２は矩形開口２２２を有し、これは回
転駆動部材１８０の横長のハンドルタブ１９６の開口１
８４と整列関係にある。
【００３４】掛け金１６６は回転駆動部材１８０の開口
１８４及びハンドル２１２の開口２２２を貫通できる。
掛け金１６６が開口２２２を貫通すると、掛け金１６６
の端部にある足部２２４がスリーブ１７０の基部に形成
されたリップ２２６と係合し、そこではフランジ２２８
が下方に延びて、掛け金１６６、回転駆動部材１８０及
びそれに取付けたハンドル２２２が回転できなくなる。
スリーブ１７０上のフランジ２２８の位置は、回路遮断
器がオフ位置にあるときに限りハンドル組立体１２４を
ロック位置に置くことができる決められている。掛け金
１６６はさらに圧縮ばね２３０を備えているが、このば
ねは延びた状態でばねの圧縮力がもはや印加されないと
き掛け金１６６を引っ込める。この掛け金１６６には開
口２２２から突出した状態で錠前の掛け金を受容するロ
ックスロット２３２が設けられているが、これはハンド
ル組立体１２４を引続きオフ位置にロックすると共にハ
ンドル組立体１２４内に掛け金１６６が引っ込まないよ
うにするものである。
【００３５】ハンドル２２０を回転すると、ハンドルシ
ャフト１２２は掛け金１６６及び回転駆動部材１８０を
介してハンドル２２０と連結関係にあるため回転する。
ハンドルシャフト１２２が回転すると、運動変換手段１
０４のフランジ１１０がシャフト１２２が接合する軸を
中心として回転する。ハンドル２２０が回転する方向に
より、フランジ１１０は時計方向または反時計方向に回
転する。フランジ１１０が時計方向に回転すると、その
ロッド１１２は運動変換手段１０２の方へ移動し、それ
と共にロッド１１４が運動変換手段１０２から離れる方
向に移動する。ロッド１０２のこの運動により、運動変
換手段１０２のロッドはリンク１０６を介して連結され
ているため従動する。従って、変換手段１０２のロッド
１１２が変換手段１０４の方へ、またそれと同時にロッ
ド１１４が変換手段１０４から離れる方向に移動する
と、運動変換手段１０２は変換手段１０４に続いて時計
方向に運動する。変換手段１０２の時計方向の運動と同
時に、スリーブ８４によりこの変換手段を連結されたシ
ャフト７０が動く。
【００３６】シャフト７０が回転すると、ピニヨン歯車
６８が時計方向に回転してスリーブ５８を上方に直線運
動させる。同様に、スリーブ５８内の回路遮断器のハン
ドル２２も上方に移動し、回路遮断器２０の接点がオン
位置にくる。同様に、ハンドル２２０が反時計方向に回
転すると、回路遮断器２０のハンドル２２はオフ位置へ
移動する。同様に、回路遮断器２０がトリップ状態にな
ると、ハンドル２２はそのオン位置から中間のトリップ
位置へ移動する。この運動は、シャフト７０、運動変換
手段１０２、１０４及びハンドル２２０が連結されたシ
ャフト１２２を介して遠隔配置のハンドル２２０へ伝え
られる。
【００３７】好ましい実施例についての以上の説明から
本発明には多数の利点があることが分かるが、そのうち
特に注目すべきは回転式遠隔操作用ハンドルをフランジ
取付けにより回路遮断器から離れた位置に置くことがで
きること、また回路遮断器のオフ位置にロックできるこ
と、キャビネット内の回路遮断器にほこりや湿気から封
じられた環境を与えることができること、回路遮断器を
取付けたパネルドアの望ましくない開放を阻止するイン
ターロックを具備すること、また遠隔配置の操作用ハン
ドルと回路遮断器との間の結合手段が垂れ下がったり不
整列にならないこと等の利点である。
【００３８】以上述べた本発明の説明及び図示の実施例
は限定的なものでなく、遠隔配置の回転式操作用ハンド
ル及び回路遮断器を直線運動可能なスイッチハンドルと
リンクする他の方法も用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、回路遮断器上の定位置に取り付けた直
線−回転運動間の双方向運動変換装置の斜視図である。
【図２】図２は、図１の運動変換装置の展開斜視図であ
る。
【図３】図３は、図１及び図２の運動変換装置の支持部
の斜視図である。
【図４】図４は、図１乃至図３の運動変換装置に連結し
た支持ブラケット組立体の斜視図である。
【図５】図５は、図４の支持ブラケット組立体上に取り
付けた２つの双方向運動変換手段のためのリンクの斜視
図である。
【図６】図６は、図５の遠隔配置ハンドル組立体、双方
向運動変換手段のリンク、図４の支持用ブラケット組立
体、図１乃至図３のハウジングの斜視図であって、回路
遮断器上に組み立てた状態で示す。
【図７】図７は、図６の遠隔配置ハンドル組立体の展開
斜視図である。
【符号の説明】
２０ 回路遮断器 ２２ ハンドル ２６ ハウジング ５８ 摺動部材 ６４ ラック ６８ ピニオン歯車 ７０ ハウジングシャフト １０２，１０４ 運動変換手段 １２２ ハンドルシャフト １２４ 回転式ハンドル １２６ キャビネット １５４ ハンドルハウジング １６６ 掛け金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラルド ジョセフ レアリイ アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッ ツバーグ キングリッジ ロード 2219 (72)発明者 ジョセフ マイケル クライン アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッ ツバーグ チェスナット リッジ ドライ ブ 1512 (72)発明者 ロナルド デール スミドル アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 キャ ノンズバーグ リッジ アベニュウ 352

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電気絶縁性のハウジングと、電気絶縁性
    ハウジング内にあり、閉じると電気的接続を行ない、開
    くとその電気的接続を遮断し、また過電流状態で自動的
    に開離する一対の開離可能な接点と、開離可能な接点対
    を制御するためにその対に連結したスイッチハンドルと
    より成る回路遮断器に用いる回転式ハンドル遠隔操作組
    立体において、 回路遮断器上に取付けられ、回転可能なハウジングシャ
    フト手段を有し、ハウジングシャフト手段の回転運動と
    スイッチハンドルの直線運動との間の変換を行なうため
    にスイッチハンドルと係合関係にあるハウジング組立体
    と、 一方の運動により他方の対応運動が生じるようにスイッ
    チハンドルと協働する回転可能なハンドルシャフト手段
    を備えた回転式操作ハンドルであって、ハンドルシャフ
    ト手段の回転軸がハウジングシャフト手段の回転軸と共
    軸線上にない回転式操作ハンドルと、 ハウジングシャフト手段をハンドルシャフト手段と連結
    して両シャフト手段の間でそれぞれの回転運動を伝達す
    るリンク手段とよりなることを特徴とする組立体。
  2. 【請求項２】 前記リンク手段は、それぞれが各シャフ
    ト手段に連結された一対の双方向運動変換手段と、一対
    の双方向運動変換手段を連結する連結手段とよりなるこ
    とを特徴とする請求項１に記載の組立体。
  3. 【請求項３】 前記双方向運動伝達手段はそれぞれシャ
    フト手段が固定されたスリーブよりなり、前記スリーブ
    には軸方向において互いに反対方向に延びるフランジが
    あり、前記フランジには一対ロッドが回転自在に連結さ
    れ、前記ロッドはスリーブとフランジとの間の接続部が
    両ロッド間のほぼ中間に位置するようにフランジに取付
    けられていることを特徴とする請求項２に記載の組立
    体。
  4. 【請求項４】 前記連結手段は各々を一対の平行な開口
    が貫通する一対のクランプ手段よりなり、前記開口は直
    角に交差する止めねじを有し、前記双方向運動変換手段
    のロッドは前記開口に挿入したあと前記止めねじにより
    定位置に固定されることを特徴とする請求項３に記載の
    組立体。
  5. 【請求項５】 前記ハウジングはさらに、スイッチハン
    ドルと係合し直線経路に沿ってスイッチハンドルと共に
    往復運動可能なようにハウジング内に取付けたスライド
    部材と、スライド部材をハウジングシャフト手段と連結
    して一方の運動により他方の対応運動が生じるようにし
    た連結手段とよりなることを特徴とする請求項１に記載
    の組立体。
  6. 【請求項６】 前記連結手段はラックを有する前記スラ
    イド部材を有し、前記ハウジングシャフト手段そのほぼ
    中央に取付けられ前記ラックと係合するピニオン歯車を
    有することを特徴とする請求項５に記載の組立体。
  7. 【請求項７】 前記リンク手段は、それぞれ前記シャフ
    ト手段に固定された一対の双方向回転−直線運動変換手
    段と、前記各運動変換手段に固定されて両方の運動変換
    手段を連結し両者の間でそれぞれの回転運動を伝達する
    直線運動連結手段とよりなることを特徴とする請求項６
    に記載の組立体。
  8. 【請求項８】 前記直線運動連結手段は双方向運動変換
    手段の間の調整手段を有し、この調整手段は両運動変換
    手段を種々の距離に離隔配置できることを特徴とする請
    求項７に記載の組立体。
  9. 【請求項９】 前記回転式操作ハンドルはロックされる
    とその回転、したがって回路遮断器のスイッチハンドル
    の直線運動を阻止するロック手段を備えてなることを特
    徴とする請求項７に記載の組立体。
  10. 【請求項１０】 組立体を収容する回転式ハンドル操作
    ケーシングを有し、前記ロック手段はハンドルシャフト
    手段上に位置する伸張可能な掛け金を有し、この掛け金
    は伸張位置から収縮しないようにロックを受容する開口
    と、伸張位置で回転しないように前記ケーシングと係合
    してハンドルシャフト手段の運動を阻止する足部を有す
    ることを特徴とする請求項９に記載の組立体。
JP5092410A 1992-03-30 1993-03-26 回路遮断器のロック可能な回転式ハンドル遠隔操作組立体 Pending JPH0684444A (ja)

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US07/860660 1992-03-30
US07/860,660 US5288958A (en) 1992-03-30 1992-03-30 Lockable remote rotary handle operator for circuit breakers

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JPH0684444A true JPH0684444A (ja) 1994-03-25

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JP5092410A Pending JPH0684444A (ja) 1992-03-30 1993-03-26 回路遮断器のロック可能な回転式ハンドル遠隔操作組立体

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EP (1) EP0564173B1 (ja)
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