JPH0684411U - 顕微鏡撮影装置 - Google Patents

顕微鏡撮影装置

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JPH0684411U
JPH0684411U JP2547893U JP2547893U JPH0684411U JP H0684411 U JPH0684411 U JP H0684411U JP 2547893 U JP2547893 U JP 2547893U JP 2547893 U JP2547893 U JP 2547893U JP H0684411 U JPH0684411 U JP H0684411U
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JP
Japan
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image
photographing
image pickup
microscope
film surface
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Pending
Application number
JP2547893U
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English (en)
Inventor
寿壮 一柳
正男 矢島
和夫 柴
Original Assignee
株式会社三協精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動的にピントの合った良好な顕微鏡写真を撮
影できる顕微鏡撮影装置を実現する。 【構成】写真撮影装置16にセットされた撮影フィルム
面に試料被写体0の拡大像を結像させるための顕微鏡光
学系10,12と、顕微鏡光学系の対物レンズ10から
撮影フィルム面に到る光路から光束の一部を分離させ、
分離された光束による試料被写体像を撮像する撮像手段
14,18,20と、撮像手段による撮像信号に基づ
き、試料被写体0の像を撮影フィルム面にピント合わせ
するオートフォーカス手段22,24,28とを有し、
撮像手段における結像倍率nが、n>1であることを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は顕微鏡撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
試料被写体の顕微鏡写真を撮影する顕微鏡撮影装置は、医学用標本試料等の撮 影に関連して、従来から種々のものが知られている。
【0003】 従来、このような顕微鏡撮影装置では、撮影者が目視(接眼レンズによる観察 もしくは撮像装置によるディスプレイ像観察)により手動でピント合わせを行っ ているが、対物レンズの倍率が1〜4倍程度と低倍率である場合には、目視での 焦点深度が写真撮影装置の焦点深度よりも深いため、目視でピントがあっている と判断しても、実際に撮影してみるとピントが充分に合っていない写真になる場 合が多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、顕微鏡における対 物レンズの倍率が1〜4倍程度と低倍率の場合にも、自動的にピントの合った良 好な顕微鏡写真を撮影できる新規な顕微鏡撮影装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の顕微鏡撮影装置は「試料被写体の顕微鏡写真を撮影する装置」であ って、写真撮影装置と、顕微鏡光学系と、撮像手段と、オートフォーカス手段と を有する。
【0006】 「写真撮影装置」は、試料被写体の拡大像を撮影するための装置である。 「顕微鏡光学系」は、写真撮影装置にセットされた撮影フィルム面に試料被写 体の拡大像を結像させるための光学系である。 「撮像手段」は、顕微鏡の対物レンズから撮影フィルム面に到る光路から光束 の一部を分離させ、分離された光束による試料被写体像を撮像する。 「オートフォーカス手段」は、撮像手段による撮像信号に基づき、試料被写体 の像を撮影フィルム面にピント合わせする。即ち、オートフォーカス手段は、撮 像手段の撮像面上に試料被写体の像が結像するようにオートフォーカス制御を行 うが、上記撮像面上に試料被写体の像のピントが合ったときに、自動的に写真撮 影装置にセットされた撮影フィルム面に、ピントのあった試料被写体の像が結像 するように構成されるのである。 撮像手段における「結像倍率n」は、n>1に設定される。
【0007】
【作用】
撮像手段にはCCD等のエリアセンサーやラインセンサーが用いられるが、こ れらセンサー系の分解能は、撮影フィルムの分解能よりも小さい。 結像光学系の倍率をm、開口数をNA、屈折率をnとし、分解能:εとして最 小錯乱円の直径を用いると、焦点深度:DFは周知の如く、 DF=n・(ε/m)・(1/NA) で表される。
【0008】 分解能:εは前述の通り、センサー系のものが撮影フィルムのものよりも大き いので、(ε/m)の値は、センサー系に対する値が撮影フィルムに対する値よ りも大きくなる。このため焦点深度:DFは、撮影フィルムに対するものよりセ ンサー系に対するものの方が大きくなる。
【0009】 そこで、この考案では、撮像手段における結像倍率を1よりも大きくすること によりセンサー系の焦点深度を浅くすることにより、撮影フィルム上にピントの あった試料被写体の像が結像するようにした。
【0010】
【実施例】
以下具体的な実施例を説明する。 図1において、符号0は試料被写体を示す。試料被写体0は図示されない照明 手段により照明される。符号10は対物レンズ、符号12は写真撮影用レンズを 示す。対物レンズ10と写真撮影用レンズ12とは顕微鏡光学系を構成し、試料 被写体0の拡大像を、写真撮影装置(スチールカメラ)16にセットされた撮影 フィルム16Aのフィルム面上に結像させる。
【0011】 符号14で示すハーフミラーは、対物レンズ10から撮影フィルム面に到る光 路から光束の一部を分離させ、分離された光束は、リレーレンズ18を介して、 CCDカメラ20の受光面上に試料被写体0の像を結像する。即ち、ハーフミラ ー14とリレーレンズ18とCCDカメラ20とは「撮像手段」を構成する。
【0012】 CCDカメラ20の出力はオートフォーカス装置22に送られ、オートフォー カス装置22は、入力信号を画像信号としてディスプレイ26に出力し、CCD カメラ20の撮像画像をディスプレイ26に表示する。
【0013】 それと同時に、オートフォーカス装置22は入力信号に基づき、モーター24 を駆動して、顕微鏡光学系のオートフォーカス制御を行う。オートフォーカス制 御は公知の制御方法を利用できる。オートフォーカス制御方法は、ホストコンピ ューター等である制御装置28にプログラムとして内臓され、プログラム処理に より実施される。従って、オートフォーカス装置22とモーター24と制御装置 28とは「オートフォーカス手段」を構成する。
【0014】 オートフォーカス制御は、試料被写体0の、ピントの合った像がCCDカメラ 20の受光面上に結像するように行われるが、このとき自動的に、試料被写体0 のピントの合った像が撮影フィルム16Aのフィルム面に結像するようになって いる。
【0015】 即ち、顕微鏡光学系を構成する対物レンズ10と写真撮影用レンズ12とによ り構成される「顕微鏡光学系」において、撮影用フィルム16Aのフィルム面と 光学的に共役な「対物レンズ側物体面」は、対物レンズ10,写真撮影用レンズ 12、リレーレンズ18により構成される光学系において、CCDカメラ20の 受光面と光学的に共役な対物レンズ側物体面と合致しており、オートフォーカス 制御は、上記対物レンズ側物体面が試料被写体0に一致するように行われるので ある。
【0016】 オートフォーカス制御により、試料被写体0のピントの合った像が撮影用フィ ルム16Aのフィルム面に結像したら、写真撮影装置16により撮影を行えばよ い。
【0017】 なお、図中に破線で示すように、ハーフミラー30と接眼レンズ32とを設け 、オートフォーカス動作を目視により観察するようにしても良い。この場合も、 試料被写体0のピントの合った像が撮影フィルムのフィルム面に結像したとき、 接眼レンズ32の視野内でも、試料被写体0にピントがあうようにしておくので ある。
【0018】 上記実施例において、対物レンズ10の倍率を4倍、NAを0.13、写真撮 影用レンズ12の倍率を3.3倍とし、リレーレンズ18の倍率を0.275倍 とした。
【0019】 従って、撮影倍率は13.2倍、撮像手段における結像倍率:nは3.63倍 (>1)である。また、図1には線で示すようにハーフミラー30と接眼レンズ 32とを設け、目視観察系における結像倍率を62.4倍とした。
【0020】 このとき対物レンズ10と写真撮影用レンズ12による撮影光学系における像 側の最小錯乱円の径は50、対物レンズ10、写真撮影用レンズ12、リレーレ ンズ18による「撮像光学系」における像側の最小錯乱円の径は12.6、目視 観察系における像側最小錯乱円の径は350である。従って焦点深度は、撮影光 学系に対して37.7、撮像光学系に対して34.5、目視観察系に対して82 .0となる。
【0021】 このような条件において、5人の撮影者が目視観察系による目視でピント合わ せを一人に就き20回づつ行ったときの、ピントのずれの標準偏差は9.5μm であった。これに対し、オートフォーカス制御によるピント合わせを100回行 ったときのピントずれの標準偏差は2.3μmであった。
【0022】 即ち、上記実施例において、オートフォーカス制御により目視によるよりもず っと精度のよいピント合わせを実現することができる。
【0023】 なお、実施例において、ハーフミラー30および接眼レンズ32は無くても良 い。またディスプレイ26は確認用であり、省略することもできる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば新規な「顕微鏡撮影装置」を提供することが できる。この考案の顕微鏡撮影装置は、上記の如き構成となっているので対物レ ンズの結像倍率が小さい場合にも、目視によるよりも高い精度で撮影像のピント 合わせを自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
0 試料被写体 10 対物レンズ 12 写真撮影用レンズ 14 ハーフミラー 16 写真撮影装置 16A 撮影フィルム 18 リレーレンズ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料被写体の顕微鏡写真を撮影する装置で
    あって、 写真撮影装置と、 この写真撮影装置にセットされた撮影フィルム面に試料
    被写体の拡大像を結像させるための顕微鏡光学系と、 上記顕微鏡光学系の対物レンズから上記撮影フィルム面
    に到る光路から光束の一部を分離させ、分離された光束
    による試料被写体像を撮像する撮像手段と、 この撮像手段による撮像信号に基づき、試料被写体の像
    を上記撮影フィルム面にピント合わせするオートフォー
    カス手段とを有し、 上記撮像手段における結像倍率nが、n>1であること
    を特徴とする顕微鏡撮影装置。
JP2547893U 1993-05-17 1993-05-17 顕微鏡撮影装置 Pending JPH0684411U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2547893U JPH0684411U (ja) 1993-05-17 1993-05-17 顕微鏡撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2547893U JPH0684411U (ja) 1993-05-17 1993-05-17 顕微鏡撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0684411U true JPH0684411U (ja) 1994-12-02

Family

ID=12167161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2547893U Pending JPH0684411U (ja) 1993-05-17 1993-05-17 顕微鏡撮影装置

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JP (1) JPH0684411U (ja)

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