JP3076092B2 - 撮影装置付き顕微鏡 - Google Patents

撮影装置付き顕微鏡

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JP3076092B2 JP03197990A JP19799091A JP3076092B2 JP 3076092 B2 JP3076092 B2 JP 3076092B2 JP 03197990 A JP03197990 A JP 03197990A JP 19799091 A JP19799091 A JP 19799091A JP 3076092 B2 JP3076092 B2 JP 3076092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、微細な試料を
拡大観察又は写真撮影等を行うことができる撮影装置付
き顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微細な試料を拡大観察したり、写
真やビデオに記録できる顕微鏡は、工業分野をはじめ生
物分野の研究や検査工程などで幅広く利用されている。
このような分野で使用される顕微鏡は、一般的に拡大倍
率の異なる複数の対物レンズが回転式レボルバーに取り
付けられている。そして、観察倍率を変更する場合、レ
ボルバーを回転し、観察光路に挿入される対物レンズを
切換えて行われている。また、観察・検査における写真
撮影あるいはビデオ録画等の場合、同様に、実際に撮影
したい倍率に回転式レボルバーを回転して対物レンズを
セットし、その倍率においてピント合わせ又は試料の撮
影フレーミング操作等が行なわれている。その後、試料
の記録が行なわれている。
【0003】撮影時のフレーミング操作では、実際の観
察像を覗きながら試料移動ステージが操作されている。
このため、特に、高倍率時には、試料移動ステージを微
少に動かしただけでも観察視野外へ撮影部位が外れてし
まう恐れがある。また、一般に写真、ビデオ等の撮影可
能領域は観察視野よりも小さい。このため、撮影部位
が、実際の撮影領域に入っているかどうかが不明であ
り、撮影操作を失敗する恐れがある。また、このような
操作には、かなりの熟練を必要とする。
【0004】そこで、上述した問題点を解決するため、
実開昭57−68209号、実開昭64−30521
号、実開昭63−165630号では、観察像と同一視
野内にフレーミング枠、スケール等が表示され、また、
特開昭61−43716号では、観察像の色に合わせて
フレーミング枠の表示色を変化させて、フレーミング枠
の認識を強調させるなど、フレーミングの操作性向上が
図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
顕微鏡では、フレーミング枠の表示あるいは発光色を変
化させることによって、実際の写真等の記録部位を確認
することは可能である。しかし、フレーミング操作は向
上したものの、高倍率時でのフレーミング操作について
は何ら考慮がなされていない。特に、高倍率時において
は、観察像(撮影部位)が、一旦視野外へ外れてしまう
と、再度、その観察部位を探すために、もう一度、低倍
対物へ変倍し、目標部位を視野中央へ移動した後、再
び、高倍対物へ変倍して観察部位を捕捉していた。この
ため、余分な顕微鏡操作が増え、観察者は、本来の研究
や検査等よりも、顕微鏡操作に費やす時間の方が長くな
ってしまうという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされ、その目的は、対物倍率が高倍率時における
写真撮影操作が円滑にできると共に、顕微鏡操作に費や
す時間が短縮でき、且つ、操作性の良い撮影装置付き顕
微鏡を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の撮影装置付き顕微鏡は、複数の対物
レンズが取付け可能で、且つ、切り換えて使用可能な回
転式レボルバーと、前記対物レンズを介して観察される
観察像を記録する記録手段と、前記観察像の対物倍率を
検出する検出手段と、前記観察像と同一視野内に、観察
像の記録範囲を少なくとも2つ以上表示可能な表示手段
と、前記検出手段で検出された対物データを基に、前記
観察像の記録範囲を可変可能な機構と、を備えている。
【0008】
【作用】本発明の撮影装置付き顕微鏡は、観察中の観察
像の一部を所定倍率に変倍して観察する場合、検出手段
が作動して、現在観察中の対物倍率が検出される。この
とき得られた検出データを基に、記録範囲を可変可能な
機構が作動し、表示手段を介して、所定倍率に対応した
記録範囲が観察像と同一視野内に表示される。この後、
この記録範囲内に観察像の一部をフレーミングさせる。
そして、回転式レボルバーを回転させ、所定倍率の対物
レンズに切り換え、ピント合せを行った後、変倍された
観察象を記録手段で記録する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例に係る撮影装置
付き顕微鏡について、図1ないし図6を参照して説明す
る。図1には、本実施例の撮影装置付き顕微鏡の構成が
概略的に示されている。
【0010】図1に示すように、本実施例の撮影装置付
き顕微鏡は、顕微鏡本体1と、この顕微鏡本体1に回転
自在に装着され、例えば対物レンズ2a、2bが取付可
能で且つ切換可能な回転式レボルバー2と、観察試料の
ピント合わせが可能で及びX−Y方向へ移動可能な試料
移動ステージ3と、試料移動ステージ上の標本(図示し
ない)を観察するための接眼レンズ4と、標本の観察像
を記録する写真撮影装置5と、この写真撮影装置5の制
御を行なうコントローラー6と、を備えている。図2に
は、上述した顕微鏡本体1の内部構成が概略的に示され
ている。
【0011】第2図に示された顕微鏡本体1には、照明
用光源7と、集光レンズ8と、第1のリレーレンズ10
と、視野絞り9と、第2のリレーレンズ11と、反射ミ
ラー13と、コンデンサレンズ12と、観察光路の中間
結像位置に挿入可能な第1及び第2のフレーミング枠部
材26a、26bと、これら第1及び第2のフレーミン
グ枠部材26a、26bを切換え且つ挿脱させる駆動回
路15と、観察光路中に何倍の対物レンズが挿入されて
いるかを検出する検出回路16と、この検出回路16か
ら出力された検出信号に基づいて駆動回路15を制御す
る制御回路17と、第3のリレーレンズ50及び接眼プ
リズム18と、が設けられている。
【0012】上述した第1及び第2のフレーミング枠部
材26a、26bは、夫々、透明なガラス板で構成され
ている。これらガラス板には、夫々、後述する第1及び
第2のフレーミング枠14a、14bが刻印されている
(図3の(a)(b)参照)。なお、これら第1及び第
2のフレーミング枠14a,14bは、夫々、写真撮影
を行う際、撮影範囲を規定する枠である。また、図2に
は、観察光路中に、第1のフレーミング枠部材26aが
配置されている状態が示されている。以下、本実施例の
撮影装置付き顕微鏡の動作について図2ないし図6を参
照して説明する。
【0013】図2に示すように、照明用光源7から発光
された照明光は、集光レンズ8、第1のリレーレンズ1
0及び視野絞り9を介して、反射ミラー13に照射され
る。反射ミラー13に照射された照明光は、第2のリレ
ーレンズ11及びコンデンサレンズ12を介して、試料
移動ステージ3上の標本(図示しない)に照射される。
この標本を透過した観察光は、中間結像位置(A)で、
一旦、結像される。そして、このときの結像状態が、第
1のフレーミング枠部材26aの第1のフレーミング枠
14aと共に、接眼レンズ4を介して観察されている。
【0014】上述したような第1及び第2のフレーミン
グ枠14a、14bは、互いに倍率の異なる対物レンズ
2a、2bを用いた場合に規定される撮影範囲である。
即ち、現在、例えば対物倍率の低い対物レンズ2aを用
いて観察又は写真撮影を行う場合には、第1のフレーミ
ング枠14aが刻印された第1のフレーミング枠部材2
6aが観察光路中に配置される。上述した対物倍率より
も1つ上の倍率の対物レンズ2bを用いて観察又は写真
撮影を行う場合には、第2のフレーミング枠14bが刻
印された第2のフレーミング枠部材26bが観察光路中
に配置される。
【0015】具体的には、例えば、今、回転式レボルバ
ー2に、対物倍率が1×,2×,4×,10×の対物レ
ンズが取付けられている場合を想定し、対物レンズ2a
の対物倍率を2×、対物レンズ2bの対物倍率を4×と
仮定する。上述したように、現在、観察光路中には、対
物レンズ2aが挿入されているので第1のフレーミング
枠14aは、対物倍率2×の枠となり、第2のフレーミ
ング枠14bは、その1つ上の倍率、即ち対物倍率4×
の枠となる。
【0016】ところで、第2のフレーミング枠14b
は、現在観察している対物倍率に対応して、その大きさ
を変更しなければ正確なフレーミング枠の大きさにはな
らない。例えば、対物倍率2×で観察している場合、1
つ上の倍率のフレーミング枠は、その対物倍率が4×の
大きさである。このため、面積比として1/4の大きさ
のフレーミング枠を表示しなければならない(図4参
照)。また、4×で観察している場合には1つ上の倍率
は10×であり、面積比で1/6.25の大きさのフレ
ーミング枠の表示となる(図4参照)。このため、本実
施例の撮影装置付き顕微鏡は、その中間結像位置(A)
に、複数の大きさの異なるフレーミング枠が挿脱可能に
構成されている。
【0017】検出、設定方法としては、回転式レボルバ
ー2に取付けられた対物レンズ2a、2bのうち、現
在、何倍の対物レンズが観察光路に挿入されているのか
が検出回路16で検出される。このとき検出された検出
信号は、制御回路17に出力される。制御回路17で
は、どのフレーミング枠を挿入するかが判断され、その
信号が駆動回路15に出力される。駆動回路15は、受
信した信号に基づいて駆動し、所定のフレーミング枠を
中間結像位置(A)に挿入させる。
【0018】上述した制御回路17は、記憶部(図示し
ない)を備えており、この記憶部には、図4に示すよう
なデータテーブルが設けられている。このデータテーブ
ルには、対物倍率に対するフレーミング枠の番号(N
O)が記憶してあり、挿入されるべきフレーミング枠が
規定されている。
【0019】今、顕微鏡操作者が、例えば2×のマロク
像にて標本を観察中、標本に異常部位を発見し、この部
分を4×の拡大像にて写真撮影したい場合を想定する。
現在、接眼レンズ4から対物倍率2×用の第1のフレー
ミング枠14aを介して観察している場合には、対物倍
率4×用の第2のフレーミング枠14bに切り換えた
後、標本の異常部位が、第2のフレーミング枠14bの
中央に位置されるように、フレーミング操作を行なう
(図5参照)。そして、対物倍率4×の対物レンズ2b
に変換してピント合わせを行なった後、写真撮影用コン
トローラ6の図示しない露光スイッチ(SW)を押す。
この結果、標本の異常部位に対する写真撮影が開始され
る。露光SWが押されると、コントローラ6は、顕微鏡
本体1内の制御回路17に露光開始信号を出力する。露
光開始信号を受信した制御回路17は、駆動回路15に
駆動信号を出力する。駆動信号を受信した駆動回路15
は、現在配置されている第2のフレーミング枠部材26
bの第2のフレーミング枠14bが、写真撮影装置5の
カメラフィルム面に結像しないように、第2のフレーミ
ング枠部材26bを観察光路中の中間結像位置(A)か
ら回避させる。第2のフレーミング枠部材26bが、観
察光路中から回避されると、制御回路17は、その旨の
信号をコントローラ6に出力する。信号を受信したコン
トローラ6は、写真撮影装置5内のシャッターを開放さ
せて露光を開始させる。この結果、標本の異常部位に対
して写真撮影が行なわれる。写真撮影が終了すると、コ
ントローラ6は開始時と同様、露光終了信号を制御回路
17に出力する。露光終了信号を受信した制御回路17
は、駆動回路15を駆動させて、例えば、第1のフレー
ミング枠部材26aを観察光路に挿入させる。この結
果、再び、フレーミング操作が可能となる。
【0020】このようなフレーミング操作を繰り返して
行う場合、通常は、低倍率時、標本の異常部位(イ)を
発見した場合、異常部位(イ)を観察視野のほぼ中央に
位置させ(図6の(a)参照)、高倍率に対物倍率を変
更した後、微動のフレーミング操作を行なっている(図
6の(b))。
【0021】しかし、本実施例の撮影装置付き顕微鏡で
は、図5のように、低倍率時における1回のフレーミン
グ操作で完了するため、高倍率時に像が視野から外れて
フレーミング操作(図6参照)を再度行なねばならない
という不具合が改善できる。この結果、フレーミング操
作の簡略化が達成されると共に、フレーミング操作の誤
操作が防止できるため、操作性の良い撮影装置付き顕微
鏡を提供することができる。
【0022】次に、本発明の第2の実施例に係る撮影装
置付き顕微鏡について、図7ないし図9を参照して説明
する。なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同
様の構成には同一符号を付して、その説明を省略する。
図7には、本実施例の撮影装置付き顕微鏡の全体の構成
が概略的に示されている。
【0023】本実施例の特徴は、観察光路中の中間結像
位置(A)にハーフミラープリズム24が設けられてお
り、補助光源から発光された補助照明光が観察像と重合
されるように構成されている点である。この補助光源の
光学系は、補助光源用電源27に接続された補助照明用
光源21と、集光レンズ20と、補助光源の照射範囲を
限定する絞り25と、この絞り25によって絞られた補
助照明光をズーミングするズームレンズ19と、を備え
ている。このズームレンズ19は、結像レンズ19a
と、バリエータレンズ19bと、コンペンセータレンズ
19cと、リレーレンズ19dと、を備えて構成されて
いる。また、絞り25は、その中央部に、補助照明用光
源21から発光された照明光が通過可能な略長方形状の
開口部28を備えている(図8参照)。また、バリエー
タレンズ19b及びコンペンセータレンズ19cは、駆
動回路15からの指令を受けたモータ23によって移動
可能に構成されており、この2枚のレンズ19b、19
cを近づけたり遠ざけたりすることによって、絞り25
を通過した補助照明光が大小変化される。このようなズ
ームレンズ19の移動状態は、エニコーダ22を介して
モニタされ、現在どの位置に設定されているかが検出さ
れる。エンコーダ22から出力された信号は、カウンタ
ー回路18でカウントされる。制御回路17では、カウ
ンター回路18から出力された信号に基づいて所定の演
算が施される。以下、本実施例の撮影装置付き顕微鏡の
作用について、図7ないし図9を参照して説明する。
【0024】今、観察状態であると仮定すると、制御回
路17は補助光源用電源27に信号を出力して、補助照
明用光源21を点灯させている。補助照明用光源21か
ら発光された補助照明光は、集光レンズ20で集光され
て、絞り25の開口部28(図8参照)を通過する。絞
り25の開口部28を通過した補助照明光は、上述した
ような構成を有するズームレンズ19を透過し、中間結
像位置(A)に配置されたハーフミラープリズム24に
照射される。ハーフミラープリズム24に照射された補
助照明光は、この中間結像位置(A)で結像されている
観察像と重ね合わされる。この結果、図9の(a)に示
すように、接眼レンズ4で観察される観察像は、中間結
像位置(A)に照射された補助照明光の照射範囲29
(斜線部分)が、照射されていな部分29a(白抜き部
分)より明るく照明される。この補助照明光の照射範囲
29の大きさは、ズームレンズ19が最大に拡大された
時、観察中の対物レンズで写真撮影が可能な写真撮影範
囲となるように、調整されている。この状態で写真撮影
を行なう場合、従来の方法と同様に、観察中の対物レン
ズによってピントフレーミング操作が行われる。写真撮
影装置5のコントローラ6の露光SWが押されると、制
御回路17は、補助光源用電源27への信号の出力を停
止して、補助照明用光源21を消灯させる。補助照明用
光源21の消灯の後、写真撮影が行なわれる。写真撮影
が終了した後、再び、補助照明用光源21は点灯され、
中間結像位置(A)に補助照明光が照射される。
【0025】次に、コントローラ6の図示しない撮影モ
ードスイッチ(SW)が押されると、通常モードからマ
クロ像フレーミングモードに入る。マクロ像フレーミン
グモードに入ると、制御回路17が作動し、駆動回路1
5を介してモータ23を駆動させる。この結果、ズーム
レンズ19が移動され、中間結像位置(A)へ照射され
る補助照明光の大きさを、現在観察している倍率より1
つ上の倍率で写真撮影をした場合の撮影フレーミングの
大きさとなるように、縮小させる。この大きさの設定
は、ズームレンズ19に接続されたエンコーダ22から
出力される信号をカウンター回路18でモニターしつ
つ、モータ23を駆動させて行なわれる。この結果、図
9の(b)に示すように、接眼レンズ4で観察される観
察像は、中間結像位置(A)に照射された補助照明光の
照射範囲29(斜線部分)が小さくなる。この状態で、
写真撮影を行なう場合について以下に説明する。
【0026】フレーミング操作としては、第1の実施例
で高倍率用の第2のフレーミング枠14bを用いて行っ
た場合と同様に、補助照明光が照明された照射範囲29
内においてフレーミング操作が行なわれる。そして、回
転式レボルバー2を回転し、1つ上の倍率の対物レンズ
に切換えた後、ピント合わせ操作を行なうだけでフレー
ミング操作は完了する。以後の動作は通常モードと同様
である。以下、本実施例の撮影装置付き顕微鏡の効果に
ついて説明する。
【0027】第1実施例の場合には、中間結像位置
(A)に互いに大きさの異なるフレーミング枠を挿脱し
ているため、予め用意しているフレーミング枠の数が限
られてしまう。第1実施例では回転式レボルバー2に取
付けられている対物レンズの倍率が1×,2×,4×,
10×,20×,40×であるため、用意するフレーミ
ング枠は、2種類である。ところが他の倍率が付いた場
合、例えば、倍率1×,2×,3×,4×等の対物レン
ズが取り付けられているときは、各々異なる比率のフレ
ーミング枠を用意しなければならない。しかし、本実施
例の撮影装置付き顕微鏡によれば、ズームレンズ19を
採用しているため、任意の倍率の対物レンズに対し、す
べて対応が可能となる。また、第1実施例の場合には1
つ上の倍率のフレーミング枠の表示を行なっているが、
本実施例では、任意の倍率のフレーミング枠の表示が可
能となる。例えば極端な例をとれば、今、回転式レボル
バー2に1×,2×,4×,10×,50×,100×
の対物レンズが装着されているとき、対物倍率1×のマ
クロ像観察に於いて、50×,100×のフレーミング
枠の表示が可能となる。
【0028】このように本実施例の撮影装置付き顕微鏡
は、補助照明光が照明された照射範囲29内においてフ
レーミング操作ができ、且つ、任意の倍率のフレーミン
グ枠の表示が可能となる。この結果、フレーミング操作
の簡略化が達成されると共に、フレーミング操作の誤操
作が防止できるため、操作性の良い撮影装置付き顕微鏡
を提供することができる。
【0029】次に、本発明の第3の実施例に係る撮影装
置付き顕微鏡について、図10を参照して説明する。な
お、本実施例の説明に際し、第1及び第2の実施例と同
様の構成には同一符号を付して、その説明を省略する。
図10には、本実施例の撮影装置付き顕微鏡の全体の構
成が概略的に示されている。
【0030】図10に示すように、本実施例の撮影装置
付き顕微鏡は、顕微鏡本体1と、回転式レボルバー2
と、試料移動ステージ3と、写真撮影装置5と、コント
ローラ6と、を備えている。顕微鏡本体1の内部構成と
しては、第1の実施例で説明したような中間結像位置で
のフレーミング枠部材の挿脱は除去されている。また、
本実施例の撮影装置付き顕微鏡は、写真撮影装置5に入
射される観察像と同様な像を捕えられるCCDあるいは
撮像管等のTVカメラ31と、このTVカメラ31から
出力された信号をTVモニタ34で観察できるように、
周知のNTSCあるいはRGB等のTV信号に変換する
信号変換器32と、回転式レボルバー2の対物レンズ2
a、2bのうち、どの倍率の対物レンズが挿入されてい
るかを検出する検出回路16と、制御回路17と、この
制御回路17から出力された信号と信号変換器32から
出力された信号とを合成する周知のスーパーインポーズ
回路33と、このスーパーインポーズ回路33から出力
された信号によってモニター像を写し出すためのTVモ
ニタ34と、を備えている。以下、本実施例の撮影装置
付き顕微鏡の動作について説明する。
【0031】まず、回転式レボルバー2に取り付けられ
ている対物レンズのうち、現在、どの対物レンズが観察
光路中に挿入されているかが検出回路16で検出され
る。制御回路17では、検出回路16で検出されたデー
タと共に、TV画像に合成されるべきデータ(現在の対
物レンズより倍率の大きい対物レンズでのフレーミング
枠)を出力する。スーパーインポーズ回路33は、信号
変換器32から送られた観察像と制御回路17から出力
された信号とを合成して、TVモニタ34に出力する。
観察者はTVモニタ34上に写し出された観察像及びフ
レーミング像34aを見ながらフレーミング操作を行な
う。写真撮影をする場合には、実際に撮影する倍率に対
物レンズを変換し、ピント合わせを行ない写真撮影を行
なう。
【0032】このように本実施例の撮影装置付き顕微鏡
は、TVモニタ34に移し出された観察像及びフレーミ
ング像34aを見ながらフレーミング操作を行うことが
できるため、フレーミング操作の簡略化が達成されると
共に、フレーミング操作の誤操作が防止できるため、操
作性の良い撮影装置付き顕微鏡を提供することができ
る。
【0033】次に、本発明の第4の実施例に係る撮影装
置付き顕微鏡について図11を参照して説明する。な
お、本実施例の説明に際し、第3の実施例と同様の構成
には同一符号を付して、その説明を省略する。本実施例
は、第3の実施例の変形例であって、図11には、本実
施例の撮影装置付き顕微鏡の全体の構成が概略的に示さ
れている。
【0034】図11に示すように、本実施例の撮影装置
付き顕微鏡は、回転式レボルバー2を自動的に回転させ
る第1のモータ35と、試料移動ステージ3を光軸方向
へ移動させる第2のモータ37と、第1及び第2のモー
タ35、37を、夫々、駆動させる第1及び第2の駆動
回路36,38と、を備えている。更に、本実施例の撮
影装置付き顕微鏡は、TVカメラ31から出力される信
号を制御回路17に入力させると共に、写真撮影装置5
のコントローラ6を制御回路17で制御できるように構
成されている。以下、本実施例の撮影装置付き顕微鏡の
動作について説明する。
【0035】本実施例の動作についても第3の実施例と
同様に、マクロ像でフレーミング操作を行うまでは全く
同じである。ただ、実際の写真撮影を行なう際に大きな
相違がある。具体的には、第3の実施例では、写真撮影
の際、マクロ像で合せた高倍のフレーミング枠の倍率に
対応するように、回転式レボルバー2を手動で回転させ
て対物レンズを変換し、ピント合せを行った後、写真撮
影が行なわれている。しかし、本実施例の撮影装置付き
顕微鏡は、マクロ像でのフレーミング操作が終了した時
点で、露光が開始できることに特徴がある。
【0036】フレーミング操作が終了し、図示しない露
光開始用のスイッチ(SW)が押されると、制御回路1
7は、現在TVモニタ34に表示されているフレーミン
グ枠34aが何倍のフレーミング枠であるかを判断し、
その倍率に変倍するため第1の駆動回路36に所定の信
号を出力する。信号を受信した第1の駆動回路36は、
第1のモータ35を駆動させ、回転式レボルバー2を回
転させる。回転式レボルバー2が回転されて、現在TV
モニタ34に表示されているフレーミング枠の倍率と同
倍率の対物レンズがセットされたとき、検出回路16
は、セット完了信号を制御回路17に出力する。セット
完了信号を受信したとき、制御回路17は、その動作を
停止する。次に、セットされた倍率でのピント合わせ操
作が行なわれる。具体的には、ピント合わせ操作は、以
下のように行われる。
【0037】TVカメラ31から出力された信号を制御
回路17へ入力させる。信号が入力された制御回路17
は、その信号を利用し、周知のオートフォーカス技術で
あるコントラスト法等を用い第2の駆動回路38を作動
させる。第2の駆動回路38は、第2のモータ37を駆
動させ、試料移動ステージ3を光軸方向へ上下動させ
る。この上下動によって、ピント合せが自動的に行なわ
れる。
【0038】ピント合わせ動作が終了すると、制御回路
17は、写真撮影を行なうべく写真撮影装置5のコント
ローラ6へシャッター開放の信号を送信し、写真撮影を
行なわせる。写真撮影が終了すると、コントローラ6
は、制御回路17に露光終了信号を送信する。この露光
終了信号を受信した制御回路17は、写真撮影前の倍率
(フレーミング操作をした倍率)まで対物レンズが戻る
ように、第1の駆動回路36を介して第1のモータ35
を駆動させ、回転式レボルバー2を回転させる。この回
転式レボルバー2の回転によって、対物レンズの変換が
行なわれる。変換が終了すると、最後に、変換後の倍率
でのピントを合わせるため、再び、制御回路17から第
2の駆動回路38に信号が送信される。第2の駆動回路
38は、モータ37を駆動させ、試料移動ステージ3を
光軸方向へ上下動させる。この上下動の様子は、TVカ
メラ31から出力される信号を受信した制御回路17に
よって検知され、ピント合せが行われる。ピント合わせ
が終了した時点で操作が終了となる。
【0039】本実施例の撮影装置付き顕微鏡は、第1〜
3の実施例の効果はもちろん備えており、更に付け加え
て、写真撮影の際の対物変換、ピント検知をも自動的に
行なうことができる。この結果、フレーミング操作性の
向上、写真撮影の自動化と2面の効果を備え、第1〜3
の実施例より操作性の高い撮影装置付き顕微鏡を提供す
ることができる。
【0040】次に、本発明の第5の実施例に係る撮影装
置付き顕微鏡について、図12ないし図21を参照して
説明する。なお、本実施例の説明に際し、第3及び第4
の実施例と同様の構成には同一符号を付して、その説明
を省略する。図12には、本実施例の撮影装置付き顕微
鏡の全体の構成が概略的に示されている。
【0041】図12に示すように、本実施例の撮影装置
付き顕微鏡は、第4実施例の構成に、後述する構成が付
加されており、他の部分に関しては第3の実施例の構成
と同様である。
【0042】即ち、付加部分は、試料移動ステージ3を
X−Y方向へ移動する第3のモータ39と、この第3の
モータ39を回転させる駆動回路40と、制御回路17
にデータを入力すると入力部41と、操作部42と、で
構成されている。以下、本実施例の撮影装置付き顕微鏡
の動作について説明する。図20及び図21には、本実
施例の撮影装置付き顕微鏡に設けられた制御回路17の
制御フローを示すフローチャートが示されている。以
下、このフローチャートに沿って説明する。
【0043】まず、図示しない電源スイッチ(SW)が
投入される(START)と、制御回路17は、検出回
路16から出力された信号を検出して、現在、観察光路
に挿入されている対物レンズの対物倍率の読み込みを行
なう。検出されたデータから、現在の倍率表示を示すデ
ータをスーパーインポーズ回路33へ送信する。スーパ
ーインポーズ回路33は、信号変換器32より送られる
データと共に倍率表示データを、TVモニタ34の倍率
領域43に表示する(図13参照)。対物倍率が変更さ
れた場合もこれと同様な制御を行なう。次に、制御回路
17は、フレーミング枠データ(フレームデータ)の有
無を検出する(フレームデータ有?)。なお、フレーム
データ有(Y)については後で説明するので今はフレー
ムデータ無(N)の場合について説明する。
【0044】フレームデータ無(N)の場合にはシャッ
ター動作の確認(シャッターON?)を行ない、入力部
41の露光SWが押された時は、写真撮影装置5のコン
トローラ6に信号を送信して写真撮影を行なう。写真撮
影が行なわれない場合は、入力部41にある倍率SWが
押されているかの確認(倍率SW ON?)を行なう。
押されていなければ再び対物倍率変更を確認する最初へ
戻り、繰り返し同じ動作が行なわれる。倍率SWが押さ
れると、制御回路17は、現在の試料移動ステージ3の
位置を確認(現在のステージ座標読み込み)した後に、
TVモニタ34に写し出すフレーミング枠の表示データ
をスーパーインポーズ回路33に出力する(フレーム表
示データ出力)。出力されたデータは、スーパーインポ
ーズ回路33を介してTVモニタ34上に写される。
【0045】今、観察光路中に、対物倍率1×の対物レ
ンズが挿入されていて、倍率SWの4×SWが押された
時の例を示す。TVモニタ34に写されている観察像
は、倍率表示領域43に表示された倍率に於いて写真撮
影を行なった時に撮影される撮影範囲となるように調整
されている。倍率SW(4×)が押されると、制御回路
17は、図14に示すようなフレーミング枠44を表示
するために、スーパーインポーズ回路33に信号を送信
する。このフレーミング枠44の大きさは、現在観察し
ている倍率に於いて、押された倍率SW(4×)で写真
撮影を行なった時の撮影可能領域である。現在仮に、倍
率2×の対物レンズが光路中に配置されていたとする
と、図15に示すように、倍率表示領域43には、“2
×”と表示される。なお、フレーミング枠の表示位置
は、このまま対物倍率を4×に変換するだけで写真撮影
ができるように、TVモニタ34の中央部に表示され
る。
【0046】このようなフレーミング枠44の表示デー
タを出力した制御回路17は、次に操作部42の状態を
確認する。操作部42は、周知のパルス出力装置であっ
て、例えば、トラックボール、マウス、あるいはジョイ
スティック等の操作装置である。このような操作部42
に移動があった場合、その移動量が判断され、その移動
量に対応した量だけフレーミング枠44をTVモニタ3
4の上下左右方向に移動(図16の点線に示すような移
動)させる。このようなフレーミング枠44の移動は、
入力部41のセットスイッチ(SET SW)が押され
るまで繰り返され、TVモニタ34の画面上を自由に移
動させることができる。観察者は、操作部42によっ
て、撮影したい位置にフレーミング枠44を移動させ
て、フレーミング操作を行うことができる。
【0047】フレーミング操作の終了後、入力部41の
SET SWを押し、それを確認した制御回路17は、
フレーミング枠44がどの位置にセットされたかの確認
を行なう(フレーム座標読み込み)。これは最初に表示
を行なった場所(画面中央)を原点とし、その原点から
どれ位ズレているかが判断される。そして、このズレ量
を基にして、実際の試料に於いてどの位ズレているかの
算出を行なう(撮影座標算出)。即ち、仮にフレーミン
グ枠44を移動せずに試料移動ステージ3を移動させた
場合の移動量の算出を行なう。これと最初に取得した現
在のステージ座標を利用して撮影座標を算出する。算出
された撮影座標は、制御回路17内の記憶部に記憶され
る(撮影座標記憶)。記憶部には、図17に示すような
データテーブルが設けられており、算出されたデータ及
びそのフレーム枠44の倍率が複数個格納できるように
構成されている。この記憶されたデータが前述したフレ
ーミング枠データである。データが記憶されると制御回
路17は、再び、最初の対物倍率の確認を行ない(対物
変更?)、変更がない場合には、フレーミング枠データ
の有無を確認する(フレームデータ有?)。記憶部に
は、フレーミング枠データが格納されているため、その
データを基に、制御部17は、フレーミング枠44が表
示され続けるように、スーパーインポーズ回路33に信
号を送り続ける(フレーミング枠表示データ出力)。続
けて、制御回路17は、露光の確認、倍率SWの確認と
前回と同様な制御を行なう。そして、再度倍率SWが押
されたとすると前回と同様にフレーミング枠の表示、移
動を可能にする。例えば今度は2×の倍率SWが押され
たとすると、図18に示すように、前回の対物倍率4×
のフレーミング枠44は固定表示のままで、今回設定さ
れた対物倍率2×のフレーミング枠45のみ移動可能と
なる。後の動作も前回と同様にSET SWが押された
時点でのデータを記憶する。そして、倍率SWが押され
るたびに同じ動作を行ない画面表示のフレーム枠の数も
増える。
【0048】今、記憶部に図19に示すような3つのフ
レーミング枠44、45、46のデータが記憶されてい
る時、露光SWが押され写真撮影が開始されたものと仮
定する。制御回路17は最初にフレーミング枠44、4
5、46のデータ数の確認を行なう(フレームデータ数
確認)。今回の場合は、“3”である(N=3)。次
に、記憶部の記憶 No.1のフレーミング枠の倍率に対応
するように、対物レンズを変更させるため、駆動回路3
6に信号を与え第1のモータ35を駆動させる。所望の
倍率に切り換えられたことを検出回路16で検出し、変
更が終了する(対物倍率変更)。対物倍率の設定が完了
したとき、制御回路17は、TVモニタ34のそのフレ
ーミング枠の観察像が対物レンズの中心位置になる様試
料移動ステージ3を移動させるように、駆動回路40に
信号を送信して、第3のモータ39を駆動させる(ステ
ージ移動)。駆動終了後、最後に試料にピントを合わせ
が行われる。即ち、第4の実施例と同様、TVカメラ3
1から出力された信号を制御回路17に出力し、第2の
駆動回路38を介して第2のモータ37を駆動させ、オ
ートフォーカスを施すことによって、ピント合せが行わ
れる(ピント合せ)。ピント合せが終了したとき、写真
撮影装置5のコントローラ6に信号が送信され、写真撮
影が行なわれる(写真撮影)。
【0049】上述したような写真撮影動作を記憶部のデ
ータ数だけ繰り返す(今回は3回)ことによって、TV
モニタ34上で指定したフレーミングの写真撮影を1度
に行なうことが可能となる。撮影が終了した時点で記憶
部のデータを消去して(データクリア)、次の記憶に備
える。なお、図20及び図21に示すような制御フロー
ではデータを消去しているものの、そのまま表示だけは
残し続けてTVモニタ34上に表示させておくことも可
能である。最後に対物倍率、試料移動ステージ3、及び
ピントを写真撮影前の状態に戻して(対物、ステージ、
ピント元の位置へ)、写真撮影動作が完了される。
【0050】このように本実施例の撮影装置付き顕微鏡
は、第1〜第4の実施例の効果はもとより、更に、マク
ロ像にて複数のフレーミング枠指定ができると共に、1
回の操作で写真撮影することができ、且つ、写真撮影の
高速化が図れる。また、第1〜4の実施例の場合は、1
枚1枚個別に写真撮影をしなければならなかったため、
同じ部位を重複して撮影してしまう恐れがあったのに対
し、本実施例の場合、同一画面上で複数枚のフレーミン
グ枠の指定ができるため、同じ部位の重複撮影の恐れを
防止できるという効果もあり、さらに操作性の良い写真
撮影装置を提供することができる。なお、本発明は上述
した各実施例の構成に限定されることはない。
【0051】例えば、第1の実施例で説明したようなフ
レーミング枠部材26a、26bの挿入位置は、試料移
動ステージ3と、接眼プリズム18との間の中間結像位
置(A)に設けてあるが、必ずしもその位置とは限ら
ず、観察像が結像している位置であればどこでもかまわ
ない。また、第1及び第2の実施例に於いて、オートフ
ォカスセンサー及びそれの駆動系を付加することにより
第3実施例と同様な効果が得られる。
【0052】更に、第5実施例で説明したTVモニタ3
4の画像をVTR、光ディスク等で記録するように構成
してもよい。このように構成した場合、例えば、撮影し
た写真を後で検査や整理するとき、マクロ像のVTR画
像を観察しながら、写真に於いて細部をチェックできる
ので、全体マクロ像と高倍拡大像との位置関係が明確に
なり作業の効率化が図れる。
【0053】
【発明の効果】本発明の撮影装置付き顕微鏡は、高倍率
時の写真撮影用フレーミング枠が低倍率時に表示できる
ようになり、高倍率時におけるフレーミング操作の不具
合、例えば視野から目標部位が外れてしまうなどが改善
できる。
【0054】また、低倍率のマクロ像においてフレーミ
ング操作を行なうため、低倍像と拡大像との位置関係が
明確になり、より操作性が向上した撮影装置付き顕微鏡
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る撮影装置付き顕微
鏡の全体の構成を概略的に示す図。
【図2】図1に示す撮影装置付き顕微鏡の構成である顕
微鏡本体の内部構成を概略的に示す図。
【図3】(a)は、図1の撮影装置付き顕微鏡に設けら
れた第1のフレーミング枠部材の構成を示す平面図、
(b)は、図1の撮影装置付き顕微鏡に設けられた第2
のフレーミング枠部材の構成を示す平面図。
【図4】図1に示す撮影装置付き顕微鏡の構成である制
御回路の記憶部に設けられたデータテーブルの記憶内容
を示す図。
【図5】図1に示す撮影装置付き顕微鏡の構成である第
1のフレーミング枠を用いて観察中に、第2のフレーミ
ング枠に切り換えて、標本のフレーミング操作を行って
いる状態を示す図。
【図6】通常行われているフレーミング操作を示す図で
あって、(a)は、低倍率時、標本の異常部位が観察視
野のほぼ中央に位置されるように、フレーミング操作を
行っている状態を示す図、(b)は、高倍率に対物倍率
を変更した後、微動のフレーミング操作を行っている状
態を示す図。
【図7】本発明の第2の実施例に係る撮影装置付き顕微
鏡の全体の構成を概略的に示す図。
【図8】図7に示す撮影装置付き顕微鏡に設けられた絞
りの構成を示す平面図。
【図9】図7に示す撮影装置付き顕微鏡の中間結像位置
に配置されたハーフミラープリズムに照射された補助照
明光と、この中間結像位置で結像されている観察像とが
重ね合わされた状態を示す図であって、(a)は、低倍
率時に観察される観察像に、補助照明光が照射されてい
る状態を示す図、(b)は、高倍率時に観察される観察
像に補助照明光が照射されている状態を示す図。
【図10】本発明の第3の実施例に係る撮影装置付き顕
微鏡の全体の構成を示す図。
【図11】本発明の第4の実施例に係る撮影装置付き顕
微鏡の全体の構成を示す図。
【図12】本発明の第5の実施例に係る撮影装置付き顕
微鏡の全体の構成を示す図。
【図13】図12に示す撮影装置付き顕微鏡の構成であ
るTVモニタを示す拡大斜視図。
【図14】図13に示すTVモニタ上に対物倍率4×の
フレーミング枠が表示されている状態を示す図。
【図15】対物倍率2×の対物レンズが観察光路中に配
置されている場合に、図13に示すTVモニタ上に、対
物倍率4×のフレーミング枠が表示されている状態を示
す図。
【図16】図13に示すTVモニタ上に表示された対物
倍率4×のフレーミング枠を上下左右方向に移動させて
いる状態を示す図。
【図17】図12に示す撮影装置付き顕微鏡の構成であ
る制御回路の記憶部に設けられたデータテーブルの記憶
内容を示す図。
【図18】図13に示すTVモニタ上に表示された対物
倍率4×及び2×のフレーミング枠のうち、対物倍率2
×のフレーミング枠のみを移動している状態を示す図。
【図19】図13に示すTVモニタ上に互いに大きさの
異なる3つのフレーミング枠が表示されている状態を示
す図。
【図20】本発明の第5の実施例に係る撮影装置付き顕
微鏡の構成である制御回路の制御フローのうち、図21
と共にセットを成すフローチャートの前半部分を示す
図。
【図21】本発明の第5の実施例に係る撮影装置付き顕
微鏡の構成である制御回路の制御フローのうち、図20
と共にセットを成すフローチャートの後半部分を示す
図。
【符号の説明】
2…回転式レボルバー、2a、2b…対物レンズ、5…
写真撮影装置、15…駆動回路、16…検出回路、26
a…第1のフレーミング枠部材、26b…第2のフレー
ミング枠部材。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の対物レンズが取付け可能で、且
    つ、切り換えて使用可能な回転式レボルバーと、 前記対物レンズを介して観察される観察像を記録する記
    録手段と、 前記観察像の対物倍率を検出する検出手段と、 前記観察像と同一視野内に、観察像の記録範囲を少なく
    とも2つ以上表示可能な表示手段と、 前記検出手段で検出された対物データを基に、前記観察
    像の記録範囲を可変可能な機構と、を備えていることを
    特徴とする撮影装置付き顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、観察光路の中間結像位
    置に表示部を挿入可能な手段を備えていることを特徴と
    する請求項1に記載の撮影装置付き顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、TVモニタを備えてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置付
    き顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記観察像の合焦検出を行なう合焦検出
    手段と、 前記観察光路と垂直に平行移動可能な試料移動ステージ
    と、 前記試料移動ステージを移動させる駆動手段と、 前記複数の対物レンズを取付可能な回転式レボルバーを
    回転させる駆動手段と、 前記観察像の記録範囲を任意に移動可能で、且つ、複数
    指定可能な指定手段と、を有しており、 前記指定手段で指定された複数の指定個所が、前記記録
    手段によって連続的に記録可能であることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1に記載の撮影装置付き顕
    微鏡。
  5. 【請求項5】 前記指定手段により指定された記録範囲
    を観察像の全体像あるいは拡大像と共に記録可能な手段
    を備えていることを特徴とする請求項4に記載の撮影装
    置付き顕微鏡。
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