JPH068431A - インクジエット用ヘッド - Google Patents

インクジエット用ヘッド

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Publication number
JPH068431A
JPH068431A JP4191292A JP19129292A JPH068431A JP H068431 A JPH068431 A JP H068431A JP 4191292 A JP4191292 A JP 4191292A JP 19129292 A JP19129292 A JP 19129292A JP H068431 A JPH068431 A JP H068431A
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ink
ink jet
jet head
electrostrictive
head according
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JP4191292A
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English (en)
Inventor
Toshio Narishima
俊夫 成島
Kaoru Tomono
薫 友野
Masato Ando
真人 安藤
Masayuki Sato
正幸 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンターに利用されるインクジエット用ヘ
ッドの構造をインク室内に電歪素子を臨ませる構造にし
て小型化、マルチ化したヘッド及びこれらの集合を可能
にするヘッドを提供する。 【構成】 電歪振動子を櫛歯状に形成し、この櫛歯状の
櫛歯部を複数並列に設けた各インク室内に臨ませ、且つ
電歪振動子の背面及び各櫛歯部の先端に電極を設けた構
造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オンデマン型圧力方式
によるプリンターのインクジエット用ヘッドであって、
マルチヘッドに適した構造のヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、オンデマン型圧力方式のプリ
ンターに使用したインクジエット用のヘッドとしては種
々の構成のものが周知であり、その代表的なものを以下
項目毎に説明する。
【0003】(1).振動子円筒型 振動子円筒型は、図17に示すように、ガラス等の円筒
管30の側面に円筒状の電歪素子31を取り付け、該電
歪素子31に電源部32から電圧を印加することによっ
て生じるインク室30a内の体積の変化によって、イン
ク噴出孔(以下オリフイスと云う)30bからインク粒
子30cを噴出させる方式である。
【0004】(2).振動子平板型 振動子平板型は、図18に示すように、インク室30a
の外側に平板型をした電歪素子33と振動板34とを接
着して形成し、電源部32から電圧を印加して、バイモ
ルフの電圧印加時に生じる体積の変化によって、オリフ
イス30bからインク室30aのインク粒子30cを噴
出させる方式である。
【0005】(3).ステメ型 ステメ型は、図19に示すように、インク圧力室35と
インク供給路36とを別々に設け、前記した(3).振
動子平板型と同様に、平板型をした電歪素子33と振動
板34とを接着して形成し、電源部32からの電圧の印
加によって、インク圧力室35の体積が変化してインク
供給路36のインク粒子30cをオリフイス30bから
噴出させる方式である。
【0006】(4).加熱気化型 加熱気化型は、図20〜図23に示すように、発熱素子
39に電圧を印加して生じる発熱エネルギーでインク室
37内のインク38を瞬時に気化させて、インク室37
内のインク38の体積変化によって、インク粒子30c
をオリフイス30bから噴出させる方式である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例のインクジエット用ヘッドにおいては以下のような
問題点を有している。即ち、前記(1)の振動子円筒型
は、円筒管を利用するため、ヘッドのマルチ化が困難で
あること、前記(2)の振動子平板型は、必要とする電
歪素子の面積が大きくなるため、ヘッドの集合化及びマ
ルチ化が困難であること、前記(3)のステメ型は、必
要とする電歪素子の面積が大きくなるため、ヘッドの集
合化及びマルチ化が困難であると共に、構造が複雑とな
って製作が困難であること、前記(4)の加熱気化型
は、インクに熱が加わるため、熱に強いインクを必要と
すると共に、発熱体によるエネルギー効率が悪くなり消
費電力が嵩さむという問題点がある。
【0008】従って、従来例においては構造が簡単で、
しかも小型軽量化を図るために、多数のヘッドの集合
化、並びにヘッドのマルチ化に解決しなければならない
課題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電歪振動子と、該電歪振動子に所定の電圧
を供給する電極と、前記電歪振動子から生じる負の圧力
波を吸収する緩衝部と、インク供給路、インク室、圧力
伝達部及びオリフイスとから構成された外枠と、からな
るインクジエット用ヘッドであって、前記インク室内に
前記電歪振動子の一部を臨ませて配設したことを特徴と
するインクジエット用ヘッドであり、並びに、外枠に形
成したインク室を並列させて複数個設け、前記電歪振動
子を櫛歯状に形成し、該電歪振動子の櫛歯部を前記各イ
ンク室内に臨ませて配設し、又、櫛歯状に形成した電歪
振動子と外枠とを一体化して複数のヘッドを構成し、
又、電歪振動子の物質はジルコン酸チタン酸鉛、又はチ
タン酸バリウムにし、ヘッドの形態は単色シングルヘッ
ドであること、又は、ヘッドの形態は多色シングルヘッ
ドであること、又は、ヘッドの形態は多色マルチヘッド
であること、又は、インク室内の圧力伝達部の形状を直
線的に形成し、インク室内の圧力伝達部の形状を所定の
関数に基づいて形成し、所定の関数は、放物線を形成す
る関数であり、並びに、所定の関数は、メポーネンシヤ
ルカーブを形成する関数であり、又インク室内の圧力伝
達部の形状は、一方の側面のみに傾きを設け、インク室
内のインクを噴出するオリフイスの形状は、外枠の外側
端面から突出した円筒形状にし、電歪振動子に所定の電
圧を供給する一方の電極を電歪振動子の背面に配設し、
他方の電極を櫛歯状に形成した電歪振動子の櫛歯部の先
端に配設し、インク供給路の位置は、電歪振動子からの
圧力波が直接加わらない位置に設け、緩衝部は、櫛歯状
に形成した電歪振動子の櫛歯部の先端部の両側面に設け
た、インク室内のインクを噴出するオリフイスの位置を
電歪振動子から発生する圧力波の方向に対して直角方向
に設けたインクジエット用ヘッドである。
【0010】
【作用】櫛歯状に形成した電歪振動子を外枠のインク室
内に一体化形成したことによって、インクジエット用ヘ
ッドの構成を簡単に作成することになり、ヘッドのマル
チ化が容易となる。
【0011】
【実施例】本発明について、図を参照にして詳しく説明
する。本発明に係る第1実施例は単色のマルチヘッドで
あり、そのインクジエットヘッド1の基本構成は、図1
及び図2に示すように、電歪振動子2と、第1電極3
と、第2電極4と、外枠5と、緩衝部6とから構成され
ている。
【0012】電歪振動子2は、誘電体に所定電圧を印加
した時に変形及び歪が生じる、所謂電歪現象を起こす物
質から生成されている。そしてインクジエット用ヘッド
を備えたプリンタに必要とする解像度(例えば16do
t/mm、400dot/mm)から求められる画素ピ
ッチ間隔に対応した間隔で櫛歯状に形成し、該櫛歯状に
形成した櫛歯部2a間を溝加工した構造である。
【0013】この電歪振動子2の生成されている物質
は、例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT、55%pb
Zro3、45%pbTio3)で作成されている。
【0014】第1電極3及び第2電極4は、電歪振動子
2に電圧を印加して電歪現象による振動を起こさせる電
極であって、第1電極3は電歪振動子2の背面に配設さ
れ、第2電極4は櫛歯状をした夫々の櫛歯部2aの先端
面にメッキ、蒸着或は圧着等により取り付けてある。
【0015】このように構成された第1電極3及び第2
電極4には、図示していないが、電圧を印加する引出し
部が設けられ、該引出し部からの電圧の印加によって、
図に示した矢印方向、即ち電歪振動子2の櫛歯状形成し
た頂点の高さ方向に電歪振動を起こさせる。
【0016】外枠5は、多数のヘッドを1つずつ仕切る
隔壁部5aと、インク室5bと、インク室5b内のイン
ク粒子を外方向に伝達するテーパー状にした圧力伝達部
5cと、インク室5b内のインク粒子を外へ噴出する噴
出孔であるオリフイス5dから構成されている。そし
て、外枠5は電歪振動子2の櫛歯部2aを隔壁部5aに
よって包み込むようにして配設されており、電歪振動子
2の櫛歯部2a間と、外枠5の隔壁部5a間とは同一ピ
ッチで形成され、電歪振動子2の櫛歯部2aの高さは、
その上下において基部側の電歪振動子2よりもわずかに
低く形成され、前記インク室5bに遊嵌する構造であ
る。
【0017】インク室5bは、下側部分にインクを供給
するインク供給路5eと、外枠5の外へインクを噴出す
るオリフイス5dとからなり、電歪振動子2の櫛歯部2
aから生じる振動力を効率良く伝達できるように外枠5
の略中央の位置に配設されている。
【0018】圧力伝達部5cは、電歪振動子2で発生す
る変位加速度を有する圧力波を効率良くオリフイス5d
方向に伝達するためにロート状に形成された構造であ
る。
【0019】緩衝部6は、電歪振動子2の櫛歯部2aの
側面と外枠5の隔壁部5aの側面の間に取り付けられた
ものであって、電歪振動子2が櫛歯状構造の高さ方向へ
の変位を起こす時に、主な振動方向(図に示した矢印方
向)とは別方向への振動に基づく負の圧力波の影響がオ
リフイス5dに伝達するのを防止するものである。
【0020】そして、各インク室5bは、上側に上蓋7
を、下側にはインク供給路5eが付いた下蓋8で密閉す
ることにより形成される。
【0021】このような構成からなるインクジエットヘ
ッド1は、前記した図1、図2、及び図3に示すよう
に、櫛歯状に形成した電歪振動子2の夫々の櫛歯部2a
は、オリフイス5dの丁度真下にくる位置に配設して外
枠5の隔壁部5aと電歪振動子2を接着、又は圧着等で
固定して一体化する。
【0022】更に、電歪振動子2と外枠5とが一体にな
った上側には上蓋7のみを下側にはインク供給路5eの
付いた下蓋8を接着、又は圧着して固定する。この時、
電歪振動子2の側面と上蓋7及び下蓋8とを接着する若
しくは圧着する際は、電歪振動子2の変位、振動を妨げ
ないようにする必要がある。そのため、櫛歯部2aが低
く形成されている。
【0023】尚、緩衝部6は電歪振動子2の櫛歯部2a
と外枠5の隔壁部5aとの谷間を埋めるように充填す
る。
【0024】このように組み立てられたインクジエット
ヘッド1は、先ずインク供給路5eから印字用インクを
インク室5b内に供給し、インク室5b内部に空気が残
留しないようにインクで充満する。
【0025】そして、印字するタイミングは、第1電極
3及び第2電極4に電歪振動子2の電歪を起こさせるに
充分な矩形波電圧を櫛歯部2aの突出方向の高さ(図に
おいて左右方向)が増す方向の極性で印加する。電歪振
動子2に電界が印加されると電歪現象が生じ、電歪振動
子2の櫛歯部2aの高さがわずかに増加する。
【0026】この変位時の変位加速度は非常に大きな値
となるため、強力な圧力波が電歪振動子2の櫛歯部2a
の先端面から外枠5のオリフイス5d方向に発生する。
同時に、電歪振動子2の高さ増加分に応じた変位が櫛歯
状の幅方向にも生じ、インク室5b内のインクに対し、
負の圧力波を発生するが、この負の圧力波は緩衝部6に
よって吸収されオリフイス5dに達しないので、負の圧
力波の影響は無視することができる。
【0027】このようにして、インク室5b内のインク
を媒体にして発生した圧力波は外枠5に到達すると、外
枠5の圧力伝達部5cに誘導されてオリフイス5dに集
中し、インクが外部へ柱状に伸びた状態で噴出される。
【0028】そして、所定量のインクが押し出された後
に、電歪振動子2に印加されている電圧を取り除くと、
今度は上記説明とは逆に負の圧力はが発生する。そのた
め、オリフイス5d付近のインクがインク室5b内部に
向かって移動し、且つオリフイス5dの外へ柱状に伸び
た部分のインクは取り残され、インク粒10となって、
オリフイス5d内にあるインクとは分離する。
【0029】このインク粒10は、噴出状態で押し出さ
れた、所謂柱状に成長した時の速度成分を持っているの
で、例えば記録紙9の方向に向かって飛び続けることが
できる。
【0030】又、インク室5b内では、外部に噴出した
インク粒10の体積分だけインクが減少するのでインク
供給路5eから減少した分のインク量が補充され、初期
の状態であるインク室5b内にインクの充満した状態に
復帰する。
【0031】このような動作をマルチ化されたインクジ
エットヘッド1の個々のインク室5b内で繰り返すこと
によって、目的とするインク粒10を選択的に且つ連続
的に噴出することができるのである。
【0032】本発明に係る第2の実施例は、電歪振動子
2の材質についてであり、その材質はジルコン酸チタン
酸鉛の他に、逆圧電効果を発生させる物質、例えばチタ
ン酸バリウム(BaTiO3)等を用いることもでき
る。
【0033】本発明に係る第3実施例は、ヘッドの形態
についてであって、第1実施例で説明した単色のマルチ
ヘッドの他に単色シングルヘッド、多色シングルヘッド
及び多色マルチヘッドへの応用が考えられる。
【0034】即ち、単色シングルヘッドは、図4に示す
ように、第1実施例で説明したマルチヘッドの一部分を
取り出して1個のオリフイス5dを備えたヘッドであ
る。
【0035】多色シングルヘッドは、図5に示すよう
に、マルチヘッドを構成し、図には示していないがイン
ク供給路を複数設けて、多色化に対応できるマルチヘッ
ドに構成したものであり、例えば一番上からイエロー、
シアン、マゼンダ、ブラックというように色の種類及び
色の数を予め定めてカラー印字を可能にできる構造とな
る。
【0036】多色マルチヘッドは、図6に示すように、
単色のマルチヘッドを複数個集合させて多色化に対応し
たものであり、例えば一番奥のインクジエットヘッド1
からイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックのマルチヘ
ッド列を構成することができる。
【0037】本発明に係る第4実施例は、外枠5の圧力
伝達部5cの形状についてであり、図7〜図10に示す
ように、その形状は多数の箇所の形状及び寸法を変化さ
せ、例えば図7のA、B、C及びDの箇所がそれに対応
し、その対応する箇所を夫々変化させた例が、図8〜1
0に示されており、その中から実際のヘッドに最も適し
た形状を選択することができる構成である。
【0038】即ち、図7は、インク室5b内の両側面を
直線形状にして電歪振動子による圧力波を直線的にオリ
フイス5d方向に伝達する構造(Aの部分)である。
【0039】図8は、図7で示したBの部分を放物線又
はメポーネンシャルカーブに基づく曲線に変形して、オ
リフイス5dに連続させた構造である。
【0040】図9は、図7で示したB、Cの部分を変形
したものであって、インク室5bの一方の側面はオリフ
イス5dに連続した直線的に形状にし、他方の側面のみ
に傾きを持たせた構造である。
【0041】図10は、図7で示したB、Cの部分を変
形したものであって、インク室5b内の一方の側面はオ
リフイス5dに連続した直線状にし、他方の側面を所定
の関数に基づく曲線、例えば放物線又はネポーネンシャ
ルカーブ、にした構造である。
【0042】本発明に係る第5実施例は、外枠5のオリ
フイス5dの形状についてであり、図11に示すよう
に、外枠5の端面から突出した円筒形状にした構造であ
る。
【0043】本発明に係る第6実施例は、第1電極3及
び第2電極4の配設する位置についてであり、図12及
び図13に示すように、電歪振動子2の櫛歯部2aを包
み込むようにして櫛歯部2aの上下面に配設するか、櫛
歯部2aの先端部の上下面に第1電極3及び第2電極4
を配設する構造にする。
【0044】本発明に係る第7実施例は、インク供給路
5eの位置についてであり、そのインク供給路5eの位
置は電歪振動子2から生じる圧力波が直接加わらない位
置であれば任意の位置に設置することができ、例えば図
14に示すように、緩衝部6の内部を通過してインク室
5bにインクを供給する構造であってもよい。
【0045】本発明に係る第8実施例は、緩衝部6につ
いてであり、図15に示すように、電歪振動子2による
負の圧力波の影響が外枠5のオリフイス5dに達するの
を防止できれば、緩衝部6を電歪振動子2の櫛歯部2a
の櫛歯部先端の一部に設けてもよい。又、圧力伝達部5
cの形状を変更することで緩衝部6を取り付けなくて
も、電歪振動子2で発生する負の圧力波の影響を防止で
きれば、この緩衝部6を設けなくても良い。
【0046】本発明に係る第9実施例は、オリフイス5
dの位置であって、電歪振動子2で生じる圧力波を効率
良く伝達できる位置であれば良い。即ち、前記第1実施
例で説明したオリフイス5dの位置は電歪振動子2の振
動部と中心位置に一致するように位置決めをした構造で
ある(図1参照)。その他に、圧力伝達部5cの形状に
基づいて圧力波を効率良く伝達できる位置に設定するこ
とができる。例えば、図16に示すように、外枠5の圧
力伝達部5cの形状を電歪振動子2から発生する圧力波
を上方向に伝達する(インクの噴出方向を90゜変更)
ようにして、オリフイス5dを上蓋7の一部に設けた構
造でも良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るインク
ジエット用ヘッドは、電歪振動子の一部をインク室に臨
ませて配設したことにより、小型化が図れると共に、電
歪振動子を櫛歯状に形成し、該櫛歯部を前記インク室内
に臨ませて一体化したことにより、ヘッドの構造が簡単
になり、且つヘッドのマルチ化が図れると共に、マルチ
ヘッドの集合化が図れると云う優れた効果を奏する。
【0048】更に、熱を使用しないため、熱に弱いイン
クでも使用することができ、インクの種類の選択を多く
とることができると云う優れた効果を奏する。
【0049】そして、インク室に臨ませて電歪振動子を
備えた構造であるため、該電歪振動子からの電気的エネ
ルギーが圧力波として機械的に直接インク室に伝達され
ることにより、消費電力を大幅に削減することができる
と云う優れた効果を奏する。
【0050】又、外枠の圧力伝達部の形状は、直線的な
形状、関数に基づく形状にすることによって、加工がし
やすくしかもオリフイスへの圧力波の伝達効率を高める
ことができると云う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るインクジエット用ヘ
ッドの要部を拡大した平面図である。
【図2】同図1のA−A´線による断面図である。
【図3】同要部を拡大した全体を平面図で説明した図で
ある。
【図4】本発明の第3実施例に係るインクジエット用ヘ
ッドが単色シングルヘッドの場合の平面図である。
【図5】同多色シングルヘッドの場合の平面図である。
【図6】同多色マルチヘッドの場合の平面図である。
【図7】本発明の第4実施例に係るインクジエット用ヘ
ッドの圧力伝達部の形状が直線的な場合を示した説明図
である。
【図8】同圧力伝達部の形状が所定関数に基づく曲線状
の場合を示した説明図である。
【図9】同圧力伝達部の形状の一方の側面のみが直線的
に形成された場合を示した説明図である。
【図10】同圧力伝達部の形状の一方の側面のみが所定
関数に基づく曲線状に形成した場合を示した説明図であ
る。
【図11】本発明の第5実施例に係るインクジエット用
ヘッドのオリフイスの形状が外枠から突出した状態を示
す説明図である。
【図12】本発明の第6実施例に係るインクジエット用
ヘッドの電極の位置を示した略示的平面図である。
【図13】同電極の位置を示した略示的平面図である。
【図14】本発明の第7実施例に係るインクジエット用
ヘッドのインク供給路の位置を示した略示的平面図であ
る。
【図15】本発明の第8実施例に係るインクジエット用
ヘッドの緩衝部の取り付け位置を示した略示的平面図で
ある。
【図16】本発明の第9実施例に係るインクジエット用
ヘッドのオリフイスの取り付け位置を示した略示的平面
図である。
【図17】従来技術における振動子円筒型のインクジエ
ット用ヘッドの略示的平面図である。
【図18】同振動子平板型のインクジエット用ヘッドの
略示的平面図である。
【図19】同ステメ型のインクジエット用ヘッドの略示
的平面図である。
【図20】同加熱気化型のインクジエット用ヘッドの略
示的平面図である。
【図21】同加熱気化型のインクジエット用ヘッドの略
示的平面図である。
【図22】同加熱気化型のインクジエット用ヘッドの略
示的平面図である。
【図23】同加熱気化型のインクジエット用ヘッドの略
示的平面図である。
【符号の説明】
1 インクジエットヘッド 2 電歪振動子 2a 櫛歯部 3 第1電極 4 第2電極 5 外枠 5a 隔壁部 5b インク室 5c 圧力伝達部 5d オリフイス 5e インク供給路 6 緩衝部 7 上蓋 8 下蓋 9 記録紙 10 インク粒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 15/00 (72)発明者 佐藤 正幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電歪振動子と、該電歪振動子に所定の電
    圧を供給する電極と、前記電歪振動子から生じる負の圧
    力波を吸収する緩衝部と、インク供給路、インク室、圧
    力伝達部及びオリフイスとから構成された外枠と、から
    なるインクジエット用ヘッドであって、前記インク室内
    に前記電歪振動子の一部を臨ませて配設したことを特徴
    とするインクジエット用ヘッド。
  2. 【請求項2】 外枠に形成したインク室を並列させて複
    数個設け、前記電歪振動子を櫛歯状に形成し、該電歪振
    動子の櫛歯部を前記各インク室内に臨ませて配設した請
    求項1に記載のインクジエット用ヘッド。
  3. 【請求項3】 櫛歯状に形成した電歪振動子と外枠とを
    一体化して複数のヘッドを構成したことを特徴とする請
    求項1、又は2に記載のインクジエット用ヘッド。
  4. 【請求項4】 電歪振動子の物質はジルコン酸チタン酸
    鉛、又はチタン酸バリウムであることを特徴とする請求
    項1に記載のインクジエット用ヘッド。
  5. 【請求項5】 ヘッドの形態は単色シングルヘッドであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のインクジエット用
    ヘッド。
  6. 【請求項6】 ヘッドの形態は多色シングルヘッドであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のインクジエット用
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 ヘッドの形態は多色マルチヘッドである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジエッ
    ト用ヘッド。
  8. 【請求項8】 インク室内の圧力伝達部の形状を直線的
    に形成したことを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    エット用ヘッド。
  9. 【請求項9】 インク室内の圧力伝達部の形状を所定の
    関数に基づいて形成したことを特徴とする請求項1に記
    載のインクジエット用ヘッド。
  10. 【請求項10】 所定の関数は、放物線を形成する関数
    であることを特徴とする請求項9に記載のインクジエッ
    ト用ヘッド。
  11. 【請求項11】 所定の関数は、メポーネンシヤルカー
    ブを形成する関数であることを特徴とする請求項9に記
    載のインクジエット用ヘッド。
  12. 【請求項12】 インク室内の圧力伝達部の形状は、一
    方の側面のみに傾きを設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のインクジエット用ヘッド。
  13. 【請求項13】 インク室内のインクを噴出するオリフ
    イスの形状は、外枠の外側端面から突出した円筒形状に
    したことを特徴とする請求項1に記載のインクジエット
    用ヘッド。
  14. 【請求項14】 電歪振動子に所定の電圧を供給する一
    方の電極を電歪振動子の背面に配設し、他方の電極を櫛
    歯状に形成した電歪振動子の櫛歯部の先端に配設したこ
    とを特徴とする請求項1、又は2に記載のインクジエッ
    ト用ヘッド。
  15. 【請求項15】 インク供給路の位置は、電歪振動子か
    らの圧力波が直接加わらない位置に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載のインクジエット用ヘッド。
  16. 【請求項16】 緩衝部は、櫛歯状に形成した電歪振動
    子の櫛歯部の先端部の両側面に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のインクジエット用ヘッド。
  17. 【請求項17】 インク室内のインクを噴出するオリフ
    イスの位置を電歪振動子から発生する圧力波の方向に対
    して直角方向に設けたことを特徴とする請求項1に記載
    のインクジエット用ヘッド。
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