JPH0684040U - ガススプリング - Google Patents

ガススプリング

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JPH0684040U
JPH0684040U JP2506893U JP2506893U JPH0684040U JP H0684040 U JPH0684040 U JP H0684040U JP 2506893 U JP2506893 U JP 2506893U JP 2506893 U JP2506893 U JP 2506893U JP H0684040 U JPH0684040 U JP H0684040U
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JP
Japan
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valve
ball valve
oil
piston member
gas spring
Prior art date
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Application number
JP2506893U
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English (en)
Inventor
俊和 岡元
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストン部材に設けるオリフィス通路と逆止
弁配設通路とを1本化し、かつ、逆止弁の構造自体を簡
略にすることで、加工ならびに組立工数の低減、コスト
ダウンを実現できるガススプリングを提供する。 【構成】 ピストン部材(6)によって画成される2室
(5A,5B)間を連通可能とする手段(10,11)
にかかわる液路(15)に、オリフィス通路(16)が
形成された弁座(15A)と、これに当接してオイルの
流れを一方向に規制するボール弁(17)と、連通孔
(18A)を有し、ボール弁(17)の液路(15)内
の移動量を規制するストッパ部材(18)とを設け、伸
長時のボール弁(17)によるオイルの流れ規制時にオ
リフィス通路(16)のみを介して2室(5A,5B)
間が流通するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガススプリングに関し、特に、産業用機器の緩衝用等に使用される プッシュロック型等に好適なガススプリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ピストン部材に逆止弁とオリフィスとを具えると共に、シリンダ内に空 気ダンパ室を有し緩衝用として使用されるものに例えば特公昭60−54522 号公報に開示されているものなどがある。このものは、シリンダ内を摺動する空 気圧ピストンと、このピストンと一体に構成され、端部がシリンダから突出する ロッド部と空気圧ピストンおよびそのロッド部内に形成された中空部を摺動する 第2ピストン部材とを有し、第2ピストン部材の固定ロッドが他方のシリンダ閉 塞端部に固定されていて、中空部内の第2ピストン部材で画成される2室間のオ イルが空気ピストンのロッド部に作用する力に応じて圧縮時には逆止弁の開放で 、また伸長復帰時にはオリフィスを介して流動するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、逆止弁の配設通路とオリフィス通路との双方 が、第2ピストン部材に並列配置されるように構成されている上、全体ならびに ピストン部材の構成が複雑で、特に双方の通路を個別に穿設加工しなくてはなら ず、加工および組立に手間がかかる。
【0004】 本考案の目的は、このような従来の問題に着目し、その解決を図るべく、オリ フィス通路と逆止弁配設通路とを1本化し、かつ、逆止弁の構造を簡略にするこ とで加工ならびに組立工数の低減、コストダウンを実現できるガススプリングを 提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 かかる目的を達成するために、本考案は、オイルが充填されたシリンダ内を2 室に画成する摺動自在なピストン部材と、該ピストン部材に形成され、前記2室 間を連通可能とする手段と、前記ピストン部材に取付けられ、端部が前記シリン ダの一方の端部から気液密に突出されるピストンロッドとを有するガススプリン グにおいて、前記2室間を連通可能とする手段にかかわる液路に、オリフィスが 形成された弁座と、該弁座に当接してオイルの流れを一方向に規制するボール弁 と、連通孔を有し、前記ボール弁の前記液路内の移動量を規制するストッパ部材 とを設け、伸長時には前記2室間が前記弁座に形成されたオリフィスを介しての み連通し、圧縮時には前記ボール弁が前記弁座から前記液路内を前記ストッパ部 材に向けて後退することにより前記ボール弁のまわりおよび前記ストッパ部材の 連通孔を介して連通するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案によれば、ガススプリングの伸長時にはピストン部材に設けられた2室 間を連通可能とする手段が連通状態に保たれると共に、オイルがピストンロッド 側のオイル室からピストン部材の液路の弁座に設けられたオリフィスを介してピ ストン部材頂部側のオイル室に流通するので伸長速度を緩やかに規制することが でき、圧縮時には同様の2室間の連通状態においてピストン部材頂部側のオイル 室の方の油圧が高くなることによりその差圧でボール弁が弁座からストッパ部材 側に退避することによってボール弁の周囲部からストッパ部材の連通孔を介して ピストンロッド側のオイル室に少ない圧縮力でオイルを流通させることができる 。
【0007】
【実施例】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0008】 図1〜図3は本考案の一実施例を示すもので、図1は本考案ガススプリング全 体の概要を示す。ここで、1はシリンダチューブ、2はシリンダチューブ1の一 方の端部に固定され、ガス封入通路2Aおよび封止栓2Bを有する閉塞部材、3 は緩衝用のガス室、4はシリンダチューブ1内に摺動可能に嵌め合わされ、ガス 室3とオイル室5とを画成しているフリーピストン、6はオイル室5内を摺動す るピストン部材、7はピストン部材6を移動させるためのロッド、8および9は シリンダチューブ1の他方の端部に設けられ、ロッド7を気液密に保って貫通さ せているシール部材およびガイド部材である。
【0009】 なお、オイル室5はピストン部材6によって第1オイル室5Aと第2オイル室 5Bとに画成され、ガススプリングの後述する伸縮動作時に第1オイル室5Aと 第2オイル室5Bとの間でオイルの流通を規制しつつ許容するためにピストン部 材6およびロッド7には、プッシュロッド10によって開弁可能な弁機構11と 共に本考案にかかるチェック弁機構12が設けられている。以下に、弁機構11 およびチェック弁機構12まわりの構成を図2を参照しつつ説明する。
【0010】 図2に示すようにピストン部材6の軸方向に設けられた弁室13には弁機構1 1の摺動軸11Aが移動可能に嵌め合わされていて、摺動軸11Aの段付きとし た細径部11Bの周りに円筒状の液室13Aが形成されている。なお、摺動軸1 1Aに沿って液室13Aの両側には図1に示すようにシール部材14が設けられ て、弁機構11の図に示すような閉弁状態では液室13Aは第1オイル室5Aお よび第2オイル室5Bの双方から隔絶された状態にある。15はピストン部材6 の小径部6Aから液室13Aに向けて斜めに穿設された段付きのチェック弁機構 12用の液路、15Aはその段付き部にコーン型に形成された弁座であり、弁座 15Aには図3に示すように本考案にかかる切欠きのオリフィス通路16が例え ば圧痕等で形成されている。また、17はボール弁、18は液路15に圧入され ているストッパ部材であり、ストッパ部材18には複数の連通孔18Aが穿設さ れている。なおここで、ボール弁17の径は液路15の内径よりは小さく、ボー ル弁17と液路15の内周面との間には十分なすき間が保たれるようにしてある 。
【0011】 なお、本例ではボール弁17を弁座15Aに向けて偏倚させるためのばねを設 けず、ボール弁17自体の自重と油圧との関係のみで、図2ないし図3の状態に 保たれるようにしたが、ここで、ストッパ部材18とボール弁17との間に第1 オイル室5Aの方が第2オイル室5Bより油圧が高くなるときに圧縮されるばね を介装してもよいことはいうまでもない。
【0012】 ついで、このように構成したガススプリングでの伸縮ならびにその緩衝動作に ついて説明する。
【0013】 本実施例の場合はプッシュロック型ガススプリングへの適用例であり、外部か ら操作可能なプッシュロッド10を操作しない限り弁機構11は閉成状態にあり 、第1オイル室5Aと第2オイル室5Bとはピストン部材6によって隔絶されて いる。そこで、ガススプリングの伸縮動作が要求される場合は外部からプッシュ ロッド10を操作してその先端で摺動軸11Aを図1で左方に駆動することによ り摺動軸11Aの周りの液室13Aを第1オイル室5Aに連通させた状態に保つ ことができる。
【0014】 いま、ガススプリングの伸長時にあっては、第2オイル室5Bから第1オイル 室5Aにオイルが流れようとするが第2オイル室5Bの方の油圧が第1オイル室 5Aの方より高められるので液路15においては図3に矢印Eで示すように油圧 がボール弁17に作用する。よって、ボール弁17は弁座15Aに向けて図示の ように偏倚され、第2オイル室5Bから第1オイル室5Aには弁座15Aに形成 されたオリフィス通路16を介してのみ流通する。かくして、伸長時の伸長速度 が緩衝される。
【0015】 また、ガススプリングの圧縮時にはオイルが第1オイル室5Aから第2オイル 室5Bに流れようとすることによって第1オイル室5A側の油圧が高められ、液 路15では図3に矢印Sで示すようにボール弁17を弁座15Aから後退させる 方向に差圧が作用する。なお、ストッパ部材18には複数の連通孔18Aが開口 しているので、オイルはボール弁17の周囲からストッパ部材18の連通孔18 を介して第1オイル室5Aから第2オイル室5Bへとスムーズに流通し、大きい 力を作用させることなく圧縮動作を行わせることができる。なお、本例の場合は プッシュロック型であるので、伸縮の過程で外部からプッシュロッド10により 弁機構11を操作して後退せしめ、図1の状態に戻すことによりその弁室13に 沿った液室13Aを第1オイル室5Aと第2オイル室5Bとから隔絶させてその 状態にガススプリングを保持することができる。
【0016】 なお、以上に述べた実施例ではプッシュロック型のガススプリングへの適用の 場合について説明したが、本考案の適用はプッシュロック型のガススプリングに 限られるものではなく、ピストン部材に伸縮速度を規制する機能を設ける必要の あるガススプリングに広く適用できるものである。
【0017】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、オイルが充填されたシリンダ内を 2室に画成する摺動自在なピストン部材と、該ピストン部材に形成され、前記2 室間を連通可能とする手段と、前記ピストン部材に取付けられ、端部が前記シリ ンダの一方の端部から気液密に突出されるピストンロッドとを有するガススプリ ングにおいて、前記2室間を連通可能とする手段にかかわる液路に、オリフィス が形成された弁座と、該弁座に当接してオイルの流れを一方向に規制するボール 弁と、連通孔を有し、前記ボール弁の前記液路内の移動量を規制するストッパ部 材とを設け、伸長時には前記2室間が前記弁座に形成されたオリフィスを介して のみ連通し、圧縮時には前記ボール弁が前記弁座から前記液路内を前記ストッパ 部材に向けて後退することにより前記ボール弁のまわりおよび前記ストッパ部材 の連通孔を介して連通するようにしたので、伸長時にはその伸長速度を適正に規 制して緩やかに保つことができ、また、圧縮時にはチェック弁機構を介して、絞 りが解除され、小さい圧縮方向の力で操作を実施することができる。特に、オリ フィス通路の切欠き程度および液路の径をボール弁の径に対して十分大きくして おくことにより圧縮時間および伸長時間の短縮を図ることが可能である。しかも 少ない部品点数で、かつピストン部材に上記構成のために設ける絞り通路が1つ で済むという加工工程の削減、簡単な組立構成で操作性の優れたガススプリング を廉価で提供することができ、特にプッシュロック型に好適なガススプリングを 提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプッシュロック型への適用例の構成を
示す断面図である。
【図2】本考案にかかるチェック弁機構まわりの構成を
拡大して示す断面図である。
【図3】本考案にかかるチェック弁機構の構成を側断面
図(A)および(A)のA−A線断面図(B)によって
示す説明図である。
【符号の説明】
1 シリンダチューブ 2 閉塞部材 3 ガス室 4 フリーピストン 5 オイル室 5A 第1オイル室 5B 第2オイル室 6 ピストン部材 7 ロッド 10 プッシュロッド 11 弁機構 11A 摺動軸 11B 細径部 12 チェック弁機構 13 弁室 15 液路 15A 弁座 16 オリフィス通路 17 ボール弁 18 ストッパ部材 18A 連通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルが充填されたシリンダ内を2室に
    画成する摺動自在なピストン部材と、該ピストン部材に
    形成され、前記2室間を連通可能とする手段と、前記ピ
    ストン部材に取付けられ、端部が前記シリンダの一方の
    端部から気液密に突出されるピストンロッドとを有する
    ガススプリングにおいて、 前記2室間を連通可能とする手段にかかわる液路に、オ
    リフィスが形成された弁座と、該弁座に当接してオイル
    の流れを一方向に規制するボール弁と、連通孔を有し、
    前記ボール弁の前記液路内の移動量を規制するストッパ
    部材とを設け、 伸長時には前記2室間が前記弁座に形成されたオリフィ
    スを介してのみ連通し、圧縮時には前記ボール弁が前記
    弁座から前記液路内を前記ストッパ部材に向けて後退す
    ることにより前記ボール弁のまわりおよび前記ストッパ
    部材の連通孔を介して連通するようにしたことを特徴と
    するガススプリング。
JP2506893U 1993-05-14 1993-05-14 ガススプリング Pending JPH0684040U (ja)

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