JPH0684032A - テレビジョン受像機の視聴者監視方法 - Google Patents

テレビジョン受像機の視聴者監視方法

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JPH0684032A
JPH0684032A JP25388992A JP25388992A JPH0684032A JP H0684032 A JPH0684032 A JP H0684032A JP 25388992 A JP25388992 A JP 25388992A JP 25388992 A JP25388992 A JP 25388992A JP H0684032 A JPH0684032 A JP H0684032A
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JP
Japan
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viewer
television receiver
monitoring
viewers
distance sensor
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JP25388992A
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Tadayuki Aoyama
忠之 青山
Hiroshi Tanaka
博 田中
Yoshikazu Ito
義和 伊藤
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Video Research Co Ltd
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Video Research Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビジョン受像機を視聴している者の有
無,人数を自動的に監視する。 【構成】 テレビジョン受像機20上に載置された視聴者
監視装置10内の距離センサ5は、テレビジョン受像機20
の視聴可能範囲を定期的に走査する。視聴者監視装置10
に内蔵されたCPUは、距離センサ5の出力および視聴
可能範囲に視聴者が存在しない状態において事前に測定
しておいた距離センサ5の出力に基づき、視聴可能範囲
内に居る視聴者の有無,人数を監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機を
視聴している者の有無,人数等を監視するテレビジョン
受像機の視聴者監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテレビジョン受像機の視
聴者監視方法は、ビデオカメラ等の二次元イメージセン
サを用いる方法とそのような二次元イメージセンサを用
いない方法とに大別される。
【0003】前者の方法は、テレビジョン受像機の視聴
可能範囲を二次元イメージセンサで撮像して得た画像を
画像認識処理して視聴者の有無等を監視するもので、例
えば特開平2−120987号公報,特開平2−121
070号公報,特開平4−104532号公報等に見ら
れるような各種の方法が知られている。
【0004】他方、二次元イメージセンサ以外による方
法としては、以下のような方法が提案されている。 (1)テレビの前方にある発熱体の有無を赤外線検出素
子にて検出する方法(例えば特開平4−104533号
公報参照)。 (2)テレビの設置された部屋への人の入退出を部屋の
出入口に設けた入退出センサで検出する方法(例えば特
願平4−69529号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】テレビを見ている者の
有無等を監視する方法として、上述したような種々の方
法が従来より提案されているが、それぞれ以下のような
問題点がある。
【0006】二次元イメージセンサを用いる方法は、結
果として視聴者の二次元イメージを撮影することとなる
ため、例えばテレビジョン視聴率測定を目的として視聴
者の有無等を監視する場合には、撮影目的を詳細に説明
しても撮影した画像が他の目的に使用されるのではない
かといった不安をモニタ者に与え、モニタを拒否される
大きな要因となる。特に、一般家庭では裸のままでテレ
ビジョン受像機を視聴することも有り得るので、その不
安は更に大きなものとなっている。
【0007】これに対し、二次元イメージセンサ以外の
方法によれば、上述したような問題は生じない。しか
し、上述した赤外線検出素子を用いる方法では、室内に
暖房機器が置かれているとそれを視聴者と認識するた
め、監視精度に問題がある。また、入退出センサを用い
る方法も、部屋の構造によってはテレビジョン受像機の
置かれた部屋に入った者が必ずしも視聴可能範囲に居る
とは限らないため、やはり監視精度に問題がある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みて為された
ものであり、その目的は、テレビジョン受像機を視聴し
ている者を、その二次元イメージを撮像することなく精
度良く監視することができる方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、テレビジョン受像機の視聴可能範囲を該
テレビジョン受像機の近傍に設置した距離センサで定期
的に走査し、前記距離センサの出力および前記視聴可能
範囲に視聴者が存在しない状態において事前に測定して
おいた前記距離センサの出力に基づき、前記視聴可能範
囲内における視聴者の有無を監視するようにしている。
【0010】
【作用】テレビジョン受像機の視聴可能範囲に視聴者が
存在しない状態で、テレビジョン受像機の近傍に設置し
た距離センサでその視聴可能範囲を走査したときに得ら
れる各方位の距離データは、そのテレビジョン受像機が
設置された部屋の静止物の配置によって一意に定まる。
視聴者がテレビジョン受像機の視聴可能範囲に入ると、
その方位の距離データが初期データと相違することにな
るため、視聴可能範囲内へ視聴者が進入したことが検出
できる。また、視聴者が視聴可能範囲内で静止するか、
その範囲内で移動しても、何れかの方位の距離データが
初期データと相違したままになるので、存在が判定でき
る。更に、視聴者が視聴可能範囲から外へ出ると、距離
データが初期データと等しくなるため、視聴可能範囲外
への視聴者の退出が検出できる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0012】図1は本発明方法を実施する視聴者監視装
置の一例を示すブロック図である。同図に示すようにこ
の例の視聴者監視装置10は、CPU1と、このCPU
1のバス2に接続されたROM3,RAM4,距離セン
サ5,出力装置6および入力装置7とで構成されてい
る。
【0013】CPU1は本視聴者監視装置10全体の主
たる制御を司るプロセッサであり、このCPU1が実行
すべきプログラムはROM3に格納されている。
【0014】RAM4は、初期データテーブル41,計
測データテーブル42および監視状況登録テーブル43
を保持すると共にワーキングエリアとして使用されるメ
モリである。
【0015】出力装置6は監視結果を出力する装置であ
り、本視聴者監視装置10がテレビジョン視聴率測定装
置と組み合わせて使用される場合には、例えばテレビジ
ョン視聴率測定装置へ監視結果を通知する通信インタフ
ェイス装置で構成される。また、入力装置7は本視聴者
監視装置10の動作モード等を指定するためのスイッチ
等で構成される。
【0016】距離センサ5は、監視対象となるテレビジ
ョン受像機の視聴可能範囲を走査して距離データを得る
センサであり、本実施例の場合、21個の距離センサセ
ル51−1〜51−21と各距離センサセルに対応する
コントローラ52−1〜52−21とで構成されてい
る。
【0017】図2に距離センサセルの要部構成例と測距
原理を示す。同図に示すように、個々の距離センサセル
には、赤外光511を発する赤外LED512と、赤外
LED512から出射した赤外光511を集光し赤外光
ビーム517として外部に照射する投光用レンズ513
と、投光用レンズ513から照射され外部の物体514
で反射した赤外光を受光して集光する集光用レンズ51
5と、集光用レンズ515で受光,集光された赤外光の
光束の位置が電極D(集光用レンズ515の光軸)から
どの程度の距離だけ離れているかを検出するPSD(Po
sition Sensitive Light Detector)516とが含まれて
いる。
【0018】ここで、投光用レンズ513と集光用レン
ズ515の光軸間距離をB、PSD516の受光面と集
光用レンズ515との距離をf、PSD516で検出さ
れた光束の位置をXとすると、物体514までの距離L
は次式で与えられる。 L=(B×f)/X
【0019】図3は視聴者監視装置10を収納する筐体
11の一例を示す平面図であり、W1〜W21は筐体1
1に設けられた窓である。この窓W1〜W21は、距離
センサ5における各距離センサセル51−1〜51−2
1に1対1に対応しており、各距離センサセル51−1
〜51−21から出射した赤外光ビームa1〜a21は
対応する窓W1〜W21から外部に放出され且つその反
射光がその窓W1〜W21から取り込まれる。
【0020】各窓W1〜W21から出射される赤外光ビ
ームa1〜a21は、本実施例では、1番目の距離セン
サセル51−1の赤外光ビームa1と21番目の距離セ
ンサセル51−21の赤外光ビームa21との為す角度
が130°,隣接する赤外光ビーム間の角度が6.5°と
なるように、各距離センサセル51−1〜51−21の
配置や取り付け角度が調整されている。ここで、130
°としたのは、この角度でテレビジョン受像機の視聴可
能範囲を充分カバーできるからである。なお、各赤外光
ビームa1〜a21は同一平面内に含まれる。
【0021】図4に視聴者監視装置10の設置例を示
す。視聴者監視装置10は監視対象となるテレビジョン
受像機20の近傍に設置される。同図の例では、テレビ
ジョン受像機20の上に載置している。また、その向き
は図3の窓W1〜W21から出射する赤外光ビームa1
〜a21がテレビジョン受像機20の視聴可能範囲をカ
バーする向きにする。なお、図4において、30a,3
0bは部屋30の出入口である。
【0022】図5は図4のテレビジョン受像機20付近
を真横から見た図であり、テレビジョン受像機20の上
に載置された視聴者監視装置10から出射する各赤外光
ビームa1〜a21は部屋30の床30cと平行になっ
ている。この場合、床30cに座っている視聴者も監視
できるように赤外光ビームa1〜a20は床30cから
例えば70cm程度上方を通過するようにすることが望
ましい。これは、例えばテレビジョン受像機20の高さ
が低い場合には台座等を介して視聴者監視装置10を載
置することで可能である。また、高い場合には視聴者監
視装置10を前方に少し傾け、テレビジョン受像機10
を視聴する場合に良く座る位置において赤外光ビームa
1〜a21が床30cから高さ70cm程度の距離を通
過するように調整すれば良い。勿論、視聴者監視装置1
0自体に出射角度を調整する機構を持たせ、それで調整
するようにしても良い。
【0023】図6はRAM4に格納された初期データテ
ーブル41の構成例を、図7は計測データテーブル42
の構成例をそれぞれ示す。初期データテーブル41は図
6に示すように、各距離センサセル51−1〜51−2
1毎に初期データINT1〜INT21を保持するエン
トリE1−1〜E1−21を有している。また、計測デ
ータテーブル42は図7に示すように、各距離センサセ
ル51−1〜51−21毎に直前の走査で得られた計測
データDT1〜DT21を保持するエントリE2−1〜
E2−21を有している。
【0024】図8はRAM4に格納された監視状況登録
テーブル43の構成例を示し、視聴可能範囲に居る視聴
者の総人数である視聴者数を保持するエントリE3−1
と、視聴可能範囲に居る視聴者毎にその位置情報(方位
と距離)を保持するための複数のエントリE3−2,E
3−3,…を有している。
【0025】図9および図10は視聴者監視装置10の
CPU1が監視中に実行する処理の一例を示すフローチ
ャート、図11は図9の処理S2の詳細を示すフローチ
ャートである。以下、各図を参照して本実施例の動作を
説明する。
【0026】(1)初期設定 図4および図5に示すように、監視対象とするテレビジ
ョン受像機20が設置された部屋30に視聴者監視装置
10を設置した後、テレビジョン受像機20の視聴可能
範囲内に視聴者が一人も居ない状態で、入力装置7を操
作して視聴者監視装置10を初期設定モードで起動する
と、視聴者監視装置10は初期データの収集と蓄積とを
以下のようにして行う。
【0027】視聴者監視装置10のCPU1は、先ず距
離センサ5のコントローラ52−1に測距指示を出す。
この指示を受けたコントローラ52−1は図2の赤外L
ED512を所定時間だけ点灯せしめ、そのときのPS
D516の検出位置Xと定数B,fから物体514まで
の距離Lを算出し、これをCPU1に通知する。CPU
1はこの通知された距離LをRAM4の図6に示した初
期データテーブル41における距離センサセル51−1
の初期データINT1としてエントリE1−1に格納す
る。なお、本発明では物体までの絶対距離を必ずしも求
める必要はないので、PSD516の検出位置Xそのも
のを測定結果としても良い。
【0028】CPU1は、残りの距離センサセル51−
2〜51−21に対応するコントローラ52−2〜52
−21全てに対しても上述と同様な処理を行う。これに
より、初期データテーブル41に、テレビジョン受像機
20の視聴可能範囲に視聴者が居ない状態での各方位の
距離データが格納されることになる。
【0029】(2)監視 入力装置7を操作して視聴者監視装置10を監視モード
で起動すると、視聴者監視装置10は、テレビジョン受
像機20の視聴可能範囲を距離センサ5で定期的に走査
し、この結果得られた各方位の計測データと初期データ
テーブル41に設定された初期データとに基づき、視聴
可能範囲内への視聴者の進入,視聴可能範囲内に存在す
る視聴者数,視聴可能範囲外への視聴者の退出を監視す
る処理を開始する。以下、この監視処理について図9お
よび図10のフローチャートの流れに沿って詳細に説明
する。
【0030】視聴者監視装置10のCPU1は内部タイ
マによって定期的たとえば0.5秒毎に図9の処理を実行
する。
【0031】先ず、初期設定モードと同様に距離センサ
5の各コントローラ52−1〜52−21に対し順次に
測距指示を出すことにより、各距離センサセル51−1
〜51−21によってテレビジョン受像機20の視聴可
能範囲を1回走査し、得られた各距離センサセル51−
1〜51−21の計測データをRAM4の図7に示した
計測データテーブル42のエントリE2−1〜E2−2
1に計測データDT1〜DT21として格納する(S
1)。
【0032】次に、計測データテーブル42に格納した
計測データDT1〜DT21と初期データテーブル41
に格納された初期データINT1〜INT21とに基づ
き、テレビジョン受像機20の視聴可能範囲に居る視聴
者の人数,その位置を判定する(S2)。この処理S2
の詳細について図11を参照して説明する。
【0033】先ず、内部変数nを1に初期設定し(S2
0)、計測データDTnと初期データINTn(従って
最初は計測データDT1と初期データINT1)とが相
違するか否かを調べる(S21)。相違しない場合はn
を+1し(S28)、距離センサセル数である21を超
えていなければ(S29でNO)、処理S21に戻って
次の計測データを処理する。
【0034】処理S21で相違が検出された場合、内部
変数pを1に初期設定し(S22)、処理S23〜処理
S25を実行することにより、初期データと不一致であ
って且つほぼ同一の値となる計測データが隣接して何個
検出されたかを調べ、処理S26においてその連続数p
と計測データDTnとに基づき人数と位置を判定する。
【0035】この処理S26では、赤外光ビームa1〜
a21の間隔が遠くに行くほど拡がる点と人の体の幅と
複数人が近接している状況も考えられる点等を考慮し、
例えばp=1,DTn≒3m(メートル)、p=2,D
Tn≒2m、p=3,DTn≒1.5mのときはそれぞれ
一人と判定し、p=2,DTn≒3m、p=4,DTn
≒2m、p=6,DTn≒1.5mのときはそれぞれ二人
と判定する。また、n,pの値に基づき存在する方位を
特定し、この方位とDTnの値とを位置情報とする。な
お、例えばp=1,DTn≒1.5m等のように人が存在
している場合には考えられないような結果が得られた場
合にはノイズ等の影響があったものとして無視する。
【0036】処理S26の実行後、nにn+pを代入し
(S27)、nの値が21を超えていなければ処理S2
1に戻って上述した処理を繰り返す。
【0037】処理S29においてnが21を超えている
ことを検出すると、S2の処理を終了する。
【0038】再び、図9を参照すると、処理S2の実行
後、CPU1は、処理S2における判定人数が0か否か
を調べ(S3)、0でなければ、RAM4の図8に示し
た監視状況登録テーブル43のエントリE3−1の視聴
者数が0か否かを調べる(S4)。そして、このエント
リE3−1の視聴者数が0であれば、今回判定した人数
分の視聴者が新たに視聴可能範囲に進入したと判断し、
監視状況登録テーブル43のエントリE3−1に判定し
た人数分の視聴者数を設定し、エントリE3−2以降の
その人数分のエントリに各視聴者の位置情報を登録する
(S5)。そして、今回の周期の処理を終える。
【0039】他方、エントリE3−1に0以外の視聴者
数が既に設定されていた場合(S4でNO)、処理S2
において存在すると判定された者一人一人についてS6
〜S9の処理を実行する。
【0040】先ず、存在すると判定された者の位置情報
(判定位置)と監視状況登録テーブル43のエントリE
3−2以降のエントリに登録されている各視聴者の位置
情報(登録位置)とに基づき、今回存在すると判定され
た者が既に登録されている者と同一人か否かを調べる
(S6)。これは、判定位置と同じ位置が登録されてい
ればその者は既登録者と判定するほかに、位置が多少異
なっていても走査周期から見て移動後の位置と考えられ
ればやはり既登録者と判定する。
【0041】そして、既登録者と判定した場合には、監
視状況登録テーブル43のエントリE3−2以降のエン
トリに登録されているその既登録者の位置情報を今回の
判定位置で更新する(S9)。これは、視聴可能範囲に
進入した視聴者の位置を追跡していることになる。ま
た、該当する既登録者が存在しない場合(S7でN
O)、その者は新たな進入者と判断して監視状況登録テ
ーブル43のエントリE3−2以降の空きのエントリに
その者の位置情報を登録すると共にエントリE3−1の
視聴者数を1増加する(S8)。
【0042】処理S2において存在すると判定された者
全てについてS6〜S9の処理を終えると(S10でY
ES)、監視状況登録テーブル43に既に登録されてい
た者の中で処理S2で存在すると判定された者と対応付
けできなかった者が残っているか否かを調べ(S1
2)、そのような者が残っていなければ今回の周期の処
理を終える。
【0043】反対に、対応付けできなかった者が残って
いた場合、その者の登録位置を調べて退出者として処理
して良いか否かを判断する(S13)。例えば視聴可能
範囲の中央部分に居た者が1走査期間の間に視聴可能範
囲外に出ることは物理的に不可能なため、そのような者
は他の視聴者の後ろに隠れたか、その他以外の何等かの
理由で今回の走査で検出されなかったものとして退出者
と判断しない。他方、赤外光ビームa1,a2やa2
0,a21等でカバーされる視聴可能範囲の縁付近等に
居た者やテレビジョン受像機20から遠く離れて居た者
等は退出したと考えられるので、その者の位置情報をエ
ントリE3−2以降のエントリから削除すると共にエン
トリE3−1の視聴者数を減ずる(S14)。以上の処
理を対応付けできなかった者全てについて処理し終える
と、今回の周期の処理を終了する。
【0044】また、処理S2における判定人数が0の場
合(S3でYES)、監視状況登録テーブル43のエン
トリE3−1の視聴者数が0か否かを調べ(S11)、
0であれば、今回の周期の処理を終える。
【0045】他方、視聴者数が0でなければ(S11で
NO)、それらの視聴者が視聴可能範囲外に退出したと
予想されるので、それらの者全てについて前述した処理
S13,S14を実行し、退出したと判断できる者につ
いては監視状況登録テーブル43のエントリE3−2以
降のエントリに登録されている位置情報を削除すると共
にエントリE3−1の視聴者数を減算する。
【0046】以上のような処理が定期的に実行されるこ
とにより、監視状況登録テーブル43のエントリE3−
1は視聴可能範囲に現在居る視聴者の人数を示すことに
なり、CPU1は図1には図示しない外部装置から要求
があった場合あるいは図9および図10の処理を終える
毎に自動的にエントリE3−1に設定された視聴者数と
必要に応じてその位置を外部に出力する。また、視聴者
数が変化する毎にそれらの情報を出力するようにしても
良い。
【0047】以上のような視聴者監視装置は各種の分野
で利用することが可能であり、テレビジョン視聴率測定
装置と組み合わせて使用できる他、例えば、視聴可能範
囲に視聴者が進入したらテレビジョン受像機の電源を自
動的にオンにし、視聴者が退出したらテレビジョン受像
機の電源を自動的にオフにする等の自動化装置にも適用
することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明した本発明のテレビジョン受像
機の視聴者監視方法によれば、以下のような効果を得る
ことができる。
【0049】視聴者の二次元イメージを撮影していない
ため、例えばテレビジョン視聴率測定を目的として視聴
者の有無等を監視する場合、モニタ者に要らぬ不安を与
えなくて済む。
【0050】赤外線検出素子を用いる方法のように室内
に置かれた暖房機器を誤って視聴者と判定することがな
く、また、テレビジョン受像機の近傍からその視聴可能
範囲を走査するため入退出センサを用いる方法のように
部屋に入ったが視聴可能範囲には居ない者を視聴中の者
と判定することがなく、監視精度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する視聴者監視装置の一例を
示すブロック図である。
【図2】距離センサセルの要部構成例と測距原理を示す
図である。
【図3】視聴者監視装置を収納する筐体の一例を示す平
面図である。
【図4】視聴者監視装置の設置例を示す図である。
【図5】図4のテレビジョン受像機付近を横から見た図
である。
【図6】初期データテーブルの構成例を示す図である。
【図7】計測データテーブルの構成例を示す図である。
【図8】監視状況登録テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図9】視聴者監視装置内のCPUが監視中に実行する
処理の一例の一部を示すフローチャートである。
【図10】視聴者監視装置内のCPUが監視中に実行す
る処理の一例の残りの部分を示すフローチャートであ
る。
【図11】図9の処理S2の詳細を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…CPU 2…バス 3…ROM 4…RAM 41…初期データテーブル 42…計測データテーブル 43…監視状況登録テーブル 5…距離センサ 51−1〜51−21…距離センサセル 52−1〜52−21…コントローラ 6…出力装置 7…入力装置 10…視聴者監視装置 20…テレビジョン受像機 30…部屋 30a,30b…出入口 30c…床 a1〜a21…距離センサセルから測距のために出射さ
れる赤外光ビーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン受像機の視聴可能範囲を該
    テレビジョン受像機の近傍に設置した距離センサで定期
    的に走査し、 前記距離センサの出力および前記視聴可能範囲に視聴者
    が存在しない状態において事前に測定しておいた前記距
    離センサの出力に基づき、前記視聴可能範囲内における
    視聴者の有無を監視するようにしたテレビジョン受像機
    の視聴者監視方法。
JP25388992A 1992-08-28 1992-08-28 テレビジョン受像機の視聴者監視方法 Pending JPH0684032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466898B2 (en) 2004-12-17 2008-12-16 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method

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US7466898B2 (en) 2004-12-17 2008-12-16 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method

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