JPH0683617U - ネットコンベヤ用ベルト - Google Patents
ネットコンベヤ用ベルトInfo
- Publication number
- JPH0683617U JPH0683617U JP2602393U JP2602393U JPH0683617U JP H0683617 U JPH0683617 U JP H0683617U JP 2602393 U JP2602393 U JP 2602393U JP 2602393 U JP2602393 U JP 2602393U JP H0683617 U JPH0683617 U JP H0683617U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- horizontal bar
- bent
- link member
- sprocket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Chain Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 湾曲したときの内周半径がベルト幅の2倍に
なり、横方向の荷重が加わっても横棒の端部が飛び出さ
ないネットコンベヤベルトを得ること。 【効果】 帯鋼からなる多数の金網形成部材11と多数
の横棒12により無端状のベルト21を構成する。両端
部に金網形成部材11のない横棒12のみの部分を設け
て、これをスプロケット係合部14として、ここに帯鋼
を屈曲したリンク部材15を取り付ける。
なり、横方向の荷重が加わっても横棒の端部が飛び出さ
ないネットコンベヤベルトを得ること。 【効果】 帯鋼からなる多数の金網形成部材11と多数
の横棒12により無端状のベルト21を構成する。両端
部に金網形成部材11のない横棒12のみの部分を設け
て、これをスプロケット係合部14として、ここに帯鋼
を屈曲したリンク部材15を取り付ける。
Description
【0001】
この考案は工場などにおいて、各種材料や製品を運搬するネットコンベヤ用の ベルトに関する。
【0002】
図2は従来のネットコンベヤベルトの一例を示す一部切欠平面図である。 この図において、1は帯鋼からなる材料を反対向きの台形部が交互に形成され るように波形に屈曲した金網形成部材で、各屈曲部2の両側に長孔状の横棒挿通 孔3をそれぞれ形成したものである。
【0003】 この部材1の多数を並列させ、一方の部材1の開放部4に他方の部材1の屈曲 部2をはめ込み、太い鋼線からなる横棒5を各挿通孔3に遊挿して網状としたも のである。そして、各横棒5の両端は大径頭部6として抜け止めを施している。
【0004】 そして、両端の屈曲部2内の横棒5をスプロケットにかけてコンベヤを構成し 、このスプロケットによりコンベヤを駆動する。
【0005】 図3に示す従来例はスチールワイヤを螺旋状に巻いた螺旋線条7を連結して無 端状とし、この螺旋線条7の連結部に太い横棒8を挿通し、この横棒8の両端の 螺旋線条のない部分を帯鋼を台形に屈曲したリンク部材9の挿通孔に挿通し、横 棒8の外端をリンク部材9に溶接してスプロケット係合部10としたものである 。
【0006】
上記の図2に示すようなネットコンベヤ用ベルトはベルトの上にかかる荷重に 対しては大変強いという特徴があるがベルトに横方向の荷重が強くかかると横棒 の端部が飛び出すという問題がある。
【0007】 図3に示すものはベルトに横方向の強い荷重が加わっても溶接が外れない限り 横棒8の端部が飛びださないが、ベルト上にかかる荷重に対しては図2のベルト より劣っている。
【0008】 また、ベルトを湾曲させた場合、内周側半径がベルト幅の2.2倍になるのを 、もう少し、半径を小さくするよう改良する必要があった。
【0009】 この考案の課題は上記のような従来のネットコンベヤベルトの問題点を解決す るために、ベルト上に加わる荷重に強く、横方向の荷重にも強く、また、湾曲半 径がベルト幅の2倍になるようにしたネットコンベヤベルトを提供することであ る。
【0010】
上記の課題を解決するためにこの考案は多数の帯鋼からなる材料を反対向きの 台形部が交互に形成されるように波形に屈曲した金網形成部材を連結して無端状 とし、一定の間隔で横棒を挿入したネットコンベヤ用ベルトにおいて、各横棒の 両端部を金網形成部材のない、横棒のみのスプロケット係合部とし、帯状金属板 をほぼ台形に屈曲してその両端部と屈曲部の両側部に横棒挿通孔を形成したリン ク部材を、一方のリンク部材の両端が他方のリンク部材の屈曲部の外側に重なる とともに、この重なった部分の各挿通孔に前記横棒のスプロケット係合部を遊嵌 せしめて連結し、この各リンク部材の外側と各横棒の端部とに適宜の抜け止めを 施し、このスプロケット係合部の横棒にスプロケットを係合させるようにしたネ ットコンベヤ用ベルトを提供する。
【0011】
この考案のネットコンベヤ用ベルトは上記の構成であるから、このベルトの横 棒の両端部分のスプロケット係合部をスプロケットの溝の部分にかける。そして 、スプロケットの両側の部分によりベルト両端のリンク部材の連結部分を支持せ しめる。
【0012】
図1に示す実施例において、11は帯鋼からなる材料を反対向きの台形部が交 互に形成されるように波形に屈曲した金網形成部材で、その各屈曲部に長孔状の 横棒挿通孔13を設ける。12は太い直線状のスチールワイヤからなる横棒であ る。 この図示例では、各部材11の挿通孔13に横棒12を挿入し、この横棒12 により隣接する金網形成部材11を連結している。そして、各金網形成部材11 の端部を必要に応じてを溶接などの手段により横棒12に固定して横棒12のみ のスプロケット係合部14を図1のように両端に形成する。
【0013】 上記の構造において、横棒12を部材11に固定する場合は金網形成部材11 の片側のみに固定する必要がある。
【0014】 15は帯鋼を2段状の台形に屈曲したリンク部材で、その屈曲部16の両側部 には長孔状の横棒挿通孔17を設け、開放部18の両側の端部には丸孔状の横棒 挿通孔19を設ける。
【0015】 そして、図1のように一方のリンク部材15の屈曲部16を他方のリンク部材 15の開放部18内に入れるとともに横棒12のスプロケット係合部14をリン ク部材15の挿通孔17に回動および移動自在にはめ、同時に挿通孔19には回 動自在にはめることにより、各リンク部材15は横棒12のスプロケット係合部 14により連結される。
【0016】 また、各係合部14の両端の大径頭部20は溶接またはカシメなどの任意の手 段によりリンク部材15の外側に固定するか、または、部材15が横棒12に対 して回動自在で軸方向に移動しないように結合する。
【0017】 上記の構成により無端状としたベルト21の折り返えし部分は両側にスプロケ ットを有する駆動用ローラに係合させて駆動する。
【0018】 すなわち、ベルト21のスプロケット係合部14の横棒12をスプロケットの 溝に係合させ、他の部分の金網形成部材11はローラの円筒状の外周に接触させ る。
【0019】
この考案のネットコンベヤ用ベルトは両端に別のチェンを設けないものである が、そのかわりにベルト本体の横棒の両端をスプロケット係合部とし、この係合 部の横棒でリンク部材を連結して、この部分にスプロケットを係合させるもので あるからベルト本体は帯状鋼板からなる多数の金網形成部材を連結して無端状と し、一定の間隔で横棒を挿入したネットコンベヤとなっている。
【0020】 従って、ベルトの上にかかる荷重に対しても強く、帯状鋼板を波形に屈曲した ものだけを用いる従来のネットコンベヤ用ベルトに比較してベルトに横方向の荷 重がかかった場合でも横棒の端部が飛び出さない。また、ベルトが湾曲したとき の内周半径がベルト幅の2.2倍から2倍になり、より半径の小さな旋回コンベ ヤの製作が可能であるなどの効果がある。
【図1】実施例の一部拡大平面図
【図2】従来例の一部拡大平面図
【図3】他の従来例の一部拡大平面図
11 金網形成部材 12 横棒 14 スプロケット係合部 15 リンク部材 16 屈曲部 21 ベルト
Claims (1)
- 【請求項1】 多数の帯鋼からなる材料を反対向きの台
形部が交互に形成されるように波形に屈曲した金網形成
部材を連結して無端状とし、一定の間隔で横棒を挿入し
たネットコンベヤ用ベルトにおいて、各横棒の両端部を
金網形成部材のない、横棒のみのスプロケット係合部と
し、帯状金属板をほぼ台形に屈曲してその両端部と屈曲
部の両側部に横棒挿通孔を形成したリンク部材を、一方
のリンク部材の両端が他方のリンク部材の屈曲部の外側
に重なるとともに、この重なった部分の各挿通孔に前記
横棒のスプロケット係合部を遊嵌せしめて連結し、この
各リンク部材の外側と各横棒の端部とに適宜の抜け止め
を施し、このスプロケット係合部の横棒にスプロケット
を係合させるようにしたネットコンベヤ用ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2602393U JPH0683617U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | ネットコンベヤ用ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2602393U JPH0683617U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | ネットコンベヤ用ベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683617U true JPH0683617U (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=12182111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2602393U Pending JPH0683617U (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | ネットコンベヤ用ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683617U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010537921A (ja) * | 2007-09-05 | 2010-12-09 | ジョージ, テラ ゴフ, | コンベヤおよび伝動ベルト |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6274816A (ja) * | 1985-09-27 | 1987-04-06 | アツシユワ−ス ブラザ−ズ,インコ−ポレ−テツド | 確実駆動らせん状コンベヤシステム |
JPH01139409A (ja) * | 1987-08-10 | 1989-05-31 | Ashworth Bros Inc | コンベアベルト |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP2602393U patent/JPH0683617U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6274816A (ja) * | 1985-09-27 | 1987-04-06 | アツシユワ−ス ブラザ−ズ,インコ−ポレ−テツド | 確実駆動らせん状コンベヤシステム |
JPH01139409A (ja) * | 1987-08-10 | 1989-05-31 | Ashworth Bros Inc | コンベアベルト |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010537921A (ja) * | 2007-09-05 | 2010-12-09 | ジョージ, テラ ゴフ, | コンベヤおよび伝動ベルト |
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