JPH074418U - ネットコンベヤ用ベルト - Google Patents

ネットコンベヤ用ベルト

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JPH074418U
JPH074418U JP3532793U JP3532793U JPH074418U JP H074418 U JPH074418 U JP H074418U JP 3532793 U JP3532793 U JP 3532793U JP 3532793 U JP3532793 U JP 3532793U JP H074418 U JPH074418 U JP H074418U
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JP
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filaments
cut
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JP3532793U
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孝一 小野寺
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株式会社フジテツモーテクニカルサービス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトの表面に螺旋線条の切れ目ができない
ようにする。 【構成】 対向縁がオーバーラップするようにして螺旋
線条21を並列状に並べると共に、この螺旋線条のオー
バーラップした対向縁の内側に横棒22を挿通したベル
トAにおいて、一つ飛びの各螺旋線条の少なくとも両端
部で、ベルトの裏面側に位置する略半周を切り落とし
て、この切り落とした両端を横棒に結合し、ベルトの表
面に螺旋線条の欠落部ができないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工場などにおいて、パンの生地などの軟らかい練り製品やその他 の焼成材料を搬送するネットコンベヤ用ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のネットコンベヤ用のベルトは、図4に示すように、スチールワイヤを螺 旋状に巻いた一定に長さの螺旋線条1を並列すると共に、隣接する螺旋線条1の 対向縁部をオーバーラップするように噛み合わせ、そして、このオーバーラップ した対向縁部の内側に太い鋼棒から成る連結横棒2の挿通により螺旋線条1の対 向縁を屈曲自在に連結して形成する。
【0003】 また、螺旋線条1には、中間用の長尺なものと、両側用の短尺なものとが用い られて、直列状に並べると共に、長尺な螺旋線条1の端と短尺な螺旋線条1の端 との間に所定の間隔を設けて、この間隔内の連結横棒2にスプロケット3をかみ 合わせてベルトを走行する。
【0004】 さらに、ジグザグ状に屈曲した連結横棒2を使用して、屈曲の凹部に螺旋線条 1のワイヤを嵌め込んでおくと、連結横棒2に対する螺旋線条1の横移動を止め ることができる。
【0005】 なお、ベルトの幅が大きくなると、スプロケットの数も多くなる。すなわち、 中間の螺旋線条に複数本用いると共に、直列状に並ぶ螺旋線条の対向端に間隔を 設けておく。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようなベルトを使用すると、チーズやパン生地などの軟らかい製品を搬 送する場合、製品のベルト接触面に喰い込む螺旋線条により模様ができる。
【0007】 しかしながら、スプロケットの噛み合い線上に製品が乗っている場合、製品に 模様の付く部分と付かない部分とができるので、見苦しくなる問題があった。
【0008】 特に、製品を焼成処理する場合、螺旋線条の対向端に間隔を設けてある部分は 、螺旋線条の接する部分の網目模様に対し直線の模様になる問題があった。
【0009】 そこで、この考案は、搬送面に螺旋線条の欠落部がないようにしたベルトを提 供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は対向縁がオーバーラップするように して多数の螺旋線条を並列状に並べると共に、この螺旋線条のオーバーラップし た対向縁の内側に横棒を挿通して上記螺旋線条の対向縁を屈曲自在に連結したベ ルトにおいて、上記一つ飛びの各螺旋線条の少なくとも両端部で、上記ベルトの 裏面側に位置する略半周を切り落とすと共に、この切り落とした両方の端を上記 横棒に結合した構成を採用する。
【0011】
【作用】
上記のように構成すると、螺旋線条のベルト裏面側略半周の切り落としにより 露出した横棒にスプロケットを噛み合わせ、スプロケットの駆動によってベルト を走行させる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0013】 図1から図4に示すように、Aはネットコンベヤ用ベルトである。
【0014】 上記のベルトAは、対向縁がオーバーラップするようにして並列状に並べた多 数の螺旋線条21と、この螺旋線条21のオーバーラップした対向縁の内側に挿 通して螺旋線条21の対向縁を屈曲自在に連結する横棒22とで構成されている 。
【0015】 なお、図示の場合、ジグザグ状に横棒22を屈曲して、ジグザグ屈曲凹部に螺 旋線条21を嵌入して、横棒22に対して螺旋線条21の横すべりを止めるよう したが、上記以外の方法で横棒22に対して螺旋線条21の横移動を止めるよう にしてもよい。
【0016】 また、一つ飛びの各螺旋線条21の少なくとも両端部で、ベルトAの裏面側略 半周を切り落とすと共に、この切り落とした両方の端は、横棒22に結合してあ る。
【0017】 横棒22に対する螺旋線条21の切り落とし端の結合は、図示の場合、溶接2 3により固着したが、切り落とし端の曲げ加工により横棒22を抱き込むように してもよい。
【0018】 なお、ベルトAの幅が大きい場合に、ベルトAの両側縁間の中央部にも上記の ような螺旋線条21の切り落とし及び横棒22に対する切り落とし端の結合を行 なえばよい。
【0019】 上記構成したベルトは、図3に示すように、螺旋線状21の切り落としにより 露出した横棒22にスプロケット24を係合し、スプロケット24の駆動によっ てベルトAを走行する。
【0020】
【効果】
この考案に係るネットコンベヤ用ベルトは、以上のように構成してあるので、 横棒とスプロケットとの噛み合いに螺旋線条の対向端間に一定の間隔を設ける必 要がない。
【0021】 このため、ベルトの表面全面に螺旋線条のワイヤが均等に存在して、製品に螺 旋線条の欠落により不均一な模様が付くような不都合を解消する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るネットコンベヤ用ベルトの平面
【図2】同上の下面図
【図3】横棒に対するスプロケットの噛み合いを示す縦
断拡大側面図
【図4】従来品を示す平面図
【符号の説明】
A ベルト 21 螺旋線条 22 横棒 23 溶接

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向縁がオーバーラップするようにして
    多数の螺旋線条を並列状に並べると共に、この螺旋線条
    のオーバーラップした対向縁の内側に横棒を挿通して上
    記螺旋線条の対向縁を屈曲自在に連結したベルトにおい
    て、上記一つ飛びの各螺旋線条の少なくとも両端部で、
    上記ベルトの裏面側に位置する略半周を切り落とすと共
    に、この切り落とした両方の端を上記横棒に結合したこ
    とを特徴とするネットコンベヤ用ベルト。
JP1993035327U 1993-06-29 1993-06-29 ネットコンベヤ用ベルト Expired - Fee Related JP2506262Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150188A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Arai Kikai Seisakusho:Kk 金網ベルト並びに食品製造装置用搬送機械
JP2013159427A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Toyo-Ro Industries Co Ltd メッシュベルト

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JP2008150188A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Arai Kikai Seisakusho:Kk 金網ベルト並びに食品製造装置用搬送機械
JP2013159427A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Toyo-Ro Industries Co Ltd メッシュベルト

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JP2506262Y2 (ja) 1996-08-07

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