JPH0683566A - コンピュータ - Google Patents

コンピュータ

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Publication number
JPH0683566A
JPH0683566A JP23738692A JP23738692A JPH0683566A JP H0683566 A JPH0683566 A JP H0683566A JP 23738692 A JP23738692 A JP 23738692A JP 23738692 A JP23738692 A JP 23738692A JP H0683566 A JPH0683566 A JP H0683566A
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JP
Japan
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lcd
signal
unit
lcd unit
control
Prior art date
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Pending
Application number
JP23738692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Kitabayashi
育明 北林
Satoru Kitazawa
哲 北澤
Nobuhisa Motonami
宜久 本南
Osamu Kinoshita
治 木下
Kazunobu Futamura
和信 二村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なった種類のLCDユニットを適宜交換し
て使用することを可能にしたコンピュータを提供する。 【構成】 LCDユニットが装着されるとその種別を判
別するとともに、LCDユニットの種別に応じた制御電
圧及び制御信号を出力する制御部と、モノクロLCDユ
ニットが装着されていると判定されるとモノクロLCD
ユニット信号及びそのタイミング信号を生成して出力
し、カラーLCDユニットが装着されていると判定され
るとカラー画像信号及びそのタイミング信号を生成して
出力するビデオ回路部と、ビデオ回路部からのモノクロ
LCD用信号及びそのタイミング信号又はカラー画像信
号及びそのタイミング信号、並びに前記制御部からの制
御電圧及び制御信号をLCDユニットに送り出すコネク
タとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLCDユニットを備えた
コンピュータ、特に各種のLCDユニットが装着される
ようにしたコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンピュータ本体とLCDユニ
ットとが着脱できる構造のラップトップ型のパーソナル
コンピュータは存在した。この種のコンピュータにおい
ては、コンピュータ本体とLCDユニットとが容易に着
脱できる構造になっているが、対象とされるLCDユニ
ットは同一のインタフェース信号であり、かつ、LCD
パネルの必要とする電源も同一電源であり、これらは全
てコンピュータ本体から供給されていた。その場合で
も、反射型のモノクロLCDユニットとバックライト型
のモノクロLCDユニットとが交換できるようになって
いるが、コンピュータ本体とのインタフェース上の違い
はバックライト用の電源を供給するか、しないかだけの
相違しかなく、基本的なインタフェース上の違いはなか
った。
【0003】また、近年カラーLCDが登場するにつれ
てカラーLCDユニットを搭載するラップトップ型パー
ソナルコンピュータやノート型パーソナルコンピュータ
が普及し始めている。しかし、これらのパーソナルコン
ピュータはそれらに搭載されているLCDユニット用に
設計されており、他の種類のLCDユニットとは交換で
きなかった。これは、LCDパネルの種類によりLCD
ユニットのインタフェース信号及び必要とする電源が異
なるからである。
【0004】例えばバックライト型のモノクロLCDユ
ニットの場合は、LCDユニットとのインタフェース信
号として、LCDデータLD0〜7又はLD0〜3、ラ
ッチパルス信号、シフトクロック信号、データイン信
号、電源として、+5V、−20V(以上LCD用)、
+12V〜+15V(バックライト用)、という信号及
び電源電圧を必要としている。また、パッシブマトリッ
クス型のカラーLCDユニットの場合は、LCDユニッ
トとのインタフェース信号としてLCDデータ(LD0
〜7:この場合はカラーデータを送るためモノクロLC
Dユニットとは送出するデータタイミングが異な
る。)、ラッチパルス信号、シフトクロック信号、デー
タイン信号、電源として、+5V、+38V(以上LC
D用)、+12V(バックライト用)、という信号及び
電源電圧を必要としている。また、アクティブマトリッ
クス型のカラーLCDの場合は、LCDとのインタフェ
ース信号として、ビデオデータ:R(レッド)、G(グ
リーン)及びB(ブルー)の各4ビット、水平同期信号
HSYNC、垂直同期信号VSYNC、ドットクロック
信号、電源として、+5V、+15V(LCD用)、+
12V(バックライト用)、という信号及び電源電圧を
必要としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンピュータに
おいては、以上のようにLCDユニットの種類によりイ
ンタフェース信号及び必要とする電源電圧が異なってお
り、更に、カラーLCDユニットにおいてはLCDメー
カーにより必要とする電源が異なっているので、コンピ
ュータ本体を固定的に設計せざるを得なかった。従っ
て、例えばバックライト型のモノクロLCDユニットを
当初搭載しておいて、その後にそれをパッシブマトリッ
クス型のカラーLCD又はアクティプマトリックス型カ
ラーLCDに変更しようとしてもそれはできず、従っ
て、そのような場合にはそれらのカラーLCDユニット
を搭載したコンピュータを購入し直さなければならない
という不都合があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、異なった種類のLCDユニッ
トを適宜交換して使用することを可能にしたコンピュー
タを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の一つの
態様によるコンピュータは、LCDユニットが装着され
るとその種別を判別するとともに、LCDユニットの種
別に応じた制御電圧及び制御信号を出力する制御部と、
モノクロLCDユニットが装着されていると判定される
とモノクロLCD用信号及びそのタイミング信号を生成
して出力し、カラーLCDユニットが装着されていると
判定されるとカラー画像信号及びそのタイミング信号を
生成して出力するビデオ回路部と、ビデオ回路部からの
モノクロLCD用信号及びそのタイミング信号又はカラ
ー画像信号及びそのタイミング信号、並びに制御部から
の制御電圧及び制御信号をLCDユニットに送り出すコ
ネクタとを有する。従って、本発明においては、モノク
ロLCDユニット、アクティブマトリクス型のカラーL
CDユニット及びパッシブマトリックス型のカラーLC
Dユニットのいずれも装着することができ、LCDユニ
ットが装着されるとその種別が自動的に判断され、それ
に応じたモノクロ用画像信号又はカラー画像信号及びそ
のタイミング信号がコネクタを介してそのLCDユニッ
トに送り出され、所望の表示画像が得られる。このよう
にLCDユニットとのインタフェース信号をLCDユニ
ットに応じて自動的に変えているので、各種のLCDユ
ニットの交換が可能になっている。
【0008】本発明の他の態様によるコンピュータは、
ビデオ回路部とコネクタとの間に介在し、モノクロ用画
像信号及びそのタイミング信号の信号線が接続され、モ
ノクロLCDユニットが装着されていると判定されると
駆動される第1のバッファと、ビデオ回路部とコネクタ
との間に介在し、カラー画像信号及びそのタイミング信
号の信号線が接続され、カラーLCDユニットが装着さ
れていると判定されると駆動される第2のバッファとを
有する。従って、本発明においては、映像信号及びその
タイミング信号が第1のバッファ又は第2のバッファを
介してLCDユニットに送り出され、映像信号等が歪む
のが防止される。
【0009】本発明の他の態様によるコンピュータにお
いて、制御電圧にはモノクロ用LCD駆動電圧が含まれ
ており、モノクロLCDユニットが装着されていると判
定されるとコネクタを介してLCDユニットに送り出さ
れる。モノクロ用LCD駆動電圧はカラーLCDユニッ
トのそれとは異なった電圧値となっており、コンピュー
タがモノクロ用に電源系が設計されている場合にはその
電源電圧をそのまま出力することにより、モノクロLC
Dユニット側において電圧変換の処理をする必要がない
ように配慮されている。
【0010】本発明の他の態様によるコンピュータにお
いて、制御信号には電源制御信号及びLCDユニットの
バックライト輝度コントロール信号が含まれ、制御部
は、装着されるLCDユニットの種別に応じて、バック
ライト輝度コントロール信号の周波数及びデユーティ比
を設定する。
【0011】本発明の他の態様によるコンピュータにお
いて、制御電圧には主電源による電圧が含まれ、そし
て、主電源はACアダプタ又は電池から構成されてお
り、制御部は、主電源が電池により構成され、かつカラ
ーLCDユニットが装着されていると判断すると、前記
バックライト輝度コントロール信号のデユーティ比を所
定の値に下げる。カラーLCDユニットは消費電力が大
きいので、電池により駆動されているときにはカラーL
CDユニットのバックライト部の輝度を自動的に制御
し、消費電力が所定の範囲内になるなるようにし、省電
力化を図っている。また、カラーLCDユニットが装着
された場合でも、アクティブマトリクス型とパッシブマ
トリックス型とでは、そのLCD駆動電圧は異なった電
圧値になる。従って、カラーLCDユニットの場合に
は、カラーLCDユニット側で主電源の電圧を電圧変換
してそれぞれに必要なLCD駆動電圧を得ている。
【0012】本発明の他の態様によるコンピュータにお
いては、装着されたLCDユニットに対応したメニュー
画面が得られ、制御部の制御信号の値の設定がメニュー
画面を通してもなされる。LCDユニットのLCDパネ
ルの状態(例えばバックライトの輝度、反転表示、階調
パターン等)はメニュー画面を介して選択されるが、L
CDユニットの種類によって制御する項目が異なる。そ
こで、LCDユニットの種別に基いてメニュー画面の項
目が自動的に変わるようにしてある。そして、制御部の
制御信号、例えばバックライト輝度コントロール信号の
デューテイ比等を、自動設定するだけなく、オペレータ
によりメニュー画面からも任意に設定できるようにして
いる。
【0013】本発明の他の態様によるコンピュータは、
カラーが画像信号及びそのタイミング信号を生成して出
力するビデオ回路部と、LCDユニットが着脱可能に構
成され、かつ、ビデオ回路部からのカラー画像信号及び
そのタイミング信号、並びに電源電圧及び電源制御信号
をLCDユニットに送り出す着脱機構部とを有する。L
CDユニットが装着されると、LCDユニットは着脱機
構部を介して得られた信号及び電源電圧を変換してその
LCDパネルに適した信号及び電源電圧を生成して駆動
する。
【0014】本発明の他の態様によるコンピュータは、
コンピュータ本体に回転可能に支持され、LCDユニッ
トの取付部が挿入され、それを固着する一対の支持金具
と、コネクタの下部及びコネクタのケーブル側の一部を
覆うシールド金具とを含む着脱機構を有する。従って、
LCDユニットがコンピュータ本体に対して容易に着脱
できる。また、LCDユニットとコンピュータ本体とを
分離した構造にしたため特にその接続部分おいて電磁輻
射ノイズが発生し易い状況になるが、電磁輻射ノイズが
一番発生し易い個所をシールドしたので、そのようなノ
イズの発生も抑制されている。
【0015】本発明の他の態様によるコンピュータは、
コネクタ、及びコネクタに接続された基板のリード線の
接続部を覆ったシールド板を有するLCDユニットが装
着される。コンピュータ本体だけでなくLCDユニット
側においても、接続部をシールドしたので、シールド構
造はより完全なものとなっている。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るコンピュータ
の斜視図である。このコンピュータは、LCDユニット
1がコンピュータ本体2に着脱機構3を介して取り付け
られている。この着脱機構3の詳細は後述の実施例にお
いて詳細に説明する。
【0017】図2は図1の実施例において用いられるモ
ノクロLCDユニットの構成を示すブロック図である。
モノクロLCDユニット10は、LCD接続部11を介
して各種の信号を授受する。例えばLCD種別判定用信
号MOD0,MOD1はこのモノクロLCDユニットの
場合では「L,H」であり、(「H」はLCDユニット
側では端子のレベルを固定せずにオープンとし、コンピ
ュータ本体2側でプルアップすることでHレベルとして
いる。)この信号がLCD接続部11を介してコンピュ
ータ本体2に送られる。また、コンピュータ本体2から
はモノクロLCDユニット10に対して、モノクロLC
DデータLD0〜3、シフトクロックXSCLL,XS
CLU、LCDタイミング信号DIN,LP、LCDロ
ジック電圧P5 LCD、及びLCD駆動電圧VLCD
が供給され、これらはLCDモジュール部12にそれぞ
れ供給される。
【0018】このLCDモジュール部12は、LCDパ
ネル13とそれを駆動するXドライバ14及びYドライ
バ15とを有する。更に、コンピュータ本体2からモノ
クロLCDユニット10に対して、主電源INV.V、
バックライト輝度コントロール信号PWM及び電源制御
信号LCPONが供給され、これらはバックライト用イ
ンバータ部16に供給される。LCDモジュール部12
の背面にはバックライト部17が設けられており、バッ
クライト用インバータ部16はこのバックライト部17
に駆動電圧を供給し、その輝度を制御する。
【0019】LCDロジック電圧P5 LCDはLCD
モジュール部12のロジック回路系の電源として使用さ
れる。この電源は他の制御信号とのシーケンスが必要で
あり、コンピュータ本体2側でトランジスタ又はFET
により接続/切断することができるようになっており、
トランジスタ又はFETの制御信号はLCDユニット1
0が接続されている時は後述するキーボードコントロー
ラ(図10参照)により制御され、LCDユニットが接
続されていない時は切断されP5 LCDが出力されな
いようになっている。また、LCD駆動電圧VLCDは
ドライバ14,15に供給されLCDパネル13にモノ
クロ画像を表示させる為の電源であり、接続/切断のシ
ーケンスが必要なためトランジスタ又はFETにより接
続/切断が可能なようになっており、この制御信号もキ
ーボードコントローラにより制御される。また、モノク
ロLCDユニット10の接続時以外はLCD駆動電圧V
LCDは切断され、コンピュータ本体2から供給されな
いようになっている。
【0020】主電源INV.Vは、コンピュータ本体2
側において電池の出力とACアダプタの出力をダイオー
ドでワイヤードORしたものであり(図10図参照)、
本実施例においては+6V〜+14Vまでの可変電源と
なっている。バックライト輝度コントロール信号PWM
は一定期間内のONとOFFのデューティ比を変更する
ことによって明るさの度合の情報をバックライト用イン
バータ部16に伝える。バックライト用インバータ部は
この情報を制御しやすいように処理してバックライト部
17の明るさを変える。図3はこのときの説明図であ
る。t1 /t2 が明るさの度合を示し、 t1 =t2 の時、全点灯(最大の明るさ) t1 =0の時、消灯(バックライトOFF) となる。
【0021】電源制御信号LCPONは、LCDユニッ
ト10側で生成するバックライト用インバータ部16の
ON/OFFを制御する為の制御信号である。バックラ
イト用インバータ部16及びLCD側で生成する各種電
源は主電源INV.Vより作られるが、この主電源IN
V.Vはコンピュータ本体2側ではON/OFFの制御
がされない。つまり、この主電源のラインには大きな電
流が流れるためトランジスタ等で制御しようとすると損
失が大きくなり、リレー等で行うとリレーが必要とする
スペースが大きいため、製品を小さくするのに障害とな
るので、コンピュータ本体2側ではON/OFFの制御
がされない。このため、LCDユニット10側の電源を
コンピュータ本体2の動作状況に応じて(例えば本体O
N/OFF)制御する必要があるが、この電源制御信号
LCPONによってバックライト用インバータ部6及び
LCDユニット10側で生成するその他の電源を制御し
ている。
【0022】図4は図2のLCDユニットに入力する信
号を示すフローチャートである。コンピュータ本体2の
電源がONすると、LCD種別判定用信号MOD0,M
OD1に基いてこのLCDユニットの種別が判断され、
CRT/LCD切換え信号CRTPは「L」となる。な
お、この信号については後述する実施例において説明す
る。コンピュータ本体2の電圧+5Vが立ち上がるとL
CDロジック電圧P5 LCDも立ち上がり、LCDモジ
ュール部12の駆動系が動作し始める。なお、このLC
Dロジック電圧P5 LCDはLCDユニット10が装
着していないときには出力されない。LCD駆動電圧V
LCDは図示のように+5Vに立ち上がった後に−20
Vに下がっており、この状態でLCDパネル13が動作
状態になる。電源制御信号LCPONがLになるとバッ
クライト用インバータ部16が動作状態になり、そし
て、バックライト輝度コントロール信号PWMによりP
WM制御がなされる。なお、PWM制御に入る前に所定
時間(最低100msec)全灯状態にし、バックライ
ト用インバータ部16の動作の安定化を図っている。
【0023】図5はアクティブマトリックス型のLCD
ユニット10Aの構成を示したブロック図であり、図6
はそのLCDユニットの動作を示すタイミングチャート
である。このアクティブマトリックス型のLCDユニッ
ト10Aも、LCD接続部11を介して各種の信号を授
受する。例えばLCD種別判定用信号MOD0,MOD
1はこのアクティブマトリックス型のLCDユニットの
場合では「L,L」であり、この信号がLCD接続部1
1を介してコンピュータ本体2に送られる。また、コン
ピュータ本体2からはこのLCDユニット10Aに対し
て、映像データR1〜4,G1〜4,B1〜4、ドット
クロックDOTCLK、映像水平同期信号HSYNC、
映像垂直同期信号VSYNC、LCDロジック電圧P5
LCD、主電源INV.V、、電源制御信号LCPO
N及びバックライト輝度コントロール信号PWMが供給
される。
【0024】映像データR1〜4,G1〜4,B1〜4
は映像信号処理部19に入力して、影像信号処理部19
は影像データをLCDモジュール部18のXドライバ2
2の仕様に合ったデータ列に変換すると共に、タイミン
グコントロール部20で生成されるXドライバ22及び
Yドライバ23のタイミング信号との同期を取る。ドッ
トクロックDOTCLK、映像水平同期信号HSYNC
及び映像垂直同期信号VSYNCはタイミングコントロ
ール部20に入力し、タイミングコントロール部20は
Xドライバ22のデータ取り込みクロック、データラッ
チ信号、Yドライバ23のスタートパルス信号等を生成
する。LCDモジュール部18のXドライバ22及びY
ドライバ23はそれぞれ映像信号処理部19及びタイミ
ングコントロール部20の制御出力に基いて制御され、
LCDパネル21にカラー画像を生成する。主電源IN
V.Vはバックライト用インバータ部16及びLCD用
電圧発生部24にそれぞれ供給され、バックライト用イ
ンバータ部16は主電源INV.Vに基いてこのLCD
モジュール部18用のバックライト駆動電圧を生成して
供給する。LCD用電圧発生部24は主電源INV.V
に基いてLCDモジュール部18用のLCD駆動電圧を
生成し、供給する。電源制御信号LCPONは、バック
ライト用インバータ部16及びLCD用電圧発生部24
にそれぞれ供給され、その動作のON/OFFを制御す
る。
【0025】図7はパッシブマトリックス型のLCDユ
ニット10Bの構成を示したブロック図であり、図8は
そのLCDユニットの動作を示すタイミングチャートで
ある。このパッシブマトリックス型のLCDユニット1
0Bも、LCD接続部11を介して各種の信号を授受す
る。例えばLCD種別判定用信号MOD0,MOD1は
このパッシブマトリックス型LCDユニットの場合では
「H,L」であり、この信号がLCD接続部11を介し
てコンピュータ本体2に送られる。また、コンピュータ
本体2からはこのLCDユニット10Bの映像信号/L
CD信号変換部25に対して、映像データR1〜4,G
1〜4,B1〜4、ドットクロックDOTCLK、映像
水平同期信号HSYNC、映像垂直同期信号VSYN
C、及びLCDロジック電圧P5 LCDが供給され、
そこで一度影像データをLCD一画面分バッファに蓄
え、LCDのフレーム周波数に合った速度でデータをバ
ッファから取出し、LCDモジュール26のXドライバ
28の仕様に合ったデータ列LD0〜7に変換すると共
に、データ取り込み用のシフトクロック信号XSCL、
データラッチ信号LP、データイン信号DIN等のタイ
ミング信号を生成しドライバに供給する。LCDモジュ
ール26は、LCDパネル27とそれを駆動するXドラ
イバ28及びYドライバ29とから構成されており、映
像信号/LCD変換部25からの制御信号に基いてLC
Dパネル27にカラー画像を生成する。
【0026】更に、コンピュータ本体2から主電源IN
V.V、電源制御信号LCPON及びバックライト輝度
コントロール信号PWMが供給され、主電源INV.V
はバックライト用インバータ部16及びLCD用電圧発
生部30にそれぞれ供給され、LCD用電圧発生部30
は主電源INV.Vに基いてこのLCDモジュール部2
6用のLCD駆動電圧PVLCDを生成して供給する。
電源制御信号LCPONは、バックライト用インバータ
部16及びLCD用電圧発生部30にそれぞれ供給さ
れ、その動作のON/OFFを制御する。バックライト
輝度コントロール信号PWMはバックライト用インバー
タ部16に供給され、バックライト部17の輝度が制御
される。
【0027】上述のLCD接続部11のピン番号と信号
名との関係を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】LCD接続部11のLCD信号と映像(ビ
デオ信号)とを切換えているものを次の表2に示す。こ
のほかの信号については表1に示すとおりである。
【0030】
【表2】
【0031】また、上述のLCD種別判定用信号MOD
0,MOD1とLCDユニットの種別との関係を整理す
ると表3に示すとおりである。
【0032】
【表3】
【0033】なお、バックライト輝度コントロール信号
PWMは「L」レベルでアクティブになり、LCDユニ
ットの種別及び電池動作の有無により周波数及びデュー
ティ比が変化する。ACINが「H」のときにはACア
ダプタが接続されており、ACINが「L」ときに電池
駆動されている。CRTPは「H」でCRT表示モー
ド、「L」でモノクロLCD表示モードである。
【0034】図9は図1のコンピュータの構成を示した
ブロック図である。CPU31は、CPUアドレスバス
32を介してアドレスバッファ33a、メモリ・CPU
コントロール部35及びROM37とそれぞれ接続さ
れ、また、CPUデータバス34を介してデータバッフ
ァ33b、メモリ・CPUコントロール部35、データ
バッファ39及びメインメモリ41とそれぞれ接続され
ている。データバッファ39、ROM37及び拡張メモ
リ43はメモリデータバス38を介して相互に接続され
る。
【0035】メモリ・CPUコントロール部35は、メ
モリアドレス制御信号36をメインメモリ41に出力
し、メモリアドレス制御信号40を拡張メモリ43に出
力し、更にアドレスバッファ33a、データバッファ3
3b、ROM37、データバッファ39に制御信号を送
出する。クロック制御部45は、CPU31及びメモリ
・CPUコントロール部35にクロックを送出する。
【0036】また、システムアドレス、データバス、コ
マンド、制御信号を含んだバス46を介して、アドレス
バッファ33a・データバッファ33b、メモリ・CP
Uコントロール部35、クロック制御部45、I/Oコ
ントロール部47、拡張バス部49、ビデオ回路部5
1、及びキーボード・LCDシーケンスコントロール部
53は相互に接続されている。I/Oコントロール部4
7には、RS−232C55、プリンタ57、マウス5
9、FDD61、及びHDD63が周辺機器として接続
される。
【0037】ビデオ回路部51には、CRTインタフェ
ース65を介してCRT67が接続され、また、接続コ
ネクタ69を介してLCDユニット71が接続されてい
る。キーボード・LCDシーケンスコントロール部53
は、キーボード73が接続されており、また、接続コネ
クタ69(図2,5,7のLCD接続部11に対応す
る)を介してLCDユニット71との間で制御信号を授
受する。
【0038】図10は図9のビデオ回路部51、CRT
インタフェース回路65、及びキーボード・LCDシー
ケンスコントロール部53の詳細を示したブロック図、
図11は図10のビデオ制御回路部100の詳細を示し
たブロック図であり、図12は図11のビデオ制御回路
101の概念図である。
【0039】図11のビデオ制御回路101は、図12
に示されるように、テキスト・ディスプレイコントロー
ル部102、EGC部103、テキストVRAM・キャ
ラクタジェネレータ・コントロール部104、グラフィ
ックVRAMアドレス生成・グラフィックチャージデー
タ変換部105、グラフィックデータ・テキストデータ
合成部106、グラフィック・LCDタイミング生成部
107、及びLCD表示データ生成部108から構成さ
れている。このビデオ制御回路101はLCD/CRT
切換信号CRTP信号が入力し、それが「H」のときに
は通常のビデオ(映像)データ及びそのタイミング信号
を生成し、「L」のときにはLCDデータ及びそのタイ
ミング信号を生成する。
【0040】このビデオ制御回路101には、図11に
示されるように、ビデオクロック発生部111からビデ
オ用クロック信号が入力し、CPU31からシステムア
ドレスが入力し、また、データバッファ112を介して
システムデータを入力する。グラフィックディスプレイ
・コントローラ113がシステムアドレスバス114及
びバッファードデータバス115にそれぞれ接続され、
ビデオ制御回路101との間でコンローラ制御信号及び
デスプレイコントローラデータをそれぞれ授受する。ま
た、ビデオ制御回路101は、テキストVRAMアドレ
ス信号及びテキストVRAM制御信号をテキストVRA
M116に送出し、テキストVRAMデータバス117
を介してこのテキストVRAMとの間でデータの授受を
する。
【0041】また、ビデオ制御回路101は、グラフィ
ックVRAMアドレス信号及びグラフィックVRAM制
御信号をグラフイックVRAM118に送出し、グラフ
ィックVRAMデータバス119を介してこのグラフイ
ックVRAMとの間でデータの授受をする。また、ビデ
オ制御回路101は、キャラクタジェネレータROMア
ドレス信号及びキャラクタジェネレータROM制御信号
をキャラクタジェネレータROM120及びユーザーR
AM121に送出し、キャラクタジェネレータデータバ
ス122を介してこのキャラクタジェネレータROM1
20及びユーザーRAM121との間でデータの授受を
する。
【0042】このビデオ制御回路101は、上述のデー
タを授受して次の各信号を生成して出力する。 映像データR1〜4 映像データG1〜4 映像データB1〜4 水平同期信号HSYNC,垂直同期信号VSHNC ドットクロックDOTCLK LCDデータLD0〜3 LCD制御信号LP,DIN (LP:ラッチパルス,DIN:データイン信号) LCDタイミング・クロックSCLL,SCLU
【0043】ここで図10に戻ると、CRT信号変換部
125は図9のCRTインタフェース回路65の一部を
形成しており、その出力制御可能なD/A変換器126
は、映像データR1〜4、映像データG1〜4、及び映
像データB1〜4を入力してアナログ信号に変換してC
RT接続コネクタ127に送り出す。また、出力制御可
能なバッファ128は、水平同期信号HSYNC及び垂
直同期信号VSHNCを一旦入力してそれをCRT接続
コネクタ127送り出す。これらのD/A変換器126
及びバッファ128は、いずれも信号M0D1即ちCR
T/カラーLCD信号出力許可信号が「L」のときに駆
動状態になり、上述の信号を出力する。
【0044】ビデオ回路部51のLCDインタフェース
部51Aの出力制御可能なバッファ129は、映像デー
タR1〜4、映像データG1〜4、映像データB1〜4
及びドットクロックDOTCLKを一旦入力した後にL
CDユニット接続部130(図9の69に対応)に送り
出す。同様にして、出力制御可能なバッファ131は、
LCDデータLD0〜3、LCD制御信号LP,DIN
及びLCDタイミングクロックSCLL,SCLUを一
旦入力した後にLCDユニット接続部130に送り出
す。これらのバッファ129,131は選択的に駆動さ
れ、バッファ129は信号M0D1即ちCRT/カラー
LCD信号出力許可信号が「L」のときに駆動され、バ
ッファ131はモノクロLCD信号出力許可信号が
「L」のときに駆動される。
【0045】キーボードコントローラ132は信号M0
D0,M0D1を入力し、それに基いてLCD/CRT
切換信号CRTP、制御信号VLON、バックライト輝
度コンロールPWMを出力する。一方、この切換信号C
RTPは、信号M0D1がインバータ133により反転
され、その反転信号と信号M0D0との論理積がアンド
回路134により求められ、このアンド回路134の出
力と切換信号CRTPとがアンド回路135に入力し、
両者の論理積によりモノクロLCD出力許可信号が得ら
れる。このモノクロLCD出力許可信号と信号M0D1
とがアンド回路136に入力し、その出力がP5 LC
D制御信号としてトランジスタ138に供給され、トラ
ンジスタ138の出力はLCDロジック電圧P5 LC
DとしてLCDユニット接続部130に送り出される。
【0046】また、切換信号CRTPはインバータ13
9により反転されてキーボードコントローラからの電圧
制御信号VLONとともにナンド回路140に入力し、
その出力はVLCD制御信号としてトランジスタ141
に供給され、トランジスタ141にLCD駆動電圧VL
CDとしてLCDユニット接続部130に送り出され
る。なおトランジスタ141が駆動されることにより−
20Vが出力されるが、ここに制御回路141aが介在
しており、その詳細は省略するが、電源の立上がり及び
立下がり時には+5Vが供給されるものとする。また、
キーボードコントローラ132からの制御信号VLON
がトランジスタ142を介して電源制御信号LCPON
としてLCDユニット接続部130に送り出される。バ
ックライト輝度コントロール信号PWMもトランジスタ
143を介してLCDユニット接続部130に送り出さ
れる。更に、LCDユニット接続部130に対して、A
Cアダプタ(図示せず)からの直流電圧と電池144に
よる直流電圧とがそれぞれダイオード145,146を
介して主電源INV.Vとして供給される。
【0047】次に、以上にように構成されたコンピュー
タの各種LCDユニットに対応した設定動作を説明す
る。図13はその時の動作を示すフローチャートであ
る。まず、適当なキー入力によりLCD設定ルーチンが
スタートし、ハードウエアから現在接続されているLC
Dユニットの種別を判断する。ここではモノクロLCD
ユニットであるかどうかに基いてなされる。モノクロL
CDユニットである場合には、LCD種別判定用信号M
OD0,MOD1が「L,H」となっており、この信号
により判別される。例えばMOD0,MOD1が「L,
H」となっていれば、モノクロLCDユニット用のメニ
ューテーブルをそのモノクロLCDユニット10上に表
示する。図14はこのときの設定メニューの例を示す図
である。また、MOD0,MOD1が「L,H」以外の
ときにはカラー用LCDユニット10A,10B用の設
定メニューを表示する。図15はこのときの設定メニュ
ーの例を示す図である。
【0048】図14又は図15の設定メニューに基いた
メニューの設定が終了すると、それぞれのLCDユニッ
トの表示処理がなされる。例えばモノクロLCDユニッ
ト10が装着されたときには、LCD種別判定用信号M
OD0,MOD1が「L,H」となっており、キーボー
ドコントローラ132は上述のようにLCD/CRT切
換え信号CRTP「L」を出力し、それによりモノクロ
LCD信号出力許可信号「L」(:Lアクティブ)を出
力して、バッファ131を動作状態にし、LCDデータ
LD0〜3,LCD制御信号LP,DIN、LCDタイ
ミング・クロックSCLL,SCLU等がLCDユニッ
ト接続部130を介して図2のモノクロLCDユニット
10に供給される。また、P5 LCD制御信号は、L
CD種別判定用信号MOD0,MOD1が「L,H」、
LCD/CRT切換え信号CRTPが「L」のときにア
クティブになり、LCDロジック電圧P5 LCDがモ
ノクロLCDユニット10に供給される。
【0049】同様にして、VLCD制御信号はLCD/
CRT切換え信号CRTPが「L」で、制御信号VLO
Nが「H」のときにアクティブになり、図3に示される
ように−20Vになる。また、電源制御信号LCPON
は制御信号VLONが「H」のときアクティブになる。
バックライト輝度コントロール信号PWMは表3に示す
されるような内容の信号を含み、起動時にはバックライ
ト用インバータ部16の動作を安定させるため、全灯状
態にする。このようにして図4のタイミングチャートに
示されるような信号が得られ、LCDパネル13にモノ
クロ画像が得られる。このとき、LCD種別判定用信号
MOD1は「H」になっており、CRT・カラーLCD
信号許可信号は「H」(:Lアクティブ)になってお
り、D/A変換部126、バッファ128及びバファ1
29は非駆動状態になっている。
【0050】次に、アクティブマトリックス型のLCD
ユニット10Aが接続されている場合についてみると、
LCD種別判定用信号MOD0,MOD1が「L,L」
となっており、キーボードコントローラ132は上述の
ようにLCD/CRT切換え信号CPTP「H」を出力
し、それによりモノクロLCD信号出力許可信号「H」
(:Lアクティブ)を出力して、バッファ131を非動
作状態する。一方、CRT・カラーLCD信号出力許可
信号は、MOD1が「L」となっているので、
「L」(:Lアクティブ)となり、D/A変換部12
6、バッファ128及びバッファ129は駆動状態にな
り、映像データR1〜4,G1〜4,B1〜4、水平同
期信号HSYNC及び垂直同期信号VSYNCがCRT
接続コネクタ127を介してCRTインタフェース回路
65に送り出され、また、CRTインタフェース回路6
5に送り出された信号の他にドットクロックDOTCL
KがLCD接続部130を介して図5のLCDユニット
10Aに送り出される。
【0051】また、P5 LCD制御信号は、LCD種
別判定用信号MOD1が「L」のときにアクティブにな
り、LCDロジック電圧P5 LCDがLCDユニット
10Aに供給される。VLCD制御信号はLCD/CR
T切換信号CRTPが「L」で、制御信号VLONが
「H」のときにアクティブになるので、この状態ではト
ランジスタ141はオンせず−20Vにならない。その
他はモノクロLCDユニット10の場合と同様である。
アクティブマトリックス型のLCDユニット10Aは上
述のようにして図6に示される信号を入力すると、上述
の処理を行ってLCDパネル21に所望のカラー画像を
表示する。
【0052】パッシブマトリックス型のLCDユニット
10Bが装着された場合には、コンピュータ本体2から
パッシブ型のLCDユニット10Bへ制御信号等が送ら
れる動作状態はアクティブ型のLCDユニット10Aの
場合と表3に記載されている事項を除いては基本的には
同じであり、上述した図8の制御信号等を入力して所定
の処理を施してLCDパネル27にカラー画像を表示す
る。
【0053】図16は定常状態における割込み処理を示
すフローチャートである。キーボードコントロール部1
32は例えば5msごとに電池駆動であるかどうかを判
断しする。この判断基準はACアダプタからの電圧は電
池の144の電圧よりも高くなるように設定されている
ので、そのことをもって判断される。電池駆動であるあ
ると判断されたときには次にカラーLCDユニット10
A,10Bが装着されているかどうかについて判断す
る。この判断はLCD種別判定用信号MOD0,MOD
1に基いてなされる。カラーLCDユニットが装着され
ていると判断されると、次に、バックライト輝度コント
ロール信号PWMをそのデューティ比が45%になるよ
うに設定する。このように、電池でカラーLCDユニッ
トを駆動している場合にはバックライト部17による照
明を落として電池から許容値以上の電流が流れ出ないよ
うにすると同時に電池の消耗を防ぎ、その長寿命化を図
っている。
【0054】ところで、上述の実施例においては装着さ
れたLCDユニットに応じてモノクロLCD用信号及び
そのタイミング信号又はカラー画像信号又はそのタイミ
ング信号をコンピュータ本体側から出力するようにした
例について説明したが、本発明はそのような実施例に限
定されものではない。例えば、装着されるLCDユニッ
トに関係なく、カラー画像信号(R,G,B)及びその
タイミング信号(HSYNC,VSYNC,DOTCL
K)、並びに主電源及び電源制御信号をコンピュータ本
体側からLCDユニットに出力するようにしてもよい。
その場合、モノクロLCDユニット側には変換回路を設
けることが必要なるが、その変換回路はパッシブマトリ
ックス型のLCDユニットの変換回路と同様な回路構成
となる。
【0055】図17は図1のコンピュータの一部を分解
した斜視図である。この図においては、LCDユニット
1を前面部200と背面部201とに分解している。背
面部201にはLCDユニット202が取り付けられ、
また、突起した取り付け部203がコネクタ204を挟
んで設けられている。前面部200にも取り付け部20
5が設けられており、この取り付け部205は取り付け
部203と一体となり、着脱機構3の支持金具301内
に挿入され、かつコネクタ204がコンピュータ本体2
側のコネクタ302と結合される。この点については更
に詳細に説明する。
【0056】図18は図17のLCDユニット202の
斜視図である。LCDユニット202の中央部にはLC
Dパネル206が配置されており、その背面部の図の破
線より図の左側の領域に切り欠き部を設けここに制御部
品が装着された制御基板207を配置し、コネクタ20
4からの距離が短くなるようにしている。
【0057】図19は着脱機構3の詳細を示した斜視図
であり、図20はそれを分解した斜視図である。コンピ
ュータ本体2に一対の支持金具301が回転可能に支持
されており、図示のように開口部303が設けられてい
る。支持金具301はU字状の形状をしており、上述の
ようにこの取り付け部203,205がU字状の部分に
挿入され、ねじ部材(図示せず)が着脱機構3の前面パ
ネル304の両側に設けられている開口部305及び支
持金具301の開口部303を介して取り付け部203
のねじ部203aに係合され、そして、着脱機構3が前
面パネル304と背面パネル306とによって覆われ、
LCDユニット1がコンピュータ本体2に開閉自在に装
着される。
【0058】コネクタ302にはスリット307が設け
られており、下部にはケーブル308が接続されてお
り、この接続部分を覆うシールド金具309が設けられ
ている。このシールド金具309には内側に突起してバ
ネ部材を構成する突起部310が設けられている。この
突起部310はコネクタ302のスリット307と係合
して上下方向の位置決めがなされ、また、複数の突起片
311がとコネクタ302を突起部310側に弾圧する
ことによって、コネクタ302とシールド金具309と
が一体化される。
【0059】また、シールド金具309の下部には小さ
な開口部312も設けられており、これは背面パネル3
06の突起部313及び前面パネル304の突起部(図
示せず)と係合し、コネクタ302が背面パネル306
及び前面パネル304に対して位置決めされる。更に、
シールド金具309はケーブル308に沿って伸びかつ
それを覆うシールド部314を有する。従って、シール
ド金具309はケーブル308のコネクタ302の近傍
部分をシールド部314により覆い、かつ、コネクタ3
02とのの接続部分を覆っている。このケーブル308
のシールド部314により覆われる個所を含めてケーブ
ル308は例えば網シールド又は銅箔によるシールドが
施されていると、そのシールド効果は更に高められる。
【0060】図21はLCDユニット1のコネクタ20
4とコンピュータ本体2のコネクタ302とが接続され
ている状態を示す断面図である。LCDユニット1のコ
ネクタ204は基板210に直接接続されており、基板
210の背面部側211にリード線等が接続されること
になる。この背面部側211をバネ部材からなるシール
ド板212により覆っている。シールド板212はLC
Dユニット202の外枠213に対して弾性をもって押
し上げるように作用している。以上のようにしてLCD
ユニット1のコネクタ204側において背面部側211
をシールドし、また、コンピュータ本体2側のコネクタ
302の接続部分315をシールドしており、シールド
効果は極めて高いものとなっている。
【0061】図22は上記実施例のコネクタの近傍にお
いける電磁放射波の周波数成分を示す特性図であり、図
23はシールド金具309を使用しなかった場合の特性
図である。図22の特性図から明らかなように本実施例
によれば電磁放射波が十分にシールドされ、基準値以下
に押さえられていることが分かる。なお、この基準値と
は「情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCC
I)」で定めた「情報処理装置および電子事務用機器等
から発生する妨害波の自主規制措置運用規定」の中の
「技術基準の第二種情報装置に対する許容値」を示して
いる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、任意のL
CDユニットを装着することができるようにし、かつL
CDユニットとコンピュータ本体とを分離構造にしたこ
とによって発生するおそれのある電磁輻射ノイズを軽減
することができるようにしたので、例えばモノクロLC
Dユニットを当初使用していても、次にカラーLCDユ
ニットに変更することができる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るコンピュータの
斜視図である。
【図2】図1の実施例に用いられるモノクロLCDユニ
ットの構成を示すブロック図である。
【図3】バックライト輝度信号のデューティ比の説明図
である。
【図4】図2のモノクロLCDユニットに入力する信号
のタイミングチャートである。
【図5】図1の実施例に用いられるアクティブマトリッ
クス型のカラーLCDユニットの構成を示すブロック図
である。
【図6】図5のカラーLCDユニットに入力する信号の
タイミングチャートである。
【図7】パッシブマトリックス型のカラーLCDユニッ
トの構成を示すブロック図である。
【図8】図7のカラーLCDユニットに入力する信号の
タイミングチャートである。
【図9】図1のコンピュータの構成を示したブロック図
である。
【図10】図9のビデオ回路等の詳細を示したブロック
図である。
【図11】図10のビデオ制御回路の詳細を示したブロ
ック図である。
【図12】図11のビデオ制御回路の概念図である。
【図13】電源投入時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】モノクロLCDの設定メニューの例を示す図
である。
【図15】カラーLCDの設定メニューの例を示す図で
ある。
【図16】定常状態における割込み処理を示すフローチ
ャートである。
【図17】図1のコンピュータの一部を分解した斜視図
である。
【図18】図17のLCDユニットの斜視図である。
【図19】図17の着脱機構の詳細を示した斜視図であ
る。
【図20】図17の着脱機構を分解した斜視図である。
【図21】LCDユニットのコネクタとコンピュータ本
体とコンネクタとが接続されている状態を示す断面図で
ある。
【図22】上記実施例における電磁輻射ノイズの特性図
である。
【図23】上記実施例のシールド金具を使用しなかった
場合の電磁輻射ノイズの特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 治 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 二村 和信 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LCDユニットが装着されるとその種別
    を判別するとともに、LCDユニットの種別に応じた制
    御電圧及び制御信号を出力する制御部と、 モノクロLCDユニットが装着されていると判定される
    とモノクロLCDユニット信号及びそのタイミング信号
    を生成して出力し、カラーLCDユニットが装着されて
    いると判定されるとカラー画像信号及びそのタイミング
    信号を生成して出力するビデオ回路部と、 前記ビデオ回路部からのモノクロLCD用信号及びその
    タイミング信号又はカラー画像信号及びそのタイミング
    信号、並びに前記制御部からの制御電圧及び制御信号を
    LCDユニットに送り出すコネクタとを有するコンピュ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記ビデオ回路部と前記コネクタとの間
    に介在し、モノクロ用画像信号及びそのタイミング信号
    の信号線が接続され、モノクロLCDユニットが装着さ
    れていると判定されると駆動される第1のバッファと、 前記ビデオ回路部と前記コネクタとの間に介在し、カラ
    ー画像信号及びそのタイミング信号の信号線が接続さ
    れ、カラーLCDユニットが装着されていると判定され
    ると駆動される第2のバッファとを有する請求項1記載
    のコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記制御電圧にはモノクロ用LCD駆動
    電圧が含まれており、モノクロLCDユニットが装着さ
    れていると判定されると、このLCD駆動電圧は前記コ
    ネクタを介してLCDユニットに送り出される請求項1
    又2記載のコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記制御信号には電源制御信号及びLC
    Dユニットのバックライト輝度コントロール信号が含ま
    れており、前記制御部は、装着されるLCDユニットの
    種別に応じて、バックライト輝度コントロール信号の周
    波数及びデユーティ比を設定する請求項3記載のコンピ
    ュータ。
  5. 【請求項5】 前記制御電圧には主電源が含まれ、そし
    て該主電源はACアダプタ又は電池から構成されてお
    り、前記制御部は、主電源が前記電池により構成され、
    かつカラーLCDが装着されていると判断すると、前記
    バックライト輝度コントロール信号のデユーティ比を低
    い値に設定する請求項4記載のコンピュータ。
  6. 【請求項6】 装着されるカラーLCDユニットは主電
    源に基づいてLCD駆動用電圧を生成する手段を有する
    請求項5記載のコンピュータ。
  7. 【請求項7】 装着されるLCDユニットに対応したメ
    ニュー画面が得られ、制御部の制御信号の値の設定がメ
    ニュー画面を通してもなされる請求項4又は5記載のコ
    ンピュータ。
  8. 【請求項8】 カラー画像信号及びそのタイミング信号
    を生成して出力するビデオ回路部と、 LCDユニットが着脱可能に構成され、かつ前記ビデオ
    回路部からのカラー画像信号及びそのタイミング信号、
    並びに主電源及び電源制御信号をLCDユニットに送り
    出す着脱機構部を有するコンピュータ。
  9. 【請求項9】 コンピュータ本体に回転可能に支持さ
    れ、LCDユニットの取付部が挿入され、それを固着す
    る一対の支持金具と、前記コネクタの下部及び該コネク
    タのケーブル側の一部を覆うシールド金具とを含む着脱
    機構を有するコンピュータ。
  10. 【請求項10】 コネクタ、及び該コネクタに接続され
    た基板のリード線の接続部を覆ったシールド板を有する
    LCDユニットが装着される請求項8記載のコンピュー
    タ。
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