JPH0683255U - 型枠等清掃装置 - Google Patents

型枠等清掃装置

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JPH0683255U
JPH0683255U JP4104293U JP4104293U JPH0683255U JP H0683255 U JPH0683255 U JP H0683255U JP 4104293 U JP4104293 U JP 4104293U JP 4104293 U JP4104293 U JP 4104293U JP H0683255 U JPH0683255 U JP H0683255U
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cleaning
sand
cleaned
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JP4104293U
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輝昭 福田
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有限会社協同工業所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 型枠等の清掃を自動化すると共に、清掃作業
コストを安価にすること。 【構成】 型枠等の被清掃物を収容して、同被清掃物を
サンドブラストにより清掃する清掃室と、同清掃室に清
掃用サンドを供給する清掃用サンド供給部と、上記清掃
室内の使用済サンド等を回収する使用済サンド等回収部
と、同使用済サンド等回収部に回収された使用済サンド
等を処理して清掃用サンドを再生すると共に、清掃用サ
ンドを上記清掃用サンド供給部に送る使用済サンド等再
生処理部とを具備した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、型枠等を清掃する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリートブロックの製造は、コンクリートブロック成形用の型枠内 にコンクリートを投入し、同型枠を養生室内に搬送してコンクリートを養生・固 化した後、脱型して、製品としてのコンクリートブロックを搬出するようにして いる。
【0003】 そして、脱型後の型枠は、清掃した後、塗油して、再度コンクリートの投入が 行なえるようにしている。
【0004】 この際、型枠の清掃は、型枠に水や砂を噴出ノズルにより吹付けて行なうよう にしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した型枠の清掃は、清掃作業者が噴出ノズルを持って行なう手 作業であり、かかる清掃作業が重労働である上に、粉塵等が発生するために、清 掃作業者にとって労働環境が悪いという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、型枠等の被清掃物を収容して、同被清掃物をサンドブラ ストにより清掃する清掃室と、同清掃室に清掃用サンドを供給する清掃用サンド 供給部と、上記清掃室内の使用済サンド等を回収する使用済サンド等回収部と、 同使用済サンド等回収部に回収された使用済サンド等を処理して清掃用サンドを 再生すると共に、清掃用サンドを上記清掃用サンド供給部に送る使用済サンド等 再生処理部とを具備することを特徴とする型枠等清掃装置を提供せんとするもの である。
【0007】 また、本考案では、清掃室は、被清掃物を配置するための被清掃物配置部と、 同被清掃物配置部の直上方において被清掃物の前後長手方向に移動可能に配設し たノズル支持枠体と、同ノズル支持枠体に上下方向に昇降可能にかつ左右幅方向 に移動可能に取付けたサンドブラストノズルとを具備すること、清掃室は、被清 掃物を配置すると共に移動させる被清掃物配置・移動部と、同被清掃物配置・移 動部の移動路途中の上方位置に配設したサンドブラストノズルとを具備すること 、清掃室に隣接させて使用済サンド等排除室を設け、同排除室内に使用済サンド 等を被清掃物から排除するためのエアノズルを設けたことサンドブラストノズル は、先端噴出部のサンド噴出方向を調節可能としたこと、清掃室内に使用済サン ド等回収槽を設けたことにも特徴を有する。
【0008】
【作用】
例えば、型枠の清掃作業を行なう際には、清掃室内に型枠を収容して、同型枠 をサンドブラストにより清掃する。
【0009】 そして、清掃室内の使用済サンドは使用済サンド回収部により回収し、さらに 、使用済サンド等再生処理部により清掃用サンドに再生した後、同清掃用サンド を清掃用サンド供給部に送リ、さらに、同清掃用サンド供給部より清掃室に供給 する。
【0010】 この際、清掃室内では、被清掃物配置部に型枠を配置し、同被清掃物配置部の 直上方において型枠の前後長手方向にノズル支持枠体を移動させ、さらに、同ノ ズル支持枠体に取付けたサンドブラストノズルを、適宜上下方向に昇降させると 共に、左右幅方向に移動させて、同サンドブラストノズルを型枠の清掃位置に近 接させてサンドブラストすることにより、確実に型枠内を清掃する。
【0011】 そして、サンドブラストノズルの先端噴出部を、サンド噴出方向に調節可能と した場合には、型枠内のすみずみまで確実に清掃することができる。
【0012】 また、清掃室内に、使用済サンド等回収槽を設けた場合には、同使用済サンド 等回収槽に使用済サンド等を確実に回収して、この回収した使用済サンド等を使 用済サンド等回収部に効率よく回収することができる。
【0013】 上記した清掃室とは別の形態として、清掃室に被清掃物配置・移動部を設け、 同移動部の移動路途中の上方位置にサンドブラストノズルを配設した場合には、 被清掃物配置・移動部により型枠を移動させながら、固定取付け状態のサンドブ ラストノズルよりサンドブラストすることにより、型枠内を清掃することもでき る。
【0014】 そして、清掃室に隣接させて使用済サンド等排除室を設け、同排除室内にエア ノズルを設けて、同エアノズルにより型枠に付着した使用済サンド等を排除する ようにした場合には、型枠清掃作業の無人化を確保することができると共に、粉 塵が清掃室若しくは使用済サンド等排除室から外部へ飛散するのを防止すること ができて、作業環境を良好に確保することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0016】 図1に示すAは、本考案に係る型枠等清掃装置である。
【0017】 かかる型枠等清掃装置Aは、図1に示すように、被清掃物としての型枠Kを収 容して、同型枠Kをサンドブラストにより清掃する清掃室1と、同清掃室1に清 掃用サンドSを供給する清掃用サンド供給部2と、上記清掃室1内の使用済サン ド等を回収する使用済サンド等回収部3と、同使用済サンド等回収部3に回収さ れた使用済サンド等を処理して清掃用サンドSに再生すると共に、清掃用サンド Sを上記使用済サンド等供給部2に送る使用済サンド等再生処理部4とを具備し ている。
【0018】 そして、清掃室1内には、図2〜図4に示すように、型枠Kを配置するための 被清掃物配置部5と、同被清掃物配置部5の直上方において型枠Kの前後長手方 向に支持枠移動機構20を介して移動可能に配設したノズル支持枠体6と、同ノズ ル支持枠体6に上下方向に昇降可能にかつ左右幅方向に移動可能に取付けたサン ドブラケットノズル7,8,9とを設けている。75は下部支柱、76は上部支柱、 77は上部横フレームである。
【0019】 また、清掃室1内には、被清掃物配置部5の直下方に位置させて、ロート状の 使用済サンド等回収槽10を設け、清掃室1の前後壁1a,1b にはそれぞれ前後側開 閉扉11,12 を上下方向に開閉自在に設け、各開閉扉11,12 をエアシリンダ13,14 により開閉可能としている。
【0020】 被清掃物配置部5は、図1に示すように、使用済サンド等回収槽10上に被清掃 物支持台15を横架し、同被清掃物支持台15上に前後方向に伸延する移動用レール (図示せず)を敷設し、同移動用レール上に被清掃物載置台車17を載せて、同被 清掃物載置台車17を移動用レールに沿わせて移動可能としている。
【0021】 また、上記移動用レールは、清掃室1の外部で、前後側開閉扉11,12 の近傍ま で敷設した外部移動用レール(図示せず)と連続させて、型枠Kを載置した被清 掃物載置台車17を各レールに沿わせて移動させることにより、清掃室1内に搬入 ・搬出させることができるようにしている。
【0022】 支持枠移動機構20は、図2〜図5に示すように、被清掃物配置部5の直上方に 位置させて、清掃室1の前後壁1a,1b 間に左右一対のガイドレール21,21 を横フ レーム24,24 を介して横架し、同ガイドレール21,21 上に支持枠台車22を載置し 、同支持枠台車22を、各ガイドレール21,21 に沿わせて配設したロッドレスシリ ンダ23,23 により前後往復移動させることができるようにしている。
【0023】 ノズル支持枠体6は、図2〜図4に示すように、上記支持枠台車22上に載設し ており、支持枠台車22上の左右側部にそれぞれ横移動台車25,26 を左右幅方向に 往復移動可能に載置し、各横移動台車25,26 上にそれぞれ側面視門型の左右側ノ ズル支持枠27,28 を立設し、各ノズル支持枠27,28 に左右側サンドブラストノズ ル7,8をそれぞれノズル支持体29,29 を介して上下方向に昇降可能に取付け、 また、支持枠台車22の中央部に側面視門型の中央部ノズル支持枠30を立設し、同 中央部ノズル支持枠30に中央部サンドブラストノズル9をノズル支持体29を介し て上下方向に昇降可能に取付けている。31は昇降ガイド部、32は横移動ガイド部 、33は左右幅方向移動用シリンダ、34は上下方向移動用シリンダ、35は視認用開 閉扉である。
【0024】 各サンドブラストノズル7,8,9は、図6及び図7に示すように、それぞれ ノズル支持体29,29,29に取付けたノズル支柱36,37,38の下端にノズル本体7a,8a, 9aを揺動支軸43,43,43を介して左右幅方向に揺動自在に取付け、各ノズル本体7a ,8a,9aの先端部に直下方と前側下方と後側下方とに向けて清掃用サンドSを噴出 するための噴出路45,46,47を形成している。40は、伸縮自在の清掃用サンド供給 パイプ、41はノズル本体揺動用シリンダ、41a,41b は連結ピン、42は揺動アーム 、44はシリンダステーである。
【0025】 そして、各ノズル本体7a,8a,9aの先端部には、対物距離検出センサ48,48,48を 取付け、各センサ48,48,48により、型枠Kまでの距離を検出して、所定の近接距 離より清掃用サンドSを噴出させるようにしている。
【0026】 清掃用サンド供給部2は、図1に示すように、サンドホッパー50の下端にブラ スト装置52を連結パイプ51を介して連結し、同ブラスト装置52と型枠清掃室1内 に設けた各サンドブラストノズル7,8,9の清掃用サンド供給パイプ40,40,40 とを清掃用サンド供給配管53を介して連通連結し、同清掃用サンド供給配管53の 基端部にはコンプレッサ54を加圧配管55を介して連結している。56は開閉バルブ 、57はレシーバタンク、58は減圧弁である。
【0027】 そして、図1に示すように、サンドホッパー50には、加熱装置59を取付けて、 同サンドホッパー50内に収容した清掃用サンドSを一定温度(例えば、60℃) に加熱して、同清掃用サンドSによる清掃効率を良好に確保している。
【0028】 使用済サンド等回収部3は、図1に示すように、清掃室1内に設けた使用済サ ンド回収槽10に集塵機60を回収配管61を介して連結している。62はブロワーであ る。
【0029】 そして、回収配管61の中途部には、清掃室1の天井壁1aに基端を連通連結した 第1集塵配管63の先端と、清掃室1内に配設した使用済サンド等吸引装置64に基 端を連通連結した第2集塵配管65の先端とを連通連結している。
【0030】 このようにして、集塵機60を駆動させることにより、回収配管61及び第1・第 2集塵配管63,65 を通して使用済サンド等を集塵・回収することができるように している。
【0031】 使用済サンド等再生処理部4は、上記集塵機60に選別機66を連結して、同選別 機66により使用済サンドとダスト塊と微粉とに選別して、使用済サンドのみを清 掃用サンドSに再生処理して、同清掃用サンドSを清掃用サンド搬送配管67を介 してサンドホッパー50に供給するようにしている。68はダスト塊収容タンク、69 は微粉収容タンクである。
【0032】 図8は、本実施例に係る型枠等清掃装置Aを制御する制御部70の制御ブロック 図であり、同制御部70の入力側に操作パネル部71と対物距離検出センサ48とを接 続する一方、制御部70の出力側にエアシリンダ13,14 と、ロッドレスシリンダ23 と、左右幅方向移動用シリンダ33と、上下方向移動用シリンダ34と、ノズル本体 揺動用シリンダ41と、コンプレッサ54と、開閉バルブ56と、減圧弁58と、加熱装 置59と、ブロワー62と、使用済サンド等吸引装置64と、選別機66とを接続してい る。
【0033】 このようにして、操作パネル部71を操作することにより、制御部70を介して型 枠Kの清掃作業を自動的に行なうことができるようにしている。
【0034】 本考案の実施例は、上記のように構成しているものであり、本実施例に係る型 枠等清掃装置Aによる型枠Kの清掃作業は、次のようにして行なう。
【0035】 型枠Kを載置した型枠載置台車17を移動レールに沿わせて清掃室1内の被 清掃物配置部5に配置する。
【0036】 ノズル支持枠6を支持枠台車22により前後方向に移動させて、型枠Kの直 上方に各サンドブラストノズル7,8,9を位置させる。
【0037】 サンドブラストノズル7,8,9を上下方向移動用シリンダ34,34,34によ り下降させて、ノズル本体7a,8a,9aを型枠Kに近接配置する。
【0038】 しかも、左右側のサンドブラストノズル7,8は、横移動台車25,26 により左 右幅方向に移動させて、ノズル本体7a,8a を型枠Kの左右側部に近接配置する。
【0039】 この際、各ノズル本体7a,8a,9aと型枠Kとの近接距離は、対物距離検出センサ 48により検出して、制御部70を介して各移動用シリンダ33,34 を自動制御する。
【0040】 ブラスト装置52により連結パイプ51及び清掃用サンド供給パイプ40,40,40 を通して使用済サンド等Sを各ノズル本体7a,8a,9aに圧送し、各ノズル本体7a,8 a,9aの噴出路37,38,39より噴出させて、型枠Kの付着物を除去する。
【0041】 この際、各ノズル本体7a,8a,9aをノズル本体揺動用シリンダ41,41,41により揺 動させることにより、所望の方向に清掃用サンドSを噴出させて、確実に型枠K の付着物を除去することができる。
【0042】 そして、かかるノズル本体7a,8a,9aを支持枠台車22より型枠Kの長手方向に沿 って移動させることにより、型枠Kの内面全体をすみずみまで清掃することがで きる。
【0043】 清掃室1内に発生するほこりや使用済サンドは、使用済サンド等回収槽10 により回収すると共に、使用済サンド等吸引装置64により吸引して、使用済サン ド等回収部3の集塵機60に送る。
【0044】 集塵機60により集塵した使用済サンドは、使用済サンド等再生処理部4に より選別・再生処理して、清掃用サンドSとしてサンドホッパー50に清掃用サン ド搬送配管63を通して供給する。
【0045】 清掃が完了した型枠Kは、前側開閉扉11を開放して、被清掃物載置台車17 により後続の塗油処理工程等に移動させる。
【0046】 このようにして、サンドブラストによる型枠Kの清掃作業を自動的に行なうこ とができると共に、大量使用する清掃用サンドSも回収・再生処理して再使用す ることができるようにしているために、自動的に、かつ確実に型枠Kを清掃する ことができて、清掃作業コストも安価にすることができる。
【0047】 次に、第二実施例としての型枠等清掃装置Aについて、図9〜図13を参照し ながら説明する。
【0048】 すなわち、かかる型枠等清掃装置Aは、図9に示すように、清掃室1と清掃用 サンド供給部2と使用済サンド等回収部3と使用済サンド等再生処理部とを具備 すると共に、清掃室1に隣接させて使用済サンド等排除室75を設けている。76は 型枠搬入コンベア、77は型枠搬出コンベアである。
【0049】 そして、清掃室1は、図10及び図11に示すように、型枠Kを二個前後に隣 接させて収納可能な大きさに形成しており、同清掃室1内に型枠Kを配置すると 共に移動させる被清掃物配置・移動部78と、同被清掃物配置・移動部78の移動路 途中の上方位置に配設したサンドブラストノズル79とを設けている。99は視認用 開閉扉、100 は視認用窓である。
【0050】 被清掃物配置・移動部78は、図10及び図13に示すように、架台80の前後方 向に伸延する左右側フレーム81,81 間に、多数個のローラ82を前後方向に一定の 間隔を開けて横架し、各ローラ82を架台80に取付けたローラ駆動機構83により回 転させて、同ローラ82上に載置した型枠Kを一定速度にて前方へ搬送可能として いる。
【0051】 サンドブラストノズル79は、図10及び図13に示すように、清掃室1の天井 壁1aの中央部に、左右幅方向に一定の間隔を開けて三個垂設しており、各ノズル 79,79,79は、上下方向に伸延させて形成したノズル本体79a,79a,79a と、先端噴 出部79b,79b,79b とから形成し、天井壁1aに取付けたブラケット84,84,84に、各 ノズル本体79a,79a,79a の上端部を揺動支軸85,85,85を介してそれぞれ左右幅方 向に揺動自在に取付け、各揺動支軸85,85,85の前端突出部85a,85a,85a に左右揺 動機構86を連動連結している。
【0052】 そして、各ノズル本体79a,79a,79a の上端に清掃用サンド供給配管53,53,53の 先端を連通連結摺る一方、各ノズル本体79a,79a,79a の下端に先端噴出部79b,79 b,79b を連通連設している。
【0053】 左右揺動機構86は、図10及び図13に示すように、清掃室1の右側壁1cの上 部にノズル揺動用エアシリンダ87を取付ブラケット88を介して取付け、同エアシ リンダ87より左側方へ伸延させて形成したピストンロッド87e を左右側壁1b,1c 間に横架して、同エアシリンダ87のシリンダ本体87a をピストンロッド87e に沿 わせて左右摺動自在とし、同シリンダ本体87a に連結体87b,87b,87b を取付け、 各連結体87b,87b に揺動アーム87c,87c,87c の先端を連結ピン87d,87d,87d を介 して連結し、各揺動アーム87c,87c,87c の基端を前記揺動支軸85,85,85の前端突 出部85a,85a,85a に取付けている。
【0054】 このようにして、三個のサンドブラストノズル79,79,79の先端噴出部79b,79b, 79b をそれぞれ左右幅方向に揺動させることにより、図13に示すように、型枠 Kの左右幅全幅にわたって清掃用サンドSを噴出可能として、前方へ搬送される 型枠Kの内面を全面にわって清掃用サンドSにより清掃することができるように している。
【0055】 また、清掃室1内には、図9〜図13に示すように、被清掃物配置・移動部78 の直下方に位置させて使用済サンド等回収槽10を設け、清掃室1の前後壁1d,1e には、それぞれ上下方向に開閉動作する清掃室搬入用シャッター90と排除室搬入 用シャッター91とを設け、各シャッター90,91 をシャッター開閉機構92,93 によ り開閉可能としている。
【0056】 使用済サンド等排除室75は、図10に示すように、型枠Kを一個収容可能な大 きさに形成しており、同排除室75内には、清掃室1内に設けた被清掃物配置・移 動部78を連続させて伸延させて配置し、天井壁75a の排除室搬入用シャッター91 の近傍に、三個のエア噴出ノズル95,95,95を左右幅方向に一定の間隔を開けて取 付けている。
【0057】 そして、エア噴出ノズル95,95,95は、図13に示すサンドブラストノズル79,7 9,79と同様に構成すると共に、同様に配置し、しかも、左右揺動機構86により先 端噴出部95b,95b,95b を左右幅方向に揺動可能として、各ノズル本体95a,95a,95 a の上端に加圧配管55より分岐させて形成したエア供給配管96,96,96の先端を連 通連結している。
【0058】 このようにして、清掃室1から使用済サンド等排除室75内に移送されてくる型 枠Kに向けて各エア噴出ノズル95,95,95よりエアを噴出させることにより、同型 枠Kに付着している清掃後の使用済サンド等を吹飛ばして、型枠Kをきれいにし 、後続の塗油処理工程に連続的にかつ直接的に移送させることができるようにし ている。
【0059】 また、使用済サンド等排除室75内には、図10に示すように、被清掃物配置・ 移動部78の直下方に位置させて使用済サンド等回収槽10を設けて、同排除室75の 前壁75b には上下方向に開閉動作する排除室搬出用シャッター97をシャッター開 閉機構98により開閉可能としている。
【0060】 上記のように構成した第二実施例としての型枠等清掃装置Aも、第一実施例と 同様に制御部70により各駆動部を制御して、型枠Kの清掃作業を自動的に行なう ことができるようにしており、かかる型枠等清掃装置Aによる型枠Kの清掃作業 は、次のようにして行なう。
【0061】 清掃室搬入用シャッター90を開放して、型枠搬入コンベア76より清掃室1 内の被清掃物配置・移動部78に型枠Kを移送する。
【0062】 上記移動部78により型枠Kを清掃室1内に完全に搬入後、清掃室搬入用シ ャッター90を閉塞すると共に、同移動部78により型枠Kをサンドブラストノズル 79の直下方位置を一定速度にて移送する。
【0063】 この際、サンドブラストノズル79より清掃用サンドSを型枠Kに向けて噴出さ せて、移送される型枠Kの左右幅及び前後幅の両全幅にわたってサンドブラスト による内面清掃を行う。
【0064】 型枠Kの後端がサンドブラストノズル79,79,79の直下方位置より前方へ移 動後に、各サンドブラストノズル79,79,79からのサンドブラストを停止させ、排 除室搬入用シャッター91を開放すると共に、移動部78により型枠Kを使用済サン ド等排除室75内に搬入する。
【0065】 使用済サンド等排除室75内では、排除室搬入用シャッター91の開放動作と 同時にエア噴出ノズル95,95,95よりエアを噴出させて、搬入されてくる型枠Kに 付着している使用済サンド等を排除する。
【0066】 型枠Kの後端がエア噴出ノズル95,95,95の直下方位置よりも前方へ移動後 に、各エア噴出ノズル95,95,95からのエア噴出を停止させ、排除室搬入用シャッ ター91を閉塞すると共に、排除室搬出用シャッター97を開放して、移動部78によ り型枠Kを使用済サンド等排除室75より搬出させ、型枠搬出コンベア77により後 続の塗油処理工程等に移送する。
【0067】 排除室75内で発生する使用済サンド等は使用済サンド等回収部3の集塵機60に より集塵して、使用済サンド等再生処理部4により選別・再生処理して、清掃用 サンドSとしてサンドホッパー50に清掃用サンド搬送配管63を通して供給する。
【0068】 なお、本実施例では、清掃用サンドSを使用したサンドブラストにより型枠K の付着物除去を行なうようにしているが、被清掃物に応じて金属粒子や研磨材を 使用したグリットブラストにより被清掃物の付着物を除去して清掃を行なうこと もできる。
【0069】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果が得られる。
【0070】 サンドブラストによる被清掃物の清掃を自動機械化するこことができるた めに、労力の大幅な軽減化と、作業環境の改善を図ることができる。
【0071】 清掃に使用するサンドを回収して再使用可能としているために、清掃費の 低コスト化を図ることができる。
【0072】 サンドブラストノズルを被清掃物に沿わせて移動させることができると共 に、近接させた位置よりサンドブラストすることができるために、清掃処理の確 実化を図ることができる。
【0073】 サンドブラストノズルのサンド噴出方向を調節可能としているために、被 清掃物のすみずみまで確実に清掃することができ、この点からも清掃処理の確実 化を図ることができる。
【0074】 清掃室内に使用済サンド等回収槽を設けているために、同使用済サンド等 回収槽に使用済サンド等を確実に回収させることができて、その後の使用済サン ドの再生処理効率を良好に確保して、清掃用サンドの使用量の少量化と清掃費の 低コスト化を図ることができる。
【0075】 サンドブラストノズルを移動させることなく、型枠を移動させて清掃処理 するようにした場合には、サンドブラストノズル移動用機構を配設するためのス ペースを削減することができるために、清掃室の天井壁を低くすることができて 、清掃室をコンパクト化することができる。
【0076】 清掃室に隣接させて使用済サンド等排除室を設けた場合には、清掃処理後 の被清掃物に付着して残っている使用済サンド等も確実に排除することができる ために、後続の処理を楽に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る型枠等清掃装置の説明図。
【図2】清掃室の側面図。
【図3】同清掃室の平面図。
【図4】同清掃室の正面図。
【図5】支持枠移動台車の斜視図。
【図6】サンドブラストノズルの一部切欠側面図。
【図7】同サンドブラストノズルの正面説明図。
【図8】制御ブロック図。
【図9】第二実施例としての型枠等清掃装置の説明図。
【図10】清掃室及び使用済サンド等排除室の側面図。
【図11】同清掃室及び使用済サンド等排除室の平面
図。
【図12】同清掃室の正面図。
【図13】同清掃室内の正面説明図。
【符号の説明】
A 型枠等清掃装置 1 清掃室 2 清掃用サンド供給部 3 使用済サンド等回収部 4 使用済サンド等再生処理部 5 型枠配置部 6 ノズル支持枠 7 サンドブラストノズル

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠等の被清掃物を収容して、同被清掃
    物をサンドブラストにより清掃する清掃室と、同清掃室
    に清掃用サンドを供給する清掃用サンド供給部と、上記
    清掃室内の使用済サンド等を回収する使用済サンド等回
    収部と、同使用済サンド等回収部に回収された使用済サ
    ンド等を処理して清掃用サンドを再生すると共に、清掃
    用サンドを上記清掃用サンド供給部に送る使用済サンド
    等再生処理部とを具備することを特徴とする型枠等清掃
    装置。
  2. 【請求項2】 清掃室は、被清掃物を配置するための被
    清掃物配置部と、同被清掃物配置部の直上方において被
    清掃物の前後長手方向に移動可能に配設したノズル支持
    枠体と、同ノズル支持枠体に上下方向に昇降可能にかつ
    左右幅方向に移動可能に取付けたサンドブラストノズル
    とを具備することを特徴とする請求項1記載の型枠等清
    掃装置。
  3. 【請求項3】 清掃室は、被清掃物を配置すると共に移
    動させる被清掃物配置・移動部と、同被清掃物配置・移
    動部の移動路途中の上方位置に配設したサンドブラスト
    ノズルとを具備することを特徴とする請求項1記載の型
    枠等清掃装置。
  4. 【請求項4】 清掃室に隣接させて使用済サンド等排除
    室を設け、同排除室内に使用済サンド等を被清掃物から
    排除するためのエアノズルを設けたことを特徴とする請
    求項2又は3記載の型枠等清掃装置。
  5. 【請求項5】 サンドブラストノズルは、先端噴出部の
    サンド噴出方向を調節可能としたことを特徴とする請求
    項2又は3記載の型枠等清掃装置。
  6. 【請求項6】 清掃室内に使用済サンド等回収槽を設け
    たことを特徴とする請求項2又は3記載の型枠等清掃装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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