JPH0683170U - フラックスの搬送供給装置 - Google Patents

フラックスの搬送供給装置

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JPH0683170U
JPH0683170U JP2856993U JP2856993U JPH0683170U JP H0683170 U JPH0683170 U JP H0683170U JP 2856993 U JP2856993 U JP 2856993U JP 2856993 U JP2856993 U JP 2856993U JP H0683170 U JPH0683170 U JP H0683170U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新しいフラックスと過剰フラックスとのそれ
ぞれに対し、個別に設けた送給側容器と回収側容器との
それぞれにおける吸引,貯留,ならびに取出の各操作が
個別に自動式に行われるようにして、各手段の簡易化と
価格の低廉化を図り、フラックスの搬送供給作業の省力
化を図る。 【構成】 新しいフラックスP用の送給側容器Aと過剰
フラックスP′用の回収側容器Bとを接近して併設し、
各容器A,Bのそなえる真空装置3によって容器内に吸
引貯留したフラックス等を底部に設けたチューブ体7を
通じて下部の集合ホッパーCに落とす操作を、真空装置
の稼働・停止による気圧変動に応じてチューブ体7が変
形して通路の閉鎖・開口が自動式に行われる構成とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、潜弧アーク溶接に使用するフラックスの搬送供給装置、またはフラ ックスに限らず広く一般の粉粒状体の搬送供給装置に関するものである。
【0002】 よく知られるように、潜弧アーク溶接に使用されるフラックスの量は、余剰フ ラックスも含めると相当量に達するが、溶接作業の行われる作業面の位置が、溶 接構造物の大きさの関係で地表面からかなり高い位置となる場合には、該位置ま でフラックスを運搬する作業が問題となる場合があり、本考案は、この問題も考 慮の対象とした粉粒状体の搬送供給装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
フラックスの供給装置に関する従来の技術として、特開昭55−117594 号のものがある。これは、溶接作業面に近接する地上にフラックスの貯蔵タンク を設置し、該タンクの頂部開口から粒状フラックスを補充してタンク内の所定の レベルを維持する。貯蔵タンクに通じる管路内に設けた圧力調整弁を介して加圧 濾過空気を貯蔵タンク内に導入し、該加圧濾過空気により、貯蔵タンクの底部出 口からの管路によって、その下流側に連結している高位置の真空タンクに向けて 貯蔵タンク内のフラックスを押し上げて供給し、真空タンクに移送されたフラッ クスの上面が真空タンク内の所定のレベルに達するまで、貯蔵タンクから真空タ ンクへのフラックスの供給を続ける。真空タンク内のフラックスは重力の作用で 管路に沿って下方に落下し、途中に設けた開放分割箱を経て過剰量のフラックス が作業面に送られ、アークを包囲するとともに、フラックスの過剰分は回収用の ノズルによって吸引され、上記真空タンクに還流せしめられる。このフラックス の流量は、開放分割箱を監視しながら真空タンクの真空ポンプを調節することに よって制御するようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 上記の従来技術によって潜弧アーク溶接に使用するフラックスの搬送供給を行 う場合には、つぎのような問題点がある。
【0005】 (1)貯蔵タンクから新しいフラックスが補給される送り先としてのタンクと、 過剰フラックスの戻り先としてのタンクとを、いずれも真空タンクという共通の 1個のタンクで間に合わせているため、該タンクに対して貯蔵タンクから新しい フラックスを加圧によって送り込む補給工程と、該真空タンクから開放分割箱を 経て溶接作業面までフラックスを下降させる工程と、溶接作業面の余剰フラック スを吸引して真空タンクに戻す工程とを平行して進行させる必要がある場合など に、作業の段取りが円滑性を欠くおそれがある。
【0006】 (2)貯蔵タンク内のフラックスを真空タンクに供給する手段として、加圧空気 を用いて貯蔵タンクの底部出口からの管路を通じてフラックスを圧送する方法が 取られているが、この方法では、フラックスと管路内壁との摩擦抵抗のために、 供給能率はかなり低いものとなるおそれがある。また貯蔵タンクへの新しいフラ ックスの補充は、頂部に設けた開口の蓋を開いて上から投入する方式が示されて いるのみで、投入作業の省力化または効率化に関する技術の開示がなく、本考案 が解決を要する課題の一つとする新しいフラックスの補充に関する上記の問題解 決に役立つものではない。
【0007】 本考案は、従来技術における上記の課題にかんがみてなされたもので、新しい フラックスと過剰フラックスとのそれぞれに対し、吸引,貯留,ならびに取出の 各操作を、個別に且つ自動式に行われるようにするとともに、上記吸引,貯留, ならびに取出の各手段の簡易化と価格の低廉化を図り、フラックスの搬送供給作 業の省力化を図ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案のフラックスの搬送供給装置は、 上部にフラックスを吸引導入するための吸引口が設けられ、底部にフラックス を取り出すための取出口が設けられ、容器外部の低所に置かれたフラックスを空 気とともに吸引してこれを上部の吸引口から容器内部に導入貯留するための吸引 手段をそなえる送給側容器と、 上部に過剰フラックスを吸引導入するための吸引口が設けられ、底部に過剰フ ラックスを取り出すための取出口が設けられ、容器外部の低所に置かれた過剰フ ラックスを空気とともに吸引してこれを上部の吸引口から容器内部に導入貯留す るための吸引手段をそなえる回収側容器と、 上記送給側容器と上記回収側容器とを互いに接近の状態に併設して送給側容器 と回収側容器とのそれぞれの取出口から取り出されるフラックスないし過剰フラ ックスを共通に受け入れる一個の集合ホッパーとをそなえ、 上記送給側容器ならびに上記回収側容器がそれぞれそなえる吸引手段には、い ずれも停止用のタイマーが設けられているとともに、それぞれのそなえる取出口 には、いずれも取り出しのための遠隔操作が個別に可能な開閉装置が設けられて いる。
【0009】 または請求項2のように、送給側容器の取出口ならびに回収側容器の取出口の そなえるそれぞれの開閉装置の一方または両方を、その属する容器の内部気圧の 変動に起因して生じる弾性変形によって容易に取出口の開閉が自動式に操作され る可撓性のチューブ体によって構成することもできる。
【0010】 または請求項3のように、容器外部の低所に置かれたフラックスを空気ととも に吸引してこれを上部の吸引口から送給側容器の内部に導入貯留するための吸引 手段が、上記低所に置かれたフラックスの堆積を貫通して設置したエア抜きパイ プをそなえる構成とすることも可能である。
【0011】 あるいは請求項4のように、上記集合ホッパーの底部に、該集合ホッパー内の フラックス等を落下させて下方に用意した可搬容器内に導入するための可撓性の チューブ体を設け、該チューブ体を貫通して導入された可搬容器内の上記フラッ クス等の頂面によって該チューブ体の下端面が掩蔽されることにより、集合ホッ パーから可搬容器へのフラックス等の落下が遮断される構成としてもよい。
【0012】
【作用】
本考案装置によってフラックスの搬送供給を行うには、請求項1の構成によっ て送給側容器の底部に設けられる取出口の開閉装置を遠隔操作によって閉鎖した あと、送給側容器のそなえる吸引手段、たとえば清掃クリーナーなどの真空装置 を稼働して容器内部を低圧状態とする。それによって、容器外部の低所に置かれ たフラックスを、吸引手段として設けられる吸引管を介して空気とともに吸引し て、容器の上部に設けた吸引口から容器内部へ吸引導入する。容器内のフラック スが所定量に達すると、吸引手段に設けられる停止用のタイマーを作動させて真 空装置の稼働を停止し、続いて取出口の開閉装置を遠隔操作によって開放するこ とにより、容器内に貯留するフラックスを下方の集合ホッパーに落下させる。
【0013】 送給側容器と隣接して設置される回収側容器についても、上記送給側容器と同 様に、容器の底部の取出口に設けられる開閉装置を閉鎖して、清掃クリーナーな どの真空装置を稼働して容器内部を低圧状態とする。それによって、容器外部の 低所に置かれた過剰フラックスを、吸引手段として設けられる回収ホースを介し て空気とともに吸引し、容器上部の吸引口から容器内部へ吸引導入する。容器内 の過剰フラックスが所定量に達すると、吸引手段に設けられる停止用のタイマー を作動させて真空装置の稼働を停止し、続いて取出口の開閉装置を遠隔操作によ って開放することにより、容器内に貯留する過剰フラックスを下方の集合ホッパ ーに落下させる。
【0014】 送給側容器の取出口ならびに回収側容器の取出口のそなえるそれぞれの開閉装 置の一方または両方を、請求項2のように、その属する容器の内部気圧の変動に 起因して生じる弾性変形によって、容易に取出口の開閉が自動式に操作される可 撓性のチューブ体によって構成しておくと、その容器の吸引手段の稼働開始と同 時に容器の内部気圧が低下するので、その結果開閉装置のチューブ体が弾性変形 を生じて自動式に取出口を閉鎖し、容器内のフラックス等の導出が遮断されて容 器内部に吸引導入したフラックス等の容器内への蓄積が始まる。反対にフラック ス等の吸引導入を停止するために、その容器の吸引手段の稼働をタイマー操作に よって停止すると、容器内の気圧が大気圧の状態に復帰するので、チューブ体の 形状も原形に復帰してチューブの中心部の通路が開かれ、容器内のフラックス等 は自由に外部への導出が可能となって、集合ホッパーに向かって落下する。
【0015】 また、請求項3のように、容器外部の低所に置かれたフラックスを空気ととも に吸引して、これを上部の吸引口から容器の内部に導入貯留する吸引手段の構成 に対し、上記フラックスの堆積を貫通するエア抜きパイプをそなえる構成として おくと、該パイプを介してフラックスを空気とともに吸引するとき、吸引輸送に 不可欠の十分な空気の補給ならびにフラックスと空気との混合比率の安定化が図 られて、吸引管の目詰まりの発生が防止される。
【0016】 また、請求項4のように、上記集合ホッパーの底部に対して、該集合ホッパー 内のフラックス等を落下させて下方に用意した可搬容器内に導入するための可撓 性のチューブ体を、上記底部の先端に付設しておくと、該チューブ体を貫通落下 して導入された可搬容器内のフラックス等の頂面によって、該チューブ体の下端 面が掩蔽されることにより、集合ホッパーから可搬容器へのフラックス等の引き 続いての落下が自動式に遮断される。その状態で可搬容器を取り換えてつぎの可 搬容器へのフラックス等の受取作業を再び継続して行う場合に、新旧の可搬容器 を移動方向に沿って並べ、一体的に水平移動させてチューブ体の直下の可搬容器 を交換するときの、該チューブ体の柔軟な対応により、フラックス等が周囲にこ ぼれないで、しかも自動的に可搬容器の切換操作を行うことが可能となる。
【0017】
【実施例】
本考案の実施例を図面によって説明する。図1に示す実施例では、フラックス の搬送供給装置を、送給側容器Aと、回収側容器Bと、集合ホッパーCとを架台 D上に組み立てた構成とされている。送給側容器Aは、上部にフラックスPを吸 引導入するための吸引口1と、底部にフラックスPを取り出すための取出口2が 設けられるとともに、フラックスPを空気とともに吸引してこれを吸引口1から 容器内部に導入貯留するための吸引手段として、真空装置3および吸引管4が設 けられる。5はエア抜きパイプで、低所に設けたフラックス置場E内のフラック スPの堆積中を貫通する状態に設置され、その先端は吸引管4の入口側端に挿入 されている。取出口2の端部には、その開閉装置としてのチューブ体7が設けら れる。チューブ体7は合成ゴムで作られ、周囲の気圧変動に起因して生じる弾性 変形によって、中心部に穿設されている通路の開閉が自動式に操作される。
【0018】 この状態で真空装置3を稼働して送給側容器A内の気圧が低下すると、容器底 部のチューブ体7が弾性変形を生じて自動式に取出口を閉鎖し、吸引管4の入口 側端から空気とともにフラックスが送給側容器A内に向かって吸引されるが、こ のときエア抜きパイプ5を通じて大量の空気が直接に吸引管4の入口に向かって 吸引されるので、一定量のフラックスを空気に乗せて高所へ引き揚げるために使 用される空気の量が増量される結果となって、吸引力が増大し、エア抜きパイプ 5がない場合に生じやすい吸引管4の入口側端附近におけるフラックスの目詰ま りを防止することができる。
【0019】 回収側容器Bは、送給側容器Aと同様に、上部に過剰フラックスP′を吸引導 入するための吸引口1と、底部に過剰フラックスP′を取り出すための取出口2 が設けられるとともに、過剰フラックスP′を空気とともに吸引してこれを吸引 口1から容器内部に導入貯留するための吸引手段として、真空装置3および回収 ホース6が設けられる。取出口2の端部には、その開閉装置としてのチューブ体 7が設けられている。チューブ体7は合成ゴムで作られ、周囲の気圧変動に起因 して生じる弾性変形によって、中心部に穿設されている通路の開閉が自動式に操 作される。
【0020】 溶接作業面F上に残置される過剰フラックスP′を吸引してこれを回収側容器 B内に収容するには、真空装置3を稼働して回収側容器B内の気圧を低下し、そ れによってチューブ体7を弾性変形させて取出口2を閉鎖させる。その状態で回 収ホース6の先端を溶接作業面F上の過剰フラックスP′に近づけると、周辺の 過剰フラックスP′が回収ホース6を通じて回収側容器B内に向かって吸引され る。
【0021】 送給側容器Aと回収側容器Bとは、互いに接近の状態に架台D上に併設され、 その下方に各容器の取出口2,2から取り出されるフラックスPないし過剰フラ ックスP′を共通に受け入れるための集合ホッパーCが設けられる。集合ホッパ ーCの底部には、ホッパー内のフラックス等を下方に誘導してその下に用意した 可搬容器8の内部に上記フラックス等を導入するための、合成ゴムのチューブ体 9が設けられる。チューブ体9を貫通して導入された可搬容器8内のフラックス 等の量が次第に増量して、その頂面によってチューブ体9の下端面が一様に掩蔽 されると、集合ホッパーCから可搬容器8へのフラックス等の引き続いての落下 が遮断されるようにされており、それによって可搬容器8に収容されるフラック ス等の量の均等化と、後続の可搬容器への収容作業の切り換え時における落下停 止と落下再開との柔軟な切換操作が、簡単容易に、且つ自動的に行われる。その 作用の態様について、さらに詳しく説明すると、図示のように複数個の可搬容器 8,8,‥‥が隙間のない状態で一列に並べられ、先頭の可搬容器8に対してチ ューブ体9からのフラックス等の落下が行われているものとする。可搬容器8内 のフラックス等が次第に増量して、フラックス頂面10によってチューブ体9の 下端面が一様に掩蔽されるに至ると、その時点でフラックス等の落下が遮断され る。この状態で上記可搬容器の列をS矢の方向に押し進めると、チューブ体9の 下半部が可搬容器8の周囲の縁辺によって押し曲げられ、その柔軟性によって図 中のチューブ体9aのように変形を強いられて、前方に移動する可搬容器8の周 囲の縁辺を乗り越えて後続の可搬容器の中央位置に納まり、それと同時に再びチ ューブ体9を通じての集合ホッパーCからのフラックス等の落下が始まる。この ように、煩雑な開閉操作を必要とする弁などを一切使用しないで、弾性変形が可 能なチューブ体9を利用するだけで、フラックスの搬送のための配分を効率よく 遂行することが可能となる。
【0022】 上記の説明では、溶接に使用するフラックスを例に挙げてその詳細の説明を行 ったが、本考案装置はフラックスの搬送供給用に限定されるものではなく、フラ ックス状あるいはフラックスに類する一般の粉粒状体の搬送供給装置に対しても 広く適用されるべきものなることは言うまでもない。
【0023】
【考案の効果】
本考案のフラックスの搬送供給装置は以上のように構成されるので、つぎのよ うな効果がある。
【0024】 (イ)請求項1の構成により、送給側容器と回収側容器とをそれぞれ別個に設 けて、それぞれの容器内へのフラックスないし過剰フラックスの吸引搬送作業、 あるいは各取出口の遠隔操作による開閉作業を、いずれも個別に独立して行われ るようにし、取出口の下方において集合ホッパー内へ落下合流するようにしたの で、フラックスの搬送供給作業、とくに高所への搬送作業の省力化が図られ、作 業能率の向上に寄与する。また上記の構成によって、フラックスないし過剰フラ ックスの各状態に応じての吸引・取り出しの操作を最適のタイミングと最適の混 合比率を選んで自由に遂行することができ、作業の精度向上と経費の節減に効果 を発揮する。
【0025】 (ロ)請求項2の構成のように、周辺の気圧の変動に起因して生じる弾性変形 によって、容易に取出口の開閉が自動式に操作される可撓性のチューブ体によっ て開閉装置を構成しておくと、フラックスを収容する容器の内部気圧の変動に応 じて自動式に取出口の開閉が行われ、本案装置のフラックスの吸引手段と組合わ されて使用する場合に特に装置の簡易化ならびに省力化とともに、価格の低廉化 が行われる。
【0026】 (ハ)請求項3の構成によって、送給側容器のそなえる吸引管を通じて容器外 部の低所に置かれたフラックスを空気とともに上記の容器内部に吸引導入すると きの、上記フラックスの堆積中に、該堆積を貫通するエア抜きパイプを挿通して おき、該パイプを介して空気とともにフラックスを上記吸引管で吸引するように すると、粉体の吸引輸送に不可欠の十分な空気の補給ならびにフラックスと空気 との混合比率の安定化が図られて、吸引作業の能率増進とともに吸引管の目詰ま りの発生が防止される。
【0027】 (ニ)請求項4のように、集合ホッパーの底部下端に可撓性のチューブ体を付 設しておくと、該チューブ体の内腔を貫通落下して下方に置かれた可搬容器内に 収容されるフラックス等が次第に増量してその頂面によってチューブ体の下端面 が一様に掩蔽されるとき、集合ホッパーから可搬容器へのフラックス等の引き続 いての落下が自動式に遮断される。その状態で隣接して待機の位置にあった新し い可搬容器を一体的に水平移動させてチューブ体の直下の可搬容器を交換する作 業が、チューブ体の柔軟な対応により、フラックス等が周囲にこぼれないで、し かも自動的に可搬容器の切換操作を行うことができ、別に開閉弁を付設したり該 開閉弁の開閉操作を適時に行わねばならないなどのことが一切省略される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案装置の一実施例の断面図である。
【符号の説明】
A 送給側容器 B 回収側容器 C 集合ホッパー D 架台 E フラックス置場 F 溶接作業面 P フラックス P′ 過剰フラックス 1 吸引口 2 取出口 3 真空装置 4 吸引管 5 エア抜きパイプ 6 回収ホース 7,9 チューブ体 8 可搬容器 10 フラックス頂面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にフラックスを吸引導入するための
    吸引口が設けられ、底部にフラックスを取り出すための
    取出口が設けられ、容器外部の低所に置かれたフラック
    スを空気とともに吸引してこれを上部の吸引口から容器
    内部に導入貯留するための吸引手段をそなえる送給側容
    器と、 上部に過剰フラックスを吸引導入するための吸引口が設
    けられ、底部に過剰フラックスを取り出すための取出口
    が設けられ、容器外部の低所に置かれた過剰フラックス
    を空気とともに吸引してこれを上部の吸引口から容器内
    部に導入貯留するための吸引手段をそなえる回収側容器
    と、 上記送給側容器と上記回収側容器とを互いに接近の状態
    に併設して送給側容器と回収側容器とのそれぞれの取出
    口から取り出されるフラックスないし過剰フラックスを
    共通に受け入れる一個の集合ホッパーとをそなえ、上記
    送給側容器ならびに上記回収側容器がそれぞれそなえる
    吸引手段にはいずれも停止用のタイマーが設けられてい
    るとともに、それぞれのそなえる取出口にはいずれも取
    り出しのための遠隔操作が個別に可能な開閉装置が設け
    られていることを特徴とするフラックスの搬送供給装
    置。
  2. 【請求項2】 送給側容器の取出口ならびに回収側容器
    の取出口のそなえるそれぞれの開閉装置の一方または両
    方を、その属する容器の内部気圧の変動に起因して生じ
    る弾性変形によって容易に取出口の開閉が自動式に操作
    される可撓性のチューブ体によって構成した請求項1記
    載のフラックスの搬送供給装置。
  3. 【請求項3】 容器外部の低所に置かれたフラックスを
    空気とともに吸引してこれを上部の吸引口から送給側容
    器の内部に導入貯留するための吸引手段が、上記低所に
    置かれたフラックスの堆積を貫通して設置したエア抜き
    パイプをそなえる請求項1または2記載のフラックスの
    搬送供給装置。
  4. 【請求項4】 上記集合ホッパーの底部に、該集合ホッ
    パー内のフラックスないし過剰フラックスを落下させて
    下方に用意した可搬容器内に導入するための可撓性のチ
    ューブ体を設け、該チューブ体を貫通して導入された可
    搬容器内の上記フラックス等の頂面によって該チューブ
    体の下端面が掩蔽されることにより、集合ホッパーから
    可搬容器へのフラックス等の落下が遮断されるようにし
    た請求項1,2または3記載のフラックスの搬送供給装
    置。
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