JPH068299Y2 - 内燃機関の点火コイル - Google Patents

内燃機関の点火コイル

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JPH068299Y2
JPH068299Y2 JP1988023996U JP2399688U JPH068299Y2 JP H068299 Y2 JPH068299 Y2 JP H068299Y2 JP 1988023996 U JP1988023996 U JP 1988023996U JP 2399688 U JP2399688 U JP 2399688U JP H068299 Y2 JPH068299 Y2 JP H068299Y2
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coil
ignition
combustion engine
internal combustion
axial direction
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治男 湯沢
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、内燃機関の点火コイル、とりわけシリンダ
ヘッドに各気筒毎に独立して配設される点火コイルの改
良に関する。
従来の技術 比較的小形の点火コイルをシリンダヘッド上に各気筒毎
に独立して配設し、ディストリビュータや点火コードの
省略を図った内燃機関の点火装置が従来から知られてい
る。
第5図は、この種の点火装置に用いられる従来の点火コ
イル31の一構成例を示している(実公昭53−298
55号公報参照)。この点火コイル31は、点火プラグ
37の軸方向と直交する略水平方向に延びた鉄心32を
有し、この鉄心32を中心として1次コイル33および
2次コイル34が巻回されている。そして、上記鉄心3
2の両端部がシリンダヘッド35の支持部36にそれぞ
れ固定されており、かつ下面に設けられたプラグ接続部
38が点火プラグ37に嵌合して2次コイル34と点火
プラグ37とが直接に導通されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のように鉄心32を点火プラグ37
の軸方向と直交する方向に配設し、その両端部をシリン
ダヘッド35に支持するようにした従来の点火コイル3
1にあっては、シリンダヘッド35上面にかなり大きな
スペースがないと装着することができない。しかも第5
図には1次電流を供給する電源コネクタは図示されてい
ないが、この種の点火コイルでは当然のことながらそれ
ぞれに電源コネクタが必要であるので、シリンダヘッド
35上面での占有スペースは一層大きなものとなる。
従って、吸気弁,排気弁のそれぞれにカムシャフトを備
えたダブルオーバヘッドカムシャフト型の内燃機関にお
いて、一対のカムシャフト間に上記点火コイル31を装
着しようとすると、吸気弁,排気弁のバルブ挟角が制約
されてしまう。換言すれば、バルブ挟角の小さなダブル
オーバヘッドカムシャフト型内燃機関には、この種の点
火コイルの装着が不可能であった。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために、この考案に係る内燃機関
の点火コイルは、点火プラグの軸方向に沿った鉄芯を中
心として1次コイル,2次コイルが円筒状に巻回され、
かつ点火プラグの直上に配設されるコイル部と、このコ
イル部の下部に形成されたプラグ接続部と、上記コイル
部の上部からカムシャフト軸方向に沿って一方に延設さ
れ、かつ内燃機関に固定される取付フランジと、上記コ
イル部の取付フランジと反対側にカムシャフト軸方向に
向けて設けられた電源コネクタとを備えたことを特徴と
している。
作用 上記構成においては、点火コイルは全体として点火プラ
グ軸方向に沿って細長い形状のものとなる。そしてカム
シャフト軸方向に沿った一方に取付フランジが、他方に
電源コネクタが設けられるので、カムシャフト軸方向と
直交する方向には、ほとんど突出物がなく、その方向で
の占有スペースが非常に小さなものとなる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
先ず、この考案に係る点火コイル1が各気筒毎に装着さ
れるシリンダヘッド2の構成を第2図及び第3図を参照
して説明する。このシリンダヘッド2はいわゆるダブル
オーバヘッドカムシャフト型のもので、吸気弁3および
排気弁4がクロスフロー形式に配設されているととも
に、吸気弁3,排気弁4の夫々を駆動する吸気側カムシ
ャフト5及び排気側カムシャフト6が個別に設けられて
いる。また、このシリンダヘッド2は、左右に2分割さ
れた形状のカムシャフトカバー7,8を有し、これらに
よって、吸気側カムシャフト5,排気側カムシャフト6
が夫々覆われている。
点火プラグ9は、吸気弁3と排気弁4との間、詳しくは
燃焼室の頂部に略垂直に螺着している。なお、この点火
プラグ9が配設されるシリンダヘッド2中央部には、カ
ムシャフト軸方向に沿って溝状をなす凹部10が形成さ
れており、その底部に上記点火プラグ9が収納されてい
る。また、この溝状の凹部10を横切るように各気筒毎
に隔壁部11が形成されている(第2図参照)。
次に、上記点火コイル1の構成を説明する。この点火コ
イル1は、第1図に示すように、点火プラグ9の直上に
位置する略円筒状のコイル部12と、このコイル部12
の下面に形成された略円筒状のプラグ接続部13と、上
記コイル部12の上部からカムシャフト軸方向に沿って
一方に延びた取付フランジ14と、上記コイル部12の
取付フランジ14と反対側に形成された電源コネクタ1
5とから大略構成されている。
上記コイル部12は、点火プラグ9の軸心と同軸な鉄心
16を有し、この鉄心16を中心として1次コイル1
7,2次コイル18が円筒状に巻回されている。なお、
これらの鉄心16や1次コイル17,2次コイル18は
点火コイル1の外殻を形成する合成樹脂ケース19内に
モールドされている。
また、上記取付フランジ14は、第2図に示すように半
楕円形に延長形成されたもので、先端部に金属スリーブ
20がモールドされている。この取付フランジ14は、
第1図に示すようにボルト21によってシリンダヘッド
2の隔壁部11に固定され、これによって点火コイル1
が支持されている。なお、この取付状態では、点火コイ
ル1のほぼ全体が第3図に示すようにシリンダヘッド2
の凹部10内に収納されている。また、この取付状態に
おいては、コイル部12下面のプラグ接続部13が点火
プラグ9に嵌合し、2次コイル18と点火プラグ9との
間で直接に導通が行われている。上記プラグ接続部13
は、上記コイル部12並びに点火プラグ9に対して同軸
状に形成され、かつその内部に、第4図に示すように、
点火プラグ9との間をシールするゴムシール部材22が
設けられている。また、上記ゴムシール部材22の中心
部に、カップ状の導電体23が設けられているととも
に、コイルスプリング24にて付勢された端子部材26
が配設されており、点火プラグ9先端の端子部9aに圧
接するようになっている。
また、上記取付フランジ14とは反対側に位置する電源
コネクタ15は、カムシャフト軸方向に向けて形成され
ている。つまり、図示せぬ1次電流供給用コード先端の
コネクタがカムシャフト軸方向に挿入されて接続される
のである。
さて、上記構成においては、点火コイル1のコイル部1
2やプラグ接続部13が全体として点火プラグ9軸方向
に沿った略円筒状の構成となり、カムシャフト軸方向と
直交する方向(第2,3図の左右方向)の寸法を非常に
小さなものとすることができる。そして、取付フランジ
14並びに電源コネクタ15がカムシャフト軸方向に沿
って夫々設けられているので、シリンダヘッド2におけ
るカムシャフト5,6間の空間を有効に利用して取り付
けることができる。つまり、シリンダヘッド2への取付
部や1次電流供給用コード等をも含めた占有スペースを
考えた場合に、第2,3図の左右方向については占有ス
ペースが非常に小さなものとなる。従って、両カムシャ
フト5,6間の距離が小さな場合、換言すればバルブ挟
角が小さな場合でも、カムシャフト5,6間に点火コイ
ル1を装着することが可能となる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る内燃機関
の点火コイルによれば、カムシャフト軸方向と直交する
方向についての占有スペースが非常に小さなものとなる
ので、吸気側カムシャフトと排気側カムシャフトとが近
接しているバルブ挟角の小さなダブルオーバカムシャフ
ト型内燃機関にあっても装着が可能となる。従って、バ
ルブ挟角の設計の自由度が増すとともに、シリンダヘッ
ド部分の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る点火コイルの一実施例をシリン
ダヘッド装着状態で示す第2図のI−I線に沿った断面
図、第2図はこの点火コイルを備えたシリンダヘッドの
平面図、第3図は第2図のIII−IIIに沿った断面図、第
4図は上記点火コイルのプラグ接続部部分の断面図、第
5図は従来における点火プラグの一構成例を示す断面図
である。 1……点火コイル、9……点火プラグ、12……コイル
部、13……プラグ接続部、14……取付フランジ、1
5……電源コネクタ、16……鉄心、17……1次コイ
ル、18……2次コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドの一対のカムシャフト間
    に、各気筒毎に配設される内燃機関の点火コイルであっ
    て、点火プラグの軸方向に沿った鉄芯を中心として1次
    コイル,2次コイルが円筒状に巻回され、かつ点火プラ
    グの直上に配設されるコイル部と、このコイル部の下部
    に形成されたプラグ接続部と、上記コイル部の上部から
    カムシャフト軸方向に沿って一方に延設され、かつ内燃
    機関に固定される取付フランジと、上記コイル部の取付
    フランジと反対側に、カムシャフト軸方向に向けて設け
    られた電源コネクタとを備えてなる内燃機関の点火コイ
    ル。
JP1988023996U 1988-02-25 1988-02-25 内燃機関の点火コイル Expired - Lifetime JPH068299Y2 (ja)

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JPH01127975U JPH01127975U (ja) 1989-08-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0625673Y2 (ja) * 1984-10-19 1994-07-06 日産自動車株式会社 内燃機関の点火コイル装置

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JPH01127975U (ja) 1989-08-31

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