JPH0682984A - 写真フイルムパトローネ - Google Patents

写真フイルムパトローネ

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Publication number
JPH0682984A
JPH0682984A JP25915692A JP25915692A JPH0682984A JP H0682984 A JPH0682984 A JP H0682984A JP 25915692 A JP25915692 A JP 25915692A JP 25915692 A JP25915692 A JP 25915692A JP H0682984 A JPH0682984 A JP H0682984A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
spool
disk plate
photographic film
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP25915692A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Nishino
直行 西納
Hiroshi Soma
博志 相馬
Takashi Kubo
隆 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP25915692A priority Critical patent/JPH0682984A/ja
Publication of JPH0682984A publication Critical patent/JPH0682984A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラに読み込ませる写真フイルムの特性デ
ータを安価に表示でき、しかもリサイクル特性を損なわ
ないようにする。 【構成】 写真フイルム3の感度や撮影枚数等のデータ
を表示するデータ表示部19を、スプール4に設けたデ
ィスク板18に一体に形成した。パトローネ本体5の側
面に、データ表示部19を露出させるための開口10を
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真フイルムを光密に収
納する写真フイルムパトローネに関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第5023642号明細書に記
載されている写真フイルムパトローネでは、樹脂製のパ
トローネ本体,このパトローネ本体に収納される樹脂製
のスプール及び、このスプールに巻かれた35mm写真フ
イルムとからなり、スプールに設けられた樹脂製のディ
スク板に、フイルム感度,撮影枚数等のフイルムデータ
を表示するバーコードを塗料で印刷している。このよう
に構成された写真フイルムパトローネでは、カメラに前
記フイルムデータを読み込ませて、良好な写真撮影を行
わせることができ、便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の写真フイルムパトローネでは、ディスク板にバ
ーコードを印刷する工程及び乾燥工程を必要とし、製造
に手間がかかるため、そのコストが高くなるという問題
がある。更にまたこの写真フイルムパトローネでは、前
記ディスク板を使用後に回収して再度溶融処理して樹脂
の再利用を図ろうとする場合には、そのまま溶融処理を
行うと、塗料が樹脂の純度を低下させ、溶融樹脂の流動
性が変化して、スプールの射出成形がうまくいかなかっ
たり、再生したスプールの強度が不足する等の問題が生
じてくる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
安価にフイルムデータを表示するとともに、溶融して再
利用する樹脂の純度を低下させずに、リサイクル特性を
損なうことない写真フイルムパトローネを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は写真フイルムの感度や撮影枚数等のフイル
ムデータを表示するデータ表示部を、スプールに固着す
る樹脂製のディスク板に一体形成したものである。前記
ディスク板に平坦面及びバー状の輪郭を有する複数のシ
ボ面を形成すると、データの光学的な読み取りを正確に
行うことができ、便利である。
【0006】
【実施例】図1は本発明の写真フイルムパトローネを示
すものである。この写真フイルムパトローネ2は写真フ
イルム3を巻き付けたスプール4と、写真フイルム3を
光密に収納するパトローネ本体5とから構成されてい
る。パトローネ本体5は互いに嵌合される一対のケース
6,7からなり、これらは遮光性のプラスチックでそれ
ぞれ形成されている。パトローネ本体5の外周には、フ
イルム送出口8を先端に形成したポート部9が、またパ
トローネ本体5の側面には後述するディスク板を外部に
露出させるための開口10が形成されている。このポー
ト部9にはフイルム送出口8とパトローネ本体5の内部
とをつなぐフイルム通路11が形成されている。このフ
イルム通路11には周知の遮光用テレンプ12が貼付さ
れている。
【0007】前記スプールを示す図2において、スプー
ル4は写真フイルム3を巻きつけたスプール軸15と、
このスプール軸15に一体に形成された一対のフランジ
16,17及びディスク板18とからなり、これらはプ
ラスチックで一体に形成されている。一対のフランジ1
6,17は写真フイルム3に当接して、この端面を揃え
るとともに、スプール軸15方向に進入する外光の遮光
を行う。前記ディスク板18の上面には、写真フイルム
3の感度や撮影枚数等を二値コードで表示するデータ表
示部19が設けられている。
【0008】前記ディスク板を拡大して示す図3におい
て、データ表示部19はディスク板18の半径方向に形
成された多数のバー20からなる。このバー20の上面
はシボ面21になっている。またバー20とバー20の
間のディスク板18の表面は鏡面22に仕上げられてい
る。前記シボ面21及び鏡面22は、スプール4を樹脂
成形時に、金型のシボ面及び鏡面により図4に示すよう
に形成される。写真フイルムパトローネ2がカメラに装
填されると、ディスク板18には開口10を介して、発
光部23及び受光部24からなるカメラのバーコードセ
ンサ25に対峙する。なお、この実施例ではバー20の
シボ面21を金型のシボ面で形成したが、鏡面に仕上げ
たディスク板をブラスト加工して、前記シボ面を形成し
てもよい。
【0009】前記発光部23はLED23a及び投光レ
ンズ23bで、また受光部24は受光レンズ24a及び
受光センサ24bでそれぞれ構成されている。このバー
コードセンサ25では、LED23aから発した光が鏡
面22で反射されたときには、光軸24cに沿って進む
ように、投光レンズ23bの光軸23cと受光レンズ2
4aの光軸24cが所定の角度となるように傾けられて
いる。このため、鏡面22がバーコードセンサ25に対
峙したときには、受光部24には強い光が入射するよう
になる。また前記シボ面21がバーコードセンサ25に
対峙したときには、LED23aからの光は図示のよう
に散乱されるため、受光部23には弱い光が入射する。
【0010】このバーコードセンサ25にはコンパレー
タが接続されており、このコンパレータは受光部24に
強い光が入射したときにハイレベルの信号を出力し、ま
た受光部24に弱い光が入射したときにローレベルの信
号を出力する。これにより、カメラはデータ表示部19
の二値コードを読み込むことができる。
【0011】LED23aから発した光は、投光レンズ
24で径の大きなスポットとしてディスク板18に投光
されるため、シボ面21から鏡面22の境を、また鏡面
22からシボ面21の境を通過するときに、受光センサ
24bからの出力は図5に示すようになる。この出力は
コンパレータにより、これに設定された閾値と比較され
て、図示のような二値波形に変換される。
【0012】またスポット径が大きいと、シボ面21が
バーコードセンサ25に対峙したときに、前記受光セン
サ24bが鏡面22からの反射光を多く受光し、その出
力が閾値より下がらないことがある。この場合には図6
に示すように、バーコードセンサ25の投受光面25a
をディスク板18に対して、角θの範囲(1度≦θ≦3
0度)で傾けるとよい。このようにすると、鏡面22で
反射された光が、光軸24cよりずれて進むようにな
り、受光センサ24bの出力の応答性を良くすることが
できる。
【0013】パトローネ本体の内部を示す図7におい
て、パトローネ本体5の内壁には隔壁27が形成されて
おり、この隔壁27はパトローネ本体5の内部を写真フ
イルム3を光密に収納するフイルム室28と、ディスク
板18を収納するディスク室29とに分割する。前記隔
壁27はフランジ17とディスク板18の隙間に入り込
んでいるため、開口10からディスク室29に進入した
外光が、写真フイルム3を露光することはない。
【0014】前記フイルム室28の内壁には、パトロー
ネ本体5内に写真フイルム3の先端まで収納したとき
に、スプール4に巻かれた写真フイルム3の外周面に当
接して写真フイルム3の巻き緩みを防止する一対のリブ
30,31が、リング状に形成されている。このため、
スプール4をフイルム送出し方向に回転したときには、
写真フイルム3の先端は即応して、フイルム送出し方向
に回転される。この後、写真フイルム3の先端が分離爪
(図示省略)に当接すると、その先端は写真フイルム3
の外周面から剥離される。そして、写真フイルム3の先
端はフイルム通路11,フイルム送出口8を通り、パト
ローネ本体5外に送り出される。
【0015】このように構成された写真フイルムパトロ
ーネの作用について説明する。写真フイルムパトローネ
2をカメラに装填して裏蓋を閉じると、カメラの制御部
は前記発光部23を駆動するとともに、カメラのフォー
クを回動する。このフォークの回動により、スプール軸
15はフイルム送出し方向に回動され、写真フイルム3
の先端はフイルム送出口8からパトローネ本体5の外部
に送り出される。この後、写真フイルム3はカメラの巻
取り軸により巻き上げられ、1コマ目が露光開口にセッ
トされると、フイルムの初期送りが完了する。
【0016】上記フイルムの初期送りの間に、ディスク
板18もフイルム送出し方向に回転される。これによ
り、バーコードセンサ25がデータ表示部19に形成さ
れたバー20を検出するから、カメラはデータ表示部1
9に表示されたデータを読み込むことができる。
【0017】規定のコマ数が撮影されると、カメラの制
御部はフォークを逆に回動して、露光済み写真フイルム
3を先端までパトローネ本体5内に巻き戻す。この後、
ユーザーはカメラの裏蓋を開放して、写真フイルムパト
ローネ2を取り出し、これを現像取扱店に提出する。
【0018】現像取扱店はユーザから預かった写真フイ
ルムパトローネ2を現像所に送る。現像所ではパトロー
ネ本体5から露光済み写真フイルム3を取り出し、これ
を現像する。写真フイルム3を取り出された写真フイル
ムパトローネ2はパトローネ本体5とスプール4とに分
別され、回収される。この後、スプール4は工場に送ら
れ、簡単な洗浄が行われ、更に溶融された後、再生スプ
ールに射出成形される。このようにリサイクルされたス
プールは、不純物を含んでいないので、射出成形がうま
くいかなかったり、再生したスプールの強度が不足する
等の問題が生じることがない。
【0019】図8はディスク板に溝を形成して、二値コ
ードを記録した実施例を示すすものである。この実施例
では、ティスク板35に溝36を一体に形成するととも
に、溝36の底面をテーパ面37としている。このディ
スク板35に発光部23から光を照射すると、テーパ面
37で反射された光は受光部24に入射しない。またデ
ィスク板35の表面で反射した光は受光部24に入射す
る。このため、受光部24からの出力を検出することに
より、カメラはデータ表示部19の二値コードを読み込
むことができる。
【0020】図9はディスク板に段差を形成して、二値
コードを記録した実施例を示すものである。このディス
ク板40では上面に段差部41を一体に形成し、この段
差部41をバーとして使用している。このように構成さ
れた実施例では、カメラに設けられた摺動子42をディ
スク板40の上面に接触させ、ディスク板40の回動に
より、摺動子42が上下に変動する変位量を振動センサ
ー43で電気信号に変換して、二値コードを読み込むよ
うにしている。
【0021】上記実施例では、ディスク板をパトローネ
本体内に収納し、パトローネ本体にデータ表示部を露出
させるための開口を形成したが、ディスク板をパトロー
ネ本体外に設けても同様な効果を得ることができる。更
にまた上記何れの実施例でも、ディスク板をスプール軸
に一体に形成したが、前記ディスク板とスプール軸とを
別々に形成し、これらを後で嵌合しても効果は何ら変わ
ることはない。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
写真フイルムパトローネでは、写真フイルムの感度や撮
影枚数等のフイルムデータを表示するデータ表示部を、
スプールに固着する樹脂製のディスク板に一体形成した
から、別部材を用いることなく、データ表示を行うこと
ができる。このため、その製造コストを安価にすること
ができる。また、使用済みのスプールを回収後、溶融し
て再度スプールに成形するときに、樹脂の純度を低下さ
せないから、スプールの射出成形を良好に行うことがで
き、更に再生したスプールの強度が低下するようなこと
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真フイルムパトローネを示す斜視図である。
【図2】スプールを拡大して示す斜視図である。
【図3】データ表示部を形成したディスク板の拡大斜視
図である。
【図4】図3に示すディスク板のB−B線に沿って切断
した断面図である。
【図5】図1に示す写真フイルムパトローネのA−A線
に沿って切断した断面図である。
【図6】バーコードセンサからの出力波形及びコンバレ
ータからの出力波形を示す説明図である。
【図7】投受光面を傾けたバーコードセンサからの出力
波形及びコンバレータからの出力波形を示す説明図であ
る。
【図8】別の実施例のディスク板を切断して示す図であ
る。
【図9】他の実施例のディスク板を切断して示す図であ
る。
【符号の説明】
2 写真フイルムパトローネ 3 写真フイルム 4 スプール 5 パトローネ本体 18,30,35 ディスク板 19 データ表示部 20 バー 21 シボ面 22 鏡面 23 バーコードセンサ 31 溝 32 テーパ面 36 段差部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールに巻きつけた写真フイルムと、
    写真フイルムを光密に収納するパトローネ本体とからな
    る写真フイルムパトローネにおいて、 前記写真フイルムの感度や撮影枚数等のフイルムデータ
    を表示するデータ表示部を、スプールに固着する樹脂製
    のディスク板に一体形成したことを特徴とする写真フイ
    ルムパトローネ。
  2. 【請求項2】 前記データ表示部は、前記ディスク板に
    形成された平坦面、及びこの平坦面に複数形成されたバ
    ー状の輪郭を有するシボ面とからなることを特徴とする
    請求項1記載の写真フイルムパトローネ。
JP25915692A 1992-09-01 1992-09-01 写真フイルムパトローネ Pending JPH0682984A (ja)

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JP25915692A JPH0682984A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 写真フイルムパトローネ

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JP25915692A JPH0682984A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 写真フイルムパトローネ

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Publication Number Publication Date
JPH0682984A true JPH0682984A (ja) 1994-03-25

Family

ID=17330127

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JP25915692A Pending JPH0682984A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 写真フイルムパトローネ

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JP (1) JPH0682984A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5701538A (en) * 1995-03-16 1997-12-23 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photographic film cassette and production method therefor
EP1085450A2 (en) * 1999-09-16 2001-03-21 Konica Corporation Bar code forming method and APS film cartridge having bar code thereon

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