JPH068271Y2 - エンジン冷却水温度警報装置 - Google Patents

エンジン冷却水温度警報装置

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JPH068271Y2
JPH068271Y2 JP1987105432U JP10543287U JPH068271Y2 JP H068271 Y2 JPH068271 Y2 JP H068271Y2 JP 1987105432 U JP1987105432 U JP 1987105432U JP 10543287 U JP10543287 U JP 10543287U JP H068271 Y2 JPH068271 Y2 JP H068271Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンの冷却水の温度が異常に上昇した場
合に運転者に警報するエンジン冷却水温度警報装置に関
する技術である。
〔従来の技術〕
エンジン冷却水温度が所定値以上になると、サーモスタ
ットが作動し、エンジン駆動力によって駆動されている
エアコンディショナ制御手段を強制的に非作動状態にす
る技術が、実公昭36−12317号公報に開示されて
いる。
このエアコンディショナ制御手段を作動/非作動状態に
切り替えるサーモスタットは、エンジン冷却水温度が異
常の時に、運転者に対し警報する警報手段にも接続され
ている。
なお、この警報手段に用いられるサーモスタットの改良
技術には、エンジン冷却水温度を検出する際、振動、臨
海温度近辺の微妙な変動等により誤って警報装置が作動
しないように、温度入力に対するスイッチの誤作動(チ
ャタリグ)を防止する実公昭40−16188号公報の
ようなものがある。
従って、この2つの公報に開示された技術を車両に搭載
する場合、通常、搭載する過程で部品コスト削減を考慮
すると、上記2つの公報のサーモスタットを共用するこ
とが考えられる。
ゆえに、サーモスタットの共用を考慮すると、エンジン
冷却水温度警報装置は第10図の如く構成される。
第10図のエンジン冷却水温度警報装置10はバッテリ
1、イグニッションスイッチ2、警報ランプ(警報手
段)2、冷却水温度スイッチ4、エアコンディショナ制
御手段5、ダイオード6,7を備えており、以下の如く
作動する。
先ず、エンジン冷却水温度が110℃以上になると、サ
ーモスタット(冷却水温度スイッチ)4が閉じて、エア
コンディショナ制御手段5の作動(図示しない)を強制
的に非作動状態に切替えると共に、同時に警報ランプ3
を点灯させる。
その後、エンジン冷却水温度が110℃より低下する
と、サーモスタット4が開き、再び、エアコンディショ
ナ制御手段5を作動状態に切替えると共に、警報ランプ
3を消灯させる。
即ち、エンジン冷却水温度の変化に伴い、サーモスタッ
ト4の開閉作動が生じることで、エアコンディショナ制
御手段5の作動と警報ランプの作動が同時に変更される
ものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
エンジン冷却水温度が上昇し所定値まで達すると、エン
ジン負荷となっていたエアコンディショナ制御手段5が
停止するので、大抵の場合には、冷却水温度は正常値に
復帰し、何ら問題となる事態(エンジンのオーバヒー
ト)は生じないものである。
しかしながら、従来の警報装置は、このエンジン冷却水
温度が正常値に復帰する兆候がみられ、何ら問題となら
ないであろうと予想される時にもオーバーヒートが起こ
り得ると判断し、警報ランプ3を点灯していた。
即ち、エンジン負荷を強制的に除去したことによるエン
ジンの冷却効果が生じたか否かを確認せずに、エンジン
負荷除去時に冷却水温度からエンジン冷却水温度が上昇
するものと断定し、警報装置を作動させる技術しか考案
されてなかった。
従って、本考案の技術的課題は、エンジン負荷(エアコ
ンの作動)除去によるエンジン冷却効果を見極めて、エ
ンジン冷却水の温度が上昇し依然オーバーヒートを招く
恐れがあるときのみ警報することにより、警報に対する
信頼を高めることができる警報装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するために、本考案にあっては次
のような手段が講じられている。
エンジン冷却水温度が所定値以上になると、エンジン駆
動力によって駆動されているエアコンディショナ制御手
段を強制的に非作動状態にして、警報手段を作動させて
運転者に警報を行うエンジン冷却水温度警報装置におい
て、 前記エンジン冷却水温度が前記所定値以上になってから
所定時間内は、前記警報手段の作動を禁止し、所定時間
後に前記警報手段の作動を許可する遅延手段と、 該遅延手段によって前記警報手段の作動が禁止されてい
る前記所定時間内に、前記エンジン冷却水温度が前記所
定値より低下する時のみ、前記遅延手段が許可した前記
所定時間後の警報手段の作動を無効にする無効手段とを
備えることを特徴とする。
〔作用〕
エンジン冷却水温度が所定値以上になってから所定時
間、エアコンディショナ制御手段が強制的に非作動状態
にされているので、エンジン冷却水が冷却されている。
このことは、エンジン負荷を除去することにより、エン
ジン冷却水温度を低下させて、所定時間内にエンジンの
オーバーヒートの回避を狙ったものである。
この間、遅延手段によって警報手段の作動が禁止されて
いるので、不確かなオーバヒート判断に基づく警報は行
われない。
そして、エンジン冷却水温度の低下を図った所定時間後
に、エンジン冷却水温度が所定値より低下している時
(エンジンのオバーヒートに繋がる蓋然性が低い時)の
み、遅延手段が許可した警報手段の作動が、無効手段に
よって無効にされるので、警報は行われない。
即ち、エンジン冷却水温度が所定値を一旦越えでも、所
定時間内に所定値より低下すれば、警報手段は、一度も
作動することがない。
一方、エンジン冷却水温度が一旦、所定値以上になって
から、所定時間が経過しても、依然、エンジン冷却水温
度が所定値より低下していない場合には、遅延手段によ
って警報手段の作動が許可される。
従って、警報手段による警報が行われる。
〔実施例〕
第1図は、本考案の第1の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図である。
第1図において、1はバッテリ、2はイグニッションス
イッチ、3は警報ランプ、4は冷却水温度スイッチ、5
はエアコンディショナ制御手段、6と7はダイオード、
8は遅延回路、9は警報ブザーである。
本考案の警報手段に相当する警報ランプ3と警報ブザー
9は並列に繋がれて、運転席に取付けられている。
そして、それらに一端側に遅延回路8と冷却水温度スイ
ッチ4とが直列に接続されており、また他端側にはイグ
ニッションスイッチ2を介してバッテリ1が接続されて
いる。
冷却水温度スイッチ4は、エンジン冷却水に臨んでエン
ジンに取付けられており、その冷却水温度スイッチ4の
一方の端子22はアースされている。
なお、冷却水温度スイッチ4は、エンジン冷却水温度を
検出してエンジン冷却水温度が所定値(たとえば、11
0℃)以上の場合には閉じて、所定値未満の場合は開く
スイッチである。
エアコンディショナ制御手段5の端子11は、遅延回路
8と冷却水温度スイッチ4の間の点21に接続されてい
る。
遅延回路8は、端子31の電位がアースに落ちて暫く時
間が経過した後に、端子32の電位をアースに落とすよ
うなものである。
第2図は遅延回路の詳細図であり、符号32は警報ラン
プ3と警報ブザー9に接続されている端子、符号31
は、冷却水温度スイッチ4に接続されている端子であ
る。
遅延回路8において特徴的なものは、第1のトランジス
タ33と第2のトランジスタ34とコンデンサ35であ
る。
端子36は常時アースされており、端子37はイグニッ
ションスイッチ(第1図の符号2)に接続されている。
冷却水温度スイッチ(第1図の符号4)が開放されてい
るときには、端子31はアースされていないので、第1
のトランジスタ33のベース41の電位は高く、第1の
トランジスタ33はオン状態にある。
第1のトランジスタ33がオン状態にあるから第2のト
ランジスタ34のベース42の電位は低く、第2のトラ
ンジスタ34はオフ状態にある。
この場合、コンデンサ35には電荷が蓄積されている。
冷却水温度スイッチ(第1図の符号4)が閉じられる
と、端子31がアースされるので、コンデンサ35に蓄
積されている電荷が放電されるが、抵抗43があるため
に放電され切るまでにはある程度の時間がかかる。
それまでの間は第1のトランジスタ33のベース41の
電位は高く保たれたままであるから、第1のトランジス
タ33はオン状態のまであり、従って第2のトランジス
タ34はオフ状態のままである。
コンデンサ35の電荷がほぼ完全に放電し終わると第1
のトランジスタ33のベース41の電位が下がるため
に、第1のトランジスタ33はオフ状態になる。
第1のトランジスタ33がオフ状態になると、第2のト
ランジスタ34のベース42の電位は高くなるから、第
2のトランジスタ34はオン状態になる。
第2のトランジスタ34がオン状態になれば、第1図か
ら分かるように、警報ランプ3と警報ブザー9(警報手
段)に給電がなされる。
このように、遅延回路8は冷却水温度スイッチ4が閉じ
てある程度の時間(所定時間)が経過してから導通を許
可するものである。
なお、以上の遅延回路8の説明で示したように冷却水温
度スイッチ(第1図の符号4)が閉じられた時点から、
第1のトランジスタ33と第2のトランジスタ34の作
用により、警報ランプ3と警報ブザー9に給電を許可す
るまでの電荷の流れを発生させる機能が、本考案の遅延
手段に相当するものである。
本実施例の作用を説明する。
エンジン冷却水温度が異常に上昇した場合、たとえば1
10℃以上に上昇した場合には冷却水温度スイッチ4が
閉じるために、エアコンディショナ制御手段5の端子1
1がアースに接続されるから、エアコンディショナ5が
オンされているにもかかわらず強制的にエアコンディシ
ョナ制御手段5の作動が停止される。
冷却水の温度が高温状態のまま所定時間が経過すれば遅
延回路8は一旦導通状態になるが、エアコンディショナ
制御手段5の作動が停止しているので、大抵の場合には
所定時間内に所定値(110℃)より低下する。
このエンジン冷却水温度の低下に伴い、再び、冷却水温
度スイッチ4が開き、遅延回路8の端子31がアースさ
れない状態となる。
この結果、再び、遅延回路8内の第1のトランジスタ3
3のベース41の電位が高くなり、第1のトランジスタ
33がオン状態に戻った後、第2のトランジスタ34の
ベース42の電位が降下する。
従って、第2のトランジスタ34はオフの状態に戻るた
め、警報ランプ3と警報ブザー9(警報手段)による警
報が中止(無効に)される。
なお、これまでに述べたエンジン冷却水温度が所定時間
内に所定値より低下することにより、冷却水温度スイッ
チ4が再び開いて、遅延回路8の第1のトランジスタ3
3、第2のトランジスタ34の各電位が変わり、遅延手
段が許可した所定時間後の警報ランプ3と警報ブザー9
による警報を中止(無効に)するまでの機能が、本件考
案の無効手段に相当するものである。
本実施例では、しばらく普通に走行を続けていて冷却水
温度が自然に正常値に戻るまでの時間と遅延回路8が導
通状態になるまでの時間とがほぼ等しくなる、あるいは
遅延回路8が導通状態になるまでの時間の方が、冷却水
温度が正常値に戻るまでの時間よりも長くなるように、
遅延回路8の所定時間が定められている。所定時間はた
とえば60秒程度である。
エンジン冷却水温度が110℃以上に上昇して冷却水温
度スイッチ4が閉じ、遅延回路8によって定められた所
定時間を経過しても冷却水温度が低下しない場合(自動
車をたとえば約150Km/Hr以上で運転している場合
にエンジン冷却水温度が110℃以上に上昇し、それに
もかかわらずそのままその速度で運転を続けた場合な
ど)には、遅延回路8が導通状態になる(第2図から分
かるように、第2のトランジスタ34が導通状態にな
る)から、警報ランプ3と警報ブザー9が作動する。
この警報に従って運転者が車速を落とせばエアコンディ
ショナの停止によってエンジンの負荷が大幅に減ってい
るので、何ら問題の事態(エンジンのオーバヒートのこ
と)は発生しない。
このように、本実施例ではそのまま運転を続けたのでは
エンジンがオーバヒートすると判断した場合、すなわち
エアコンディショナを強制的に停止しても所定時間内に
冷エンジン却水温度が低下しない場合にだけ警報し、そ
うでない場合には警報しない。
第3図は、本考案の第2の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図である。
第3図においては、警報ランプ3だけ警報手段として用
いるようにしたものであり、その他の構成は第1図のも
のと同じであるので、説明は省略する。
第4図は、本考案の第3の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図である。
第4図においては、警報ブザー9だけ警報手段として用
いるようにしたものであり、その他の構成は第1図のも
のと同じであるので、説明は省略する。
第5図は、本考案の第4の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図である。
なお、第5図の説明において、第1図と同じ符号のもの
は、第1図と同じ構成であるので説明を省略する。
第5図における特徴は、車速スイッチ20と遅延回路8
を並列接続したことである。
車速スイッチ20は、車速が所定値(150Km/Hr)
以上の場合には閉じており、所定値未満の場合には開く
ものである。
本実施例では、エンジン冷却水温度が所定値を越えてそ
の状態が遅延回路8によって定まる所定時間以上継続す
る時か、または、エンジン冷却水温度が所定値を越えて
且つ所定車速を越えている時にだけ警報ランプ3と警報
ブザー9が作動し、それ以外の場合にはたとえエンジン
冷却水温度が所定値を越えても作動しない。
なお、車速スイッチ20としては車速が所定値(たとえ
ば150Km/Hr)以上の場合には閉じており、所定値
未満の場合には開いているようなスイッチを用いてもよ
いし、その他車速が所定値(150Km/Hr)以上の場
合には断続的に開閉し、所定値未満の場合には開いてい
るようなスイッチを用いても良い。
第6図は、本考案の第5の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図である。
前記第5図のものは、警報ランプ3と警報ブザー9との
両方が作動するものであったが、この実施例は警報ラン
プ3だけを作動するようにしたものである。
第6図のものについてその他の構成や作用は前記第5図
のものと全く同じであるので、図面には符号を付すだけ
にする。
第7図は、本考案の第6の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図である。
この実施例は、警報ブザー9を作動させるようにしたも
のである。
第7図のものについてその他の構成や作用は前記第5図
のものと全く同じであるので、図面には符号を付すだけ
にする。
第8図は、本考案の第7の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図である。
第8図において特徴となる30は注意ランプ、46はダ
イオードであり、その他の符号のものはこれまに説明し
た実施例と同じであるので省略する。
注意ランプ30は、ダイオード46を介して冷却水温度
スイッチ4とは直列に接続されて、イグニッションスイ
ッチ4を介してバッテリ1に接続されており、運転席に
取付けらるものである。
この本実施例では、エンジン冷却水温度が所定値を越え
たとき注意ランプ30が点灯するものであり、この注意
ランプ30は、前記第1〜6の実施例の警報ランプ3と
性質が全く異なるものである。
そして、注意ランプ30の点灯が、所定時間以上継続す
るか、あるいは所定車速を越えたときにだけ警報ブザー
9が作動し、それ以外の場合には警報ブザー9は作動し
ない。
このように、本実施例ではまず冷却水温度が所定値を越
えた場合には警報ランプではなく注意ランプ30が点灯
してその旨注意を促す。
そして、そのまま運転を続けたのではエンジンがオーバ
ヒートする場合にだけ警報し、そうでない場合にはたと
え冷却水温度が上昇しても警報ブザー9は警報しない。
たとえ冷却水温度が所定値以上に上昇した場合でも、エ
ンジンのオーバヒートにつながる蓋然性が低い場合には
警報ブザー9は作動しない。
第9図は、本考案の第8の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図である。
前記第8図のものは、警報ブザー9が作動するものであ
ったが、この実施例は警報ランプ3が作動するようにし
たものである。
第9図のものについてその他の構成や作用は前記第8図
のものと全く同じであるので、図面には符号を付すだけ
にする。
以上、本考案の特定の実施例について説明したが、本考
案はこの実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲内において種々の実施態様が包含されるも
のである。
たとえば、遅延回路8の所定時間の設定の仕方について
は、前記第1の実施例では約60秒としたが、これに限
るものではなく自動車の種類や状況に応じて適宜適切な
値を選ぶべきことは言うまでもない。
また、遅延回路8は前記第2図のようなものに限るもの
ではなく、その他のものであっても何ら差し支えない。
また、本明細書では車速の設定値を150Km/Hrと
し、エンジン冷却水温度の設定値を110℃としたが、
車速と冷却水温度の設定値はこの値に限るものではな
く、自動車の種類や状況に応じて適宜適切な値を選ぶべ
きことは言うまでもない。
また、本明細書の実施例はいずれも電気的な接続状態を
工夫することによって所望の作用を実現し目的を達成す
るようにしたが、その他たとえばマイクロコンピュータ
を使用してプログラムで実施するようにしても良いこと
は論を待たない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、エンジン冷却水温度が所定値以上にな
ってから所定時間は、エアコンディショナ制御手段が強
制的に非作動状態にされているので、エンジン冷却水が
冷却されている。
この間、遅延手段によって警報手段の作動が禁止されて
いるので、不確かなオーバヒート判断に基づく警報は行
われない。
そして、エンジン冷却水温度の低下を図った所定時間後
に、エンジン冷却水温度が所定値以上の時には、エンジ
ンのオーバヒートが繋がる蓋然性が高いものと判断し、
警報を行う。
逆に、所定時間後にエンジン冷却水温度が所定値より、
低下している時は、エンジンのオーバーヒートに繋がる
蓋然性が低いものと判断し、警報しない。
以上のことより、エンジン負荷除去によるエンジン冷却
効果を見極めて、エンジン冷却温度が上昇し、依然オー
バーヒートを招く恐れがあるときのみ警報を行うことに
より、エンジン冷却水温度が上昇したときの警報に対す
る信頼を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図、 第2図は、第1図の遅延回路の詳細図、 第3図は、本考案の第2の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図、 第4図は、本考案の第3の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図、 第5図は、本考案の第4の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図、 第6図は、本考案の第5の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図、 第7図は、本考案の第6の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図、 第8図は、本考案の第7の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図、 第9図は、本考案の第8の実施例に係るエンジン冷却水
温度警報装置の全体構成図、 第10図は、従来のエンジン冷却水温度警報装置の全体
構成図、 〔符号の説明〕 1……バッテリ 2……イグニッションスイッチ 3……警報ランプ 4……冷却水温度スイッチ 5……エアコンディショナ制御手段 8……遅延回路 9……警報ブザー 10……エンジン冷却水温度警報装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン冷却水温度が所定値以上になる
    と、エンジン駆動力によって駆動されているエアコンデ
    ィショナ制御手段を強制的に非作動状態にして、警報手
    段を作動させて運転者に警報を行うエンジン冷却水温度
    警報装置において、 前記エンジン冷却水温度が前記所定値以上になってから
    所定時間内は、前記警報手段の作動を禁止し、所定時間
    後に前記警報手段の作動を許可する遅延手段と、 該遅延手段によって前記警報手段の作動が禁止されてい
    る前記所定時間内に、前記エンジン冷却水温度が前記所
    定値より低下する時のみ、前記遅延手段が許可した前記
    所定時間後の警報手段の作動を無効にする無効手段とを
    備えることを特徴とするエンジン冷却水温度警報装置。
JP1987105432U 1987-07-09 1987-07-09 エンジン冷却水温度警報装置 Expired - Lifetime JPH068271Y2 (ja)

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