JPH068186U - ばら積貨物艙内の桁構造 - Google Patents
ばら積貨物艙内の桁構造Info
- Publication number
- JPH068186U JPH068186U JP5446592U JP5446592U JPH068186U JP H068186 U JPH068186 U JP H068186U JP 5446592 U JP5446592 U JP 5446592U JP 5446592 U JP5446592 U JP 5446592U JP H068186 U JPH068186 U JP H068186U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- girder
- bulk cargo
- flat steel
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- bent
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ばら積貨物の滞留をなくし、かつ、開先作業
および溶着作業を軽減するばら積貨物艙内の桁構造を提
供しようとするものである。 【構成】 ばら積貨物艙内の甲板２直下に固設される特
設肋骨横桁４の下端に設ける面材において、中央をＶ字
形に折曲げ加工した折曲げ平鋼製面材５を逆Ｖ字形に特
設肋骨横桁４下端に溶着して、折曲げ平鋼製面材５の逆
Ｖ字形の凹面に嵌合する凸形の補強材６を等間隔に溶着
し、折曲げ平鋼製面材５を特設肋骨横桁４の強度部材と
し、特設肋骨横桁４と折曲げ平鋼製面材５との溶着部
に、ばら積貨物１の滞留を防止してなるものである。
および溶着作業を軽減するばら積貨物艙内の桁構造を提
供しようとするものである。 【構成】 ばら積貨物艙内の甲板２直下に固設される特
設肋骨横桁４の下端に設ける面材において、中央をＶ字
形に折曲げ加工した折曲げ平鋼製面材５を逆Ｖ字形に特
設肋骨横桁４下端に溶着して、折曲げ平鋼製面材５の逆
Ｖ字形の凹面に嵌合する凸形の補強材６を等間隔に溶着
し、折曲げ平鋼製面材５を特設肋骨横桁４の強度部材と
し、特設肋骨横桁４と折曲げ平鋼製面材５との溶着部
に、ばら積貨物１の滞留を防止してなるものである。
Description
【０００１】
この考案は、ばら積貨物艙内の甲板直下に固設される特設肋骨桁の構造に係り 、詳しくは該特設肋骨桁の下端に溶着する面材の形状に関するものである。
【０００２】
従来、この種の考案は、図３に示すように、ばら積貨物艙内の甲板２１直下に 垂直に固設される特設肋骨横桁２３の下端に平鋼製面材２５を溶着し、平鋼製面 材２５と特設肋骨横桁２３との間に斜板２４を溶着して該斜板２４をばら積貨物 の滞留防止とするものが知られており、斜板２４と平鋼製面材２３との溶着部に ばら積貨物２２が滞留する。
【０００３】
従来の技術で述べたように、特設肋骨桁の下端に固着する平鋼製面材を斜板を 介在して溶着した強度部材は、ばら積貨物をばら積貨物艙に積載すると、該斜板 と該平鋼製面材との溶着部にばら積貨物が多く滞留し、ばら積貨物の一部が多量 に船体に残ってしまい、後荷のばら積貨物積載のために、該平鋼製面材上に滞留 している前荷の除去に多大の労力を要し、除去作業が充分でない場合には、前荷 の滞留貨物が後荷のばら積貨物に混じり、輸送貨物の商品価値を希釈化してしま うという問題点を有していた。
【０００４】 この考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは、ばら積貨物の滞留をなくし、かつ、開先作業や溶 着作業を軽減するばら積貨物艙内の桁構造を提供しようとするものである。
【０００５】
上記目的を達成するために、この考案は、ばら積貨物艙内の甲板直下に固設さ れる特設肋骨桁の下端に設ける面材にあって、中央をＶ字形に折曲げ加工した折 曲げ平鋼製面材を逆Ｖ字形に該特設肋骨桁下端に溶着して、該折曲げ平鋼製面材 の逆Ｖ字形の凹面に嵌合する凸形の補強板を等間隔に溶着し、該折曲げ平鋼製面 材を特設肋骨桁の強度部材として、特設肋骨桁と面材との溶着部に、ばら積貨物 の滞留を防止してなるものである。
【０００６】
特設肋骨桁下端の折曲げ鋼製面材は、ばら積貨物の種類に応じた折曲げ角度で 折曲げ加工できる。
【０００７】
実施例について、図面を用いて説明すると、図２に示すように、ばら積貨物船 の貨物艙３内の甲板２直下には、特設肋骨横桁４を固設する。
【０００８】 図１に示すように、特設肋骨横桁４の下端に設ける面材において、中央をＶ字 形に９０度に折曲げ加工した折曲げ平鋼製面材５を、逆Ｖ字形に特設肋骨横桁４ 下端に溶着して、折曲げ平鋼製面材５の逆Ｖ字形の凹面には、該凹面に嵌合する 凸形の補強板６を等間隔に溶着し、特設肋骨横桁４の強度部材とする。
【０００９】 この実施例において、貨物艙３内にばら積貨物１を積載すると、特設肋骨横桁 ４と折曲げ平鋼製面材５との溶着部に落下するばら積貨物１は、折曲げ平鋼製面 材５が形成する４５度の傾斜面に沿って落下し易くなり、特設肋骨横桁４と折曲 げ平鋼製面材５との溶着部に滞留するばら積貨物１がなくなる。
【００１０】 なお、ばら積貨物１の安息角に応じて、折曲げ平鋼製面材５の角度を変えて溶 着することができる。
【００１１】
この考案は、上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 特設肋骨桁の下端に折曲げ平鋼製面材を逆Ｖ字形に溶着するので、特設肋骨桁 と面材との溶着部にばら積貨物が滞留しなくなり、滞留貨物の除去作業が不要と なり、輸送貨物の混在がなくなり、また、開先作業や溶着作業を軽減でき、更に 、ばら積貨物の安息角に応じて角度を変えて溶着できる。
【図１】この考案に係る実施例の折曲げ平鋼製面材の断
面図を略示したものである。
面図を略示したものである。
【図２】図１のこの考案に係る実施例を装備したばら積
貨物艙内の断面図を略示したものである。
貨物艙内の断面図を略示したものである。
【図３】従来の特設肋骨横桁の平鋼製面材の断面図を略
示したものである。
示したものである。
１ ばら積貨物 ２ 甲板 ３ 貨物艙 ４ 特設肋骨横桁 ５ 折曲げ平鋼製面材
Claims (1)
- 【請求項１】 ばら積貨物船の貨物艙内の甲板直下に固
設される特設肋骨桁の下端に設ける面材において、中央
をＶ字形に折曲げ加工した折曲げ平鋼製面材を逆Ｖ字形
に該特設肋骨桁下端に溶着して、該折曲げ平鋼製面材の
逆Ｖ字形の凹面に嵌合する凸形の補強板を等間隔に溶着
し、該折曲げ平鋼製面材を特設肋骨桁の強度部材とし、
特設肋骨桁の面材上にばら積貨物の滞留を防止してなる
ばら積貨物艙内の桁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5446592U JPH068186U (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | ばら積貨物艙内の桁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5446592U JPH068186U (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | ばら積貨物艙内の桁構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068186U true JPH068186U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12971423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5446592U Pending JPH068186U (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | ばら積貨物艙内の桁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068186U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022128630A (ja) * | 2021-02-24 | 2022-09-05 | 株式会社新来島どっく | 一般貨物船における倉内荷溜り防止船殻構造 |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP5446592U patent/JPH068186U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022128630A (ja) * | 2021-02-24 | 2022-09-05 | 株式会社新来島どっく | 一般貨物船における倉内荷溜り防止船殻構造 |
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