JPH0681690A - 自動スリップ制御装置 - Google Patents

自動スリップ制御装置

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Publication number
JPH0681690A
JPH0681690A JP30667391A JP30667391A JPH0681690A JP H0681690 A JPH0681690 A JP H0681690A JP 30667391 A JP30667391 A JP 30667391A JP 30667391 A JP30667391 A JP 30667391A JP H0681690 A JPH0681690 A JP H0681690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel control
oil
drive wheel
control device
slip
Prior art date
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Pending
Application number
JP30667391A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsuro Takakura
倉 逸 朗 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP30667391A priority Critical patent/JPH0681690A/ja
Publication of JPH0681690A publication Critical patent/JPH0681690A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の駆動輪側にスリップが発生した場合、
自動的にスロットルバルブを閉じてエンジン出力を低下
させることによりスリップ制御を行うようにした自動ス
リップ制御装置を得るにある。 【構成】 アクセルペダル3の踏み込みによってスロッ
トルバルブ4を開閉するアクセルケーブル6の中程に、
アクセルペダル3の踏み込みを無効にするスプリングコ
ネクタ7を設け、駆動輪1側および非駆動輪2側にそれ
ぞれの駆動輪軸1a,2aにより駆動され、同一吐出量
を有するオイルポンプ10,11を直列に連結して設
け、上記各オイルポンプ10,11の間より分岐した油
圧回路をスロットル開度制御シリンダ17の油圧室18
に連通し、上記油圧室18に導入される作動油により移
動するピストン17bとスロットルバルブ4を開閉する
スロットルレバ8との間をスロットル制御ワイヤ23で
連結してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の発進時、旋回
時、および摩擦係数の低い路面走行時における駆動輪の
スリップを自動的に制御する自動スリップ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスリップ制御装置には、
例えば、駆動輪、非駆動輪の複数の車輪に設置した車輪
速センサにより、各車輪の回転速度を検出し、電子制御
装置のプログラム制御回路がその検出信号を取り込んで
駆動輪と非駆動輪との回転を比べて処理し、駆動輪にス
リップが生じて異常回転速度が識別されたときに、制御
信号を出力して電磁弁やサーボモータ等を駆動し、アク
セルペダルの踏み込みを無効にするとともにスリップが
生じた駆動輪にブレーキをかけるようにしたものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のスリップ制御装置では、電子制御によりスリッ
プ制御を行うものであり、車輪速センサ、電磁弁等を含
めて複雑な構造のために製造コストが高くなるという問
題がある。
【0004】本発明は、上記従来構造の問題点を解決す
るためになされたもので、車両の駆動輪側にスリップが
発生した場合、自動的に燃料コントロール装置を閉じて
エンジン出力を低下させることによりスリップ制御を行
うようにした自動スリップ制御装置を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクセルペダ
ルの踏み込みによって燃料コントロール装置を開閉する
アクセルケーブルの中程に、アクセルペダルの踏み込み
を無効にするスプリングコネクタを設け、駆動輪側およ
び非駆動輪側にそれぞれの車軸により駆動され、同一吐
出量を有するオイルポンプを直列に連結して設け、上記
各オイルポンプの間より分岐した油圧回路を燃料制御シ
リンダの油圧室に連通し、上記駆動輪側にスリップが生
じて油圧室に導入される高圧の作動油により移動するピ
ストンと燃料コントロール装置を開閉する燃料コントロ
ールレバとの間を燃料制御ワイヤで連結したことを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】このような構成に基づいて、本発明による自動
スリップ制御装置では、車両の走行中に駆動輪の回転に
スリップが発生した場合、車軸の回転に伴って駆動輪側
車軸のオイルポンプの回転が増大して作動油の吐出量が
過大となり、燃料制御シリンダの油圧室内に導入され
る。このためにシリンダ内のピストンが移動して、スプ
リングコネクタによりアクセルペダルの踏み込み量に関
係なく燃料コントロール装置の開度を閉じてエンジンの
回転を低下させるので、駆動輪側のスリップを制御する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1は、本発明の実施例の構成を示す概略
説明図であり、ガソリンエンジンに適用した場合の説明
図であるが、これに限定するものではなく、ディーゼル
エンジンにも適用することができる。
【0009】図において、符号1は車両の駆動輪、2は
非駆動輪、3はアクセルペダル、4はエンジンの燃料コ
ントロール装置である。
【0010】加速のためにアクセルペダル3が踏み込ま
れると、アクセルリンク5、アクセルケーブル6、スプ
リングコネクタ7を介して燃料コントロール装置4を開
く方向に燃料コントロールレバ8を移動させる。スプリ
ングコネクタ7は、アクセルケーブル6の中程に位置し
て設けられ、アクセルペダル3の踏み込みを無効にする
ものである。そして、アクセルペダル3側が連結される
シリンダ7aと、燃料コントロールレバ8側が連結され
てシリンダ7a内を摺動するピストン7bと、ピストン
7bをシリンダ7a内でアクセルペダル3側に付勢して
いるスプリング9とにより構成されており、このスプリ
ング9の付勢力はアクセルペダル3の踏み込み時に燃料
コントロール装置4の開き遅れが生じないように設定さ
れている。
【0011】上記駆動輪1側には、駆動輪軸1aによっ
て駆動される小形のオイルポンプ10が設置されてお
り、非駆動輪2側には、非駆動輪軸2aによって駆動さ
れる小形のオイルポンプ11が設置されている。このオ
イルポンプ10,11は、ほぼ同一の吐出量を有し油圧
回路13を介して直列に連結されている。そして、車両
の走行に伴って駆動輪軸1aおよび非駆動輪軸2aが回
転すると、オイルリザーバ12より油圧回路14を介し
てオイルポンプ10に吸い込まれた作動油は、オイルポ
ンプ10と11の間を連通する油圧回路13を経てオイ
ルポンプ11の吸入側に吐出されると共に、オイルポン
プ11に吸い込まれた作動油は戻り回路15に吐出さ
れ、オイルリザーバ12に戻るように循環している。
【0012】また、上記オイルポンプ10と11との間
を連通する油圧回路13から分岐した油圧回路16は、
燃料制御シリンダ17の油圧室18内に連通しており、
この油圧室18内に導入された作動油は絞り21を有す
る戻り回路20を介してオイルリザーバ12に戻される
ようになっている。
【0013】上記燃料制御シリンダ17は、車体などに
固定されたシリンダ17aと、シリンダ17a内を摺動
するピストン17bと、ピストン17bを油圧室18側
に付勢しているスプリング19とにより構成されてい
る。ここで、油圧室18内は、ピストン17bの外周に
嵌着したOリング22により液密に形成されている。ま
た、ピストン17bと一体なピストンロッド17cの先
端部には、燃料コントロールレバ8に一端部を固定した
燃料制御ワイヤ23の他端部が連結されている。そし
て、ピストン17bは、油圧室18内に導入された作動
油によりスプリング19に抗して摺動し、ピストンロッ
ド17cに連結された燃料制御ワイヤ23および燃料コ
ントロールレバ8を引き戻して燃料コントロール装置
(スロットルバルブ)4の開度を閉じる方向に作動させ
るよう構成されている。
【0014】次いで、このように構成された本発明の実
施例の動作について説明する。
【0015】まず、通常におけるアクセルペダル3の踏
み込み動作について説明する。加速のためにアクセルペ
ダル3が踏み込まれると、アクセルリンク5、アクセル
ケーブル6、スプリングコネクタ7を介して、図1のA
点に示すように燃料コントロール装置4を開く方向に燃
料コントロールレバ8を移動させる。これによりエンジ
ン内に供給される混合燃料が増加してエンジンの回転が
増大する。このとき燃料制御シリンダ17の油圧室18
内には作動油が導入されていないので、燃料制御ワイヤ
23には力が作用していない。また、アクセルペダル3
の踏み込みが解除されると、アクセルペダル3が図示し
ない戻しスプリングによって戻され、それに伴ってアク
セルリンク5、アクセルケーブル6、スプリングコネク
タ7、および燃料コントロールレバ8が戻され、燃料コ
ントロール装置4の開度を閉じるのでエンジンの回転が
低下する。
【0016】一方、車両の走行に伴って駆動輪軸1aお
よび非駆動輪軸2aが回転すると、各オイルポンプ1
0,11も回転し、駆動輪1の回転にスリップが生じて
いなければ各オイルポンプ10,11の吐出量が等しい
ので、オイルリザーバ12内の作動油が油圧回路14を
介してオイルポンプ10に吸い込まれ、オイルポンプ1
0と11との間を連通する油圧回路13を経てオイルポ
ンプ11の吸入側に吐出されると共に、オイルポンプ1
1に吸い込まれた作動油は戻り回路15に吐出され、オ
イルリザーバ12に戻るように循環している。
【0017】次ぎに、車両の走行中に駆動輪1の回転に
スリップが発生した場合には、駆動輪軸1aの回転が増
大し、これに伴って駆動輪軸1a側のオイルポンプ10
の回転も増大するので作動油の吐出量が過大となり、高
圧の作動油が分岐した油圧回路16を経て燃料制御シリ
ンダ17の油圧室18内に導入される。このために油圧
室18内が高圧となり、スプリングコネクタ7のスプリ
ング9および燃料制御シリンダ17のスプリング19に
抗してピストン17bを移動させる。そしてアクセルペ
ダル3の踏み込み量に関係なくピストンロッド17c、
燃料制御ワイヤ23を介して、図1のB点に示すように
燃料コントロールレバ8を引き戻し、燃料コントロール
装置4の開度を閉じるのでエンジンの回転を低下させる
ことができる。その後、駆動輪1の回転にスリップがな
くなると、油圧室18内の作動油は絞り21を経て戻り
回路20からオイルリザーバ12内に戻され、ピストン
17bがスプリング19によって押し戻されると同時に
燃料コントロール装置4の開度が開き、アクセルペダル
3の踏み込み量に対応したエンジンの回転に復元され
る。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、車両の走行中に駆動輪の回転にスリップが発生し
た場合には、駆動輪側の車軸の回転に伴ってオイルポン
プの回転が増大して作動油の吐出量が過大となり、燃料
制御シリンダの油圧室内に導入される。このためにシリ
ンダ内のピストンが移動して、アクセルペダルの踏み込
み量に関係なく燃料コントロール装置の開度を閉じてエ
ンジンの回転を低下させるので、駆動輪側のスリップを
制御することができる。
【0018】本発明の装置によれば、従来構造のように
電子制御装置を必要とせず、駆動輪側にスリップが生じ
た場合は、駆動輪および非駆動輪と一体に回転するオイ
ルポンプの吐出量の差によってエンジン回転を低下させ
るようにした機械的な構造であるから、安価に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による構成を示す概略説明図
【符号の説明】
1 駆動輪 1a 駆動輪軸 2 非駆動輪 2a 非駆動輪軸 3 アクセルペダル 4 燃料コントロール装置 6 アクセルケーブル 7 スプリングコネクタ 8 燃料コントロールレバ 10、11 オイルポンプ 17 燃料制御シリンダ 17b ピストン 18 油圧室 23 燃料制御ワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダルの踏み込みによって燃料
    コントロール装置を開閉するアクセルケーブルの中程
    に、アクセルペダルの踏み込みを無効にするスプリング
    コネクタを設け、駆動輪側および非駆動輪側にそれぞれ
    の車軸により駆動され、同一吐出量を有するオイルポン
    プを直列に連結して設け、上記各オイルポンプの間より
    分岐した油圧回路を燃料制御シリンダの油圧室に連通
    し、上記駆動輪側にスリップが生じて油圧室に導入され
    る高圧の作動油により移動するピストンと燃料コントロ
    ール装置を開閉する燃料コントロールレバとの間を燃料
    制御ワイヤで連結したことを特徴とする自動スリップ制
    御装置。
JP30667391A 1991-10-25 1991-10-25 自動スリップ制御装置 Pending JPH0681690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30667391A JPH0681690A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 自動スリップ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30667391A JPH0681690A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 自動スリップ制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH0681690A true JPH0681690A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17959944

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30667391A Pending JPH0681690A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 自動スリップ制御装置

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JP (1) JPH0681690A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980063058A (ko) * 1996-12-31 1998-10-07 박병재 엔진 과열 방지장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR19980063058A (ko) * 1996-12-31 1998-10-07 박병재 엔진 과열 방지장치

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