JPH068145U - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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JPH068145U
JPH068145U JP4653092U JP4653092U JPH068145U JP H068145 U JPH068145 U JP H068145U JP 4653092 U JP4653092 U JP 4653092U JP 4653092 U JP4653092 U JP 4653092U JP H068145 U JPH068145 U JP H068145U
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JP
Japan
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gear
steering
timing belt
sun gear
fixed
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Pending
Application number
JP4653092U
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English (en)
Inventor
成逸 横田
賢 服部
恵三 鈴木
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定ギヤ及びサンギヤ、遊星ギヤに巻き掛け
られたタイミングベルトの劣化を防止しその耐久性が向
上するステアリング装置を得る。 【構成】 固定ギヤ26及びサンギヤ30に巻き掛けら
れ無端状とされたタイミングベルト40は、固定ギヤ2
6及びサンギヤ30に対応して配置され三個用いられた
遊星ギヤ46に連続して巻き掛けられている。したがっ
て、タイミングベルト40は、その巻き掛け部分が鋭角
的に屈曲することなく緩やかに鈍角的に巻き掛けられた
状態となる。このため、タイミングベルト40の巻き掛
け部分に負荷が作用し難くなり、劣化が防止されて、耐
久性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はステアリング装置に係り、特にステアリングホイールの中央部に設け られたバッド部分がステアリングホイールの回転に係わらず相対的に静止する所 謂静止パッド構造のステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のステアリング装置のうち、ステアリングホイールの中央部に設けられた バッド部分に例えばエアバッグ装置が配設されたものでは、このパッド部分がス テアリングホイールの回転に係わらず相対的に静止する所謂静止パッド構造とな っているものがある。
【0003】 この種のステアリング装置における静止パッド構造では、サンギヤ及び遊星ギ ヤとこれらのギヤに巻き掛けられたタイミングベルトを備えている。このサンギ ヤは、ステアリングシャフトと同軸的に配置され車体に固定された固定ギヤに対 向してステアリングシャフトの外周にステアリングシャフトと同軸的でかつ相対 回転可能に支持されている。また、遊星ギヤは、ステアリングホイールのボスプ レートに支持されており、ステアリングホイールと共に回転する。一方、タイミ ングベルトは無端状に形成されて前記固定ギヤ及びサンギヤと遊星ギヤとに巻き 掛けられている。これにより、ステアリングホイールが回転した際には、サンギ ヤが静止した状態のままで遊星ギヤがステアリングホイールと共に固定ギヤ及び サンギヤの周囲を転動する構成である。
【0004】 したがって、サンギヤによってパッド(エアバッグ装置)を支持しておけば、 エアバッグ装置はステアリングホイールの回転に拘わらず相対的に静止すること になって所定の形状(位置)にバッグを膨張展開させることができ、車両急減速 時にはその性能を発揮できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の静止パッド構造を備えたステアリング装置では、 ステアリングホイールとパッドとの間に相対的な大きな回転力が作用した場合に は、固定ギヤ及びサンギヤ、遊星ギヤに巻き掛けられたタイミングベルトに大き な負荷が作用する。特に、遊星ギヤへの巻き掛け部分においてはタイミングベル トが鋭角的に屈曲されるため、通常のステアリングホイールの操作時においても この巻き掛け部分に負荷が作用して劣化し易い。
【0006】 しかしながら、タイミングベルトは、このような大きな負荷が作用した場合や 長期に渡る使用においても確実に巻き掛け状態が維持される必要があり、このた め、タイミングベルトの劣化を防止し耐久性を確保する必要がある。
【0007】 本考案は上記事実を考慮し、固定ギヤ及びサンギヤ、遊星ギヤに巻き掛けられ たタイミングベルトの劣化を防止し耐久性が向上するステアリング装置を得るこ とが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るステアリング装置は、ステアリングホイールが取り付けられステ アリングホイールと共に回動するステアリングシャフトと、前記ステアリングシ ャフトの外方にステアリングシャフトと同軸的に配置され車体に固定された固定 ギヤと、前記固定ギヤに対向して前記ステアリングシャフトの外周にステアリン グシャフトと同軸的でかつ相対回転可能に支持されたサンギヤと、前記ステアリ ングホイールに支持され前記固定ギヤ及びサンギヤの周囲を転動する遊星ギヤと 、前記固定ギヤ及びサンギヤと遊星ギヤとに巻き掛けられた無端状のタイミング ベルトと、を備えたステアリング装置において、前記遊星ギヤを三個以上備えた ことを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記構成のステアリング装置では、ステアリングホイールがステアリングシャ フトを軸として一体に回動すると、ステアリングホイールに支持された遊星ギヤ もステアリングホイールと共にステアリングシャフトの回りを移動する。
【0010】 ここで、固定ギヤは車体に固定されているため、この固定ギヤにタイミングベ ルトが巻き掛けられて連結された遊星ギヤは、タイミングベルトに沿って固定ギ ヤの周囲を転動することになる。一方、固定ギヤに対向して配置されたサンギヤ は、ステアリングシャフトと相対回転可能であるが、タイミングベルトによって 固定ギヤに連結されているため、遊星ギヤがタイミングベルトに沿って転動して も、固定ギヤと一体化されて回転しない。
【0011】 すなわち、ステアリングホイール(ステアリングシャフト)が回動しても、サ ンギヤは静止した状態のままで遊星ギヤがステアリングホイールと共に固定ギヤ 及びサンギヤの周囲を転動する。このため、例えばサンギヤによってエアバッグ 装置を支持した場合では、エアバッグ装置はステアリングホイールの回転に拘わ らず相対的に静止して所定の形状(位置)にバッグを膨張展開させることができ る。
【0012】 ここで、遊星ギヤはその数が三個以上とされているため、無端状でこれらに巻 き掛けられたタイミングベルトは、その巻き掛け部分が鋭角的に屈曲することな く緩やかに(鈍角的に)巻き掛けられた状態となる。したがって、このタイミン グベルトの巻き掛け部分に負荷が作用し難く、劣化が防止され、耐久性が向上す る。
【0013】
【実施例】
図1には本考案の実施例に係るステアリング装置10の横断面図が示されてお り、図2にはステアリング装置10の縦断面図が示されている。
【0014】 ステアリング装置10では、車体に固定されたパイプ12がコラムカバー14 内に配置されている。このパイプ12内にはベアリング16を介してステアリン グシャフト18が回動自在に貫通しており、ステアリングシャフト18にはステ アリングホイール20のボス部22がナット24によって固定されている。
【0015】 一方、パイプ12の先端部には固定ギヤ26が固着されている。この固定ギヤ 26は、リング状に形成されており、その外周面には歯車状の巻掛け部28が全 周に渡って連続して形成されている。また、ステアリングシャフト18の先端部 にはサンギヤ30が取り付けられている。サンギヤ30は、前記固定ギヤ26と 同径のリング状に形成されており、その外周面には巻掛け部28と同様に巻掛け 部32が全周に渡って連続して形成されている。このサンギヤ30は、固定ギヤ 26に対向し所定間隔離間した状態で配置され、ナット34によって保持された ベアリング36を介してステアリングシャフト18と相対回転可能に取り付けら れている。
【0016】 また、サンギヤ30の外端部近傍には、ステアリングホイール20のボスプレ ート23との間にベアリング38が配置されている。これにより、サンギヤ30 は、その中心部分をベアリング36を介してステアリングシャフト18に支持さ れるのみならず、外端部近傍もベアリング38を介してステアリングホイール2 0(ボスプレート23)に支持される構成である。
【0017】 固定ギヤ26の巻掛け部28及びサンギヤ30の巻掛け部32には、後述する タイミングベルト40が巻き掛けられている。
【0018】 一方、ステアリングホイール20の下面には、三本のアーム部42が延出され ている。各アーム部42の先端には、断面略コ字形の保持具52が取り付けられ ており、さらに、各保持具52にはそれぞれ遊星ギヤ46が取り付けられている 。
【0019】 各遊星ギヤ46は、それぞれ軸44によって回転可能に支持されている。また 、この遊星ギヤ46には、前記固定ギヤ26の巻掛け部28、サンギヤ30の巻 掛け部32と同様の巻掛け部48が形成されており、巻掛け部28、巻掛け部3 2に巻き掛けられたタイミングベルト40が連続的に巻き掛けられている。
【0020】 図1に示す如く、タイミングベルト40は無端状に構成されており、固定ギヤ 26及びサンギヤ30、三個の遊星ギヤ46に連続して巻き掛けられている。
【0021】 上記構成のステアリング装置10のサンギヤ30の上面には、ブラケット70 を介してパッド72が取り付けられている。このパッド72内にはエアバッグ装 置74(インフレータ等)が収容されている。
【0022】 次に本実施例の作用を説明する。 上記構成のステアリング装置10では、ステアリングホイール20がステアリ ングシャフト18を軸として一体に回動すると、ステアリングホイール20に支 持された遊星ギヤ46及び遊星ギヤ50もステアリングホイール20と共にステ アリングシャフト18の回りを移動する。
【0023】 ここで、固定ギヤ26はパイプ12によって車両本体に固定されているため、 この固定ギヤ26にタイミングベルト40が巻き掛けられて連結された各遊星ギ ヤ46は、タイミングベルト40に沿って固定ギヤ26の周囲を転動することに なる。一方、固定ギヤ26に対向して配置されたサンギヤ30は、ステアリング シャフト18と相対回転可能であるが、タイミングベルト40によって直接(さ らに、遊星ギヤ46を介しても)固定ギヤ26に連結されているため、遊星ギヤ 46がタイミングベルト40に沿って転動しても、固定ギヤ26と一体化されて 回転しない。
【0024】 すなわち、ステアリングホイール20(ステアリングシャフト18)が回動し ても、サンギヤ30は静止した状態のままで遊星ギヤ46がステアリングホイー ル20と共に固定ギヤ26及びサンギヤ30の周囲を転動する。このため、サン ギヤ30に取り付けられたパッド72は、ステアリングホイール20が回動して も、回動することがなく静止状態で維持される。
【0025】 したがって、サンギヤ30に取り付けられたパッド72内のエアバッグ装置7 4が作動した際には、バッグをステアリングホイール20の回転位置に拘わらず 所定の形状(位置)に膨張展開させることができる。
【0026】 またここで、ステアリング装置10では、遊星ギヤ46はその数が三個とされ ているため、無端状でこれらに巻き掛けられたタイミングベルト40は、その巻 き掛け部分が鋭角的に屈曲することなく緩やかに(鈍角的に)巻き掛けられた状 態となる。したがって、このタイミングベルト40の巻き掛け部分に負荷が作用 し難く、タイミングベルト40の劣化が防止され、耐久性が向上する。
【0027】 なお、本実施例においては、ステアリングホイール20から三本のアーム部4 2が延出しそれぞれに遊星ギヤ46を取り付けた構成、すなわち遊星ギヤ46を 三個用いた構成としたが、これに限らず、図3に示す如くステアリングホイール 20から四本あるいはそれ以上のアーム部43を延出しそれぞれに遊星ギヤ46 を取り付けた構成、すなわち遊星ギヤ46を四個あるいはそれ以上用いる構成と してもよい。
【0028】 この場合には、各遊星ギヤ46に巻き掛けられるタイミングベルト40は、そ の巻き掛け部分が一層緩やかに巻き掛けられた状態となる。したがって、巻き掛 け部分に負荷が一層作用し難くなり、より一層劣化が防止されて耐久性が向上す る。
【0029】 また、本実施例においては、一本(単一)のタイミングベルト40を用い、遊 星ギヤ46に巻き掛けられるタイミングベルト40を固定ギヤ26及びサンギヤ 30に共に一体的に巻き掛ける構成としたが、これに限らず、二本のタイミング ベルトを用い、それぞれ別に遊星ギヤ46と固定ギヤ26、遊星ギヤ46とサン ギヤ30に巻き掛ける構成であっても適用することができる。
【0030】
【考案の効果】
以上説明した如く考案に係るステアリング装置は、固定ギヤ及びサンギヤ、遊 星ギヤに巻き掛けられたタイミングベルトの劣化を防止し耐久性が向上するとい う優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るステアリング装置を示す
図2の1−1線に沿った横断面図である。
【図2】本考案の実施例に係るステアリング装置を示す
図1の2−2線に沿った縦断面図である。
【図3】本考案の他の実施例に係るステアリング装置を
示す図1に対応する横断面図である。
【符号の説明】
10 ステアリング装置 18 ステアリングシャフト 20 ステアリングホイール 26 固定ギヤ 30 サンギヤ 40 タイミングベルト 46 遊星ギヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールが取り付けられス
    テアリングホイールと共に回動するステアリングシャフ
    トと、前記ステアリングシャフトの外方にステアリング
    シャフトと同軸的に配置され車体に固定された固定ギヤ
    と、前記固定ギヤに対向して前記ステアリングシャフト
    の外周にステアリングシャフトと同軸的でかつ相対回転
    可能に支持されたサンギヤと、前記ステアリングホイー
    ルに支持され前記固定ギヤ及びサンギヤの周囲を転動す
    る遊星ギヤと、前記固定ギヤ及びサンギヤと遊星ギヤと
    に巻き掛けられた無端状のタイミングベルトと、を備え
    たステアリング装置において、 前記遊星ギヤを三個以上備えたことを特徴とするステア
    リング装置。
JP4653092U 1992-07-03 1992-07-03 ステアリング装置 Pending JPH068145U (ja)

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JP4653092U JPH068145U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 ステアリング装置

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JPH068145U true JPH068145U (ja) 1994-02-01

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ID=12749844

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JP4653092U Pending JPH068145U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 ステアリング装置

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