JPH0681197U - オーディオ装置 - Google Patents

オーディオ装置

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JPH0681197U
JPH0681197U JP2539693U JP2539693U JPH0681197U JP H0681197 U JPH0681197 U JP H0681197U JP 2539693 U JP2539693 U JP 2539693U JP 2539693 U JP2539693 U JP 2539693U JP H0681197 U JPH0681197 U JP H0681197U
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陽一 遠藤
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陽一 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳の位置と再生音源の位置との関係を常に理
想的に保つ。 【構成】 少なくとも2つの再生音源2を、再生装置本
体4に対して保持手段3を介して位置調整自在に支持し
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はオーディオ装置に関し、特に同システムにおける再生音源の配置構成 に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の住居事情では、なかなか理想的な条件で音楽等の再生を行なうことは困 難である。オーディオシステムの設置のスペース、聴取者の位置、音の遮断・反 射・吸収など音の再生のための条件は、非常に限定されており、だれもが満足し ているわけではない。いくつかの条件を満足するために多くの部分が犠牲になっ ているのが現状である。
【0003】 いい音の要素は、ソースが同一の場合、感性以外の部分では、良い再生装置、 即ちCDプレーヤー、レコードプレーヤー、テープデッキなどソフトのトランス デューサー、アンプ、そしてスピーカー、ヘッドフォンなどの音の出口となるト ランスデューサーの総合的な性能がまず挙げられる。これらは、再生される場が 同一ならば物理的性能が優れている方が当然、物理的な客観的評価は良くなる。
【0004】 そして、再生される場所がもう一つの大きな要素である。
【0005】 しかしながら、音の良い音場ということになるとなかなか客観的な評価は難し くなる。というのは、 1.騒音、遮音、防音など 2.吸音、残響時間、定在波など 3.生活空間との調和 等、問題が大きすぎる上、同一の条件はまず再現することができない。
【0006】 余裕があれば、オーディオのための専用の部屋を作って理想的な再生空間を実 現できるかもしれないが、そうやったところで実はあまり良い結果が得られない ことの方が多いことも事実である。実際のところ、大多数の人たちは再生空間に 対してはほとんど注意を払っていない、あるいはあきらめているというのが現実 である。再生機器の傾向も、そういった傾向にそって、邪魔にならない大きさの ものとか、スピーカーの指向性を広くしたり、設置する場所の自由度を増したり といった工夫が見られるものが増えている。
【0007】 しかしながら、そういった再生装置といいかげんな設置方法では、本質的な意 味でのハイファイになるはずがない。
【0008】 最近の音楽ソフトは、非常に優れた録音の物が多くなってきており、良い再生 条件で聞くと通常とはことなった感覚が得られたりする。再生装置の方はデジタ ル化によって非常に高性能なものが安価に供給されてきており、特に技術的な問 題はない。
【0009】 そこで、再生空間がもう少し改善されると相当に優れた音場再生が可能になる と考えられる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
前述した通り、理想的な再生空間を得るには多くの制約が有り、主に空間体積 やコストとの問題で今までの再生装置を常識的な設置方法で用いたのでは限界が ある。
【0011】 しかしながら、再生する条件を限定すれば比較的簡単に優れた効果を得ること もできる。オーディオは非常に個人的なものであり、一人で聞くことが多い。
【0012】 そこでまず一人で聞くことを前提にして、条件を設定してみると聴取者の位置 の問題がある。ヘッドフォンで満足できればほとんどすべての問題は解決するが 、多くの人は普通のスピーカーの方が好みである。ヘッドフォンの違和感、反射 波などの経験とのずれ、音圧の体感などでスピーカーの方が自然だからである。 これらを技術的に解決することは可能であると考えられるが、現状ですぐ実現す るというわけにはいかない。
【0013】 スピーカーで聞くことを前提として、聴取者の位置を限定するということは、 通常でもある程度なされている。ステレオ再生の場合、音のサービスエリアは限 られており、指向性にもよるがほとんど一点に近い狭い範囲が最も良い聴取者の 位置である。壁に設置したスピーカーから出た音を例えばソファーなどの定位が 一番良い位置で聞くのが普通のハイファイ再生の聞きかたであろう。最近流行の 指向性の広いあるいは無指向性のスピーカーを用いればある程度サービスエリア を拡大することができるが、部屋の特性などにより本当に良い条件の範囲は限定 されており、また再生装置がその能力を最大限に発揮できる条件等は普通の家庭 では不可能である。
【0014】 再生空間を変えることができないならば、再生装置サイドでなんとか解決する のが技術の進歩と言うものである。
【0015】 本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところ は、サービスエリアを限定し、スピーカーの位置を自由にするという発想にもと ずいて実際の装置を考え、耳の位置とスピーカーの位置の関係を常に一定に保つ ことが可能となるオーディオ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案にあっては、少なくとも2つの再生音源を、 再生装置本体に対して保持手段を介して位置調整自在に支持したことを特徴とす る。
【0017】 また、再生音源の位置調整は、再生装置本体に対する方向と距離の調整である のが望ましい。
【0018】 また、再生音源の位置を計測する計測手段を有するのが好ましい。
【0019】 また、装置本体には最適の聴取位置を表示する表示手段を有するのが好ましい 。
【0020】 また、位置調整は手動にてなされるようにしても良い。
【0021】 また、位置調整はリモコン制御にてなされるしても良い。
【0022】 また、聴取者の位置を計測し、聴取者の位置にて最適の音像定位が得られるよ うに再生音源の位置を自動調整するのが好ましい。
【0023】 また、前記保持手段は、再生装置本体を収容する収容部材と、前記少なくとも 2つの再生音源のそれぞれに一方の部分が取付けられて該少なくとも2つの再生 音源を別々に支持すると共に前記収容部材と聴取位置とを結ぶ仮想線に関して略 対称となる位置での前記収容部材に他方の部分が回動自在に取付けられる支持部 材と、から成り、該支持部材及び該支持部材に取付けられた再生音源の形状は、 収容部材の支持部材回動開始終了位置に納まる形状とするのが好ましい。
【0024】 また、収容部材に第二音源として低音用スピーカーを備え、該低音用スピーカ ーを大型化し、再生音源を中高音用スピーカーとし小型化するのが好ましい。
【0025】 また、再生音場を調節する音場調節部材を支持部材に取付けるのが好ましい。
【0026】 また、聴取位置に腰かけ部材が設置されると共に、該腰かけ部材には移動手段 が備えられ、且つ収容部材にも可動手段が備えられるのが好ましい。
【0027】 また、再生音源は指向性の狭いスピーカーより成るようにしても良い。
【0028】 また、再生音源はAVシステムに接続されても良い。
【0029】 また、再生装置本体は音場調節可能であるのが好ましい。
【0030】
【作用】
上記構成の本考案に係るオーディオ装置にあっては、少なくとも2つの再生音 源の再生装置本体に対する位置が、保持手段を介して調整される。そして、聴取 者の位置を計測し、聴取者の位置にて最適の音像定位が得られるように再生音源 の位置を調整することで、常に理想的な音響空間を得ることができる。特に、通 常のステレオ効果に加えてサラウンド効果や2チャンネルで4チャンネルのよう に聴かせる擬似4チャンネル効果といった特殊録音がなされたソフトを使用した 場合に、それらの効果が理想的に再生される。
【0031】 なお、再生装置本体に対する再生音源の方向と距離の調整をすることで再生音 源の位置調整がなされ得る。
【0032】 また、再生音源の位置は計測手段にて計測される。
【0033】 また、最適の聴取位置は表示手段にて表示される。
【0034】 また、位置調整は手動にてなされ得る。
【0035】 また、位置調整はリモコン制御にてなされ得る。
【0036】 また、聴取者の位置を計測し、聴取者の位置にて最適の音像定位が得られるよ うに再生音源の位置を自動調整し得る。
【0037】 また、保持手段が、収容部材と支持部材とから成り、支持部材及び再生音源が 、収容部材の支持部材回動開始終了位置に納まる形状とすることで、不用時は折 りたたんでコンパクトに収納することができる。
【0038】 また、収容部材に第二音源として大型の低音用スピーカーを備え、再生音源を 中高音用スピーカーとし小型化することで、低音が増強されたシステムになると 共に、中高音用スピーカーより成る再生音源の空間への配置が容易になる。
【0039】 また、再生音場を調節する音場調節部材を支持部材に取付けることで、支持部 材を移動させて再生音源の位置を調節すると共に、再生音場の調節もなされる。
【0040】 また、聴取位置に腰かけ部材が設置されると共に、腰かけ部材に移動手段が備 えられ、収容部材に可動手段が備えられることで、腰かけ部材も含めてシステム 全体を狭い空間内でも理想的な聴取位置に設置することができる。
【0041】 また、再生音源が指向性の狭いスピーカーより成る場合であっても、再生音源 は保持手段に位置調整自在に保持されているので、理想的な音像定位を得ること ができ、これによって選択しうる再生音源の自由度があがるので、より多様なシ ステム構成が可能となる。
【0042】 また、再生音源がAVシステムに接続されている場合、映画等のソフトの臨場 感が非常によく再現される。特に、ドルビーサラウンドなどのソフトはその効果 が最大限に発揮される。
【0043】 また、再生装置本体が音場調節可能とすることで、ソフトに応じて音質、位相 、エコーあるいはデコード、サラウンドプロセッシングなどの音場の調節が自由 に行えるようになる。
【0044】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
【0045】 図1及び図2は本考案の第1の実施例と係るオーディオ装置を示し、同図にお いて1は同装置で、概略、2つの再生音源2,2と、再生音源2,2を位置調整 自在に保持する保持手段3と、保持手段3に収容されるアンプ,CD等の再生装 置4と、再生音源の位置を計測するメジャー等の計測手段18と、計測された最 適の聴取位置を表示する表示手段19と、保持手段3に備えられる第二音源5, 5と、聴取者の位置Aに置かれる腰かけ部材6と、から構成される。
【0046】 保持手段3は、再生装置本体4を収容する収容部材7と、2つの再生音源2, 2のそれぞれに一方の部分が取付けられて2つの再生音源2,2を別々に支持す ると共に収容部材7と聴取者の位置とを結ぶ仮想線に関して略対称となる位置で の収容部材7に他方の部分が回動自在に取付けられる支持部材8と、から構成さ れる。
【0047】 支持部材8は、再生音源2が取付けられる取付部9と、取付部9より棒状に延 びる腕部10と、腕部10の他方を収容部材7に回動自在に取付けるひんじ部材 11と、から構成される。
【0048】 ひんじ部材11は再生音源2及び腕部10に作用するトルクに抗して位置決め できるだけの係止力を持つものである。
【0049】 支持部材8は、伸縮自在であり、支持部材8の腕部10の形状及び収容部材7 の支持部材回動開始終了位置としての側面12の形状はそれぞれ互いに合わさる 直線状とし、更に、支持部材8の取付部9が嵌合する嵌合穴13が収容部材7の 側面12に空けられることで、支持部材8は収容部材7の側面12に収められる 。
【0050】 収容部材7には、前記嵌合穴13の他に第二音源59が取付けられるダクト1 4が空けられている。
【0051】 また、収容部材7の下面には可動手段としてのキャスター15が設けられてい る。
【0052】 なお、支持部材8には、図3(a),(b)に示すように、反射板、遮音板、 遮光板等の音場調節部材17を取付けるのが好ましい。
【0053】 再生音源2には小型の中高音用スピーカーが用いられ、第二音源5には大型の 低音用スピーカーが用いられている。
【0054】 なお、それらスピーカーには、指向性の狭いもの(例えば、図3(c)に示す ようなホーン型のスピーカー)を用いてもかまわない。
【0055】 再生装置本体4は音質、位相、エコーあるいはデコード、サラウンドプロセッ シングなどの音場が調節可能である。
【0056】 表示手段19は計測された最適の聴取位置をレーザー光等で指し示すなどして 表示する。
【0057】 腰かけ部材6には椅子、ソファー、リクライニングシートなどが用いられ、移 動手段としてのキャスター16が取付けられているのが好ましい。
【0058】 上記構成の本実施例に係るオーディオ装置1にあっては、少なくとも2つの再 生音源2の再生装置本体4に対する位置が、保持手段3を介して調整される。そ して、聴取者の位置を計測し、聴取者の位置にて最適の音像定位が得られるよう に再生音源2の位置を調整することで、常に理想的な音響空間を得ることができ る。特に、通常のステレオ効果に加えてサラウンド効果や2チャンネルで4チャ ンネルのように聴かせる擬似4チャンネル効果といった特殊録音がなされたソフ トを使用した場合に、それらの効果が理想的に再生される。
【0059】 なお、再生装置本体4に対する再生音源2の方向と距離の調整をすることで再 生音源2の位置調整がなされ得る。
【0060】 また、再生音源2の位置はメジャー等の計測手段18にて計測される。
【0061】 また、最適の聴取位置は表示手段19にて表示される。
【0062】 また、位置調整は手動にてなされるようにしても良いし、リモコン制御にてな されるようにしてもよいし、聴取者の位置を計測し、聴取者の位置にて最適の音 像定位が得られるように再生音源2の位置を自動調整するようにしても良い。
【0063】 また、保持手段3が、収容部材7と支持部材8とから成り、支持部材8及び再 生音源2が、収容部材7の支持部材回動開始終了位置12に納まる形状とするこ とで、不用時は折りたたんでコンパクトに収納することができる。
【0064】 また、収容部材7に第二音源5として大型の低音用スピーカーを備え、再生音 源2を中高音用スピーカーとし小型化することで、低音が増強された装置になる と共に、中高音用スピーカーより成る再生音源の空間への配置が容易になる。
【0065】 また、再生音場を調節する音場調節部材17を支持部材8に取付けることで、 支持部材8を移動させて再生音源2の位置を調節すると共に、再生音場の調節も なされる。
【0066】 また、聴取位置Aに腰かけ部材6が設置されると共に、腰かけ部材6に移動手 段16が備えられ、収容部材7に可動手段15が備えられることで、腰かけ部材 6も含めて装置全体を狭い空間内でも理想的な聴取位置Aに設置することができ る。
【0067】 また、再生音源2が指向性の狭いスピーカーより成る場合であっても、再生音 源2は保持手段3に位置調整自在に保持されているので、理想的な音像定位を得 ることができ、これによって選択しうる再生音源の自由度があがるので、より多 様な装置構成が可能となる。
【0068】 また、再生装置本体4が音場調節可能とすることで、ソフトに応じて音質、位 相、エコーあるいはデコード、サラウンドプロセッシングなどの音場の調節が自 由に行えるようになる。
【0069】 以下に本考案の他の実施例について説明する。第1の実施例と同一の構成部分 には同一の番号を付してその説明を省略する。
【0070】 図4は本考案の第2の実施例を示し、ドルビーサラウンド用のスピーカー20 を備えている。従って、通常のステレオ効果に加えてドルビーサラウンド効果の 特殊録音がなされたソフトを使用した場合に、その効果が理想的に再生される。
【0071】 図5は本考案の第3の実施例を示し、テレビ4aとビデオ4bよりなるAVシ ステム(再生装置本体)4に本考案を適用した例を示す。
【0072】 本実施例にあっては、腕部10が第1腕部10aと第2腕部10bとから成り 、ひんじ部材11が第1腕部10aを第2腕部10bに回動自在に係合する第1 ひんじ部材11aと第2腕部10bを収容部材7に回動自在に係合する第2ひん じ部材11bとから成っている。
【0073】 その他の構成は先の実施例と同様であり、本実施例にあっても先の実施例と同 様の作用効果が得られる。
【0074】 これまでの実施例は、再生音源が2チャンネルのものを例に挙げたが、それに 限定されるものではなく、再生音源を多チャンネルとすることもできる。
【0075】 図6(a),(b)は第4の実施例を示し、先の実施例における保持手段3を 聴取者の位置Aの前方に加えて後方にも配置することで、4チャンネルとしたも のである。
【0076】 図6(c),(d)は第5の実施例を示し、先の実施例における保持手段3を 聴取者の位置Aの前方に配置し且つ腰かけ部材6に支持部材8を取付けすること で、4チャンネルとしたものである。
【0077】 第4,第5の実施例にあっては、より理想的な音響空間が得られる。
【0078】 そして、第1乃至第5の実施例にあって、理想的な音場定位が常に得られるこ とで、映画等のソフトの臨場感が非常によく再現される。特に、ドルビーサラウ ンドなどのソフトはその効果が最大限に発揮される。
【0079】 このように、応用としては、ビデオモニターなどと組合わせたAVシステムと しても考えられる。
【0080】 また、4チェンネルや、サラウンドシステムももちろんより効果的である。通 常の2チャンネルシステムでも、最新のレコーディングテクニックにより擬似的 立体音響空間が実現できるため、ソフトの開発も含めた発展性も期待できる。
【0081】 また、このシステムのもう一つの可能性は、プロ用の標準システムとして使用 することができるのではないかということである。サブモニター的な使い方をす れば、そのままのバランスで一般のユーザーも再生することができる訳で、まさ にトラックダウンの意図が再現されることになる。このシステムの開発の最終的 な目標は、まさにこの点にある。
【0082】
【考案の効果】 以上説明したように本考案に係るオーディオ装置にあっては、少なくとも2つ の再生音源の再生装置本体に対する位置が、保持手段を介して調整される。そし て、聴取者の位置を計測し、聴取者の位置にて最適の音像定位が得られるように 再生音源の位置を調整することで、常に理想的な音響空間を得ることができる。 特に、通常のステレオ効果に加えてサラウンド効果や2チャンネルで4チャンネ ルのように聴かせる擬似4チャンネル効果といった特殊録音がなされたソフトを 使用した場合に、それらの効果が理想的に再生される。
【0083】 なお、再生装置本体に対する再生音源の方向と距離の調整をすることで再生音 源の位置調整がなされ得る。
【0084】 また、再生音源の位置は計測手段にて計測される。
【0085】 また、最適の聴取位置は表示手段にて表示される。
【0086】 また、位置調整は手動にてなされ得る。
【0087】 また、位置調整はリモコン制御にてなされ得る。
【0088】 また、聴取者の位置を計測し、聴取者の位置にて最適の音像定位が得られるよ うに再生音源の位置を自動調整し得る。
【0089】 また、保持手段が、収容部材と支持部材とから成り、支持部材及び再生音源が 、収容部材の支持部材回動開始終了位置に納まる形状とすることで、不用時は折 りたたんでコンパクトに収納することができる。
【0090】 また、収容部材に第二音源として大型の低音用スピーカーを備え、再生音源を 中高音用スピーカーとし小型化することで、低音が増強されたシステムになると 共に、中高音用スピーカーより成る再生音源の空間への配置が容易になる。
【0091】 また、再生音場を調節する音場調節部材を支持部材に取付けることで、支持部 材を移動させて再生音源の位置を調節すると共に、再生音場の調節もなされる。
【0092】 また、聴取位置に腰かけ部材が設置されると共に、腰かけ部材に移動手段が備 えられ、収容部材に可動手段が備えられることで、腰かけ部材も含めてシステム 全体を狭い空間内でも理想的な聴取位置に設置することができる。
【0093】 また、再生音源が指向性の狭いスピーカーより成る場合であっても、再生音源 は保持手段に位置調整自在に保持されているので、理想的な音像定位を得ること ができ、これによって選択しうる再生音源の自由度があがるので、より多様なシ ステム構成が可能となる。
【0094】 また、再生音源がAVシステムに接続されている場合、映画等のソフトの臨場 感が非常によく再現される。特に、ドルビーサラウンドなどのソフトはその効果 が最大限に発揮される。
【0095】 また、再生装置本体が音場調節可能とすることで、ソフトに応じて音質、位相 、エコーあるいはデコード、サラウンドプロセッシングなどの音場の調節が自由 に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係るオーディオ装置の
要部概略構成図である。
【図2】同装置の使用説明図である。
【図3】同実施例の変形例に係るオーディオ装置に関
し、(a)は同装置の要部概略構成図、(b)は同装置
の使用説明図、(c)は同装置の一部を示す図である。
【図4】本考案の第2の実施例に係るオーディオ装置の
要部概略構成図である。
【図5】本考案の第3の実施例に係るオーディオ装置の
要部概略構成図である。
【図6】(a),(b)は本考案の第4の実施例に係る
オーディオ装置の使用説明図で、(b)は(a)の平面
図、(c),(d)は本考案の第5の実施例に係るオー
ディオ装置の使用説明図で、(c)は(d)の平面図で
ある。要部概略構成図である。
【符号の説明】
2 再生音源 3 保持手段 4 再生装置本体 5 第二音源 6 腰かけ部材 7 収容部材 8 支持部材 12 側面(支持部材回動開始終了位置) 16 キャスター(移動手段) 18 計測手段 19 表示手段 A 聴取位置

Claims (14)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの再生音源を、再生装置
    本体に対して保持手段を介して位置調整自在に支持した
    ことを特徴とするオーディオ装置。
  2. 【請求項2】 再生音源の位置調整は、再生装置本体に
    対する方向と距離の調整である請求項1記載のオーディ
    オ装置。
  3. 【請求項3】 再生音源の位置を計測する計測手段を有
    する請求項1記載のオーディオ装置。
  4. 【請求項4】 装置本体には最適の聴取位置を表示する
    表示手段を有する請求項1記載のオーディオ装置。
  5. 【請求項5】 位置調整は手動にてなされる請求項1記
    載のオーディオ装置。
  6. 【請求項6】 位置調整はリモコン制御にてなされる請
    求項1記載のオーディオ装置。
  7. 【請求項7】 聴取者の位置を計測し、聴取者の位置に
    て最適の音像定位が得られるように再生音源の位置を自
    動調整する請求項1記載のオーディオ装置。
  8. 【請求項8】 前記保持手段は、再生装置本体を収容す
    る収容部材と、前記少なくとも2つの再生音源のそれぞ
    れに一方の部分が取付けられて該少なくとも2つの再生
    音源を別々に支持すると共に前記収容部材と聴取位置と
    を結ぶ仮想線に関して略対称となる位置での前記収容部
    材に他方の部分が回動自在に取付けられる支持部材と、
    から成り、該支持部材及び該支持部材に取付けられた再
    生音源の形状は、収容部材の支持部材回動開始終了位置
    に納まる形状とした請求項1記載のオーディオ装置。
  9. 【請求項9】 収容部材に第二音源として低音用スピー
    カーを備え、該低音用スピーカーを大型化し、再生音源
    を中高音用スピーカーとし小型化した請求項8記載のオ
    ーディオ装置。
  10. 【請求項10】 再生音場を調節する音場調節部材を支
    持部材に取付けた請求項8記載のオーディオ装置。
  11. 【請求項11】 聴取位置に腰かけ部材が設置されると
    共に、該腰かけ部材には移動手段が備えられ、且つ収容
    部材にも可動手段が備えられた請求項8記載のオーディ
    オ装置。
  12. 【請求項12】 再生音源は指向性の狭いスピーカーよ
    り成る請求項1記載のオーディオ装置。
  13. 【請求項13】 再生音源はAVシステムに接続された
    請求項1記載のオーディオ装置。
  14. 【請求項14】 再生装置本体は音場調節可能である請
    求項1記載のオーディオ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100515393B1 (ko) * 1997-01-09 2005-12-02 소니 가부시끼 가이샤 스피커장치
JP2009543496A (ja) * 2006-07-13 2009-12-03 ピーエスエス・ベルギー・エヌブイ 少なくとも2つのスピーカ装置と、音声コンテンツ信号を処理するための1つのユニットとを有するスピーカシステム
JP2016167765A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 シャープ株式会社 スピーカ支持体、および、スピーカシステム
US11812873B2 (en) * 2020-08-12 2023-11-14 Tround Inc. Chair including multi-channel sound system

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