JPH068103A - 穿孔工作機械の切削油供給装置 - Google Patents

穿孔工作機械の切削油供給装置

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JPH068103A
JPH068103A JP20835892A JP20835892A JPH068103A JP H068103 A JPH068103 A JP H068103A JP 20835892 A JP20835892 A JP 20835892A JP 20835892 A JP20835892 A JP 20835892A JP H068103 A JPH068103 A JP H068103A
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JP
Japan
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tool
shaft
oil
advancing
mounting hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP20835892A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Watanabe
博 渡辺
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SEISHIN KIKO KK
Original Assignee
SEISHIN KIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主軸に支持した穿孔工具へ切削油を給送する
油路を主軸内を通して供給油源から給送するものにおい
て、圧油が主軸の内面に直接に作用して主軸の直径を膨
大させたり、歪ませたりするのを極力抑えて、切削油の
圧力を高くすることのできる穿孔工作機械の切削油供給
装置を得ること。 【構成】 主軸の軸線上に外端部に位置して工具の取付
孔と、その取付孔に続く工具係合係脱用のコレット機
構、および、そのコレット機構を作動させる油圧手段と
を設け、そのコレット機構と油圧手段とを進退軸によっ
て連結した穿孔工作機械において、前記進退軸を油圧手
段の後方へ突出させ、その突出端に切削油の送油手段を
連結すると共に、その送油手段に連なる供給油路を前記
進退軸に穿設し、前記工具の取付孔に支持した工具に設
けた工具油路と進退軸に設けた供給油路とを進退軸の先
端に支持した軸方向可動のパイプ部材によって連結した
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、刃具としてガンドリ
ルを用いて被加工物に深孔を穿設する穿孔工作機械に関
するもので、特に、切削性の向上と切り粉の排除とを行
うため用いられる高圧の切削油を工具へ供給するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から切削工具としてガンドリルを用
いる穿孔工作機械では、切削油を切削性の向上と共に切
削された切り粉の排除に利用している。そして、よく知
られているように、ガンドリルへ送られる切削油の圧力
は高い程、切り粉の排除性能が優れ、切削工具の損傷が
少ないので、従来から40気圧程度の高圧が使用されて
いる。
【0003】もちろん、切削油の圧力はそれ以上に高け
れば、その方が好ましいが、油路に高圧が作用すると、
油路をなす部品が油圧で損傷し易くなる不具合がある。
すなわち、従来は、図4で示すように、主軸に形成され
る工具の取付孔の背面に油溜め室を設け、その油溜め室
内に切削工具の尾端に開口させた工具油路を臨ませてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,そのよ
うに構成するときは、比較的容積の大きいコレット室内
に高い圧力が作用するので、主軸の軸受部が変形し、加
工精度に悪影響を及ぼす不具合があり、前記したように
せいぜい40気圧程度の圧力に止まっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した不具
合を解消し、主軸の精度に悪影響を与えることなく、切
削油の圧力を上昇させることのできる装置う得ることを
目的とするもので、主軸の軸線上に外端部に位置して工
具の取付孔と、その取付孔に続く工具係合係脱用のコレ
ット機構、および、そのコレット機構を作動させる油圧
手段とを設け、そのコレット機構と油圧手段とを進退軸
によって連結した穿孔工作機械において、前記進退軸を
油圧手段の後方へ突出させ、その突出端に切削油の送油
手段を連結すると共に、その送油手段に連なる供給油路
を前記進退軸に穿設し、前記工具の取付孔に支持した工
具に設けた工具油路と進退軸に設けた供給油路とを進退
軸の先端に支持した軸方向可動のパイプ部材によって連
結した点に特徴がある。
【0006】
【作用】穿孔工具が主軸の取付孔へ挿入されコレット機
構に至ると、油圧手段によって進退軸が後退し、穿孔工
具が取付孔へ係止される。同時に穿孔工具の尾端がパイ
プ部材へ当接して工具油路と供給油路とが連結される。
そして、送油手段から進退軸とパイプ部材を通して切削
油が穿孔工具へ送られる。よって、切削油は主軸の内面
に直接に触れることなく、穿孔工具へ達する。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図中、10はこの発明を利用した穿孔工作機械を
示す。穿孔工作機械10は自動工具交換装置を備えた横
軸形であり、そのベッド11上には被加工物を支持する
治具台12と主軸支持台13とを備えている。主軸支持
台13はスライドベッド14と、その上に摺動自在に支
持した主軸台15とからなっている。16は主軸台15
上に支持した主軸ユニットであり、その上方に設けた電
動機17によりタイミングベルト18を介して駆動され
る。19は工具交換のための油圧手段である。なお、2
0はスライドベッド14の上面を覆う切り粉よけのカバ
ーである。21は穿孔工具であり、この実施例ではガン
ドリルである。
【0008】主軸ユニット16は主軸台15上に固定さ
れた主軸筒25を有する。主軸筒25の軸孔には主軸2
6がアンギュラコンタクト形の3個の前側軸受群27と
図示してない後側軸受群とによって回転可能に支持され
ている。28は主軸26の前側を覆う防塵カバー、29
は前側軸受群27と後側軸受群との間に介装されたスペ
ーサである。なお、このように主軸26を前側軸受群2
7と後側軸受群とで主軸筒25へ支持する手法は、この
種の主軸ユニット16では慣用された技術である。
【0009】主軸26は軸線上の外端部にテーパ状の工
具取付孔31が設けられ、そこにはガンドリルを支持し
た交換工具ユニット32が取付けられている。主軸26
の軸芯には尾端側から軸孔33が形成されており、その
内部にコレット機構40が収められている。すなわち、
コレット機構40はその工具取付孔31の背部に設けて
あり、交換工具ユニット32を引っ張って前記取付孔3
1へ係合させ、あるいは押して取付孔31から係脱させ
る。これを更に詳述すると、コレット機構40は後述す
る皿バネ41によって軸孔33の底部に押付けて固定さ
れた案内筒42と、進退軸57の先端に支持されたコレ
ット爪43、およびそのコレット爪43を軸方向へ進退
させる作動部材44とを含む。コレット爪43は環状の
基部43aとそこから分岐独立した数片の爪部43bと
からなり、爪部43bの先端部には交換工具ユニット3
2から突出させた係合突起の膨大部34に係合する膨大
爪部43cを備えている。
【0010】そして、後述する油圧手段19により進退
軸57が図中、左方へ進出すると、爪部43bが弾力で
拡開し、二点鎖線で示すように、案内筒42の内面に形
成した逃げ溝45内へ逃げ込むので、交換工具ユニット
32から突出させた係合突起が解放される。同時に作動
部材44の先端が交換工具ユニット32の後端を押圧し
て工具取付孔31から押し出す。逆に、油圧手段19に
より進退軸57が図中、右方へ後退すると、コレット爪
の膨大爪部43cが逃げ溝46の縁部に当接して内方へ
押し曲げられ、交換工具ユニット32の膨大部34に係
合してそれを取付孔31内へ引き込む。
【0011】油圧手段19は、図3で示すように、主軸
ユニット16の後方に配置されている。油圧手段19は
油圧シリンダ部材51と、それに摺動自在に挿通された
ピストン52を備えている。すなわち、油圧シリンダ5
1はシリンダ孔を有する油圧シリンダ部材51aとその
シリンダ孔を閉じるキャップ53によって形成されてい
る。54はピストンロッドであり、ピストン52から左
右双方へ伸びている。まず、図中、右方へ伸びた部分
は、キャップ53を通して外部へ引き出され、その外面
に形成したねじ部にはピストン52の前進端を規制する
ストッパナット55がねじ込まれると共に、内面には2
個の球軸受56によって進退軸57の尾端が支持されて
いる。58はストッパナット55を回らないようにロッ
クするためのロックボルト、60は切削油の送油手段で
あり、前記進退軸57の突出端にねじ込まれている。ピ
ストンロッド54の左方へ伸びる部分は油圧シリンダ部
材5aの端板を貫いて外方へ突出し、前記進退軸57へ
軸方向不動に連結された連結筒59の端部に対面してい
る。斯くて、ピストン52が左方へ進出するときは左側
のピストンロッド54によって連結筒59を介して進退
軸57が押圧され、左方へ移動する。また、ピストン5
2が右方へ退去するときは内面の2個の球軸受56を介
して進退軸57を右方へ押圧し移動させる。
【0012】送油手段60はいわゆるトランスジューサ
であり、図示してないポンプにより圧送された切削油を
一層高い圧力、この実施例では約70気圧に昇圧させ、
穿孔工具であるガンドリル21へ給送する。すなわち、
送油手段60の送出口は進退軸57の軸芯に穿設した供
給油路61に連通している。供給油路61は進退軸57
の軸芯を貫通しその前端部に開口している。すなわち、
図2で示すように、進退軸57の前端には作動部材44
が螺着され、進退軸57と一体的に進退する。進退軸5
7の軸芯に形成された供給油路61は作動部材44に形
成された小さい連結室62内に開口している。連結室6
2内は左方へ向かって開く軸孔が形成され、そこにはパ
イプ部材63が軸方向摺動自在に嵌合し、ばね64によ
って軸方向へ押圧され付勢されている。65はパイプ部
材63の内端を膨大させて作ったストッパであり、バイ
プ部材63が外方へ抜け出さないように設けられてい
る。パイプ部材63の先端の外周面はテーパ状に形成さ
れており、交換工具ユニット32の尾端に開口する工具
油路66のテーパ状をなす受け孔67と精密に嵌合する
ようになっている。
【0013】斯くて、工具の取付孔31へ交換工具ユニ
ット32が挿入されると、その膨大部34の内側に形成
した受け孔67がパイプ部材63の先端に当接し、それ
をばね64に抗して僅かの量だけ作動部材44内へ押し
込む。これによって送油手段60とガンドリル21との
間を連結する油路は、進退軸57に設けた供給油路6
1、連結室62内、パイプ部材63および交換工具ユニ
ット32に設けた工具油路66を通して一連に構成され
る。すなわち、送油手段60から穿孔工具であるガンド
リル21に至る間の油路は主軸26に支持され、且つ、
主軸26とは独立した油路によって構成されているか
ら、そこを通して供給する切削油の圧力を従来に比して
著しく増大させても、それによって主軸26が変形した
り、精度を狂わせたりすることが防止される。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上のように、主軸26に支
持した穿孔工具たるガンドリル21へ給送する切削油の
油路を、主軸内に支持したパイプ部材63と進退軸57
によって形成したものであるから、主軸26に変形を与
えることなく切削油の圧力を従来に比して高く設定する
ことができ、加工中における切り粉の排除を円滑に行う
ことができるから、工具の寿命を伸ばすことができる上
に、加工された孔の面粗度や精度を向上させることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す穿孔工作機械の正面図
である。
【図2】その要部の横断面図であり、図3と共に一対を
なすものである。
【図3】その要部の横断面図であり、図2と共に一対を
なすものである。
【図4】図2の要部を抽出して示す図2相当の断面図で
ある。
【図5】従来の構成を示す図2相当の断面図である。
【符号の説明】
16・・・主軸ユニット 19・・・油圧手段 26・・・主軸 40・・・コレット機構 43・・・コレット爪 44・・・作動部材 57・・・進退軸 63・・・パイプ部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の軸線上に外端部に位置して工具の
    取付孔と、その取付孔に続く工具係合係脱用のコレット
    機構、および、そのコレット機構を作動させる油圧手段
    とを設け、そのコレット機構と油圧手段とを進退軸によ
    って連結した穿孔工作機械において、前記進退軸を油圧
    手段の後方へ突出させ、その突出端に切削油の送油手段
    を連結すると共に、その送油手段に連なる供給油路を前
    記進退軸に穿設し、前記工具の取付孔に支持した工具に
    設けた工具油路と進退軸に設けた供給油路とを進退軸の
    先端に支持した軸方向可動のパイプ部材によって連結し
    てなる切削油供給装置。
JP20835892A 1992-06-25 1992-06-25 穿孔工作機械の切削油供給装置 Pending JPH068103A (ja)

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JP20835892A JPH068103A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 穿孔工作機械の切削油供給装置

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JPH068103A true JPH068103A (ja) 1994-01-18

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ID=16554974

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JP20835892A Pending JPH068103A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 穿孔工作機械の切削油供給装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001003884A1 (fr) * 1999-07-09 2001-01-18 Horkos Corp Broche d'une machine-outil
US7677847B2 (en) * 2002-03-26 2010-03-16 Siemens Aktiengesellschaft Sealing assembly for a spindle

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