JPH0680875U - 可搬式粘性流体供給ポンプ - Google Patents

可搬式粘性流体供給ポンプ

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JPH0680875U
JPH0680875U JP1987993U JP1987993U JPH0680875U JP H0680875 U JPH0680875 U JP H0680875U JP 1987993 U JP1987993 U JP 1987993U JP 1987993 U JP1987993 U JP 1987993U JP H0680875 U JPH0680875 U JP H0680875U
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JP
Japan
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piston
viscous fluid
hole
cylinder
fitted
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JP1987993U
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English (en)
Inventor
義則 森橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で従来例のものを超高圧吐出型に
変更出来るようにすることを目的としている。 【構成】 モータによりピストンを往復動させて油筒内
の粘性流体を吸入、吐出させるようにした可搬式粘性流
体供給ポンプに於いて、ポンプ本体にピストンの往復動
方向の貫通孔を形成し、その略中間部分に油筒と通じる
粘性流体吸込孔を開口させ、上記ピストンの先端部に小
径部を形成し、この小径部と吸込行程では離脱又は一部
離脱し、吐出行程で嵌合する小径シリンダを上記ポンプ
本体の貫通孔の吐出側一端部に嵌挿固定し、貫通孔のピ
ストン駆動部側他端部にはピストンの大径部が嵌合する
大径シリンダを嵌挿固定したことを特徴とする可搬式粘
性流体供給ポンプである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、グリース等の粘性流体を収容した油筒から粘性流体を吸出し、高圧 力で比較的少量ずつ産業機械等の給油箇所に直接又は分配弁を介して間接に吐出 する可搬式粘性流体供給ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
グリースを回転軸部や摺動部に圧入するに際して、可搬式の物としては手動式 グリースガンと電動式グリースガンが存在する。手動式は簡便ではあるが労力を 必要とし、多数の箇所に圧入するには不向きである。これらの不具合を解決する 物として電動式が実開昭53−5678号公報、実公昭63−30879号公報 、特開平1−104982号公報で開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のものを含めて可搬式粘性流体供給ポンプでは、 作業性を考慮して総重量3kgf以下が必要、 建機等のキャタピラーテンション用シリンダへの注入とか、背圧(抵抗)の大 きい軸受に給油する場合は吐出圧力が45Mpa〜50Mpa(450kgf/ cm2〜500kgf/cm2)の超高圧が必要、 の2点が要求される場合がある。 以上の2点を満足さすには、上記公知のポンプ駆動源のモータを単にパワーの 大きいモータに置き換えるのみでは上記第2項は満足出来ても第1項は満足出来 なくなる。それ故モータは変更しなくてピストン径を小さくする方法を採用する ことも出来るが、上記所望の吐出圧力を出すピストン径にするとあまりに細く( 例えば2mm径に)なり、座屈を起し、強度的に耐えられない。この為上記従来 例ではピストン径を4mm〜3mm程度、その吐出圧力も21Mpa(210k gf/cm2)程度に押さえざるを得なかった。 本願考案の目的は、簡単な構造で上記従来例のものを超高圧吐出型に変更出来 るようにすることである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
本考案はモータによりピストンを往復動させて油筒内の粘性流体を吸入、吐出 させるようにした可搬式粘性流体供給ポンプに於いて、ポンプ本体にピストンの 往復動方向の貫通孔を形成し、その略中間部分に油筒と通じる粘性流体吸込孔を 開口させ、上記ピストンの先端部に小径部を形成し、この小径部と吸込行程では 離脱又は一部離脱し、吐出行程で嵌合する小径シリンダを上記ポンプ本体の貫通 孔の吐出側一端部に嵌挿固定し、貫通孔のピストン駆動部側他端部にはピストン の大径部が嵌合する大径シリンダを嵌挿固定したことを特徴とする可搬式粘性流 体供給ポンプである。
【0005】
【作用】
ピストンの大径部側で座屈強度を維持し、小径部側で所望の吐出圧力を発生さ せることが出来る為、特別な強力モータを採用しなくても標準型を超高圧吐出の ポンプに仕立てることが出来る。
【0006】
【実施例】
(実施例1) 図1、図2及び図3に於いて、1はモータ2を収納する本体ケース、3は着脱 式で充電式のバッテリー4を収納するバッテリー収納ケースを兼ねる一方の把持 部で、本体ケース1と一体に成形されている。把持部3の形状は図2に示す如く 前半部3aと後半部3bの2つ割で構成され、内部空間3cにバッテリー4が収 納されている。把持部3には例えば作業者の右手の指(図示せず)が当たる部分 に多数の滑り止め溝3dが成形されている。5は右手の人差し指で操作されるス イッチで、このスイッチ5を押し込むとモータ2が回転し始めるように配線され ている。
【0007】 モータ2の上向きの出力軸に固定されたピニオン6は、本体ケース1の軸受に 回転自在に支持されたギアー7に噛み合い、ギアー7の上面から上方へ突出した 偏心ピン8は本体ケース1の軸受に摺動自在に支持された水平な往復棒9の右端 部下面に固定のブロック9bの下面に設けた図1の紙面と直角方向に延びた長溝 状の凹部9aに摺動回転自在に嵌合している。モータ2の回転はピニオン6、ギ アー7、偏心ピン8、ブロック9bを介して往復棒9に伝達され、往復棒9は偏 心ピン8の偏心量Lの2倍(2L)のストロークで矢印A、B方向に往復する。
【0008】 10は往復棒9の左端部に同芯に固着されたピストンで、先端部に小径部10 aを形成し、大径部10bとでピストン10を構成している。
【0009】 11はポンプ本体で、内部にピストン10の往復動方向(図1のA、B方向) の貫通孔11aが明けてある。貫通孔11aの長さ方向の略中間部分には粘性流 動体の吸込孔11bが開口している。
【0010】 図1、図3に示す12は、上記ピストン10の小径部10aが吸込行程(図1 、図3の矢印B方向)では離脱し、吐出行程(図1、図3の矢印A方向)で嵌合 する小径シリンダで、上記ポンプ本体11の貫通孔11aの吐出側一端部11c に嵌挿固定されている。13は上記ピストン10の大径部10bが常時嵌合する 大径シリンダであって、貫通孔11aのピストン10の(往復棒9の)駆動部側 他端部11dに嵌挿固定されている。ピストン10の小径部10aの長さSは上 記偏心量Lの2倍(2L)のストロークより長くとり、ストローク端でピストン 10の大径部端10cが小径シリンダ12の端部12aに当接しないように構成 している。尚大径部10bでモータ2の駆動部からの押圧力に対する座屈強度を 持たせ、小径部10aで任意の吐出量、超高圧の吐出圧力を発生さすように選定 する。
【0011】 14はポンプ本体11の吸込孔11b直下のやや大径のねじ孔11cに上端の 開口部14aを螺着した蛇腹式カートリッジ、15は蛇腹式カートリッジ14を 収納する他方の把持部を兼ねる油筒であり、油筒13には種々の形状の滑り止め 溝15aを設け、例えば左手で把持した時の滑りを防止することができる。
【0012】 蛇腹式カートリッジ14は、その底部14bの下面にばね受け円板20を介し て圧縮スプリング27から上向きの弾力を受けている為、蛇腹式カートリッジ1 4が全圧縮されるまで、内部のグリースを吸込孔11bと小径シリンダ12に供 給し続けることができる。円板20の下面の中央に一体に設けたボス21に鎖2 2の一端が接続し、鎖22はばね受けを兼ねるキャップ28の中央の孔23を通 過して、先端には孔23より大径のリング24を有する。
【0013】 16は出口チェッキ弁で、その端面16aで上記小径シリンダ12の抜け出し を防いでいる。17は短管、18はグリースニップル(図示せず)に当接挾持す る口金である。又25、26は本体ケース1とポンプ本体11をつなぐ継手、2 9は中央にピストン10の通過する孔を有する締付けボルトで、その端面29a で上記大径シリンダ13の抜け出しを防いでいる。30は矢印C方向に操作する ことによりスイッチ5をロック(動作不能に)するロックレバー、31は電池カ バーである。尚一方の把持部3と他方の把持部(油筒15)は夫々右と左の手の ひらに当てがい、指でつかむことができる大きさに定められている。
【0014】 グリースを回転軸部や摺動部に圧入するには、先ず右手と左手で把持部3、油 筒15を掴み、口金18を目的のグリースニップルに押当て、右手の人差し指で スイッチ5を押し込むとモータ2が起動し、ピストン10が往復棒9と共に矢印 A、B方向に往復運動する。吸込孔11bと小径シリンダ12内にはスプリング 27の弾力で加圧されたグリースが充満しているので、ピストン10が図1、図 3の後退位置から矢印A方向に移動すると、ピストン10の小径部10aが小径 シリンダ12に嵌入し始めた時から小径シリンダ12内のグリースは加圧され、 出口チャッキ弁16を押し開いて短管17へ送り込まれ、口金18からグリース ニップル内へ圧入される。ピストン10が図1に示す後退位置に戻るまでに小径 シリンダ12内へ加圧状態のグリースが補給される。
【0015】 (実施例2) 小径シリンダ12とピストン10の小径部10aとの嵌合状態は、上記図1、 図3に示す実施例1の他に、図4に示す他の実施例の如く、小径シリンダ12と ピストン10の小径部10aとは常時嵌合状態を維持しつつも、吸込行程で吸込 孔11bと小径シリンダ12の内部嵌合孔12cとが連通する切欠部12bを設 けてもよい。この場合でも小径部10aの長さSとストローク2Lとの長さ関係 は図3の実施例1のものと同じである。即ち、図1の偏心量Lの2倍(2L)の ストローク量より長くとり、ストローク端でピストン10の大径部端10cが小 径シリンダ12の端部12aに当接しないように構成する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案では、大径シリンダ13及び小径シリンダ12と それら大径小径シリンダ13、12に嵌合する大径部10b、小径部10aを有 するピストン10の組み合わせであるから、 1.座屈強度はピストン10の大径部10b側で持たせ、吐出量、吐出圧力は小 径シリンダ12とそれに嵌合するピストン10の小径部10aで任意に選定出来 る。 試みに出願人の試験では、ピストン口径3mm、吐出圧力最高21Mpa(2 10kgf/cm2)の標準の可搬式ポンプを使用し、小径部10aを2mm、 大径部10bをそのまま3mmとして常用吐出圧力46Mpa(460kgf/ cm2)を達成し、各部に異状はなかった。 2.大出力のモータを選定する必要がなく、可搬式の致命傷である重量増大を阻 止出来る…… 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部縦断正面図である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 図1の部分拡大図である。
【図4】 別の実施例を示す為の図3に対応する図面で
ある。
【符号の説明】
2 モータ 10 ピストン 10a 小径部 10b 大径部 11 ポンプ本体 11a 貫通孔 11b 吸込孔 11c 一端部 11d 他端部 15 油筒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによりピストンを往復動させて油
    筒内の粘性流体を吸入、吐出させるようにした可搬式粘
    性流体供給ポンプに於いて、ポンプ本体にピストンの往
    復動方向の貫通孔を形成し、その略中間部分に油筒と通
    じる粘性流体吸込孔を開口させ、上記ピストンの先端部
    に小径部を形成し、この小径部と吸込行程では離脱又は
    一部離脱し、吐出行程で嵌合する小径シリンダを上記ポ
    ンプ本体の貫通孔の吐出側一端部に嵌挿固定し、貫通孔
    のピストン駆動部側他端部にはピストンの大径部が嵌合
    する大径シリンダを嵌挿固定したことを特徴とする可搬
    式粘性流体供給ポンプ。
JP1987993U 1993-04-19 1993-04-19 可搬式粘性流体供給ポンプ Pending JPH0680875U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020251A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Gns:Kk ポンプユニット

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5475603A (en) * 1977-11-29 1979-06-16 Fuji Toyuki Kk Injection pump
JPS60200200A (ja) * 1984-03-23 1985-10-09 富士写真フイルム株式会社 放射線像変換パネル
JPH01104982A (ja) * 1987-10-15 1989-04-21 Yamada Yuki Seizo Kk ポンプ装置

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