JPH0680828A - ゴム組成物 - Google Patents
ゴム組成物Info
- Publication number
- JPH0680828A JPH0680828A JP25907492A JP25907492A JPH0680828A JP H0680828 A JPH0680828 A JP H0680828A JP 25907492 A JP25907492 A JP 25907492A JP 25907492 A JP25907492 A JP 25907492A JP H0680828 A JPH0680828 A JP H0680828A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- rubber composition
- processability
- olefin
- vulcanization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 未加硫時には優れたロール加工性、押出し加
工性を有し、加硫後は高硬度で、かつ耐候性、耐熱性に
優れたゴム組成物を提供する。 【構成】 オレフィン系ゴム１００重量部に対して不活
性シリカ系白色フィラー２０〜２００重量部含有するゴ
ム組成物。
工性を有し、加硫後は高硬度で、かつ耐候性、耐熱性に
優れたゴム組成物を提供する。 【構成】 オレフィン系ゴム１００重量部に対して不活
性シリカ系白色フィラー２０〜２００重量部含有するゴ
ム組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、未加硫時には優れたロ
ール加工性、押出し加工性などを有し、加硫後は高硬度
でかつ耐候性、耐熱性に優れたゴム組成物に関するもの
である。
ール加工性、押出し加工性などを有し、加硫後は高硬度
でかつ耐候性、耐熱性に優れたゴム組成物に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】エチレン−α−オレフィン−非共役ジエ
ン共重合ゴムおよび／またはエチレン−α−オレフィン
共重合ゴム（エチレン−α−オレフィン系ゴムと略す）
はその耐候性、耐熱性で優れるため幅広く使用されてい
る。しかし、これらのゴムを材料として硬度（ＪＩＳ−
Ｋ６３０１硬度型Ａ型による）８５以上のゴムを製造す
る場合、ロール加工性、押出し加工性および生産性が非
常に劣り、実用上問題点が多いのが実情である。
ン共重合ゴムおよび／またはエチレン−α−オレフィン
共重合ゴム（エチレン−α−オレフィン系ゴムと略す）
はその耐候性、耐熱性で優れるため幅広く使用されてい
る。しかし、これらのゴムを材料として硬度（ＪＩＳ−
Ｋ６３０１硬度型Ａ型による）８５以上のゴムを製造す
る場合、ロール加工性、押出し加工性および生産性が非
常に劣り、実用上問題点が多いのが実情である。
【０００３】従来、このような耐熱性、耐候性が優れた
高硬度ゴムを製造する方法としては、例えば耐熱性、耐
候性の優れたエチレン−α−オレフィン系ゴムにカーボ
ンブラック、無機フィラーなどの充填剤を多量に配合
し、軟化剤あるいは可塑剤をごく少量にする方法、ある
いは熱硬化性アルキルフェノール樹脂を配合する方法が
知られている。
高硬度ゴムを製造する方法としては、例えば耐熱性、耐
候性の優れたエチレン−α−オレフィン系ゴムにカーボ
ンブラック、無機フィラーなどの充填剤を多量に配合
し、軟化剤あるいは可塑剤をごく少量にする方法、ある
いは熱硬化性アルキルフェノール樹脂を配合する方法が
知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点を解決し、加工性、耐熱性、耐候性に優れた高硬度ゴ
ムを開発すべく鋭意検討の結果、本発明に至った。
点を解決し、加工性、耐熱性、耐候性に優れた高硬度ゴ
ムを開発すべく鋭意検討の結果、本発明に至った。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、耐候性に優れ
たゴム１００重量部に不活性シリカ系白色フィラー２０
〜２００重量部を配合してなることを特徴とするゴム組
成物を提供するものである。該ゴム組成物は、未加硫時
の混練り加工性、ロール加工性、押出し加工性などの加
工性に優れ、しかも高硬度であるという優れた性質を有
する。
たゴム１００重量部に不活性シリカ系白色フィラー２０
〜２００重量部を配合してなることを特徴とするゴム組
成物を提供するものである。該ゴム組成物は、未加硫時
の混練り加工性、ロール加工性、押出し加工性などの加
工性に優れ、しかも高硬度であるという優れた性質を有
する。
【０００６】本発明のオレフィン系ゴムとしては、エチ
レン−α−オレフィン系ゴム、ブチルゴムなどが挙げら
れ、このうちで、エチレン−α−オレフィン系ゴムが好
ましい。ここで、エチレン−α−オレフィン系ゴムと
は、エチレン、１種以上のα−オレフィンおよび非共役
ジエンからなる共重合体を意味し、α−オレフィンとし
ては、プロピレン、１−ブテン、１−ペンテン、１−ヘ
キセンなどが例示され、非共役ジエンとしては、ジシク
ロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、１・４ヘキ
サジエン、メチルノルボルネンなどが例示される。
レン−α−オレフィン系ゴム、ブチルゴムなどが挙げら
れ、このうちで、エチレン−α−オレフィン系ゴムが好
ましい。ここで、エチレン−α−オレフィン系ゴムと
は、エチレン、１種以上のα−オレフィンおよび非共役
ジエンからなる共重合体を意味し、α−オレフィンとし
ては、プロピレン、１−ブテン、１−ペンテン、１−ヘ
キセンなどが例示され、非共役ジエンとしては、ジシク
ロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、１・４ヘキ
サジエン、メチルノルボルネンなどが例示される。
【０００７】本発明に用いる不活性シリカ系白色フィラ
ーは、不活性なフィラーであり、好ましい平均粒子径は
２０μｍ以下、さらに好ましくは１０μｍ以下、特に好
ましくは１〜０．０５μｍである。好ましい比重は２．
６〜２．８である。特に好ましい不活性シリカ系白色フ
ィラーとしては、平均粒子系０．５〜０．１μｍ、比重
２．７前後である。ここでいう不活性とは、配合しても
未加硫時の粘度が上昇しない、かつ、加硫速度に影響し
ない、かつ、引っ張り強度などの補強性が小さいことを
意味し、一般のゴムに配合されるいわゆるホワイトカー
ボンではない。該フィラー２０重量部未満では本発明の
効果が発揮できず、また、２００重量部を越えると加工
性および引っ張り強度の低下などの問題が生じる。
ーは、不活性なフィラーであり、好ましい平均粒子径は
２０μｍ以下、さらに好ましくは１０μｍ以下、特に好
ましくは１〜０．０５μｍである。好ましい比重は２．
６〜２．８である。特に好ましい不活性シリカ系白色フ
ィラーとしては、平均粒子系０．５〜０．１μｍ、比重
２．７前後である。ここでいう不活性とは、配合しても
未加硫時の粘度が上昇しない、かつ、加硫速度に影響し
ない、かつ、引っ張り強度などの補強性が小さいことを
意味し、一般のゴムに配合されるいわゆるホワイトカー
ボンではない。該フィラー２０重量部未満では本発明の
効果が発揮できず、また、２００重量部を越えると加工
性および引っ張り強度の低下などの問題が生じる。
【０００８】本発明のゴム組成物は、前記したごとく耐
候性に優れたゴムに微細粒径不活性シリカ系白色フィラ
ーを配合することによりなるものであるが、その他必要
に応じて補強剤、充填剤、軟化剤、加工助剤、消泡剤、
亜鉛華、ステアリン酸、加硫剤、加硫促進剤などのゴム
用配合剤として公知の各種副資材を配合することができ
る。
候性に優れたゴムに微細粒径不活性シリカ系白色フィラ
ーを配合することによりなるものであるが、その他必要
に応じて補強剤、充填剤、軟化剤、加工助剤、消泡剤、
亜鉛華、ステアリン酸、加硫剤、加硫促進剤などのゴム
用配合剤として公知の各種副資材を配合することができ
る。
【０００９】本発明のゴム組成物は以下に示す何れの加
硫法でも可能である。すなわち、プレス加硫、缶加硫、
射出成形、ホットエアー加硫、ＵＨＦ加硫、ＬＣＭ加
硫、ＰＣＭ加硫などもしくはこれらの組み合わせよりな
る連続加硫が取り得る。かくして、本発明のゴム組成物
は未加硫時においてムーニー粘度が低い故に優れたロー
ル加工性、押出し加工性を有し、常圧加硫も可能でさら
に加硫後は高硬度なゴム製品を得ることが可能である。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこの
例のみに限定されるものではない。
硫法でも可能である。すなわち、プレス加硫、缶加硫、
射出成形、ホットエアー加硫、ＵＨＦ加硫、ＬＣＭ加
硫、ＰＣＭ加硫などもしくはこれらの組み合わせよりな
る連続加硫が取り得る。かくして、本発明のゴム組成物
は未加硫時においてムーニー粘度が低い故に優れたロー
ル加工性、押出し加工性を有し、常圧加硫も可能でさら
に加硫後は高硬度なゴム製品を得ることが可能である。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこの
例のみに限定されるものではない。
【００１０】
【実施例】以下の実施例および比較例に於ける部数は全
て重量部を示すものとする。未加硫ゴムの物理試験方法
は、ＪＩＳ Ｋ６３００、加硫ゴムの物性試験方法は、
ＪＩＳ Ｋ６３０１に依った。加工性は、バンナリーミ
キサーでの排出後のコンパウンドの状態（肌艶、まとま
り）およびロールへの巻き付き状態を目視評価し、その
結果を良（○）、可（△）、劣（×）、不可（××）で
示した。
て重量部を示すものとする。未加硫ゴムの物理試験方法
は、ＪＩＳ Ｋ６３００、加硫ゴムの物性試験方法は、
ＪＩＳ Ｋ６３０１に依った。加工性は、バンナリーミ
キサーでの排出後のコンパウンドの状態（肌艶、まとま
り）およびロールへの巻き付き状態を目視評価し、その
結果を良（○）、可（△）、劣（×）、不可（××）で
示した。
【００１１】実施例１〜４、比較例１〜８
【００１２】
【表１】
【００１３】
【表２】
【００１４】第１表に示した配合処方で常法に従い加硫
ゴムを得た。第２表には未加硫時の加工性を含め、得ら
れた加硫ゴムの物性を含む性質を示した。第２表から明
らかなように、本発明のゴム組成物（実施例１〜４）は
加工性において問題なく、高い硬度を有するゴム組成物
として好適なことがわかる。すなわち、高硬度ゴムを製
造するために、カーボンブラックの量を多くすると加工
性が悪くなり、硬度（Ｈｓ）も一定のレベルに満たすこ
とができず、また、他の白色フィラー（活性シリカ系フ
ィラー）を配合すると加工性が悪くなる（比較例３、
４、６）。
ゴムを得た。第２表には未加硫時の加工性を含め、得ら
れた加硫ゴムの物性を含む性質を示した。第２表から明
らかなように、本発明のゴム組成物（実施例１〜４）は
加工性において問題なく、高い硬度を有するゴム組成物
として好適なことがわかる。すなわち、高硬度ゴムを製
造するために、カーボンブラックの量を多くすると加工
性が悪くなり、硬度（Ｈｓ）も一定のレベルに満たすこ
とができず、また、他の白色フィラー（活性シリカ系フ
ィラー）を配合すると加工性が悪くなる（比較例３、
４、６）。
【００１５】
【発明の効果】かかる優れた性能により、本発明のゴム
組成物は自動車部品、工業用品、建築材料などの広い範
囲にわたって使用することができ、その用途として、例
えば自動車部品ではパッキン類、ホース類、水切りゴ
ム、グラスラン、ウェザーストリップ、硬質ソリッドゴ
ム部品、ドアシール・トランクシールに適用されるスポ
ンジゴムとソリッドゴムの複合体のソリッドゴム部分、
泥除けなどが、工業部品ではゴムロール、シール材、パ
ッキンなどが、建築材料ではセッティングブロック、ゴ
ムタイル、ガスケットなどが例示される。
組成物は自動車部品、工業用品、建築材料などの広い範
囲にわたって使用することができ、その用途として、例
えば自動車部品ではパッキン類、ホース類、水切りゴ
ム、グラスラン、ウェザーストリップ、硬質ソリッドゴ
ム部品、ドアシール・トランクシールに適用されるスポ
ンジゴムとソリッドゴムの複合体のソリッドゴム部分、
泥除けなどが、工業部品ではゴムロール、シール材、パ
ッキンなどが、建築材料ではセッティングブロック、ゴ
ムタイル、ガスケットなどが例示される。
Claims (1)
- 【請求項１】 オレフィン系ゴム１００重量部に対し
て、不活性シリカ系白色フィラー２０〜２００重量部を
含有することを特徴とするゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25907492A JPH0680828A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25907492A JPH0680828A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0680828A true JPH0680828A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17328966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25907492A Pending JPH0680828A (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0680828A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002020729A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-23 | Nippon Valqua Ind Ltd | シール材用ゴム組成物およびシール材 |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP25907492A patent/JPH0680828A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002020729A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-23 | Nippon Valqua Ind Ltd | シール材用ゴム組成物およびシール材 |
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