JPH0680807U - 縦形エンジンの油面ゲージ - Google Patents

縦形エンジンの油面ゲージ

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JPH0680807U
JPH0680807U JP2861393U JP2861393U JPH0680807U JP H0680807 U JPH0680807 U JP H0680807U JP 2861393 U JP2861393 U JP 2861393U JP 2861393 U JP2861393 U JP 2861393U JP H0680807 U JPH0680807 U JP H0680807U
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JP
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oil
crank chamber
port
valve arm
guide passage
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JP2861393U
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English (en)
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清信 飯田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 縦形エンジンの油面ゲージにおいて、検油口
16をシリンダヘツド5上面に開口する。シリンダヘッ
ド5肉壁とシリンダブロック3上部肉壁とを貫通する状
態にゲージ案内通路17を透設して検油口16をクラン
ク室7内に連通する。検油棒19を検油口16からゲー
ジ案内通路17に挿通して検油棒19の先端をクランク
室7内下部に案内する。弁腕カバー6に潤滑油の給油口
21を設け、弁腕室14内をゲージ案内通路17の中間
部に連通する。 【効果】 エンジン本体の上方から検油棒を挿抜操作す
るだけで油面位置を確実かつ容易に確認でき、検油作業
が簡単である。しかもエンジン本体上部の弁腕カバーに
給油口を設けたので給油操作が極めて容易なうえ、給油
した潤滑油を速やかにクランク室内へ流入でき短時間に
給油できる。またエンジンの運転中はゲージ案内通路を
通過するブローバイガスを効率良くオイル分離できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、縦形エンジンのクランク室底部に収容した潤滑油の油面位置を確認 し、残存する潤滑油量を計測するために用いる油面ゲージに関する。
【0002】
【従来技術】
従来、図2に示すように、シリンダブロック(3)の上方にシリンダヘッド(5) 及び弁腕カバー(6)を順に固定し、この弁腕カバー(6)とシリンダヘッド(5)上 面との間に弁腕室(14)を形成した縦形エンジンに用いられる油面ゲージとして、 シリンダブロック(3)下部のクランクケース(1)に検油口(51)を開口して検油棒 (52)を挿通し、検油棒(52)の先端をクランク室(7)底部に収容した潤滑油の油面 (11)下に突入させ、棒先端寄りに形成した検油部(53)で潤滑油面(11)の位置を測 定するように構成したものがある。
【0003】 この従来技術のものは、クランク室(7)内がブローバイガス通路(54)を介して シリンダヘッド(5)の上方に形成した弁腕室(14)内に連通されており、クランク 室(7)内のブローバイガスはこのブローバイガス通路(54)から弁腕室(14)内を経 てブリーザ装置(15)に案内される。ブローバイガスに含まれる潤滑油ミストはブ リーザ装置(15)で分離され、ロッカアーム(12)などの動弁機構を潤滑した潤滑油 とともにプッシュロッド孔(24)を経てクランク室(7)内に戻される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では、エンジン(E)本体の下部に位置するクランクケース(1)に 検油口(51)を開口しているため、検油棒(52)もエンジン(E)の下部に取付けなけ ればならず、特に各種作業機などに搭載された状態では検油作業が困難となるこ とが多い。この問題点を解消するため検油口(51)に延長パイプを付設することが 考えられるが、この場合には延長パイプが高価につくうえ、この延長パイプがエ ンジン(E)本体から外方へ張り出す問題がある。
【0005】 一方、潤滑油の給油を容易にするため、弁腕カバー(6)に潤滑油の給油口を設 けてこの給油口から潤滑油を給油する場合、上記従来技術のものでは給油口から 弁腕室(14)に給油した潤滑油がブローバイガス通路(54)やプッシュロッド孔(24) を介してクランク室(7)に流入することになる。しかしながら、ブローバイガス 通路(54)やプッシュロッド孔(24)は狭く、特に単気筒エンジンにあっては通路数 も少ないので、弁腕室(14)内に給油した潤滑油はクランク室(7)内へ速やかには 流入せず、潤滑油の給油に長時間を要する問題がある。
【0006】 本考案では上記両問題点を一挙に解消し、潤滑油を給油しやすく、しかもクラ ンク室底部に収容した潤滑油の油面を容易で確実に確認できる、縦形エンジンの 油面ゲージを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は次のように構成したことを特徴とする。 即ち、検油口(16)をシリンダヘツド(5)上面に開口し、シリンダヘッド(5)肉 壁とシリンダブロック(3)上部肉壁とを貫通する状態にゲージ案内通路(17)を透 設して検油口(16)をクランク室(7)内に連通し、検油棒(19)を検油口(16)からゲ ージ案内通路(17)に挿通して検油棒(19)の先端をクランク室(7)内下部に案内し 、弁腕カバー(6)に潤滑油の給油口(21)を設け、弁腕室(14)内をゲージ案内通路 (17)の中間部に連通して構成したものである。
【0008】
【作用】
検油口(16)をシリンダヘツド(5)上面に開口し、この検油口(16)から挿通した 検油棒(19)の先端をクランク室(7)内下部に案内してあるので、エンジン(E)本 体の上方から検油棒(19)を挿抜操作することにより、クランク室(7)内の潤滑油 の油面(11)位置が確認される。
【0009】 また、弁腕カバー(6)に潤滑油の給油口(21)を設け、弁腕室(14)内をゲージ案 内通路(17)の中間部に連通してあるので、潤滑油の給油時には検油棒(19)を抜い た通路断面積の大きいゲージ案内通路(17)を介して給油口(21)がクランク室(7) 内に連通する。一方、エンジンの運転中はゲージ案内通路(17)に検油棒(19)が挿 入されているので、クランク室(7)内と弁腕室(14)内とを連通する通路が狭く、 このゲージ案内通路(17)の流路抵抗が大きい。
【0010】
【考案の効果】
(イ) エンジン本体の上方から検油棒を挿抜操作するだけで潤滑油の油面位置 を確認できるので、エンジン本体が各種の作業機に搭載されていても確実かつ容 易に潤滑油量を確認でき、検油作業を極めて簡単に行うことができる。
【0011】 (ロ) エンジン本体の上部に位置する弁腕カバーに潤滑油の給油口を設けてあ るので、潤滑油の給油操作が極めて容易なうえ、潤滑油の給油時には、この給油 口が通路断面積の大きいゲージ案内通路を介してクランク室内に連通することか ら、弁腕室内に給油した潤滑油を速やかにクランク室内へ流入でき、給油操作を 極めて短時間ですませることができる。
【0012】 (ハ) エンジンの運転中はゲージ案内通路に検油棒が挿入されており、クラン ク室内と弁腕室内とを連通する通路の流路抵抗が大きくなっていることから、ク ランク室内で多量にオイルミストを含んだブローバイガスは、このゲージ案内通 路を経て弁腕室内へ流入する際に効率良くオイル分離することができる。
【0013】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の実施例を示す、縦形頭上弁エンジンの縦断面図である。
【0014】 図1に示すように、この縦形頭上弁エンジン(E)は、クランクケース(1)とシ リンダバレル部(2)とを一体に形成したシリンダブロック(3)の上方に、吸・排 気弁(4)を組み付けたシリンダヘッド(5)と、弁腕カバー(6)とが順に固定して ある。
【0015】 シリンダブロック(3)下部のクランク室(7)内には、底部に潤滑油が収容して あり、コネクチングロッド(8)の大端部(9)に付設したオイルスプーン(10)の先 端を潤滑油の油面(11)下に突入させてある。
【0016】 上記シリンダヘッド(5)の上面には吸・排気弁(4)を作動させるロッカアーム (12)が揺動自在に支持してあり、このロッカアーム(12)をプッシュロッド(13)で 操作することにより、吸・排気弁(4)を開閉作動させるようにしてある。
【0017】 前記弁腕カバー(6)は上記ロッカアーム(12)及びプッシュロッド(13)を覆う状 態にシリンダヘッド(5)の上面に固定してあり、この弁腕カバー(6)とシリンダ ヘッド(5)上面との間に弁腕室(14)が形成される。なお、符号(15)はブリーザ装 置を示す。
【0018】 シリンダヘツド(5)上面には、上記弁腕カバー(6)から外れた部分に検油口(1 6)が開口してあり、この検油口(16)から下方に向けて、シリンダヘッド(5)肉壁 とシリンダブロック(3)上部肉壁とを貫通する状態にゲージ案内通路(17)を透設 してある。これにより検油口(16)がクランク室(7)内に連通される。なお、符号 (18)はゲージ案内通路(17)の下端に固定した検油管を示す。
【0019】 上記ゲージ案内通路(17)には検油口(16)から検油棒(19)を挿通してあり、この 検油棒(19)の先端をクランク室(7)底部に収容した潤滑油の油面(11)下へ突入さ せ、棒先端寄りに形成した検油部(20)で潤滑油面(11)の位置を確認できるように してある。なお、符号(25)は検油口キャップを示す。
【0020】 弁腕カバー(6)の上面には潤滑油の給油口(21)が設けてあり、また弁腕室(14) 内は連通路(22)を介してゲージ案内通路(17)の中間部に連通させてある。これに より弁腕室(14)内が連通路(22)及びゲージ案内通路(17)を介してクランク室(7) 内に連通しており、給油口(21)から弁腕室(14)内に給油された潤滑油は、連通路 (22)からゲージ案内通路(17)を通って速やかにクランク室内へ流下する。
【0021】 上記ゲージ案内通路(17)及び連通路(22)はブローバイガス通路(23)を構成して おり、オイルミストを多量に含んだクランク室(7)内のブローバイガスは、検油 棒(19)を挿入されて流路抵抗の大きいゲージ案内通路(17)を通過する際に過剰の オイルミストが分離される。
【0022】 このブローバイガス通路(23)から弁腕室(14)内に流入したブローバイガスは、 オイルミストによりロッカアーム(12)などの動弁機構を潤滑したのち、弁腕室(1 4)内から前記ブリーザ装置(15)に案内される。ブローバイガス中に含まれる残り のオイルミストはこのブリーザ装置(15)で分離され、動弁機構を潤滑した潤滑油 とともにプッシュロッド挿通孔(24)を経てクランク室(7)内に戻される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す、縦形頭上弁エンジンの
縦断面図である。
【図2】従来技術を示す、図1相当図である。
【符号の説明】
3…シリンダブロック、 5…シリンダヘッド、 6…弁腕カバー、 7…クランク室、 11…潤滑油の油面、 14…弁腕室、 16…検油口、 17…ゲージ案内通路、 19…検油棒、 20…検油部、 21…給油口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック(3)の上方にシリンダ
    ヘッド(5)及び弁腕カバー(6)を順に固定し、この弁腕
    カバー(6)とシリンダヘッド(5)上面との間に弁腕室(1
    4)を形成し、シリンダブロック(3)下部のクランク室
    (7)内に連通する検油口(16)に検油棒(19)を挿通し、ク
    ランク室(7)底部に収容した潤滑油の油面(11)下へ検油
    棒(19)の先端を突入させ、棒先端寄りに形成した検油部
    (20)で潤滑油面(11)の位置を確認する縦形エンジンの油
    面ゲージにおいて、 検油口(16)をシリンダヘツド(5)上面に開口し、シリン
    ダヘッド(5)肉壁とシリンダブロック(3)上部肉壁とを
    貫通する状態にゲージ案内通路(17)を透設して検油口(1
    6)をクランク室(7)内に連通し、 上記検油棒(19)を検油口(16)からゲージ案内通路(17)に
    挿通して検油棒(19)の先端をクランク室(7)内下部に案
    内し、 弁腕カバー(6)に潤滑油の給油口(21)を設け、弁腕室(1
    4)内をゲージ案内通路(17)の中間部に連通したことを特
    徴とする、縦形エンジンの油面ゲージ。
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Cited By (5)

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KR100969382B1 (ko) * 2008-05-29 2010-07-09 현대자동차주식회사 엔진 내장형 오일 레벨 게이지용 실린더 블록
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