JPH0680768U - 逆給電型コードリール - Google Patents

逆給電型コードリール

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JPH0680768U
JPH0680768U JP42294U JP42294U JPH0680768U JP H0680768 U JPH0680768 U JP H0680768U JP 42294 U JP42294 U JP 42294U JP 42294 U JP42294 U JP 42294U JP H0680768 U JPH0680768 U JP H0680768U
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功 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製ブラッシュを用い、衝撃や振動等が与
えられても、金属製ブラッシュと電極との接触状態が常
に良好で、通電状態が悪影響を受けない逆給電型コード
リールを得る。 【構成】 金属製ブラッシュ22の凸部を環状電極ホル
ダ23の環状の保持溝内に嵌め入れ環状電極21と接触
するように環状電極ホルダ23とブラッシュホルダ24
とが組み合わされ、この組み合わせ状態でコイルばね1
5によりブラッシュホルダ24が環状電極ホルダ23側
に押し付けられていることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、集電子装置を備えたコードリールに関するものであり、特に逆給 電型コードリールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電源コンセントから遠く離れた所で、電気の必要な作業をする場合には 、ドラムにコードが長く巻き付けられたコードリールと称されるものが便利に用 いられている。コードリールとして最も普及しているものは、巻き付けられたコ ードの先端にプラグが取り付けられているタイプのものである。このタイプのも のは、使用に際し、コード先端のプラグを電源コンセントに差込み、ドラムを回 転させてコードを引き出しながら、ドラム本体を所望の位置まで移動し、ドラム に取り付けられているコンセントから電気を取り出して用いる。
【0003】 しかしながら、このようなタイプのコードリールは、高所や地下で作業する場 合、ドラム本体をその作業の位置まで持ち運ぶ必要があるため、使用することが 難しかった。このような場合に使用されるコードリールとして、逆給電型と称さ れるコードリールがある。
【0004】 図4は、一般的な逆給電型コードリールの一例を示す斜視図である。図4にお いて、巻胴2の両側には、側板3,4が設けられており、巻胴2には巻付コード 5が巻き付けられている。該巻胴2は、支持脚6の側方に設けられたシャフト7 によって、回転可能に支持されている。巻胴2内には、給電コード8の一端が配 置されており、該給電コード8の他端にはプラグ9が取り付けられている。給電 コード8は、巻胴2内に設けられた集電子装置(図4には図示されない)によっ て、巻付コード5に電気的に接続されている。
【0005】 図5は、従来の逆給電型コードリールの内部構造の一例を示すための断面図で あり、図4のV−V線に沿う断面図である。図5において、シャフト7上には、 集電子装置10のスリップリングホルダ11が取り付けられている。スリップリ ングホルダ11は、係止ピン17によってシャフト7に係止されている。該スリ ップリングホルダ11の円周面には、金属製の2つのスリップリング電極12が 並列に配置して設けられている。スリップリング電極12のそれぞれには、シャ フト7内に挿入されている給電コード8のコード線8a,8bが接続されている 。スリップリング電極12の外側には、黒鉛(カーボン)製ブラッシュ13が位 置して接触している。2つのスリップリング電極12のそれぞれの黒鉛製ブラッ シュ13は、シャフト7を挟んで両側に位置している。該黒鉛製ブラッシュ13 は、ブラッシュホルダ14内に保持されており、該ブラッシュホルダ14は、側 板3に取り付けられた支持部材16によって支持されている。ブラッシュホルダ 14内には、コイルばね15が設けられており、該コイルばね15によって、黒 鉛製ブラッシュ13は、スリップリング電極12に押し付けられている。ブラッ シュホルダ14のそれぞれには、巻胴2内に挿入された巻付コード5の一端であ るコード線5a,5bが、接続されている。該ブラッシュホルダ14は、金属製 であるため黒鉛製ブラッシュ13からの電気を導通させる。
【0006】 図6は、図5の従来の逆給電型コードリールに用いられている集電子装置の正 面図である。図6において、2つのスリップリング電極12は互いに重なり合う ため1つで示される。図6右側の黒鉛製ブラッシュ13は図面奥側のスリップリ ング電極12に接し、左側の黒鉛製ブラッシュ13は、図面手前側のスリップリ ング電極12に接している。
【0007】 図4に戻り、逆給電型コードリールの使用方法について説明する。使用に際し 、まず、給電コード8のプラグ9を電源コンセントに差込み、巻付コード5の先 端に取付けられたコンセント(図示されない)を、巻胴2を回転しながら巻付コ ード5を引き出して、所望の位置まで移動させ、移動させた巻付コード5の先端 のコンセントから電気を取り出して用いる。
【0008】 逆給電型コードリールのコードを用いて電気を供給する場合には、ドラム本体 を移動させる必要がなく、巻付コード先端のプラグのみを移動させればよいので 、高所の作業等では便利である。
【0009】 ドラムの回転に伴う集電子装置の作用を、図5に戻り説明する。巻付コード5 の引き出しに伴い、巻胴2及び側板3,4が回転する。側板3に取付けられた支 持部材16によって支持されている黒鉛製ブラッシュ13は、この回転と共にス リップリング電極12の上を接触しながら摺動する。スリップリングホルダ11 は、係止ピン17によってシャフト7に係止されているため、ドラムの回転に際 し、回転せず静止したままの状態である。
【0010】 ドラムの回転に際しても、スリップリング電極12と黒鉛製ブラッシュ13は 接触しているので、給電コード8から供給される電気は、スリップリング電極1 2、黒鉛製ブラッシュ13を通り、巻付コード5に供給される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように、従来の逆給電型コードリールにおいては、集電子装置内でのス リップリング電極と黒鉛製ブラッシュとの接触によって通電状態が保たれる。
【0012】 しかしながら、従来の逆給電型コードリールの集電子装置では、一方のスリッ プリング電極はシャフトに支持され、他方の黒鉛製ブラッシュは側板に支持され ている。従って、衝撃等で側板やシャフトが変形すると、黒鉛製ブラッシュの取 付け位置がずれて、スリップリング電極との間に間隙を生じ、黒鉛製ブラッシュ とスリップリング電極が接触しなくなって、通電不可能となるという問題を生じ た。また、側板等の変形がない場合であっても、回転の際の側板の振動が、黒鉛 製ブラッシュとスリップリング電極との接触部分にまで伝わり、通電状態に悪影 響を及ぼすことがあった。
【0013】 それゆえに、この考案の目的は、側板やシャフト等の変形や振動等が生じても 通電状態が悪くならず、常に良好な通電状態が得られる逆給電型コードリールを 提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この考案の逆給電型コードリールは、巻付コードが巻付られる巻胴と、該巻胴 を回転可能に支持する円筒状のシャフトと、該シャフトを支持する支持脚と、前 記巻胴内に電気を供給するための給電コードと、巻付コードの一端及び給電コー ドの一端がそれぞれ接続され給電コードからの電気を巻付コードに供給するため シャフトのまわりに設けられる集電子装置とを備え、給電コードの一端がシャフ ト内を通り、集電子装置に接続されており、集電子装置は、金属製の環状電極と 、環状電極を保持する保持溝を有する環状電極ホルダと、環状電極の面に接する 凸部が設けられた弾性を有する金属板からなる金属製ブラッシュと、金属製ブラ ッシュを保持するブラッシュホルダと、環状電極と金属製ブラッシュとの接触状 態を良好に保つため環状電極ホルダとブラッシュホルダとを近づけるように付勢 する付勢手段とを有している。さらに、この考案では、金属製ブラッシュの凸部 が環状電極ホルダの環状の保持溝内に嵌め入れられ環状電極と接触するように環 状電極ホルダとブラッシュホルダとが組み合わされ、この組み合わせ状態で付勢 手段により一方のホルダが他方のホルダ側に付勢されていることを特徴としてい る。
【0015】
【作用】
この考案では、金属製ブラッシュの凸部が環状電極ホルダの環状の保持溝内に 嵌め入れられ環状電極と接触するように環状電極ホルダとブラッシュホルダとが 組み合わされ、この組み合わせ状態で付勢手段により一方のホルダが他方のホル ダ側に付勢されている。
【0016】 従って、一方のホルダが他方のホルダに対して相対的に回転する際、金属製ブ ラッシュの凸部が環状電極ホルダの環状の保持溝内に沿って回転するので、金属 製ブラッシュの凸部が環状電極から離れることなく保持溝に沿って摺動する。ま た、このような組み合わせ状態で付勢手段により一方のホルダが他方のホルダ側 に押し付けられている。このため、金属製ブラッシュの凸部が常に環状電極に押 圧された状態となり、良好な接触状態が得られる。
【0017】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例を示す断面図であり、従来の逆給電型コードリー ルの図5に相当する図である。図1において、集電子装置20は、シャフト7の 周りに位置している。該集電子装置20の環状電極ホルダ23は、シャフト7上 に取付けられており、係止ピン17によって係止されている。該環状電極ホルダ 23には、2つの環状電極21が内側及び外側にそれぞれ保持溝を設けて取付け られている。
【0018】 給電コード8の一端のコード線8a及び8bは、シャフト7内に挿入されて、 環状電極21に接続されている。環状電極ホルダ23に対向して、金属製ブラッ シュホルダ24が組み合わせて設けられている。
【0019】 金属製ブラッシュホルダ24には、環状電極21に対応した位置に、2つの金 属製ブラッシュ22がそれぞれ保持溝を設けて取付けられている。金属製ブラッ シュ22には、巻胴2内に挿入された巻付コード5の一端のコード線5a及び5 bがそれぞれ接続されている。金属製ブラッシュホルダ24の係合部31には、 一端を側板3に固定された係合ピン18が挿入されている。
【0020】 さらに、集電子装置20について説明するため、図2及び図3を示す。 図2は、集電子装置20を構成する環状電極ホルダ23及び金属製ブラッシュ ホルダ24を、それぞれ重ね合わせる内側から外側に向かって見た正面図である 。図3は、図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【0021】 図2及び図3において、環状電極ホルダ23の中央部には、円筒状の突出部2 5が設けられており、該突出部25の外側には、2つの環状電極21がそれぞれ 同心円上に環状の保持溝を設けて取付けられている。2つの環状電極21の取付 けられている保持溝には、コード線を接続するための穴27及び28が穿設され ている。
【0022】 金属製ブラッシュホルダ24の中央部には、環状電極ホルダ23の突出部25 を嵌め入れることのできる大きさの嵌入穴26が形成されている。この嵌入穴2 6の周囲には、外側に向かって、2つの金属製ブラッシュ22がそれぞれ環状の 保持溝を設けて取付けられている。2つの金属製ブラッシュ22には、適当な間 隔をおいて複数の凸部22aがそれぞれ形成されている。
【0023】 凸部22aは、金属製ブラッシュホルダ24が環状電極ホルダ23に嵌め合わ された際、環状電極ホルダ23の保持溝内に設けられた環状電極21と接するこ とができるような高さに突き出ている。2つの金属製ブラッシュ22が取付けら れている保持溝には、コード線を接続するための穴29及び30がそれぞれ穿設 されている。さらに、金属製ブラッシュホルダ24の両端には、側板に一端を固 定した係合ピンの挿入される穴が係合部31として穿設されている。
【0024】 集電子装置20は、巻胴2内において、環状電極ホルダ23の円筒状突出部2 5を金属製ブラッシュホルダ24の嵌入穴26内に挿入することにより組み合わ されている。この組み合わせにより、金属製ブラッシュ22の凸部22aが環状 電極ホルダ23の保持溝内に嵌め入れられ、これによって環状電極21と接し電 気的に導通する。
【0025】 さらに、この接触状態は、図1に示すように、環状電極ホルダ23に金属製ブ ラッシュホルダ24を押し付けるように設けられる付勢手段としてのコイルばね 15によって良好に保たれる。コイルばね15は、金属製ブラッシュホルダ24 のコイルばね受け部32と、環状電極ホルダ23の溝34に取付けられるコイル ばね押え部33(図1にのみ図示され、図3には図示されない)との間に設けら れている。
【0026】 環状電極の材質としては、一般の電気機器に電極として用いられる金属であれ ば、特に限定されないが、加工性及び価格の面から黄銅等が推奨される。
【0027】 金属製ブラッシュの材質としては、環状電極に良好に接触することができる程 度に弾性を有する金属であれば特に限定されないが、加工性及び価格の面からは 燐青銅が推奨される。また、この実施例では、環状に連続した金属製のブラッシ ュを用いているが、適当な数に分割されたものであってもよく、環状電極と有効 に接する凸部の形成されたものであれば、特に形状を限定されることはない。
【0028】 この実施例の使用時におけるドラム回転の際の作用を、図1に戻り説明する。 巻付コード5の引き出しに伴い、巻胴2並びに側板3及び4が回転し、側板3に 固定された係合ピン18の回転運動によって、係合ピン18と係合部31で係合 している金属製ブラッシュホルダ24が回転する。
【0029】 一方、環状電極ホルダ23は、係止ピン17によってシャフト7に係止されて いるため、回転せず静止したままとなる。従って、金属製ブラッシュホルダ24 のみが回転し、金属製ブラッシュホルダ24に取付けられた金属製ブラッシュ2 2の凸部22aは、環状電極21の表面を接触しながら回転する。この際、金属 製ブラッシュ22の凸部22aは、環状電極21が保持されている保持溝内に嵌 め入れられた状態で回転する。従って、金属製ブラッシュ22の凸部22aは、 常に保持溝に案内されながら摺動するので、環状電極21を通る軌道から外れる ことなく常に環状電極21の表面上を摺動する。また、コイルばね15により金 属製ブラッシュホルダ24が環状電極ホルダ23に押し付けられているため、良 好な接触状態を保ちながら金属製ブラッシュ22の凸部22aが、環状電極21 の表面上を摺動する。
【0030】 また、コイルばね15により常に押圧されているので、集電子装置20に外部 から衝撃等が加わっても、そのような衝撃等により金属製ブラッシュホルダ24 と環状電極ホルダ23との組み合わせ状態が弱まるようなことがなく、外部から の衝撃等により通電状態が悪影響を受けることはない。また巻胴2が回転する際 、側板3,4等に振動等が生じ、このような振動が集電子装置20に与えられる 場合があるが、このような振動等が集電子装置20に加わっても、コイルばね1 5により両ホルダの良好な接触状態が保たれているため、常に良好な通電状態が 得られる。
【0031】 この実施例において、金属製ブラッシュホルダ24の係合部31の穴は、側板 3に固定されている係合ピン18よりも大きなものであり、係合ピン18とはル ーズに係合している。このため、この実施例の集電子装置において、側板3にわ ずかな変形が生じ、係合ピン18が係合部31の穴の内側に接しない範囲で移動 しても、そのような係合ピン18の移動は、金属製ブラッシュホルダ24と環状 電極ホルダ23との組み合わせ状態に影響を与えるものではない。このため、集 電子装置の通電状態は悪影響を受けることはない。またシャフト7がその位置ず れを起こして金属製ブラッシュホルダ24の係合部31の位置がずれても、係合 ピン18と接触しない範囲においては、同様に集電子装置の通電状態に悪影響を 受けることはない。
【0032】 この実施例では、金属製ブラッシュホルダ24に係合部31の穴を形成し、こ の穴にルーズな状態で係合ピン18を係合させている。しかしながら、この考案 はそのような構造に限定されるものではなく、例えば、金属製ブラッシュホルダ 24をねじ止めで側板3に固定的に取り付けてもよい。このような場合、金属製 ブラッシュホルダ24の位置が固定されるので、付勢手段としてのコイルばね1 5が有効に働かなくなる。そこで、このような場合には図1に示すような位置で はなく、環状電極ホルダ23の右側の位置で、環状電極ホルダ23を金属製ブラ ッシュホルダ24側へ押し付けることができるように設ける。すなわち、コイル ばねの右端部分を何らかの方法によりシャフト7に固定し、係止ピン17を設け ず、環状電極ホルダ23が移動可能なように設置する。このような構造にするこ とにより、環状電極ホルダ23を金属製ブラッシュホルダ24側に常に押圧する ことができ、金属製ブラッシュ22の凸部22aを環状電極ホルダ23の保持溝 内に嵌め入れて環状電極21と金属製ブラッシュ22との接触状態を常に良好に 保つことができる。
【0033】 上記実施例では、環状電極ホルダ23に円筒状突出部を設け、この円筒状突出 部に金属製ブラッシュホルダ24を嵌め入れているが、この考案はこのような構 造に限定されるものではなく、例えば、環状電極ホルダ23にこのような円筒状 突出部を形成せず、金属製ブラッシュホルダ24が直接シャフト7のまわりに設 けられるような構造としてもよい。このような構造としても、上記のようなこの 考案の効果を得ることができる。
【0034】
【考案の効果】
この考案の逆給電型コードリールでは、金属製ブラッシュの凸部を環状電極ホ ルダの環状の保持溝内に嵌め入れて環状電極に接触させ、付勢手段により一方の ホルダを他方のホルダに付勢している。金属製ブラッシュの凸部が環状電極ホル ダの環状の保持溝内に嵌め入れられることにより、集電子装置が回転する際、金 属製ブラッシュの凸部が環状の保持溝に沿って摺動する。このため、金属製ブラ ッシュの凸部は環状電極が設けられている軌道を外れることなく、環状電極の表 面上を摺動することができる。また、このような摺動の際、付勢手段により金属 製ブラッシュの凸部が環状電極に対し押圧しているので、常に良好な接触状態を 保ちながら摺動する。従って、この考案に従えば、集電子装置に衝撃や振動等が 加わったり、あるいはシャフト等が変形したりしても、金属製ブラッシュと環状 電極の接触状態には悪影響を受けず、常に良好な通電状態を得ることができる。
【0035】 この考案では、またこのような構造を採用することにより金属製ブラッシュが 使用可能となる。このため、この考案に従えば、発熱量を極めて小さくすること ができ、従来よりも大きな電流量を通電させたり、また長時間の使用が可能とな る。
【0036】 また、金属製ブラッシュが黒鉛に比べ安価に入手できるので、従来よりも低コ ストで、逆給電型コードリールを製造することができる。
【0037】 また、この考案では、金属製ブラッシュの凸部が環状電極ホルダの環状の保持 溝内に嵌め入れられるので、金属製ブラッシュと環状電極との相対的な位置決め を容易に行うことができ、組み立ての際の位置合わせが容易なものとなり、製造 工程を従来よりも簡易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示した集電子装置を分解した状態を示す
正面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】逆給電型コードリールの一例を示す斜視図であ
る。
【図5】従来の逆給電型コードリールを示す断面図であ
り、図4のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】図5に示した従来の集電子装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
1…逆給電型コードリール 2…巻胴 3,4…側板 5…巻付コード 6…支持脚 7…シャフト 8…給電コード 15…コイルばね 20…集電子装置 21…環状電極 22…金属製ブラッシュ 23…環状電極ホルダ 24…金属製ブラッシュホルダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻付コードが巻き付けられる巻胴と、該
    巻胴を回転可能に支持する円筒状のシャフトと、該シャ
    フトを支持する支持脚と、前記巻胴内に電気を供給する
    ための給電コードと、前記巻付コードの一端及び給電コ
    ードの一端がそれぞれ接続され給電コードからの電気を
    巻付コードに供給するため前記シャフトのまわりに設け
    られる集電子装置とを備える、逆給電型コードリールに
    おいて、 前記給電コードの一端が前記シャフト内を通り、前記集
    電子装置に接続されており、 前記集電子装置は、金属製の環状電極と、前記環状電極
    を保持する環状の保持溝を有する環状電極ホルダと、前
    記環状電極の面に接する凸部が設けられた弾性を有する
    金属板からなる金属製ブラッシュと、前記金属製ブラッ
    シュを保持するブラッシュホルダと、前記環状電極と金
    属製ブラッシュとの接触状態を良好に保つため前記環状
    電極ホルダとブラッシュホルダとを近づけるように付勢
    する付勢手段とを有し、 前記金属製ブラッシュの凸部が前記環状電極ホルダの環
    状の保持溝内に嵌め入れられ前記環状電極と接触するよ
    うに前記環状電極ホルダと前記ブラッシュホルダとが組
    み合わされ、この組み合わせ状態で前記付勢手段により
    一方のホルダが他方のホルダ側に付勢されていることを
    特徴とする、逆給電型コードリール。
JP1994000422U 1994-02-07 1994-02-07 逆給電型コードリール Expired - Lifetime JP2519143Y2 (ja)

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JPS6229369U (ja) * 1985-08-07 1987-02-21

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