JPH0680678A - ジシリルアセチレン化合物 - Google Patents

ジシリルアセチレン化合物

Info

Publication number
JPH0680678A
JPH0680678A JP4194168A JP19416892A JPH0680678A JP H0680678 A JPH0680678 A JP H0680678A JP 4194168 A JP4194168 A JP 4194168A JP 19416892 A JP19416892 A JP 19416892A JP H0680678 A JPH0680678 A JP H0680678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acetylene
bis
compound
naphthyl
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4194168A
Other languages
English (en)
Inventor
Mineo Kobayashi
峰生 小林
Masahiko Mitsuzuka
雅彦 三塚
Masayoshi Ito
正義 伊藤
Masato Tanaka
正人 田中
Yuko Uchimaru
祐子 内丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology, Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP4194168A priority Critical patent/JPH0680678A/ja
Publication of JPH0680678A publication Critical patent/JPH0680678A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性および耐燃焼性ポリマーの原料として
有用な、新規ジシリルアセチレン化合物とその製造方法
および中間体の新規な製造方法を提供する。 【構成】 一般式(1)で示される新規化合物 【化1】 (但し、R1、R2、R3およびR4は炭素数1〜10のア
ルキル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数7
〜10のアラルキル基を示し、それぞれが同じであって
も異なっていても良い。)は一般式(2) 【化2】 (但し、R1、R2、R3およびR4は一般式(1)と同
義)と金属フッ化物とを反応させて合成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性および耐燃焼性
ポリマーの原料として有用な、新規なジシリルアセチレ
ン化合物およびその製造方法に関し、また、その製造に
使用する中間体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般式(1)
【0003】
【化4】 (但し、R1、R2、R3およびR4は炭素数1〜10のア
ルキル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数7
〜10のアラルキル基を示し、それぞれが同じであって
も異なっていても良い。)で示されるジシリルアセチレ
ン化合物は知られていなかった。
【0004】またこの化合物の本発明の製造方法におけ
る中間体である一般式(2)
【0005】
【化5】 (但し、R1、R2、R3およびR4は炭素数1〜10のア
ルキル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数7
〜10のアラルキル基を示し、それぞれが同じであって
も異なっていても良い。)において、R1、R2、R3
よびR4がすべてメチル基である化合物
【0006】
【化6】 の製造方法は、下記化合物
【0007】
【化7】 と四塩化炭素とをジベンゾイルペルオキサイドなどのよ
うな過酸化物を触媒として反応させる方法が公知である
(ジャーナル オブ ポリマー サイエンス A、ポリ
マー ケミストリー、vol.28、995頁、1990年)。
しかしながら、この反応は、反応液を還流下に24時間
程度加熱し続けねばならず、合成方法にはまだ検討の余
地があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一般
式(1)で示される新規化合物を提供することにある。
また本発明は、一般式(1)の化合物の製造の中間体と
して用いられる一般式(2)の化合物のより容易な新規
の製造方法を見出し、一般式(1)で示される化合物の
製造をより容易にし、ひいては産業に寄与するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は先ず、一般式
(1)の新規化合物の本発明の製造方法に用いる中間体
としての一般式(2)の化合物の製造方法を提供する。
即ち、パラジウム触媒の存在下に、一般式(3)
【0010】
【化8】 (但し、R1、R2、R3およびR4は炭素数1〜10のア
ルキル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数7
〜10のアラルキル基を示し、それぞれが同じであって
も異なっていても良い。)と四塩化炭素とを反応させる
ことを特徴とする一般式(2)の化合物の製造方法であ
る。
【0011】また、本発明は一般式(2)で示される化
合物と金属フッ化物とを反応させることを特徴とする、
一般式(1)で示される化合物の製造方法である。
【0012】また、本発明は新規の一般式(1)で示さ
れるジシリルアセチレン化合物である。
【0013】一般式(1)、(2)および(3)におい
て、R1、R2、R3およびR4で表わされる炭素数1〜1
0のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n-プロ
ピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、t-ブチル基、n-デ
シル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。
【0014】R1、R2、R3およびR4で表わされる炭素
数6〜10のアリール基としては、フェニル基、α−ナ
フチル基、β−ナフチル基などが挙げられる。
【0015】R1、R2、R3およびR4で表わされる炭素
数7〜10のアラルキル基としては、ベンジル基、α−
フェネチル基、β−フェネチル基などが挙げられる。
【0016】本発明の新規の一般式(1)で示される化
合物の具体例としては、ビス(ジメチルフルオロシリ
ル)アセチレン、ビス(ジエチルフルオロシリル)アセ
チレン、ビス(ジ-n-プロピルフルオロシリル)アセチ
レン、ビス(ジ-i-プロピルフルオロシリル)アセチレ
ン、ビス(ジ-n-ブチルフルオロシリル)アセチレン、
ビス(ジ-t-ブチルフルオロシリル)アセチレン、ビス
(ジ-n-デシルフルオロシリル)アセチレン、ビス(ジ
シクロヘキシルフルオロシリル)アセチレン、ビス(ジ
フェニルフルオロシリル)アセチレン、ビス(ジ-α-ナ
フチルフルオロシリル)アセチレン、ビス(ジ-β-ナフ
チルフルオロシリル)アセチレン、ビス(ジベンジルフ
ルオロシリル)アセチレン、ビス(エチルメチルフルオ
ロシリル)アセチレン、ビス(n-プロピルメチルフルオ
ロシリル)アセチレン、ビス(i-プロピルメチルフルオ
ロシリル)アセチレン、ビス(n-ブチルメチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(t-ブチルメチルフルオロシ
リル)アセチレン、ビス(n-デシルメチルフルオロシリ
ル)アセチレン、ビス(シクロヘキシルメチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(フェニルメチルフルオロシ
リル)アセチレン、ビス(α−ナフチルメチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(β−ナフチルメチルフルオ
ロシリル)アセチレン、ビス(ベンジルメチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(n-プロピルエチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(i-プロピルエチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(n-ブチルエチルフルオロシ
リル)アセチレン、ビス(t-ブチルエチルフルオロシリ
ル)アセチレン、ビス(n-デシルエチルフルオロシリ
ル)アセチレン、ビス(シクロヘキシルエチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(フェニルエチルフルオロシ
リル)アセチレン、ビス(α−ナフチルエチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(β−ナフチルエチルフルオ
ロシリル)アセチレン、ビス(ベンジルエチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(i-プロピル-n-プロピルフ
ルオロシリル)アセチレン、ビス(n-ブチル-n-プロピ
ルフルオロシリル)アセチレン、ビス(t-ブチル-n-プ
ロピルフルオロシリル)アセチレン、ビス(n-デシル-n
-プロピルフルオロシリル)アセチレン、ビス(シクロ
ヘキシル-n-プロピルフルオロシリル)アセチレン、ビ
ス(フェニル-n-プロピルフルオロシリル)アセチレ
ン、ビス(α−ナフチル-n-プロピルフルオロシリル)
アセチレン、ビス(β−ナフチル-n-プロピルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(ベンジル-n-プロピルフル
オロシリル)アセチレン、ビス(n-ブチル-i-プロピル
フルオロシリル)アセチレン、ビス(t-ブチル-i-プロ
ピルフルオロシリル)アセチレン、ビス(n-デシル-i-
プロピルフルオロシリル)アセチレン、ビス(シクロヘ
キシル-i-プロピルフルオロシリル)アセチレン、ビス
(フェニルメチルフルオロシリル)アセチレン、ビス
(α−ナフチル-i-プロピルフルオロシリル)アセチレ
ン、ビス(β−ナフチル-i-プロピルフルオロシリル)
アセチレン、ビス(ベンジル-i-プロピルフルオロシリ
ル)アセチレン、ビス(t-ブチルメチルフルオロシリ
ル)アセチレン、ビス(n-デシル-n-ブチルフルオロシ
リル)アセチレン、ビス(シクロヘキシル-n-ブチルフ
ルオロシリル)アセチレン、ビス(フェニル-n-ブチル
フルオロシリル)アセチレン、ビス(α−ナフチル-n-
ブチルフルオロシリル)アセチレン、ビス(β−ナフチ
ル-n-ブチルフルオロシリル)アセチレン、ビス(ベン
ジル-n-ブチルフルオロシリル)アセチレン、ビス(n-
デシル-t-ブチルフルオロシリル)アセチレン、ビス
(シクロヘキシル-t-ブチルフルオロシリル)アセチレ
ン、ビス(フェニル-t-ブチルフルオロシリル)アセチ
レン、ビス(α−ナフチル-t-ブチルフルオロシリル)
アセチレン、ビス(β−ナフチル-t-ブチルフルオロシ
リル)アセチレン、ビス(ベンジル-t-ブチルフルオロ
シリル)アセチレン、ビス(シクロヘキシル-n-デシル
フルオロシリル)アセチレン、ビス(フェニル-n-デシ
ルフルオロシリル)アセチレン、ビス(α−ナフチル-n
-デシルフルオロシリル)アセチレン、ビス(β−ナフ
チル-n-デシルフルオロシリル)アセチレン、ビス(ベ
ンジル-n-デシルフルオロシリル)アセチレン、ビス
(フェニルシクロヘキシルフルオロシリル)アセチレ
ン、ビス(α−ナフチルシクロヘキシルフルオロシリ
ル)アセチレン、ビス(β−ナフチルシクロヘキシルフ
ルオロシリル)アセチレン、ビス(ベンジルシクロヘキ
シルフルオロシリル)アセチレン、ビス(α−ナフチル
フェニルフルオロシリル)アセチレン、ビス(β−ナフ
チルフェニルフルオロシリル)アセチレン、ビス(ベン
ジルフェニルフルオロシリル)アセチレン、ビス(β−
ナフチル-α-ナフチルフルオロシリル)アセチレン、ビ
ス(ベンジル-α-ナフチルフルオロシリル)アセチレ
ン、ビス(ベンジル-β-ナフチルフルオロシリル)アセ
チレンなどが挙げられる。
【0017】本発明で用いられる一般式(2)で示され
る化合物の具体例としては、ビス(ジメチルクロロシリ
ル)アセチレン、ビス(ジエチルクロロシリル)アセチ
レン、ビス(ジ-n-プロピルクロロシリル)アセチレ
ン、ビス(ジ-i-プロピルクロロシリル)アセチレン、
ビス(ジ-n-ブチルクロロシリル)アセチレン、ビス
(ジ-t-ブチルクロロシリル)アセチレン、ビス(ジ-n-
デシルクロロシリル)アセチレン、ビス(ジシクロヘキ
シルクロロシリル)アセチレン、ビス(ジフェニルクロ
ロシリル)アセチレン、ビス(ジ-α-ナフチルクロロシ
リル)アセチレン、ビス(ジ-β-ナフチルクロロシリ
ル)アセチレン、ビス(ジベンジルクロロシリル)アセ
チレン、ビス(エチルメチルクロロシリル)アセチレ
ン、ビス(n-プロピルメチルクロロシリル)アセチレ
ン、ビス(i-プロピルメチルクロロシリル)アセチレ
ン、ビス(n-ブチルメチルクロロシリル)アセチレン、
ビス(t-ブチルメチルクロロシリル)アセチレン、ビス
(n-デシルメチルクロロシリル)アセチレン、ビス(シ
クロヘキシルメチルクロロシリル)アセチレン、ビス
(フェニルメチルクロロシリル)アセチレン、ビス(α
−ナフチルメチルクロロシリル)アセチレン、ビス(β
−ナフチルメチルクロロシリル)アセチレン、ビス(ベ
ンジルメチルクロロシリル)アセチレン、ビス(n-プロ
ピルエチルクロロシリル)アセチレン、ビス(i-プロピ
ルエチルクロロシリル)アセチレン、ビス(n-ブチルエ
チルクロロシリル)アセチレン、ビス(t-ブチルエチル
クロロシリル)アセチレン、ビス(n-デシルエチルクロ
ロシリル)アセチレン、ビス(シクロヘキシルエチルク
ロロシリル)アセチレン、ビス(フェニルエチルクロロ
シリル)アセチレン、ビス(α−ナフチルエチルクロロ
シリル)アセチレン、ビス(β−ナフチルエチルクロロ
シリル)アセチレン、ビス(ベンジルエチルクロロシリ
ル)アセチレン、ビス(i-プロピル-n-プロピルクロロ
シリル)アセチレン、ビス(n-ブチル-n-プロピルクロ
ロシリル)アセチレン、ビス(t-ブチル-n-プロピルク
ロロシリル)アセチレン、ビス(n-デシル-n-プロピル
クロロシリル)アセチレン、ビス(シクロヘキシル-n-
プロピルクロロシリル)アセチレン、ビス(フェニル-n
-プロピルクロロシリル)アセチレン、ビス(α−ナフ
チル-n-プロピルクロロシリル)アセチレン、ビス(β
−ナフチル-n-プロピルクロロシリル)アセチレン、ビ
ス(ベンジル-n-プロピルクロロシリル)アセチレン、
ビス(n-ブチル-i-プロピルクロロシリル)アセチレ
ン、ビス(t-ブチル-i-プロピルクロロシリル)アセチ
レン、ビス(n-デシル-i-プロピルクロロシリル)アセ
チレン、ビス(シクロヘキシル-i-プロピルクロロシリ
ル)アセチレン、ビス(フェニルメチルクロロシリル)
アセチレン、ビス(α−ナフチル-i-プロピルクロロシ
リル)アセチレン、ビス(β−ナフチル-i-プロピルク
ロロシリル)アセチレン、ビス(ベンジル-i-プロピル
クロロシリル)アセチレン、ビス(t-ブチルメチルクロ
ロシリル)アセチレン、ビス(n-デシル-n-ブチルクロ
ロシリル)アセチレン、ビス(シクロヘキシル-n-ブチ
ルクロロシリル)アセチレン、ビス(フェニル-n-ブチ
ルクロロシリル)アセチレン、ビス(α−ナフチル-n-
ブチルクロロシリル)アセチレン、ビス(β−ナフチル
-n-ブチルクロロシリル)アセチレン、ビス(ベンジル-
n-ブチルクロロシリル)アセチレン、ビス(n-デシル-t
-ブチルクロロシリル)アセチレン、ビス(シクロヘキ
シル-t-ブチルクロロシリル)アセチレン、ビス(フェ
ニル-t-ブチルクロロシリル)アセチレン、ビス(α−
ナフチル-t-ブチルクロロシリル)アセチレン、ビス
(β−ナフチル-t-ブチルクロロシリル)アセチレン、
ビス(ベンジル-t-ブチルクロロシリル)アセチレン、
ビス(シクロヘキシル-n-デシルクロロシリル)アセチ
レン、ビス(フェニル-n-デシルクロロシリル)アセチ
レン、ビス(α−ナフチル-n-デシルクロロシリル)ア
セチレン、ビス(β−ナフチル-n-デシルクロロシリ
ル)アセチレン、ビス(ベンジル-n-デシルクロロシリ
ル)アセチレン、ビス(フェニルシクロヘキシルクロロ
シリル)アセチレン、ビス(α−ナフチルシクロヘキシ
ルクロロシリル)アセチレン、ビス(β−ナフチルシク
ロヘキシルクロロシリル)アセチレン、ビス(ベンジル
シクロヘキシルクロロシリル)アセチレン、ビス(α−
ナフチルフェニルクロロシリル)アセチレン、ビス(β
−ナフチルフェニルクロロシリル)アセチレン、ビス
(ベンジルフェニルクロロシリル)アセチレン、ビス
(β−ナフチル-α-ナフチルクロロシリル)アセチレ
ン、ビス(ベンジル-α-ナフチルクロロシリル)アセチ
レン、ビス(ベンジル-β-ナフチルクロロシリル)アセ
チレンなどが挙げられる。
【0018】本発明で用いられる一般式(3)で示され
る化合物の具体例としては、ビス(ジメチルヒドロシリ
ル)アセチレン、ビス(ジエチルヒドロシリル)アセチ
レン、ビス(ジ-n-プロピルヒドロシリル)アセチレ
ン、ビス(ジ-i-プロピルヒドロシリル)アセチレン、
ビス(ジ-n-ブチルヒドロシリル)アセチレン、ビス
(ジ-t-ブチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(ジ-n-
デシルヒドロシリル)アセチレン、ビス(ジシクロヘキ
シルヒドロシリル)アセチレン、ビス(ジフェニルヒド
ロシリル)アセチレン、ビス(ジ-α-ナフチルヒドロシ
リル)アセチレン、ビス(ジ-β-ナフチルヒドロシリ
ル)アセチレン、ビス(ジベンジルヒドロシリル)アセ
チレン、ビス(エチルメチルヒドロシリル)アセチレ
ン、ビス(n-プロピルメチルヒドロシリル)アセチレ
ン、ビス(i-プロピルメチルヒドロシリル)アセチレ
ン、ビス(n-ブチルメチルヒドロシリル)アセチレン、
ビス(t-ブチルメチルヒドロシリル)アセチレン、ビス
(n-デシルメチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(シ
クロヘキシルメチルヒドロシリル)アセチレン、ビス
(フェニルメチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(α
−ナフチルメチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(β
−ナフチルメチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(ベ
ンジルメチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(n-プロ
ピルエチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(i-プロピ
ルエチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(n-ブチルエ
チルヒドロシリル)アセチレン、ビス(t-ブチルエチル
ヒドロシリル)アセチレン、ビス(n-デシルエチルヒド
ロシリル)アセチレン、ビス(シクロヘキシルエチルヒ
ドロシリル)アセチレン、ビス(フェニルエチルヒドロ
シリル)アセチレン、ビス(α−ナフチルエチルヒドロ
シリル)アセチレン、ビス(β−ナフチルエチルヒドロ
シリル)アセチレン、ビス(ベンジルエチルヒドロシリ
ル)アセチレン、ビス(i-プロピル-n-プロピルヒドロ
シリル)アセチレン、ビス(n-ブチル-n-プロピルヒド
ロシリル)アセチレン、ビス(t-ブチル-n-プロピルヒ
ドロシリル)アセチレン、ビス(n-デシル-n-プロピル
ヒドロシリル)アセチレン、ビス(シクロヘキシル-n-
プロピルヒドロシリル)アセチレン、ビス(フェニル-n
-プロピルヒドロシリル)アセチレン、ビス(α−ナフ
チル-n-プロピルヒドロシリル)アセチレン、ビス(β
−ナフチル-n-プロピルヒドロシリル)アセチレン、ビ
ス(ベンジル-n-プロピルヒドロシリル)アセチレン、
ビス(n-ブチル-i-プロピルヒドロシリル)アセチレ
ン、ビス(t-ブチル-i-プロピルヒドロシリル)アセチ
レン、ビス(n-デシル-i-プロピルヒドロシリル)アセ
チレン、ビス(シクロヘキシル-i-プロピルヒドロシリ
ル)アセチレン、ビス(フェニルメチルヒドロシリル)
アセチレン、ビス(α−ナフチル-i-プロピルヒドロシ
リル)アセチレン、ビス(β−ナフチル-i-プロピルヒ
ドロシリル)アセチレン、ビス(ベンジル-i-プロピル
ヒドロシリル)アセチレン、ビス(t-ブチルメチルヒド
ロシリル)アセチレン、ビス(n-デシル-n-ブチルヒド
ロシリル)アセチレン、ビス(シクロヘキシル-n-ブチ
ルヒドロシリル)アセチレン、ビス(フェニル-n-ブチ
ルヒドロシリル)アセチレン、ビス(α−ナフチル-n-
ブチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(β−ナフチル
-n-ブチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(ベンジル-
n-ブチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(n-デシル-t
-ブチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(シクロヘキ
シル-t-ブチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(フェ
ニル-t-ブチルヒドロシリル)アセチレン、ビス(α−
ナフチル-t-ブチルヒドロシリル)アセチレン、ビス
(β−ナフチル-t-ブチルヒドロシリル)アセチレン、
ビス(ベンジル-t-ブチルヒドロシリル)アセチレン、
ビス(シクロヘキシル-n-デシルヒドロシリル)アセチ
レン、ビス(フェニル-n-デシルヒドロシリル)アセチ
レン、ビス(α−ナフチル-n-デシルヒドロシリル)ア
セチレン、ビス(β−ナフチル-n-デシルヒドロシリ
ル)アセチレン、ビス(ベンジル-n-デシルヒドロシリ
ル)アセチレン、ビス(フェニルシクロヘキシルヒドロ
シリル)アセチレン、ビス(α−ナフチルシクロヘキシ
ルヒドロシリル)アセチレン、ビス(β−ナフチルシク
ロヘキシルヒドロシリル)アセチレン、ビス(ベンジル
シクロヘキシルヒドロシリル)アセチレン、ビス(α−
ナフチルフェニルヒドロシリル)アセチレン、ビス(β
−ナフチルフェニルヒドロシリル)アセチレン、ビス
(ベンジルフェニルヒドロシリル)アセチレン、ビス
(β−ナフチル-α-ナフチルヒドロシリル)アセチレ
ン、ビス(ベンジル-α-ナフチルヒドロシリル)アセチ
レン、ビス(ベンジル-β-ナフチルヒドロシリル)アセ
チレンなどが挙げられる。
【0019】一般式(2)で示される化合物を製造する
方法は、反応容器に四塩化炭素と一般式(3)で示され
る原料のアセチレン化合物およびパラジウム触媒を仕込
み、必要に応じて溶媒も仕込んで、反応容器を所定の反
応温度に保ち、混合物を所定の反応時間攪拌しながら反
応させる。目的の化合物は反応液からデカンテーショ
ン、濾過、溶媒による抽出、蒸留、クロマトグラフィー
など通常の方法で容易に分離精製できる。
【0020】反応させる四塩化炭素の量は、原料の一般
式(3)で示される化合物1gに対して、体積にして1
〜100mlが好ましく、より好ましくは3〜20ml
である。
【0021】原料の一般式(3)で示される化合物は、
前記文献に記載の方法等により別途に合成されたものを
用いることができる。
【0022】触媒としては、PdCl2,Pd(OA
c)2,PdO,PdBr2,Pd/C等のパラジウム触
媒が有効に用いられる。
【0023】加えるパラジウム触媒の量は、一般式
(3)のアセチレン化合物1モルに対して0.0001
〜0.5モル当量が好ましく、より好ましくは0.00
1〜0.01モル当量である。
【0024】反応は無溶媒で行うこともできるが、炭化
水素系溶剤またはエーテル系溶剤等を溶媒として加えて
も良い。
【0025】反応温度は、−30〜120℃、より好ま
しくは0〜80℃、更に好ましくは10〜50℃であ
る。反応時間は仕込み量や反応温度により異なるが、1
分から10時間、より好ましくは10分から2時間が適
当である。
【0026】一般式(1)で示されるアセチレン化合物
の製造は、反応容器内に一般式(2)で示される原料の
アセチレン化合物と金属フッ化物および、必要に応じて
溶媒を仕込み、反応容器を所定の反応温度に保ち、混合
物を所定の反応時間攪拌しながら反応させることにより
行われる。目的の化合物は反応液からデカンテーショ
ン、濾過、溶媒による抽出、蒸留、クロマトグラフィー
など通常の方法で容易に分離精製できる。
【0027】金属フッ化物の具体例としては、Zn
2,SbF3,SbF5,CuF,CuF2,AgF,P
bF2,CdF,CdF2,HgF,HgF2,AsF3
AsF5等が挙げられる。これらの化合物は、結晶水を
含んでいても差し支えない。
【0028】加えられる金属フッ化物の量は、原料の一
般式(2)のアセチレン化合物1モルに対して1〜10
0モル当量が好ましく、より好ましくは2〜10モル当
量である。
【0029】反応は無溶媒で行うこともできるが、炭化
水素系溶剤またはエーテル系溶剤等を溶媒として加えて
も良い。
【0030】反応温度は、−30〜150℃、より好ま
しくは0〜100℃、更に好ましくは20〜50℃であ
る。反応時間は仕込み量や反応温度により異なるが、1
分から2時間、より好ましくは5分から30分が適当で
ある。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。
【0032】実施例1 ビス(ジメチルクロロシリル)アセチレン(一般式
(2)において、R1〜R4がメチル基である化合物)の
製造例を示す。
【0033】50mlの滴下ロートを備えた200ml
の丸底フラスコの底に磁気回転子を設置し、四塩化炭素
100mlと塩化パラジウム0.102g(0.000
58mol)を仕込む。続いて滴下ロートに原料のビス
(ジメチルヒドロシリル)アセチレン25.5g(0.
179mol)を仕込んだ。
【0034】原料のビス(ジメチルヒドロシリル)アセ
チレンは前記文献に記載の方法に従い、トリクロロエチ
レンとジメチルクロロシランから別途に合成したものを
用いた。
【0035】フラスコを20℃に設定した油浴に浸し、
四塩化炭素と塩化パラジウムの混合物を磁気回転子で攪
拌しながら、滴下ロートから原料のアセチレン化合物の
全量を1時間かけてゆっくりと滴下した。滴下終了後、
ガスクロマトグラフィーによる測定により原料がほぼ完
全に反応したことを確認し、フラスコを油浴から取り出
した。反応液を蒸留釜に移して、まず常圧80℃で四塩
化炭素を留去した。続いて、28mmHg、70℃で減
圧蒸留により精製を行い目的の化合物を得た。収量2
6.6g(0.126mol)、収率は70%であっ
た。
【0036】実施例2 ビス(ジメチルフルオロシリル)アセチレン(一般式
(1)において、R1〜R4がメチル基である化合物)の
製造例を示す。
【0037】300mlの丸底フラスコの底に磁気回転
子を設置し、実施例1で得られたビス(ジメチルクロロ
シリル)アセチレン26.6g(0.126mol)と
二フッ化亜鉛一水和物(ZnF2・H2O)55.3g
(0.315mol)を仕込んだ。フラスコを25℃に
設定した油浴に浸し、磁気回転子により20分間攪拌し
反応させた。反応は穏やかな発熱反応であった。ガスク
ロマトグラフィーによる測定により原料が完全に反応し
たことを確認した後、フラスコを油浴から取り出した。
反応後の溶液は透明な上澄みの油層と乳白色の沈澱とに
分離していた。油層を沈澱から濾別し、蒸留釜に移して
常圧120℃で蒸留精製し、目的の化合物を得た。収量
は14.7g(0.082mol)、収率は65%であ
った。
【0038】この新しいアセチレン化合物の性状は無色
の液体で、沸点は119〜120℃であった。
【0039】このアセチレン化合物に対する元素分析の
測定の結果は以下の通りであった。
【0040】 実測値は測定誤差範囲内であり、理論値とよく一致して
いる。
【0041】赤外吸収スペクトル(液膜法)の吸収ピー
クの波数(単位cm-1)は2960、2910、2850、1450、12
60、1070、850であった。
【0042】1H−NMRを重クロロホルム溶液で測定
した。化学シフト(δ値)はTMSを基準として、0.
40ppm(2重項、JH-F=7.1Hz)であった。
メチル基の12個の水素原子は全て等価であることが分
かり、分子構造からの理論値と一致していた。
【0043】
【発明の効果】本発明の新規ジシリルアセチレン化合物
は、耐熱性および耐燃焼性ポリマーの原料として有用で
ある。
【0044】本発明により、この新規ジシリルアセチレ
ン化合物の製造が可能となり、産業界に貢献するところ
が大きい。また、本発明によりこのジシリルアセチレン
化合物の原料となる化合物の製造をより短時間、かつよ
り低反応温度にて可能とし、この新規ジシリルアセチレ
ン化合物の製造をより容易で経済的なものとする。
フロントページの続き (72)発明者 三塚 雅彦 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 伊藤 正義 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 田中 正人 茨城県つくば市東1丁目1番地 工業技術 院化学技術研究所内 (72)発明者 内丸 祐子 茨城県つくば市東1丁目1番地 工業技術 院化学技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で示されるジシリルアセチ
    レン化合物。 【化1】 (但し、R1、R2、R3およびR4は炭素数1〜10のア
    ルキル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数7
    〜10のアラルキル基を示し、それぞれが同じであって
    も異なっていても良い。)
  2. 【請求項2】 一般式(2)で示されるジシリルアセチ
    レン化合物 【化2】 (但し、R1、R2、R3およびR4は炭素数1〜10のア
    ルキル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数7
    〜10のアラルキル基を示し、それぞれが同じであって
    も異なっていても良い。)と金属フッ化物とを反応させ
    ることを特徴とする請求項1記載の化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 パラジウム触媒の存在下に、一般式
    (3)で示される化合物 【化3】 (但し、R1、R2、R3およびR4は炭素数1〜10のア
    ルキル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数7
    〜10のアラルキル基を示し、それぞれが同じであって
    も異なっていても良い。)と四塩化炭素とを反応させる
    ことを特徴とする請求項2記載の一般式(2)で示され
    る化合物の製造方法。
JP4194168A 1992-07-21 1992-07-21 ジシリルアセチレン化合物 Pending JPH0680678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4194168A JPH0680678A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 ジシリルアセチレン化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4194168A JPH0680678A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 ジシリルアセチレン化合物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0680678A true JPH0680678A (ja) 1994-03-22

Family

ID=16320063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4194168A Pending JPH0680678A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 ジシリルアセチレン化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0680678A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170101299A (ko) * 2015-11-09 2017-09-05 와커 헤미 아게 시아노알킬 플루오로실란의 제조 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170101299A (ko) * 2015-11-09 2017-09-05 와커 헤미 아게 시아노알킬 플루오로실란의 제조 방법
JP2018502880A (ja) * 2015-11-09 2018-02-01 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフトWacker Chemie AG シアノアルキルフルオロシランの製造方法
US10100067B2 (en) 2015-11-09 2018-10-16 Wacker Chemie Ag Method for producing cyanoalkyl fluorosilanes

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7536905B2 (ja) 有機スズ化合物を調製するための方法
EA021726B1 (ru) Способы получения соединений, являющихся пролекарствами ингибиторов присоединения вируса вич, и их интермедиатов
JP3733635B2 (ja) 有機ケイ素化合物の製造方法
Seyferth et al. gem-Difluoroallyllithium: Preparation by the transmetalation procedure and some reactions
JP3555646B2 (ja) アクリロキシ基又はメタクリロキシ基含有クロロシランの製造方法
US5332849A (en) Tris(silyl) alkanes and their preparation methods
JPH08134081A (ja) 1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラオルガノジシロキサンの製造方法
EP0298487B1 (en) Method for the production of tertiary-alkyldimethylhalosilane
JPH0680678A (ja) ジシリルアセチレン化合物
CA1301185C (en) 1-1-dichloro-1,2,2-trimethyl-2-phenyldisilane and method for producing the same
JP2701103B2 (ja) 含フッ素有機ケイ素化合物及びその製造方法
JPH082911B2 (ja) 1,3―ビス(p―ヒドロキシベンジル)―1,1,3,3―テトラメチルジシロキサン及びその製造方法
JP4265117B2 (ja) 保護されたカテコール基を有する新規なシルセスキオキサンの製造方法
EP0234412B1 (en) 1,2-dichloro-1,2,2-trimethyl-1-phenyldisilane and method for producing the same
JPS6299387A (ja) ヘミアミナ−ル類の製法、ヘミアミナ−ル類およびこれらの使用
FR2753971A1 (fr) Nouveaux phosphonates d'elements tetravalents et leur procede de preparation
JPH0748387A (ja) tert−ブチルジアルコキシシラン及びその製造方法
JP3456658B2 (ja) フロロシリル基を有する環状有機ケイ素化合物
JPH0730096B2 (ja) α―トリフルオロメチルアクリル酸トリオルガノシリルメチルエステル
JPH0210837B2 (ja)
JPH0436290A (ja) シラン化合物
JP2023135694A (ja) ジビニル置換芳香族化合物の製造方法
JP2903487B2 (ja) シクロペンタジエニル基含有シラン化合物及びその製造方法
US9163039B2 (en) Process for the preparation of bis(perfluoroalkyl)phosphinic acid anhydrides
JPH02304094A (ja) ビス(アミノプロピル)テトラオルガノジシロキサンの製造方法