JPH068059Y2 - 包装用具 - Google Patents
包装用具Info
- Publication number
- JPH068059Y2 JPH068059Y2 JP4535890U JP4535890U JPH068059Y2 JP H068059 Y2 JPH068059 Y2 JP H068059Y2 JP 4535890 U JP4535890 U JP 4535890U JP 4535890 U JP4535890 U JP 4535890U JP H068059 Y2 JPH068059 Y2 JP H068059Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flap
- lid
- hole
- hanging
- flaps
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、紐状長尺物を引出し可能に収納した包装用具
に関する。
に関する。
ロール巻きされた広巾の筒状長尺物の撚り体で形成され
る紐状長尺物を収納した包装用具として、出願人が先に
提案した実願平1−5314号があり、これは、有底筒状の
容器本体の開口部端に紐状長尺物の引出孔を有しコ字状
に折曲がる2枚のフラップを対向させて延設し、該フラ
ップを互違いに重ね合わせて前記開口部内を閉塞し、該
開口部端またはその近傍にスリットを形成してこのスリ
ット内にカッターを設け、前記容器本体内に広巾の筒状
長尺物の撚り体で構成される紐状長尺物を収納したもの
である。
る紐状長尺物を収納した包装用具として、出願人が先に
提案した実願平1−5314号があり、これは、有底筒状の
容器本体の開口部端に紐状長尺物の引出孔を有しコ字状
に折曲がる2枚のフラップを対向させて延設し、該フラ
ップを互違いに重ね合わせて前記開口部内を閉塞し、該
開口部端またはその近傍にスリットを形成してこのスリ
ット内にカッターを設け、前記容器本体内に広巾の筒状
長尺物の撚り体で構成される紐状長尺物を収納したもの
である。
これにより、開口部は互違いに重なり合わさる2枚のフ
ラップで閉塞されるので、長尺物引出時にこれに引張ら
れてフラップが開いてしまうことがなく、また使用開始
時には2枚のフラップを開いて開口部から紐状長尺物を
容器本体内に収納し、フラップを開状態にしておいて2
枚のフラップ各々に形成してある引出孔にフラップの下
面側から長尺物の先端部分を挿入している。
ラップで閉塞されるので、長尺物引出時にこれに引張ら
れてフラップが開いてしまうことがなく、また使用開始
時には2枚のフラップを開いて開口部から紐状長尺物を
容器本体内に収納し、フラップを開状態にしておいて2
枚のフラップ各々に形成してある引出孔にフラップの下
面側から長尺物の先端部分を挿入している。
このように、フラップはその摩擦抵抗によってのみ開口
部を閉塞状態に保持しているので、紐状長尺物の太さが
大きいものであったり、あるいは紐状長尺物を強く引出
したりするとフラップが開いてしまうおそれがある。
部を閉塞状態に保持しているので、紐状長尺物の太さが
大きいものであったり、あるいは紐状長尺物を強く引出
したりするとフラップが開いてしまうおそれがある。
また、使用開始にあたっては紐状長尺物の先端を2枚の
フラップに各々形成した引出孔に挿入する必要があるた
め、2つの孔に長尺物を挿通することとなり、挿通作業
に手間を要す。そして、この挿通作業中に、紐状長尺物
の先端の撚りがほどけて広巾の筒状体になってしまうこ
ともあり、かかる場合は挿通作業はより困難なものとな
る。
フラップに各々形成した引出孔に挿入する必要があるた
め、2つの孔に長尺物を挿通することとなり、挿通作業
に手間を要す。そして、この挿通作業中に、紐状長尺物
の先端の撚りがほどけて広巾の筒状体になってしまうこ
ともあり、かかる場合は挿通作業はより困難なものとな
る。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、有底筒状
の容器本体の開口部端に複数枚のフラップを設ける場合
に、これらフラップの係合を確実なものとし、紐状長尺
物を多少強く引張った場合でもフラップが開くことを防
止し、しかも時間開始時にフラップに形成してある引出
孔への長尺物の挿通作業も容易かつ迅速に行えるように
した包装用具を提供することにある。
の容器本体の開口部端に複数枚のフラップを設ける場合
に、これらフラップの係合を確実なものとし、紐状長尺
物を多少強く引張った場合でもフラップが開くことを防
止し、しかも時間開始時にフラップに形成してある引出
孔への長尺物の挿通作業も容易かつ迅速に行えるように
した包装用具を提供することにある。
本考案は前記目的を達成するため、有底筒状の容器本体
の開口部端に容器本体内へ折曲自在な2枚のフラップを
対向させて延設し、一方のフラップを垂下部と該垂下部
に折曲自在に連成し紐状長尺物の引出孔を有し、先端に
差込突片を設けた蓋部とにより形成し、他方のフラップ
に垂下部を形成し、該垂下部に前記差込突片に係合する
差込孔を設け、また、開口部端にスリットを形成し、該
スリット内にカッターを配設し、容器本体内には広巾の
筒状長尺物の撚り体で形成された紐状長尺物を収納した
ことを要旨とするものである。
の開口部端に容器本体内へ折曲自在な2枚のフラップを
対向させて延設し、一方のフラップを垂下部と該垂下部
に折曲自在に連成し紐状長尺物の引出孔を有し、先端に
差込突片を設けた蓋部とにより形成し、他方のフラップ
に垂下部を形成し、該垂下部に前記差込突片に係合する
差込孔を設け、また、開口部端にスリットを形成し、該
スリット内にカッターを配設し、容器本体内には広巾の
筒状長尺物の撚り体で形成された紐状長尺物を収納した
ことを要旨とするものである。
本考案によれば、有底筒状の容器本体の開口部を2枚の
フラップで閉塞する場合に、一方のフラップに形成した
蓋部と他方のフラップとは、蓋部の先端に設けた差込突
片が他方のフラップの垂下部に設けた差込孔に挿入する
ので、これにより2枚のフラップは確実に結合する。ま
た、使用開始時に、容器本体内に収納した広巾の筒状長
尺物の撚り体で形成される紐状長尺物の先端は、蓋部に
形成した引出孔に挿入するだけでよいので、挿入する引
出孔が1個ですむ。
フラップで閉塞する場合に、一方のフラップに形成した
蓋部と他方のフラップとは、蓋部の先端に設けた差込突
片が他方のフラップの垂下部に設けた差込孔に挿入する
ので、これにより2枚のフラップは確実に結合する。ま
た、使用開始時に、容器本体内に収納した広巾の筒状長
尺物の撚り体で形成される紐状長尺物の先端は、蓋部に
形成した引出孔に挿入するだけでよいので、挿入する引
出孔が1個ですむ。
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案の包装用具の一実施例を示す縦断正面
図、第2図は同上斜視図、第3図は容器本体の展開平面
図で、例えば厚紙などの板紙を使用して組立て状態にお
いて角筒体が形成されるよう側面部1a,1b,1c,
1dを内向きの折れ線2を介して連設し、端側に位置す
る側面部1a,1bのいずれか、図示の側では側面部1
aの端にさらに糊代部3を連設し、側面部1aの上端に
フラップ4、側面部1cの上端にフラップ5、側面部1
b,1dの上端に同一形状のフラップ6をそれぞれ連成
する。
図、第2図は同上斜視図、第3図は容器本体の展開平面
図で、例えば厚紙などの板紙を使用して組立て状態にお
いて角筒体が形成されるよう側面部1a,1b,1c,
1dを内向きの折れ線2を介して連設し、端側に位置す
る側面部1a,1bのいずれか、図示の側では側面部1
aの端にさらに糊代部3を連設し、側面部1aの上端に
フラップ4、側面部1cの上端にフラップ5、側面部1
b,1dの上端に同一形状のフラップ6をそれぞれ連成
する。
フラップ4は側面部1aから内向きの折れ線2を介して
垂下部4aを形成し、この垂下部4aの先端にさらに外
向きの折れ線7を介して蓋部4bを形成したもので、こ
の蓋部4bの中央には紐状長尺物の引出孔8を設け、ま
た、先端には次の詳細に説明するフラップ5への差込突
片9aを、側縁にはフラップ6,6への差込突片9b,
9bをそれぞれ一体的に設ける。
垂下部4aを形成し、この垂下部4aの先端にさらに外
向きの折れ線7を介して蓋部4bを形成したもので、こ
の蓋部4bの中央には紐状長尺物の引出孔8を設け、ま
た、先端には次の詳細に説明するフラップ5への差込突
片9aを、側縁にはフラップ6,6への差込突片9b,
9bをそれぞれ一体的に設ける。
さらに、側面部1aと垂下部4aとにまたがるように縦
方向にスリット10を形成し、このスリット10内に切断部
が顕出するようカッター11を垂下部4aまたは側面部1
a内側に取付ける。
方向にスリット10を形成し、このスリット10内に切断部
が顕出するようカッター11を垂下部4aまたは側面部1
a内側に取付ける。
フラップ5は、前記フラップ4と同様に側面部1cから
内向きの折れ線2を介して垂下部5aを形成し、この垂
下部5aの下端に前記差込突片9aが挿入する差込孔12
を設ける。
内向きの折れ線2を介して垂下部5aを形成し、この垂
下部5aの下端に前記差込突片9aが挿入する差込孔12
を設ける。
さらに、この垂下部5a先端に外向きの折れ線7を介し
て前記蓋部4bの下面に重なり合って位置する延設部5
bを形成し、この延設部5bの先端で前記引出孔8に対
応する個所に開口端を円弧状の曲線部13aに形成した略
U字形の切欠き13を設け、また、延設部5bの側部端に
フラップ6への差込突片14,14を設けた。
て前記蓋部4bの下面に重なり合って位置する延設部5
bを形成し、この延設部5bの先端で前記引出孔8に対
応する個所に開口端を円弧状の曲線部13aに形成した略
U字形の切欠き13を設け、また、延設部5bの側部端に
フラップ6への差込突片14,14を設けた。
フラップ6は側面部1b,1dから内向きの折れ線2を
介して垂下部6aを形成し、この垂下部6aの下端に前
記差込突片9b,14が挿入する差込孔15を設ける。
介して垂下部6aを形成し、この垂下部6aの下端に前
記差込突片9b,14が挿入する差込孔15を設ける。
そして、この垂下部6aの先端に外向きの折れ線7を介
して前記蓋部4b及び延設部5bの下面に重なり合って
位置する延設部6bを形成し、この延設部6bの先端で
前記引出孔8に対応する個所に浅い半円状の切欠き16を
設けた。
して前記蓋部4b及び延設部5bの下面に重なり合って
位置する延設部6bを形成し、この延設部6bの先端で
前記引出孔8に対応する個所に浅い半円状の切欠き16を
設けた。
また、側面部1cの下端に内向きの折れ線2を介して底
面部17を連成し、該底面部17の先端部にさらに内向きの
折れ線2を介して折込み片17aを設ける。
面部17を連成し、該底面部17の先端部にさらに内向きの
折れ線2を介して折込み片17aを設ける。
側面部1b,1dの下端にも内向きの折れ線2を介して
折込み補助片18,18を設ける。
折込み補助片18,18を設ける。
このようにして容器本体を組立てるにはまず、側面部1
a,1b,1c,1d、糊代部3をそれぞれ折れ線2を
介して直角に内側に折り曲げ、糊代部3を側面部1dの
内側に貼着して角筒体Aに形成する。
a,1b,1c,1d、糊代部3をそれぞれ折れ線2を
介して直角に内側に折り曲げ、糊代部3を側面部1dの
内側に貼着して角筒体Aに形成する。
次に折込み補助片18,18、底面部17、折込み片17aをそれ
ぞれ内側に折り曲げ、折込み補助片18,18の外側に底面
部17を重ね合わせ折込み片17aを角筒体A内に差込む。
ぞれ内側に折り曲げ、折込み補助片18,18の外側に底面
部17を重ね合わせ折込み片17aを角筒体A内に差込む。
そして、角筒体Aの上部に形成された開口部19について
は、第4図に示すように、まずフラップ6,6の垂下部
6a,6aをそれぞれ折れ線2を介して側面部1b,1
dの内側に対面するように180度内側に折り曲げ、次い
で折れ線7を介して延設部6b,6bを水平に折り曲げ
て両延設部6b,6bの先端を突き合わせる。
は、第4図に示すように、まずフラップ6,6の垂下部
6a,6aをそれぞれ折れ線2を介して側面部1b,1
dの内側に対面するように180度内側に折り曲げ、次い
で折れ線7を介して延設部6b,6bを水平に折り曲げ
て両延設部6b,6bの先端を突き合わせる。
これにより、切欠き16,16が突き合わさってここに略円
形の孔20が形成され、開口部19がフラップ6,6の延設
部6b,6bによりまず閉塞される。
形の孔20が形成され、開口部19がフラップ6,6の延設
部6b,6bによりまず閉塞される。
次に、第5図に示すようにフラップ5の垂下部5aを折
れ線2を介して側面部1cの内側に対面するように開口
部19内に180度折り曲げ、次いで延設部5bを折れ線7
を介して水平に折り曲げ、フラップ6,6の延設部6
b,6bの上面に重ね合わせる。
れ線2を介して側面部1cの内側に対面するように開口
部19内に180度折り曲げ、次いで延設部5bを折れ線7
を介して水平に折り曲げ、フラップ6,6の延設部6
b,6bの上面に重ね合わせる。
この状態で、延設部5bの側部に形成してある差込突片
14,14がフラップ6,6に設けてある差込孔15,15に挿入
して、フラップ6,6とフラップ5とが係合し、また、
フラップ5に設けた切欠き13は切欠き16,16により形成
された孔20の上部に重なり合って位置する。
14,14がフラップ6,6に設けてある差込孔15,15に挿入
して、フラップ6,6とフラップ5とが係合し、また、
フラップ5に設けた切欠き13は切欠き16,16により形成
された孔20の上部に重なり合って位置する。
このようにして、フラップ6,6の上面にフラップ5を
重ね合わせたならば、さらに第6図に示すようにフラッ
プ4の垂下部4aを折れ線2を介して側面部1aの内側
に対面するように開口部19内に180度折り曲げ、次いで
蓋部4bを折れ線7を介して水平に折り曲げ、フラップ
6,6,5の上面に重ね合わせる。
重ね合わせたならば、さらに第6図に示すようにフラッ
プ4の垂下部4aを折れ線2を介して側面部1aの内側
に対面するように開口部19内に180度折り曲げ、次いで
蓋部4bを折れ線7を介して水平に折り曲げ、フラップ
6,6,5の上面に重ね合わせる。
この状態で、フラップ6,6に設けてある差込孔15,15
に差込突片9b,9bが挿入し、また、フラップ5に設
けてある差込孔12に差込突片9aが挿入して、フラップ
6,6,5,4が係合し、フラップ4に設けた引出孔8
は、孔20、切欠き13に合致してその上部に位置する。
に差込突片9b,9bが挿入し、また、フラップ5に設
けてある差込孔12に差込突片9aが挿入して、フラップ
6,6,5,4が係合し、フラップ4に設けた引出孔8
は、孔20、切欠き13に合致してその上部に位置する。
同時にスリット10は折れ線7の個所で途中から折れ曲が
り角筒体Aの上縁近くにカッター11が顕出する。
り角筒体Aの上縁近くにカッター11が顕出する。
図中21は前記のようにして形成される容器本体内に収納
する紐状長尺物を示し、これは一例としてポリプロピレ
ンやポリエチレンなどの合成樹脂フィルムをチューブ状
に延伸して偏平にしたものに撚りを加えて紐状に形成し
たもので、かかる長尺物21は無芯状態の中空玉状に巻回
され巻きの中心から端部が引出されるよう構成してあ
る。
する紐状長尺物を示し、これは一例としてポリプロピレ
ンやポリエチレンなどの合成樹脂フィルムをチューブ状
に延伸して偏平にしたものに撚りを加えて紐状に形成し
たもので、かかる長尺物21は無芯状態の中空玉状に巻回
され巻きの中心から端部が引出されるよう構成してあ
る。
次に使用法及び作用について説明する。
有底角筒状に組立てられる容器本体内に長尺物21を収納
するには、底部の底面部17を閉じ、上面の開口部19は開
放した状態とし、この開口部19から挿し入れる。
するには、底部の底面部17を閉じ、上面の開口部19は開
放した状態とし、この開口部19から挿し入れる。
そして、長尺物21の先端を巻きの中心から容器外に引出
しておいて、フラップ6,6の垂下部6a,6aと延設
部6b,6bを折り曲げるが、延設部の先端の切欠き1
6,16を介して長尺物21は通過できるので、長尺物21は容
器内に押し戻されることはなく、延設部6b,6bの先
端が突き合わさると、孔20が形成され、この孔20内に長
尺物21の途中が挿通された状態となる。
しておいて、フラップ6,6の垂下部6a,6aと延設
部6b,6bを折り曲げるが、延設部の先端の切欠き1
6,16を介して長尺物21は通過できるので、長尺物21は容
器内に押し戻されることはなく、延設部6b,6bの先
端が突き合わさると、孔20が形成され、この孔20内に長
尺物21の途中が挿通された状態となる。
次に、フラップ5をフラップ6,6の上面に重ねて開口
部19内に折り込めば、フラップ5の先端の切欠き13を介
してフラップ6,6と同様に長尺物は通過でき、延設部
5bがフラップ6,6の上面に重なった状態では長尺物
21の途中は切欠き13内に入り込む。
部19内に折り込めば、フラップ5の先端の切欠き13を介
してフラップ6,6と同様に長尺物は通過でき、延設部
5bがフラップ6,6の上面に重なった状態では長尺物
21の途中は切欠き13内に入り込む。
そして、さらにフラップ4を開口部19内に折り込む際
に、蓋部4bに形成してある引出孔8に長尺物21の先端
を下方から上方へと挿通する。
に、蓋部4bに形成してある引出孔8に長尺物21の先端
を下方から上方へと挿通する。
以上のようにして、開口部19はフラップ6,6、5、4
により3重に閉塞され、容器本体内に収納した長尺物21
の先端は切欠き16,16、切欠き13,及び引出孔8を挿通
して開口部19内に引出されることになる。
により3重に閉塞され、容器本体内に収納した長尺物21
の先端は切欠き16,16、切欠き13,及び引出孔8を挿通
して開口部19内に引出されることになる。
使用に際しては引出孔8から開口部19内に突出している
長尺物21の先端部を希望の長さ分だけ引張り、その途中
をスリット10内に挿入し、ここに取付けてあるカッター
11に押し当て引くようにすれば、所望分の長さの長尺物
21が得られる。
長尺物21の先端部を希望の長さ分だけ引張り、その途中
をスリット10内に挿入し、ここに取付けてあるカッター
11に押し当て引くようにすれば、所望分の長さの長尺物
21が得られる。
同時に、引出孔8が形成されている蓋部4bとカッター
11との間には、垂下部4aの巾分の高さが存するので、
この高さ分の長さだけ引出孔8から長尺物21が開口部19
内に引出されて突出した状態になるから、次回の使用時
に長尺物21の端部が不明になることがなく、簡単に先端
をつかみ出せる。
11との間には、垂下部4aの巾分の高さが存するので、
この高さ分の長さだけ引出孔8から長尺物21が開口部19
内に引出されて突出した状態になるから、次回の使用時
に長尺物21の端部が不明になることがなく、簡単に先端
をつかみ出せる。
そして、長尺物21を容器本体から引出す際、引出しの引
張力が引出孔8、切欠き16,13を介してフラップ4,
5,6,6に加わるが、フラップ5とフラップ6とは差
込孔15と差込突片14とにより係止され、また、フラップ
4は差込突片9a,9bと差込孔12及び15によりフラッ
プ5及び6に係止された状態にあるから、フラップ4,
5,6,6が長尺物21と共に引張り上げられることはな
い。
張力が引出孔8、切欠き16,13を介してフラップ4,
5,6,6に加わるが、フラップ5とフラップ6とは差
込孔15と差込突片14とにより係止され、また、フラップ
4は差込突片9a,9bと差込孔12及び15によりフラッ
プ5及び6に係止された状態にあるから、フラップ4,
5,6,6が長尺物21と共に引張り上げられることはな
い。
引出した長尺物21はそのまま紐として梱包用などに使用
し、あるいは平らにひきのばしてシート状にし、シート
あるいは袋として用いる。
し、あるいは平らにひきのばしてシート状にし、シート
あるいは袋として用いる。
なお、前記した実施例では容器の材質として厚紙とした
が、プラスチックその他の合成樹脂製とすることも可能
である。
が、プラスチックその他の合成樹脂製とすることも可能
である。
以上述べたように本考案の包装用具は、容器本体の上端
の開口部を閉塞する複数枚のフラップを互いに差込突片
と差込孔とにより結合したのでフラップ相互の係止が確
実なものとなり、長尺物の引出時に、フラップが長尺物
といっしょに持ち上がってしまうことを確実に防止でき
る。
の開口部を閉塞する複数枚のフラップを互いに差込突片
と差込孔とにより結合したのでフラップ相互の係止が確
実なものとなり、長尺物の引出時に、フラップが長尺物
といっしょに持ち上がってしまうことを確実に防止でき
る。
また、フラップに設ける長尺物の引出孔はこれを1個の
みとしたので、孔への長尺物の挿通作業を容易なものと
することができ、組立ての作業能率を向上できるもので
ある。
みとしたので、孔への長尺物の挿通作業を容易なものと
することができ、組立ての作業能率を向上できるもので
ある。
第1図は本考案の包装用具の一実施例を示す縦断正面図
で、第2図のX−X線面の断面図、第2図は同上斜視
図、第3図は容器全体の展開平面図、第4図〜第6図は
容器本体の組立工程を示す要部の斜視図である。 1a,1b,1c,1d……側面部、 2……内向きの折れ線、3……糊代部、 4,5,6……フラップ、 4a……垂下部、4b……蓋部、 5a,6a……垂下部、5b,6b……延設部、 7……外向きの折れ線、8……引出孔、 9a,9b……差込突片、 10……スリット、11……カッター、 12……差込孔、13……切欠き、 13a……曲線部、14……差込突片、 15……差込孔、16……切欠き、 17……底面部、17a……折込み片、 18……折込み補助片、19……開口部、 20……孔、21……長尺物、 A……角筒体
で、第2図のX−X線面の断面図、第2図は同上斜視
図、第3図は容器全体の展開平面図、第4図〜第6図は
容器本体の組立工程を示す要部の斜視図である。 1a,1b,1c,1d……側面部、 2……内向きの折れ線、3……糊代部、 4,5,6……フラップ、 4a……垂下部、4b……蓋部、 5a,6a……垂下部、5b,6b……延設部、 7……外向きの折れ線、8……引出孔、 9a,9b……差込突片、 10……スリット、11……カッター、 12……差込孔、13……切欠き、 13a……曲線部、14……差込突片、 15……差込孔、16……切欠き、 17……底面部、17a……折込み片、 18……折込み補助片、19……開口部、 20……孔、21……長尺物、 A……角筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭3−53439(JP,U) 実開 昭56−109934(JP,U) 実開 昭54−123242(JP,U)
Claims (4)
- 【請求項1】有底筒状の容器本体の開口部端に容器本体
内へ折曲自在な2枚のフラップを対向させて延設し、一
方のフラップを垂下部と該垂下部に折曲自在に連成し紐
状長尺物の引出孔を有し、先端に差込突片を設けた蓋部
とにより形成し、他方のフラップには垂下部を形成し、
該垂下部に前記差込突片に係合する差込孔を設け、ま
た、開口部端にスリットを形成し、該スリット内にカッ
ターを配設し、容器本体内には広巾の筒状長尺物の撚り
体で形成された紐状長尺物を収納したことを特徴とする
包装用具。 - 【請求項2】蓋部の側方に差込突片を設け、該差込突片
に係合する差込孔を備えた、容器本体内へ折曲自在の垂
下部を有するフラップを開口部端に延設した請求項1記
載の包装用具。 - 【請求項3】蓋部先端が対向するフラップの垂下部に蓋
部下面への延設部を形成し、該延設部の引出孔対応個所
に略U字形の切欠きを設けるとともに、延設部の側方に
は蓋部の側部が対向するフラップの垂下部の差込孔に係
合する差込突片を設けた請求項1,2記載の包装用具。 - 【請求項4】蓋部の側方が対向するフラップの垂下部に
蓋部下方への延設部を連成し、該延設部先端に引出孔対
応個所に略半円形の切欠きを設けた請求項2記載の包装
用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4535890U JPH068059Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 包装用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4535890U JPH068059Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 包装用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH043992U JPH043992U (ja) | 1992-01-14 |
JPH068059Y2 true JPH068059Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=31559464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4535890U Expired - Lifetime JPH068059Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 包装用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068059Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP4535890U patent/JPH068059Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH043992U (ja) | 1992-01-14 |
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